09/08/23 21:44:36 Mv25Wtr2
突発かじゅモモSS
時間軸は県予選決勝前夜。アニメでちょこっと映ったやつの捏造
緊張してあまり眠れなかった。明日の戦いもあるが、それよりも先ほどの事が脳裏に蘇り、ひとり赤面してしまう。
-数時間前-
家から少し離れている公園のすぐそばの、町を一望できる場所。
なかなか寝付けず、散歩がてら歩いていたらいつの間にかそこまで来ていて。そしたら偶然ひとりで町を眺めている先輩を見かけた。
少しだけ歩み寄ってみる。
「明日の相手は強い。多分我々鶴賀は苦戦するだろう。
いや、心配するな…諦めてるわけじゃない。もしも前半で、接戦を維持して後半に持ち込めれば……」
不意に先輩は振り返り、しっかりこっちを見て話しかけてきた。
「明日の勝負は、副将大将戦だ」
「先輩…」
「こんな時間にどうした?」
もう日は落ちていて周りは暗いというのに、先輩は私の事が見えているみたいだ。…すごく嬉しい。
「眠る気分になれなくて…ちょっと散歩っす」
「そうか。…明日は、頼んだぞ」
「はい!」
「帰ったら早めに寝ろよ?」
「先輩こそ、こんな時間まで外にいたくせに」
「……モモ」
「はい?」
ちゃんと、君を見てるから。
「----……!!」