07/04/17 01:43:38
初めての話題共有は将来を左右するといってもいいだろう。性的な話題を出して
拒否反応を示されれば、それ以降は性的な話題をしないようにして生きる事になる。
逆に、性的な話題に対して同意を得られれば、同意してくれた人との間では
性的話題は持続し発展する。この発展の段階で、人はいつしか、性行為を
自らの体で実践するのだ。相手は誰か?これは問わずともわかる。
性的な話題に対して同意を示してくれた異性に他ならないだろう。
そして、同意するチャンスを手に入れたのが俺というわけだ。ここは上手い具合に
由里ちゃんの話に賛同し、由里ちゃんと……まてまて、それはおかしい。
なぜなら、俺は由里ちゃんを好きではないからだ。俺には美晴ちゃんがいるじゃないか。
たとえ由里ちゃんを落とすチャンスが目の前に転がっていようとも、それは
使用してはならないだろう。由里ちゃんがどんなに大きなおっぱいをしていようとも
どんなに抜群なスタイルをしていようとも、どんなに隣の席に座っている時甘い香りを
漂わせていようとも、好きでもないのに性交などしては…だ…だ…大丈夫か!
よく考えれば、俺は美晴ちゃんと付き合っているわけでもない。ちょくちょく
性器を見せてはいるものの、触らせているわけでもない。ただのフレンドだ。
それに、由里ちゃんと性的な会話をしたとしても、すぐに由里ちゃんとそういう事を
やれるわけでもないだろう。そう、同時進行すればいいじゃないか。そして
どちらか一方がうまくいけば、そちらを選択するのだ。全然悪くない。賢い選択だ。
そういうわけで、俺は由里ちゃんと性的親睦を深めた。由里ちゃんにエッチな本を
見たことがあるかと問われれば、見たことがあると堂々と答えて見せた。
エッチな事?全然恥ずかしくないよ的な空気を作り、由里ちゃんの肩の力を抜く事に
成功すると、そこからは雪だるま式に性的情報の交換を行った。
気づくと、俺は由里ちゃんのバストサイズ、由里ちゃんの陰毛の生え具合、
パンツの色、生理周期までも知りえていた。そしてある日、由里ちゃんは
押さえきれなくなった性欲を、不器用ながらも表に出し始めた。
由里ちゃんは数学の授業中に、ノートの切れ端にこんな事を書いて俺によこした。
○×ゲームをして、勝ったらチンチン見せて。
俺は飛び跳ねそうになった。切れ端を見て驚きを隠せない俺の表情を
由里ちゃんは恥ずかしげに窺っていた。俺はまともに考える事すらできなくなった
脳みそで、このゲームに俺の利得になるルールを追加しようと考えた。
俺は切れ端の裏に、俺が勝ったらおっぱい見せてと書きなぐった。
由里ちゃんは切れ端を見て、恥ずかしそうな顔をしつつもルールを承諾した。