09/03/21 08:54:00 O
>>653
「そうそう、この子は触られるとこうやって自動的にカウンター攻撃しちゃうんだよ」
「ちょっ!自分からは寄って来るくせに、こっちから触ったら攻撃って!?」
「うん、シンジ君に似てるよね」
「なっ!ど・どこがっ・・・!」
『カシャン・・キュイー・・・ッ』
ミニラミたん加粒子砲充填開始。
ツンしてる暇は無い。
「どうしたら!?」
「コアをつっつくか、髪の毛を引っ張ると攻撃止めるよ」
カヲたんに言われてミニラミたんに触ろうとするシンたま・・・だが、
『ペチッ・・ペペチッ』
ATフィールドのせいでどうしても触れない。
弾かれた手も地味に痛い。
「何遊んでんの?何だかんだ言って攻撃受けたいんだ?」
「触れないんだよばか!!」
母なるアダムにとってはただのサランラップでも、一介のリリンにとっては到底突破できぬ壁なのだ。
「ふーん・・・何で触れないの?」
「僕は人間だから君みたく触れないの!」
「だから何で?」
自分を標準として物事を捉えるカヲたんは、洞察力も低かった。
『キュイーーーン・・・』
充填完了。
「もうだめだー!!」
『ドパッ!!』
「・・・(この感じ・・そう。出会って間もない頃の、綾波や渚と同じ・・・)」
少し苦くて懐かしい思い出。
薄れゆく意識の中、シンたまは懐古していた。