09/07/07 21:20:27 JembK6J4
>>323wwww
さとちゃんと呼んでからかうのもまた…いいネタだ
327:名無しさん@秘密の花園
09/07/07 22:23:05 ORiz3BYu
かじゅモモ+α。
昼の間中太陽光にさらされたアスファルトが、お返しとばかりにじりじりと熱を返す。
夕日はもう一刻も前に山あいへと沈んだというのに、うだるような暑さはまだまだ昼間の様相を呈していて、通りには人っ子一人いなかった。
いや、正確には‘彼女たち’しかいないと言うべきだったか。
ちっぽけな街灯だけが照らす薄暗い帰り道には、2つの人影がポツリと存在していた。
それは意識しなければ到底気が付かないようなもので。
それもそのはず。藤色の髪をした少女の後ろを少し遅れてついていく‘彼女’は、誰の目にも捉えられない。
それに、‘彼女’の…東横桃子の領域へと足を踏み込んでいる少女の姿も、桃子と同様に、限りなく薄くなっているから。
桃子の少しだけ先をゆっくりと歩く少女…加治木ゆみは、数歩歩いてはチラチラと桃子の方へと振り返る。
何度も何度も振り返っては、手をそわそわさせ、じっと桃子を見つめるゆみに、そのたびに桃子は綻ぶような笑顔をおくった。
ゆみは桃子が笑顔を見せるたびに、やはりそわそわとしては、少し急ぎ足で歩みを進める。
普段の学校生活では、ゆみは随分と大人らしく、芯の強い生徒であったし、彼女の所属する麻雀部にあっても絶大の信頼をおかれていた。
早い話、ゆみは年齢に不相応な落ち着きをもっていて、子供らしい性分は持ち合わせていないのではないかと思われるような少女だったのだ。
しかし、それも桃子の前では当てはまらないらしい。
ゆみは所謂お堅い性分を持っていて、こと色恋沙汰においては随分と子供っぽいみたいだ。
今までに恋などしたことはなかったのか、モモに対して言いたいことを言う勇気が湧かないようで。
だから一人悩んでは手をそわそわとさせている。きっと心のどこかで、桃子がそれに気がついてくれるのではないかと期待しているに違いない。
しかし、そんな少しだけずるいユミちんの気持ちを見透かしたように、笑顔をお
くることしかしない桃子の方が、やはり一枚上手だ。
ゆみは困ったような顔をしては、逃げ出すように歩みを進めることしかできなくて。
「先輩。なにか言いたいことがあるんじゃないっすか?」
そんなゆみを可哀想に思ったのか、桃子が助け舟をだす。
いや、それはもしかしたらゆみの退路を断つためのものだったのかもしれない。
なんにせよモモに問い詰められている以上、ゆみも答えないわけにはいかず…。
しかし、それでもゆみはあわあわと手をこまねくばかりで、普段の凛々しいという言葉がよく似合うゆみはシャボン玉のようにはじけて消えてしまったようだ。
桃子は少しだけ拗ねたような顔をすると、非難するような視線を投げかける。
ゆみも、流石にこれにはマズいと思ったのか、覚悟を決めるように大きく深呼吸をすると、ぐいっと桃子へと近づいた。
ゆみの頬が熟れたリンゴのように赤く染まる。
少しだけ躊躇したようだが、やはり一度大きく息を吸い込むと、ゆみはそっと桃子の手をとった。
「隣を歩こう。その方が私は嬉しい。」
ユミちんはいよいよ耳まで赤く染め上げている。
しかし開き直ってしまったのか、黙り込む桃子の手をギュッと強く握るとぐいぐいと引っ張って歩き始めた。
よくよく見ると、とてとてとゆみについていく桃子の頬も桜色。
普段から幾分か大胆なところを持っている彼女だが、
どうやら想いを真正面からぶつけられるのには慣れていないようで、頭からはぷすぷすとショートしてしまったような煙がのぼっていた。
暗がりを歩くふたつの桜色。片方はそわそわ。もう片方はぷすぷす。
見ている方が恥ずかしくなるような初々しさが、なんとなく彼女たちらしい。
328:名無しさん@秘密の花園
09/07/07 22:24:53 ORiz3BYu
「先輩の手…暖かいっすね。」
「モモの手はひんやりとして気持ちいいな。」
そう言って見つめ合うと、お互いに恥ずかしくなったのかまた顔をそらしてしまう。
二人の手は、自然と指が絡まりはじめ、見紛うことなき恋人繋ぎ。
普段は真っ白な指先まで、ほんのり蒸気して桃色に染まっていた。
「久しぶりっすね…一緒に帰るの。」
不意に桃子が寂しげにうったえる。インターハイ予選も終わり、三年であるゆみは部活を引退していた。
共にいられる時間はみるみる少なくなっていくのに、その時間においてすらも満足に会うことはできない。
「進学希望だからな。少しは学業に身を入れなければ親に申し訳がたたん。」
ゆみは固い表情をもってそう告げる。成績は良好だ…しかし、真面目に対策などしなくても合格通知が貰えるほど、ゆみの目指す大学は甘くはない。
それに、桃子も新しい麻雀部として歩き出す必要もあった。
必然的にゆみと桃子が共に過ごせる時間は少なくなっていく。
「あと半年っすね…。」
か細いか細い、注意していなければ聞き逃してしまいそうな声。
ゆみと出会う前は、口を閉ざしていることが当たり前だったのだろうから、意識しなければこの程度の大きさしかでないのかもしれない。
「なにがだ?」
重たく響くようなゆみの声。ユミちんの鈍さには時々辟易してしまう。
桃子の言いたいことは、いつもゆみについてなのだから、少しは麻雀以外にも勘を働かせるべきだ。
「だって先輩は東京の大学に行っちゃうじゃないっすか!だから半年もしないでお別れなんすよ…。」
ゆみと桃子は違う。
どちらも互いの一番であることは同じなのだが、ゆみには両手から溢れ出しそうなほどの大切があっても、桃子の手にはこれっぽっちも残らない。
桃子の小さな両手から、ゆみが転がり落ちてしまえば、また昔に逆戻り。
けれど別れは必然だから、それをつなぎ止めることなど桃子にはできやしない。
桃子の肩は知らず知らずのうちにカタカタと小刻みに震えていた。
しかし、ユミちんはきょとんとした顔をしていて。
「なんだ?モモはインターハイを勝ち抜いて私に会いにきてはくれないのか?」
今度きょとんとするのはモモの番だった。
しばらくぽかんとした顔をしているとさっきとは別の理由で桃子の肩が震えだす。
モモの目尻がキラキラと光っていて、彼女が泣いているのがわかった。
「どっ、どうしたんだモモ!!」
いきなりのモモの涙に、ゆみはおろおろしてしまって少し情けない。
ポツリと垂れる雫をゆみが指で掬う。
「泣かないでくれモモ…私も悲しくなる。」
329:名無しさん@秘密の花園
09/07/07 22:25:19 ORiz3BYu
ユミちんの手のひらがモモの頭をくしゃくしゃと撫でた。
桃子の長く垂れた前髪がふわふわと揺れていた。
「先輩が悪いんすよ…。だって私…先輩が待っていてくれるなんて思わなかったから…。」
ゆみは少しむっとした顔をすると、困ったようにくしゃりと笑った。
少しだけ桃子の頭を撫でる力を強くすると、桃子もくしゃりと笑う。
いつのまにかぽろぽろと零れていた涙は、すっかりと虚空へと溶けていた。
「私がいなくなると思ったのか?私はいつまでもモモを待っているよ。決して見失わない。」
そう言ってゆみは桃子の手をギュッと掴むと、自らの胸に当てる。
「ちゃんといるだろう?」
ゆみがニコリと微笑んだ。その顔は少しだけ普段よりも子供っぽい柔らかさを湛えていた。
モモは、安心したように頬を緩めると、ゆみの細い腰に腕を回す。
「なら約束を下さい。」
モモのふわふわとした声が響くと、彼女はギュッと目を瞑る。目を閉じる前にほんの少しだけ目が合った。
これには流石のユミちんもなにを求められているのか気づいたようで、桃子の腰をぐいと引きつけると唇を重ねる。
触れるだけの軽いキス。少し物足りなさそうな視線を向けるモモにゆみはもう一度軽く口付けを落とすと、ポンと頭を撫でた。
「続きはきちんとした場所でな?」
ユミちんが恥ずかしそうにそう言うと、桃子はこくりと頷いた。
「約束貰ったすよ…皆の前で。」
ユミちんがぽかんとした表情をしている。そしてなにか思い至ったように、焦ってきょろきょろとと辺りを見渡す。
ギョッとしたユミちんと視線が交差するのを感じると、彼女が走り出すのがスローモーションのように見えた。
「かっ、蒲原~!!!!!!一体お前はなにをしているんだ!!!!!!せ、妹尾もなんで止めない!!」
さっきとはまた違った意味で顔を真っ赤に染めたユミちんが私に詰め寄る。
いや、もしかしなくてもさっきの頬の赤みと同じ理由も十分に存在しているか。
胸元を掴んで私の頭をぐるんぐるんと回しているユミちんが少しだけかわいかった。
「ん~?頼まれごとだよ。」
そう、頼まれごとなのだ。ああ見えて…いや、見た目通りにユミちんはよくモテる。
凛々しい姿と強い意志、胸をくすぐるような響く声も人気がある。
だから彼女の起こした奇行と、それに続くユミちんのある人物への入れ込み様は今学園で最も熱いトピックスなのだ。
そのためユミちんと仲の良い私に取材の依頼がきたのだ。鶴賀ジャーナル夏休み前最終号。
ポチポチと携帯で彼女達の赤裸々な日常を綴って、そのデータを渡すだけで遊園地のチケット4人分!!
私の華麗なる文才を爆発させるノンフィクションノベルが次回の鶴賀ジャーナルを賑わす予定なのだ。
330:名無しさん@秘密の花園
09/07/07 22:25:56 ORiz3BYu
「それを貸せっ蒲原!!」
携帯が私の手からすっぽりと奪われる。
ユミちんはいそいそと私の携帯を弄ってなにかを必死に読んでいた。
「くそっ、他人の携帯は操りづらい…。それにしても酷いな蒲原・・・」
モモの携帯は自分のものみたいに操れるくせに。
ユミちんは、呼称が途中で素に戻っているだの、風景描写は前半で飽きたのかだのくどくどと文句を言う。
いいじゃないかそのぐらい…自信作だぞ!!
「妹尾は現国が得意だと聞いたのだが…少し世話をしてやったらどうだ?」
ユミちんはそうかおりに言い寄っていて。…大きなお世話だ。
「どれもすごく智ちゃんらしい間違いだから、私には直せません…。」
そうだぞかおり!!私たちはこれでいーの!!
困ったような顔をユミちんはしていた。
「まっまぁ落ち着いてよユミちん!!ここに遊園地のチケットが4枚ある…これで手を打とう。」
ムッとした顔をユミちんはしていたけれど、モモの笑顔を見たらそんなことはどうでも良くなったのか、チケット2枚で手を打った。
「わ、私だけ仲間はずれですか…。」
「つ…津山!!」
私が連れてきたのにすっかり忘れていた。
むっきーはぽろぽろと泣いていて寂しそう。あちゃあ…つい置いてきてしまった。
「蒲原…分かっているな?」
私の手元にあった残りの2枚も気づいたらユミちんの手の中。
次いで、かおりとむっきーのてに収まった。
「今週末は皆で遊園地だな。」
ユミちんの言葉にみな笑顔で頷く。私はワハハと笑うことしか出来なかった。
しかたない、それもいいか。今週は皆で遊園地。私だけ自腹でも不満はないかな。
とりあえず、新聞部にもう一枚チケットをくれるように頼むことにしようと心に誓ったのであった。
Fin.
331:名無しさん@秘密の花園
09/07/07 22:31:00 ORiz3BYu
ここでは2作目。タイトルは追跡帰り道。
サトちゃんでもいいじゃないか。
332:名無しさん@秘密の花園
09/07/07 22:31:47 nLx+tA7b
>>330
かじゅモモktkr!!!!
まじGJ
333:名無しさん@秘密の花園
09/07/07 22:48:18 Ecs+PobA
>>331
「手をこまねく」のところで突っ込んでしまった俺はあんたの手のひらで踊らされていたということかーっGJ!
334:名無しさん@秘密の花園
09/07/07 23:00:29 CUycVt0z
照はたぶんクールキャラで咲を疎んでる感じを装ってるんだが、内心私を超えるのは妹しかいない、そして私と最強のコンビを組むの…!愛してるわ、咲、咲!とか狂愛してるんだろう。
335:名無しさん@秘密の花園
09/07/07 23:06:39 N1EvQ5kf
>>330
かじゅモモGJ!
そしてかまぼこは百合作家めざすべきだw
336:名無しさん@秘密の花園
09/07/07 23:09:53 OMGOyjPN
>>330
桃果樹マジGJッスよ!!
337:名無しさん@秘密の花園
09/07/07 23:46:56 afStxKM0
>>330
わーい。照れる果樹かっわいい~
GJwwww
そして>>334の妄想でいくと咲がのどっちと全国にいったら
ねぇちゃんばりショック……
338:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 00:01:00 JembK6J4
>>330、GJ
むっきー…かわいそす
早く彼女できるといいね
339:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 00:25:24 cXQV646h
URLリンク(www.dotup.org)
URLリンク(ranobe.com)
340:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 02:14:06 pwDqrU/F
14話やっと見れた
まさにかじゅモモは至高
モモの場所を特定するためにIPアドレスのセグメント表作ったのかと思うと泣ける
341:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 02:18:15 5LDw6noV
>>338
基本、各校5人ずつだから一人余るなw
342:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 02:35:50 JpjhICEf
>>341
あまった同士でくっつけばいいんじゃね?
343:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 02:48:03 666vvRwQ
カマボコかおりんむっきーで三人仲良くでイインダヨ!
344:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 03:09:44 jDcvYued
よくねーよ馬鹿死ね
345:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 03:11:24 d4ufBKP2
かじゅってさ、決勝の回想シーンでモモの問いに対して答えられなかったことを
卑怯とか臆病とか言ってたけど…
まさか…実は彼氏が(ry
しかしもうモモの事の方が…とか
346:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 03:14:02 jDcvYued
うぜぇ死ね
347:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 03:15:17 cXQV646h
>>343
IDが悪魔の子((((;゚Д゚)))
348:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 03:34:52 FwHmmcb/
>>344>>346
言葉遣い、覚えようね。
このスレの住人ってことはSS職人に汚い言葉をぶつけてるかもしれないんだし
349:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 03:44:45 oWN6jBGb BE:577422162-2BP(0)
百合萌え板で板違いなこと言ってるからだろ
350:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 03:46:41 bh3LXys9
2ちゃんねるは、知能が低い粗暴な輩が多いからな>>348
351:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 04:28:00 vknqJFcC
ここ2chじゃないけどな
352:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 04:42:06 qD5wV3mp
っていうかスルーくらい覚えろよ
353:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 06:13:36 0Esb7TB1
じゃ、いまのうちにのどちゃんはいただくじぇ…
354:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 06:30:59 FTNBK/sG
それじゃあ、部長はわしがもらっていくけぇ
355:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 07:07:00 qzFTW2O7
タコスとまこ乙
356:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 07:39:15 7olef36v
子供「エトペンは俺の嫁」
357:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 08:50:40 UaYZkqjt
キャプテンとまことタコスが光の速さで部長争奪戦をしたらどうなるのっと
358:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 08:53:02 VlpqnN0M
一が漁夫の利を得ます
359:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 09:05:23 9l0oOkYE
キャプテンくわえたドラ猫追っかけて裸足で駆けてく愉快な部長さん
360:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 09:07:38 Un51mXhc
部長×キャプテン投下させて頂きます。
携帯からなので見づらいと思います。
361:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 09:08:41 Un51mXhc
「暑いわ…」
街を歩いているだけで汗が噴き出してくる。
もう九月だと言うのに、真夏のような日差しが降り注いでいて思わず暑い、と口に出してしまう。
熱かった高校生活最後の夏も終わり、私は麻雀部を引退した。
主将を華奈に引き継ぐときは、お互い号泣し過ぎて、みんなに笑われてしまったわ。
久保コーチに労いの言葉をかけて頂いてまた泣いて…
いろいろな事があったけれど、本当に楽しかった3年間だった…
ーー高校3年生の9月ともなると本格的に進路について考えなくてはいけない。
私は進学しようとは思っているけれども、まだはっきりとどこに行くとは決めてはいない。
もちろん麻雀は続けるけど…
そう考えた時にふとある人の事が頭をよぎる。
上埜さん…いえ、今は竹井さん、とお呼びした方がいいのかしら?
3年前に出会った時、私の目をきれいといってくれた人。
風越に入学してからは、それほど思い出すこともなかったけれど。
県予選で3年振りに再会してから、度々想うことがある。
もしまた会うことができたならー
そう思った刹那、後ろから声がした。
「あら?あなたは…風越の…」
「あ…」
362:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 09:10:47 Un51mXhc
「それにしても、こうしてまた出会えるとは思わなかった。」
「ええ…とても嬉しいわ」
立ち話もなんだからよかったらお茶しない?という彼女の誘いに乗り、私達は近くの喫茶店に来ていた。
私は暑さのせいか、う…竹井さんに会えた嬉しさかわからないけど、少し気分を高揚させながら冷たいお茶で渇いた喉を潤す。
「あれからね…あなたの事思い出したの。こんな綺麗な子に出会ってたのに忘れてたなんて私もどうかしてるわ」
「…っ!そ、そんな綺麗だなんてっ…」
「あら、冷静そうなあなたでも慌てる事があるのね。可愛い所もあるじゃない」
「え、か、…からかってるのね…」
「案外本気かもよ?」
「もう…」
不思議な人。どこか飄々としていてつかみどころのない人だわ。
それから私達はたくさんの事を話した。
麻雀の事、学業の事、進路の事…
まるで止まっていた時間が動きだすように。
「福路さんは進路どうするの?」
「私は進学しようと思うの。麻雀も続けるわ。あなたは?」
「私も同じ、かな」
風越でこの人と一緒に麻雀出来ていたらー
最近、そう思う事が何度もあった。
もう後悔はしたくないー
そう思ったとき、私の口は勝手に言葉を紡いでいた。
363:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 09:13:09 Un51mXhc
「もし、よかったら私と同じ大学に行かないかしら?」
「え…?」
彼女の目が丸くなる。
「あなたと一緒に麻雀がしたいの。…だめかしら?」
じっと彼女を見つめる。
了承してくれるだろうか…
「…そんなまっすぐな目で見つめられちゃね、前向きに考えとくわ」
そう言って彼女は私に笑顔を向けてくれた。
…私に言わせればあなたの笑顔の方がずっときれいよ。
「ありがとう。…あら、もうこんな時間…」
楽しい時間はすぐ過ぎてしまうもの。
いつの間にか帰宅しなければならない時間になっていた。
もうちょっと勇気をだしてみよう。
「またこういう風に会ってもらえ…」
私が言い終えるより先に言葉が返ってくる。
「ええ、もちろんよ。今日はすごく楽しかった。」
私達はその後お互いの連絡先を交換し、帰路についた。
携帯電話って難しいのね…
楽しかった今日一日を終えて、ベッドの上に横たわる。
彼女の笑顔を思い出す度に自然とこちらの顔も綻ぶ。
こんな所、誰にも見せられないわね…
もし一緒の大学に行って同じ時間を過ごす事が出来たならー
そんなことを考えながら私は深い眠りについた。
数時間前ー
「なんや、随分ご機嫌じゃのう」福路さんと別れてからの帰り道、偶然にもまこと出くわし、帰り道を共にしている。
「ええ事でも、あったんか?」
「うん…素敵な出会いがあったからかな?」
364:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 09:15:10 Un51mXhc
あれから数ヶ月が経った。
話し合って結局二人とも同じ大学に行くことに決めた。
幸い学力的には特に問題はなかったので二人揃って推薦で合格することが出来た。
本当に良かったわ…
でも悩ましい事が一つだけ。
竹井 久さん。
彼女についての事。
あれから彼女とは連絡を取り合って一緒に勉強したり、お茶をしたり、とても幸せで楽しい時間を過ごす事ができた。
でも、その幸せな時間が増えるに比例して、彼女への想いが募るばかり。
その「想い」が“友達”の域を超え、恋人になりたいというようになったのはいつ頃だったかしら。
彼女の事を知れば知るほど好きになっていく。
到底叶うはずもないのに…
そして私は携帯電話を開いた。
そこに映るのは彼女との大切な思い出ー
「…あなた相当な機械音痴みたいだけど携帯はちゃんと使えてるの?」
「え、ええまあ電話くらいは…」
「今時珍しいわね…じゃあ後ろに付いてるカメラは使ってないのね…」
「はい…」
「…よし!じゃ、こっちに来て」
「え…?」
「これをこうやって…じゃ、撮るわよー」
「え、え?」
彼女はとびきりの笑顔。
私は肩を抱き寄せられたせいか少し顔を赤らめている。
365:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 09:18:53 Un51mXhc
気が付くとと画面の上にぽたぽたと雫が落ちていた。
「…ぐすっ…わたしがっ…好きに…なら、なければ…友達のままで…いれるのにっ…どうしてっ…」
もしこの想いを知られてしまったらどうなるか。
そんなことは私にもわかる。
きっと軽蔑されて、距離を置かれてしまう。そうなったら私、どうにかなってしまうかもしれない。
「そうよ…私が我慢すれば…このまま…楽しくっ…過ごせるのっ…」
そうだ。全ては私が我慢すればいいの。
そうすればきっと楽しくー
ーそう決意して、眠りにつこうとしたのに。
「どうすればっ…いいのっ…」
一度決意したはずなのに10分もしない内に簡単に揺らぐ。
また涙が止まらない。本当に…どうすれば…
その時、携帯電話からメールの受信を告げる音が鳴った。
「今度の日曜日、良かったら会えないかしら。」
彼女らしい要件だけを伝えた短い文面。
会いたい…けど会いたくない。
私は矛盾した思考を抱えながら数巡考えた後はい、と短く返事を打ち、彼女に返信した。
会って今まで通りの私でいられるかしら。
わからないけど、でも、これ以上逃げてはいけないわ。
気付けば、外から朝の陽が差し込んで来ていた。
366:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 09:21:40 Un51mXhc
今回はここまでです。
恐らく続きます。
あまり百合百合してなくて申し訳ないです。
では失礼します。
367:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 12:57:43 s7ggEMoE
GJ
続きの百合百合が超楽しみ
368:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 14:05:57 3cAw2PAH
楽しみですじゃ~
369:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 16:42:57 ekkoD3GJ
GJ!!!!
続き待ってるぜ!
370:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 17:17:05 0Esb7TB1
このスレのSS頻度とGJ度は異常
SSもいいけど絵のほうもだれか
371:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 17:25:48 aBRMMmC2
一日遅れの七夕ネタ投下
桃果汁100%
372:雨の七夕
09/07/08 17:27:33 aBRMMmC2
雨の七夕
しとしとと雨が降る中、傘の下から夜空を見上げた桃子は、落胆の息を吐いた。
今日は七月七日。織姫と彦星がデートする日だ。
桃子はふと思う。
ベガとアルタイルとも呼ばれる二つの星が、一年間のうちで最も注目される日なのに、誰も見つけてあげられない。今夜は全国的に雨模様。私ばりのステルス能力だ。
雨粒が目に入り、桃子はなぜだか急に寂しくなった。
「モモ、どうしたんだ?」
声をかけたのは、傘を持って隣を歩くゆみだった。
その一言を聞いただけで桃子は胸が熱くなった。
先輩は私を見てくれる。今では、私の表情まで見てくれるようになった。こんな人、他にいない。いや、他にいなくてもいい。先輩がいてくれれば、他はいらない。
桃子はもう一度夜空を見上げた。
「星空見えないなぁって」
「ああ、今日は七夕だったな」
「そうっす。織姫と彦星も隠れるのうまいっすね」
「モモにほめられるんだから相当だ」
「うますぎるから、雨雲の中で出会えたのか心配になったっすよ」
「ははは、モモはやさしいなあ」
ゆみが笑うのを見て、桃子は赤くなった。少し子供じみたことを言ってしまったと恥ずかしがる。
そんな仕草もゆみは見逃さなかった。彼女も雨で何も見えない夜空を見上げた。
「会えたに決まってる。それが恋人ってものだ」
意外にロマンチストな発言だったが、桃子の胸を高鳴らせるには十分だった。
桃子は視線を地面に落として思案した。この機会に確認してみるのもいいかもしれない。
ぎゅっと傘の柄を握って勇気を振り絞る。
「―私がどこかに隠れても、先輩は会いに来てくれるっすか」
桃子の頬が熱くなり、瞳が不安で揺れる。ゆみの頬も同じく火照る。
この言葉の重みをゆみは分かっていた。だからこそ、力強く答えた。
「会いに行く。どこにいても必ずだ」
これ以上、二人に言葉は必要なかった。
雨が降る夜空の下、時が経つのを忘れたように、互いに見つめ合う。
桃子は傘を手放すと、ゆみの胸に飛び込んだ。
終
373:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 17:29:44 aBRMMmC2
1レスでおさまっちったw
読んでくれたらありがとう
374:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 17:30:52 FRP9Z2xB
ふう・・・
375:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 17:43:55 cXQV646h
>>373
GJ
ところで、織姫と彦星って実は夫婦らしい
だから正しくは「それが夫婦ってものだ」だな
ユミちんプロポーズ乙w
376:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 19:10:13 qzFTW2O7
>>366GJだ
でも敬語使わないでくれ
>>373もGJ
七夕ネタっていいなぁ…
377:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 19:46:25 uX7qUQL9
>>366 GJ!! とはいうもののもったいない…ぜひ、こんな良作にはタイトルをつけて欲しい
(もちろんこれはただの"感想"です。真っ先に思ったので。m(__)m )
はぁ…、恋する乙女全開のキャプテンには読んでて胸が痛くなります。ぜひ幸せになってください。
つーか、タラシは罪!! だめっすよ部長、雑学で何人も口説いちゃ、っても無自覚な部長が恐ろしい
>>373 GJ!! この二人はいつも相合傘なんですね。…にしても、ふぅ…
モモ、かじゅ先輩に甘えすぎ。逆パターンになったらどうする? w
ちなみに雨雲は、秘め事を見られたくないからとの説もあり(真偽不明 w)
378:377
09/07/08 20:41:10 uX7qUQL9
読み返したらミスリーディング多発
頭の働いてない時に感想はあげるもんじゃないですね。
ついお二方にGJを伝えたくって…改めてGJ!!
379:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 21:10:13 jrhX4+Bm
なんだ、ここはかじゅモモ天国か
俺も書こうかな…
380:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 22:56:48 4/eIe+/f
>>370
全てにおいて同意!
ssも絵も見たいな
381:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 23:43:19 0H8Vc7QL
かじゅももはいいなぁ
リバでも違和感ないとこがたまらん
382:のどっち@宮永さんとちゅっちゅ
09/07/08 23:45:26 4YiyjzmL
和咲もリバでも違和感全然ありませんよね
383:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 23:48:27 qzFTW2O7
そういや最近和咲のSSがなくなったな
384:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 23:56:14 MOLEa9ID
「原村さんは透明人間になったら何したい?私はみんなを驚かせたいかな」
「わ、私は好きな人の家にいって普段何してるか見て、みたい、です」
唐突な宮永さんの質問に思わず本音で答えてしまいました。
宮永さんにへんに思われなかったでしょうか?
「原村さん、好きな人いるんだ」
「え?それは、その、う・・・・・・はい」
思ってもいなかった切り返しにまたしても本音で答えてしまいました。
自分でも頬が赤くなっているのがわかります。
「だれだれ?私の知ってる人?」
「それは、その・・・・・・」
今度の質問には答えることができません。
だってそうでしょう?
今、目の前にいる宮永さんが好きだなんてどうしたら言えるんでしょうか?
「うらやましいな」
「え?」
俯くことしかできなかった私の耳に届いた言葉に思わず顔を上げると
少しさみしそうな宮永さんがいました。
「原村さんに想われてる人がうらやましいよ」
385:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 23:57:29 MOLEa9ID
それはどういう意味なんでしょうか?
もしかしたら私は宮永さんに、目の前のあなたに、好きだと言っていいんでしょうか?
「宮永さん、私は」
「ごめん、へんなこと言ったね。忘れて?」
そう言って立ち去ろうとする宮永さんを引きとめます。
何故でしょうか。今、宮永さんを行かせてはいけないと感じます。
自分でもびっくりするぐらい大きな声がでました。
「待ってください、宮永さん」
私の声に驚いたのでしょう。
少しびっくりした様子の宮永さんが私を見つめます。
その目を見つめ返し、ありったけの想いを込めた言葉を伝えます。
「宮永さんが、好きです」
私の言葉に宮永さんの顔が綻びました。
「私も原村さんが大好きだよ」
そう言って宮永さんは笑いました。
私が大好きな、花が咲くような笑顔で。
というような電波を今更ながらに受信した
386:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 23:57:57 4YiyjzmL
俺がそのうち書くよ
でもその前に前半書いて止まってる咲タコスを完成させなきゃだよ
人となり全く分からんけど照咲も書きたいな
ん、こんな時間に来客か
387:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 23:59:27 4YiyjzmL
>>385
良い電波じゃないか
ちょっと俺にも分けてくれ
388:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 00:01:22 d/g0RqZt
>>385
あ~その電波をもうちょっと強くして送信してくれると助かる
389:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 00:04:45 ICP1tPh8
>>385
もっと!その電波もっと
390:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 00:12:38 Nx5IE2dA
かじゅモモだけど
雨が、降っている。窓からそれを眺めて少し憂鬱になる。今日は折角のデートだと言うのに雨。
もしかしたら相合傘が出来るかもしれないという淡い期待が脳裏をちらついてはいるが、どちらがそれに誘うのかと考え出すと少し不安になる。
考えすぎかもしれないと苦笑しながら頭を振る。どうしても先輩と会う時は悲観的になってしまう。勿論、嬉しさが大半を占めているけれど。
そんな事ではいけない、と鏡の前でポーズを取ってみる。普段の自分では着ない、明るい色の組み合わせ。この前デートに行った時に選んでもらったこの服が
雨雲を吹き飛ばしてくれないかと冗談半分で願いつつ、外へ出た。
気のせいか、少し雨が弱くなった気がした。
的な電波を受信した 続きは書ければ書こうかと
391:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 00:15:22 A3D3Kq/P
>>390
いいぞ、もっとやれ
392:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 00:17:05 ICP1tPh8
>>386さっき言い忘れた
期待してる。タコス系少ないから楽しみだよ
>>390ぜひ書いて
393:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 00:19:46 En7t1O4S
>>390
書いてくださいまし!
394:390
09/07/09 01:21:10 Nx5IE2dA
続き
水溜りを避けながら、ゆっくりと歩く。待ち合わせの時間までは
まだ三十分程ある。少し早く出すぎてしまったな、と苦笑して
ジャンプする。完全には跳び越せなくて、踵が水を踏みつけ水が跳ねた。
服が濡れてないかちらっと確認して、また歩き出す。
傘をくるくると回しながら、待ち合わせ場所へと向かう。すれ違う人達が
迷惑そうな顔で私を見てくるけど、それは私にとって些細な幸せでもある。
見てくる、と言うのは私の事が見えていると言う事だから。県予選の時は
「私を見てくれるのは一人でいい」なんて思ったけれど、県予選後は人との
関わりがとても温かい物だと気が付いて、麻雀を打つとき以外は消える事を
止めているし、クラス内でも話す人が出来た。これら全ては先輩のおかげだ。
395:390
09/07/09 01:21:52 Nx5IE2dA
そんな先輩と私は今、恋人同士なのだ。毎日一緒にお昼ご飯を食べたり、一緒に
下校したり。こんなに幸せな事は無い。はずなのに、私はどこか物足りなかった。
キスも何回かしたし、先輩が私の家に泊まる事もあった。逆も然り。けれど何故
物足りないのだろうと考えてみると、意外にも早く答えは見つかった。
それを吟味してみる。うん、多分そうなのだろう。私は答えに納得し
待ち合わせ場所へと急いだ。
待ち合わせ時間までまだ十分ほどあるのに、先輩はもうそこに居た。
私は姿を消し、後ろから先輩に忍び寄った。
「十分前か…少し早く来すぎたかな」
私が物足りないと感じていた理由。それは、おそらく。
「先輩っ! おはようっす!」
「うわっ!? いきなり抱きつくな!」
先輩の色々な顔を見たいと思っていたからだろう。
これからもずっと、先輩の傍で。
いつの間にか、雨が止んでいた。
396:390
09/07/09 01:23:07 Nx5IE2dA
これで終わり
途中で寝たり、色々したからgdgdになったのは自覚してる
本当にごめん
397:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 02:42:35 9AeSR9/y
なにこのスレ神速すぎ
今色塗ってる途中だからおいてかないでよ…
そして全てのモモ&かじゅ好きに乾杯
398:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 03:14:23 8CNALCOe
この電波は人体に影響ありませんのでご安心下さい
399:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 03:33:08 Si5ZUwP6
ただし、一部の人の人体には多大な影響を及ぼしますので十分にご注意下さい
400:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 03:45:40 34JtSHOb
とーかのアンテナから危険な電波を察知する一
401:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 03:47:29 2vfCcYIL
モモは嫉妬が激しそうだ
ヤンデレにはならなそうだけど、不機嫌になったりいじけたりしそう
402:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 04:02:55 Si5ZUwP6
かじゅさんは女にモテるだろうしな
403:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 06:56:49 ICP1tPh8
>>402
部長とキャプテンにつぐ第三のハーレムクイーンか
三年スケコマシ大杉w
404:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 08:37:56 7UqM3uNQ
次世代のハーレムクイーンを目指すため池田を訓練しようかと思う久保コーチ
405:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 09:10:34 R8ttIqYm
メガネっ子に大人気のワハハーレム
406:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 10:57:41 7UqM3uNQ
とろとろの桃果汁→ピーチネクター
407:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 11:06:09 wyVQciM8
ネクタイと靴下だけのジェントル正装モモか… アリだな
408:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 11:20:32 OJ/Ugime
紳士スタイルのモモをみてかじゅが大興奮
かじゅはヘタレっぽいから興奮しても手出しはできなさそう
409:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 11:36:29 0taIplgB
>>407
靴下は、はずせないのか?
410:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 11:52:33 coshEATV
とーか×はじめ分が足りなさすぎる
は、早起きしたのですわ!って言いながらはじめに夜這いをしかけるけど結局添い寝なとーかとか誰か
411:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 14:54:08 9AeSR9/y
じゃあ鎖を後ろ手に拘束して身動きとれない一にいろいろしようと思ったけど
一のたくみなテクニックで拘束されてる相手に逆に篭絡されてしまったとーかさまとか
412:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 15:09:03 Fxx6BZuN
拘束具を手品ではずしたはじめに逆に拘束されて
焦らしながら愛撫されて最後にはおねだりしちゃう透華
あるいは「ボクの身体、好きにしていいよ」って言われて
真っ赤になって興奮しながらはじめの身体を恐る恐る愛撫するへたれ攻めな透華
413:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 16:02:59 DuH+SMW5
「なあゆみちん、昨夜はモモと何かあったのか?」
「い、いきなり、な、何の話だ。」
「はは~ん、図星かあ。
ゆみちん最近さ、妙に影の薄い日があるんだよねえ。
気配に巻き込まれるのが、捨て牌だけってことも無いだろうし。
つまり影が薄いって事は…。」
「くぁwせdrftgyふじk」
(照れてる先輩可愛いっすー!)
このネタ真面目に書こうとしたら暗い話になったんで、これだけっすー。
414:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 16:31:55 KQ0mD7Jt
>>401
そんなモモの機嫌を直そうとするかじゅもいいな。
必死で謝ったり、優しく声をかけてくれたりして、なんとか機嫌をとろうとしてくれるかじゅも可愛くて、改めて
「先輩って本当に優しいっすね」
といってかじゅの頬に優しくキスをする。
モモのいきなりの行動に慌てるかじゅをみて、さっきまで不機嫌だったモモはすっかり上機嫌になってしまうのだった。
頬にキスをしてにっこりと笑うモモ。
かじゅは感情を表に出すのが得意ではなかったが、
モモにそんな笑顔を向けられると自然と頬が緩んでしまう。
「もも。分かって欲しい。私に見――」
そこまで。
そこまで常日頃から思っていることを口にすると、モモに人差し指を自分の口に当てられる。
先程の笑顔とは少し違う、優しく微笑んだモモにかじゅは少し照れながらも、さとされる。
「あまりそういうことを口に出すと色褪せてしまうっすよ?
大丈夫、ちゃんと信じてるっす……」
「もも……」
「先輩……」
↑のような電波をじy(略
415:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 17:03:11 En7t1O4S
>>412
どっちも捨てがたいがはじめ攻め派としては前者だな
>>413
取り乱すかじゅかわええw
鶴賀3年コンビの関係性いいなぁ
>>414
二つ下なのにモモ大人だなぁ…
鼻血出そうなくらいGJ!
416:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 17:27:20 ICP1tPh8
とーかはじめ書いた
エロないけど透華
417:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 17:29:04 ICP1tPh8
「ねぇ、はじめ…?」
僕と透華は今二人きり。
広い部屋に僕たちはいて、透華は豪華なソファにくつろぎ、僕は透華の紅茶をいれている。
「なーに透華?」
「……何でもありませんわ」
最近よくあるやりとり。
どういうわけか、透華は僕を呼ぶんだけど、その先がないんだ。
「紅茶、やだった?コーヒーにする?」
「いえ、そういうわけではありませんわ…」
一体何なんだろう。気になって仕方がないよ。
だって透華は僕の御主人様。
主人が元気無いなんて、僕まで辛いよ。
だから、理由を教えて欲しかった。
「…透華、教えて?」
「…何をですの?」
「透華の、悩み事」
悩み事。多分、透華は悩んでる。何にかはわからないし、直感でしかない。
「…聞いて、くれますの?」
予感は的中した。少しだけ、嬉しくて。
「勿論だよ、透華」
「…はじめは私をどう想ってますの?」
「…え?」
あれ…透華の悩み事を僕は聞いた。
透華の悩み事って、それ?
「…うーんとね、美人で、かっこよくて、努力家で…」
「…そうじゃありませんわ」
思いつく限り言おうとした。
418:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 17:32:22 ICP1tPh8
「はじめは…あの、その…ええと……わ、わ私のことは…す、好きですの!?」
顔を真っ赤にして言う透華。
透華のことは好きだ。かなり。
でも口に出して言ったことなんてなかったからかな。
だから、こんなことを聞いてきたのかな…。
「うん。大好きだよ、透華」
「…それは、その…そういう意味ですの?」
「…とーか。疑うの?」
「い、いえ!決してそんなことはございませんわ…」
透華は可愛い。いつもは凍てつくような、でも鋭い、そんなイメージ。
「…透華は僕、好き…?」
「…勿論ですわ」
そういうと透華は僕を真っ直ぐ見る。
ドキッとした。
透華と僕の視線が絡み合う。
透華の、少し紅潮した表情と、桜色の唇が僕に迫ってくる。
徐々に近づく僕との距離を感じながら、僕は思った。
…僕は今、透華とキスをしているんだ。
憧れに似た存在。
目立ちたがりで、少しだけ意地悪で、それでいてとびきり優しくて。
心臓が高鳴る。
透華と触れた唇から伝わってしまいそうだよ。
透華は僕を抱き締める。
小鳥を抱くかのような優しい力で、だけどしっかりと僕をギュッとする。
うう…心臓の爆音が聞かれてるよ、絶対。
419:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 17:34:34 ICP1tPh8
「…緊張、してますの?」
「…う、うん…ドキドキ…しちゃうよ」
自分の顔が紅くなっているのがわかった。熱い。
「…はじめ…。聞いて?」
そういうと、透華は僕の耳に、透華の胸を当てた。
あ…。
「…透華も、ドキドキしてる」
自分の鼓動で気付けなかった。
透華もドキドキしてたんだね。
透華も、僕を凄く好きなんだね…。
「…お互い様ですわ」
「…透華…」
「……はじめ…」
再び交わす口づけは。
今度は深くて、互いの舌を絡ませあう。
温かくて柔らかい、透華。
甘い唾液と共に、僕の中に入ってくる。
ずっと味わいたい、もう離したくない。
淫靡な音が響いていた。
透華は暫くして、僕のメイド服の胸元に手をかける。
「……、と…ぅかぁ…」
呂律が回らないことに気づく。
いかに透華に溺れていたか、気づく。
420:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 17:35:55 ICP1tPh8
「…い、いいですわよね……?」
少しだけ、いやらしい目で僕を見る透華。そんな視線がなぜか心地よくて。
でも…。
「……や、ゃだよ…」
そういうと透華は途端に、寂しげな、泣きそうな表情になった。
あ…これじゃ誤解させちゃう…!
「ち、ちがうよ透華。…あのさ、ここじゃ嫌なんだ……ちゃ、ちゃんとベッドで…」
この部屋ではするのは…ちょっと嫌だ。
こんなに明るい場所で、僕の、その、裸を見られるのは…恥ずかしいよ。
それに誰か他の人とか来ちゃうかもしれないし…。
透華は胸をなで下ろしたのか、安心したような感じで。僕に言った。
「…ごめんなさい、はじめ。私としたことが周りが見えなくなっていましたわ…」
そう言って、僕に差し出す手。
僕はその手をとる。
透華の温もりを感じて、少し強くにぎった。透華も同じように、にぎった。
もう、この手は離れない。
明るくて広い部屋を後にし、僕たちは透華の寝室に向かった。
透華と手を繋いで。
421:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 17:38:42 ICP1tPh8
以上…あんな私服を着る一がはたして裸を恥じるかは疑問だ
422:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 17:40:00 ZAjBlNcZ
リアルタイムで見たww
GJ!!
423:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 18:10:15 997kp7fD
タマリマセンワー!
424:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 18:19:12 y3KTGcjD
リアルタイムで読んだよ!
受けなはじめかわいいよはじめ
425:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 21:25:38 MyrUDok0
一晩で大量に投下されすぎだろ
426:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 21:57:28 KUmwqVdL
かじゅもも。タイトルは新婚さんいらっしゃいまし。透華様は出てきません
トントントン。台所から響く一定のリズム。
私はどうしても落ち着かなくて、無造作に置かれた雑誌へと再び手を伸ばした。
さっきから何度同じ記事を読んだことだろう。その端から端までをすっかり全て覚えてしまいそうな程には読み返したはずだ。
だというのに、気がつくと内容など一字一句覚えていやしない。
いそいそと文字の列を目で追いはするけれど、実際には神経の全ては扉の一枚向こう側に集中していた。
はぁ。一体全体どうしてこうなったんだったか…。
ーーーーーーーー
あれは帰り道だった。私はいつも通りにコンビニに寄って、夕食でも買いこもうとしていたのだ。
いや、体によくないことは分かってはいるのだが、夏のこの時期になると急に火を使うのが億劫になる。
少しだけ健康に気を使って、五穀米を用いたものにするか、簡単にサラダバーだ
けで済ませてしまおうか、と商品とにらめっこして悩んでいると不意に肩が叩かれた。
情けない話だが、私は驚きすぎて逆に声もでなかった。
まぁ、それは幸いだったのだが、振り返ってみても姿が見えない。
2ヶ月前の私ならば、心霊現象だと思ったか、もしくはなにかの気のせいだと自らを納得させていたのかもしれなかった。
しかし、今となってはこういうときの対処法はすっかりと身に付いている。
モモ…と小さな声で呟くと、虚空からするりと彼女が現れる。
私にも分かりやすいように少しだけ大きなアクション。左手には大きなスーパーの袋。右手には長ネギ。
私だけに分かるモモの少しだけ得意気な表情。ぐいっと右手を突き出して、国産で1本68円っす!!と彼女は嬉しそうに語る。
どうしたのかと尋ねると、私がコンビニもので夕食を済ませることが多いと聞いて急いで買い物をすませてきたのだ、とモモは笑った。
それならばコンビニにはもう用はない。重そうなスーパーの袋をモモから取り上げ、私たちは家へと向かうことにした。
しかしよくよく考えみると恥ずかしい。
一人暮らしのため、突然の来客にはなにも問題はないのだが、モモが今から部屋に来ると思うと、急に色々と気になり始めた。
掃除はキチンと終わっていたか。
取り込んだ洗濯物は畳んだのだったか。
モモの好きな紅茶のストックはまだあっただろうか。
いつもなら大して気にかけないようなことがどうしても気になった。
頭の中をぐるぐると混乱させ、ボーっと歩いていると、モモの手が私の右手をギュッと強く握った。
少し不安気な笑顔。すまない、なにも無視をしていた訳じゃないんだ。
いつも見ているよ…忘れたんじゃなくて、キミのことで頭がいっぱいだっただけ。
答える代わりに、指先に込める力をほんの少しだけ強めた。
ーーーーーーーー
427:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 21:57:56 KUmwqVdL
そして家について30分。二人で束の間のティータイムを過ごすと、モモは夕食の
準備に取りかかると言って、台所へと入っていったのだった。
台所への扉が閉じる一瞬の間に、隙間から見えた淡い桃色の着衣。
それからだ…私がそわそわと落ち着かなくなってしまったのは。
いきなりどこから用意したのであろうか。いつもモモが家で使っているものなのだろうか。
ふわりと柔らかそうな生地に、機能性も備えた大きめのポケット。
あの可愛らしいエプロンを、扉の一枚向こう側ではモモが身につけているのだろうと考えると、胸の鼓動は加速度的に速くなっていった。
扉の向こうから少しはずれた調子の鼻歌が聞こえてくる。
ぽわぽわと柔らかいメロディが、モモに合っていて可愛らしい。
もしかしたら私はここにいると言っているのかい?そんなことしないでも私はキミを見失いはしないというのに。
ドキリと胸が痛むのを感じた。身体がまるで自分のものでないみたいにモモを求めだす。
薄い扉を音がたたないようにそっと開ける。隙間からは二つのコンロを精一杯使って楽しそうに料理をするモモの姿が見えた。
細い腰と、ふっくらとした胸からお尻へのラインが、よくエプロンに似合っている。
その腰を引き寄せたいと思う私はやらしいのだろうか。
ゴクリと生唾を飲む。モモから視線を外せない。
調理のために纏めて上げた髪と、のぞくうなじが眩しい。
すると不意に、モモが振り向いた。
「すぐにできるっすから、もう少しだけ待ってほしいっす。」
モモの笑みはどこまでも柔らかい。疚しい視線を注いでいたことが恥ずかしくなってくる。
「い、いや。いいんだ!!モモのエプロン姿を見ていただけで…。」
なっ…なにを口走っているんだ私は!?これではまるで変態じゃないか。
モモが俯いてしまっている。おしまいだ…なんでこんなことに。
「そそるっすか?」
チラチラとエプロンの裾を捲りながらモモが微笑む。
白い太ももが目に入って私は思わず目を反らした。
「ばっ、馬鹿言っているんじゃない!!」
なんとかそう叫び、台所から逃げ出すけれど、扉の向こうからはモモのくすくすという笑い声が響いていた。
なにも手につかない。
よくよく思い返してみると、私の部屋には最低限の生活用品以外に、たいした物がない。
いつもはどうやって時間を潰していたのだったか急に分からなくなって、私は意味もなくテレビのチャンネルをいじっていた。
428:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 21:58:23 KUmwqVdL
「できたっすよー!!」
台所からモモの声が響く。胸がドキリと大きく音をたてた。
「今行く。半分私が持つから無理をするんじゃないぞ。」
台所への扉を開け放し、モモの通る道をつくる。どうやらパスタとスープを作ったらしい。
湯を沸かしている調理場にたっていたためか、モモのうなじには汗が光っていて、それがなんだかとても艶めかしく見えた。
「じゃこと梅の冷製パスタと、トマトとコンソメのスープっす。口に合わなかったらすまないっす。」
心配そうにしているモモの頭に、ポンと手をのせる。
「あまり気を張るな。作ってもらっただけで十分感謝している。」
モモは嬉しそうに私の腕に腕を絡めると、肩に頭を寄せる。
「あっ、早くしないとのびるっす。固めに仕上げた意味がなくなるっす!!」
そう言うと、モモはいそいそと料理を運んでいく。
手伝おうとすると、待っていてほしいっす、と言われてしまい、私にできることはぴょこぴょこと動くモモを眺めることだけだった。
結論から言えばモモの手料理は美味しかった。
あっさりと和風でまとめられたパスタに、さっぱりとしたスープ。
最近の暑さに正直まいっている私にとっては、実に食べやすかった。
モモは時間がなかったから色々と手が抜かれていると少し不満気だったが、頭を撫でてやると満足したようだった。
429:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 21:58:43 KUmwqVdL
「そういえば今日はどうするんだ?泊まっていくのか?」
モモはうんうんと頷くと、ついっと私の隣までやってくる。
私よりも少し低い位置に肩があって、モモが急に儚い存在に思えてきた。
くいっと肩を寄せる。モモは強く触れたら壊れてしまいそうな脆さをはらんでいる。
それがどうしても愛しくて、モモをギュッと抱き寄せた。
「デザート食べるっすか?」
艶っぽいモモの声が響く。耳元にかかる吐息がどこまでも熱くて、私の心を乱すのだ。
「桃のデザートかい?」
モモは恥ずかしそうにこくりと頷くと、体を寄せてくる。
私の視界にはもうモモしかうつらなくて、彼女をギュッと抱きしめた。
夜はまだまだ始まったばかり。欲望にとらわれるのもたまには悪くないだなんていう考えは間違っているかな?
ーーーーーーーー
トントントンという小気味よい音で目を覚ました。
寝過ごしたかとベッドから飛び起きたが、携帯の時計が示すのはまだ6時半。
時間には十分余裕がある。昨夜は随分と汗をかいた。
シャワーを浴びようとバスルームに向かう途中、忙しなく動いているモモが目に入った。
「もう朝ご飯できるっすよ!!私は先にシャワー借りたっす…先輩も早く入ってきてください!!」
分かったと軽く返事を返すとモモはにこりと笑う。
「それともお背中流すっすか?」
モモの言葉にバカ言うなと顔を真っ赤にして答え、いそいそとバスルームに逃げ込むと、くすくすという笑い声が台所から聞こえてきた。
これはまるで新婚のようだな。そう考えると急に恥ずかしくなってくる。
そういえば昨夜の夕食にはネギは使われていなかったな。モモは最初から泊まる気だったのか。
高校生らしくない生活だとは自分でも思う。けれどこんな生活もなかなかに幸せだ。
目を覚ますと味噌汁の匂いがする新婚気分。
扉の向こうからモモの呼ぶ声がする。
もう一度熱い湯をくぐると、今行くと返事をする。
少し奇妙なこの関係。手離すものかと胸に誓うと、私はシャワーの元栓をキュッと閉じた。
Fin.
430:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 22:01:15 KUmwqVdL
ここでは3作目。かじゅが変態でごめんなさい。
ここの保管庫の形式だと名乗る必要はなさそうなのですが、トリとか作った方がいいのでしょうか。
とりあえず皆様GJです。
431:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 22:27:22 vsDMhkzP
昨夜の汗
(*´д`*)ハァハァ
432:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 22:30:07 KQ0mD7Jt
>>430
うわわわわ。
ニヤニヤすぐる。
かじゅが変態すぐる、だがそれがいい
GJだー!!
433:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 22:48:56 ICP1tPh8
>>430萌えた…GJっす
鳥は避けた方がいい
434:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 22:58:37 P2/S1Am5
>>430
GJ
トリは基本任意、連作や同世界観なら付けないと
勝手に続き書かれるかも知れないからあった方がいいと思うが
435:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 23:00:28 0dwsrZKJ
>>430
うわ、GJすぎる
この前書いた自作が惨めに見える
すげー萌えた!改めてGJ!!
436:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 23:08:28 Si5ZUwP6
小悪魔モモかわええのう
437:名無しさん@秘密の花園
09/07/09 23:08:59 2vfCcYIL
なんなの、この夫婦…
ニヤニヤが止まらんじゃないか
438:名無しさん@秘密の花園
09/07/10 00:07:11 iGYh2n/D
最近かじゅもも多いな…和咲のSS誰か書いて
439:名無しさん@秘密の花園
09/07/10 00:07:21 w3ArTBqV
>>430
変態かじゅ大好きなのでこれは至高
頬の筋肉がつるww
440:名無しさん@秘密の花園
09/07/10 02:26:52 tiLziraM
>>430GJ!!
「デザート食べるっすか?」
ベタだがたまらんな~
話変わるけど、のどっち×和とか読んでみたいな~とか思った
441:名無しさん@秘密の花園
09/07/10 02:28:27 DxUun1sh
どんな状況なんだそれは
442:名無しさん@秘密の花園
09/07/10 02:32:00 c09aW/qA
とーかの妄想
443:名無しさん@秘密の花園
09/07/10 04:59:57 h14i6/o1
1.0と2.0でのどっちのどっちするわけか
444:名無しさん@秘密の花園
09/07/10 07:21:01 iGYh2n/D
ネット化身のどっちが和に会いに来る
445:名無しさん@秘密の花園
09/07/10 10:26:18 nFLd4h35
そろそろ6巻の店舗特典の画像が出ても良い頃だと思うんだ
446:名無しさん@秘密の花園
09/07/10 22:00:39 dr/dB2dZ
URLリンク(2sen.dip.jp)
447:名無しさん@秘密の花園
09/07/10 22:41:09 Kvz83+2V
>>446
え?今さらそれ貼って「見つけてきた俺スゲー」?
もう各所で5万回貼られてるけど
448:名無しさん@秘密の花園
09/07/10 23:23:05 +51dxkwd
そうなのか初めて見た
449:名無しさん@秘密の花園
09/07/10 23:32:38 dr/dB2dZ
俺も転載しただけなんだが
貼っとけば誰か詳細書いてくれるかと思って
450:名無しさん@秘密の花園
09/07/10 23:34:24 YTO8tr0d
薄荷屋?
451:名無しさん@秘密の花園
09/07/10 23:34:47 ZhM4zC/r
薄荷屋じゃなかった?
452:名無しさん@秘密の花園
09/07/10 23:38:32 YTO8tr0d
とおもってよく見たら去年薄荷屋が出した咲同人総集編に入ってた奴だ
たしかまだ虎とかで買えたはず
サイト見るとまだ咲熱は続いているみたいだから色々期待できるんじゃない?
453:名無しさん@秘密の花園
09/07/10 23:43:24 dr/dB2dZ
>>450-452
ありがてえ
454:名無しさん@秘密の花園
09/07/11 01:50:52 i7p02mme
∧∧
ヘ(^o^)ヘ いいぜ
|∧
∧∧ / /
(^o^)/ てめえが麻雀打つと
∧∧ /( ) 友達出来ないってなら
(^o^) 三 / / >
\ ∧ (\\ 三
(/o^) < \ 三
( /
/ く まずはそのふざけた
オカルトをぶち殺す
455:名無しさん@秘密の花園
09/07/11 02:44:29 GdNBquX7
そげぶ
456:名無しさん@秘密の花園
09/07/11 10:20:48 MdhS89ZN
URLリンク(ranobe.com)
そろそろこれをこのスレ風に改良してくれ
特にキャプテン→部長とか
457:名無しさん@秘密の花園
09/07/11 16:28:19 5MMwXDOB
タコス→部長のSS誰か下さい
458:名無しさん@秘密の花園
09/07/11 16:39:22 EtXnRBVh
鶴賀浮気しすぎワロタw
459:名無しさん@秘密の花園
09/07/11 19:23:38 DsM91vWn
>>456
とりあえず部長とまこの間に何も無いのはおかしい
460:名無しさん@秘密の花園
09/07/11 19:28:37 PHNYcxp+
つーか、まこから誰も繋がってないのはネタ以外の何者でもないだろw
461:名無しさん@秘密の花園
09/07/11 22:39:33 DFfHZYQL
やたらとモテる先輩に嫉妬して、そんな自分に自己嫌悪して、ちょっと泣いて…
「もういいっす……先輩のバカ……」
とか言ってるモモが見たい
462:名無しさん@秘密の花園
09/07/11 22:40:37 i8kHX8s3
>>456
エトペンと和が繋がっていないのはなぜw
463:名無しさん@秘密の花園
09/07/11 22:44:18 Ij3x99nt
デデンデッデデンデン転載
URLリンク(ranobe.com)
ま、まさか、まさかな……ははは
464:名無しさん@秘密の花園
09/07/11 23:13:41 v6Yq8W4X
見た目的にはお似合い
465:名無しさん@秘密の花園
09/07/11 23:21:29 jOwDIaF9
俺は神代が来ると見たね
466:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 01:31:51 I4Do44cr
宮永「お姉ちゃんは言っていた…。 雀士はクールであるべき、沸騰した水は蒸発するだけだって」
神代「じいやは言っていた…。 雀士は燃えるもの、火をつけなければ花火はあがらないっ!!」
467:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 02:04:54 Ke/kcCzu
何その原村さんがグレそうな展開
468:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 03:17:31 VySVTuQC
和咲も好きだが年上×咲も結構いいかもしれない
照咲とか久咲とか
・・・・・・・カツ丼×咲もありか
469:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 03:40:31 viXE2OP+
衣を忘れてもらっちゃ困る
貴重な貧乳コンビだからな
470:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 06:57:20 VFPl1ct0
久咲いいねなんか目覚めた
471:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 09:58:37 2nqsLLrc
とうか「あなたは…いいですわよね……どうせ私なんか…」
一「と、とーか!?完全調和はどうしたの?」
とうか「もう、完全も調和もありませんのよ…
……一、私と一緒に地獄に堕ちましょう?」
和「…すべての雀牌は私がいただきます。…あなたのももらいましょうか」
とーか「はぁぁあ……のどっちぃ……」
タコス「のどちゃんは、すべての雀牌を集めようとしてるじぇ…」
久「…そう、監視を強化なさい。……いざというときは、私が指令を出すわ」
タコス「はっ!…ぁあ、んっ…」
472:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 10:30:49 Xj1ntiJB
>>471
なにやってんだw
473:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 12:12:47 tNXDaBBd
指(示)を出し(入れ)てるんだな
474:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 13:03:04 Z2nWXAzr
一方その頃
衣「咲、このエビフライはとても熱いぞ、ふーふーしてくれ!」
咲「うん、良いよ」
いかんな……
何故かあのスレを見ているといつの間にか咲×衣に洗脳される
475:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 13:10:27 h0GrcwhO
>>474
和「み、宮永さんっ。私のもふーふーしてくださいっ」
476:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 13:14:13 nOl7x0ZS
むしろ夫婦してください
477:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 13:15:21 rF2gozUF
口移しで食べさせてください
478:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 13:16:01 otN3Gd+2
>>474-475
絵が浮かんで微笑ましいw
479:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 14:27:57 PvblOkpG
のどっちは暴走しそうな危うさがいいよね
和「宮永さんと間接キスしt……わ、私もそれ飲んでみたいです!」
久「和……あんたねぇ……」
咲「へ? あ、いいよ。はい」
まこ「いいんかい!」
480:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 14:43:32 KEEUNN13
空気嫁る部長はにやにやしてるだけさ
まぁ、個人的にはただの天然に見えるんだけどw
481:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 14:44:48 VFPl1ct0
一級フラグ建築士・竹井久
482:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 14:57:00 ORYofu0s
透華xはじめを投下
注意事項
ややエロ描写あり
483:暇つぶしのエロ小説 著作 沢村智紀
09/07/12 14:59:08 ORYofu0s
暇つぶしのエロ小説 著作 沢村智紀
人影の見えない校舎裏で純ははじめを押し倒した。
「はじめ、わかってくれ。オレは―」
「ダ、ダメだよ。ボクには透華が……」
「それなら力尽くでも奪ってみせる」
女性では大柄な純の腕力に、小柄なはじめが対抗する術はない。
はじめの両腕を左手一本で拘束したまま、純の右手がはじめのスカートに進入して内股をまさぐる。
「そんなとこっ、や、やだっ」
「君が強情だからいけねーんだ。オレの物になれ!」
純の長い指が敏感な割れ目をなぞる。
はじめは快感からくる寒気に恐怖しながら叫んだ。
「透華っ、助けて透華! 透華あああああああ」
「口も閉じなきゃな」
「―あんむむむぅっ?!」
唇を唇で塞がれ、はじめは声にならない叫びを上げる。
舌と舌が絡み合い、純は異様な興奮を覚えた。
484:暇つぶしのエロ小説 著作 沢村智紀
09/07/12 15:00:11 ORYofu0s
「な、なんですのこれはあああああああッ?!」
龍門渕高校麻雀部の部室に悲鳴が上がった。声の主は透華だ。彼女の手元にはパソコンが置いてある。智紀がいつも肌身離さず持ち歩いている物だ。
今、部室にパソコンの持ち主はいない。トイレで席を立っているのだ。部室には、来たばかりの透華しかいない。
油断した智紀は画面を閉じずに席を立ち、それを透華が覗いてしまったのだ。
「あ、見てしまいましたか」
戻ってきた智紀が、何事もなかったかのように平然とソファーに腰を下ろした。
とんでもないものを見たショックでワナワナと震えていた透華は、やっとの思いで正気に戻った。
「智紀! こ、これは一体っ……!!」
「えーと、これはアレです。妄想小説ですよ」
「妄想小説!? ノンフィクションではないってこと!?」
「それは当然です……」
「そ、そう。安心しましたわ」
「驚く場所はそこですか」
透華の人並み外れた感受性に、智紀は呆れながらも感心するしかなかった。
透華は取り乱したことを恥じ、小さく咳払いをして居住まいを正した。
「それで、どうしてこんなものを?」
「ただの暇つぶしです。私も年頃ですし、あの人とあの人がくっついたら―とか考えるんですよ」
「そう。……でも、はじめが純にほだされることなんてありえませんわよ」
「妄想ですから」
「でしたわね。じゃあ、妄想なら私も誰に何をしても構わないと……」
透華はチラチラとパソコンを見る。智紀にはどうしてほしいのか丸分かりだった。
「何か書きましょうか?」
「い、いいんですの!?」
智紀はノートパソコンのキーに手を置いた。
「誰と誰にします?」
「私と……は、原村和」
「で、二人はどんな関係に?」
「当然、私が原村を一方的に痛めつける関係ですわ」
「わかりました」
智紀は返事をして一分ほど熟考すると、ものすごい速さでキーを叩き始めた。
485:暇つぶしのエロ小説 著作 沢村智紀
09/07/12 15:01:12 ORYofu0s
真夜中の道路を、和は一心不乱に走って逃げていた。
後ろから迫る黒い高級車は、まるで狩を楽しむかのように蛇行して和を追う。
車の足から逃げ切れるはずもなく、和は間もなく派手に転倒した。
「……に、逃げないと」
学生服を土埃まみれにしながら、必死に立とうとする和。だが、もう力尽きて足に力が入らなかった。
車が止まり、一人の少女が降り立った。神をも恐れぬ悪魔の子。龍門渕透華だ。
透華は立てない和に歩み寄ると、ヘビのようにざらついた視線で見下ろした。
「もう逃げないんですの? つまらない……」
「つまらないなら、もうやめてくれませんか」
「やめる? 何を馬鹿なことを。つまらないなら楽しくするだけですわ」
透華はそう言うと、和のブラウスに手を伸ばす。
「な、何を……」
「こうしますの!」
ブチブチと音がして、ブラウスのボタンが弾け飛んだ。
胸元が開き、豊満な胸を支えるブラがあらわになる。
「相変わらず、ふざけた胸の大きさですわね」
和は手で隠そうとするが、大きすぎて隠しきれない。
余計に腹を立てた透華は、今度はスカートに手を伸ばした。
スカートの端を掴んだ手を思い切り引っ張ると、見事に破れて奪い取れた。
和は右腕を股に挟んで下を隠した。
「上のガードが甘いですわよ!」
透華はそう言うと、和の胸にめがけて両手で襲い掛かった。
「うふふ、やわらかい胸」
マウントポジションを取った透華は、和の大きな胸を思う存分もみしだく。
「食べちゃおうかしら」
ブラの上からしゃぶりつき、胸の味を楽しむ透華。
「あ……噛まないでっ」
歯型が残りそうな力で、やわらかい肉を口いっぱいに頬張る。
何をされても和に抵抗する力は残されてなかった。
486:暇つぶしのエロ小説 著作 沢村智紀
09/07/12 15:02:21 ORYofu0s
「そ、それで次はどうしますの!」
パソコンの画面を見て興奮気味に先を促す透華。もう完全に妄想の世界に入り込んでいた。
「好きにしていいですよ」
「で、では、下着を全部ひん剥いて泣かせちゃいましょう。それで最後は私をご主人様と呼ばせるのはどう?」
「透華はボクのご主人様だよ……」
横から割って入った声に、透華は口から心臓を吐きそうになった。
いつの間にか、はじめが部室に来て透華の後ろにいたのだ。純も一緒に来たようで、何食わぬ顔でパソコンの画面を見ていた。
「は、はじめっ、いつからそこに……?!」
「ブラウスのボタンが飛んだあたりからだよ」
「しっかり読んでましたの?」
「うん……」
二人の間に最悪に気まずい空気が漂う。透華にもこのピンチを乗り切る方法は思いつかなかった。
透華がおろおろとリカバリー方法を考えている間にも、はじめは不安で涙目になる。
そして、はじめは吹っ切れた。
「透華がしたいなら、ボクを好きにしていいんだよ」
純の大笑いだけが部室に響き渡る。他は突然すぎてノーリアクションだった。
呆けていた透華だが、すぐに真面目な顔で返した。
「で、できるはずありませんわっ」
「原村にはできて、ボクにはできないっていうの?」
「違います。はじめにそんな……はじめは私の……」
言いよどむ透華を、じっと見つめるはじめ。
言うしかないと悟った透華は、恥ずかしさを振り払うように声を張り上げた。
「―はじめは私の大切な人なのです! そんなことできるはずありませんわっ」
言い切った透華は、赤い顔でプイっと横を向いた。照れ隠しだ。
はじめは嬉しくて、涙を流さずにはいられなかった。
感動した純は、手を叩いて透華の勇気を称えていた。
そして、智紀は和の下着をひん剥いて「ご主人様」と言わせていた。
終
487:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 15:04:03 ORYofu0s
日曜の昼間っからすみませんw
でも、百合はやめられんw
488:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 15:14:02 IZ2crZjV
GJ!!!
最高すぎる!!
はじめも透華も可愛いな
純と智紀ワロタwww
489:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 15:39:51 9wgZTA9M
>>487
GJ!
なんかほのぼのとしてしまったよ。
このともきーは裏では絶対百合小説作家として活躍してるだろw
490:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 15:45:58 aeHe8mq0
GJ!
1行目を見た時点で即吹きましたww
491:林檎
09/07/12 16:41:50 Mxo3ffaZ
はじめまして!林檎です!
井上純×杉乃歩(透華のメイド)、投下v
492:林檎
09/07/12 16:47:04 Mxo3ffaZ
―それは、少し冷たい風の吹くある日のこと。
街中の空気がいつもとはぜんぜん違うな、と杉乃歩は感じた。
何人かで集まり頬を染め、小さな紙袋を抱えてひそひそと話す女の子たち。
それをまったく気にしていないように振舞いつつも、やはりとても気になるらしい男の子たち。
(可愛いなぁ)、と内心微笑む。
2月14日。と、言って、何の日かわからない人はきっといないだろう。
今日は、乙女の決戦日・バレンタインデーなのだ。
そんな浮足立って落ち着きのない、しかし、くすぐったくて甘酸っぱいような街の中を、メイド服の少女は進んでいく。昔は、すれ違う人たちから好奇の目で見られるのが恥ずかしくて、メイド姿で外に出るのは嫌だったのだが、今ではすっかり慣れてしまった。
慣れって怖いな…、と少女は改めて思う。
彼女は、ポケットから小さなメモを取り出し、両手に抱えた紙袋の中を覗き込んだ。
「…よし、透華お嬢様から頼まれた買い物も終わりましたし…」帰りますか、とため息交じりに呟く。
正直言うと、このバレンタインデーの甘い空気は、微笑ましく思う反面、少し煩わしくもあった。なぜか。それは、
―彼女にも、好きな人がいるからだ。
493:林檎
09/07/12 16:49:32 Mxo3ffaZ
誰よりも男らしくて、かっこよくて、優しくて、笑顔の素敵な人。
しかし、
(あの人は女性であり、そして、私の主である透華お嬢様の御友人…。)
まさに、叶わぬ恋、というやつである。
だから、チョコを片手に好きな男の子に想いを伝えられる乙女たちが、うらやましくて仕方ないのだ。
そうして、本日何度目か分からないため息をついた.
その時、
「おーい、歩さーん」
背後から、名前を呼ばれた。
心臓が大きく跳ねる。
(げ、幻聴、でしょうか・・・)
そろりと、後ろを振り向く。
そこに立っていたのは紛れもなく・・・
「井上さんッ」
私の想い人だった。
「“純”でいいって言ったろ?」
「いえ、そういうわけには……。あの、井上さんはどうしてここに…?」
「歩さんに会いに来た」
その言葉に、頬が急激に熱くなる。
「え、いや、あの、えっ…!?」
混乱のあまり、何を言ったらいいのか分からなくなる。
酸欠の金魚のように口をパクパクさせる私を見て、井上さんはくすり、と笑う。
「可愛いなぁ、歩さんは」
「い、いえ、その……」
「歩さん。今日はオレに、渡すものがあるんじゃない?」
「!!」
単刀直入な物言いが、井上さんらしい。彼女の目が意地悪く光っているのが見えた。
思わず、そっぽを向く。
「井上さんはモテるんですから、バレンタインのチョコなら他の女性にたくさんもらったでしょう」
「ん~、まぁ、その通りだけど……でもさ、本命の子からはまだもらってない」
「…ほ…んめ…い?」
思わず、ぽかんとする。
494:林檎
09/07/12 16:51:44 Mxo3ffaZ
それから数秒後、その意味に気がつき、今度は顔から火が出そうになる。
「ちょーだい、歩さん」
そう言って、彼女は両手を前に出す。
「………もう、しょうがないですねぇ。」
私は、ポケットの奥の奥にいれておいた小箱を、その両手に置いた。
それも受け取った彼女は、嬉しそうに目を細める。
「ありがとね、歩さん♪」
「お嬢様には内緒ですよ、」
「もちろん。ねぇ、歩さん。お礼あげるから、目つぶって」
(…?何でしょう…?)
言われたとおりに目をつぶる。
次の瞬間。唇に、柔らかい感触。
「!!?」
キスだった。しかも、こんな人通りの多い街中で。
「ちょっ…、井上さん…ッ」
「ホワイトデーは、もっと良いものあげるから。じゃあなっ」
そう言って、彼女は人混みの中へ走って行った。
(私の…ファーストキス……)
歩は、そっと自分の唇に触れる。
「ホワイトデー……来月かぁ…」
無意識にそんなことを呟き、彼女はひとり気恥ずかしくなるのだった。
END
495:林檎
09/07/12 17:02:21 Mxo3ffaZ
↑乱文ホントすんません。
タイトルは「バレンタインデー」です。
496:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 17:46:18 6xOreEWa
GJ!!と言いたいところだが……
ちゃんとsageようか。
あと歩さん、ではなく歩、じゃなかったけ?
497:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 18:16:51 VFPl1ct0
>>487
おもしれーなおいwもっとやってくれ
一透タマリマセンワー
498:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 20:07:02 b+ds2xBT
>>487
面白かったです。
龍門淵でちょっと影が薄かった智紀が愉快なスキルを身につけてるしw
499:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 20:23:02 QnPuuuH3
ともきーが百合作家だと…大変よろしいので続けて構いませんことよ?
>>496
控室では呼び捨てだったな
まだ馴れ初めでよそよそしいなんて設定なら悪くないけど
500:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 20:32:51 INbvSUgG
>>495
>>496が言ってるようにsageた方がいい
あとコテハンならトリップ付け無いとなりすましとか危険
501:林檎 ◆tr.t4dJfuU
09/07/12 21:18:18 Mxo3ffaZ
あ、すいません。間違えました!
呼び方、「歩」でした・・・orz
あと、トリップとかsageるの、以後気をつけますっ
忠告どうもっす。
502:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 21:21:49 INbvSUgG
>>501
初投下ではよくあること
次も期待してます
503:林檎 ◆tr.t4dJfuU
09/07/12 21:23:19 Mxo3ffaZ
ありがとうございますっ
次回もがんばりやすっ
504:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 21:32:58 UBlhXORH
何こいつキモ
505:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 22:39:12 uYbz5++3
>>487
ともきーやばすぎww凄いものを読んでしまった、GJ!!
最後の一行のセンスが良過ぎる
>>495
この組み合わせ待ってた、GJ!!
お返しのプレゼントはもちろん女の子の大切なものですね、わかります
506:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 23:10:31 4gTTGyp7
>>504
死ねよ荒らし
507:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 23:13:01 KSZFHEXw
NG推奨:ID:UBlhXORH
>>503 GJ!w
508:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 23:13:41 BXM6GmKy
部長×タコスって数少ないよな…
書こうとしてもネタが微妙すぎるし…
509:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 23:26:37 VFPl1ct0
前の続きでよければ書くよ
510:名無しさん@秘密の花園
09/07/12 23:36:59 otfi1Pml
スルーもできないゆとりスレ
511:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 00:04:40 js/xJtlY
もうちょっとで放送か
その後に月曜日が控えてるのがいけねえ
512: ◆UOt7nIgRfU
09/07/13 00:40:42 tHvKO/tY
随分前に言ってた部キャプ絵、出来たぞー
彩色は無理だった。
URLリンク(nagamochi.info)
URLリンク(nagamochi.info)
反省している。
あと、SSのネタが出て来ないので休暇中……
ダメだなぁ。ふぅ…。
513:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 00:43:35 Cng7hrDN
今日燃料が投下されるのを期待して寝る
514:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 00:48:29 mYSq2ioK
>>512
GJ! 部長カッコよすぎるだろw
髪や眼のグラデーションが綺麗だな。絵を描ける人って凄いと改めて思った
515:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 00:51:07 zL/gijAd
>>512君が反省する必要は無い、悪いのはこの絵を見て
ときめいちまった俺なんだ・・・、GJ
516:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 02:33:54 s+av/jtO
かじゅがネクタイ直してたのがもう事後にしか見えない
517:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 02:35:07 yTgWd9h9
新ED、SDキャラでも百合とかワロタ
518:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 02:38:27 mhHmilGv
>>516
その発想はなかったw
かじゅかっこよすぎだろjk…
槍槓の演出すごすぎワロタww
519:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 02:41:20 Gjw3cDst
提クレがどっちもモモ×かじゅw
最高ッスーー!!!!!!!
520:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 02:44:45 TcWrI8r/
新OP、他校も入れてきたが、選別がきつくなるのは仕方ないにしても
漏れたキャラはいろいろ可哀相だ。少なくとも一は入れてやれよ。
521:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 02:45:34 YJELxO0A
本編もさることながらEDすごく良かったわ
蒲原さんと佳織が並んで釣りしてるだけで俺はもう
522:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 02:45:46 0hfs2EgA
EDでも百合っててワロタ
523:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 02:46:36 Cng7hrDN
URLリンク(tvde.web.infoseek.co.jp)
URLリンク(10.niceboat.org)
これは想像してもいいんですね
524:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 02:47:14 rPY5Ykl9
大好きモモ暴走モモもよかったが右目をつぶった部長がキャプテンと重なって見えてアッーってなった俺はもうダメかもしれない。
525:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 02:48:39 e9h9boyC
>>524
え?デフォでしょ?
526:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 02:48:53 bmFvfpd3
アニメの部キャプ増長やモモの涙と
次々と百合強化されていく咲にもう目が離せない
なにがいいたいかってーと>>512マジ素敵だよねってことです
527:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 02:51:16 ydjgrHAQ
かじゅの「ここではやめろ~」の気を許したカワイイ声と
はしゃぐモモの扱いにすごく慣れてる感について
そしてネクタイはどうみても事後でした
528:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 02:53:55 dEaOMEEn
今俺の中で鶴賀がキテる
529:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 02:54:52 mhHmilGv
「ここではやめろ~」って漫画だともっと困惑した感じにとらえてたんだけど、
アニメではただデレているようにしか聞こえなかった
耳鼻科行くか…
530:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 02:57:58 SqHgw2CB
>>529
分かるw
漫画版 「ここではやめろ~~(困惑)」
アニメ 「こ・・・ここではやめろ・・・(後でしてやるから)」
見たいにニュアンス変わって聞こえたわ
531:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 03:16:00 Xko8yUxS
時間間違えて、テレビつけたら「先輩最高っすー!!」だった…
その前も見たかった…
532:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 10:06:23 7uyf7OW+
今週も素晴らしかった!新ED百合過ぎるw
鶴賀も良かったが、今週のベストカップルはやっぱり宮永和だろう
ガチ度ではもうどう転んでもかじゅモモに遠く及ばないが、
試合終盤の「そして宮永さんに……!」と、廊下のミドルタッチにはぐっときた
しかし透華カワイソスw
533:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 10:07:49 T6n+oyiy
> 宮永和
ついに嫁入りしたのかと
534:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 12:25:36 drdZXYj5
原作?マンガから手をつけてみたいんだが、今からじゃ遅いかな?
あと百合度には期待してOK?
聞いてばっかりで申し訳ないorz
535:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 12:28:29 Kwzl3Fbx
よそで長野県を永和県(ながのどけん)に改称するのどっちというネタを見た
なんとなく永和県でぐぐってみた
麻雀の本場、中国に実在する地名だった
まさか、立-Ritsu-はそこまで計算して命名を…
536:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 12:35:30 zOKInxKp
>>534
さあ今すぐコミックを5冊まとめて買ってくるんだ
537:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 12:37:59 linqnELl
>>535
立-Ritz-でよろw
538:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 17:00:24 z7lNVmyQ
夏休み長野に帰省したら巡礼してくるわ
どこまわってくるのが良いかな?
実家は諏訪湖の近くだから帰省だけである意味巡礼かも分からんが
539:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 17:00:46 mhHmilGv
>>534
百合度はアニメの方が高いがそれでも十分すぎるほどの百合っぷり>>原作
540:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 17:03:44 jrR1C/gL
なんで指ちゅぱシーン修正しちゃったんだろな・・・
541:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 17:23:22 G9drsVUn
5巻のモモが抱きつくシーンはかなりよかった
542:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 17:51:09 4p38SCR3
今週の百合強化点
・「ここではやめろ~」→ネクタイをしめなおすかじゅ 何があったんだ
・周りにいじられる透華、必死にフォローするはじめ
・和に控え室まで会いに来る後輩二人
新ED 和咲をこれでもかと強化
・のどっちのおっぱいに釘付けの咲
・アイスで顔べたべたの咲に赤面する和
・和から手をつなぎ頬を染める二人
・他カプも充実 オイル塗ったりして夫婦な部長まこ、透華によりそう一、泣いてる池田に萌えてるように見えるキャプ などなど
543:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 17:57:08 2hjz4Tit
>>542
何があったんだ、がw
OPで部長眺めてるまこも何気に良いと思った
544:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 19:03:54 hou0PKJe
>>523
左絵はちょっとあざと過ぎて嫌だな
545:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 19:14:18 ZpWAC2Wo
SDでいちゃいちゃする回があってもいいかもしれない
546:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 19:27:44 Y/ZOa6aZ
URLリンク(ohaoha.ath.cx)
ちょっとワロタ
547:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 19:42:33 NnQncdvq
>>546
池田かわいそう
548:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 19:58:53 wTiFzG3S
>>546
早く結婚しちゃえよ
549:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 21:22:20 onXcOadY
>>546
ただのレイパーだろこれ
550:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 22:28:50 exxB1gfX
しかしあれだなぁ
今ちょっと四巻のハミレスの話を読み返したんだが……
改めて、衣と一の服は異常だな。
絶対隠すとこ隠せてないよね。
551:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 22:54:48 NnQncdvq
ハミレスだけにハミチチ
チラチラと見える乳首に透華は…
552:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 23:26:44 7o/cEJ14
透華「タマリマセンワー!」
553:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 23:29:48 GCiK6JpW
とーかの声でもしっくり来たから困る
554:名無しさん@秘密の花園
09/07/13 23:30:29 ztG7l7eY
二人が会った時の思い出の露出でとーかを誘っています
555:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 00:58:06 agDPTJib
衣は着崩してるだけだろうが、はじめは…
556:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 01:51:42 4rHaBaj+
ある時までは本当に暑いときだけ露出服を着ていたが、
露出服を着ているときの透華の視線に気付いて以来、好んで着るようになったとか
557:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 02:01:09 TqGrogNw
のどっちばっか見てるとーかに見てほしくて刺激的すぎるカッコで誘惑するのか
胸のボリューム的にとーかは快く受け入れそうだ
558:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 02:15:07 NdTH3LlY
EDのアイスのどっちは下品だから止めて欲しかったなあ…
つーか、そっくりなフェラ絵をどっかで見た記憶があるからなんだけどなwwww
559:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 02:24:51 KFNTLfPd
お互いのを食べさせ合うとかなら良かったのにね
560:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 02:26:07 WXNlGuZ7
咲のキャラのフェラなんか見たくないよ
561:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 02:49:19 IadTKCeK
神代が巫女っぽいので鹿児島 神社でググったら1番上にHITしたのが照國神社だった
神代の名前はきっと国がついて得意技は国士無双 みんな知っ照ね
そして照ニー
562:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 03:19:37 w0plpS5h
百合分が百合分が足りない
もっとだ!もっとオクレ姉さん!
563:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 03:32:26 V5Iw/iXD
やっぱりEDのアイスはちょっと露骨でいやらしいよねー
互いの体にこぼれたアイスを舐め取ってあげるような上品な絵なら良かったのに!
564:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 03:57:53 4BoewevJ
神代ときくと信長の野望にでてる神代さんを思い出してしまう、もっともあっちは名字の読み方がくましろだけど。
照姉を天照大神とすると、つまり咲ーsaki-とは天の岩戸の故事よろしく、妹を拒絶し続ける照姉の心を咲が振り向かせていくという、姉妹の禁断の愛を描いた日本神話風大河ラブストーリーだったんだよ!
565:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 04:50:39 5ifeIPKu
>>564
そんなオカルトありえません!!
566:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 05:05:04 Nj8y7qtU
かみしろだと思ってたwww
567:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 06:44:33 ZRoX0wEK
昨日昼くらいに、「マンガから手をつけたい」って言ってた>>534なんだが、昨日とりあえず1巻だけ買ってきた
読んだが…
俺、なんでもっと早く読まなかったんだろう…(;ω;`)
なので、2・3巻を今日買ってくる
568:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 07:06:11 apw7B37u
>>567
ぶわぁかめっ!!
全部ごそっと買っちまえ!!
いえ、すいません。
四巻からが、良いとこなんだよ。
個人的には四巻からの百合度は尋常じゃないと思ってる。
あと、まだ今週の咲みてないけど……
のどかが棒アイスをくわえながら咲を見てるのって
ラーメンのときと同じなんじゃないかな?
つまり、棒アイスを食べたことのないのどかは宮永さんを真似して食べていると。
そして「原村さん、おいしい?」と言われて赤面しているんだな。
569:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 07:15:26 rtHZ6a3b
>>567
アニメにも漫画にもそれぞれいいところはあるんで漫画もお勧め
だがなぜ指ちゅぱを単行本で修正したし・・・
(和の指きりした指をくわえるシーンは雑誌連載時はあったが、単行本でなくなり、アニメで復活)
570:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 08:05:33 dq3fl4BW
連載時の指ちゅぱを単行本で改変したのは編集部の意向
ところでさ、新EDのキャプテンの砂の像を作る池田……
このスレで投下されてた風越幼稚園のシーンを思い出したのは
俺だけか?お砂場チャンピオン華菜ちゃんw
SS通りにタコスロケットで壊されたしw
571:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 08:42:49 WXNlGuZ7
アニメの中の人もここ見てるかもな
あのSS書いたのがアニメの中の人だったら笑う
572:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 09:34:36 f3Tuv5JL
GONZOの中の人が2ch見てるのは周知の事実よ
でもさすがに百合板までは……いない……よね?
まあ内容の一致は偶然だろうけど、もしホントに中の人だったら笑う他ない
573:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 10:59:14 gRBGgGol
でもたとえGONZOの社員さんが
2chみてたとしてもそれで百合カプとかみんなの意見
取り入れてもらえるなら熱烈歓迎だわw
574:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 13:07:56 bQImEdVs
部キャプあたりはここ見てるとしか思えないエピソードだったな
575:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 14:32:03 ZPNHtaI2
とあるスレのせいでカマボコ×モモに目覚めてしまった。
マイナー過ぎる…。
576:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 14:39:28 gMjvc9RS
どこのスレよ
577:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 15:04:24 ZPNHtaI2
咲ーSaKiの東横桃子ちゃんはってスレだったかな? 二人の会話にほのぼのしたww
まぁ、カプというよりコンビって意味で好きになったんだけどね。
578:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 15:14:30 zCkBldtR
VIP(笑)
579:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 15:33:17 oyHYSDUg
EDといえば、あれの非デフォルメ部分って他校バージョンに差し変わることもありえるよな
580:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 16:03:36 OjCNeEB5
1レスかじゅモモ、投下してよかですか?
良かったらしばらくした投下します。
581:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 16:11:54 lOVI91Ai
何も考えずに投下するんだ
582:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 16:39:11 FK+yMSwh
>>1に「百合SS、百合妄想の為のスレ」とあるんだからいちいち確認とる必要は無いぜ
583:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 16:41:56 OjCNeEB5
ゴーが出たので行くっス。
初SS、初かじゅモモなので間違いあれば指摘よろ。
あと最後に若干エロ?
↓ ここから
『水蜜桃』
「モモ! 居るのか!」
私は辺りをぐるりと見回す。
「はい、ここに居るっス」
すると背後から聞こえる声。
「モモ、居たか……」
モモの能力―ステルスは毎回心臓に悪い、と思う。
背後を取られる驚きもあるが、それ以上に。
―いつモモが居なくなってしまうのでは無いか、という不安。
「居なくなったと思ったっスか?」
まるで心を見透かされたかのようなその問い掛けに。
「ああ、心配した」
私は包み隠さず本心からそう答える。
「えへへ……」
それが嬉しかったのか、はにかんだ笑顔を浮かべるモモ。
「先輩に心配されるならまた消えてみてもいいっスね」
なんて、そんなこと。
「冗談でも止めてくれ。 モモに消えられたら、私はどうしたらいいのか分からなくなる……」
せっかく見つけた君なのに……。
「……そんな泣きそうな顔をしないで下さい、先輩……」
気が付けば俯いていた私を、下から覗き込むモモ。
その表情はきっと私より泣きそうな顔をしていて。
「私は先輩の前では消えないっスよ。 第一……」
泣きそうな顔から、決意の籠もった顔へ。
その頬は若干紅潮していて。
「私の方が先輩から離れられないっス!」
なんて嬉しい事を言ってくれた。
「そうか……」
私はモモの頭を撫でてやる。
目を細くして気持ち良さそうにする。 猫みたいだ。
「それにですね」
「ん?」
「先輩のネット麻雀のハンドルネーム、覚えてるっスか?」
ハンドルネーム? ああ……。
「……かじゅ?」
「それっス。 『かじゅ』って果物の木みたいじゃないっスか?」
果物の木?
「つまりこういう事っス」
そう言うとモモは何処からか紙とペンを出して『果樹』と私に書いて見せてくれた。
「先輩は『果樹』、私は『桃』。 離れられるワケが無いっス。
先輩から離れたら、きっと私は腐っちゃうから……」
モモの顔が近い。 吐息まで感じてしまいそうだ。
全く……いつからこの実はこんなに熟してしまったのだろうか。
「モモ」
「はい、先輩」
ここなら誰もいないから……。
「その美味しそうな『桃』を、味わってみてもいいかい?」
そう言ったら、モモは真っ赤に染まって。
「め……召し上がれ、っス……///」
―ひと皮剥けば……ほら、甘そうだ。
584:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 16:50:11 iKOmbcZk
GJ!!かじゅモモよかったよ
おかしなところはないと思う。初SSとは思えない出来だ
585:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 17:09:01 01yXTFC5
GJ!
しかしこいつら、どんな会話してんだよwww
586:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 18:48:14 hVxoYh6m
ムッハー!先輩サイコーっす!!
こりゃモモも惚れるわw
GJ!
587:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 20:30:47 pij88pog
エロいな
だからネクタイ締めなおしてたのか
588:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 20:38:33 nsgU7cSS
GJ!
しかしギップルが出てきそうな甘さだなww
589:名無しさん@秘密の花園
09/07/14 23:50:43 8b31iHcg
先輩えろすぎ萌えたw
GJ!
590:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 00:56:16 S+/8krhB
素敵なモモかじゅの流れに便乗するよ!よ!
URLリンク(imepita.jp)
百合百合しいSSが書けないのでこれで勘弁してください
591:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 01:22:37 MiwgNYG7
>>590
うおっ こ、これは…7月頭にどこぞにうpされてた線画+シャーペン絵の
完成版!? クオリティヤベぇ…線画の方を光速保存してた甲斐があったぜ
GGGGGGGGGGJJJJJJJJJJJJJJJJJっすー
592:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 01:33:21 Vx3Sy05i
>>590
GJ、ポロリがあってもいいと思うっすw
>>591
Gはともかく、Jは連呼せんでもww
593:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 01:37:26 8m19VeGa
>>591
桃子さん落ち着いてください
594:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 02:07:01 UGA30TVB
>>591
>>30
595:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 02:21:17 krb7chjY
>>594
IDがカラオケ
「宮永さん、歌がお上手なんですね!」
「そうかな……原村さんの方が上手だったよ」
「そんな事ありません! 宮永さんの美声に皆が聴き惚れていましたよ。
ねえ、皆さん!」
「あー……はいはい凄いじぇ……」
「何が悲しくてわしらはこの二人のカラオケに付き合わなくちゃいかんのじゃ……」
『頑張っちゃった 頑張った我々 テンパイ即リー わーいわーい!』
「部長!?」
「何を歌っとるんじゃ、あのアホ部長は!」
596:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 02:49:07 UGA30TVB
>>595
えっと、ありがとう……でいいのかな?ww
597:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 02:50:38 hZMwbhf4
>>595
なんというカオス
ネタキャラなはずのタコスがまともに見えるw
598:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 04:00:52 oF2AsqEE
やっぱ咲が主人公和がヒロインなんだな
イヤーよかったよかった
599:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 04:05:20 0rpyFfnd
最近は逆に見えてたっす
600:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 06:29:47 RE29hoOB
咲はメインヒロインだと思ってた
601:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 07:01:48 5lyxsFWg
今週の咲で、あー、この漫画の主人公は咲なんだー、と思い出した
602:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 07:03:50 0w0dH3ML
ヒロインが主人公好き好き
よくある展開じゃないか
603:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 07:06:13 9rMT51F9
気の強いヒロインが日常パートでは主人公を引っ張ったりな
それを考えると骨子だけみたら咲は立派な王道少年漫画なんだよな
リリカルなのはみたいなもんか
604:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 07:30:49 FPUlLg/H
鶴賀のメンバー編成の少年漫画主役校っぽさは凄いと思う
605:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 08:13:28 b7GaJ+MI
ヒロインが主人公にベッタリデレデレすぎてラブコメとしてはある意味失格では
606:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 08:41:36 fVgX04Of
ラブコメっぽいのはかじゅ桃かと→かはじめ
ガチ展開も可
607:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 08:47:00 EUlJsT1c
深く蒼く、突き抜けるような高い高い空が見える。街路樹は既に葉を
落とし終え、冬のたたずまいを色濃くしてゆく街並みの中を、腕を
絡ませて歩く―――。
そんな何でもない日常を切り取った風景。身を切るような山颪にさらされて
いても尚、絡んだ腕から伝わるぬくもりで幸せをかみしめる。
そんな幸福感にさいなまれているのは、原村 和。
「ごめんね、原村さん。せっかくのお休みにつき合ってもらっちゃって…」
今日何度となく繰り返された謝罪の言葉を申し訳なさそうに述べるのは
彼女の恋人である宮永 咲だった。
「いいんですよ。その、私も携帯選びをしてあげたかったというのも
ありますし、宮永さんの助けになれれば良いと思ってますから」
「ううっ、私、携帯初めて持つからいろいろアドバイスしてね?」
「もちろんですよ。」
冬の空気に包まれ、街は鈍色を反射しているが、ふたりの周りはまるで
春のように、優しく暖かい光を保っている。
クリスマスの時に咲からプレゼントされた萌葱色のマフラーひとつ。
互いをしっかり結びつけるように共有することで、さらに幸福感を
上昇させていた。
端から見れば相思相愛、熱愛歓迎わんだーらんどに見えることは必至。
初期の気恥ずかしさなど何処吹く風で、肩を寄せ合い密着したまま
携帯ショップを目指し歩いていく。
608:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 08:48:26 oF2AsqEE
>>600
ブックレットの監督と浦畑さんとの対談では
咲はあくまで主人公って呼ばれかたしてて
メインヒロインとは呼ばれてなかったね
和はヒロインですからとは言ってたけど
609:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 09:04:34 EUlJsT1c
商店街を同じ歩幅で突き進んでいくと、店頭に色とりどりの携帯の
モックアップが陳列された市内最大の携帯ショップが見えてきた。
道すがら、美味しそうな香りを放つパン屋に気を取られている咲の腕を
つい、と軽く引っ張り、ショップの方向へと軌道修正すると、顔を赤くして
咲がはにかんだ。言葉はなくとも心はすっかり通じているのだ。
「…うっ わぁ~……いろんな機種があるんだねぇ…色とか、形とか
何だか目移りしちゃう……」
巨大なおもちゃ箱を目の当たりにしたようにはしゃぎ、ちょこまかとモック
アップを物色する。かがみ込んだり、二つ折り携帯をパカパカ開閉させ
たり、店員の説明に おー。と感心したり、飽きの来ないリアクションを
披露している。
(……あぁ、可愛いです、宮永さん……)
ポーッとした表情を隠すことなく、咲のそんな様子を見逃すまいと、
一挙手一投足を網膜に焼き付けんばかりの和がそこに居た。
「あ、これ丸っこくて可愛いかも~」
「それはお年寄り向けのらくらくフォンですよ……」
「えっ! あ、あはは、そうなんだー…」
「それよりこっちのこれなんてどうです?」
「うん、色も可愛い♪ メーカーは…『あう』?」
「エーユーって読むんですよ…」
などと小一時間ほどじっくり選び、契約を済ませて店を後にした。
「ありがとうございましたー!」
女性店員の声に背を押され、買ったばかりの携帯が入った小箱をかかえ
咲の足取りも軽い。
「やっと携帯が持てたんだね~。なんだか嬉しいな♪」
「まずは、おめでとうございます」
「ありがとう、原村さんのおかげだよ」
610:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 09:21:01 EUlJsT1c
屈託のない笑顔と感謝の言葉が和に向けられると、それを受けて和の
頬もゆるむ。そして再びマフラーと腕を絡み直し、近場のファストフード
へと場所を移す。
日が短くなり、辺りは夜の色に染まりかけ、街の灯りがひとつ、またひとつと
ともって景色をゆるやかに変えていく。愛あふれる咲と和を祝福している
ように見えるのは、きっと勘違いなどではないだろう。
「んー…?」
注文したミートタコスと、フィッシュタコスのドリンクセットを運んできた和が
みたもの、それは先ほどの携帯と取説を交互ににらみつけ、難しい顔を
している咲の姿だった。
「はい、持ってきましたよ。…何をそんなに悩んでいるんですか?」
コトン。とトレイを小さな二人掛け用テーブルの上に置き、椅子に腰掛け
ながら和が尋ねる。
ふわっと、空腹を誘うタコスの香りが広がった。
「んーっと、んーっとね? カメラはどうやるのかなって……」
「カメラは…ここ、ここですね。右上のここを押せばカメラモードに…」
身を乗り出して、携帯を握りしめている咲の手ごと包み込んで、
簡単ににレクチャーをしてみる。若干のラグの後、ディスプレイが辺りの
景色をとらえて映し出す。
「わっ、出来た出来た! ふわ~…きれいに表示されるものだね…」
「それは500万画素ですから、それなりにきれいに撮れると思います」
「まん…がそ?」
何も知らない咲に画素数の仕組みから丁寧に教えてあげる。
およそ15分かかって説明してる間に、ドリンクの結露がトレイシートに
伝わり、印刷された片岡優希はすっかり水びだしに……。
611:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 09:26:42 uFL62r6V
書きながら投稿ってのは感心しないな。
612:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 09:33:22 EUlJsT1c
「…じゃあ、原村さんっ ちょっと隣に来て」
「?……はい」
うきうきした様子の咲が何を思って自分を呼んだのか分からぬまま、
促されるままに隣へ腰をかける。
この座席は、他の席からはちょっとした死角になる場所の席。
咲と和が居る奥側の席に座ると、身を隠せるようになる席だった。
「…やっぱり最初の1枚目は、原村さんと撮りたいから」
耳元へ囁くように届いた咲のタラシ文句に、和の胸の鼓動が一気に
3倍速になる。頭から湯気が出るかと思うほどに顔まで真っ赤に染まり
上がった。
「…こう、かな~?」
内心パニック状態でオーバーヒートしている和をよそに、腕を伸ばして
携帯を掲げると、カメラの向きを微調整。
固定するため腕を硬直させると、前を向いて固まっている和に咲の声が
再び届く。
「…はーらむーらさんっ!」
ハッと気づき、声のする方へ顔を向けた。向けたその瞬間だった。
―――――ちゅっ
ピピッ パシャッ
「~~~~~~あ、あうあぅ………////」
「へへ、成功~☆ どれどれー? 撮れてる撮れてるv」
ディスプレイには、熱いキスを交わす咲と和の姿がくっきりと刻まれていた。
ぼしゅ~~~~~~~~
原村 和、限界突破。
613:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 09:36:50 EUlJsT1c
あー、続きあるけどそんならやめますわ。
申し訳ない
614:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 10:49:05 Jbhuby0w
書きながら投下はよくないな
スレ占有しちゃうし、レスもしづらい
それにしても、書きながら投下してたとしたら筆超早いな。ウラヤマシス
615:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 10:53:37 ck5yAAyA
書いたものを携帯から投下してるんじゃないか?
続きが気になるのでまだ投下してくれる気持ちがあるんだったら
パソからメモ帳とかに全部書いてコピペでお願いします
616:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 11:01:23 S+Gn/njP
>>605
だから王道少年漫画なんじゃね?バトル系と部活系が混ざった感じの
今のところ咲と和は
和→→→→←咲
みたいな感じだし、恋愛系の展開としては
想いが通じるのがクライマックスになるんだと思うけど
617:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 11:21:47 qaoUHCTe
パソからやらんでも、メール使って書きためておいてコピー機能で貼り付け投下すればいんじゃね?
それより投下前に一言言った方がよかったんじゃないかな。
ここはSS専用スレという訳では無いし、
まとめページがある今、せめてカップリングぐらいは言及すべきではないかと。
まぁ、次から気を付ければいい。
なにはともあれ続きが気になるんだがっ!!
618:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 13:07:41 krb7chjY
転
URLリンク(up2.viploader.net)
619:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 14:43:24 jTkpCAgD
自治厨はいらん
いるのは百合
620:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 14:58:48 SZ2kXa7D
のどっちと咲は早く名前で呼び合うようにならんかね
621:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 15:48:12 qJ9ZPG9U
苗字が変わるまでの辛抱だ
622:613
09/07/15 15:53:17 eIIURy6+
騒がせて申し訳ない。取り敢えず、前のように深夜投下に戻す。
その場その場の直打ち込みしかやれない環境なので人の居ない
時間帯を狙い澄ますようにする
あの咲和の続きはもう書けない。
半年ROMってくるわ
623:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 16:47:18 5lyxsFWg
待ってる
624:名無しさん@秘密の花園
09/07/15 16:49:11 NqZ3IhL6
待たない