09/07/23 04:17:19 58aX2IH4
「澪ちゃん、私も共犯なの。ごめんなさい」
「め、滅相もないですっっ!!」
突然の謝罪と共にムギは頭を下げる。パニくってるせいか、つられて私も頭を下げる。
「顔をあげてちょうだい? それで一つ説明してほしい事があるんだけど、『これ』なにかしら……?」
そう言って澪は後ろ手に組んでいた腕を解き、ムギが言う『それ』が私の目の前に差し出される。
「っっ!!!」
ムギから放たれた一喝よりも驚くものがムギから差し出された。
え、あ、な、なんで、こ、これ……な、え、なんで、こ、これ、わ、わたし、の……。
「澪ちゃんのカバンを物色してたらね、出てきたの」
「……」
「それでね、唯ちゃんと梓ちゃんが使い方を知りたいって」
「……えっ」
「だから使い方を実演してみてくれないかしら」
「……はぁ」