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◆認知症女性に7千万円分大量販売 広島・そごう外商社員
認知症が疑われる広島県内の女性(87)に対し、同県内の大手百貨店そごうで外商を
担当していた50代の男性社員が、2008、09年に貴金属や絵画など約680点、
約7千万円の商品を売っていたことがわかった。女性は今年1月、認知症と診断され入院した。
そごうは「認知症だとは気づいていなかったが、結果的に行き過ぎだった」と説明している。
女性の親族や関係者によると、女性は99年に夫を亡くして一人暮らし。数年前から症状が
進んでいた疑いが強いという。社員は女性宅に頻繁に通い、鍵も預かっていたという。
当初は菓子や総菜などを月数万円買う程度だったが、06年ごろから高額商品の購入が増加。
08~09年には、ダイヤなど貴金属約80点(計約5千万円)、絵画約20点(計約1千万円)
のほか、数十万円の食器類なども大量に買っていたという。
女性は主にクレジットカードで支払っていた。決済前には社員が銀行まで女性に付き添い、
カードの口座に現金で入金させていた。昨年12月、銀行側が「振り込め詐欺ではないか」と
地元の消費生活センターに通報し発覚した。
女性宅からは、包装したままのダイヤや絵画も見つかった。女性は「ダイヤは好きじゃない。
社員に買わされた」などと話しているという。女性側は「判断能力の低下につけ込んだ悪質な
やり方だ」と指摘。近く成年後見人を選任し、そごうに代金の返還を求めることも検討している。
そごうは社員を外商担当から外し、調査している。広報担当者は「社員は女性が認知症だと認識
していなかったが、結果として行き過ぎた販売だった。誠心誠意対応したい」と話している。
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