09/03/30 13:52:30 O
>>904
シンたま怒り心頭。
「過保護じゃない!君が放置しすぎなんだろ!」
「そう?あ、メロンパン!」
また紙袋に手を突っ込んで次のパンを取り出したカヲたん。
「もう少しこいつのこと気にしろよ!今日生まれたばかりなのに」
「・・・」
シンたまをじっと見ながらモグモグと食べるカヲたん。
「今も転がり落ちたこいつをそのままにしてパン食べてるし、さっきはATフィールドを破るし」
「・・・」
「こいつの事、大切じゃないの?」
「・・・」
やがてメロンパンを全て食べたカヲたん、漸く口を開く。
「ATフィールドは破らないように気をつけるけど、シンジ君が言うふうに大切にする必要ある?」
「はあ!?」
「そういうの過保護だと思うけど・・あ、ジャムパン!」
「食べるのやめろ!」
怒鳴ってから、自然にため息がでた。
シンたまは思い出した。カヲたんはまだまだお子様だったのだと。
到底、人並みにママをやれる筈もない。
ママになったカヲたんの成長をたしかに垣間見たシンたまだったが、そんなものは微々たる進化でしか無かったのだ。
シンたまは深く反省した。カヲたんに期待をしすぎたと。
「リリンの子育てって、そういうものなの?」
「・・もういいよ」
「それに僕、生まれたときにはもう、親はいなかったし」
「・・・(突っ込んでほしいのかな)」
そりゃあいないだろう。