09/03/22 08:46:22 O
>>704
カヲたんとミニラミたんは、黙り込むシンたまをのぞき込んだ。
カヲたんも黙り込んでじっとシンたまを見詰める。
「・・・」
「・・・」
白磁のような透明感ある白い肌に整った顔立ちは、実際には無い筈の気品や知性すら感じさせられた。
外見だけは非の打ち所がない・・・シンたまは久々にカヲたんに見蕩れる。
そう。カヲたんは恐ろしいまでにパーフェクトな美人である。
この完成度、しかしリリンではないと思えば納得だ。
そしてその肩に乗っかる、青く鏡のように艶やかな、正八面体のボディを持ったミニラミたんも・・。
「・・・ん?」
「ファーン・・ファーン・・」
「・・・」
・・・似てる。
何でだ。目がおかしくなったのだろうか。
シンジは目を擦ってから、再度二人を見比べた。
・・のだが、ますます二人がそっくりに見えて来た。
形も色も全く違う・・・頭ではそう思うのに。
カヲたんとミニラミたんは間違なく親子なのだと確信してしまったシンたま。
カヲたんの完璧な美しさを、ミニラミたんはそっくり譲り受けてる。
そして天辺に一本のみ生える縮れ毛が、シンたまの庇護欲を掻き立てた。
生まれたばかりのミニラミたん・・・美しいばかりでなく、いとおしい。
続く