08/11/24 07:15:25 VDM9aYlJ
ここで、男性のオーガズムが一瞬しかないメカニズムを見てみる。
アメリカの性科学者マスターズとジョンソン夫妻によって、性的な刺激に対し
てヒトの体は興奮期→高原期→オーガズム期→無反応期の四段階の変化を経過
することがあきらかにされた。
もちろん個人差があるし、同じ個人でも相手によって表れ方はちがってくるが、
この四段階を経験するということにおいては、男性も女性も同じである。
男性の四段階は、基本的に誰でも同じである。オーガズム期にむかって興奮期、
高原期を駆け上がり、射精が終わると急激に無反応期につづく。
若いあいだは、無反応期が短く、射精後ひきつづき勃起したまま性交をつづけ
ることもあるが、大部分の男性のペニスは射精後半分以下に縮小し、反応がにぶくなる。
ヒトの体は、ふつうの状態では、副交感神経優位の状態に置かれているが、オ
ーガズム期は交感神経優位となる。心臓が激しく鼓動し、呼吸もあえぎに近く なる。
しかも、男性の場合は精液が射精管を通るその一瞬に、オーガズムは極大値に
達する。そんな激しい交感神経反応が継続したのでは、体のほうが参ってしま
うだろう。このため、その後には比較的長い無反応期がくるのである。
女性の場合も、やはり、オーガズム期に交感神経反応が起こるが、男性のよう
に一瞬で最大値に達するのではなく、何度か大きな反応をくり返し、オーガズ
ムがしばらく継続する。
そして、そのままゆるやかに無反応期にいたるが、急激に興奮が消えることは
ない。だから、女性は射精後もしばらく、男性にやさしくされていたいのである。