09/11/23 03:38:51 0
あの夜の出来事は、十分に僕をびっくりさせた。けれど
茂さんは変わらず畑にやってきた。
野菜を収穫する度に奥の部屋に連れ込まれるけれど、なのに昼間現れる茂さんは
いつもの優しい、茂さんだった。
鍬の振り方、だいぶ様になってきたらしい。「上等だ、」と頭を撫でられた。
それだけで触れられるだけで、度々接する夜の茂さんを思い出してしまい、頬が
みるみる赤くなるのが自分でわかり、それを見られたくなくて俯いた。
それなのにそれに気付いた茂さんの表情は、どことなく獲物を捕らえたかのような、
満足そうな笑み。鼓動が一回余分に増えた。けど
これは恋じゃない。決して恋なんかじゃ、、ない。
それでも、最初は一方的で強制的だった好意による行為は、僕の中でだんだんと
形を変えてきているようで。
畑で声を掛けてくれてやっと一日が始まる…どうしたらいいかわからなかった
二人の時間があたたかいと感じるのは、単なる人淋しさからなのか。
いまだ頬が火照っている気がするのは、この冬の日差しのせいにした。
紛れ込ませるかのように今のうちにスレチBL乙女菅をほのぼの畑で妄想ww
ここ早く流れますように。