08/06/04 01:33:38 0
あり板はダミだからここでねノシ
脳内変換ガンガレ
後関くんのモノローグ ~出逢い~
オレは幼少の頃両親を亡くし、一人っ子だったから家族の温かみなんて知らずに育った。
そんなオレにも親友と呼べる奴ができ、そいつんちは母子家庭で、
年の離れた父親違いの弟がいた。
初めて奴ん家に遊びに行ったのは確かオレが高校一年の時だった。
「コイツ後関。ゲイなんだ。」
親友はあっけらかんとオレの事を母親に紹介した。
そしてそんな親友の母親だけあって、
「あらっ、そうなの?じゃあ、この子をこよなく愛してあげてね!
でも郁也には手を出さないでね。」と、その小さな小学三年生の弟くんを抱きしめ笑って言った。
そして郁也には
「後関くんに食べられないように気をつけなさいね。」
と言うもんだからオレは、
「コイツにも郁也くんにも手なんて出しません!」
と慌てて否定した。
実際本当にオレはゲイだがノンケの親友に興味はなかったし、ましてやチビに関
しては完全な対象外だった。
「後関くんはボクを食べちゃうの?」
大きな瞳に長い睫毛のチビは楽しそうに興味深げに笑顔でオレを見上げた。
「ああ、いたずらする悪い子は喰ってやる~!」
オレがふざけて郁也に言うと幼い少年はキャッキャッと喜んだ。
その日から郁也は何故かオレにひどくなついた。
実の兄貴よりオレに戯れついてくることが多く、その度にオレは、
「喰ってやる~!」
と威した。
それが楽しいのか郁也は性懲りなく戯れついてきた。
そんな郁也をオレも実の弟のように可愛がった。