フレッシュプリキュアで百合10at LESBIAN
フレッシュプリキュアで百合10 - 暇つぶし2ch691:名無しさん@秘密の花園
10/03/27 18:18:38 CpvXfpBa
あの頃のせっちゃんの行動は、任務遂行のためか、ラブのことを想ってやっていたのか、自分には判断つかないトコが
多かった。


ラ「こんにちわんわん♪」 やクレーンゲームでの同時指さしを思い出すなあw

692:名無しさん@秘密の花園
10/03/27 20:46:31 xUfCki7w
>>691
当時のイースは、本人も内心と建前がアンビバレントになってて、言動が矛盾してくるとこがたまらないわけで。

693:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 00:04:34 TTrU9nYA
初期のせつなといえば
イースとキュアピーチの戦いを思い出すよ
あれは全力で萌えた

694: ◆BVjx9JFTno
10/03/28 00:54:35 Z8cUl9B0
こんちわ。
ちょっと落とさせてください。

エロなし、カップリングも特にありません。せっちゃん視点です。
タイトルは「+3」です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

左足の前に、右足を交差させ
くるりと、ターンする。

一番初めに、習ったこと。

子供たちが、目を輝かせながら
何度も、やっている。


子供たちとダンスあそびをすると、
最後はいつも、何か踊ってとせがまれる。

4人で踊っていた曲を、
ひとりで、踊ってみせる。

子供たちは、大喜びで
見てくれる。


でも、このダンスは、
4人で輝くもの。

ひとりで踊るたびに、
そう思う。



695: ◆BVjx9JFTno
10/03/28 00:56:36 Z8cUl9B0

私は、ここを笑顔でいっぱいに
することに、決めた。

人を笑顔にするために、
必要なこと。

それは、自分が
とびきりの笑顔でいること。


人に幸せを感じてもらうために
必要なこと。

それは、自分が
幸せを感じていること。


目を閉じる。


私が、幸せを感じているのは
どんな時?


みんなと過ごしていた時。


受け入れてくれた仲間。

いっしょに闘い、いっしょに踊り、
いっしょに笑い、いっしょに泣いた友達。


会いたい...な。



696: ◆BVjx9JFTno
10/03/28 00:57:40 Z8cUl9B0

今日のダンスあそびでも、
いつものダンスを、せがまれた。


プレーヤーのスイッチを押す。

イントロが始まるまでの間、
下を向いて、集中する。


子供たちの、ざわめきが
聞こえた。

同時に、両側に
人の気配を感じた。

横目で、右を見る。

息を呑んだ。

美希。

左を見る。

ラブ。

その向こうに、ブッキー。

「ラブ...!」
「話は後で。いくよ」

ずっと聞きたかった、
ラブの声。




697: ◆BVjx9JFTno
10/03/28 00:58:17 Z8cUl9B0

イントロが鳴り始める。

自然に、体が動く。


よみがえってくる。

4人の間隔。
呼吸のタイミング。

目に映る、景色。


公園の広場。

少しだけ厳しい、
指導の声。

ブッキーが作ってくれた、
体にぴったりの練習着。

みんなで食べた、ドーナツ。


美希と向き合い、
ハイタッチを交わす。

美希が、片目をつぶって
合図をくれる。

久しぶりに、決めるわよ。



698: ◆BVjx9JFTno
10/03/28 00:59:22 Z8cUl9B0

4人が、ぎゅっと
くっついて並ぶ。

右腕を、上から
美希の左腕に絡める。

ラブの右腕が、上から
私の左腕に絡められる。


ウェーブを流すときに、
ブッキーと目があった。

せつなちゃん、いい笑顔。

優しい瞳から、伝わる。


思い切り動けるよう、
感覚を徐々に拡げる。

ステップ、体重移動、
スイング。

いつもよりも、しっかりと
乗れている。


みんなの心がシンクロし、
ひとつの大きな波になる。


みんなと居る、幸せ。

少しだけこぼれた涙を、
ターンで吹き飛ばす。


自分でも、わかる。

最高の笑顔に、
なっているはず。



699: ◆BVjx9JFTno
10/03/28 01:00:52 Z8cUl9B0

最後のポーズが、決まった。


いつの間にか、子供たちの他に
たくさんの人が集まっていた。

わき上がる、拍手と歓声。


「ラブ...どして...?」

「にははー、遊びに来たシフォンに
 ここを映してもらったら、会いたくなっちゃって...」

ラブが指さした先には、笑顔で手を振る
タルトと、シフォン。


「いっぱいおしゃべりしたいけど、
 もうちょっと後になりそうだね」


子供たちを見る。

「お姉ちゃんたち、かっこいい!」
「教えて!教えて!」


子供たちは、いつの間にか
4人ずつの組になり、教えてもらうのを
今か今かと待っている。


「さ、今度はお姉ちゃんたちと一緒に踊ろ!」

ラブが子供たちの中に飛び込む。

みんなに遅れまいと、私も
子供たちの輪の中に飛び込んだ。


広場にあふれる、たくさんの
弾けるような笑顔。


ありがとう。

また、みんなに
助けられちゃったな。



700: ◆BVjx9JFTno
10/03/28 01:01:58 Z8cUl9B0
以上です。お目汚し失礼しました。

やっぱりH@PPY TOGETHERは曲も踊りもイイっすよね!


701:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 03:35:09 b+osazHP
>>700
GJ
やはりクローバーは4人でこそ!ですね
さりげなくラブせつ入ってるのもポイント高し

702:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 06:05:12 zFNdvduy
GJです。
こんな再会もいいね。
音楽と一体化した美しいSSだと思います。

703:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 06:54:06 deoFEOn2
>>700
GJ。四人のダンスが脳内再生されたよ。
>>693
初期せつなだと自分は22話が浮かぶな。
ラブが苦しむイースを抱き締める所は屈指の名シーンだと思う。

704:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 13:29:54 zmEPpIFI
>>700
読んだ~。GJだ~。しみじみして鼻水出そうだったよ。
こう言う続編マジでやってほしい。

705:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 13:54:15 e0DQms9X
>>700
最高です。4人の再会は最高ですね。
二期が本当にできなかった分このSSでやって欲しいです。
東映がOVAかDPラマCDとかも出して欲しいですよ。

706:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 15:21:56 eviEGAU6
DPラマ?

707:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 15:40:05 H23mq86c
某イラスト見て
ピーチ×ノーザは良いものだと思った。

708:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 16:13:27 gfJ3M88S
>>703
ラブやんのsecondキャラソン、→イース的な歌詞なかったっけ。

>>707
問題は北ラブかラブ北か…
ラブ/キュアビーチは純真で天真爛漫な性格だからな。
他のプリキュアと同じく不屈の精神も持ってる。そんな娘が、ねえ…

絵がどんなのかは知らないけど


709:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 16:41:01 H23mq86c
オールスターDX2のCMとかで使われてた
ピーチとノーザが取っ組み合いしてるシーンでそのままお互い
見つめ合ってピーチからキスする奴。

まぁシリアスじゃなくてギャグものだったけど意外といける組み合わせだと思った。

710:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 17:13:19 GBMHgEbC
ピーチ×ノーザ?ありえんw

711:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 17:21:21 eviEGAU6
あゆみやノーザとか熟女好き多いのか

712:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 18:09:29 e0DQms9X
>>706
間違えたドラマCD。
二期やって欲しかったよ

713:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 18:22:18 gfJ3M88S
>>711
いやいや、これだけじゃわからんでしょ

熟女・・・というか大人のキャラと絡ませるのもありだと思うんだがどうなんだか

あゆみさんは難しいかなー

714:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 18:25:51 GBMHgEbC
お母さんだぞw

715:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 18:32:04 e0DQms9X
母とノーザ・・・・。微妙だな。

716:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 18:38:26 eviEGAU6
何で変な絡みとか入れたがるんだか

717:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 18:46:19 ubfO8tRu
北東とかは?
おいしいとおもうんだけど

718:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 18:50:34 GBMHgEbC
球根だぞw

719:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 18:52:49 e0DQms9X
球根ね
あああ、フレプリのOVA出ないかな。

720:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 18:53:31 eviEGAU6
ふう。またNG設定か…

721:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 18:54:37 e0DQms9X
あの最終回が未だに・・・。
OVA出ないか。ドラマCDでいいから。ラブとせつなの再会がやって欲しいよ。

722:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 18:57:12 GBMHgEbC
>>720
勝手にしてろ

OVA=Dと発展の可能性が出るぜ・・・

723:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 18:59:33 e0DQms9X
>>722
どういう意味

724:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 19:02:14 GBMHgEbC
ラブの話になるだろ?どう考えても
せつなとの再会・大輔への返事
30分30分で1時間 やばくねw

725:名無しさん@秘密の花園
10/03/28 19:05:59 eviEGAU6
決め付け構成なんかいらん。
普通にせっちゃんとの再開を四人でまったりでいいじゃない

726:名無しさん@秘密の花園
10/03/29 01:30:28 3yNZ6Fah
そのイラストみてないからわからんけどギャグですらありえんとか随分心狭いな。

727:名無しさん@秘密の花園
10/03/29 03:55:11 HhesbenE
嫌なものは嫌でしょw

728:名無しさん@秘密の花園
10/03/29 08:08:51 ZhN/N6d0
大輔への返事はもうやっちゃったんじゃね?
あれは決着つけないからいいのであって

729:名無しさん@秘密の花園
10/03/29 08:42:13 ur7aygkY
ラブやんにとって大切な人物であることに変わりはないからな。
関係を壊したくないからあの答えなのだろうて

それまでの関係も、直前の口癖入れ替えでせっちゃんの言ったような「幸せ」なんじゃね?

真意がわかることは永遠にないだろうが、
それでも自分はあのハイタッチで満足。

730:名無しさん@秘密の花園
10/03/29 08:50:27 drri+/7s
そもそも大輔って誰w俺の辞書にはそんな言葉ないけどw

731:名無しさん@秘密の花園
10/03/29 19:02:25 tDgzA4cR
ダメじゃないか、芸人やメジャーの選手、さらにはオリンピックフィギュアのメダリストなんだからちゃんと辞書に入れておかないと
もちろんフレプリとは関係ない有名人図鑑に入れておくのを忘れないように

732:名無しさん@秘密の花園
10/03/29 19:05:35 kj5+/eHu
とりあえず、せつなを誤解で嫉妬させたりするスパイスとして必要なんでは

733:名無しさん@秘密の花園
10/03/30 13:54:27 WOg2RoRM
age

734:名無しさん@秘密の花園
10/03/30 22:19:17 5Gud54ko
嫉妬っていうのは神無月の大神や少し落ちるところだとなのはの淫獣みたいに
容姿も能力も社会的評価もあるやつ相手だから成り立つ要素であって
大輔みたいな都合のいい偶然連発で親友面してるだけの無能嫉妬猿じゃなあ
意図的に持ち上げてやってるだけにしか

735:名無しさん@秘密の花園
10/03/31 07:03:41 oVJ7MPp8
どんなにブ男だろうと好きな子が楽しそうに話してたらムカつくけどな
完璧イケメンならむしろへこむ

736:名無しさん@秘密の花園
10/03/31 07:53:17 bXXQTD52
大輔スレ化かよ今度はw

737:名無しさん@秘密の花園
10/03/31 08:17:25 L4CcI+Mz
>>735
(心身ともに)イケメン相手で凹むのは男→女の感覚じゃね

まあ、当人の視点だと相手が猿でも嫉妬するよなあ
視聴者視点だと猿以上にそんな不釣り合いなのを出してきて持ち上げるスタッフが
時代遅れの並み以下の男が偶然に恵まれて美少女たちと~をやってる池沼に見えるが

ていうか、せつなといい、男だけどウエスターといい
ラビリンス人は純粋すぎて嫉妬する姿が浮かばね

738:名無しさん@秘密の花園
10/03/31 08:55:56 SdDe0W9f
何スレだよ粕イカくせえぞwww化け物以下なんだよなのは厨とブサイクw

739:名無しさん@秘密の花園
10/03/31 11:57:43 SdDe0W9f
相変わらずのスレっぷりでwww

740:名無しさん@秘密の花園
10/03/31 12:53:55 SdDe0W9f
>>734
なのはどんくらいみてんの?

741:名無しさん@秘密の花園
10/03/31 14:21:42 oVJ7MPp8
>>737
「嫉妬」という感情をちゃんと自覚しなそうだよね、ラビリンスの連中は
何故か胸がムカムカするのを「病気かしら…」と悩むせつな

742:名無しさん@秘密の花園
10/03/31 15:18:26 SdDe0W9f
真剣にカキコしてるおまえまぶしいぜ

743:名無しさん@秘密の花園
10/03/31 17:10:10 SdDe0W9f
age

744:名無しさん@秘密の花園
10/03/31 19:45:37 SdDe0W9f
りりかるなのは

745:名無しさん@秘密の花園
10/03/31 21:22:08 dAcR9cex
ほんと暇人なんだなお前www

746:名無しさん@秘密の花園
10/03/31 21:32:14 5lFaMhDz
>>741
こちらでの「ふつう」が彼女には無いからな。育ち方が根本的に違うわけだし。
経験したことのない心の動きに戸惑うというのは、あるだろうなあ

747:名無しさん@秘密の花園
10/03/31 23:48:38 SdDe0W9f
育ちかたとかwおまえに何がわかんだよ低脳

748:名無しさん@秘密の花園
10/03/31 23:56:48 dAcR9cex
お前こそ低脳だろうが。とりあえずsageろよな

749:名無しさん@秘密の花園
10/04/01 00:24:21 ahEvN4zY
>>747まるでお前はわかってるみたいな言い方だな
どういう育ち方したか教えてよ低脳君

750:名無しさん@秘密の花園
10/04/01 08:05:24 0kbcparo
釣られてんじゃねーよ
2ちゃんやってる奴に利口な人間いる訳ねーだろ

751:名無しさん@秘密の花園
10/04/01 20:24:35 hvi9rto1
せっかくスルーしてもやっぱり結局釣られるんだよね

752:名無しさん@秘密の花園
10/04/01 21:24:53 GlhIylVZ
でもさ、ここまで荒れたり罵りあったり暴言、誹謗中傷は
やりすぎなんじゃいかって思うよ。そもそもどうしてこうなったのかが
未だにわからん。ぱっと見、ほんと何の板かわからないよ。

結局何が言いたいかっていうと、初心に戻ってみんなで和気藹々と
やらないかい?結構真面目にみんなに問いたいね。

753:名無しさん@秘密の花園
10/04/02 04:51:19 MaGSGN6I
こうやってまた議論したがる人間も問題なのでは?

754:名無しさん@秘密の花園
10/04/02 12:53:07 Oy/4a8kF
思えば、せっちゃんの存在を初めて認めてくれたのがラブさんだったんだな。
識らなければいないのとおなじだからな。
辛そうだとか、怪我はないかとか、極々普通の思いやり 広い意味での愛情を初めて向けてくれたのがラブさんだったわけだ。

ラビリンスって国の維持に必要なものしかなさそうだからな。
それ以外の経験や知識も、本当は必要なものも排除された生活を送ってきたんだろうなー

自分のラブせつ初心に帰ってみた せっちゃん考察になってスマン 


755:名無しさん@秘密の花園
10/04/02 22:18:02 R+06xwJC
上げ足ばっかとる>>753みたいなのはもっと厄介

756:名無しさん@秘密の花園
10/04/03 03:41:23 0E+SM6gq
映画も燃料にはならなかったか。期待してたのに。

757:夏希 ◆JIBDaXNP.g
10/04/03 04:09:44 Mwv5/2EU
おはようございます。SS投下させていただきます。
最終話のせつな帰還後からラストカットまでの本編補完SSです。美希視点、カテゴリーは複数。
タイトルは、それぞれの道。それぞれの夢。です。7レスお借りします。よろしくお願いします。
――――――――――――――――――――――



蒼乃美希様。あなたは無事、一時審査を通過されました。
二次審査の日時と詳細をご案内します。



日課の早朝ランニングを終えたアタシを待っていた一通の封筒。
ついに、来た。緊張に震える手で握り締める。
超がつくほど有名なファッション雑誌の専属モデルのオーディション。海外にも拠点を持ち、
数多くのスーパーモデルを輩出しているトップモデルの登竜門だ。



でも……。






ミユキさんから呼び出しがあった。大会後、初めてのダンスレッスンだ。

気持ちを鎮め、耳を澄ます。スピーカーから流れる音楽に意識を預け、全身をシンクロさせる。
心が弾み体が自然に動く。指先にまで張り巡らせた神経は、目視しなくても隣で踊る仲間の動
きを感じ取る。
音楽が止み、ポーズを決める。これで完璧!確かにそう感じる。訪れる満足感、充実感、そし
て開放感。同じく良い表情をしている二人を振り返る。続けてきて良かったと心から思う。

「お疲れ様、みんな。思わずコーチ忘れて見とれちゃったわ。
そして大会の優勝、あらためておめでとう」

満足そうな表情のミユキさんが賞賛の言葉をかけてくれた。始めは叱られてばかりだったっけ。
そう思い出して苦笑する。足を絡ませて転んだのも良い思い出だ。

「せつなちゃんが外れてプロデビューの話は少し伸びているの。でも、3人で登録してもらえる
ように私も働きかけてるから、もう少し待っててね」
「「はい、お願いします!」」

アタシは一人、ミユキさんの言葉に返事が出来なかった。



「やっぱ、ダンスって気持ちい~ね」
「うん、思った通りに体が動かせた時の感覚は言葉に出来ないくらい」

練習後の恒例行事。反省会と言う名のドーナツパーティー。
最高に楽しい時間のはずなのに、なぜか寂しい。会話も笑顔もどことなく空々しい。
好奇心で輝いている瞳が足りないからだ。恥ずかしそうに、嬉しそうに、そっと浮かべる笑顔が
見られないからだ。

758:夏希 ◆JIBDaXNP.g
10/04/03 04:10:25 Mwv5/2EU
せつなが居なくなって一月が過ぎようとしていた。
ラブは相変わらず。ううん、もっとよく笑うようになった。
ブッキーは、なんだか大人っぽくなった気がする。
アタシはどうなんだろう、と思う。自分のことはよくわからない。
でも、きっと、せつなは夢に向かって精一杯頑張っている。
だからアタシも“負けてられない”そう思う。



「よっ!ラブ。姉貴から聞いたぜ。プロデビュー決まりそうなんだってな。
しかし、おまえら3人、本当に仲がいいよな」
「……じゃない。――3人じゃないよ!」

話しかけてきた大輔に、ラブが大声で叫んだ。自分の声に驚いてラブは真っ赤になって俯いた。

「ごめん、大輔。あたし、何言ってるんだろう……。
美希たん、ブッキー。あたし、先に帰るね」

「なんだ、あいつ?」

大輔は、逃げるように駆け出したラブを見ながら首をかしげる。
そんなんだから、振られたのよ。アタシは心の中で悪態を付いた。

やっぱり、言えなかった。言えるわけがない。
バックに入れたままの封筒を見て、ため息を付いた。






傷付いていないわけがない。

寂しくないわけがない。

半身とも言うべき無二の親友と、最愛の家族と、離れることになったんだもの。
ラブに何もかも押し付けすぎたと思う。
せめて、タルトとシフォンは自分が預かるべきだった。そしたら失った寂しさも、少しはマシ
なものになっていたはずだった。

シフォンを無事に帰してあげられた。タルトの使命を果たしてあげられた。
せつなが夢を、自分のやりたいことを見つけられた。

それらは全て喜ばしいこと。もちろん、心から祝ってあげたいと思う。
でも、それと、寂しくないこととは別なんだ。

傷付き、苦しみ、涙を流しながら戦い続けた。
みんなの幸せも、自分の幸せも、どちらも捨てられない。いつかみんなで幸せになれる、そう
信じて頑張ってきた。
なのに……ラブの手元に残ったものは、悲しいくらいにささやかで、儚いものだった。

幼馴染のアタシ達には見えてしまうんだ。ラブの笑顔に隠された――涙を。

この上、やっと掴みかけたラブの夢まで断ってしまうなんて、出来るわけが無い。



「美希ちゃん? どうしたの」

759:夏希 ◆JIBDaXNP.g
10/04/03 04:11:11 Mwv5/2EU
ブッキーが心配して覗き込む。アタシの手をそっと握った。
それ以上の言葉は続けない。ただ側に居て、話してくれるのをじっと待つ。それがブッキーだ
った。

(ブッキーは、正式にダンス事務所からスカウトが来たらどうするの?)
声に出かかった質問をぐっと飲み込む。言えば悟られてしまうだろう。

「ごめん、ブッキー。いつか話すから。今日はこれで帰るわ」

振り切るように、逃げ出すように、その場を離れた。
情けない。バラバラじゃない。寂しいのも、悩んでるのも、ブッキーだって同じなのに。



ブッキーはきっとスカウトを受けるだろう。初めは迷ってたのも知っている。でも、後半のダ
ンスの上達は、迷いがある者の動きではなかった。

獣医の夢は持ち続けているだろう。だけど、それはそんなに急ぐわけじゃない。
勉強しながらでもダンスは出来るだろう。数年遅れたとしても、一生続けられる仕事でもある。

でも、アタシは……。モデルの仕事はそうは行かない。
昨年逃がしたチャンスだって、本当は痛かった。後悔なんて一切してないけれど。
モデルとして活躍できる期間はとても短い。14歳という若さも、一流を目指して経験を積むに
は、決して早すぎる年齢じゃないんだ。

これまでは読者モデルだったからやってこれた。ダンスも練習だけだからやってこれた。
でも、ダンサーとしてプロのステージに立つならそうは行かない。大変な覚悟と責任が発生する
だろう。
すぐやめるなんて出来ない。数年の遅れは、目指すトップモデル“ハイファッション”の舞台に
立つには、絶望的な痛手になるだろう。

ダンスはもちろん愛している。モデルになるのも、明確な理由があってのことじゃない。
それでも、確かに夢に見たんだ――華やかなステージで、美しく輝く将来の自分を。
きっとなるって誓ったんだ――幼き日の自分自身に。

せつなが抜けて3人。ぎりぎりの人数だ。アタシのリタイヤは、そのままラブの夢の崩壊なんだ。
どうすればいいんだろう……。

ラブから、今のラブから夢を取り上げるなんて、それだけは絶対にできない。
悶々と悩む中、時間だけが空しく過ぎていった。






心が決まらないまま、オーディションの日がやってきた。
これまで積み重ねてきた努力の賜物だろうか。十分な睡眠と入念な準備。からだが勝手に動く
かのように完璧に進めて行く。

軽い生地、ラフで緩やかな衣装を選ぶ。一番大きな下着をつける。体に線を残すわけには行か
ない。

鏡を見て微笑む。ダメだ。笑顔だけは決まらない。視線に力が無い。
素人にはわからないだろう。感情をコントロールする術は心得ている。だけど、プロの審査員
の目は誤魔化せないだろう。
モデルの一番大切な条件は“顔の強さ”だ。大勢の人の中に居て、それでも埋もれない存在感。
気力の充実していない今のアタシには、それが無い。

760:夏希 ◆JIBDaXNP.g
10/04/03 04:11:47 Mwv5/2EU
このままじゃ落選する。

それもいいのかもしれない。自分で何も決められないのなら、あるがままを運命として受け入
れるのも悪くはない。
そんな思いをすぐに振り払った。それは言い訳。他人の責任に転化したいだけ。

いつものように言い聞かせる。声に出す。

「アタシ、完璧!」

虚勢でも良い、アタシはアタシらしく真っ直ぐ歩いていこう。どんな結果が出ても、後悔せず
に自らの責任として受け止めよう。それだけは、その誇りだけは、何も決められない自分の最
後の希望なのだから。



選考が始まった。

最初はポージングとウォーキングテスト。
ソツなくこなした。周りも一時審査を乗り越えた者ばかりでレベルは高い。それでも、この審
査で落ちる気はしなかった。

ここで大きく絞られた後、休憩を挟んで面接とカメラテストが行われる。更に、その後の最終
審査でグランプリが決められる。
夢を叶えるなら、そこまで到達しないと意味が無い。そして、その自信が今はとても持てなか
った。

正午になった。食事の時間、とは言ってもまともに食べている者はほとんどいない。
皆、メイクのチェックや表情の確認に余念が無い。

体が震える。鼓動が高まる。しかし、情熱が、意欲が沸いて来ない。

「ラブ、ブッキー。そして、せつな。ゴメン」

何に対して謝ったのだろう。裏切ってコンテストを受けていることに対してなのか。それとも、
きっと応援してくれるだろう気持ちに応えられないことについてだろうか。
それすらもわからなくなっていた。

ふと、みんなの声が聞きたくなって携帯の電源を入れた。
一件のメールが入っている。ミユキさんからだ。

「美希ちゃん、オーディションなんだってね。今度こそ、夢が叶うといいわね。
ううん、絶対叶うわ。だって私の教え子なんだもの。
それと、私は行けなかったけど、東の窓の外を見て御覧なさい」

慌てて窓に駆け寄る。

向かいのビルの屋上に、大きな旗を立てている二人の人影があった。ラブとブッキーだ。
こちらの姿を認めたのか、大きく手を振ってくる。

旗に書かれた文字。

―美希たん、がんばれ~―
そして、連なる名前。ラブ・祈里・せつな。

761:夏希 ◆JIBDaXNP.g
10/04/03 04:12:26 Mwv5/2EU
同時にメールが飛び込んでくる。

「美希たん、もっと早く教えてくれたらよかったのに。今度こそ、絶対にモデルの夢をゲット
だよ。あたし、せつなの分まで精一杯応援するからね」
「美希ちゃん。こんなことだろうと思って調べてみたの。ラブちゃんのためを思うなら、絶対
合格しないとダメだよ。私、信じてる」

心を打たれる。目頭が熱くなる。溢れそうになる涙を懸命に堪えた。目が脹れ上がってしまっ
てはオーディションどころじゃない。

ラブとブッキーに返信する。
“ごめんなさい”じゃなくて“ありがとう”って。

見ていて、せつな。アタシの夢を。精一杯頑張る姿を。
信じていて、ブッキー。幸せ、ゲットしてみせるから。ラブより一足先にね。

瞳に力が宿る。表情に希望の輝きが灯る。絶対に合格してみせる。

当然よ! だってアタシは―完璧―なんだもの。

それまで空気と化していた美希の気配が膨れ上がる。圧倒的なまでの存在感の上昇。
会場がざわつき、ため息がこぼれる。嫉妬と羨望の視線が集まってくる。

自信を漲らせて、美しい足取りで最終選考に向かった。






「「「オーディション合格。グランプリおめでと~~」」」

カオルちゃんのお店でラブとブッキーとミユキさんがお祝いしてくれた。家でもきっと、ママ
達がパーティーの準備をしていることだろう。

アタシはラブとブッキーに向き合う。ちゃんと、伝えなければならない。

「ラブ、ブッキー、ごめんなさい。アタシはファッションモデルの道を歩みたい。
だから……もう、みんなとダンスは出来ない」

ラブとブッキーは最高の笑顔で頷いてくれた。作り物じゃない、心からの喜びを感じる。

「美希たんの夢は、あたしたちみんなの夢だよ。
1年間――ありがとう。本当にありがとう。美希たん」
「頑張ってね、美希ちゃん。美希ちゃんなら、きっと凄く素敵なモデルさんになれるって、
私、信じてる。私も自分の夢を追うよ。これからちゃんと勉強始めるよ」

3人はミユキさんに向かい合う。

「ミユキさん、今まで本当にありがとうございました。凄く―凄く楽しかった……。
たくさんの夢を見ました。たくさんの幸せをもらいました。
クローバーは解散します。最後まで出来なくて、プロになれなくてごめんなさい」

涙声で語るラブ。深々と頭を下げるアタシ達3人。ミユキさんも涙を浮かべながら微笑んでく
れた。そしてアタシ達をそっと抱き寄せた。

「お疲れ様、みんな。今まで本当によく頑張ったわね。私はみんなを誇りに思うわ」

762:夏希 ◆JIBDaXNP.g
10/04/03 04:13:10 Mwv5/2EU
アタシ達は全員で号泣した。こんなに泣いたこと、無いってくらいに。
落ち着いた頃を見計らって、カオルちゃんが揚げたてのドーナツとドリンクを差し入れてくれ
た。



「それで、ラブちゃんはこれからどうするの? もし、ダンスを続ける気持ちがあるなら、
知り合いのダンスユニットを紹介することも出来ると思うけど」

ミユキさんが尋ねる。アタシ達も一番聞きたいことだった。
ラブは静かに首を振った。

「クローバーは、本当に最高のユニットでした。だから、今はどうしても、そんな気持ちにな
れないんです。少し考えて見たいと思います。あたしの幸せは、夢は何なのか」

ラブは続ける。たった一つの心残り。せつなに医務室で語った夢。

「あたしもいつか、あんな大きなステージで踊ってみたかった」

届かなかったな。と寂しそうに笑う。

「届くわ。叶うわよ。その夢は」

ミユキさんが力強く宣言する。

「「「えっ」」」
「実はね、こうなるんじゃないかと思って、事務所のプロデューサーに相談していたの」

もうじき行われるトリニティの大コンサート。場所は再建した巨大ドーム。そこで5分間だけ、
時間をもらえるらしい。ダンス大会優勝チームのゲスト出演として、踊っていいと。
それを解散記念ステージにしようって。

「「「お願いします!」」」

緊張に震えながらも、アタシ達の心は決まっていた。






紹介します。今年度のダンス大会優勝チーム、“クローバー”です。
残念ながら、このステージで解散されるそうです。最後の雄姿、皆さんで称えましょう。

割れんばかりの大歓声に包まれる。観客の数は数千人。鼓動が早鐘のように打ち続け、足が震
える。
ラブの方を見た。不思議に落ち着いていた。携帯に映るせつなの写真に何か語りかけている。
ブッキーは両手を合わせてお祈りしていた。やはり、落ち着いた様子に見えた。
しっかりしなさい! アタシは、完璧なんだから。一番慣れているはずでしょう。自分に言い
聞かせる。

「美希たん。ブッキー。そして、せつな。
行くよ、あたしたちクローバーのラストステージに!」

この場に居ないせつなの名前を挙げた。ううん、居るんだ。アタシたちはいつでも一緒。そう
よね。

763:夏希 ◆JIBDaXNP.g
10/04/03 04:13:52 Mwv5/2EU
演奏が始まる。
音楽と、みんなの心と、観客の視線、全てがひとつになる。
初めは威圧された大勢の人々が、想いが、勇気となって体に流れ込んでくる。

色んなことがあった。
ブッキーの加入。ミユキさんを怒らせてしまったこと。無理して倒れてしまったこと。
そして、せつなとの出会い。結ばれていく友情。繋がっていく絆。

アタシは決して忘れない。ダンスがくれた沢山の喜びを。共に追いかける夢の素晴らしさを。

ラブ、ブッキー。アタシは一足先に夢を掴みに行く。せつなのように。
それぞれの道。それぞれの夢。一緒に居られる時間は減るかもしれない。でも、今は振り返ら
ない。
みんなで輝いて。みんなで喜び合って。それが出来たらまた、きっと一緒になれるから。
アタシのママがそうだったんだって。

そして、祈る。ラブが本当の夢をつかめるように。行く先が希望に満ちているように。
誰よりも人の幸せを願った子だから。誰よりも幸せになれるはずだから。

新しい生活。新しい日々の始まり。誇りを持って進もうと思う。繋がった絆を胸に抱いて。

さようなら、クローバー。



――――――――――――――――――――――
以上です。お目汚し失礼いたしました。

764:名無しさん@秘密の花園
10/04/03 16:54:32 ifh26Vke
乙~
これはいい美希たんエンドでした。

765:名無しさん@秘密の花園
10/04/04 15:38:42 CM58UiB/
age

766:名無しさん@秘密の花園
10/04/04 18:52:07 40+wv4/Y
ラブとせつなの再会する話が見たいな。
OVAかドラマCDが今でない以上是非お願いします。

767:名無しさん@秘密の花園
10/04/04 20:27:29 0jCc/W+g
>>766
それ、保管庫に二桁は軽くあると思うんだけど、足りない?
特定のシュチエーションとかがいいなら、それも書いた方がいいんじゃない。
書いてくれる人が居るかどうかは、こんな状態だからわからないけどね。
職人じゃないのに、口出してスマン。

768:名無しさん@秘密の花園
10/04/04 22:42:33 3b9bIRZp
勝手すぎる。SSを書く人たちは便利屋じゃないんだ。
それにここはリクエスト板でもない。
こんな状態?それは何を指してるの?どうせまた自演だろw

769:名無しさん@秘密の花園
10/04/05 08:45:07 EwAaeO5N
はいはい自演自演
もう議論もスルーだから
やりたいなら雑談かしたらばでやってもらえる?

770:名無しさん@秘密の花園
10/04/05 17:38:23 JvucinHP
いいSSだった…
心が暖かくなったよ
ありがとう

771:名無しさん@秘密の花園
10/04/05 20:38:50 CNUopaxz
出たな粘着!

772:名無しさん@秘密の花園
10/04/06 00:53:12 q8UJ/XnA
粘着が一行ではすまないでしょ。
規制で携帯なんじゃない? 携帯だと自分も忘れることある。
何にでも噛み付くとそれこそ荒れるぞ。

773:名無しさん@秘密の花園
10/04/06 01:05:48 S3Url4Wi
本人乙

774:名無しさん@秘密の花園
10/04/06 01:29:12 LLWhIRsf
>>772
なんでケータイだってわかるのさw墓穴掘ったかwww古臭い方法ですね。レスついて良かったのおw

775:名無しさん@秘密の花園
10/04/07 01:10:30 04hw7ct1
オールスターでのぞみとかつぼみとかに手出しまくりなラブさんが

りんうららえりかせつなに囲まれてお説教されるところがみたい。

776:名無しさん@秘密の花園
10/04/07 08:18:49 7TyWLqY/
>>775
カオスすぎ
てかじゅうににんスレネタだよな完全に

777:名無しさん@秘密の花園
10/04/07 21:46:00 w5ldE7hq
ってk

778:名無しさん@秘密の花園
10/04/08 04:09:59 sWRMnhW2
age

779:名無しさん@秘密の花園
10/04/09 19:42:17 QsV9V0xv
そして誰もいなくなったw

780:名無しさん@秘密の花園
10/04/09 22:12:26 rJbBBAkt
また盛り上がるってわたし、信じてる!

781:名無しさん@秘密の花園
10/04/09 23:07:12 St65CV7d
てst

782:名無しさん@秘密の花園
10/04/09 23:17:20 R/Wcp8c9
こないだのボイス
せっちゃんはラブやんと一緒にボートに乗ったんだよな?
ラブやんは張り切ってこぎまくって、岸に衝突しちゃたんじゃないか?

783:名無しさん@秘密の花園
10/04/09 23:24:39 rJbBBAkt
そこでアカルンですよw

784:名無しさん@秘密の花園
10/04/09 23:49:56 St65CV7d
>>782
最大愛情パワーですねわかります

くそぅ、ボイス聞きたいぞ


785:名無しさん@秘密の花園
10/04/10 00:00:00 trgEgrEu
あたしの携帯古くて読み取れないんだよorzFUKOすぐる

786:名無しさん@秘密の花園
10/04/10 10:29:35 zOJoQO0J
>>せっちゃんはラブやんと一緒にボートに乗ったんだよな?

絵に描いたようなデートだな、公式カプすぐる。

>>ラブやんは張り切ってこぎまくって、岸に衝突しちゃたんじゃないか

先日の映画の暴走っぷりを見るに危険だな。
もっともせつなはケロっとしてそうだが。

787:名無しさん@秘密の花園
10/04/10 12:26:57 dpIceiRW
ラブの全てが好きなんだよせつなは

788:名無しさん@秘密の花園
10/04/10 15:09:06 uVeUbbVt
ちなみに白鳥のボートだったらしいぞ
1人で乗るとは…考えにくいよな


今日のボイスあれは祈里お姉様という感じでいいのだらうか?

789:名無しさん@秘密の花園
10/04/10 17:38:46 fwZ3uUZ4
>>788
スワンボート…やるなラブやん!

790:名無しさん@秘密の花園
10/04/10 18:33:55 dpIceiRW
ちょっと子供っぽいデートだがせつなにはこれでいいんじゃないかな

791:名無しさん@秘密の花園
10/04/10 18:42:33 3G/X4rPC
スワンボートか…
「ラブ、これって空飛ばないの?」
「まかせて、せつな。飛ばしてみせるよ!
ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!!」


岸に激突

792:名無しさん@秘密の花園
10/04/10 19:33:28 zOJoQO0J
>>790
子供っぽいも何も厨房だし・・・。

ホテル最上階の高いレストランで、
「せつな、君の瞳にカンパイ。」
なんて言う14歳とか嫌だ。

793:名無しさん@秘密の花園
10/04/10 22:53:13 trgEgrEu
でも圭太郎さんの娘だし。ちょっとカッコイイ台詞も似合いそうだよ?

794:名無しさん@秘密の花園
10/04/11 00:47:34 CB4hhX3+
ラ「この景色、せつなに見せてあげたくってさ~」
にはは~ と照れくさそうに笑うラブ
やんを妄想した。
まあレストランは無理としてもな

795:名無しさん@秘密の花園
10/04/11 09:55:04 kQ0FN6qo
ピクペディアのラブせつ…

796:名無しさん@秘密の花園
10/04/11 10:41:47 Mn3KPWY2
>>795
濃いよね(笑)

797:名無しさん@秘密の花園
10/04/11 12:15:48 g+tHYhyh
うぷ…

798:名無しさん@秘密の花園
10/04/11 18:04:00 cPXlSd6T
>>797
絵じゃないよw
ラブせつとは、って解説みたいなもの。
面白かった

799:名無しさん@秘密の花園
10/04/11 18:10:34 x3salgTV
URLリンク(dic.pixiv.net)
これかな

800:名無しさん@秘密の花園
10/04/11 19:37:37 yPczhGx8
最終回を思い出してしまった・・・
胸が苦しくなるなやっぱり。

801:MH22S ◆Tp0rBcFpoc
10/04/11 20:03:16 yPczhGx8
責任を感じて活動をしばらく自粛・自重していました。
が、やはり皆さんとフレプリについて語り合いたいので
少しずつ復帰していこうと思います。宜しくお願いします。(発言もしばらく慎重にします。

802:名無しさん@秘密の花園
10/04/11 20:34:50 g+tHYhyh
>>798>>799
トンクス
>>801
まだいたのかw

803:名無しさん@秘密の花園
10/04/11 20:48:24 2ka/RgWt
>>799
いいな、これw

>>801
よくぞ戻られた!

804:名無しさん@秘密の花園
10/04/11 20:53:59 z80jxoHH
>>799
初めて読んだ。濃いなあ!ありがとう。

>>800
お疲れ様です。ゆっくりしてって下さい つお茶

805:名無しさん@秘密の花園
10/04/11 20:54:48 z80jxoHH
間違えたww >>801だよ。ごめん。

806:名無しさん@秘密の花園
10/04/11 21:07:28 kQ0FN6qo
>>799
それです
自分の代わりにありがとうございます

>>801
お帰りなさい!!

807:名無しさん@秘密の花園
10/04/11 21:14:04 g+tHYhyh
職人も荒らしもついでに来そうw

808:名無しさん@秘密の花園
10/04/11 21:19:38 cPXlSd6T
>>801
お帰りなさい
職人さんの投下も待ってます

809:名無しさん@秘密の花園
10/04/11 21:28:40 VpW2yI7W
>>799
わかってらっしゃり過ぎてワロタwww


>>801
おかえり。これでまたSS増えるといいな。




810:名無しさん@秘密の花園
10/04/12 01:31:12 t/Ga6TPu
まああまり反応しないようにしようでないの。
餌やることないし酒場あるし

>>799
お祭り回のお面攻撃は
そうかおかめとひょっとこだったのか…
今日のボイスでちょっとムッときたけどまあいっかと思えてきた。

811:名無しさん@秘密の花園
10/04/12 07:28:21 NIxKQmnF
良くもなるだろうし悪くもなるだろう
管理人が戻れば投下も増える食い付くのは当たり前
さてどうなることやら

812:名無しさん@秘密の花園
10/04/12 07:45:52 1kFbWN8+
スレのびてると思ったらwww

813:名無しさん@秘密の花園
10/04/12 20:50:34 ntlmYI4K
こんなもんでしょ。問題は荒らしが出てきてからだね。

814:名無しさん@秘密の花園
10/04/13 08:20:54 SD0Z1fiy
責任とか復帰とか言ってる時点で自スレ化
そうじゃないんだよ
何度言っても伝わらんなこの人は

815:名無しさん@秘密の花園
10/04/13 13:32:30 AQ/NBmu/
>>814
URLリンク(imepita.jp)

816:名無しさん@秘密の花園
10/04/13 19:27:36 Ta8XAsFz
>>814
現に責任云々言ってるやつは過去にいたんだし、謝罪が無きゃ無いで
噛みつくやつは出てくるでしょ。
取り敢えず、これ以上つつくような事でもないよ。
投下しようが、感想書こうが、雑談に混じろうが彼の自由だよ。

817:名無しさん@秘密の花園
10/04/13 21:27:55 JH/d+r4e
自由ねえ。
ならもっと動きやすいように住人は配慮するべきだな。

818:名無しさん@秘密の花園
10/04/13 23:46:35 SD0Z1fiy
なんで住人が気を使わなくちゃいけないんだよw

819:名無しさん@秘密の花園
10/04/14 00:35:17 XxPDWoNK
住人も酉付きも気を遣う必要ないよ。好きに書けばいい。
投下も楽しみだし他のレスも楽しみだ。





820:名無しさん@秘密の花園
10/04/14 00:51:08 SyJP98Ww
いやいや駄目でしょw無法地帯になるぞそれじゃ

821:名無しさん@秘密の花園
10/04/14 01:25:53 26BEj13D
ここ2chなんだから過度な自治は必要ないんじゃね
みんな好き勝手に百合語ったりSS投下すればいいだけのスレなんだからさ
秩序が欲しければ会員制のパス付き掲示板でも借りて、そっちでやれば?

822:名無しさん@秘密の花園
10/04/14 04:22:24 jsiuw4xA
それは極論。やるんだったら>>1の通りにやれよ。
つかまたこんな流れかよ飽きないな。以後雑談かしたらばでやるように。

823:名無しさん@秘密の花園
10/04/14 07:44:16 3Ows8YI2
何スレだよここは
復帰しなくていいよ管理人も荒れるし

824:名無しさん@秘密の花園
10/04/14 11:22:04 4/QTocrf
もともと馴れ合い推奨みたいなスレだから煮詰まると二度と元には戻らない
ここもお終いだな

825:名無しさん@秘密の花園
10/04/14 19:29:33 3Ows8YI2
そもそもなんで復帰したんだよw自演やりすぎたかwww

826:名無しさん@秘密の花園
10/04/15 07:55:55 KTyxcdPM
管理人のやりたい事がイマイチわからん

827:名無しさん@秘密の花園
10/04/15 21:39:39 EZjKzQj8
典型的な2ちゃん依存症

828:名無しさん@秘密の花園
10/04/16 08:18:12 oKdCr7aP
何を語るの?管理人の今後を語ればいいの?
コイツ一線退くって言ったんだぜ?口ばっかだなw

829:名無しさん@秘密の花園
10/04/16 22:08:12 3NTxqrnQ
いい燃料じゃないかいろんな意味で

830:名無しさん@秘密の花園
10/04/17 02:02:18 YiqdLvAB
アマゾンでまたまるごとキュアパッション注文できるようになってるな
関係ない話ですまん

831:名無しさん@秘密の花園
10/04/17 02:12:21 J4KLfzVC
毎回妄想がとまらん

832:名無しさん@秘密の花園
10/04/17 02:13:03 J4KLfzVC
妄想がとまらん

833:名無しさん@秘密の花園
10/04/17 07:54:17 x/iworDT
だったら何か書いてけよw

834:名無しさん@秘密の花園
10/04/17 13:30:55 4e+yjbaF
最終回のハイタッチはラブとせつななんだよね?
ダンス大会で披露するには生々しすぎる手つきなんだがw


835:名無しさん@秘密の花園
10/04/17 17:18:41 tr4UIh6q
ダンスの振り付け見たら違うって分かるだろ

836:名無しさん@秘密の花園
10/04/17 17:25:38 4e+yjbaF
>>835
実際の振り付けはそうなんだけど、>>799のリンク先見てると
そういう想像もしたくなるじゃないか


837:名無しさん@秘密の花園
10/04/17 17:44:05 5LlwQkOA
本来は両手でハイタッチだし願望も含めてやっぱあれはラブせつだったと自己完結しとる

838:名無しさん@秘密の花園
10/04/17 21:17:07 7qOZVnkM
もーちょい優しい口調で指摘したっていいんじゃないの?
せっかくのネタ提供をぶっ壊しにいってどーすんだよ835は

839:名無しさん@秘密の花園
10/04/18 03:51:18 c+ZJqlzR
管理人へ

あんたがやってる事は完全に破壊行為だよ
あんた自身がスレ分けを助長してる

いくらなんでもおかしくね?なんでここにコメント出したんだよ?

840:名無しさん@秘密の花園
10/04/18 05:42:10 8PGHbI7V
>>830
自重してる間も叩かれ続けて出てこいだ何だと言われ続けてたし、ひとつコメント出すくらいいいじゃないか。むしろお前の書き込みの方がスレの流れを嫌なものにする破壊行為だよ。

841:840
10/04/18 05:44:05 8PGHbI7V
ごめん安価間違えた。
>>840>>839へのレス

842:名無しさん@秘密の花園
10/04/18 11:21:32 N7zGnTeO
そんなもの謝らなくていいからスレチな話題出さないでほしい。
やりたきゃどっかに自治スレでも立ててくれよ。

843:名無しさん@秘密の花園
10/04/18 11:45:56 T5hrlr0F
一週間も前の書き込み蒸し返して何がやりたいんだ。
管理人個人に言いたい事があるならそれこそしたらばなり連絡フォーム使うなり出来るだろ。


と、言うわけでやっぱ最終回のあのねっとりしたハイタッチはラブとせつなであって欲しいんだよ。

844:名無しさん@秘密の花園
10/04/18 12:00:22 ZXLgRvFi
蒸し返すとゆーかあっちに投下したのがマズいんでしょスレまで立てて
こっちはコメント出したけどそれっきり
だったらここでのコメントはいらなかった

で桶?

845:名無しさん@秘密の花園
10/04/18 20:12:32 c+ZJqlzR
あっちでこっそりやればいいのに
いちいち目立った行動を取るんだよな
どうして普通に出来ない?

846:名無しさん@秘密の花園
10/04/18 21:03:25 8PGHbI7V
>>843
大会が終わってからせつなが離れるまでの間は、手とは言わず体全体が
あのような動きだったと思いたいな。ちょっと切ないが。




847:名無しさん@秘密の花園
10/04/19 01:43:07 GAyIy+FC
くだらない言い争いのせいで投下がみんなしたらばになった件

848:名無しさん@秘密の花園
10/04/19 07:39:57 oPMeFPwV
んー、今回の動きみてて思ったけど、職人は「フレッシュのSSが書きたい」というより
「保管屋さんが見ているところでフレッシュのSSが書きたい」んじゃないのかな。
保管屋さんが休んでいる時はしたらばにだってほとんど投下がなかったわけで。
事実上「保管屋さんのいる場所にSSが投下される」状態になってるんじゃないの?

したらばじゃなくてこのスレにSSを増やしたいなら、このスレを保管屋さんにとって
居心地のいい場所にするしかないんじゃないだろうか。要するに特別扱いだけど。


849:名無しさん@秘密の花園
10/04/19 07:52:19 LEgjfNFW
どんだけエライんだよ保管屋ってw

850:名無しさん@秘密の花園
10/04/19 10:52:37 GAyIy+FC
それじゃ投下しないよねこっちには。納得した。

851:名無しさん@秘密の花園
10/04/19 11:06:43 SePyPLnb
>>848
何故そうなるのか不思議だ。
単に「空気悪いから」だろ普通。

852:名無しさん@秘密の花園
10/04/19 12:00:57 GAyIy+FC
自分で空気悪くしちゃうよね保管屋さんも。
こっちに投下してれば職人さんも続いただろうに。

853:名無しさん@秘密の花園
10/04/19 12:05:50 1D4svXp7
もうみんな名無しで投下しろよwww

854:名無しさん@秘密の花園
10/04/19 13:06:33 GAyIy+FC
一つの手ではあるけどね

855:名無しさん@秘密の花園
10/04/19 19:25:46 QrUCytAO
放送終わって書き手も読み手もどんどん減ってるのに、言い争いばかりしてるんだから誰も投稿しなくなる罠

856:名無しさん@秘密の花園
10/04/19 20:26:01 5Dp9C3wq
自演乙

857:名無しさん@秘密の花園
10/04/19 21:10:39 tCaMjhbo
下らんツッコミしてる暇があったら何か書くか話題振れよカス

858:名無しさん@秘密の花園
10/04/19 21:48:59 5Dp9C3wq
うるせーよカス!キサマこそ何か振れよw

859:夏希 ◆JIBDaXNP.g
10/04/19 23:01:09 JQiBCX3y
こんばんわ。本スレ782様から791様までの流れでイメージ沸いたのでSS投下させていただきます。
登場人物はクローバー全員ですが、ラブとせつなの想いがテーマです。ラブ×せつなカテゴリーでお願いします。
6レスお借りします。タイトルは、ラブとせつな、白鳥のボートにて。です。よろしくお願いします。
――――――――――――――――――――――――――



桜が散り始める。

四葉町に新緑の季節が訪れる。
いっせいに新芽が吹き出し力強く育つ。
道端では名も無き草花が誇らしげに咲く。
憩いの丘には、シロツメクサの花が絨毯のように広がった。


「はやく~はやく~。
美希たん、ブッキー、せつなぁ。こっちこっち~」

休日を利用して、四ツ葉町の公園の外れにピクニックに来ていた。
この季節特有の緑の匂い。生命力に満ちた薫りに誘われるようにラブが駆け出した。

「どの口で言うのかしら……。
約束の時間に30分も遅れたのはラブとせつなじゃない。まったく」

「まあまあ、美希ちゃん。わたしは待つの嫌いじゃないよ。
心配するのは嫌だけど、ちゃんと連絡あったんだし。急ぐ予定じゃないし、ね?」

「ごめんなさい。美希、ブッキー。
起こして返事あったから安心してたんだけど、寝直してるとは思わなくて……」

以前は、タルトが目覚ましを管理してくれてたんだけど。とせつながこぼす。
いくら正確に鳴って、起きても、それで安心してまた布団に潜っていれば意味は無い。

「もぅ、ラブ。はしゃぎすぎ!」

そう言ってせつなが手を繋ぐ。
ラブが嬉しそうに微笑んで、せつなの手を引くように駆け出した。

あまりに自然な動作に見とれてしまう。
羨ましくなって、ブッキーはそっと美希の顔をうかがった。美希も同じようにブッキーを。
クスッと笑いあって、同じように手を繋いだ。






久しぶりに集まったこともあって心が弾む。楽しみで眠れなくて、逆に寝坊しちゃったラブの
気持ちも頷ける。
みんなピクニックにもかかわらず、可愛らしくおしゃれもしていた。

ラブは淡いピンクのシャツに赤いジャケット。紺のショートパンツ。躍動感溢れる魅力を放つ。
美希は薄いブルーのタンクトップに、丈の長いレギンスパンツ。細く美しい体のラインが引き
立つ。
ブッキーは黄色を基調にしたオールインワン。ゆったりとした生地にフリルが優しさを際立た
せる。
せつなは薄いグレーのワンピースに真っ白なボレロ。白いつば広の帽子。紫のリボン。清楚な
佇まい。
初めてラブと出会った時の服にそっくり。ラブとおかあさんのプレゼントだ。

860:夏希 ◆JIBDaXNP.g
10/04/19 23:01:49 JQiBCX3y
色鮮やかな春の公園にあってなお輝く4つの花。美しい来客の訪れに、春風が包み込むように
歓迎した。


タンポポ。スミレ。チューリップ。レンゲ。アケビ。ヤマブキ。ヤマザクラ。
植物にも詳しいブッキーが、説明を加えながら散策する。

「色んな種類のお花があるのね。私、精一杯頑張るわ」
「せつなちゃん。そんなに必死に覚えなくていいのよ」

「綺麗ね、確かに。これは負けてられないわ」
「何と競ってるの美希ちゃん……」

「たは~これ可愛い! あっちに黄色くてちっちゃいの咲いてる! 
あ、そっちは紫のつぼみだ。どんなの咲くのかな」
「ラブちゃんは……。ちょっとだけお話聞いてくれると嬉しいな……」


コースを一巡りしたらお昼になっていた。ラブとせつなの自作のお弁当を広げていく。

蒸し鶏。玉子焼き。色とりどりの野菜たっぷりのサンドイッチ。
そして、おかあさん直伝のフルーツサンド。イチゴとキーウィの酸味。ホイップクリームのま
ろやかな甘み。
一口食べたら幸せの笑みがこぼれる。

「さっぱりしてて、凄く美味しいわ。さすがはラブとせつなね」
「うぅ。フルーツサンド、凄く美味しい。でも、なんか嫌な思い出があるの」

「ナケワメーケに一緒に挟まれたんだよね。ブッキー」
「爽やかな声で言わないでラブちゃん」
「あの時ね。アタシにとっても楽しい思い出じゃないわね」
「そう、そんなことがあったの。ごめんなさい、ウエスターの仕業ね」

「まあまあ、サンドイッチに罪はないよ。さあ、どんどん食べて!」
「ラブは食べすぎ!」


お腹が一杯になったら、休憩を兼ねてお話した。
話すことはたくさんある。

ラブのダンスレッスンのこと。ソロダンサーとして、より厳しいレッスンを続けている。
美希のモデルデビューのこと。雑誌にも載って大活躍している。学校にあまり通えないのが辛
いとか。
ブッキーの勉強が順調なこと。成績だけじゃなく、病院の手伝いでも最近はあてにされている
らしい。
そして、せつなのこと。

あれ……。せつなの話題が出ない。どうして……。






一休みしたら湖のボートに乗ることにした。
白鳥をモチーフにした美しいボート。ラブはせつなと。美希はブッキーとそれぞれ乗り込む。
こぎ手はラブと美希。せつなとブッキーは活動的な服を着ていないため、汚さないように慎重
に腰をかけた。

861:夏希 ◆JIBDaXNP.g
10/04/19 23:02:35 JQiBCX3y
「見ててせつな。ダンスで鍛えた体力を!」
「もう。そんなに急がなくてもいいわよ。見て、水鳥が並んで泳いでいるわ」

爽やかな風。青い水面を太陽が照らし、金色の光を放つ。オールがはじき出す水しぶきと水玉
が、まるで宝石のように輝く。

「素敵。ほんとうに綺麗よ、ラブ」
「気に入ってもらえてよかったよ、せつな。せつなも凄く綺麗だよ」

「えっ、やだっ! 何言ってるのラブ。恥ずかしいわ」
「たはは、よ~し、飛ばすよせつな。たぁぁーーーー」

スワンのボートがどんどん加速する。その反対には美希の操るボートが迫ってきていて。

「ラブ! 危ないっ、ぶつかるわっ」
「きゃあぁ! 美希ちゃん衝突する」

『わぁぁーーーーーーーーーーー!』






ドーーーーーーーーン!






「わぁぁーーーーー」

ラブはがばっと飛び起きた。心臓がバクバク音を立てている。手が汗ばみ、呼吸が乱れている。

「ちょっと、突然飛び起きたらびっくりするじゃない。ラブ」
「大丈夫、ラブちゃん? 嫌な夢でも見たの?」

落ち着いて状況を確認する。ここは……レジャーシートの上だ。洋服も濡れていない。
食べ終わったお弁当箱がまだ出ている。
美希たんとブッキーは食後らしく、ゆったりとくつろいでいる。


そして、せつなは。


せつなは――居ない。

ここには――居ない。

どこにも――居ない。


「本当に大丈夫? ラブちゃんはお昼食べ終わったらそのまま寝ちゃってたんだよ」
「しっかりしなさいよ。って、本当に顔色悪いわよ。ラブ」

862:夏希 ◆JIBDaXNP.g
10/04/19 23:03:23 JQiBCX3y
「美希たんっ! ブッキーっ! せつなは? せつなはどうしたの?」

「落ち着いてラブ、せつなはここには居ないわ。ラビリンスに戻ったのよ。知ってるでしょ」
「ラブちゃん……せつなちゃんの夢を見たのね」


ここには居ない。どこにも、居ない。

わかってる。そんなのわかってる。

誰より――わかってる。

でも、夢にしてはあまりにも生々しくて。

柔らかい手―温かい体温―優しい声―可愛らしい仕草。
ついさっきまで感じていた―幸せ。


「っ……」

喪失感が心を蝕んでいく。
ぽたり。頬を辿り、涙が一筋零れ落ちた。
一度も、人前では、一度も泣いたことがなかったのに。
とめどなく零れ落ちる。嗚咽も止まらない。

「いな……いの。せつな……が。せつなが……いないよっ」

わっと、ラブが大声で泣き出した。

ずっと、ずっと笑顔で頑張ってきた。せつなの幸せは自分の幸せだから。そう言い聞かせてき
た。


でも……寂しいよっ。
やっぱり……さびしいよっ。
せつなに……会いたいよっ。


「泣かないで、ラブちゃん。会えるから!
きっと、信じていれば、いつか会えるからっ」
「甘えてるんじゃないわよ、ラブ。せつなはひとりで頑張っているのよ。
アタシたちがこんなことでどうするの」

そう言う2人も涙を浮かべていた。しばらく3人で抱きあって、声をあげて泣きじゃくった。


バササッ


頭上で鳥の羽ばたく音がした。
ひらり。ひらり。羽が舞い降りてくる。

3人は空を見上げる。
抱き合った状態で見上げる姿は、まるでつぼみが花を開くようだった。

863:夏希 ◆JIBDaXNP.g
10/04/19 23:04:12 JQiBCX3y
「あたしも、飛べたらいいのにな……」

ポツリ、とラブが呟く。
プリキュアになって、色んな経験を積んで、何でも出来る気になっていた。
でも、本当は非力で、とっても無力で……。今は、小鳥ほどの力もないような気がした。

「飛べるよ。どこにだっていけるよ。どんな願いも叶うよ。わたし、信じてる。
だって、ラブちゃんの背中にはいつだって翼が生えているんだから」

「アタシはせつなの気持ちを知っているもの。せつなはきっと帰ってくるわ。
いつか会える。希望を持ち続けていれば、いつか、必ず」


鳥の飛び去った方向に湖があった。ボートがいくつか浮かんでいる。
せつなと一緒に、夢で乗ったスワンのボート。

「そうだね。行こう! 美希たん、ブッキー」

ラブは2人の手を取って駆け出した。
そして、心の中で語りかける。


せつな。
あたしね、せつなの夢を見たんだ。
幻でも、嬉しかったよ。
あたしは、あたしたちは、きっと幸せを掴むから。
だから、せつなも、必ず幸せになってね。
そして、みんなで夢を叶えたら。
また、いつか会おうね。

心はずっと繋がってるよ。
でも、せつなの全てを感じていたいから。
同じ時間を過ごしたいから。






ラビリンス首都。
中央議会議事堂。復興計画対策本部。


「イース。おいっ、イース起きろ」
「もうじき、君のプランの発表だ。起きたまえ」

「う……ん。――ここは?」

夢だったと……いうの?
不思議なほど現実感のある夢だった。余韻に引きずられる思考を無理やり引き戻す。

このところ徹夜続きだった。とは言え、大切な会議中に居眠りは迂闊だったと恥じる。

「本当に大丈夫なのか?」
「順番を遅らせてもらうかい?」

「ごめんなさい。平気よ」

864:夏希 ◆JIBDaXNP.g
10/04/19 23:04:48 JQiBCX3y
姿勢を正し、胸を張って壇上に向かう。

「ラビリンスに緑を! そして憩いの場を設けます。
私は異世界で見てきました。非効率と思われるもの。無駄と呼ばれるものの中にこそ、幸せが
宿ることを。
人はひとりでは幸せになれません。そして、人間は人間だけでは、やはり幸せにはなれないと
思うのです」

理念と構想。事業と予算。綿密な調査に基づいた具体的な計画が、情熱を持って語られた。
巨大な功績と尊敬。そして現実の体験を伴った説得力のある提案に、会場中から拍手が沸き起
こる。


せつなは心の中でそっと語りかけた。

ねえ、ラブ。あなたの夢を見たの。
美希がいて、ブッキーもいて、白鳥のボートに乗ったの。
夢だなんて思えないくらい幸せな時間だった。
心が、今でも、ずっと繋がってるからかしらね。

心だけじゃない。夢だって繋がってるわ。
そして、いつか現実も繋げてみせるから。
ラビリンスが四ツ葉町に重なるような世界になったら。

そしたら、きっと、帰るから。

だから、待っててね。ラブ。

私、精一杯がんばるわ。



――――――――――――――――――――――――――
以上です。お目汚し失礼しました。これからもよろしくお願いします。


865:名無しさん@秘密の花園
10/04/19 23:59:34 SePyPLnb
夢から覚めて泣いちゃうラブがなんかファンの喪失感と被るね、じんわりきた。
ラブは他人のことになるとほんとに弱みが出ちゃう子だからなあ・・・。

866:名無しさん@秘密の花園
10/04/20 00:05:05 bwi0veY7
覚めない夢は無いの。

でもね、覚めなくても良かったような気もする。

わかっててもやっぱりね・・・




寂しいんだよ

867:名無しさん@秘密の花園
10/04/20 07:23:14 pOpiu8Sa
GJ。ラビリンスではやはりイースと呼ばれるのかな。

868:名無しさん@秘密の花園
10/04/20 18:58:42 Hj76gCC8
>>865
それがせっちゃんのことだからなおさらだぁな…

やー絵になるカップルたちだ。ブッキーとせっちゃんはゆったりと水上のボートが似合うね

869:名無しさん@秘密の花園
10/04/20 19:38:05 HVipg44F
>>859
マジで涙で曇って画面が見えません・・・だった。GJでしたわ~。


870:名無しさん@秘密の花園
10/04/21 06:35:03 A+LICz/0
感想もあっちかよw

871:名無しさん@秘密の花園
10/04/21 06:47:01 IM0woVPx
しょうがなくね?散々おまいらがry

872:名無しさん@秘密の花園
10/04/21 07:43:17 dp/OoZsF
管理人と馴れ合いスレ

873:名無しさん@秘密の花園
10/04/21 10:16:28 2LlwoyEU
今までずっと傍観してきたけど、管理人も何がしたいのかよく分からんな
引っ込むなら引っ込む、続けるなら続けるで態度明確にしないから荒れる原因にもなる
あっちのスレ見てると結局は関わり続けたいみたいだが

874:名無しさん@秘密の花園
10/04/21 10:39:29 A+LICz/0
あながち自演も嘘じゃないかなって思うけど
掻き回してるよなぶっちゃけ

875:名無しさん@秘密の花園
10/04/21 19:59:59 TKRxNCGV
>>872
誰と誰がどこで馴れ合ってるんだ? 教えてくれ。
ざっと過去ログ読み返したが、罵り合いしか見つからなかったんだがw

それと管理人が態度明確にしないだけで何で荒れるんだよ。明確にしようがしまいが自由だろ?
したらば管理人なだけで、ここじゃ一住人なんだしな。


876:名無しさん@秘密の花園
10/04/21 21:45:24 IM0woVPx
馴れ合いじゃなくて保管屋について言い争うスレなwww

877:名無しさん@秘密の花園
10/04/21 22:19:28 TKRxNCGV
言い争う連中の方が悪いって発想は無いわけか? 保管屋が悪くて叩いてる連中は正義かよ。
保管屋のつけた1レスのスレチに何十レスのスレチ繋げる気なんだよ。まあ俺もだがな。


878:名無しさん@秘密の花園
10/04/21 22:43:29 IM0woVPx
結局保管屋もスレチなのなw

879:名無しさん@秘密の花園
10/04/21 23:03:14 n9VO/+35
今日のレスここまでフレプリの話題なし

880:名無しさん@秘密の花園
10/04/21 23:26:20 A1AEBwPO
ラ「せつな!」
『せ』がグンと高い呼び方がすごい好き。

881:夏希 ◆JIBDaXNP.g
10/04/22 05:53:10 bSGMB19f
おはようございます。SS投下させてください。
オチも何もありません。日常のひとコマです。軽く読み流してもらえたら幸いです。

単独した内容ですが、保管庫準SSの避-865・868の後日談に位置します。リンクお願いします。
タイトルは、ある日のせっちゃん。その① です。3レスお借りします。よろしくお願いします。
――――――――――――――――――――――――



タン。タン。タン。タン。タン。


小気味良い音が桃園家のキッチンに響き渡る。
牛ろーす。豚と鳥のもも。しいたけ。たまねぎ。
冷蔵庫の余りものを上手にチョイスしてひき肉をこしらえる。

「ラブ。このくらいでいいのかしら?」
「うん、バッチリ! 後はパン粉と卵黄を混ぜてこねるの」

ラブはきゃべつの芯をくり抜いて細かく刻み、ケチャップ、醤油と混ぜて特性のソースを作っ
ている。
おかあさんが特売で春きゃべつを買ってきた。刻んでサラダにして今夜はハンバーグ! と言
うラブの提案は、この前したばかりだからとあっさり却下された。
それでロールキャベツを作ることになったのだ。

お揃いのエプロンをつけて、仲睦まじく調理を進めていく。
二人とも真剣。交わす言葉は質問と指示くらい。だけど、互いに見つめあって、微笑みかけて。
娘達の嬉しそうな表情に、あゆみと圭太郎の顔もゆるみっぱなしだ。

「もう、いいの?」
「春きゃべつを使う場合はね、煮詰めすぎないようにするのがコツなんだよ」

ハンバーグが得意なラブの、自慢のレパートリーの一つだ。美味しそうな香りが食卓いっぱい
に広がる。
ラブが食器を並べて、せつなが可愛らしく盛り付けていく。
おとうさんとおかあさんのグラスに白ワインを注いで完成だ。



「「「「いただきま~す」」」」

「美味しいわ。ラブ、せっちゃん」
「本当だ。春きゃべつが甘くていいなあ」

「ほとんどラブの言う通りにしただけよ」
「せつなの手際は凄いんだよ」

途切れない会話。花が咲いたような明るい食卓。
せつなが突然帰って来てから一週間が過ぎようとしていた。幸せを学びたい。そう言った少女
は、たちまち桃園家や周囲の人々を笑顔と幸せでいっぱいにしていった。

882:夏希 ◆JIBDaXNP.g
10/04/22 05:53:59 bSGMB19f
「ブロッコリーの茎も、こうして煮ると美味しいなあ」
「人参も美味しいわぁ~。一緒に余り物を煮込むなんて考えたわね」

ぎくっ! ラブがよそ見をして誤魔化そうとする。

「ら~ぶぅ、に ん じ ん。食べないとね!
私も昨日はピーマンの炒め物全部たべたんだから」

「あ、ははは。その~せつな。お願い、食べて……」
「だ~め! はい、あーん」

「いや……その」
「あーん」

せつなにじっと見つめられる。せつなの口もあーんと開いてるなあと思いつつ、ラブは観念し
て口を開いた。

「おいひいです」

泣き出しそうなラブの顔を見て、全員が吹き出した。



「せっちゃん。学校はどう? 少し時間が開いちゃったけど、授業とかついていけてる?」

あゆみが心配して声をかける。
食事が終わり、みんなに紅茶を入れながらせつなが答える。

「大丈夫よおかあさん。ちゃんとわかるわ」
「せつなったら凄いんだよ。間違えたとこなんて見たことないし。
スポーツも相変わらず何でも出来るし。クラスでも物凄い人気なんだから!」

頭脳明晰。スポーツ万能。容姿端麗。控えめで礼儀正しく優しい人柄。もとから人気は高かっ
た。反面、遠慮がちで自分から交流を持とうとしない子でもあった。
帰ってきてからのせつなは、まるで人が変わったようだった。以前の魅力はそのままに、自ら
話しかけ、積極的に人と関わりを持とうとするようになった。おせっかいな一面も見られるほ
どで、学級、学年の外にもファンは急速に増えていった。

「そう、良かった。ラブは勉強とか大丈夫なんでしょうね?」
「いやぁ、あたしは、その……」

「は~しょうがない子ね。せっちゃん」
「はい、まかせて。おかあさん」

あゆみは無言で二階を指差す。今夜のせつなとのおしゃべりは、勉強会に変更になるだろう。
「は~い」とラブはしょぼしょぼ上がっていった。

「ラブっ~! 後片付け済んだら私も行くから」

せつなが声をかけると、今度は元気な声で「早く来てね~」と返事が帰ってきた。

883:夏希 ◆JIBDaXNP.g
10/04/22 05:54:50 bSGMB19f
「せっちゃんも上がっていいわよ。片付けはやっておくから」
「ううん。私にやらせて、おかあさん」
「じゃあ、一緒にやりましょう」
「はい」



今度はあゆみと一緒にキッチンで後片付け。せつなが洗った食器を、あゆみは拭きあげて並べ
ていく。
時折、チラチラとせつなの方を見る。

「どうしたの? おかあさん」
「あら、やだっ。ごめんなさい。
こうして―またせっちゃんと一緒に過ごせるのが夢のようで、ついね」

「私と暮らせるのが、楽しいの?」
「当たり前でしょ。娘と一緒に居られることが幸せで無い母親なんているものですか」

「ありがとう。おかあさん」

せつなはあゆみにそっともたれかかった。以前より物怖じしなくなった。
あゆみが優しく抱きしめた。

「ねえ、せっちゃん。遠慮も何もいらないから、あなたが思った通りにやりなさい。
そして、何でも相談してちょうだいね。必ず力になるわ」
「そうだぞ、せっちゃん。おとうさんも、せっちゃんの幸せを誰より願ってるんだからな」

おかあさんばかりずるいぞ! と言った目で見ながら圭太郎も会話に混じってきた。

「ありがとう。おとうさん。おかあさん」

せつなはしばらく二人に甘えてから、ラブの部屋へと向かった。



幸せの街、クローバータウン。

そしてきっと、どこよりも温かい幸せな家庭。少なくとも、この家の四人はそう信じられる。

待っててくれる人。迎えてあげたい人。心を優しく満たしてくれる人。

それは家族と言う名の幸せ。


優しい夜は、その日もゆっくりとふけていった。



――――――――――――――――――――――――
以上です。お目汚し失礼しました。


884:名無しさん@秘密の花園
10/04/22 08:05:18 +hLZ8cNd
毎回GJです。キャベツ高騰してるけど二人のためなら買ってあげるよ。
なんか親になった気分で読めた。

885:名無しさん@秘密の花園
10/04/22 12:33:09 4O9ear22
おいおい幸せそうじゃねーか
ラブやんは口ではぶーぶー言いながらも、せっちゃんと過ごす時間は楽しくてしかたないだろうな。
勉強中も和やかで楽しげな雰囲気なんだろうなー

886:名無しさん@秘密の花園
10/04/22 18:54:39 1EJlgTXa
なあ管理人よーこれだけ叩かれて愚痴られてんのにまだやめないのw
お前の板かよここは!お前がいなくなっても職人はいなくならなかっただーが!!!

887:名無しさん@秘密の花園
10/04/22 21:36:04 tnQkgQO7
今日のNG ID:1EJlgTXa
投下してくれた職人に謝れカス

888:名無しさん@秘密の花園
10/04/23 05:28:45 SoTSaGyz
こうして素敵なお話を読めて僕は幸せですよ。
>>883、あなたに吹き荒れよ幸せの嵐!

にしても春なのか本当にw寒すぎる・・・
でもブッキーはミニスカだってわたし、信じてるw

889:名無しさん@秘密の花園
10/04/23 08:01:49 GUxo3Hu6
普通の流れになったり罵りあったり叩いたり援護したり

レスと日付が変わるのが楽しみでしょうがないだろ
自演議論成り済まし粘着の保管屋さん

890:名無しさん@秘密の花園
10/04/23 10:53:13 qAkSGKYL
>>888
きっとミニスカの下にダンス用ジャージはいてるよ。

891:名無しさん@秘密の花園
10/04/23 19:11:57 Qj1y565h
>>889
自演してない証拠は無いが、自演してる証拠も無いだろ。
それでもそこまで断言するなら根拠を言ってみろ。

保管庫を隅から隅まで読んでこい。他の保管庫と比べてみろ。
悪意のある人が作れる物じゃないよ。

892:名無しさん@秘密の花園
10/04/23 19:47:36 /Q8AhYvf
別に悪意のあるなしで嫌がってる人がいるわけじゃないだろ

893:名無しさん@秘密の花園
10/04/23 20:35:44 Qj1y565h
じゃあ何で嫌がってるんだよ。目立つからか?
もうしたらばに引っ込んだみたいだし、全然目立って無いだろうが。
ここで我が物顔でレス付けまくってるならともかく、自分のスペースでやるなら自由だろ。
いつまでスレチな保管屋叩きしてるんだよ。空気悪くなると他の職人の投下まで減るだろうが。
SS排除派の自演か?誰も雑談しなくなったスレでSS追い出して何が残るんだよ。



894:名無しさん@秘密の花園
10/04/23 22:14:44 GUxo3Hu6
ここまで自演ですので騙されないように

悪意のある人が作れる物じゃない
それこそ騙されてる
顔も見えない掲示板で何を信用出来るのか

我が物顔でずっと居座ってたんだよ
都合悪くなりゃ消えやめると思ったら現れて
どう考えても言い争いを楽しんでる
あわよくばスレを潰すつもり

誰も雑談しなくなった?
SSスレにしたのはどこのどいつだよ

895:名無しさん@秘密の花園
10/04/23 22:30:50 Qj1y565h
自演は君だろ。粘着君。

顔も見えないからこそ、保管庫という実績が信用にたる材料だろ。

SSスレにした? SS減っても雑談増えないだろうが。
保管屋消えても盛り上がらなかったろうが。
一番使用できないのは、根拠も無く人を叩いてる人間じゃないのか?

896:名無しさん@秘密の花園
10/04/23 22:48:06 Qj1y565h
使用→信用ね。スマン。

まあ、あれだ。やっぱり雑談スレの連中が出張して保管屋叩きに来てたんだな。
それがわかっただけでも有意義だった。

せっかく分かれたんだからそっちでやればいいのにな。
人数少なすぎてスレとして機能しないから、こっちに戻ってきて保管屋叩きか。
ご苦労様としか言い様が無いな。

そりゃ、そんなに自分が悪意に満ちた人間なら、他人もそうだろうと勘ぐりたくなるわな。

897:名無しさん@秘密の花園
10/04/23 23:04:34 qAkSGKYL
いいからブッキーのジャージにツッコミ入れてくれよ。
今日は寒いから全裸待機つらいんだぞ。

898: ◆BVjx9JFTno
10/04/23 23:13:07 lfmkMT6x
こんちわ。
ちょっと寒くてむらむらしてしまったので書きました。

ラブせつ、エロありです。
タイトルは「再会の夜」です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

少し熱めのシャワーを、
頭から浴びる。

火が灯ったように、
体が熱を帯びる。


ほとんど休みの日がなかった私を見かねてか、
半ば強引に、四つ葉町でのお休みを決められた。


ラブの部屋の鏡を通して、
手紙を送った。

喜ぶあまり飛び跳ね過ぎて、
ベッドの角に足をぶつけている。

思わず、笑みがこぼれる。


ラブのことは、鏡を通して
ずっと見ていた。


目覚ましを何個もセットして、
一生懸命、早起きしていること。

頭を抱えながら、勉強も
頑張っていること。

ダンスの練習も、部屋で
こつこつやっていること。



そして、時々、私の名前を呼びながら
ひとりで、していること。



899: ◆BVjx9JFTno
10/04/23 23:14:18 lfmkMT6x

四つ葉町に、帰ってきた。
懐かしい顔が、揃っている。

全速力で駈け寄ってきたラブに、
そのままの勢いで抱きしめられる。

倒れそうになる体を、
何とか支える。

首に回された腕。

私を呼ぶ声。

髪の匂い。

ずっと、会いたかった。

抱きしめ返す腕に、力が入る。


もうひとつの感情が、
頭をもたげる。


疼き。




900: ◆BVjx9JFTno
10/04/23 23:15:23 lfmkMT6x

みんなの後ろを、
ゆっくり歩く。

交わしているのは、
たわいのない会話。


指を絡めて、繋いだ手。

手のひらを離し、ラブの親指が
私の手のひらで円を描く。

もうひとつの、
ラブの気持ち。

体に、じわりと
痺れが走る。


ボーリング場で、
ドーナツカフェで、
食卓で。

絶えず、触れあう手。

指を通して、伝わる思い。


我慢、できないよ。



901: ◆BVjx9JFTno
10/04/23 23:16:25 lfmkMT6x

一緒にお風呂に入ろうとするラブを、
必死で食い止めた。

止められる、自信がない。


ゆっくり、ひとりで
お風呂に入る。


体が熱いのは、
シャワーのせいだけじゃない。


全身、くまなく泡をたて、
きれいに、きれいに洗う。

髪のトリートメントも、
念入りにする。


湯上がりにドライヤーを当てると、
さらりとした髪が、いい香りを纏う。


私の部屋は、
何も変わっていない。

ベッドに腰を下ろし、
髪をきれいに梳かす。



電気を消す。

胸の鼓動が、一気に高まる。

肌が、粟立つ。

全身が、待ちわびるかのように
細かく震える。




902: ◆BVjx9JFTno
10/04/23 23:18:29 lfmkMT6x

ノックの音に、体が震える。

すでに感じる、
あふれる感覚。


上気して、潤んだ瞳のラブを
迎え入れ、今度は私が抱きしめる。

ぎゅっと、力を入れる。

ラブの匂い。

胸いっぱいに、吸い込む。


首すじに、ラブの唇が触れる。

私も、ラブの首すじに唇を寄せる。


唇を這わせながら、
荒くなる、鼓動と吐息。

歯が当たりそうな勢いで、
唇を押しつけ合う。

鼻から漏れた息が、
顔に吹きかかる。

角度を変えながら、
何度も唇を重ねる。

お互いの、梳かしたばかりの髪を
両手でくしゃくしゃと乱す。


もつれあうように、
ベッドに倒れ込む。

もどかしい手つきで、
お互いのパジャマをはだける。



903: ◆BVjx9JFTno
10/04/23 23:19:22 lfmkMT6x

お互いの全身で、
触れあう。

屹立した乳首。

たっぷりとうるおった、
敏感な部分。

擦れあわせる度に、体が
ぶつかりそうなほど跳ねる。

たまらずに、漏れる声。


中で、かき回しながら、

蜜に舌を埋めながら、

お互いの名前だけ、
呼び合う。


お互いに、体を波打たせて
甘い頂点を味わう。

鎮めるような優しい愛撫のなか、
軽い眠りに、吸い込まれる。


何度も、繰り返す。



904: ◆BVjx9JFTno
10/04/23 23:20:16 lfmkMT6x

まどろみから覚めると、
朝の光が差し込んでいた。

目の前で、寝息を
立てている、ラブの顔。

満たされた、幸せな表情。

その瞳が、
ゆっくりと開く。

「...おはよう、せつな」


激しく乱れた自分を思い出し、
思わずラブに背中を向けた。

くすっと笑ったラブに、
後ろから抱きしめられる。

思わず、体を震わせた。


背中に、何度も、
ゆっくりと唇が触れる。


少しくすぐったい感触のなか、
心の奥まで届く、ラブの想い。

寝返りを打ち、私もラブのほおに
長い時間、唇を押しつけた。


私の想いも、同じだからね。



905: ◆BVjx9JFTno
10/04/23 23:20:43 lfmkMT6x
以上です。お目汚し失礼しました。

爛れててごめんね!


906:名無しさん@秘密の花園
10/04/23 23:26:20 fzfdjq2+
リアルタイム投下に立ち会えました。堪らんです。
エロが不足してどうしようもなかった心が潤いましたw

907:名無しさん@秘密の花園
10/04/23 23:54:29 qAkSGKYL
えろいなー、すばらしい。
情感ゆたかでちょっとウルったよ。

ご両親はなんか気を遣ってそうだ。

908:名無しさん@秘密の花園
10/04/24 02:10:25 3FRPd3nx
ご両親どころか美希たんにブッキーも…
遊んでる最中何度も手を握りあったり見つめ合ったりしてたらそりゃねえ

909:名無しさん@秘密の花園
10/04/24 09:22:36 7Yrrm1sn
>>905
GJです。表現が多彩で素敵ですね。R-18なのに美しいと感じました。

910:夏希 ◆JIBDaXNP.g
10/04/24 09:26:12 7Yrrm1sn
おはようございます。続いてSS投下させてください。
前回の続きになります。何もない日常のひとコマです。非エロ、カテゴリーは準SSです。
タイトルは、ある日のせっちゃん。その② です。3レスお借りします。よろしくお願いします。
――――――――――――――――――――――――



ん~~~~~。



ラブが大きく伸びをする。ほどいた髪が蛍光灯の光を浴びて金色に輝く。
すでにお風呂も入り終えていて、ピンクと赤の可愛らしいパジャマが並ぶ。

ラブの部屋。夕ごはん後の恒例お勉強タイム。
机の上には終えたばかりの問題集と、教科書や辞書が山のように積み上げられている。

ただ宿題をするだけだが、その意味をちゃんと理解するまでせつなは関連問題を出し続ける。
「せつな厳しいよ~」と愚痴がこぼれることもしばしばあった。

「やっと終わったよ。ありがとう、せつな」
「どうしたしまして。おつかれさま、ラブ」

「さ~今夜はパジャマパーティーだね!」
「今夜も、でしょ。パーティーと言っても二人きりじゃない」

「せつなは、楽しくない?」
「そりゃあ……凄く楽しいわ」

恥ずかしがって横を向くせつなを、ラブは嬉しそうに見つめた。

せつなが帰ってきて以来、前にもまして共に過ごす時間を大切にするようになった。

パジャマパーティーと称して、一緒に眠ることが増えた。表向きは遅くまで勉強するためだ。
少しでも遊ぶ時間を確保しようと集中するためか、あるいはせつなの教え方がいいからなのか、
ラブの成績も目に見えて上がってきていた。





今夜の遊びはトランプ。これも最近のお気に入りだった。
相手の表情を探りながら手の内を読む。手札を操り駆け引きを行う。
自然と見つめあう時間は増える。お互いの色んな表情や感情を感じ取れる。

ババ抜き
「参りました―グタッ」
「ラブは顔に出すぎなのよ」

神経衰弱
「ほとんど取れなかった……」
「ラブってば、自分でめくったのすら全然覚えてないんだもの」

ポーカー
「やったね! フルハウス」
「ストレートフラッシュよ」
「…………せつな、容赦ないよ」
「何言ってるの。手加減する方が失礼でしょ」

911:夏希 ◆JIBDaXNP.g
10/04/24 09:27:14 7Yrrm1sn
「でも、せつなのトランプさばきって凄いね」
「そうかしら。まあ一応、占い師だったもの」

解説つきで実演してもらう。
ヒンズーにオーバーハンドにリフルシャッフル。切る手が早すぎて指の動きがまるでわからな
い。
真似しようとして、バラバラと落としてしまった。

「あちゃー。できないよ、せつなぁ……」
「いきなり早さを求めてはダメよ。丁寧に、正確に、早さは自然についてくるものよ」


せつながラブの背中に回って手を取った。上から握るようにして、カードの切り方を教える。
急な出来事にラブはどきまぎしてしまう。ラブからせつなに抱きつくことはあっても、その逆
は初めてかもしれない。

(せつなの指、すごく細いな。しなやかだな。頬に吐息がかかるよ。いい匂いだな)

「もうっ、ラブ。手が全然動いてないじゃない。やる気あるの?」
「ごめん、せつな。ちょっと考え事しちゃって。ちゃんとやるよ」

「そう。でももう遅いわ。また今度にしましょう」

せつなはちょっと心配そうにラブの顔を覗き込む。大丈夫そうだと確認すると優しく微笑んだ。

「さあ、もう寝ましょう。明日も学校あるのよ」
「うん、そうだね。おやすみ。せつな」
「おやすみなさい。ラブ」

まくらは持参してある。一緒にふとんに潜り込む。ラブが先でせつなが後から。逆だとラブが
寝返りを打ってベッドから落ちてしまうことがあるからだ。
二人で眠るには少し小さめのベッド。自然に体はくっつきあう。

せつなはラブの体温を感じながら、幸せな気持ちで目を閉じた。





もぞ。もぞ。もぞもぞ。

「きゃあ! なにっ、ラブ!?」
「あ、ごめん。なんかもったいなくて眠れなくて。起こしちゃったね」

「もう。ウトウトしてたからびっくりしたじゃない」
「だって、目が冴えて眠れないんだもの……。何かお話ししてよ、せつなぁ」

「ええっ? 私、お話なんて知らないわ」
「なんでもいいから。今日あったことであたしが知らないこととかでも」

912:夏希 ◆JIBDaXNP.g
10/04/24 09:28:10 7Yrrm1sn
そうね―。じゃあ、とせつなが話し始める。
それは今日のお昼休み。ラブがクラス委員の仕事でいなかった時間のこと。

「あの時、私は校庭で花壇を見ていたの。色んな種類のお花が咲いていて、とても綺麗だった」

「そっか。せつなはお水あげてたりしてたよね。そう言えばラビリンスではお花とかないの?」

「昔は―あったのかもしれないわね。でも、私は見たことが無いわ」
「あたしたちがラビリンスに行った時も見なかったよね」

「そうね。でも今は異世界から適正のある植物や動物を探して、栽培・繁殖させようって計画
もあるのよ」

話がそれちゃったわね、と言ってせつなは続けた。少し低くて優しい声が、薄明かりの部屋に
心地よく響く。


「それでね、花壇のお花が突然動いたの。よく見るとね、黄色いちょうちょだったの。
ひら、ひら、ひらって不思議な飛び方だったわ。
まるで木葉が空に向かって落ちていくみたいに。
そしたらね、もう一枚……じゃなくて、もう一匹ちょうちょが飛んできて、一緒に舞いはじめ
たの。
じゃれあうみたいにくるくる位置を入れ替えて、まるで空でダンスを踊ってるみたいに見えた
わ。
お花みたいに綺麗なちょうちょ。空を飛べるのにまるで目的がないみたい。
とても自由で楽しそうで―そして、幸せそうだったわ」





「ねえ、ラブ。聞いてるの?」
「すぅ~~~~」

「もう……自分だけ先に寝ちゃって」

せつなは、布団から出たラブの腕を優しく中にしまいこんだ。

「おやすみなさい。ラブ」

愛らしい寝顔を見つめてそっと囁やく。そして静かな寝息を子守唄に聴きながら、緩やかな眠
りへと落ちていった。


今夜は同じ夢を見られるかもしれない。そう願いながら。





――――――――――――――――――――――――
以上です。ちょっと連投しすぎましたね。次回は少し間を開けようと思います。
これからもよろしくお願いします。

913:名無しさん@秘密の花園
10/04/24 15:06:28 QgVu6isD
ああ、カレンダーボイスネタですね…GJです。
連投とか気にしなくてもいいよ。思いつくままに書いてほしいな。

914:名無しさん@秘密の花園
10/04/24 15:12:58 D9mL1ZYT
何気ない日常だけどいいなぁ。
せっちゃんの声を聞きながら眠れるのは幸せ杉

915:名無しさん@秘密の花園
10/04/24 15:47:35 DU5VT4cd
眠らせてくれない夜もありそうだけどね。

916:名無しさん@秘密の花園
10/04/24 16:11:52 0gX54LQ4
SS排除派ざまぁwwwいい加減観念するんだな。
ここもしたらばも息吹き返してきたから悔しいのぉw

917:名無しさん@秘密の花園
10/04/24 17:32:11 2aaEcBPp
素人が原作担いで読み物書いて感想もらう。
全く意味がわからん。何調子乗ってんの?
酉付きのお前らも管理人と同罪だから。ウザイ

918:名無しさん@秘密の花園
10/04/24 19:33:01 3FRPd3nx
sage

919:名無しさん@秘密の花園
10/04/24 20:37:18 3FRPd3nx
>>912
たまにはラブやんもドギマギしたらいいんだ。
天然攻めGJ。

感性豊かなせっちゃんかあええw
色々な幸せを教えられ気づかされ、大人になっていって欲しい2人だ

920:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 01:33:47 NQAt/aKi
>>917
管理人と酉付でここまでやってきたようなもんだ
最近はSSも減ったからNGも解除して板は見てる
全部には同意出来ないが酉付は確かに目障り

テンプレのイメージ守れなんて嘘。職人が一番壊してるからね

921:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 07:15:45 LH2fhmJu
>>920
喧嘩するつもりはないんだが、(酉付は確かに目障り)ならなんでNG解除したんだ?
(テンプレのイメージ守れなんて嘘。職人が一番壊してるからね )には反論しない。
イメージなんて人それぞれだからな。自分のイメージ文章にしたの見せられたら、そりゃイメージは壊れるのは当然。
力量とは関係無しにね。下手でイメージも違うとムカつくしな。
自分はSS好きな方だけど、イメージ壊されるの嫌だから自分に合う職人のしか読んでいない。
だから逆に酉無しで書かれると困るんだよ。誰が書いたかわからないと回避できないからな。
酉嫌ってのは意味わからん。目立つのが羨ましいなら自分も酉付けたらいいと思うんだがな。
SS全部が嫌なら、このスレから消えたらどうだ? SS投下が認められているのは事実だしな。

922:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 07:35:13 LH2fhmJu
連投と長文スマン。
スレ分けしたのになんでSS嫌いがここに居るんだ?雑談スレで語ればいいと思うんだ。
本家がこちらだからこっちでSS排除したいのか?なら頑張って970取るんだな。排除のテンプレ作れば良い。
俺がSSスレ立ててやるよ。

923:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 08:07:20 uFOAk5nS
そもそも雑談スレを作ったのが間違い。ケンカ吹っ掛けてるようなもん。
嫌なら出て行け、よそでやれ、スレ分け等。それじゃ問題解決にならない。
とことん話し合えばいいよ、ここで。スレとはそんなもんだ。
投下の邪魔になる?ここは専用スレじゃない。雑談しにくい?これこそ雑談。
FPの話題しろ?ここはフレッシュプリキュアで百合の板ですが何か問題でも?
ちょうどいいじゃん、テンプレの話題にすればいい。>>920>>921はいいネタフリだよ。

924:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 08:23:33 IK05J8/8
手を変え品を変え、色んな荒らし方するねぇ。スルー耐性無さすぎて笑うわ。
どうやっても、SS嫌いな奴がSS投下されてるところで
同じように煽り続けるんだろうな。ご苦労なこった。

925:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 08:31:49 LH2fhmJu
SS全部嫌いな奴とSS読みたい奴とが共存てのは難しいな。
まあNGすればいいだけなんだが、わざわざ解除して文句言う>>920みたいなのが居るしな。
ほんとに何がしたいのか聞いてみたい。
酉付きで目立つのがウザいとか嫉妬厨なんだろうかね?SS嫌いなら尚更酉は便利だろうにな。
酉無しでどうやってSS選別するんだよ。某板では酉無いからイライラして全部目を通してるんだ。
むしろ批判してる奴に酉付けて欲しい。毎回NGするの面倒なんだよ。

926:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 08:57:19 IK05J8/8
>>925
それいいねw

927:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 09:23:00 CoGU81TH
>>925
賛成。議論と言う名の雑談がしたい人は酉お願いしますよ。
自分は荒らしじゃないと主張するなら、それくらいの気遣いは欲しいよ。
毎回NG設定も面倒だし、一回は不快なレス読まなきゃいけないし。

928:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 09:32:13 uFOAk5nS
酉だらけになるな。どちらも歩み寄ろうとはしない。まさしく臭い物には蓋をしろ。
SS好きは誰の話が良くて誰が気に入らないのか。
SS嫌いは何故そこまで毛嫌いするのか?酉そのものが嫌なのか。
スルーやNG設定なんかする必要ない。ハッキリ言っていけばいいよ。

929:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 09:42:26 LH2fhmJu
これだけレス早いと張り付く価値もあるね。まだ人結構居るんだな。
俺はSS好きだけど、全部好きって奴は信じられない。
書き手の力量に関わらず、解釈の違いなんかで受け付けないものがある。
力量やジャンルなら数行で判断できるが、解釈となると最後まで読まなきゃわからない。
だから酉無しになるのは迷惑なんだ。職人の酉がダメな納得行く理由をぜひ教えてもらいたい。

930:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 09:56:10 LH2fhmJu
ちょっと待ってくれ、よく読み返したが>>928はおかしい。もしかして荒しか?

>SS好きは誰の話が良くて誰が気に入らないのか。
これは話したら駄目だろうが。俺が気に入らなくてもその人が好きって人も居るだろう。
名指しで言い出したらそれこそ職人居なくなるわ。

俺が言いたいのは、SSと言う名の固定観念の押し付けを避けるために注釈と酉は必要だってことだ。

931:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 12:39:07 NQAt/aKi
トリップ無しでいい。こだわるなら個人サイトでやればいい。
管理人がしたらばでやるのは大賛成だ。遅いぐらいだが。

932:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 15:25:04 o7uhapzG
ID:NQAt/aKiって>>917の自演でしょ?

933:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 16:04:37 LH2fhmJu
自演かどうかはどうでもいいが、意見するなら理由くらい書いたらどうだ、ID:NQAt/aKiよ。
理由もなしに決められるほど偉いのか?お前のスレじゃないぞ。
ここはSSスレでは無いがSS投下が認められているスレだろ?批判派は出て行けよ。
職人はテンプレ通りに落としてるだけだ、認められない批判派の存在がスレチ。
自スレ化しようとしてるのは管理人じゃなく批判派だろうにな。


934:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 16:15:18 LH2fhmJu
こっちとしても酉はありがたいが職人もつけたいんじゃないのか。
したらばなら自由にやれるのに、本スレだと酉付けれないとなったらそれでもここに落とすかな?
どうも批判派というか排除派の手に乗せられた気がするな。

職人が917=931の手に乗せられないか心配だよ。



935:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 16:41:49 2G8A2W+c
>>934
少なくとも以前は、保管屋さんは酉なしでのSS投下を推奨したかったみたいだけどね。
NG設定されると読んでもらえないから。

936:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 17:07:02 NQAt/aKi
理由?そんなもの言い出したら切りないんじゃないか。
一つ言えるのはこんなスレ初めてだわ。

937:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 17:14:09 LH2fhmJu
>>935
そうだったのか。スマン、教えてくれてありがとう。
職人と管理人が酉無しのほうがやりやすいなら、俺も我慢してもいいけどな。
でも保管庫なんて酉無しでどうやって読む作品選ぶんだろうな。多すぎだろ。
酉は目次の役目も果たしてると思うんだけどな。
管理人見てる?酉についてどう考えてるか教えて欲しいな。酒場でもいいから。

938:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 17:34:37 uFOAk5nS
なるほどな。こうやってまた管理人を担ぎ出すのか。
保管屋じゃなく便利屋になる訳ですね。

939:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 18:43:38 LH2fhmJu
>>938
はっきり言っていけばいいと議論を煽ったのは君だろう。
突っ込むくらいなら自分の意見を書いたらどうなんだ。
俺の意見の反論でもいいよ。ただし納得行く理由書いてくれよ。

940:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 18:58:51 IK05J8/8
最初の頃は酉無しでも落としてたよね。でも、SSウザイってわめくやつが出たんで
じゃあ嫌いな人がNGしやすいように酉付けようねという流れだったと思う。

どのスレでもそうだけど、みんなが好むレスだけが書き込まれることって絶対無いから、
各自で嫌いなレスをNGすればいいだけなのに、それでも前スレでもめた。
その結果、SSが目に入らないようなスレまで出来たのに、そこを過疎らせて
こっちで酉付きウザイとか意味解らんわ。

議論だ問題提起だとか言ってても、結局のところはSS自体が自分の気に入らないから、
書いてる職人の心を折れさせて辞めさせようとしてるとしか思えん。
保管屋を追い込んでそうしたようにね。


941:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 19:13:52 LH2fhmJu
>>940
全く同意する。酉はじゃあ職人の判断にまかせるしかないのかな。
それで叩く奴が居るなら、その都度に俺も出て来るかなあ。NGよろしくな。
テンプレに従ってスルーしたのに、それはそれで排除派のレスでスレが埋まって職人は減った。
スルーより擁護レスの方がいいんじゃないのか?俺はそうするからな。

942:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 19:29:56 CoGU81TH
>>941
それ、俺も迷ってた。擁護や反論もスレチには違いないから荒らしを喜ばすだけかなって。
でもスルーしようが投下があればわいて出るんだよなあ。
それなら言い返して職人を応援したほうがいいんじゃないかと。
とりあえずこの状況でもめげずに投下してくれてる職人には感謝してるよ。

943:名無しさん@秘密の花園
10/04/25 21:25:36 uFOAk5nS
職人には激励になるからいい書き込みだと思うよ。普段から書いて欲しいけどな。
で、SS嫌いな人の意見は?もっと書き込みなよ。言い出したら切りないならね。
管理人は管理人。自分の意見を言えばいい。掲示板なんだから当然だ。

944:名無しさん@秘密の花園
10/04/26 01:00:29 Z02O1CcX
完全に自演とわかった。おまいら騙され杉w
荒れてる時や議論してる時絶対管理人来ないだろ?

945:名無しさん@秘密の花園
10/04/26 01:29:12 /7yRL1aZ
どれが管理人だと思うの?

946:名無しさん@秘密の花園
10/04/26 01:56:44 NDRyzURs
もはや弱い者イジメの世界かと

947:名無しさん@秘密の花園
10/04/26 05:58:44 wO9llZm+
>>944みたいな釣りレスがあるから話し合いにもならん。
ちゃんと意見書けよ。返す言葉が無いから煽ってるだけに見えるわ。

948:名無しさん@秘密の花園
10/04/26 07:22:45 I01d48E9
何が議論だよ。話し合いの余地なんか無いだろ。何を話し合うんだよ。
雑談スレの連中に乗せられすぎ。
スレは別れたんだよ。SS嫌いならあっち池、以後批判する奴は荒し、以上。

949:名無しさん@秘密の花園
10/04/26 08:42:27 Z02O1CcX
すぐそうなるな。問題は違う所にあるのに。
自分が管理人なら違うのは違うと言う。連絡しても返事ないし。

おかしいだろ一線退くと言った奴がSS書いたり感想書いたりしてるのが。
どこまでアピールするつもりだよ

950:名無しさん@秘密の花園
10/04/26 12:24:31 mea6+EiV
そのSSや感想書くのを全部ここのスレでやるなら大問題だが、
完全にしたらばに引っ込んでる今は何も問題ないと思うが。
一番問題なのはしたらばに引っ込んだ今でも執拗に保管屋を叩くお前らと
それにいちいち突っかかる奴らだろ

てか何回この話題繰り返すんだよ
お前らの大好きな保管屋はもうこのスレには来ないだろうから、あとはほっとけばいいんじゃねーの
SSが嫌いならNG設定すればいい
雑談がしたいなら雑談すればいい
どうしても議論がしたいというなら、もっと皆が納得出来るような事を話せ
いつまでも保管屋が保管屋がって、それしか言える事ないのかよ荒らしはw

951:名無しさん@秘密の花園
10/04/26 12:26:24 54pL+4Ae
どうでもいいだろ目立つとか退くて言ったとか・・・
なにも考えず気にならずROMってる俺がおかしいのか?

投下が無くても雑談してようともかまわずギロンふっかけてくるのな。
気に入らないならスレに来るなってw潰すつもりならそれ無理だから。
そうすれば誰もやな思いすることがなくなる。

952:名無しさん@秘密の花園
10/04/26 15:12:33 Z02O1CcX
>>951
おかしいよ。管理人が戻ったら投下して消えたら投下しない。
コイツ主導だろどう考えても。

したらばでやるなら個人サイト扱いじゃないのか?テンプにリンクはるのはいいのか?

いつからこんなスレになった。一人の人間に騙され続けてさ。

953:名無しさん@秘密の花園
10/04/26 16:19:23 54pL+4Ae
>>952
むしろ騙されてるのはあなただ。気にし過ぎ。

954:名無しさん@秘密の花園
10/04/26 16:22:59 54pL+4Ae
>>953
反応するのがいけないんだった…
すまをかった

955:名無しさん@秘密の花園
10/04/26 17:17:42 /BQgqc5H
ID:Z02O1CcX=ID:NQAt/aKi

956:名無しさん@秘密の花園
10/04/26 18:30:42 I01d48E9
ご苦労様だな、毎日飽きもせずに叩きに煽りに議論か?
2桁は居た職人も、もう本スレに落としてるのは2人か3人か?
で生き残りの職人も辞めさせた後どうするの?何話すの?
そうなったら議論も出来なくなるよね。みんなでしたらばの愚痴会でもするのかい?
SSウザイとか保管屋ウザイとか、まともな雑談や妄想の一つでもしてから言えよ。

自分では何もしないクセに、他人の行動にケチだけ付けてる奴が一番ウザいに決まってるだろ。

957: ◆lg0Ts41PPY
10/04/26 19:51:56 35PwN2Bs
規制もいつの間にか解除されてたみたいなんで、久しぶりに投下させて貰います。

ラブせつ、微エロ(R-15くらいのつもり)、せつなラビリンス→四つ葉町帰還後の設定です。
タイトルは「幸せを重ねて」

958: ◆lg0Ts41PPY
10/04/26 19:52:47 35PwN2Bs
素肌を撫でる微風が火照りを奪って行く。
月明かりにほの白く浮かび上がるせつなの滑らかな背中。
肌寒さを感じて目を覚ました瞳に、半分開いた窓に揺れているカーテンが映った。
軽く身震いし、閉めようと半身を起こした所で腕を掴まれ、ベッドに引き戻される。


「どこ行くの………?」


半覚醒の少し籠った声。咎める音を含んだ囁き。


「あ……、窓、開いてるから……」


ラブは無言でせつなを胸に引き寄せる。
肩口まで布団を引き上げ、冷えた肩や二の腕を撫でさする。
これで寒くはないだろう、と言わんばかりに。


また一緒に暮らし始めて随分経つ。
こうして裸身を重ねて過ごす夜も、最早特別な事でなく
当たり前の日常となって久しい。
それでもまだ、ラブは時折不安そうな素振りを見せる。
さっきのようにせつなが不意に離れる事を酷く嫌がるのだ。


意識してか、無意識なのか二人きりの時は常に体のどこかが触れている。
何をする訳でもなく、指を絡めて来たり、隣に座って凭れかかって来たり。
さすがに人前では控えているが、それでもせつなが視界から消えると落ち着かな気に
視線をさ迷わせている。


一瞬でも放したら、そのまま何処かへ行ってしまう。


心の奥に宿ったのは、取り戻した安堵とまた失う不安。


「側にいるから。」
「もうどこにも行かないから。」


いくら繰り返してもすぐには安心しては貰えないのだろう。


信用ないのね。と言う苦笑い。
無理もない。と言う自戒。


散々振り回して来たのはこちらの方。
出会いからして出鱈目な占いから始まったのだから。

959: ◆lg0Ts41PPY
10/04/26 19:53:45 35PwN2Bs
(ごめんなさい。)


せつなは思う。
ラブから貰った溢れんばかりの宝物。
愛してくれた。叱ってくれた。すべてを許し、包み込んでくれた。
友達を、家族を、愛する人を、一人ぼっちだと立ち尽くしていた自分にもたらしてくれた。
それなのに、自分はラブに何を与えられただろう。


繋いだ手を振りほどいた。
迎えてくれた温かな住み処を離れて行った。
戻って来たところで、またいつか飛び出してしまうのではないか。
そう思われるのは仕方ないのだろう。
自分で決めた事は何があっても翻さない。それはもう立証済みなのだから。


(私、もう離れないから。)


だから、一つ一つ。積み重ねて行く。共に過ごす日々を。
側にいるのが当たり前。またそう感じて貰えるように。


体中を撫でるラブの手のひら。
それは愛撫と言うより、腕の中に収まっているものの存在を確かめようとしているようで。
せつなの胸の奥がツンと締め付けられ、苦しくなって。
せつなはラブの体に腕を回し、頬を擦り寄せる。
体温を移し合い、一つの温もりになって行く。


「………ねぇ。……もう一度…。」
精一杯、甘えた口調で囁いてみる。


ラブは一度、ぎゅうっと強くせつなを抱き締め顔を覗き込む。
その顔に浮かぶのは、正に天真爛漫と言うのが相応しい太陽のような輝く笑顔。
ついさっきまで勤しんでいて、そしてまたこれから行おうとする淫靡な行為とは
かけ離れた無邪気に弾けるような表情。
せつながこんな事を言って来るのは本当に珍しくて。
それが嬉しくて嬉しくて堪らない。ラブの全身がそう言っている。
せつなは顔だけでなく身体中が真っ赤に染まっている気がした。
どうしてこんなにも素直に応えてくれるのか。
いっそからかってくれた方が気楽なくらいだった。かえって恥ずかしくなる。

960: ◆lg0Ts41PPY
10/04/26 19:54:53 35PwN2Bs
「あの…、疲れたならもういいんだけど…」
つい、照れ隠しにもならない心にもない台詞が口を突く。


「何をおっしゃいますやら。今さら取り消しは許さないよ~。」
これまた月明かりの中では不似合いなくらいの陽気な声。
せつなは逃れるようにうつ伏せになろうとするが、ラブの方が一瞬速かった。
両手首を掴まれ、ベッドに縫い付けるように仰向けされる。
せつなが口を開く前に、ラブは自分の唇で抗議の声を封じ込める。
こうなったらラブの勝ち。もうせつなは逆らえない。


唇から体へ。ラブの口付けは戯れながらせつなの白い肌の上を踊ってゆく。
啄むような、擽るような、軽く優しい唇。
それが徐々に熱を帯び、せつなの敏感な部分に集中してまとわり付き始めた。
揺らめき、溶けて広がって行く快楽の海にその身を漂わせる。
とうに肌寒さは忘れていた。


また一つ、幸せが重なっていく。
明日も、明後日も。共に有る限り。

961:名無しさん@秘密の花園
10/04/26 19:57:17 7t0qEOdx
投下終わった?

962: ◆lg0Ts41PPY
10/04/26 19:58:47 35PwN2Bs
すみません、以上です。ちょっと手間取ってもたついてしまいました。

963:名無しさん@秘密の花園
10/04/26 20:03:37 7t0qEOdx
どうする?管理人追放する?職人追放?スレ消滅?

964:名無しさん@秘密の花園
10/04/26 20:16:06 54pL+4Ae
>>963
GJ。雰囲気にそぐわないラブやんの明るい声や表情はありありと浮かぶw
せっちゃんで遊ぶのは楽しくてしかたないんだろうか…ラブやんは遊ばれる印象がない

965:名無しさん@秘密の花園
10/04/26 20:35:02 I01d48E9
>>962
GJ。まさかこの時間に投下あると思わなくてな、気分悪いレスつけてすまなかった。
エロとしちゃちょい物足りなかった気がする。だからこそのR15か、お預け食らった気分だw
いや悪口じゃないよ、面白かった。地の文が凄い綺麗だな、腕のいい職人が戻ってきてくれて嬉しい。


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