09/07/05 22:07:19 EL00E71C
辺りを見回して、何かを探しているようだ。
「おはようございます、コーチ」
口々に挨拶する部員たちには目もくれず、視線は部室の隅に向かった。
部室の隅では、華菜がまだ何か一人で喋り続けている。
「まさかまさかキャプテンっ、私というものがありながら…っ!」
「池田ァ!部室の隅で何ウジウジしてんだァッ!!」
「ひゃあっ!?」
背後からまさか一喝されるとは思っていなかった華菜は、慌てて横に飛び退いた。
コーチは華菜の首根っこを掴むと、ずいっと顔を寄せた。
「おい池田ァ、ちょっと付き合えッ!」
「は、はいぃぃぃ!!」
呆然と部員一同、二人のやり取りを眺めていた。
「あらあら、随分と幸せそうね」
ただ一人、美穂子だけは相変わらずにこやかに、そんな二人を見送っていた。
書いているうちにキャプテンがどんどん変態くさくなっていくのは仕様です
途中で改行間違えがありましたら脳内変換をお願いします
以上です、お目汚し失礼しました