フレッシュプリキュアで百合at LESBIAN
フレッシュプリキュアで百合 - 暇つぶし2ch875:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 22:08:01 PysN3efq

わたしの忘れた練習着を取りに、アカルンの能力で合宿所からここまで来てくれたせつなちゃん。
帰ってきた時手ぶらだったのと、ダンスの練習で忙しかった事から、わたしは彼女がこれをわたしの
部屋に忘れている事、そしてそれを失念してるであろうと推理してた。やったよはじめちゃん!
「・・・さて・・・」
 とはいっても、推理がいざ現実になった今、さっきまでの緩んだ顔もどこへやらで、眉間に皺を寄せ
ジャージの前に正座して、ただひたすら凝視し続けるわたし。
「・・・実際あったからってまあ・・・どうするかってことなのよね・・・」
 どうするかって、そんな事は分かっている事で。
 せつなちゃんに連絡して取りに来てもらうか、ううん、迷惑かけたのはわたしなんだから、ここは
わたしが届けるべき!
 それは分かっている事で。・・・でも頭では理解してても心では理解してないわたしがいる。
「せつなちゃんの、きてた、じゃーじ。」
 わざとらしく感情を込めずにそう言うと、わたしはジャージにそっと手を伸ばす。
 と、途端に手を引き、大きく首を左右に振る。
 ちょ、ちょっと待って・・・わたし今何をしようとしてるの?!ううん、違うわ!わたしはこれを届け
るために、そう、なにか紙袋に入れなきゃって手を伸ばしたのよ!そう、何かへ、変質的な行為が
目的で手を伸ばした訳じゃなくて!自分が信じる自分を信じろって、わたし信じてる!・・・はあ、
それにしてもいい匂いだわ・・・。
「はっ!?」
 気が付くとわたしは、伸ばした手を引っ込めた代わりに、ジャージに思い切り顔を埋めていた。
ちょ・・・何やってるの、わたし!
 慌ててジャージから顔を・・・上げられない。
 ・・・柔らかくて甘い彼女の残り香が、わたしの顔を上げさせてくれない。



876:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 22:09:43 PysN3efq

「せつな・・・ちゃん・・・」
 気が付くと、ジャージを顔に押し付けたままで、床に仰向けに寝転んでいた。
 当たり前だけど、目を開けてても閉じてても、暗い。今わたしの世界に存在してるのは、わたしと、
彼女の匂いと、そして甘くて・・・少し苦い思いだけ。
「おかしいよね、こんなの」
 いつもラブちゃんの隣にいるせつなちゃんを見てて。イースとプリキュアとして戦った2人を見てて。
そして今、家族となって一緒に暮らしてる・・・幸せを見てて。
 それなのに合宿で、見た事無いせつなちゃんを見ちゃった。
 それからのわたしは・・・本当におかしくなったみたい。
 きっと、わたしなんかとは違う、凄い人だと思ってたせつなちゃんが、女の子だったから。
 普通に、悩んだり、頑張ったり・・・ちょっとふてくされたりする、普通の女の子だったから。
 気がついたら、好きになっていた。
 お互いのダンスへの考えとか、2人で一緒に踊ってる時とか、きっと同じ物を感じたんだと思う。
 でも・・・こんな苦しい思いを感じてるのは・・・わたしだけかな。
(・・・せつなちゃんにはラブちゃんがいるし)
 そう思ったとき、胸が急に痛くなった。
(よく考えたらこのジャージだって、ラブちゃんが昔着てたものだよね)
 胸の痛みが増す。何か、今までせつなちゃんと2人でいた所を邪魔されたみたいな気になる。
 ・・・嫌だ・・・こんな事考えるの止めないと・・・ラブちゃんとわたしは親友じゃない・・・。
「このままじゃ親友が幸せになっちゃうじゃない、って誰の台詞だったっけ・・・」
 わたしは最近TVで見たアニメの事を思い出そうとしたけど、すぐに諦めた。


877:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 22:11:31 PysN3efq

眠ったせいもあってか、さっきまでの嫌な嫉妬めいた気持ちは収まってきてたけど、今はまた
違う黒い気持ちが湧いてきていた。
 ・・・罪悪感と自己嫌悪。
(気持ち悪い、わたし)
 いくら好きだからと言っても、せつなちゃんの知らないとこで服の匂いを嗅ぐなんて。
 ストーカーとか変質者とか、そんな風に言われる人たちと一緒だ。こんなこと皆にバレたら・・・
プリキュアどころか、友達でさえいられなくなっちゃう。
(もう、起きなきゃ・・・)
 でも、まだ残り香のせいか、少しだけ黒い気持ちの中に甘いものが混じる。
(祈里、って呼び捨てでも良かったのにな)
 ブッキ―って皆と一緒の呼び方じゃなくて。
 せつなちゃんだけは祈里って呼んでてくれても良かった。それだけでわたしは小さな幸福感を
得られたかもしれない。
(わたしがせつなちゃんだけちゃん付けしなかったら、そんな気持ちも味わえるかな?)
 クスッと笑ってしまう。たぶん皆ビックリするよね。
 でもそんな事は多分しない。それがただの悲しい自己満足で、一人よがりだって分かるから。
このジャージと一緒だ。
 でも。だったら。
 今なら呼べるかもしれない。今、このわたしと彼女の残り香しかないこの暗闇の中なら。
「・・・せつな・・・」


「なあに?ブッキ―?」


 バネ仕掛けの人形のようにわたしは飛び起きた。


878:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 22:12:46 PysN3efq
 
せつなちゃんが、椅子に座って笑顔でわたしを見下ろしていた。
「お昼寝はすんだ?・・・もう夕方よ」
「せ、せ、せつなちゃん・・・」
 焦って言葉が続かないわたし。み、見られてはいけないところを・・・よりによって一番見て
欲しくない人に・・・!
「もう、ブッキ―が起きるまで結構待ったんだからね。・・・って連絡もしないで来たあたしも
悪いけど。まさか合宿終ってすぐ寝てるなんて思わなかったから」
 わたしの焦りようとは反対に、せつなちゃんは落ち着いた口調で更に言葉を重ねる。
「家に着いて合宿の着替えとか洗濯しようと思ったんだけど、そのジャージをここに忘れたの
思い出してね。返してもらおうと思って来たの。すぐ戻るつもりだったからアカルンで来たん
だけど,部屋に着いたらブッキ―寝てるから・・・起こすのも可哀想かなと思って」
 話が核心のジャージに触れたことで、さらにわたしの焦りが増す。
「ジャジャジャージを取りに?!ずずずずっと見てたの!?」
「見てたってば。やだ、まだブッキ―寝呆けてる?」
 せつなちゃんはクスクス笑いながらわたしを見てる。
 ・・・ここまできてわたしも流石におかしいと思い始めた。これって変質者やストーカーに対して
の態度じゃないよね?
「あ、あの・・・そのジャージなんだけど・・・」
 わたしは恐る恐る様子を探るようにせつなちゃんを見る。
「もう、他にも色々あるでしょうに、何でよりによってあたしのジャージなのよ」
 せつなちゃんは軽く苦笑いを浮かべた。
「まあ確かにお昼寝するには日差しきついものね。ラブもお昼寝する時は必需品だ!って言って
たわ。・・・ア・・・イキドー?とか言うんだっけ」
 合気道・・・?いやそれは・・・。
「ア,アイピロ―だよ、せつなちゃん!」
「それそれ!やだ、あたしったら」
 2人で同時に笑い出す。もっとも、わたしの笑いは多分引きつっていて、背中は嫌な汗でビショ
濡れなのだけれど。


879:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 22:15:20 PysN3efq

「さて、じゃあブッキ―も起きた事だし,そろそろ行きましょうか」
 一笑いし終えた後、せつなちゃんはおもむろに立ち上がる。
「行くって・・・どこへ?」
「家よ。ラブたちが待ってるんだから、ホラ早く支度する!」
 唐突に話を切り出されてちんぷんかんぷんなわたしを、せつなちゃんは急かす。
「もう!ジャージの件だけならブッキ―が起きるのをずっと待ってたりしないわよ!今から皆で
合宿の打ち上げやろうって話・・・あら、ラブから聞いてなかった?」
 そういえば・・・わたしジャージの事で頭が一杯だったから・・・ラブちゃんがそんな事を言ってた
ような気も・・・。
 慌しくとりあえずの身支度を終えたわたしの手を、せつなちゃんは固くぎゅっと握った。
「え、え、え、なななな何?!」
「何って・・・アカルンで行くんだから、くっつかないと。・・・こないだのタルトみたいになりたく
なかったら、ブッキ―もしっかり掴まっててよ」
「わ、分かった」
 ドキドキしている心臓の音を悟られませんように、と願いながら、わたしもせつなちゃんの手を
握り返す。
 その時、ふわっと彼女の髪から、香りが届いた。
 それは、さっきまでの暗い一人だけの世界で感じたものとは全然違う・・・ずっと濃くて、甘くて。
 そして温かくて、優しい匂い。

 きっとこれが幸せの匂いなんだろうな、ってわたしは思った。


880:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 22:17:17 PysN3efq
おしまい
昨日のSS職人の投下する前の暇つぶしにでもなれば
文章って難しい・・・

881:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 22:24:39 0B5UzXNM
>>880
ハイパーGJ。暇潰しだなんてとんでもない!てか切ないブッキー新鮮かもしんない。明るいキャラだから余計に。もちろん光保存しますた。

どしたの、昨日からの良作祭り。嬉しくて眠れなくなるw

882:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 22:28:09 Wyw1zGW9
GJだ…。
自分の中の黒いものを自覚しているパインがいい味出してます。
あとせつなのボケが素晴らしくかわいい!

883:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 22:33:43 PysN3efq
すんません、>>877ちょっと最初の2行抜けてました

いつの間にか少し眠ってたみたい。
相変わらず、顔にジャージを押し付けたままなので明るさは分からないけど、少し涼しい。
眠ったせいもあってか、さっきまでの嫌な嫉妬めいた気持ちは収まってきてたけど、今はまた
違う黒い気持ちが湧いてきていた。
・・・罪悪感と自己嫌悪。
(気持ち悪い、わたし)
いくら好きだからと言っても、せつなちゃんの知らないとこで服の匂いを嗅ぐなんて。
ストーカーとか変質者とか、そんな風に言われる人たちと一緒だ。こんなこと皆にバレたら・・・

ですね。

感想ありがとうございます! 

884:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 22:42:33 8BX97PWD
ブキせつGJ!!!

885:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 22:54:02 0B5UzXNM
>>871
昨日お題受け付けるって書いてあったんだけど、良かったら美希たんで作ってもらってよかですか?相方は誰でもいいので是非m(_ _)m

886:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 23:36:56 3ckQtMLN
せつな「ラブ喜んでくれるかな・・・」




ラブ「たっだいま~!お・や・つ♪お・や・つ♪って
   あ!お花だ~♪キレイ・・・。でも見た事ないなあ、、、。
   ???アザレアって書いてある。」

せつな「お帰りなさい。今ドーナツ出すから。」

ラブ「キレイなお花だね☆せつなが買ってきたの?」

せつな「うん。ラブにプレゼントしようと思って。」

ラブ「嬉しい♪ありがと、せつな♪」

せつな「後で・・・、アゼレアの花言葉調べてくれると・・・、嬉しい。。。」




花言葉は
「愛されることを知った喜び」もちろんお花は赤です♪   


887:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 23:37:53 uYopL5fd
ブッキーかわいい!!

888:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 23:39:00 3ckQtMLN
>>885
完璧主義の私がどうも最近調子悪い。。。
調子悪いって言っても病気じゃなくてね。

「ブッキー!全然リズムあってないじゃない!」
「ちょっとせつな!そこは左から!」
「ラブ・・・。もう息切れしてるの!?」

なーんかイライラしてる。四葉のクローバーらしくない。
特にワタシが、、、

「ちょっとブレイクしましょ。また10分後に集合ね。」
ミユキさんがいない間は私がレッスンリーダーをお願いされてる。
無論完璧にこなしてるつもりだけど・・・。

乾いた喉を潤しながら休んでる3人を見回すと、、、
ラブはせつなの肩揉んで、、ブッキーはラブに寄り添って、せつなはブッキーと仲良く喋って・・・。

(温い。温すぎる。このまったり間、おまけにワタシはそっちのけ、、、)

・・・イライライライラ・・・



「あ、あの・・・。美希ちゃん?」
「顔まっかっかだけど、美希たん・・・」
「どうしたの美希!?熱あるの???」

「なっ!!!」
目の前に3人がいるのも忘れる程、頭に血が上ってたなんて。
何やってんだか、ワタシは。。。

「美希、ごめん。怒られた所、もう一度教えて欲しいの。」
「あ、美希ちゃん・・・。私もリズム感がつかめなくて・・・。」
「ドーナツ食べたからもぅスタミナバッチリでっす!お願いします、美希た~ん♪」
3人共まるで子犬のように目を輝かせながらワタシを見つめる。


(きゃわゆ~い////////////////)

「しょ、しょうがないわね・・・。もう一度基礎からやり直しね!厳しく行くわよ!」


なーんて嘘。マンツーレッスンが楽しみで・・・って何考えてる蒼乃美希!!!

と気合を入れてもダメ・・・。
ラブのくびれたウエスト、ブッキーの潤んだ瞳、せつなのミニスカ。。。

さっきまでのイライラがドキドキに変わったのは言うまでもなく。
(ミユキさんごめんなさい。当分帰ってこなくて、、、イイです)

美希ちゃんのお題で作ってみました。お気に召されますでしょうか?

889:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 00:01:57 0B5UzXNM
>>886
これ何て言うハピネスハリケーンw
リアルにアニメでやって欲しい鴨。つか頼むよスタッフ!

>>888
作ってもらえただけでも嬉しいのに、四人登場と言う豪華さ。俺の心、完全に奪われました。

あなたネ申ですか

890:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 00:11:55 JyrN/8y4
>>886
ちゃんと調べないとバチがあたるよ

>>888
美希たんおもろいw

891:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 00:27:15 +aa7IxQd
花言葉って解釈難しいの?ググッたら色々あったんだけど、作ってくれた人の意味でイイや。

892:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 01:03:04 uM5kHzRH
職人さんたちみんなgjgjgjgjgjgj!

急にSSが増えたなwいいことだw

893:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 01:27:12 qGFIKLqc
>>856->>861>>865の皆様、感想をありがとうございます。

仕事から帰ってきたら感想が付いているやら、ハッピーなSSが投下されているや
らでとっても幸せな気分です。

本日はSSS、投下させて頂きます。銭湯編じゃなくてすいません。

894:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 01:32:26 qGFIKLqc
「そういえばさ、あの時、ブッキーったらさ......」
「ああ、あったあった。面白かったわよね」
「もう、やだ、ラブちゃん、そんなことまだ覚えてたの」

 夏の日の、夕暮れ。私はラブと美希と一緒に、ブッキーの家に遊びに来ていた。
 三人は、ブッキーが出してきた古いアルバムを開いて話をしている。そこに写
っているのは、小さな頃のブッキー、と、ラブと美希。
 聞いていて、とても楽しいけれど。少し、私は寂しさを感じていた。


「それじゃあ、まったね~」
「バイバイ、ブッキー、美希」
「ラブちゃん、美希ちゃん、せつなちゃん、またね」
「しばらくミユキさんのレッスンをお休みするからって、体力づくりはさぼらな
いようにね」

 口々にさよならの言葉を告げ、今日は解散。私はラブと一緒に、家への道を歩く。

「やー。今日も楽しかったね~、せつな」
「――うん。そうね、ラブ」

 ほんのちょっと、返事が遅れたのは、多分、この想いのせい。バレナイ、と思
ったけれど、やっぱりラブは鋭かった。ん、と不思議そうな顔で私の方を見ている。

「どうかした、せつな」
「ううん、なんでもない」
「でも、元気ないみたいだよ」

 歩きながら、心配そうに覗き込んでくる彼女に、やっぱり隠し事は出来ないなぁ、と思う。
 本当に、鋭い。

「うん......ちょっと、羨ましいなって思っただけ」
「羨ましい――って?」
「ほら、ラブと美希とブッキー、三人って幼馴染でしょ? 昔から仲のいい友達
がいるっていいなぁ、って」

 言っても仕方ないことだとわかっていて、私は想いを口にする。
 寂しい、と思ったのは、彼女達が笑顔で振り返る過去に、私の姿はないから。
当然だ。私はその時、ラビリンスにいたのだから。
 別にそれで、疎外感を感じるわけじゃない。ラブも美希もブッキーも、とても
昔のことを、まるで昨日のことのように私に面白おかしく話してくれる。ラブが
初めて補助輪無しで自転車に乗れるようになった日、はしゃいで乗り回してドブ
に落ちた話など、もう何回聞いたかわからない。まるでその場にいたかのように
話すことだって、出来ると思う。

 けれど。
 そこに私はいなかったという事実は、変えられる筈もなく。

「なんかね、美希にもブッキーにも、ラブとの思い出があって、それを一緒に思
い出しながら話すことが出来るでしょ。それが」

 羨ましい。
 そう言って、私は微笑んだ。頭では、どうしようもないことだとわかっている。
 でも、私にそういう人はいないから、やっぱり羨ましいと思ってしまう。

「んー、まぁ確かに、美希タンとブッキーとは長い付き合いだしね。思い出もい
っぱいあるかも? ま、忘れたいのとか、忘れて欲しいのとかもあるけどね――タハ」

 少し前を歩くラブのその台詞に、私は目を伏せる。頭と、心は別物。理解した
としても、自然と生まれる胸の痛みを消し去ることは出来ない。

895:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 01:34:55 qGFIKLqc
「けどねっ、せつな」
「キャッ」

 唐突に立ち止まって振り返ったラブに手を握られて、私は思わず声を上げて目
を丸くする。
 
「な、何?」
「せつなはこれから、アタシとの思い出をいっぱい作れると思うよ」
「え?」
「一番最初は、明日からのお出かけ!!」

 あ、と私は思わず呟く。
 明日から、私達は夏休みの旅行に出かける。お父さん、お母さんに連れられて、
二泊三日で高原のペンションに。

「いーーーーっぱい写真撮って、美希タンやブッキーに見せて、いーっぱいお話
するつもり。でも」

 私の耳元に顔を近づけて、ラブは囁く。

「思い出は、アタシとせつなだけのものだよ」
「......ラブ......」

 ヘヘン、と白い歯を覗かせながら笑う彼女に、私の心は解きほぐされる。心の
奥を凍てつかせていた小さな氷は、もう溶けてしまった。ラブという、太陽の光
によって。

 そうだ。私達には時間がある。未来がある。
 無いのなら、作ればいい。これからの時の中で。
 ずっとずっと一緒の、彼女と共に。

「これからたっくさん、思い出を作ろうね、せつな」
「うん、そうね、ラブ」

 大きく頷いた私を見て、またラブが笑う。そして私達は、手を繋いだまま歩き
出す。
 二人が共に進む、明日へと向かって。

896:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 01:37:19 uM5kHzRH
>>895
うわあああああああああああ
激しくGJ!!!!
耳元で囁くのがイイ!

897:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 01:41:19 qGFIKLqc
ってな感じでした。ラブせつ風味で。


>>880
GJ!!堪能させて頂きました。このブッキーはカワイイなぁ~せつなも素敵です!!

>>888
美希ならありそうw 激しくGJです!

898:880
09/08/12 04:31:15 z6Qi4KKp
>>897
囁き!!!身悶えするほど萌えましたwGJです!
さすが文章の流れ綺麗ですよね・・・勉強させていただきました

899:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 06:31:48 JyrN/8y4
>>895
ピーチはん
あんさんはプリキュアの太陽や!(タルト風)

--
一応自己フォローさせていただくと
>>896の「ちゃんと調べないと」はラブやんに言ったんですよ

900:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 06:51:45 +aa7IxQd
昨日からの職人さん、良作ありがとう!870の展開大好きです。今日も降臨お待ちしてます。

>>897
読み応えあるなぁ。シリアス来るか!?って思ったらラブの絶妙なフォロー。さすが嫁の一番の理解者!

901:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 15:54:17 Je62FfBx
百合好きにとって九月の展開は恐怖だな・・・。
でも今まで空気だった大輔がいきなりメインにはならんだろ。
こんな感じになるって、私信じてる!


「大輔とラブ 仲直りの仕方」
せつながラブと同じ中学に入学し、ラブがみんなにせつなを紹介する。
群がるクラスメートに戸惑うせつな。フォローするラブ。
そんな感じでラブはせつなにつきっきり。

大「おいラブ。今日の約束忘れてねーだろうな。」
ラ「はいはい、わかってるって。でね、せつなは・・・。」
大「ホントにわかってんのかよ・・・。」

案の定大輔との約束を忘れ、せつなと帰宅するラブ。
次の日、怒ってラブに詰め寄る大輔。
タハハ忘れちゃった~と笑うラブにぶち切れ、もういいと出て行く大輔。
あ、待ってよ大輔と追いかけるラブ。ナキワメーケとかいろいろあって仲直り。

ラ「ごめんね、大輔。(早くせつなに会いたいよ~。)」
大「もう約束、忘れんじゃねーぞ。(よし、フラグがたったぞ!)」

それを物陰から暗い目で見つめるせつな。


次回
「せつなとラブ 仲直りの仕方」
大輔と親密に話すラブを見て、せつなは胸が苦しくなる。
ついラブを避けてしまい、二人の間には気まずい雰囲気が流れる。

せ(私、どうしたらいいの?この胸の痛みは何?)
ラ(せつな、どうして私を避けるの?私のこと、嫌いになっちゃったの?)

すれ違う二人。ナケワメーケとかいろいろあってせつなはラブの前で涙を流す。

せ「ごめんなさいラブ。ラブが他の子と仲良くしているのを見ると、どうしても我慢出来なくなるの。
  おかしいよね、こんなの。私、どうしちゃったんだろ・・・。」
ラ「せつな・・・!」

お互いの存在がどれだけ大切か、離れていた時間が教えてくれた。
抱き合う二人。重なる唇。
その夜・・・ラブの部屋。

せ「ラ、ラブ。こ、これでいいの?」
ラ「うん。とってもキレイだよ、せつな。」
せ「や、やだ。恥ずかしいからあんまり見ないで。」
ラ「だって~。せつな、とっても可愛いんだもん。もっと恥ずかしがるせつなの顔、見たいな。」
せ「も、もう!ラブったら!」
ラ「・・・好きだよ。せつな。」
せ「ラブ、わ、私も・・・。んっ・・・あ!」

P~R~I~C~U~R~E♪


902:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 15:56:06 o3GSdgeO
恋愛はガチでやるらしいからね

903:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 16:09:29 D43l4cVv
>>901
子供に見せらんねーよw

904:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 16:23:44 jQG9v1tD
>>901
そんな展開あったら嬉しいけどまあないよな
10月の巫女見るか

905:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 16:46:55 +aa7IxQd
>>901
脚本切り替えてきて欲しいよ。。。
てかマジで九月を乗り切ったら勝ち組!

って信じてる…

906:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 18:54:17 Jdh+Qn49
>>901
ちょww


907:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 19:37:25 UQRDFnev
なんとなく、「S☆S」の咲と健太のような感じになりそうな気がする。
これでいきなり大輔メインは・・・ww

908:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 20:22:33 TT4iZvyL
今作は過去のシリーズとは違って「恋愛」がテーマの一つだからな
過去はあんまり参考にならないと思う

909:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 20:25:32 moHUNrRB
>>908
ただ、シロップとのぞみは最初恋愛路線にします、という発表があったんだけど
蓋を開けたら結局それは流れたんだよね。
大輔も初期案ではそういうことも考えてたけど、程度である可能性は考えられる。
女児アニメの相手役で、しかも憧れの人の弟というにはあまりにもデザインが地味すぎるし。
女向けで恋愛テーマであの顔面レベルは厳しいだろ。

910:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 20:26:16 3A7NI2pX
恋愛がテーマの一つだっけ?要素として入れました、な気がしたけど
gogoがそういう要素がほとんど無くなっちゃったから
今までどおりには復活させました程度じゃないかと思うけどな
あまりにも今までやってなさ過ぎだし、これからやるにしてもあと半年しかないんだぜ

911:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 20:54:25 qeFXDJeX
恋愛要素=ラブせつという意味だったらむしろ神だな

912:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 20:59:20 TT4iZvyL
>>910
「ダンス」「動物」「恋愛」が女児ウケいいから作品に組み込んだってプロデューサーが言ってた
ダンスと動物はさんざん出てきたけど、恋愛はさっぱり
もしやるなら、後半は怒濤の展開で大輔×ラブやらないと尺が足りない
地元の商店街やら人情あふれる~とか地味な下地も多いから
あえて地味なデザインにしたんじゃないかと勘ぐってみる

関係ないけど、漫画版の大輔はわりと誠実そうな台詞吐いてる

913:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 21:04:40 JyrN/8y4
ラブせつが結婚できるパラレルワールドに
アカルンで行こうze

914:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 21:08:33 0VOTVpBd
マジで、泣きわめきたい展開になるかも

915:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 21:15:56 WziFzxt4
まあとにもかくにも9月で決まるな

これを乗り越える事が出来たら俺、何も怖いものなくなるYO


916:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 21:23:54 3A7NI2pX
>>912
組み込んだ結果があまずっペーのような気もするけどな
くっつくまでやっちゃうと生々しくなるし
まあ恋愛要素もgogoに比べて組み込みますよじゃないの
あれはyes無印に比べたら極端にそういう話が無くなったからね

917:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 22:05:45 kFEG50gj
恋愛要素=せつラブ
後半の今までにない展開=女の子同士の恋愛

だったらいいのにナー

918:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 22:08:12 qYKrWOHR
こんばんは。今日も短編と、初期の頃に作ったのがあったので投下
します。昨日感想をくれた方、ありがとうございました!


ラブ「せつなって似顔絵描いた事あるぅ?」

せつな「無いわよ。それって楽しい事なの?」

ラブ「楽しい楽しい♪」

せつな「どうやって描くの?私、わからないわ。」

ラブ「んと、じゃーねぇ、私がせつなを描いてみるからちょっとだけ
   じっとしててくれる?」

せつな「わかった。」

・・・
・・・・・
・・・・・・・

ラブ(せつなをじっと見つめるなんて嬉しすぎるんですケド!!!)


せつな「どしたのラブ?顔赤い。」

ラブ「うっわ!な・・・何でも、あ、熱いねぇぇぇぇ/////」

(こんな美少女間近で見たら惚れちゃうでしょうがぁ、、、)

919:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 22:10:38 6OUykRun
所謂「VIPでやれ」

920:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 22:22:37 qYKrWOHR
○月×日(雨)
ラブちゃんとしばらく会えない日が続き、そろそろ不安に
落ちる。携帯やメールでは連絡取り合ってるのだけど、
何か物足りない・・・

(勇気があれば言っちゃうのにな。。。)

ラブちゃんはすっかりダンスに夢中で、学校もそっちのけらしい。
私も獣医を目指すための勉強と、家のお手伝いで悪戦苦闘。
いっつも思うのが、「学校一緒だったら良かったのに」って。

結局今日も会えずじまい。日記書くのも辛くなってきた・・・


○月△日(曇り)
外は相変わらずすっきりしない天気。神様もいじわる。私の
心をそのまま天気にしちゃってる・・・。

(待ってても何も始まらないよね、、、)


「ラブちゃん、明日久しぶりに会えないかな?」
私なりの精一杯の言葉。めーいっぱいの勇気。

「遅くなっちゃうかもしれないから、ブッキーの家に寄るよ!」
ラブちゃんの声はいつもと変わらず元気いっぱい。私とは大違い。

        【頑張れ山吹祈里!!!】

921:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 22:30:03 qYKrWOHR
○月□日(晴れ)
どことなく落ち着かない私がもどかしい。鳴らない携帯ばっか
見ちゃってる。

結局連絡が着たのは20時すぎ。会えるのが楽しみだったはずなのに、
いつしか待ち疲れしちゃってる自分がいた。

「ブッキーごめん!これでも急いだんだよ~。」
一生懸命走って来てくれた事が私の疲れを一瞬で吹き飛ばして
くれた。

「ううん、忙しいのにこっちこそゴメン。さ、あがって。」

階段をあがるラブちゃんを少し見つめ、私は決心する。
(思い切って言っちゃおう。自分を信じよう)

922:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 22:38:00 n/LQxsTO
このまま大友たちがFUKOになるのだろうか

923:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 22:41:11 qYKrWOHR
「ひっさしぶりだね~、会うのもこの部屋に来るのも♪」

「うん。私も会えて嬉しい。ダンス頑張ってるね。体大丈夫?」
「あ、へっちゃらへっちゃら!まだまだ若いも~ん」
「くすくす。。。ラブちゃん相変わらずだね。」
「ソレ褒めてないよブッキー(笑」

「で、私にもしかして話あるんじゃない?」

「うん・・・。」

「なーんでも聞いちゃうぞ!私にまっかせなさーい♪」
「うん。あのね、ラブちゃんは今好きな人とか・・・」

「お?恋話ですか!?私はソレどころじゃないかなー今。」

「そ、そうだよね。。。実はね、私・・・」
「ちょーっと待った。ブッキー、目をつぶって?」

「え?」

そう言うと、ラブちゃんは私の頭に手を置いて
「ははーん、なーるほど。ふむふむ・・・」

「ラ、ラブちゃん???」

「やっぱりねー。わかる、うんうん。。。」


924:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 22:52:50 qYKrWOHR
「平気だよブッキー。その恋実ってる♪」

「なんで!?まだ私何も・・・」
「むしろ遅すぎたかなー・・・。」
「え?」

「ごめんねブッキー。私から言うべきだったよ。」

「ラブちゃん、もしかして・・・」


「私は山吹祈里さんが大、大、大、大、だーい好きですっ♪」
「嘘・・・。ほ、ほんとに???」
「うん。落ち着いてから言うつもりだったんだけど、これが
また、その、恥ずかしくてさぁ~」

思わず私はラブちゃんに抱きついて。。。
「嬉しい・・・」

「待たせちゃったよねホント。」
と言ってラブちゃんは私の頭をなでなでしてくれた。



久しぶりの晴れ、私の心の太陽は夜に現れ、幸せを届けてくれました。

925:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 22:56:30 qYKrWOHR
最初のなんで誤字修正とかしたんですが、他の人の作品に
比べたらまだまだだなーって。もっと努力します。長文は
やっぱ難しい・・・。連投ごめんなさいです。

926:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 23:11:26 +aa7IxQd
>>918
職人キテタ━━(゜∀゜≡(゜∀゜≡゜∀゜)≡゜∀゜)━━!!!!
ラブやんの気持ちと俺一緒なんですけどw
てか短編の方が難しくないですか?

ブキラブもいいなぁ。日記からの展開とかドラマみたいだし。ブッキーの引っ込み思案なトコとかウマいです!GJすぎます。

927:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 23:20:54 GW5+bG3F
こう増えてくるとSSまとめサイト欲しいな。
そろそろ次スレだし読めなくなるのがきつい

928:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 23:28:41 uM5kHzRH
職人さん増えてくれて俺大歓喜w

こういうの書ける人本当に尊敬するわ

929:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 23:32:32 JyrN/8y4
>>918
家で遊ぶラブせついいな
アニメでも遊べばいいのに!
>>925
ブッキーラブは珍しくていいな
ラブがもてるとにやける

930:名無しさん@秘密の花園
09/08/12 23:46:14 +aa7IxQd
SSが少ないからマジ貴重だし、ここ数日は保存しまくりのニヤニヤしまくりw

今までの神職人様、良かったら題名あれば教えて下さいな。これからのみんなの保存用のために。

931:名無しさん@秘密の花園
09/08/13 00:27:43 LIEjkBIl
841-スイーツ♪スイーツ♪
846-相思相愛
849-ハッピーカムカム
870-星に願いを
886-花言葉
888-美希たん萌え死!?
918-ラブの似顔絵教室
920-雨のち曇りのち晴れ=幸せ

皆さん長いのに読んでくれてありがとうございました。
題名考えたので、もし保存してくれるのなら加えてみて下さい。
お気に召さないようでしたら変えてもOKですよー

932:名無しさん@秘密の花園
09/08/13 06:45:13 fPiT51BK
>>931
全部補完しました。良い推し事されてるようで。
大 感 謝

933:名無しさん@秘密の花園
09/08/13 15:59:19 75LFyKDC
もう900超えたのか。最近スレの進行早いな。
ここって次スレ立てるの970くらい?

934:名無しさん@秘密の花園
09/08/13 16:17:36 4LgBHdfF
SS祭でうれしい限りだ

大輔はなんかもう…いいな
あいつはもう出なくてよろしい

935:名無しさん@秘密の花園
09/08/13 17:06:03 so0dnz6P
別に大輔自体はいいんだ
ラブがそっちに傾きさえしなければ…

936:名無しさん@秘密の花園
09/08/13 17:20:58 jVyHcgoa
大輔のことは嫌いじゃないよ。でも今はまだ、彼氏とかそういうんじゃなくて、
みんなで一緒にワイワイやってる方が楽しいんだ。


てな感じに濁してくれれば・・・

937:名無しさん@秘密の花園
09/08/13 18:06:30 me8t/s9Q
せつな「ラブって大輔の事好きなの?」
ラブ「え?急にどうしたの?」
祈里「あ、あの、私も気になるな…」
ラブ「ブッキーまで…。友達としてなら好きだけど、彼氏とかそんなんじゃないよ」
せつな「良かった…これからも精一杯頑張れるわ!」
祈里「私、信じてた!」
ラブ「そういうせつなとブッキーはどうなの?せつなはラビリンスの二人と、ブッキーは御子柴君とは?」
せつな「やめてよ。虫酸が走るわ」
祈里「誰それ?」

938:名無しさん@秘密の花園
09/08/13 18:20:43 hxSFxjg7
美希「あれ?どうしてあたしには聞かないの?」
ラブ「だって・・・ねぇ?(ニヤニヤ」
祈里「美希ちゃんは和ちゃんと・・・」
せつな「そ、そうだったんだ・・・禁断の関係なのね」
美希「な、なんだ。みんな分かってるじゃない!」

美希たん「(言えない・・・和希とは何でもないなんて、今更言えない・・・ッ!)」

939:名無しさん@秘密の花園
09/08/13 19:25:10 uHd7QKav
>>937

御子柴イキロwww



940:名無しさん@秘密の花園
09/08/13 20:42:36 LIEjkBIl
こんばんは。今日は暑かったですね、、、
また投下するので疲れた体をフレッシュしてみて下さい!
スレ消費もごめんなさい。たぶん970で新スレ立ち上げです。




            【秘密のでぇと】
圭太郎「せつなちゃんはデートとかした事あるのかい?」

せつな「でぇと?」

あゆみ「好きな人と一緒に映画館や遊園地、公園や海へ行ったりね。」

せつな「あっ♪あります。昨日もおとついもその前の日も。」

あゆみ「えぇ~っ!?いつの間にそんな、、、」

啓太郎「じゃ、じゃ、じゃ、じゃ、じゃあその何だ!?キ、、、キ・・・」

あゆみ「お父さんっ!!!」
ポカッ

せつな「うふふ。キスですよね?それは教えてもらいました♪
    毎日してます。」

父母「な、、、、、、、、、、(汗」


ラブ「たっだいまぁ~!ふえぇぇぇ~、あつぃ汗止まんないぃ~」
せつな「あ♪お帰りラブ。今日もでぇとするの???」

啓太郎「ラブが相手なのかっ!?」
あゆみ「ラブが恋人なの~!?」

ラブ「何でそれをっ!!!!!!!!」
せつな「言っちゃダメだったの?」

ラブ「出来れば内密に。。。せつなぁ~(涙目」

941:名無しさん@秘密の花園
09/08/13 21:02:51 LIEjkBIl
            【笑顔の行方】

どうしても耐えられなかった。本当は笑顔で送り出してあげたかった。

「私、蒼乃美希は中学校を卒業したら海外留学します!」
突然のメールに戸惑い、その後の記憶が無い。むしろ記憶を消してしまいたかった。


「みんなの応援、ちゃんと受け止めました!私、完璧になって帰ってきます☆」
私は呆然と言葉を並べて返信した。みんなは温かいメッセージを送ってるんだろうな。


             ~数日後~
ラブ「本当に行っちゃうんだ・・・。寂しくなるね。」
美希「どーしたラブ!?応援してくれてるんじゃないの?」

ラブ「応援してるよ・・・。美希たんの夢を叶えるためだもん。」
(全然嘘。嘘つき。行かないで欲しい。離れたくなんかない。)

美希「の、割りには顔が笑ってないわよー。」
そう言って私のほっぺをツンツンしてくる。

ラブ「ぐすん。。。         ャダ。行っちゃ・・・ャダよ。」
美希「え?何?聞こえなかった・・・」

ラブ「やだよォォォ!行っちゃやだ!!ずっと傍にいて欲しいよォォォ!!!」
私はありったけの声でワガママを言った。叶う訳なんかないのに。

美希「ちょっと、ラブ!どうしたの?」
ラブ「好きな人がいなくなるなんて私、生きていけないよ・・・」

942:名無しさん@秘密の花園
09/08/13 21:13:54 0cW+tXRs
ピーチとパッションが百合してるのを猛烈に見たい…コスプレとか趣味じゃないんだがな…

943:名無しさん@秘密の花園
09/08/13 21:15:30 LIEjkBIl
美希「好きって私の事を?」
ラブ「うん。。。」
思いっ切り泣いてた。今思うと恥ずかしいくらいに。

美希「そっか。ラブはずっと私の事応援してくれてたもんね。小さい頃
   からずっと。そして今でも・・・」

ラブ「うん、、、」
何とか頑張って笑顔で美希たんの顔を見つめた。見つめて欲しかったの
かもしれないけど。。。

美希「ラブに涙は似合わないわ・・・。ほら、拭いてあげるから。」
そう言って美希たんは私の涙を拭いてくれた。青いハンカチ、香水の
いいニオイがした。



ラブ「ほんとに行っちゃうの?」

美希「こんな可愛い子を置いて行けると思う?そんなの私らしくないわ♪」
美希たんはそっと抱きしめてほっぺにキスしてくれた。

美希「私を幸せにしないと許さないんだから。それも完璧にね!」

ラブ「美希たん・・・」



私にはやっぱり笑顔が一番似合うみたい。ほらね、幸せゲットだよ☆

944:名無しさん@秘密の花園
09/08/13 21:22:37 LIEjkBIl
美希ラブで作ったのが3月くらいで。ちょっとアレンジしたら短くなって
しまいました・・・。
と、短編は今日作ってみました。ラブせつだとアイデアがいっぱい
出ちゃいます。

>>937>>938
のって面白いです!ここでは大輔君お邪魔ですもんね~

945:名無しさん@秘密の花園
09/08/13 21:38:35 tgszvBhC
>>940
オチが予想外っていうかラブさんがガチw

>>941
ラブと美希も似合うね
美希たんの決断力はいつも完璧

946:名無しさん@秘密の花園
09/08/13 22:02:12 fPiT51BK
ここ最近のSSレベルが非常に高い件。
今日も良作をありがとう。毎日投下してくれるって私信じてた!

お陰で仕事のストレスがみんな吹っ飛びますm(_ _)m

947:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 06:02:11 KSs+wIbS
>>940
ラブやんいろいろ教えちゃうんだろな~これからもwラブパパ叩かれてるトコとかワロスwww

ラブ美希読んでたら熱い物が…。激しくGJなんですが、未編集だともっと長いの?そっちも気になる。

948:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 12:34:47 dmG1En7p
お盆の時期に何だが、らぶせつの妄想が止まらず
エロパロ書いてしまったんだが、投下する場所を教えてくれ。


949:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 12:52:38 QCPp6w/l
「プリキュアでエロパロ」で検索してみ。

950:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 13:03:35 o/KNFQSO
てか百合ならここに投下すれば良いかと。

951:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 13:05:16 NT81cIYU
この板は18禁だからエロも問題ないんだぜ
百合スレばっか覗いてるとつい忘れがちになるけど



952:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 13:28:47 KSs+wIbS
投下をお願いします!職人さんは夜投下みたいなんで、昼も是非!!!

たまーにはエロもw

953:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 13:48:21 EKnbSfyR
男が絡むもの以外ならここでおkだろうね

954:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 14:10:47 /34wX0kP
真昼間だというのに、なんかSSの需要が高まってるな
最近妄想でつくったのがあるんだが、15KB以上あるような長ったるいもんでも投下しちゃっていいのか?
別にこれといってエロはないけれどもさ

955: ◆BVjx9JFTno
09/08/14 14:19:02 dmG1En7p
んでは投下。目汚しですがどうぞ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
人の気配を感じて、私は目を覚ました。
月明かりが部屋に差し込んでいるため、まだ夜中だろう。

顔のすぐ近くに目を閉じたラブの顔が横向きに見えて
驚いたが、まだ目だけ覚ました状態で体を動かしていないため
ラブは気づいていないようだ。

横向きになったラブは目を閉じたまま、少しずつ近づいてくる。
目が覚めたばかりで状況が理解できていない。
寝ているのかな?
でもどうして横向きなの?
そもそもラブが部屋に居るのはどうして?

考えているうちに、ふわっと、唇に柔らかいものが触れた。
ラブの唇。
やわらかくて、あったかい。

頭がはっきりしてきた。
私は横向きにベッドに寝ていて、ラブがベッドの外に
膝立ちになっている状態だ。

でも、唇に触れているものを認識すると、混乱した。

ラビリンスでは、兵士としての道に振り分けられた者は
格闘以外で他人の体に触れることはほとんどなかった。

イースとしての命を失い、キュアパッションとして転生した後は
力を抜いて、自然な振る舞いが出来るようになった。

そのなかで、ラブを含めたこの世界の人間が行っている
スキンシップがとても心地良いものになってきた。

それにしても...



956: ◆BVjx9JFTno
09/08/14 14:19:21 dmG1En7p
これは夢?
ラブがどうして私に?



でも...


はっきりとわかった。


これは、


せつな自身が、したかったこと。


すっとラブの顔が遠のき、ゆっくりと開いたラブの目が
せつなの目と合った瞬間、倍近くに大きくなったように見えた。

「ちょっ!...起きてた...の?...いやー参ったなぁ...たはー!」

ものすごい勢いで焦るラブ。

「いや、あのね、何か眠れなくて、せつなが起きてたらおしゃべりでも
しようかなーって思って、ベランダから入ってきたの。

でも、せつなが寝ていたから、戻ろうとしたら寝顔があんまり
可愛くて、つい、その...ごめん」

しゅんとなるラブが愛おしくてしょうがない。

「でも...せつなのこと...大好きだから...」

目を潤ませているラブを見て、胸の鼓動が速くなる。



「私も...」と言おうとしたが、声が出ない。
胸がいっぱいだと声って出ないものなのか。
こんな感覚は初めて。


ラブを私だけのものにしたい。
私をラブだけのものにして欲しい。



957: ◆BVjx9JFTno
09/08/14 14:20:09 dmG1En7p
ひとつ、大きく息をする。


「ありがとう...」

ようやく声が出た。


せつなは横向きに寝たまま、
ラブの側の掛け布団を持ち上げた。

ラブがはっとした表情でせつなを見る。
その表情はすぐに泣き笑いのような表情になった。

ゆっくりとラブがベッドの中に入ってくる。
掛け布団を戻し、ラブと向かい合わせに寝る。
今度はラブの顔がまっすぐに見える。
月明かりが薄く差し込んでいるが、ラブの瞳が潤んでいることは
よくわかった。私も多分同じ状態なのだろう。

どちらからともなく、唇を重ねる。

こんなにも、心地良いものなのか。



958: ◆BVjx9JFTno
09/08/14 14:20:33 dmG1En7p
歯に、ラブの舌が軽く触れた。
どうして良いか解らず、歯を開いた。

ラブの舌が私の口に入ってくる。
自分の舌で、ラブの舌を軽く弾いてみる。
ラブもそれに反応して、私の舌を弾く。

弾いていたお互いの舌はそのうち絡みだし、
激しく、深く、お互いの口内を移動する。

「んっ...んふ...んんっ...ふうんっ...」

二人の息は激しくなり、鼻から息が漏れる。

私はラブの背中に手を回し、ありったけの力で
抱きしめる。ラブも同じように強い力で抱きしめてくる。

胸の鼓動はさらに大きく、激しくなる。
密着したラブの胸からも、鼓動がはっきりとわかる。

舌はさらに絡み合い、口の周りに唾液があふれ出ているが
それすら気にならない。むしろそれが気持ち良い。



959: ◆BVjx9JFTno
09/08/14 14:20:55 dmG1En7p
ラブが私のパジャマのボタンに手をかけ、
あわただしく外しだした。
私も負けずにラブのパジャマのボタンを外す。
お互い舌を絡めたまま、器用にパジャマを脱がせ合ったので
舌を絡めたまま同時に少し笑った。

パジャマの下は自分で脱いだ。
下着も一緒に脱げてお行儀悪かったが、それどころではない。
ラブも同じように脱いでいたようだ。ベッドの外にパジャマと
下着を乱暴に投げている。

お互い裸になったところで、ようやく唇を離す。
唾液が何重にも糸を引いている。


「ずっとこうしたかった...」
「私も...」


ラブも私も、肩で息をしている。それほど夢中だった。

体が火照っていて暑くなったので、掛け布団をめくった。

お互いの体が月明かりに照らされている。



960: ◆BVjx9JFTno
09/08/14 14:21:15 dmG1En7p
「せつなの胸、とってもキレイ」
ラブが私の胸に手を伸ばす。
体中に電気が走ったようになり、「んっ」と声が出る。
「かわいい...せつな」

ラブの胸は私より小ぶりではあるものの、良い形をしていて
乳首も小さめだった。指で軽く触れてみる。
「んうっ...」ラブが声を漏らす。
「ラブもとってもかわいい...」

「せつなの先っぽ、どんどん固くなってくるよ...」
「ん..ラブだって...こんなに固いよ...」

いつしか、お互いの乳首を擦り合わせながら唇を重ねていた。
唾液が枕カバーに落ちているが、止められない。
お互いの乳首が擦れ合う度に、私の体に電気が走ったように
ビクっと震える。ラブも同じように震えている。


嬉しい。
今、ラブは、私だけのもの。
私は、ラブだけのもの。


961:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 15:07:07 KSs+wIbS
この時間にもネ申が降りてくれました。
何て綺麗な微エロでしょう。素晴らしい作品でございますm(_ _)m高速保存しました。

962:955
09/08/14 15:16:40 dmG1En7p
連投規制くらったorz
すみません、続きは後ほど


963: ◆BVjx9JFTno
09/08/14 15:19:46 dmG1En7p
続き

ラブが、私の足の間に足を滑り込ませてきた。
お互いの左のふとももに、お互いの性器が密着する。


「んんうううっ!...」


信じられないような快感が体中を駆けめぐる。


本能に突き動かされるかのように、腰を回して
相手のふとももに性器を擦りつける。

私のふとももから滴り落ちるほど、ラブの性器からは
愛液があふれているようだ。

私の性器も、私が腰を回す度に「くちゅっ...くちゅっ...」と
音を立てている。

熱帯夜も収まり、多少過ごしやすくなった筈の夜中だが
今は猛烈に暑く、部屋中に汗と淫靡な匂いがたちこめている。

ラブは口を離し、私を仰向けにした。
そのままラブが上から私の体中を舐める。
首...肩...乳首...脇腹...臍...

今まで一度も舌はもちろん、手ですら他人に触れさせたことは
なかったため、ラブの舌が這う度に背中を反らせてしまう。
いやらしいことだとは解っているが、ラブから愛撫を受けている
喜びの方が大きい。



964: ◆BVjx9JFTno
09/08/14 15:21:19 dmG1En7p
「せつな...一緒に気持ち良くなろ...」


下腹部から口を離したラブは、そのまま反対向きになり
私の顔をまたいで体を密着させた。


目の前にラブの性器があった。
月明かりで見るそれは淫靡に濡れ光り、ヒクヒクと動いていた。
ラブの性器からひと筋の愛液が垂れ、せつなの唇に落ちた。
舐め取ってみる。とてもいやらしく、愛おしい味。ラブの味。

そうしているうちに、体中にもの凄い快感が走った。
「うああああああんっ....!」

ラブがせつなの性器を舐めだした。
「んふ...せつなの...おいしい」
ラブの舌は時に柔らかく、時に固く、変幻自在に
せつなの性器を這い回る。

せつなもラブの性器を口に含む。
「ひゃあっ...すごいよ...」
ラブの体が跳ね上がるが、形の良いヒップに指を食い込ませて
しっかりと掴んでいるので逃がさない。

ラブの性器からはとめどなく愛液があふれ出る。
舐めながら、それを吸う。愛おしい味。全部飲んであげる。

性器の下側の突起が膨らんでいる。口に含む。
「ふううううううんっ!」
ラブの体が痙攣気味に跳ねる。ここがいいのね。

次の瞬間、自分の突起も同じように攻められる。
「やあああつ!」
自分の体も痙攣気味に跳ねている。私のヒップもラブに
わしづかみにされているため、逃げることが出来ない。
「せつなも...ここがいいのね...」

二人とも汗まみれになり、お互いの性器を貪っている。
「うううっっ....せつな...私もう。。。やばいよ...!」
ラブの体が不自然に波打ち出す。ラブの舌はそれに伴って
いっそう激しく私の性器を攻め立てる。体が浮くような感覚がある。
「んんんっ...私も...何かくる...!」

「んううううううううーーーーーーっ!!!!」

「うああああああーーーーーーん!!!!」

私は不意に突き上げるような快感に襲われ、
頭の中が真っ白になった。

同時に、ラブの体も痙攣し、大量の愛液が
私の顔に降りかかった。



965: ◆BVjx9JFTno
09/08/14 15:22:01 dmG1En7p
しばらくそのまま、ふたりとも余韻にひたっていた。
目の前にあるラブの性器はいやらしく愛液を垂れ流したまま、
痙攣を繰り返している。


ゆっくりと顔を起こしたラブがこちらを振り向く。
二人で顔を見合わせて軽く笑う。
ティッシュで顔を拭いた後、裸のまま抱き合う。

「ありがとう、せつな」
「私こそ、ありがとう、ラブ」


「くしゅんっ」
「あ、ちょっと冷えてきたね。服着なきゃ、ラブ」
「うん...でもこのままがいいな。せつなとひとつになってる」
「そうね...じゃぁこのまま布団かけて寝ようか」
「うん」



~翌朝~

あゆみ「ラブ!まだ寝てるの!...ってあれ、いないわ。」
「せつなちゃんの部屋かしら...せつなちゃーん、入るわよー」





以上で終わり。
かっとなって書いた。今は反省している。




966:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 16:35:58 FR9Ed5hw
GJ!
ラストがく○ぃむレモンpart1みたいだ。

967:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 17:16:53 QCPp6w/l
神すぎる…
コミケに行けない俺の心を優しく癒してくれるようだ。
職人GJ!

968:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 17:19:05 1Z1T7jQ3
いやんはずかすぃ(/ω\)
部屋にカギがかかっていることを祈ろう

>>954
当然のごとくok

969:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 17:35:44 /34wX0kP
>>968
了解。埋めも兼ねて投下する
文章書いた経験が少ないもんだから、あんま下手糞とかいう批判は勘弁な

970:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 17:38:12 /34wX0kP
「せつなとラブ 互いを思い合う心」


せつなが目を開けると、そこは灰色の世界でした。
青い色の空もなく、白い色の雲もない、
ただコンクリートのビルが立ち並んでいるだけの、寂しい世界。

けれども、そこはせつなにとっては見覚えのある場所なのでした。
せつな「ここは?・・・まさか――」

そう、そこはせつなの故郷、ラビリンス。そしてその中枢部。メビウスが居る場所でした。

せつなが呆然としながら立っていると、目の前に見知った影が現れました。
「・・-ス・・・・イース」
せつな「その声は、メビウス"様"!」
メビウス「イース、私は今怒りに震えている。その理由はお前が一番分かるはずだ。
     なぜ我らを裏切った。」
せつな「それは・・・」
メビウス「お前を腹心の部下にまで取り立ててやった恩を忘れた、というのではあるまいな。」
せつな「・・・感謝しています」
メビウス「お前達は私に管理されることにより相応の生を生きる。争いのない平穏な人生をな。
     だが他の世界では争いの絶えない所がほとんどだ。他の世界にもラビリンスのやり方を広めなければならぬ。」
せつな「・・・・・・・」
メビウス「あの世界の人間のFUKOを集めるのはその礎。これは必要な犠牲なのだよ。それが何故わからぬのだ!」


メビウスが怒った口調になると、地面からつる状のものが現れ、せつなの体をとりまきました。
それらは、苦痛を与えながらメビウスと同じようにせつなを責め続けます。「裏切り者、裏切り者」と。
せつな「やめて、やめてくださいメビウス様!」
メビウス「・・・・・・・」
メビウスは何も言わずに消え去っていきました。


せつな「ウウッ・・・・クッ・・・」
せつなはとうとう涙をこらえきれなくなってしまいました。


せつな(メビウス様・・・・メビウス様・・・・・・)


誰もいない世界の中で、涙が滴る音だけが木霊していました。



971:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 17:41:57 /34wX0kP
「・・・つな・・・・せ・・な・・・・せつな!」
せつな「――ハッ!」

せつなが目を開けると、そこはラビリンスではなく、自分の部屋でした。
せつなは自分が夢を見ていたことに気付いたのでした。

ラブ「ごめんね、勝手に入って来ちゃって。でもせつな、すごくうなされてるみたいだったから。」
せつな「そう、ありがとうラブ。でももう大丈夫よ、安心して。」
ラブ「心配だよ。だってせつなの手、震えてるじゃない!」

せつなはその言葉に驚いて、自分の左手を見つめました。
ラブの言う通り、はっきりと分かるほど自分の手は震えていたのです。
せつなは夢の中の出来事を思い出し、怖くなってしまいました。
ラブ「それにすっごい汗かいてる。ちょっと待ってて、今タオルとってくるから。」
ラブはそう言うと、部屋を出て行きました。

せつな(私はラビリンスを捨てた。メビウス様の目的のために人々を悲しませることだって、今は間違ってると思ってる。)
せつな(なのに、どうしてメビウス様のことでこんなにも切なくなってしまうの?どうしてメビウス様に許してほしいって思ってしまうの?)
せつなはまた泣き出してしまいました。


不意に、せつなの目に布が触りました。ラブです。
ラブは何も言わずにせつなの涙を拭いてあげるのでした。
せつなが顔を上げると、ラブは緩やかにほほえみ返してくれます。優しく、暖かく、自分を包み込むような、そんな笑顔で。
せつなは自然とその笑顔に吸い寄せられて、自分の唇をラブのそれに重ねてしまうのでした―。


972:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 17:45:50 /34wX0kP
ラブ「―――!」
あまりに突然すぎて、ラブは一瞬何が起こったのかよく分かりませんでした。
こんなことをされるのは、初めてのことだったのですから。それも女の子に。
唇が合わさっていた数秒の間が、ラブにはまるで時が止まっていたかのように長く感じられました。


せつな(え?私、何してるの?)
せつなは正気に戻ったかのように、唇をはなして、申し訳なさそうに言いました。
せつな「ご、ごめんなさいラブ。」
ラブ「い、いやあ別に謝るようなことじゃあ・・・」
せつな「・・・・・」
ラブ「・・・・・」

二人の間に、これまで感じたことのないような沈黙が流れてしまいました。

もう3分は経ったでしょうか。
とうとうラブは、この間に我慢できなくなってしまいました。
ラブ「じゃ、じゃあタオルここに置いておくから、あ、汗拭いてぐっすり寝なよ。おやすみ~」
そう言って、ラブはせつなの部屋を後にしました。

せつな(私、なんであんなことしちゃったんだろう)
せつな(ぶしつけに、あんなこと・・・あんな)
せつなは自分のしたことを思うと、恥ずかしくて顔が真っ赤になってしまいました。
あのときの、ラブの唇。ラブの温もり。
さっきは何も考えられなかったのですが、今ははっきりと思い出すことができます。
キスなんて女の子同士ですべきことではないのに、せつなはなんだかほのかな心地になりました。

けれど、そのことがせつなの気持ちを余計に複雑にしたのでした。
せつな(私、どうしたんだろう。変よね、こんなの。)
せつな(それにラブにこんなことして。嫌われて当然ね。)
せつなはさっきよりもずっと悲しくなりました。「ラブに嫌われた」、そう思うと途端に涙があふれ出してしまいました。


自分のベッドに戻っても、ラブはせつなのことが気になってしかたありませんでした。
ラブ(キスされちゃった・・・せつなに、されちゃった。おかしいよね、こんなの・・・)
ラブ(だけどせつな、悲しそうだった。唇、震えてた。
   あたし、気づいてたのに。どうしてせつなを避けちゃったんだろう)
ラブはせつなを一人にしたことを後悔しました。けれど、もう一度せつなの部屋に行く勇気はでませんでした。
ラブ(もう一度行っても、どんな顔して会えばいいんだろう。なんて言えばいいんだろう。
   あたし・・・わかんないよ)
ラブは苦しくなって、なかなか眠ることができませんでした。


973:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 17:49:08 /34wX0kP
あゆみ「ラブ、もう起きなさい。何時だと思ってるの!」
1階からあゆみの声がして、ラブは閉じていた瞼を開けました。ぼうっとした目で時計を見ると、もう11時前でした。
ラブ「もうこんな時間・・・」
タルト「ピーチはん、夏休みだからってそないに寝てばっかやとあかんで。」
ラブ「うん・・・分かってる・・・・・・」
タルト「もしかして、お疲れなんか?昨日は特にそんな様子やなかったみたいやけど。」
シフォン「プリプー・・・」
ラブ「ありがとう。なんでもないから、心配しないで。」
あゆみ「早くしないと、朝ご飯が昼ご飯になっちゃうわよ」
ラブ「はーい」
心配そうなタルトとシフォンを尻目に、ラブは部屋を出て行きました。

ラブは、1階に下りていく途中、せつなの部屋のドアが少し開いていることに気付きました。
ラブはドキっとしましたが、ただ通りすぎるのも気がかりになって恐る恐る部屋の様子を覗きこみました。

けれどせつなは中にいませんでした。部屋は主を失って、静かになっていました。
ラブ「下かな」
今度は1階に下りるのが怖くなってしまいました。
ラブが尻ごみして部屋に戻ろうとすると、あゆみの大きな声が聞こえます。
あゆみ「ラブ、まだなの?いい加減にしなさい!」
ラブ「はぁ~い」
ラブは観念した様子で、トボトボ歩いていきました。


あゆみ「もうこんなものしかないけど、食べちゃいなさい」
そう言って、あゆみはご飯と余りものらしい簡単な惣菜をテーブルに置きます。
ラブは辺りを見回しましたが、せつなはどこにも居ませんでした。
ラブ「ねえお母さん、せつなは?」
あゆみ「せつなちゃんなら、1時間くらい前に出て行ったわよ。お昼までに帰ってくるのかしら。」
ラブ「そう・・・」
ラブ(せつな・・・)
ラブは少しほっとしましたが、出て行ったせつなを思うと胸が切なくなるのでした。

974:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 17:54:18 /34wX0kP

その頃、せつなは四葉町の郊外にある丘で、一人たたずんでいました。
明るい夏晴れでさっぱりした天気でしたが、せつなは薄暗い表情を浮かべているのでした。
せつな(ラブにキスしたあの時、私は確かにメビウス様のことを考えていた。
    メビウス様に見てほしかった、愛されたかったと。)
せつな(もしかして、私はメビウス様の代わりが欲しいだけなんだろうか。
    メビウス様からもらえなかったものを、ラブからもらいたいのだろうか。
    だとしたら、私は・・・)

そんなせつなを、近くの森からじっと見つめる男の人がいました。サウラーです。
サウラーは辺りに誰もいないことを確認すると、ゆっくりとせつなに近づいていきました。

サウラー「やあイース、ご機嫌よう。
     今日は一人なんだね。それは都合がよかった。」
せつな「お前は・・・サウラー!」
サウラー「おっと、そんなに気構えないでくれ。今日は闘いに来たわけじゃないんだ。」
せつな「だったら、何故」
サウラー「・・・メビウス様は、君が大人しくラビリンスに戻るなら、君を許すと仰っている。」
せつな「――!」
サウラー「僕個人としては気に入らないが、君ももう馬鹿なことはやめるんだな。
     今日来たのは、それを伝えるためだけさ。それじゃあね。」
せつな「ま、待て!」
せつなの言葉も聞かず、サウラーは森に消えていきました。

せつなは、困った気持になりました。
メビウスはラブたちプリキュアにとって憎むべき敵には違いないはずなのに、
「メビウス様が許してくれる。」その言葉を聞いたとき、一瞬嬉しいと思ったからなのです。
せつな(やっぱり私は、メビウス様のことを憎めない。こんな気持ちでラブ達と一緒に戦うなんて、できない。)
せつな(私、どうしたらいいの)
せつなはその場にうずくまってしまいました。


975:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 17:58:32 /34wX0kP

空が夕日で赤く染まる頃、ラブは公園で人を待っていました。
せつなのことでどうしたらいいか分からず、信頼できる人に相談しようと考えたのです。

ミユキ「ラブちゃんごめーん、待った?」
ラブ「いいえ、全然。すみません、お仕事で忙しいのに無理にお願いしてしまって。」
ミユキ「いいのよ別に。それより、相談って何?」
ラブ「実は・・・」

ラブは昨日起こったことを話しました。
女の子の友達にキスされたこと。すごくドキドキしたこと。けれど、その友達は何かに悩んでいて、すごく辛そうだったこと。
その友達を助けたいこと。なのに、自分はどうすればいいのか分からないこと・・・
なんだか苦しくなって、ラブは途中から自分が何をしゃべっているのかさえも分からなくなってしまいました。
そんなラブが感情を吐き出すのを、ミユキは神妙な面持ちで見つめていました。

とうとうラブは言葉を続けることができず、押し黙ってしまいました。
ミユキ(困ったわね・・・)
ミユキは考えました。確かに、その友達を助けてあげることも大切かもしれません。実際に、ラブはそれを望んでいます。
けれども、そのことが本当にラブにとっていいのかどうか、分からなかったのです。
キスなんて女の子同士でするようなことじゃないということは、ラブよりもずっとよく知っていたのですから。

ミユキは考え込んだ末、ついに重い口を開けました。
ミユキ「ねえラブちゃん、その友達のこと、好き?」
ラブ「え?は、はい」
ミユキ「でもその『好き』って気持ちってさ、ラブちゃんの中ではわりと曖昧なんじゃないかな?」
ラブ「それって、どういうことですか?」
ミユキ「その子の悩みは聞いてあげないと分からないかもしれない。
    だけど、相手に対する自分の気持ちが不安定なままじゃあ、悩みを聞いてあげても十分力になれないと思うの。
    自分がその子とどうしたいのか、何をしてあげたいのか、よく考えて。その子にも、伝えてあげてよ。
    ・・・もしかしたらその子にとって少し辛いことになるかもしれない。けれど、その子にとってもそれは必要なことだと思うわ。」
ラブ「そんなこと、あたしできないよ・・・」
ミユキ「その子のこと、助けたいんでしょ?だったらそう言いなよ。
    その子だって、きっと不安なんだよ。」
ミユキ「どうしてもうまくいかなかったらまた私が相談に乗ってあげる。だから元気出して。
    もうすぐ夜になるし、今日はもう帰った方がいいわ。また明日会いましょう。」
ラブ「はい、ありがとうございました。」

ミユキは手を振りながら、帰っていきました。
ラブ(あたしの気持ち、かあ・・・)
ラブ(ミユキさん、何であんなこと言ったんだろう)
相談してみたものの結局答えを見つけることはできず、ラブは途方に暮れてしまいました。


976:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 18:02:21 /34wX0kP

それからほどなくして、ラブは家に戻ってきました。
ラブ「ただいま・・・」
あゆみ「あらラブ。遅かったわね。」
ラブ「まあね。」
あゆみ「そういえば、せつなちゃん知らない?あの子まだ帰ってきてないのよ。どうしたのかしら?」
ラブ「知らない・・・」
あゆみ「あらそう?困ったわね。夕飯までに帰ってくるといいけど。」
あゆみはそうぼやきながら奥へ戻っていきます。
ラブ(せつな、こんな遅くまでどこ行ってるんだろう。
   よっぽど辛い悩みだったのかな。あたしのせいで、一人で思い詰めてるのかな。)
ラブはうつむき加減になりながら自分の部屋に戻っていきました。


ラブが部屋に戻ると、少し前にせつなと撮った写真が目に飛び込んできました。
ラブ(この頃は、ラビリンスのことも吹っ切れてよく笑ってたんだよね。
   でも、そんな簡単にはいかないのかな)
せつなとラビリンス。そのことを考えていると、ラブはせつながイースだった頃のことを思い出すのでした。
ラブ(思えばせつなって元々私達の敵だったんだよね。
   最初は気づいてなかったし、今のせつなが明るいから忘れそうになっちゃうけど、
   あの頃のせつなはどんな気持ちだったんだろう。)

ラブ(悪いことをしていたせつな。
   幸せを憎んでいたせつな。
   けれど、誰より幸せを求めていたせつな。
   あたしの言葉に応えてくれたせつな。
   そして、自分の横で笑ってる、せつな。)
せつなとの日々に思いを馳せると、せつなの色んな顔が浮かんでは消え、浮かんでは消えていきます。
ラブ(せつな・・・せつな・・・せつな・・・・・)
知らないうちに涙がこぼれていました。


977:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 18:04:06 1Z1T7jQ3
とりあえず連投防止支援

978:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 18:07:32 /34wX0kP

桃園家への帰り道。
せつなはある決心をしていました。
せつな(私は、もうこんな気持ちじゃラブと一緒にはいられない。
    それに私は元々過去を捨てた人間。ラブの家にいつまでも迷惑をかけるわけにもいかない)
せつなは、ラブの家を出ていこうと考えていたのです。
その後どうするかという当てはありませんでしたが、今のせつなにはそれ以外の選択肢が思いつきませんでした。
せつな(それにラブにだって、嫌われちゃったしね・・・)
せつながため息をつくと、カラスの鳴き声が嫌に大きく聞こえました。
せつなは鳴き声のする方を見上げましたが、カラスはすぐに遠くの方に飛び去っていくのでした。

せつな(帰ったら、言わなきゃ。ラブに。
    ・・・でも、帰りたく、ない。)
歩幅は次第に小さくなっていきました。


せつな「ただいま」
あゆみ「せつなちゃん、やっと帰ったのね。お昼にも帰ってこないし、心配したわよ。」
せつな「すいません、図書館で本を読んでたら、夢中になっちゃって。」
あゆみ「それならいいけど。今度からは一言連絡してよ。」
せつな「ごめんんさい。
    あの、ラブはどこに?」
あゆみ「ラブなら部屋にいると思うわ。そうそう、今夜は晩御飯カレーだから、期待しててね」
あゆみは鼻歌混じりに台所に戻っていきました。
せつな(思わず嘘ついちゃった。・・・あの人にも、言わなきゃ。)
せつな(行くあてもない自分を家に置いてくれて、家族のように見てくれて。
    でも結局、何も返せなかった。ごめんなさいって、言わなきゃ。)
せつなはしばらく玄関に立ち尽くしていました。


979:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 18:11:59 /34wX0kP

ラブの部屋の前まで来ても、せつなはなかなか入っていけませんでした。
今まで以上に怖くなって、ノックする手が胸で止まっていたのです。
そんなせつながどぎまぎしていると、ドアがそっと開きました。
ラブ「せつな!今日一日どこ行ってたの?心配したよー」
せつなは狐につままれたようなような気がしました。てっきり自分のことを嫌ってしまったかと思ったラブが、笑顔で自分を迎え入れてくれたのです。
けれど、自分がこれから話すことを思うとあまり嬉しい気分にはなれませんでした。
せつな「ちょっと、ね。
    それより、ラブに話したいことがあるの。」
ラブ「え、なになに?入りなよ。」
ラブに促され、せつなは部屋に入っていきました。そして、改めてラブと向かい合いました。
ラブ「話したいことって、なに?」
せつな「あのね、ラブ、あのね・・・」
せつな「私、もうあなたと―」

せつな「―ン、ンン!」
その時でした。ラブはせつなを抱きしめ、自分の口でせつなの口を塞いだのです。
せつな「ウンー!」
せつなは咄嗟にラブを自分から離そうとしましたが、ラブがあんまり力をこめたものですから、
逃れることができませんでした。

ラブ「・・・・・・・」
ラブは少し唇を離したかと思うと、顔の角度を変えてもう一度せつなの唇をとらえます。
せつなはなす術がなく動けませんでした。ですが、ラブの唇が優しくて、次第に身を任せてしまうのでした。


5分くらい経ったでしょうか。ラブはゆっくりと口を離すと、つぶやくように言いました。
ラブ「言わないで。そこから先は、言わないで。」
せつな「でも、私・・・」
ラブ「せつな、あたしに嫌われちゃったとか思ってるでしょ」
せつな「!」
ラブ「そんなわけ、ないじゃない」
ラブ「昨日はごめん。あたし、せつなが悩んでたこと分かってたのに、あんな風にしかできなくて。
   不安だったよね。苦しかったよね。」
ラブ「でも、もういいよ。あたしが全部受け止めてあげるから。せつなの全部、もらってあげるから。」
せつな「ラブ・・・」

980:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 18:15:58 /34wX0kP
ラブ「だから、だからさ、一人で悩まないでよ。相談してよ。
   せつなが苦しんでるのを見てるだけなんて、私、耐えられないんだから・・・」
そう言うと、ラブはさっきしたよりも強くせつなを抱きしめました。
せつな(ラブ・・・)
ラブの優しさ。ラブの温もり。
こんなものはラビリンスに居たころには想像もできませんでした。
しかも、それは昨日の夜、そばにいてくれた時にせつなが感じたモノと少しも変っていなかったのです。
せつな(ラブ・・・・・・)
せつなは、自分のラブに対する気持ちがメビウスに対するそれとまったく違うことに気付きました。
そして、それは自分に対するラブの気持ちと同じだということも――。

せつな「ラブ・・・ラブ・・・グスッ、ヒック」
せつな「私・・・私、ラブと離れたくない!ずっと、ずっと一緒に、いたい!」
せつな「でも、捨てられないの。忘れようとしても、忘れられない人がいるの。
    こんなんじゃ、私・・・私・・・」

ラブ「・・・捨てることないよ」
せつな「え?」
ラブ「自分の気持ちなんて、捨てられないよ。
   でも、自分とまわりを変えていくことはできる。それは、せつなが一番よくわかってるじゃない。」
ラブ「皆で助けにいこう、その人を。四人なら、きっとできるよ。」
せつな「ラブ・・・ありがとう・・・ありがとう・・・」

2人は見つめあい、もう一度キスをしました。
それは、今までで一番甘いキスなのでした。



ラブ「せつな、約束して。ずっと一緒にいるって。もう、出て行こうとしたりしないって。」
ラブの朗らかな問いかけに、せつなも精一杯の笑顔で答えます。
せつな「ええ、約束する!」

そしてその夜、二人はお互いのことを深く確かめ合ったのでした。


おしまい



981:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 18:20:17 /34wX0kP
以上。ぶっちゃけ最後の一行が書きたくてやった。
東映のあらすじとかにインスパイアされたのと、子供向けアニメってことを考えてですます調にしてみた。
これならお子さんとかにも読み聞かせられ・・・・・・ないか
あと、分かると思うけどメビウスの志っぽいもんはオリジナルです。

さて、スレ立てに移るか

982:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 18:23:36 0wpoIRrM
GJ。ふたりの感情の襞がすごく丁寧に描けてる気がする。

983:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 18:25:32 shA0FkZf
最近このスレすげーなぁ

984:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 18:26:25 wOZv6uzX
俺のあゆみさんが冷たい

985:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 18:27:21 /34wX0kP
スレ立て規制だった
>>1がこれでよければ誰か立ててくれまいか

フレッシュプリキュアの百合について語ろう!
二次創作等も自由にどうぞ

前スレ
フレッシュプリキュアで百合
スレリンク(lesbian板)

プリキュア5までの百合を語りたかったら↓
じゅうににんはYES!百合キュア
スレリンク(lesbian板)

986:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 18:55:12 /34wX0kP
>>985にこの一文を追加
次スレは>>970を踏んだ人が立てること

一応住人全体の同意が得られたわけではないけど、異論がなければこれで

987:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 18:58:28 1Z1T7jQ3
>>980
イイ!
感動と百合が両方あって素晴らしい

じゃあスレ立てしてみる

988:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 19:02:11 1Z1T7jQ3
できた

フレッシュプリキュアで百合2
スレリンク(lesbian板)

989:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 19:20:58 /34wX0kP
>>988
スレ立て乙です

埋めついでのおまけ

今日は体育祭。借り物競走に出場するせつな。
せつな(さあて、何が書いてあるのかしら)
折られた紙を広げると、そこには見覚えのある字で「2年 桃園ラブ」と書いてあった。
せつな(これって…)
せつなが辺りを見回すと、自分に向かって大きく手を振るラブの姿。
せつな(もう、ラブったら…)
せつなが恥ずかしい友人の方に近づくと、その子は嬉しそうにせつなの手をとった。
ラブ「行こう、せつな」
せつな「もう。これ、あなたの仕業ね」
ラブ「えー?なんのことー?」
せつな「とぼけたって、無駄なんだから」
ラブ「エヘヘー、バレちゃったか」
せつな「あれだけ分かりやすかったら、当然よ」
らぶ「アハハハハ…///」
せつな「フフ…///」


二人は手をつないで笑いながら、ゴールテープを破るのだった。

990:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 19:50:47 w4gw+Nm4
>>988
乙乙。
>>985
スレ立てトライ乙。SSもgj。力作だなぁ。
しかし、スレ終盤のSSラッシュ、保管庫あった方がいいかもなー。
>>989
これがホントのゴールインですね。なんちて。

991:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 20:01:06 rDFLK48G
せつなの望む永遠
ラブ「せつな…私達の事…ちゃんとブッキーに話してくれるんだよね?」
祈里「せつなちゃん、おまじないしよ?」
せつな「どちらかなんて…私に選べる訳ないじゃない!」
んー、古い

992:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 20:40:41 KSs+wIbS
>>981
文章読みやすくて優しい言葉が多くてホント力作です!褒めるにしてもGJじゃあまりにも簡単すぎちゃう作品です。

リアルに泣いちゃったよ

993:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 20:48:15 KSs+wIbS
ちょ!埋め立てには勿体ない短編が!!!

吹き荒れまくってるSSの嵐!
みんな最高っす。マジリスペクトしてます。勿論みんな保存したっす!

後は夜限定の職人を待つのみか…。こっちに貼るのか?新スレか?

994:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 21:17:46 QCPp6w/l
すげえな…
感動しちまったよ。心情描写が実に丁寧。

995:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 21:44:44 mKEnNrKx
こんばんはーってどうしたんですか!?今日。。。
Hもあるし感動巨編に力作短編まで、、、
レベル高すぎですよ・・・(ToT)あ!新スレおめでとうございます☆
記念にどうぞ~


            【眠り姫】
「ラブ、起きて~。起きてってば!」

「ぅ~、、、ヤダ…」

「起こしてってお願いするから来てるのに。」


zzzzz

「も~ちょい眠らせてぇ…。。。」


「もぅ」
(アレ恥ずかしいのに/////)



'chu'

「ハイっ!ただ今起きましたぁ♪」


「絶対起きてたよね、ラブ…。」

「いぇいぇ、寝起きで~す(笑」

確信犯のラブちゃんでしたっ?

996:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 22:37:32 0wpoIRrM
>>995

ラブに振り回されるせつなかわゆす。
ラブちゃんってば、乙女の扱い方心得てるね。

ラブにくびったけのせつなを、ブッキーが襲うのとか読みたい。

997:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 23:03:42 mKEnNrKx
>>996
祈里「せつなちゃん、ちょっとイイ?」
せつな「ん?なぁにブッキー。」

せつな「!?って、何???え!?」
祈里「ダメ、静かに。ラブに声聞こえちゃうよ。」
せつな「ちょっと・・・。ダ、ダメだって、、、」
祈里「せつなちゃんのお尻って柔らかい♪」
せつな(///////////)

祈里「せつなちゃんてラブちゃんにゾッコンでしょ?」
せつな「え!?いや、その・・・。私を大切に・・・」
祈里「ラブちゃん羨ましいーなー。」
せつな「わかったか・・・、ら、お尻触ら・・・ないで・・・//////」



祈里「暇な時でイイから、、、たまには私も構って・・・欲しいな・・・」
せつな「ブッキー・・・泣いてるの?」
祈里「ごめん。こんな事して。でも私だってせつなちゃんの事・・・」

せつな「私、どうしていいかわからない。」
祈里「そーだよね。でもたまにでイイから、ほんと。じゃないとまた
   お尻触っちゃうんだから/////」


ごめんなさい!襲うまでのレベルに出来なかった~(謝罪

998:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 23:09:03 LGEjbQr/
正直、照れてることを表してることになっている??
////////////これは果てしなくウザイ

999:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 23:16:31 KSs+wIbS
限定職人さんも(;´Д`)微エロっすか~。もう俺今日ダメw
新スレも投下してます?連発感謝のGJです!

1000:名無しさん@秘密の花園
09/08/14 23:21:20 22/O1UL7
2


1001:1001
Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。


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