09/08/12 01:42:39 S4l58HYL
私は焦った。取引を持ちかけられている。どうしたものかと悩んだ。
「モモ。お前が切らなくても、私は最初のツモで待ちを変える。北などいらんぞ・・・
だからそんな脅しには乗らないぞ・・悪いな」
私は冷静を装った。しかしモモは笑顔を崩さなかった。
「先輩。残念ですけど先輩にツモ番は絶対来ないんすよ。
実は私のこの手、すでに天和アガリの手なんすよ。私が牌を倒せば。
そしてその瞬間、先輩のトビでゲーム終了。先輩のメイド店員は決定っす。
・・実は私今日お金持ってるんす。ホテルに行くくらいのお金は。
でもこの麻雀で負けても私はビタ一文払わないっす。・・どうすか?
この北、欲しいっすか?それともいらないっすか?向こうの二人も待ってますし、
あと10秒で答えを出すようお願いするっす」
モモはしてやったりの表情で私を見ていた。
負けた。どうやらこれからの私はモモの言いなりになってしまいそうだ。
・・でも、それも悪くないか。私はモモにこう言った。
「モモ。私は君の北が欲しい」
そしてモモの一打目で私はアガった。皆が唖然とし、藤田プロはカツ丼を盛大に吹いた。
この後、私はモモに引っ張られるようにしてホテルへ向かった。
想像はしていたが、やはりすごい内装だった。変なアイテムも多数見つけた。
どうやらいろんなコスチュームを貸し出しているようだった。メイド服もあった。
モモがニヤニヤしていた。嫌な予感がした。
そしてこの日、私はモモの専属メイドとしてご主人様に奉仕したのだった。
終わり。
やっぱり麻雀シーンは難しかった。