【MEIKO・ミク】VOCALOIDで百合2【リン・ルカ】at LESBIAN
【MEIKO・ミク】VOCALOIDで百合2【リン・ルカ】 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/11 23:13:56 W4/0WLAo
>>1スレ立て乙

3:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/12 00:08:05 YXFw6F39
いちょつ

4:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/12 00:18:46 LT5RmpYZ
い、一乙なんて言ってあげないんだから!

5:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/12 00:23:35 2nkIK63P
>>1

6:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/12 01:53:56 5ADJ4EPP
スレ立て乙!
前スレが抜けてるから置いときます。
規制されて携帯からなんだけど、なんか変だったらゴメン。

前スレ:【ミク】VOCALOIDで百合【MEIKO・リン】
スレリンク(lesbian板)

7:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/12 01:56:18 fVq8YkKs
テンプレに前スレも入れるんじゃなかったっけ?
今携帯だから誰か頼む

ともあれ>>1

8:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/12 06:11:43 ES8mAHO9
ルカリンktkr
URLリンク(nicovideo.jp)
※レンもいます

9:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/12 16:56:52 IbPxRu5u
おー。遂に2スレ目か。
最近ルカのおかげでスピードあるね。

10:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/13 20:37:22 rz51WkmP
鏡音スレから。

【VOCALOIDオリジナル曲】 鏡音リンの憂鬱
URLリンク(www.nicovideo.jp)
はむ☆P/百合ソング

11:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/13 23:15:28 QliCW+ow
>>10
>>8

12:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/14 07:41:58 9YrgG3KH
ルカが「相談があるんです」と部屋に訪ねてきたのは夜中もいいとこな時間。
明日も仕事あるんだから勘弁してよ…とか思ったけど、綺麗な顔で眉を八の字にしながら迫ってくるんだもん…。無理。可愛すぎ。マスターとしても訊いてやるしかないっしょ!

「んで、どしたのよ。」

目を伏せてチョコンと正座してる様子も可愛くて、にやけそうになるのを抑えながら訊くと、ポツポツと語りだした。



「……つまり家族扱いをしてくれない、と…」

「…はい。」

話を聞く限り、あいつら…ルカをアイドル視してやがる。
目が合ったらキャーキャー言いながら逃げたとか…どんだけだよw
それをルカは嫌われてると勘違いしてるみたい。

「まぁ…話を聞く限り嫌われてるんじゃないと思うよ。後で注意しとくし、あんま気に病まないようにね?」

そう言って頭をポンっと叩いてやると、ルカの蒼い瞳がジワっと涙目になって焦った。

「…私はちゃんと家族だと思ってるからね。」

相当悩んでたんだなぁ…。安心させたくて自然とその言葉が出た。
すると今度はルカが焦った様子になってこう言ってきた。

「マ、マスターが家族は、困りますっ!」

ちょw私いいこと言ったのにめっちゃショックw
そうですね、ボカロとマスターは所詮そこまでですよね。…ですよねーorz

「あっ、じゃなくて!仲間外れという意味ではなくてっ」

は?って思ってルカを見ると、顔を真っ赤にして目を逸らしてて、手は固く握られてて…なにこの可愛い物体。

「あー…、それってどういう…。」

半分分かりながらも訊いてみると、ルカの顔がぐっと近寄ってきて、唇に柔らかい感触が…キ、キス!?

「こういう意味です…。」

おまwいきなり大胆w
ってかこれなんてエロゲ?



っていう電波を受信した。ちょっと吊ってくる(´・ω・`)

13:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/14 07:54:52 9YrgG3KH
>>12はルカマスです。
勢いで書きすぎて注意書き忘れた。すみません(´・ω・`)

14:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/14 12:13:16 K1bnGmyI
>>13
…続けたまえ

15:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/14 15:00:47 Ozd95vGY
KAITOじゃ男だから無理だろうけどKAIKO絡みのカップリングだったらありだよね?
だれか女ボカロ×KAIKOで書いてくれないかな。

16:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/14 15:04:13 szawZzeQ
注意書きつけて投下はいいけど性転換を堂々とクレクレされたり注意書き無しに投下されるのは
ちょっと嫌だ

17:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/14 19:02:55 2gLhoia0
※ネタですが、亜種カプ(ハクネル)です。注意して下さい。



酔ったハクにディープキスされて、息苦しさとアルコールのせいで、くたっとしちゃうネルを受信しました。

ちなみにハクは、「ごめんね、ごめんね」と言いながらもどんどん激しいキスをしていきます。

涙ぐみながらネルを攻めるハクってのが好きです。
ハクネルはもっと増えるべきだと思います。はい。誰か樹海への行き方を教えて下さい┗(^O^)┓

18:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/14 19:55:40 lsJRWcqZ
目の前のキーボードにその妄想を叩き込めば行ける
wktk

19:マスター×ハクの人 ◆MoiSlbQnQw
09/03/15 01:02:47 2b0SGBS+
お久しぶりです。

>>17
つまりはこういう事ですね。

アタシは現在の状況を理解できなかった。……目の前の女がいきなりアタシを抱きしめたからだ。
「ちょ、何すんのよっ!?」
「……大丈夫だから。嫌だとは思うけどちょっとの間我慢してね……」
人の話も聞かず、その女……ハクはアタシの唇に吸い付く。体を捩じらせてそれに抵抗するが、こいつのどこにそんな力があったのか、びくともしない。
「んーっ、んんー!?」
「……っふ、んむ……」
抗議の声はくぐもって消え、その代わりに甘い息がアタシの中に流れ込んできた。……アルコール特有の匂いが、アタシの口と鼻を犯していく。

何で、何でこんな事を……?こいつだけは、って思ってたのに……!

気付けば、アタシの頬に何かが流れ落ちる感触があった。……それを見たハクは驚いた様子で口を離し、ただアタシの顔を見つめる。
「……何で……?何でアンタまで、こんな事するの……!?」
アタシの口から出た非難の言葉を聞き流す事はせず、ハクはただ『ごめんね』と謝るだけだった。
「ネルちゃんがこういう事を嫌いなのは知ってるの。でも、私はこういう事しか出来ないから……」
そう言って、ハクが後ろポケットからウイスキーボトルを取り出し、それの蓋を開けて軽く呷った。その後に私に顔を近づけ……って、ちょ、ちょっと!?
「んむっ」
「ん……っ!?」
もう一度口付けが交わされる。その直後にアタシの舌の上に焼けるような何かが乗った。それを外に吐き出せず、結局飲み下してしまう。
「……ふぁ……」
熱い。喉が焼けるように熱い。その熱さが体中に伝わっていく。その熱さが心地よく感じ始めた頃、私の口の中に何かが入ってきた。
「んん……ん……」
歯を噛み締めて妨害しようと思ったが、そう考えた時にはすでにアタシの口の奥のほうまでそれが入ってしまった。……あー、もう。
本当なら突き飛ばしてまでやめさせるべきなのだろう。でも、ハクの目を見た瞬間、それも馬鹿らしくなってしまった。……本気で申し訳なさそうな目をしていたからだ。
(ったく、そう思うんなら最初っからやらなきゃいいじゃないのよ……)
ハクがこんな真似をしたのも酒のせいだ。そして、嫌なはずなのに受け入れちゃってるのも酒のせいだ。……そう、考えておこう。
「ん、んん……む、ちゅ…………」
そして、自分からこういう事をしてしまうのも、全て酒のせいだ。そう結論付けながら、ハクの舌に自分の舌を絡める。
「んぷ、ちゅる……」
「むく……うん、ちゅ……」

……しばらくの間、アタシとハクは口付けを交し合っていた。


20:マスター×ハクの人 ◆MoiSlbQnQw
09/03/15 01:04:15 2b0SGBS+
            ***

そして私はそんな二人の痴態を隠れてビデオに納めるのであった。んー、ネルってばいい顔するわねー。
……そろそろ録画を止めるかな。後はこれを永久保存するだけね。……もう、私の馬鹿げた嘘を真に受けちゃってー。

実は、ハクがネルの部屋に突入する前に、ハクにある一言を言ってやった。それは……『性行為で出来た傷は、優しいキスで治る』。

もちろんそんな物で治るはずがない。……治るのなら私がそうしてる。……でも、ミクにバレたら殺されるからやっぱやらない。
「ネルはハクにだけは弱いのよねー。弱点を知っちゃった以上、私の代わりにハクを押しかけてあげないと。一応ハクも私といえば私だしー」
ネルの部屋の前から自分の部屋に戻る最中に呟いて、クケケと小さく笑う。やっぱネルはかーいいなー。
「ふっふん……ネルの痴態、ゲッツ!」
「ノットゲッツ」
突然聞こえた後ろからの声と同時に、私のお尻に強烈な打撃が。
「はぎゃっ!?」
思わず悲鳴をあげてしまった。我ながら変な声が出たな、と思いながら後ろを振り向くと……

「……ねぇ、ますたぁ?今、何してたんですか?」

緑色の阿修羅が私を見つめている。…………あ、あれぇ?何故ここにいるのですか?
「いえ。あなたがどこかに行こうとしていたのを偶然見つけまして。トイレかなと思ったんですが、気になって追いかけてみたら……」
……そ、そうでいらっしゃいますか。でわ、わ、わたくしはこれで……
「……待ちなさい」
もう一度振り返って逃げようとした私の肩がガキッ、と掴まれた。……あ、あの、痛いです。痛いですよ。鎖骨はまずいですよ。
「まあ、とりあえず……」
緑の阿修羅……うちのミクの気配がぐっと近くなり……耳元に息がかかった後。

「少し、頭冷やそうか……」

            ***

『アァァァァァァァァッ!!』
「……んっ?」
突然聞こえた絶叫に、アタシは部屋のドアの方を見た。……今の、あの女の声だったような気が……
「っぷぇ、ま、マスターさん……?」
ハクも口を離し、そう呟いた。……また何かやらかしたのか、あの女。
「……ほっとこ、ハク」
「ぅえっ?で、でも、マスターさんは……」
「いいのよ。どうせまたミクがキレてお仕置きしてるんでしょ」
そうだ。その方が何故かアタシの気が晴れる。……ハクには悪いけど、あの女の悲痛な絶叫は個人的に心地いいのだ。


21:マスター×ハクの人 ◆MoiSlbQnQw
09/03/15 01:06:56 2b0SGBS+
あとがき

はあ。お久しぶりです。マスハクの人です。

実は新しいのを書こうとは思っていたんですが、なかなかネタにありつけない(+他の所の作品を書いていた)せいでろくに手をつけていませんでした。
そこに偶然>>17氏のネタがガチュンとはまりまして。『ハクネルとなっ!?』と久々の覚醒。勢いだけで書き上げてしまいました。

それと、最近ここに来た方のために(自身の覚書的意味も含めた)俺のSSのキャラ設定を。

  人物紹介

名無しのマスター:21歳
ミクのマスターであり、ハクとネルの養い手でもある。ロリコン。本人は可愛いものが好きなだけだと言っているが、立派なロリコンだ。
基本的に楽天家で、ボケ担当。最近はミクに頭が上がらなくなってしまった。(主に性的な意味で)
最初はタチオンリーだったが、MEIKOとミクに開発されて(主犯はミク。MEIKOはきっかけを作っただけ)両刀になってしまった。

ミク:16歳
マスターの所有するVOCALOID。常に敬語を使用する。マスターたちの中ではツッコミ担当。
MEIKOに女性同士の愛を(正確には性行為のいろは)教えられ、そちら側に目覚めた。ある日、マスターがハクを襲った後にその事を告白。晴れてマスターと結ばれた。
最初はマスターに身を委ねていたが、段々とマスターの変態っぷりを見せ付けられ、ついにタチ(しかも鬼畜)に目覚めた。さらに、年上好きという属性も獲得。

ハク:26歳
マスターから分離した、マスターの『弱い心』。まさにマスターと正反対の性格で、少々悲観的に物事を見てしまう。
いつもオドオドしている小動物のような人で、たまに暗いオーラを背負う。(原因は自作曲にツマンネ弾幕が生まれた、など)
基本的に総受け。恐らくタチになる事はないと思う。しかし母性本能なのか、ネルにだけは弱気を見せない。

ネル:17歳
マスター家の居候その2。ある日、ハクがマスターの家に連れてきた。彼女は今の所エロ担当から外れている。
前のバイト先(居候先)で色々と暴行を受け、『そういう事』に関しての嫌悪感が強い。初めて会った時にそれを知らないマスターが襲ってしまったので、マスターを毛嫌いしている。
しかし、どうしてもハクには頭が上がらない。本人曰く、『あの捨てられた子犬のような目で見られると否定しづらい』だそうだ。

MEIKO:XX歳
ミクの元教育係で、こちらに目覚めさせたお方。浮気騒動の際に颯爽と登場し、ミクの敵とばかりにマスターに性的教育を施す。ミクの為なら火の中水の中という辺り、軽度のシスコンだろうか。
性格は頼れるお姐さん的存在。長年生きているせいか割と人間くさく、もはやVOCALOIDである事を忘れてしまう位だ。
現在マスターはおらず、(クリプトン所属だが)フリーのボーカリストとして働いている。そのついででクリプトンに新人教育も頼まれている。

22:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/15 02:24:34 baoqythD
おー、マスハクの人だ。GJ!相変わらずマスターが酷すぎるw

23:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/15 02:30:55 mr5uhX8p
>>21
>>17の者です。
ああああんなぼそっと吐いて言ったネタでこんな素敵SSを頂けるなんて……
しかもマスハクの人に! 本当にありがとうございます!

というか、このハクネル理想通りすぎww可愛すぎるwwww

設定にもかなり魅力を感じました。
「ハク:ネルには弱気を見せない」
ネルに対してはタチでいたいハクに萌えました。設定までgj

よし、自分でもハクネル描いてみよう。SSに活力を分けてもらいました。ありがとう!

24:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/15 02:47:29 gXY5cqNi
GJ!
ハクネルすごく萌えた!
あとがきの設定にもwktk

そして新たな職人の誕生に感激

25:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/15 23:48:46 mr5uhX8p
デフォですが、ハクネル描いてみました。
※亜種カプにつき苦手な方は注意してください。


URLリンク(imepita.jp)

「ね、ネルぅぅ……」ガバッ
「ハク姉さ……酒くさっ!」
「うぅ……また音楽ツマンネって言われちゃったぁぁぁ……」グスグス
「ちょっ、ちょっと離しなさいよ!」もぞもぞ
「……ごめんね、ネル……」
「えっ、んむっ!」
「んぅ……ごめんね……ふっ」ちゅ、くちゅ……
「んぁ、あ、んっ、はっ、ハクねっんむっ」くちゅ、ちゅぷ、ちゅ
(さっ、酒の味がっ! 息も苦し……)
「んん……んぅ、ふ……ぷはっ。……ネル?」

そこには、顔を真っ赤にしてへにゃへにゃになってるネルが居ましたとさ。


/(^O^)\
ハクがただのキス魔になってしまった。いやそれはそれでアリ……かも。
あとちょっぴり隠れSなハクとかもいいな。妄想だけは完璧なのにな!

26:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/15 23:52:07 mr5uhX8p
>>25
間違えた。こっちですww
URLリンク(imepita.jp)


あと、保管庫に私の絵があってビックリしました。保管ありがとうございます。
今のところ、自作絵をあげてるのが自分だけで、ちょっと恥ずかしいのですが、
これからもちまちまとあげさせて頂きます。

27:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/16 00:08:39 pHDT411q
きた!絵の人来た!これで勝つる!

28:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/16 00:17:57 XpWklAyu
ヘタレ姐さんとツンデレっ子は相性いいなww
マスハクの人も絵師さんもGJ!

29:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/16 00:46:11 Rmje+HBg
>>21>>26の超絶コンボきたー!!
妄想が書いたそばから具現化するとか何事wしかもクォリティ高ぇ
まじGJ

俺も職人さんにティンと来てもらえるような鋭い妄想ができればいいのに

30:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/16 00:51:46 Y32KQsoH
やっぱルカには百合が似合う
URLリンク(www.youtube.com)
URLリンク(www.youtube.com)

31:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/16 00:53:12 xuLTat7+
>>29
とりあえずなんでも言ってみればいいと思うよ!思うよ!

32:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/18 16:04:33 /ETqzank
ルコテト萌える
デレデレ年下×ツンデレ年上なVIP姉妹いいよいいよ

33:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/19 02:14:08 9c4N0vN+
前回までのあらすじ
ミクはアメリカナイズな巡音女史にルッカルカにされました
マスターに首ったけなメイコはヤケ酒でベロッベロになりました
片恋リミテッド4
メイ→マスいきます
結構ふいんき(ry暗めです


『堂々巡りの不協和音』


「ぅあー…」

朝目が覚めると、案の定頭痛がした。
おまけに少し気持ちが悪い。

「飲み…過ぎた…」

少々肌寒いが、酒の臭いが充満した部屋の窓を開け放って換気をする。
冷たい空気を胸いっぱいに吸い込むと、吐き気がすうっと引いて行くような気がした。
何度もあることだから調整機能が順応しているのかもしれない。
吐き気は治まったけど口の中に残る酒気が不快だ。
水が欲しいと思って辺りを見回しても、アルコール飲料以外に転がっているものはない。
二日酔いの起き抜けほど酒がいらないと感じる瞬間はないと思う。

「ん~…」

とりあえず水、と思ってドアを開けたらちょうどマスターが
こちらへ向かって歩いてきている所だった。
うん、タイミング悪い。感じる既視感に頬が引き攣る。

34:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/19 02:15:04 9c4N0vN+
「おはよーメイコ。ってかまた二日酔いっぽいねー?」
「…おはようございます」
「ったくもー。酒もほどほどにしときなよ?処理しきれないような量飲むんじゃありません」

腕組みしながら苦い顔であたしを見つめるマスターはあたしより身長も歳も少し下で、
少々子供っぽい普段の言動と今のポーズがアンバランスで、
やっぱり可愛いと思ってしまうあたしはもう末期なんだろう。
つい数時間前まで恨み言をだらだら垂れ流していたのにこのていたらく。

「なに飲んでたの?おねーさんに教えてー?」
「あたしの方が設定年齢は上だと思いますけど」
「ちっちゃいことはキニスンナ」

で?と顔を近付けてくるマスター。
自分でおねーさんと言うワリに表情も仕草も子供っぽいったらない。
情けないけど、締まりなくへらへらと笑っている顔が一番好きかもしれない。
ていうかあたし酒臭くないかな。今更ながら少し焦る。
というか、何度もあることだから今更どころか完全に手遅れかもしれない。

「え~と、日本酒と、泡盛を少々…」
「泡盛!?アンタ限度ってモンを…何考えてんのさー」
「いやー取り寄せしたヤツで美味しくて…つい」

何も考えたくなかったんです、とは言わずに曖昧に笑ってごまかした。
突っ込まれて余計なことを口走る訳にはいかない。
この気持ちがマスターに知られて今の関係が崩れるのを、拒絶されるのを、
和気藹々とした家庭が崩壊してしまうのを、あたしはなによりも恐れている。
とっくに転がり落ちているあたしを引き止める最後の一線を必死に守って、
反面、それをぶち壊してあの温かそうな腕に抱かれることを焦がれている。

35:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/19 02:15:40 9c4N0vN+

「も~。ぬかに釘だって分かってるけど、あたしだってメイコのこと心配なんだからね?」
「あー…分かりました以後気をつけます」
「ホントに分かってんのかね…あと敬語!そろそろやめてもいーんじゃない?」
「…考えときます」

いつもの言葉で返すと、マスターは少し寂しそうに頬笑んだ。
タメ口でいいと歩み寄られると、こころを許してもらえているように感じる。
無防備なまま、何の壁もなしにでマスターの前に立って、
さらけ出したこころを受け止めてもらえるんじゃないかと錯覚しそうになる。
今だって、心配だという一言だけで息が苦しくなるくらいに嬉しいのに。
それなのに、あたしはマスターの厚意を勝手な都合で無下にしている。
自分の中で線引きをしておかないと自制が効かなくなりそうで出来なかった。
最もしてはいけないことをやらかしてしまいそうで恐かった。

「水、飲んできます。それじゃ」
「あ、うん。ゴメンね起きぬけに説教かましちゃって」
「マスターなんだから当然ですよ」

まだ言いたいことがあるのにそれを飲み込んだような、
複雑な笑いを浮かべるマスターに背を向けて廊下を歩く。
マスターはまだあたしを見つめている気配だったけど、振り返りはしなかった。
いつからだろう。他愛ない会話の中で薄氷を踏むような心地を感じるようになったのは。
マスターの顔が見れて嬉しくて、声が聞けて幸せだったはずなのに。それなのに。
あたしはもう既に、安穏な家庭を崩壊させているんじゃないだろうか。
マスターへの気持ちを隠し、ごまかそうとするあれやこれやのために。
いや、マスターを恋愛対象として見ている時点でもう。
ぐちゃぐちゃ考えていたら頭を掻きむしりたくなった。
挙動不審過ぎるからやらないけど。

36:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/19 02:16:39 9c4N0vN+
「諦められるなら苦労はしないっつーの…」

呟いて階段を降りながら、階下から聞こえてきた歌声に耳を澄ませる。
多分、スタジオのドアをきちんと閉めていないんだろう。
リンとルカの伸びやかな歌声が聞こえる。ピアノの伴奏はカイトだろうか。
基本的に和気藹々としたこの家の、あたしも一員のはずなのに、
時々薄い膜を一枚隔てているような感覚に襲われる。
分かっている。正しい位置を押さえないと、綺麗な音は響かない。
不協和音の原因は、間違いなくこのあたし。
打ち明けられない。諦められない。終わらせられない。
このままでいたくて、このままでいたくない。
どうすることも出来なくて、酒に逃げたり歌に集中したりして、
あたしは同じ所をぐるぐるぐるぐる回っている。



つづく

家庭内恋愛はエンカウント率高そうで大変ッスね
ちなみにマスターのイメージで一番近いのは聖さまだと思われ

37:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/19 03:07:48 tqShw6Ky
続ききた!GJ!
なんかもう…めーちゃん幸せになって欲しいって切実に願ってしまうよw
聖さんってよく分からんけど、マスターもカワユイw

38:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/19 11:00:29 JYRNmT62
GJ!MEIKO切ないな

39:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/19 22:49:51 AdhiFLs6
GJ!
続きが気になる…!
聖さまww
いいわwwwwww

40:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/19 23:08:46 p60aSyLY
GJ!
切なくて萌えるw


41:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/20 00:47:56 gBYptlA3
前スレでマスターハーレムという単語にときめいて書いてみたのはいいけどよく分からんものになってしまった(´・ω・`)でも折角なので投下させて下さい

・マスターがハーレム状態
・最後がシリアスっぽい何か
・エロ無し

42:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/20 00:49:12 gBYptlA3
「覚えておきなさい、ルカ」
外国でお世話になった人が最後に教えてくれたことがある。
「VOCALOIDは、主人に対して過度な情を持つことが多い」
「…それは、尊敬の念とは違うものですか?」
「そうね」

具体的に言うと、それは恋情と呼ばれるもの。

「問題は二つ。一つは、人間とVOCALOIDの恋は基本実らないこと。例外もあるけどね。そしてもう一つ。その恋情は、性別関係なく起こり得ること」
つまり、たとえ主人が女性でもあっても恋をしてしまう可能性がある…彼女はそう語った。
「万が一ルカの主人が女性で、貴女が恋をしてしまったとして…そしてその主人にそっちの趣味が無かったとしたら、ルカはどうする?」

その気持ちを抑えてただ純粋に慕うか。
敢えて距離を取ってその気持ちをうやむやにするか。
その気持ちに気づかない振りをしてマスターとVOCALOIDの関係に徹するか。
はたまた…。

「貴女がどんな行動をするかは貴女次第よ。いってらっしゃいルカ。Good Luck!」


「さて」
台所に用意された食材を見て私は暫し悩む。噂ではタコやマグロが好きと聞くが、料理の仕方は何が良いんだろう。海鮮丼?刺身?焼くか、蒸すか…。どんな料理でも作り甲斐があるよね。
私が考え込んでいると、不意にバタバタと走る音が耳に入る。全く…廊下は走るなと言ってるのに。
「マスターマスター!今日巡音ルカちゃんが来るって本当?」
勢いよく台所に入ってくるリンを見て、私はそうだよと言って苦笑した。…ま、仲間が来るんだから落ち着いていられないのは仕方ないか。

43:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/20 00:51:16 gBYptlA3
メイコにミク、リンがいる我が家にルカを呼ぼうと決心してから早数日。ルカが今日中にたどり着くと連絡が届いたのは早朝のことだった。
眠りこけていたリンを放置して部屋の大掃除をミクとメイコに頼み、私は一人買い物へ。夜には歓迎会が出来るように食材を買い込んできて今に至る。
「マスター、掃除終わった―あれ、リンやっと起きたの?」
「あ、メイちゃんおはよう!」
「もうすぐ昼だけどね。でもおはよう」
台所にメイコが顔を出す。メイコは私の最初の某社製VOCALOID。今では一番信頼している良き音楽仲間だ。
「メイコお疲れ。ミクは?」
「部屋に引っ込んじゃった」
「あー、またかー…」
私はつい顔が引きつる。メイコやリンとはうまくやっているけれど、どうも私はミクとのコミュニケーションがうまく出来ない。
いや、ミクはいい子なんだけどね?歌の練習はちゃんとやってくれるし、なんだかんだ言って色んな気配りしてくれる。でもミクがあまり自分から接触して来ようとしてくれないんだよねぇ…。
「ミクちゃんツンデレだからねー」
「リン、そんな単語は覚えなくてよろしい」
「サーセンー」
…ネットやらせ過ぎたかな。
「ミクにも考えがあるんでしょ。マスターもあまり深く考えない方がいいわよ」
メイコがクスクスと笑いながら言う。
「だといいけどね」
私は軽く肩をすくめながら答える。ま、ミクが家に来たのは一番最後だし仕方ないか。出来ればルカが来る前にもっと打ち解けたかったんだけどなあ。
「…と、そうだ、料理料理。ねえ、夜はルカの歓迎会開くけど、なに食べたい?」
「イクラ丼が(ry」
「そうでもないかな?てかそのネタは古いよリン」
「ルカの持ち物はタコとマグロよね?刺身とか日本酒に合いそうよね。あ、ルカの年齢設定って二十歳だっけ?」
「はいはい了解。全く、飲む気満々ね」
「あら、マスターだって飲むでしょ?」
「まあねー」
私たちが談笑していると、唐突に『ピンポーン』とドアのチャイムが鳴るのが聞こえた。
「あれ、もしかしてもう来たのかな?」
「意外と早いわね」
「うっはー、ワクワクテカテカ!」
「…メイコ、私リンの育て方間違えたかな?」
「さあ…」

44:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/20 00:53:59 gBYptlA3
私たちは玄関へと向かう。さらに後ろからミクが向かってくる音を聞きながらドアを開けると、そこには桃色の髪をした女性が立っていた。
チャイナ服のような服、出ることろがちゃんと出てる体型。…おお、もしかしなくてもこの子だね。
「初めまして、巡音ルカと申します。すみません、少し早く到着してしまいまして…迷惑でしたでしょうか?」
「そんなことないよー?初めましてルカ。私がこの家の主人で、貴女のマスター。よろしくね」
「はい」
ニコリと彼女…巡音ルカが笑う。あら笑顔が素敵。
「紹介するね、ウチのボカロたち。後ろにいるのがメイコとミク。で、私の横にいるのが…」
「鏡音リンです!初めまして、よろしくね!」
リンが横から元気に挨拶をする。どうやらルカと話したくてしょうがないみたいだ。
「リンにとってルカは初めての後輩だからすごい喜んでるんだよ。仲良くしてあげてね」
「はい、マスター。よろしくお願いします、鏡音さん」
「リンでいいし、敬語じゃなくてもいいよ!私の方が年下だしさー!」
「フフッ…それじゃ、リン。よろしくね」
「うん!」
ルカとリンが笑いあう。うん、我が家のリンは後輩が年上なことには抵抗がないみたいだ。良かった良かった。
「さてと、そろそろ中に」
「あ、その前に…」
私がルカを家の中へ促そうとすると、ルカが慌てたように声をかけてきた。
「ん?」
「その、一つお願いがあるんですが、いいでしょうか」
「なに?」
ルカは言葉をためらったあと、少し顔を赤くしながら言う。
「あの…。マスターのこと、お姉様って呼んでもいいですか?」
「「!?」」
後ろにいたメイコとミクが一斉にルカを見る気配を感じる。…ちょいと、何故君らが先に過剰反応するのかな?
「えっと、それって?」
「マスターと呼ぶのも味気ありませんし、そう言った呼び方のほうが親睦を深められると思うんです」
いけませんか?と上目遣いで聞いてくるルカにちょっとだけキュンとなる。おおう、いきなり慕われているのは嬉しいけど、なんか恥ずかしいなあ。

45:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/20 00:56:35 gBYptlA3
「んー…」
「ル カ さ ん ?」
私が悩んでいると後ろからミクが割り込んできた。ミクが私の会話に入ってくるとは珍しい。
「すみませんけどマスターが困ってるみたいだし、変な呼び方はやめて欲しいんですが」
「あら、お姉様の何処が変な呼び方なのでしょうか?私がどうマスターを呼んでも初音さんには関係無いでしょう。それともなにか問題が?」
双方のにらみ合い。あれ、もしかしてミクとルカって仲悪いっぽい?
「マスター、お姉様って呼び方嫌なの?」
「いや、なんつーかこそばゆいと言うかねぇ」
横にいるリンに聞かれて答える。リンはそーなのかー、と呟いてルカとミクを眺めた。
「ん?リンも私のことお姉様って呼びたいの?」
「んーん。なんか変な感じがしたから」
「そっかそっか」
私はリンの頭を撫でながらメイコを見る。メイコもボンヤリとミクとルカを眺めていた。
「ね、メイコはどう思う?」
「へっ!?な、なにが?」
「いやだから、お姉様って呼び方」
「あ、ああそれね…」
声をかけるとやたらとキョドるメイコ。なんかこっちも珍しいな、メイコがこんな様子を見せるなんて。
「マスターの好きにすればいいんじゃない?私は特に気にならないし」
「そう?」
その割にはメイコが目を合わせようとしてくれない気がするんだけど…気のせいかな。
んー、やっぱりお姉様って変か。でもルカはそう呼びたがってるみたいだし…。
「…ふむ」
私は一人頷いてミクとルカに近寄る。
「大体初音さん、ネギとか臭いが酷いと思いませんか?」
「タコの生臭さよりはマシかと思いますが?」
「はいはいストップ」
無理やり二人の間に割って入る。てかいつの間に持ち物の話になってたんですか。
「ルカ、別にお姉様呼びでもいいよ」
「本当ですか!?」
「本気ですか!?」
目を輝かせるルカと見開くミク。はて、ミクはなんでそんなに嫌がるのかな。
「まあ落ち着きなさいミク。ルカ、しばらくはお姉様って呼んでいいけど、家に慣れたらマスター呼びに戻してね」
「…へ?」

46:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/20 00:59:36 gBYptlA3
「私が恥ずかしいってのもあるけど。ま、一応マスターとボカロの関係はちゃんとしといた方がいいと思う訳よ。私は皆のことは家族みたいだと思ってるけど」
「あ、ああ、そうですよね…」
あからさまに落胆した声を出すルカ。…あれ、なんか悪いことした気分。横ではミクが「家族…」と呟く声が聞こえた。
「ほら、今はお姉様でもいいからさ!とにかくこれからよろしくね、ルカ」
「…はい!よろしくお願いします、お姉様!」
ルカの肩を叩きながら言うと、ルカは笑みを返してくれた。うは、改めて言われるとなんか強烈だね。
「あー、ルカの歓迎会の用意してたんだっけ。ずっと玄関にいるのもあれだし、ともかくあがってよルカ。メイコー、準備手伝ってー」
「あ、うん!」
照れ隠しに先に居間へと戻りながらメイコに声をかける。メイコの返事と「私も手伝うー!」というリンの元気な声を背中に受けながら、これから騒がしくなりそうだと私は一人微笑んだ。


「あの人が言ってた通り、か」
「?何か言いましたか?」
「いえ、別に」
「…思っていた以上に行動派なんですね。外国帰りだからですか?」
「誉め言葉として受け取っておきますよ」
「先に言っておきますが」
玄関でミクがルカに向かって言う。
「マスター、完璧にノンケですから」
「分かってますよ。お姉様呼びにもあんな反応ですしね」
険のあるミクのセリフをルカは平然と受け流す。
「でも、そのほうが萌えますし、燃えますよ。どうやって落とすか、ね。私は家族で…ましてやマスターとボカロの関係で終わらせる気は毛頭ありません」
ルカは微笑みをミクに向ける。それは先ほど主人に向けた笑みとは全く違う笑み。
「改めてよろしくお願いしますね。守り体制の初音さんと違い、私は完全に攻めて行くつもりですから」

いえ、初音さん『たち』かしら。

クスリと妖艶に笑い、ルカは家の中へと入って行った。
一人残されたミクは、眉間にシワを寄せながら立ち尽くす。そして
「…勘弁してよ…」
苦々しく呟いた。

47:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/20 01:03:06 gBYptlA3
以上です。ちなみに>>44で 出るところ を 出ることろ なんて誤字してます、すみません。
なんか続きそうな感じで終わらせてしまったので、もしかしたら続くかもしれません。

48:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/20 01:23:40 VHqwj8NP
>>47
これはwktkせざるを得ない

さて、無謀なのはわかっていますが、イメージの固まってない状態で初めてルカを書いてみました。
リハビリ的作品ですのでエロもなしです。

すぐに投稿を開始します。

49:マスター×ハクの人 ◆MoiSlbQnQw
09/03/20 01:24:24 VHqwj8NP

皆さん、お久しぶりです。CV-01こと初音ミクです。

実は最近、新しい家族を迎え入れる事になりました。……はい。私達ボーカロイドの新型機、CV-03・巡音ルカさんです。
……まあ、実際の話は私がねだったんですけどね。そろそろ新しいのが欲しいと……オホン、失礼しました。
「でもさぁ、新型機って謳ってるけどちょっと手が出しにくいのよねぇ……」
「そうですか?」
私の『新しいボーカロイドを買いましょうよ』という提案に対するマスターの反応は、少々渋めでした。
「まず、私はここ最近曲を作っていない。それはミクもわかってるわよね?」
「……そう言われてみれば、あまりマスターには触られていませんね。性的な意味を覗いて」
確かに、ハクさんの曲を歌う時以外は歌唱機能があまり使われていません。……私はもう慣れましたが、新たにボーカロイドを迎え入れるには微妙な状況ですね。
「それに、うちはもう大所帯なんだし……なるべくは食費を削りたいのよねー」
「なら私の食費を削ればいいじゃないですか。一応食物を摂取しなくても稼動は可能ですし……」
それでも生体パーツ部分への栄養は必要なので、栄養剤を飲む必要はありますが。私の提案に、しかしマスターは勢い良く首を振りました。
「ダメよミク。そんな事したらご飯がまずくなるじゃない!……新しく来た子にそんな光景を見せられないし、何より私が嫌なの」
……ああ、マスターはこういう人でした。私達ボーカロイドにも普通に接してくれる人。ちょっと……いえ、かなり変態だけど、すごくいい人でした。
「……話が逸れたけど、大体そんな感じよ。それに、新しい子の容姿もあまり詳しく知らないし」
……疑問に思った方のために解説しますと、この会話が行われているのはルカさんの容姿などが発表される前の事なんです。
だからこそ、皆さんにはこの後の私の言葉が嘘に聞こえるでしょうね。……実際に嘘を言ってるわけですし。
「私、見ましたよ?」
「え?本当!?」
「ええ。MEIKOさんに研修中のプロトタイプを見せていただきました。……可愛かったですよー?」
最近になって覚えたニヤニヤ笑いをしながら、マスターに近付く。
「こう、なんていうか……ちまっとしてて、ぷにぷにしてて、思わず抱きしめたくなりました」
「……ふむ、それでそれで?」
マスターもマスターで、私の顔に鼻の下を伸ばしただらしない顔を近づける。……思わずひっぱたきたくなる衝動を抑えつつ、さらにマスターを誘惑した。
「それでですね、MEIKOさんが私の事を覚えさせていたらしくて、私を見た途端に『あー、みくねえたんだー』って言ってくれたんですよ」
それを聞いた瞬間、マスターの体が倒れ、ビクンビクンと痙攣を始めました。……うわ、我がマスターながらすごく情けない……
「ほぅっ!ふぐっ!…………ご、ごめん。ちょっと強烈過ぎてお花畑が見えてたわ」
しばらく痙攣した後、こう言って立ち上がった。……マスター、口元から涎が垂れてます。
「で、マスター……買いますか?買いませんか?」
「Yes,I can!!」
私の質問に、即答、そしてサムズアップで快く受け答えてくれました。……計画通り。まんまとかかってくれました。
心の中でニヤリと笑った後、どこまでもダメなマスターにため息をつきつつ、私は『それでは購入処理をお願いします』と微笑みながらマスターに言った。


50:マスター×ハクの人 ◆MoiSlbQnQw
09/03/20 01:26:18 VHqwj8NP
            ***

そして、数週間後。公開された情報をマスターに見せないように努力しつつ、ついにルカさんが我が家にやってきました。
玄関の前には、ものすごくワクテカしながらルカさんの到着を待つマスター、その横に立つ私。
そして私達の後ろでマスターを養豚場の豚を見るような目で見るネルちゃんとそれに気付いてあぅあぅと困り果てるハクさんがいます。
……待つ事数十分。ついに呼び鈴が鳴りました。ルカさんが来たようです。誰も動かないので、ハクさんがドアを開けました。

  ―そこには、桃色の髪の美しい女性がいました。

うふ、うふふふ。すごく綺麗な人。初めて見た時からうちに一人欲しいと思ってたんですよ。うふふふふふ。
上機嫌な私に比べて、マスターのテンションはガタ落ちです。……ごめんなさい、マスター。あなたを騙すのは心が痛みました(棒読み)。
「…………」
お互いに声を発さず、ただ固まったまま数分が経った頃。ついにマスターが口を開きました。

「……チェンジ」

「あべし」
「ぶべるぁっ!?」
マスターの言葉を聞き、某泉こ○たさんのような掛け声とともに即座に足を踏みつけます。……マスターがいけないんですよ?
「……みっ、みぐのうそづぎぃぃぃ……」
聞こえません。マスターの口から発せられる痛みに耐えるように噛み潰した涙声など聞こえません。
「……私のマスターが失礼しました。初めまして。私はVOCALOID-2・キャラクターボイスシリーズ-01・初音ミクです。後ろの方々は……」
「あ、えぅ、その……弱音、ハク……です……」
「亞北ネルよ。アタシ等はこの女の家に居候してるだけだから」
私の台詞に続いて、ハクさんとネルちゃんが自己紹介をした。
「初めまして。VOCALOID-2・キャラクターボイスシリーズ-03・巡音ルカです。これからよろしくお願いしますね、ハク様、ネル様」
「……あー、その、悪いけど『様』って付けるのはやめてくれないかな」
ルカさんに呼ばれ、ネルちゃんが頬を掻きながらそんな事を言った。
「なんかこう、むず痒いんだよね。様って付けられるとさ。ミクもアタシ等やこの女の事を様付けで呼ばないし、そっちの方が慣れてんだよね」
「……はあ。それでは、呼称を変更いたします。ネルさん、ハクさん……で、どうでしょう」
少し困った顔をしながら、ルカさんがネルちゃんの要望に答えた。
「そっちの方がまだマシかな」
ネルちゃんが珍しく笑みを浮かべながらルカさんに返す。……って、あのー?私、まだ呼んで貰ってないんですけどー……
「あ、あの、ルカさん……?」
「はい、なんでしょうか」
「わ、私は……?」
ねだるような、そんな視線をルカさんに向ける。それを理解したのか、ルカさんが口を開いた。

「CV-01、とお呼びさせてもらいます」

重力がなくなったかのような感覚。……あ、あれ?私、いつの間に体が横になってるんだろう……
「……ど、どうしました、CV-01!?」
あは、あははは……そ、そうか。そうですね。私も叶わない夢を見ていたんですね……。まさか型番で呼ばれるなんて……
てっきり、『ミクちゃん』とか『ミクさん』、或いは一気に呼び捨てで『ミク』とか呼ばれるのかなと思ったのに……私のこめかみを伝っているのはただの汗。そう。心の汗……
ふと気付けば、痛みに転がるマスターと目が合いました。……笑ってください、マスター。あなたを売ったしっぺ返しで、私はあなたの元に落ちました……

……この後、ようやく立ち直った私の要望により、型番呼びから『初音さん』に変更する事が出来ました。


51:マスター×ハクの人 ◆MoiSlbQnQw
09/03/20 01:27:30 VHqwj8NP
あとがき

お久しぶりでございます。ようやく新ボカロネタです。……まだ曲を聴いてないけどねorz
なんというか、タコのイメージがあるとかいう話を聞きますが、俺のルカはクールな感じを目指しています。ルカ=クールは一般的なイメージだよね?ね?

あれ、何故かミクの変態度が進行してる?

52:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/20 02:15:04 THVgk7fT
>>47
これはいいwGJ!
ノンケマスター可愛いよマスター。
ルカとミクの口論にワロタw続き楽しみにしてます!

>>51
こちらもGJw
マスターもミクも不憫wだがいいw
ルカは確かにクールとか無表情なイメージが多い気がする。書き手さんの自由だけどね!

53:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/20 14:17:10 CckYW2nZ
>>50
謝れ!養豚場の豚に謝れ! 
 
 
GJwミクwwwww

54:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/21 00:30:06 t8xst8nW
>>47のリンに>>51のマスターを会わせたらダメ絶対と思った

55:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/21 01:48:53 IrIhnhBO
二人とも面白かったよ!GJ
続きも待ってるんだぜ!

56:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/21 06:03:12 cyuXg56T
前スレでリンちゃんのももにくが云々、というネタを晒した者です。
名作2連発の後でビクビクですが、4レスほどお借りさせてもらいます。
とある曲から着想を得て書いてみました。ミクリンです。
お楽しみいただけたら幸いです。

57:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/21 06:03:57 cyuXg56T
 ミク姉の声がレコーディングルームから漏れ聞こえてくる。あたりまえだ。薄っぺらい防音扉ひと
つであの声を遮断できるはずがない。それほどにミク姉の声には力がある。素直で綺麗で魅力に溢れ
ていて、誇らしいと同時に羨ましい。それに加えて人柄も明るく、どんなにヒットを飛ばしても鼻に
掛けることがない。整った容姿は誰の目をも惹きつける。そして何より、
「レコーディングおわたーっ! あ、リンちゃん! おはようっ!」
 その笑顔が卑怯。子犬みたいに駆け寄ってきて、ためらいなく私の手を取る。ズルい。全身で好意
を表現してくるから、つい私も嬉しくなってしまう。輝くような、とか、花のような、という形容詞
が本当に似合う笑顔。
 用意しておいた飲み物をミク姉に差し出すと、本当に嬉しそうな顔をしてお礼を言ってくる。コッ
プにつややかな唇を付け、綺麗な喉を見せて一気に飲み干す。手はずっとつないだまま。
「ぷあーっ! この一杯のために生きてるぅっ!」
 …この物言いはメイコ姉の影響だと思う。後できっちり説教しておかないと。
「もう、ミク姉、あんまりメイコ姉みたいになっちゃダメだよ? アイドルなんだから」
「あははっ、ごめんごめん。つい出ちゃうんだよねー」
 まだレコーディングの高揚感が残っているみたい。私の手をテンポよくきゅ、きゅっと握ってくる。
指先が私の手の甲にリズムを刻んでいる。
「今回はどんな歌?」
「うん、アップテンポで勢いだけでガーっていっちゃう曲。マスターのひさびさの自信作みたい。何
回も録り直しして疲れちゃった」
 上機嫌なミク姉の様子だと、手応えは掴んできたみたいだ。
「…マスター、出てこないね」
「うん? あぁ、曲にアレンジ加えるかもしれないから、ちょっと一人にしてって。…そういえばリ
ンちゃんはなんでここに?」
 きっとミク姉の声にインスピレーションを受けてミキシングをやり直してるのだろう。もしかした
らアレンジも入るかもしれない。当分マスターはキーボードの前でうんうん唸りっぱなしだろう。
「ミク姉といっしょ。私のレコーディングもするって言ってたんだけど、この分だと明日に延期かな。
マスター、ああなったら納得するまで出てこないから」
 ソファに隣り合って座りながら、持っていた楽譜の束を渡す。
「…むむ? ちょっと暗めの曲? かな?」
 歌詞とにらめっこしていたミク姉がそんな感想を返す。歌詞だけ見ればそう取れるだろう。私もそ
う思ってたし。
「曲は疾走感あるよ。歌詞は…いろんな解釈が出来る曲だから。曲と、歌詞と、衣装デザインと、P
Vをぜんぶ別の人が作るコラボなんだって。すごい張り切ってた」
「へぇ~、聞いてみたいなぁ。ね、リンちゃん、ちょっと歌ってみてよ」
 突然、ミク姉がそんなことを言い出した。期待でいっぱいのキラキラした目でこっちを見てくる。
 近い! 顔近い! 勘弁して顔赤くなっちゃうから!
 逃げようにも手をつながれたままなので逃げ場はなく、顔を引いた分だけ余計に近づいてくる泥沼。
「わ、わかったから…ちょっと、顔を…近づけないで…」
 しまった、ミク姉がちょっと傷ついた顔をしてる。そんな意味じゃないのに。でもあれ以上顔を近
づけられたら、いろいろと危険なことになりそうだったし。主に私が。
 咳払い一つで場を仕切り直し、足で拍をとる。さっきとは逆に、ミク姉の手の甲に私の指でビート
を刻む。マスターの書いた曲を脳裏に走らせる。テンポを遅めにして、伴奏がない弱みをカバーしよ
うとする。


58:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/21 06:04:40 cyuXg56T
 メロディアスなAメロに続いて徐々に盛り上がるBメロ。ブレイク。そしてサビに入るとき、急に
隣でミク姉が息を吸い込んだ。片手に五線譜を持って、一発でコーラスを合わせてきた。つながった
手が頭の中までつなげているような錯覚。思わず手に力がこもる。一人では絶対に出せない音が頭の
中を跳ね回ってどんどんテンションを上げていく。遅くしてあったテンポが自然と原曲に近づく。ま
ったくのアドリブなのに一瞬の遅れもなくついてくる。ミク姉の指が五線譜上の、Bメロの先頭をと
んとんと叩いた。サビが終わって、8拍おいてまたBメロから疾走する。たった2回の指の動きで通
じ合えたことが、例えようもなく嬉しい。目を閉じる。ミク姉の声だけを頼りに、二人で絡み合うよ
うに歌を紡ぐ。高揚感の中で、このままずっと歌っていられたらいいのに、と思う。

 2回目のサビが終わった。心地よい陶酔感が胸をいっぱいにするかわりに体から力が抜けていく。
同じタイミングで大きく息を吐いて、ソファに背中を預ける。ミク姉とわたしの肩がくっついて、そ
こだけじんわりと暖かくなった。
 気持ちいい。うまく歌えたのもある。ミク姉とのハーモニーが綺麗だったのもある。けれど、それ
以上にミク姉と一緒に歌えたのが嬉しかった。あのとき世界には私とミク姉しかいないように感じら
れた。
 ふと目を開けると、ミク姉の顔が間近に迫っていた。私が何か言うよりも早く、唇が押し当てられ
る。手がきゅっと握られる。いったん離されて、もう一度口付けられる。唇にあたるぽよんと柔らか
くあたたかい感触が脳に直撃して意識が真っ白になり、「ん、ふ」というミク姉の吐息で現実に引き
戻された。ミク姉の舌先が唇に当たるか当たらないかというところで顔を無理矢理引きはがし、手を
振り払ってソファから弾かれるように立ち上がって、いちども振り返ることなく自室に飛びこんだ。
そのままベッドに飛びこんで頭から布団をかぶって、高鳴る心臓の音だけを聞いていた。
 顔が燃えるように熱い。



59:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/21 06:05:13 cyuXg56T


「リン。あたし。入るわよ」
 小一時間もしたころ、メイコ姉が私の部屋のドアをノックした。返事も聞かずに上がり込んでくる。
「事情はミクから聞いたわ。反省してた」
 私は布団をぎゅっと掴んでさらに丸く小さくなる。メイコ姉はひとつ溜息をつくとベッドの端に腰
を下ろした。ベッドがわずかに震える。
「あの子があんたを好きってことぐらい、わかってるでしょ? 受け入れろなんて言わないから、せ
めて嫌わないでいてあげて」
 わかってる。わかっているから、困る。例えばミク姉の気持ちを受け入れたとして、その向こうに
何があるのかわからない。それはきっととても素敵なことだけど、同時に触れてはいけない禁断の果
実なんだろうと思う。ともにボーカロイドであり、女性型であり、姉妹である私たちの間には『好き
です』『私も』で済まされない何かが横たわっている。楽園を追放されるだけでは済まされない。き
っと二人の関係も、何かしらの影響を受ける。そういう危惧がある。
「嫌いじゃないけど…」
 ミク姉のことは好きだ。その『好き』がミク姉の私に対する『好き』とはすこし違うということは
漠然と感じていた。ミク姉といっしょに居られないのは嫌だけど、恋愛感情を向けられてもとまどっ
てしまう。
「…メイコ姉はさ、だれかを好きになったこと、ある?」
 唐突に投げかけた質問に、メイコ姉はすこし面食らったようだった。短い無言のあと、
「あるわよ」
 意外な反応だった。誰だろう。マスターの知り合いだろうか。作曲家、作詞家、アレンジャー、デ
ザイナー、イラストレーター…ぽつぽつと名前は浮かぶがこれという人物に行き当たらない。
「今でも好きよ。大好き。その人と抱き合って朝を迎えられたらどんなに素敵だろうって思ったこと
もあるわ。でも、多分その人は私の気持ちなんて気づいてないから。鈍感だし」
 メイコ姉にこんなに想われているのに気づかないなんて余程の鈍感なんだろう。今頃その人はくし
ゃみでもしているんだろうか。
「モテる人じゃないのが救いっちゃ救いね。いつも髪とか適当だし、けしょ…ごほん、仕事にのめり
込むとご飯も食べなくなるし」
「化粧!? 女の人なの!?」
 思わずメイコ姉を振り返る。メイコ姉は困ったように苦笑して、頬を赤らめる。
「…ん。だからミクの気持ちもわかるの。だからってあんたにミクの気持ちを押しつけようってこと
はないけどね。そこまで親切じゃないの、あたしは」
 メイコ姉はそこで少し言葉を切って、なにかを考えているようだった。
「ミクの歩いている道は、きっと茨の道だわ。でも、気づいちゃったものから目を背けることは、ミ
クはしてない。あの子もきっと悩んで、泣いて、不安になって、それでもあんたを好きでいようと決
めたんだと思うわ。…あたしもそうだから」
 いつも明るくて天真爛漫で。真剣な顔で歌っているときのミク姉はすごくかっこよくて。楽しそう
に歌っているときはこっちまで楽しくなって。レコーディングの出来不出来で一喜一憂して、歌の評
価でまた一喜一憂して。上手くできたときは私の手を取って喜んで。失敗したときはへこんで部屋か
ら出てこなくて。でもやっぱり最後には笑顔で。そんなミク姉とはかけ離れた一面を垣間見た気がし
た。
「あたしはミクもあんたも大事な家族だから、後悔して泣くようなことにはなって欲しくない。あた
しも出来る限り力になるから、ミクのことちゃんと考えてあげて。それでダメだったんなら、ミクも
ちゃんとわかってくれるから」
 私は黙ったまま、メイコ姉の横顔を見つめた。普段は飲んだくれでちゃらんぽらんしてるけど、肝
心なときにはしっかり"お姉ちゃん"してくれる。メイコ姉だって自分の想いに悩んでいるはずなのに、
それでも私たちを心配して駆けつけてくれる。
 今頃になってやっと気づいた。今までずっと、私はミク姉やメイコ姉や、きっとカイト兄やレンの
優しさにも守られていたんだって。


60:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/21 06:05:35 cyuXg56T
「うん、…ありがとう、おねえちゃん」
「ぅわ! …ひさしぶりにお姉ちゃんって呼ばれたわ…ちょっと照れくさいなぁ…」
 二人してくすくすと笑いあう。
「メイコ姉が恋に悩んでどうしようもなくなったときは、私に言ってね。その時は力になるから」
「ありがと。…でもあたしの相手は難敵よ? 女である前に超鈍感だからね…」
「それ、順序が逆じゃないの…? それとも順序がひっくり返るぐらい鈍感なの…?」
「うん、後者」
「……メイコ姉、がんばれ…」
「ありがと。そんなことより、あんたのレコーディングは明日に延期。昨日の今日でやりづらいだろ
うけど、あんたもボーカロイドなら気持ちは切り替えなさい」
「…うん。わかっ…ちょっ!? メイコ姉! なに入って来てるのよ!」
「んー?」
 メイコ姉は突然ベッドに倒れ込むと、私のかぶっている布団の中にもぞもぞと入り込んできた。逃
げようともがいてみるが、あっという間に後ろから抱きすくめられる。背中に当たるふくらみが憎ら
しい。
「なんだ、案外元気じゃない。心配して損した」
「ちょっ…こら、もうっ! 何で入って来るのよぉ」
「姉妹のスキンシップをちょっとねー」
「うわっ、お酒くさっ! また呑んでたの!?」
「…子供は体温が高くて気持ちいいなあ…」
「へ、へんたい! 助けてミク姉ー!」
 すばらしいタイミングでミク姉が部屋に飛び込んできた。きっと聞き耳を立てていたんだろう。困
った姉だ。
「め───こ姉さん! 何やってるの! ダメそこは私の場所! こら、離れ…もおっ!」
「あっはっはっはー、やーいミク羨ましいかー。リンはぷにぷにしてて気持ちいいぞう」
「ぎゃああああああ! メイコ姉がおなか触るー! みっ、ミク姉ー! なんとかしてー!」
「こうなったら逆側から潜り込むしかないよね! おじゃましま~す」
「何がこうなったらなの!? 余計悪い状況に…わぷっ、貧乳が顔にっ…ちょ、ごめんやめてふとも
もさすらないでー!」
 結局バカ騒ぎのうちにうやむやになって、もやもやした気持ちはどこかに飛んでいってしまった。
多分今はこれでいいのだと思う。みんなで一緒に笑っていられるなら、それが幸せなんだと思う。答
えのでないことで悶々と悩んでいても、結局こうやって変なバランスで落ち着いてしまうんだから。
「リンちゃん。…その、ごめん、ね…?」
 私を抱きしめながら、ミク姉がぽつりと呟く。
「う…。えーと…ああいうことは、その、ダメ。いきなりとかはダメ」
 ミク姉が捨てられた子猫みたいな声をあげる。それが、なんだか少しかわいらしく思えた。
「ミク。ちゃんと話を聞きなさい。いきなりはダメだけど前もって言えばOKらしいわよ」
「えっ? …ええっ!? いいの? チューしてもいいの?」
 メイコ姉には気づかれたらしい。顔を見なくてもにやにやしてるのがわかる。
「口はダメ! ほっぺとかなら、まぁ、言ってくれれば、やぶさかでないというか何というか…」
 ミク姉の貧乳がものすごい勢いで下にスクロールしていき、かわりに布団の隙間から差し込む光が
ミク姉の赤くなった顔を照らし出した。ツインテールが持ち上がってちょっと変だけど、目はすごく
真剣。
「…いい?」
 私は無言で布団に顔を埋めて、ミク姉のほうに頬を向けた。やさしく頬をなでられ、そっと唇が寄
せられる。ゆっくりと唇が離れていくのを少し残念に思った。
「しあ、わせ~…」
 ミク姉がぎゅっと私を抱きしめながら呟いた。
 私も、いつか、誰かにキスをして幸せを感じるようになるのだろうか。
 そんな日が来たらどんなに素敵だろう。
 そのときの相手は、一体誰になるだろう。
 ミク姉に抱きしめられながら、私はまだ見ぬ幸せなキスを想像するのだった。

61:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/21 06:22:08 GnmD65GA
なんだこのかわいらしい3人組
なんだこの幸せ切なすぎる感覚
なんだこの文章のパワー
なんかすげえぞおおおおおおGJ!!!!

62:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/21 10:48:47 Z0WNVnwM
可愛いなぁwwwwwGJ!

63:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/21 11:41:30 kQV9hTvt
やべぇwみんな可愛くてニヤニヤが止まらんw
あと、曲の魅力の伝え方が上手くてなんかゾクゾクしたよ。
焼き鳥の人GJです!

64:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/21 14:02:31 3ojiIjqY
焼き鳥の人GJ!

あと、出来たらですが、この話に絵をつけて宜しいでしょうか?

65:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/21 15:24:04 3UPVqvFx
GJGJ!!
一緒に歌うとこがなんだかエロくてドキドキしてしまったw
最後の方も明るいのに切なくて、萌えが止まらないww

66:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/21 16:16:10 qspJoCDq
焼き鳥です。入るスレを間違えたかと思いました…。
レスいただいた方々ありがとう!
楽しんでいただけたみたいで、何より嬉しいです。

>>64
ええもう許可なんて取らなくて結構ですからガンガンやっちゃってください。
wktkしながら待っております。
ただ、今職場にいるので、全裸になれないことだけが心残りです…

67:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/21 18:37:17 kQV9hTvt
代わりに全裸で待っとくから安心したまえ。

wktk!

68:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/21 18:43:17 3ojiIjqY
あわわwktkさせてすみません、あまりにもSSの三人が可愛すぎて描けそうにありませんorz

もう本当にリン可愛いよリン。

69:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/21 19:28:44 kQV9hTvt
・゜・(ノД`)・゜・

うん、リン可愛いよね!もうお姉さん達に愛でられちゃえば良いと思うよw

70:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/21 21:27:44 Z0WNVnwM
連休だからかすげー賑わってて嬉しいw
>>36続きいきます
片恋リミテッド5
辛うじてミク→ルカがある程度
時系列は連続していません

『インタールード』





71:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/21 21:28:13 Z0WNVnwM
+兄貴と双子の見解+

とある昼下がり、廊下の片隅で身を寄せ合う双子の姿があった。
「最近のミク姉さ、なんかおかしくない?」
「あれ、リンもそう思う?オレだけじゃなかったんだ」
「ていうか、結構あからさまだよね。みんな気付いてるんじゃないかな」
リンはぐるっと視線を廻らしながら言ったが、
一応内緒話なので周りにはレン以外の姿はない。
と、階段の角からカイトがひょいっと顔を出した。
「何が?」
「あ、カイト兄。ん~と、ミク姉のコト」
「あぁ…最近なんかボーッとしてるな。メイコも気にしてた」
「ほらやっぱり!レン自信過剰~」
「うるさいなぁ…あとさ、ルカ姉もなんか元気なくない?」
「うん、ケンカしてるんだと思うけど…」
「Σ(゚Д゚)まさか新人いじm」
「ウチのミクはそういうタイプじゃないだろう?」
「ていうか、ミク姉はルカちゃんのこと嫌ってないもん。ありえない」
カイトに窘められてバツが悪そうに頭を掻くレンに、リンが若干の呆れと怒り交じりに言った。
苦笑しながら、カイトがなだめるようにリンの頭に手を置く。
「原因が分からないからなぁ…当人同士で解決出来るのが一番いいんだけど」
「ミク姉、ルカちゃんのことガン見してたから多分大丈夫じゃないかな、仲直り」
「そうだね。タイミング潰さないように大人しく見守りますか」
「「だね」」
放任に見えるが、彼らなりに家族の仲を信頼しているのだ。
カイトの言葉に同意する双子の声が綺麗にハモった。
ムード一転、顔をしかめたレンが、リンに突っかかる。
「ていうか、なんでリンはルカ姉にちゃん付けなんだよ。年上だろ」
「いーの!ミク姉だってちゃん付けなんだから!」
「ミク姉はミク姉って呼んでんじゃん。まだ妹が年上ってこと気にしてんの?( ´,_ゝ`)プッガキだなぁ」
「うるさいなぁ!」
振り上げられた手にすぐさま反応して防御体勢を取るレン。
暴力反対と叫びながら逃げ出したレンを追ってリンも走り去った。
二人の姿を見送りながら、カイトの独り言が漏れる。
「年少組はいつも通りだなぁ…さてと、新作アイスの仕込みでもしようかな」

暢気者の彼らが気づかない所でも、密かな想いは募るばかり。
恋する乙女を内包した小さな世界は、それでも穏やかに回転している。

72:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/21 21:29:09 Z0WNVnwM
+次女の心境+

ルカちゃんとまともに顔を合わせられない。
目が合うと逸らしてしまう。
姿が見えると逃げてしまう。
自分の気持ちを自覚してしまったら、後は転げ落ちるようだった。
静かな横顔に見とれ、穏やかな声に聞き惚れ、優しい笑顔に心奪われた。
リンとじゃれ会っている時も、レンのいたずらをたしなめている時も、
カイト兄と料理している時も、酔ったメイコ姉に絡まれている時も、
マスターのセクハラに困っている時も、壷に入った軟体動物に和んでいる時も。
いつの間にか視線が彼女を追っている。彼女の声を拾っている。
気が付くとルカちゃんのことを考えてばかりの自分がいる。
時間が経つたびに彼女のことが気になっていった。
ルカちゃんのことがもっと知りたい。わたしのことを知って欲しい。
ルカちゃんにこの想いを打ち明けてしまいたい。
そう思う反面、この気持ちに気付かれるのが怖くなる。
恥ずかしくてたまらなくなってしまう。
みんなといる時は、まだよかった。
わたしはルカちゃんの妹で、先輩。
それを意識することが出来たから。
でも、二人きりで、一対一の時はダメだった。
あからさまに目を逸らしてしまって、恥ずかしさと申し訳なさで頭がいっぱいになる。
彼女の前で踵を返してから、嫌われるかもしれないという恐怖で泣きそうになる。
そんなことしなければいいのにという言葉が、頭の中で何度も響いた。
自分自身のこころなのに、わたしの手を離れて全然制御できない。
一人になると、罪悪感と自己嫌悪で何も手につかなくなる。
何をやっているんだろう。
わたしはルカちゃんと仲良くなりたいはずなのに。
一緒に笑って、一緒に歌って、穏やかに平和に過ごしていきたいはずなのに。
それ以上を望むから、こんなことになってしまったのかな。
恋というものがこんなに手に負えないものだなんて、知らなかった。

思い返してみれば、わたしは自分のことばかりで全然取り繕えてなんていなかった。
だからこうして周りの家族が不審に思っても、それは至極当然の結果なのだ。

73:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/21 21:29:47 Z0WNVnwM
+長女の確信+

リビングで、ミクを見つけた。
ルカに相談されて数日、あたしはミクの様子をそれとなく注意して見ていた。
前から気になっていたぼんやりした感じは益々ひどくなっていて、
声をかけても反応に一拍おくほどだった。
以前レコーディング中に煙出してぶっ倒れたと聞いていたから、
一応体調不良の線も疑ったけど、簡易検査では問題なかったらしい。
やっぱりだけど、こころの問題なんだろう。
部屋に引きこもって誰とも顔を合わせない時間も多くなった。
今みたいに一人でじっと考え事をしている姿も、一度だけ見かけたことがある。
前はソファで膝を抱えてうずくまっていたけど、今回はリビングの
壁際に置かれた水槽の前に座り込んでいた。
ミクはあたしがキッチンに入ったことも気付かずにじぃっと水槽を見つめている。
あの中に住んでいる軟体動物はなごみ系なので、普通あんなふうに見たりはしない。
ルカ絡みだから、なんだろう。
その横顔はなんだかやたら真剣で、声をかけるのが躊躇われる。
放置したくはないけど、迂闊に触れたら爆発してしまいそうな雰囲気を感じた。
もう少し落ち着いている時に出直そうかと思ったその時。
じっと動かなかったミクが腕を伸ばして水槽のガラスを指でそっとなぞった。
そのまま揺れる海藻を見つめていたかと思うと、うずくまって腕に顔を埋めてしまう。
息をひそめてカウンター越しに見つめる先の、微かに震える背中に数日前のあたしが重なった。

水槽をなぞる指先の仕草。
感情が溢れ出してしまいそうな表情。
きゅっと握り締められた小さな拳。
何かを堪えるような細い背中。
そして小さく、微かな声で呟いた彼女の名前。

ミクが隠しているものが何なのか。
分かったかも、しれない。


つづく

考えてみたらマスター+ボカロ6人て大所帯だなぁ…
ボカロマスター用のスタジオ付建売り住宅とか
防音ワンフロア一戸とかが普及しているという事にしておこう
果たして賃貸なのか購入なのか
たこルカ飼いたい

74:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/21 21:46:42 kQV9hTvt
>>73
あれ?画面が滲んでよく読めないよ?

75:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/21 22:36:40 t8xst8nW
>>73
書くの早いな!しかし切ない

76:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/21 23:18:18 4Q+QyWrq
うおおお待ってました!
つかたこルカ飼ってんのかよw

77:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/22 01:37:17 Fa0P7g+2
ホント賑わってて楽しいw
自分も>>12の続きが書けたから投下しちゃいます。
切ないSSの後にこんなアホなの投下しても良いのかなとも思ったけどねw


マスルカです。
エロあり。むしろほとんどエロw

んじゃ行きます。

78:SKOH
09/03/22 01:39:07 Fa0P7g+2
んで、可愛い可愛いルカちゃんにキスされちゃった私。
明日仕事…とか思ったけど、据え膳食わぬは女も恥!なんですよ奥様。

「…そんなことされちゃうと、止まんなくなっちゃうなぁー」

と、エロゲ展開まっしぐら!な感じで押し倒してみたら…



……んな嬉しそうな顔しないで下さいよ…。マジで止まんなくなりそ。

「私の事…好きなんだ?」

我ながらナルシ発言wまぁ、行動だけでなく言葉も欲しい訳です。…贅沢かね?

「はい……好き…です。」

と、あまーい声+恥ずかしそうにはにかんで応えてくれたルカちゃん。完璧な可愛さだよw
これが恋する乙女の瞳なのね…。って私に恋してんだっけ?うっわwこそばゆっ!

と、呑気に考えてたら、ルカに抱きつかれた。
体勢的にドサっとルカに全体重をかけちゃった…ってかルカさん柔らかw

「…マスターは?私のこと…」

そだそだ、自分が言葉にしないでどうするよ。

「ん、好きだよ。」

うん、めっちゃ好き!めっちゃ可愛い!むしろ愛して(ry
…ってルカさん!腕!強く抱きしめすぎwいたたた…w

「嬉しいです…。」

や、嬉しいならこっちも嬉しいけどさw骨折れるってw
ふと横を向くとルカの耳発見!苦し紛れにペロっと舐めてみた。

「ひゃぅ…っ!?」

…ふぅ、助かった…。ってか感度良いな?
ルカの声にニヤニヤしながら、今度はこっちからキスをする。もちろん深い方w

「…!ふっ…んぅ……んっ」

ぴちゃぴちゃとやらしい音をわざとたてながら口内をまさぐる。
ルカの唾液が美味しいと思うのは変態ですか、そうですか。
上顎を舐めると「んん…」って切ない声を出すルカちゃん。やんwカワユイw
しかも遠慮がちに舌絡めて来やがった。もうどんどん来てよ!って感じで舌を吸ってねっとり絡み返してみた。

79:SKOH
09/03/22 01:40:50 Fa0P7g+2
「ふぁ…んっ、ぁ…」

最後にルカの唇をペロっと舐めてキスをやめると、
あー…、ルカさんいい感じに蕩けてる…。
特に瞳。潤ませながら熱く私を見つめてて…本気で求めてるのが分かる。
そんな瞳で見られちゃね…たーっぷり快感に溺れさせたくなるよね。
嫌がってもやめてあげないんだから。煽ったルカが悪いw

「ごめん、ちょっと抑えらんないかも…。」

思ったより掠れた声が出て、自分でも驚いた。
相当興奮しちゃってるな…これは。
ルカはルカで嬉しそうに瞳細めてるし。めっちゃ艶っぽいし。ヤバいし。
もう知らんw

って訳で、キスを再開しながら服を脱がしていく。
……脱がしにくいなっ!この服!デザインした奴恨んでやるっw
お陰で脱がし終わる頃には二人とも息切れ…
や、脱がすよりキスに没頭しちゃったとか決してそういうんじゃ…w

「はぁ…はっ…マ、マスター…」

あー!だから蕩けた瞳で見ないでっ!こっちまで蕩けるわっ

「はっ…っ……ルカ、綺麗。」

すっぽんぽんになったルカはホントに綺麗で。
ピンクの髪が無造作に広がる中、白くて華奢な身体がもう…輝いてるって感じ?
ってか胸でかい上に乳首ピンクで可愛いとか、どんだけ完璧w
下の方は…

「あ、あんま見られると…恥ずかしいです…。」

っとすみません。ついつい変態eyesで見てしまった。

「ん、ごめん…。」

反省の意味でチュっと一回唇を吸って、そのまま首筋に舌を這わせる。

「はぅ…っ」

そういや感度良いんだっけw試しに脇腹にツっと指を這わせてみる。

「ひゃぁああっ!」

…おぅ…凄いな…。身体の捩り具合も凄まじい。
そんなルカを押さえつつ、首筋…わざと見える様な位置に強く吸い付く。
ん、肌白いから目立つなぁ…。まぁ目立つ方がいいけど。

80:SKOH
09/03/22 01:43:19 Fa0P7g+2
さ、脇腹やおへそで遊ぶのもほどほどに、おっぱい!おっぱ(ry
…はい、すみません。下から両手でやわやわと揉んでみます。

「んっ…ぅ」

うはぁ…弾力半端ねぇ。自分にない弾力の強さに感動。…どーせひんぬーさ!

今度は指先で乳首の周りをくるくる回る感じで触っていく。もちろんゆーっくりと中心に近づいております。

「…っ」

ふふん、焦れてる焦れてるwあんまり意地悪してもアレなんで、指先をほんの少し乳首に掠めてみる。

「っあぁ!」

期待通り良い声をあげたルカさんに思わずにやける。
もう焦らさないからねー。ってことで乳首をペロペロと舐めながら、もう片方は指の腹で優しく撫でまわした。

「ひぅ…!あっ、あぁん!」

……めっちゃ感じてるね…。腰がもう欲しいって揺れてる。
その様子と嬌声に、胸と…ついでにアソコがキュンとなる。
…もっと喘がせたいな。

「ルカ…もっと気持ちよくなって…。」

と、おっぱいを触ってた手をゆっくりと下の方に移動させていく。その間も乳首を舌でツンツンするのは忘れない。
下に近づくとルカの身体がブルっと震えた。…期待してるの?
…ご期待に添える様に頑張りますよ。


…グチョっ

「んっ!」

…指がアソコに辿り着いた途端、これですか。
予想はしてたけど…それでも濡れすぎw

「ココ…凄い濡れてる…。」

興奮と嬉しさでつい言葉に出してしまう。

「ぁ…マ、マスターとこういう事してるって…考えるだけで…も…っ」

「…溢れちゃうんだ?」

コクっと静かに頷いて、ルカは小さく「嬉しいです…」って。
…愛しいってこういうことなのかな。胸が何かで溢れかえって苦しい。けど心地いい。

「ルカ…。」

この感情、言葉じゃ上手く言えないと思うから、優しくキスをした。

81:SKOH
09/03/22 01:44:05 Fa0P7g+2
そのまま指で蜜をすくって、一番敏感なところに塗り付ける。

「ふっ!んんっ!…んぅ!」

ルカ…もっと聞かせて。もっと見せて。私にしか見せない、私だけの…
……私って結構危ない思考回路してんのかもw
でもそれを抑える余裕が、もうない。

「ん…っ!ぁ…あぁ!マ、スター…っ!ひゃぅっ…」

あーぁ…、とうとう口離されちゃったw
指の腹で押さえつけたまま、クニクニされるのに弱いみたい。
感じすぎてるのか、目尻に涙が溜まってる…。それをチュっと吸いとりながら、なおもクニクニし続ける。

「っあぁ!あっ、…はっ、あぁんっ!」

今度は指先で掠める程度に擦って、クニクニして、を繰り返す。
焦れたところに強い刺激を与えられるのがどんなに気持ちいいか、自分でよく知ってる。
…溺れちゃえ。

「っ!……っ、んぁ!それ、変っ!へっ…になっ、ちゃ…あぁっ!」

「…変になっちゃいなよ。」

またおっぱいを舐め始めて、クリを押し潰しつつ、グチュグチュと素早く擦る。

「んぁああっ!もっ…ダメぇ!」

「気持ちい…?イっちゃいそ?」

ルカの反応を見れば分かるけど、やっぱり訊きたくなる。
案の定ガクガクと首を縦に振るルカさん。腰もビクビク跳ねてるし…。

「あっ、あぁぁ!い、イっちゃ…っ!」

あぁ…もう限界なんだな。
とどめに、さっきより強く押し潰しながらクニクニする。

「やっ、あ、あぁぁぁああっ!!」

…イったなw身体全体がビクンビクン跳ねて、虚ろな瞳で息を切らしてる。
うぁ…この表情も堪らなく可愛い。これだけで精神的にイっちゃいそ…w

82:SKOH
09/03/22 01:47:01 Fa0P7g+2
さて、息を整えてるところ悪いけど、まだ終わんないよ?
まだルカのエッチぃ声聞きたいもん。
ルカに背を向けた状態で、お腹の上で四つん這いになる。

「…マっ、マス、ター?」

ルカの戸惑ってる声を無視して、腰を持ち上げてアソコに顔を近づける。
ん、美味しそうな匂いw堪らず真っ赤に膨れあがってるクリに吸い付く。

「あぁっ!?だ、ダメ…っ!イったばっかなっ…あ、あ…っ、やぁぁああんっ!!」

もの凄い嬌声と、跳ねる腰からピュっピュっと出る透明な液体。
え、これってまさか、潮…?
試しに顔に掛かったそれを舐めてみるけど、少なくともおしっこの匂いはしない。
……うはw潮とか初めてw

と、めっちゃ感動して油断してたら、いきなり腰を引っ張られる感覚がして、バランスを崩しそうになった。
……あ!ジャージ下ろされた!
って気付く頃にはパンツも下ろされてたw

「!?…ルカっ?」

や、この体勢で下丸出しとか恥ずかしいし…!丸見えじゃん!

「……マスターばっかズルいです…。」

「…へ?」

…え、え?ちょ、ちょっと待っ、…あっアソコに熱い息がっ!
ルカっ!ストップ!スト…っ

「…っあ!」

じゅ…ジュルって吸われたぁ!あっ、熱くて柔らかいのが、な、中に入って…!
これって舌!?しかないよ!うわわわ…
タチしかしたことない私、初めての感覚に大混乱です!

「ぷはっ…マスターも、凄い濡れてますね…。」

「う、うん…ルカが可愛いから…。」

私、声めっちゃ震えてますよ。や…もう舌の感触が衝撃的すぎて…。
それに対してルカは興奮した声をしてる。

「っ…そう、ですか。」

身体越しに見えるルカは、恥ずかしがりながら、妖しく微笑んでて…
…って!またアソコに顔を近づけ…っ!

83:SKOH
09/03/22 01:48:14 Fa0P7g+2
「ひゃんっ!あっ、ル……っああぁ!」

く、クリ!ツンツンされただけなのにっ、なんでこんな…凄っ…!
強すぎる刺激に、腕の力が抜けて上半身が崩れる。

「やっ…!はっ、んあぁっ!」

ヤバいっ、自分でイク時より強い快感が連続で送り込まれてて、もう未知の世界!

……んっ、目の前にルカのアソコが…!
もう何かしてないと意識が飛んじゃう気がして、夢中でルカのそこにむしゃぶりつく。

「んぅぅ!?んんっ!」

お!ルカさんのくぐもった声。舌の動きが止まって……?ない!
あっ…!うぁ…っ、さっきより激しっ…!
私が意識を飛ばさまいと懸命に舐める程、ルカの舌の動きも激しくなって…って何この悪循環!

…っ、背中に甘い衝撃が流れる。あぁ…!ダメ!イっちゃうぅ!

「「んぅーっっ!!」」

あ…ルカもイった…?そうぼんやり考えながら、やっぱり私は意識を失った。

****

…意識が戻ってからは酷かったw
お尻は冷えてるし、床は愛液でまみれてるし、ルカも意識を失ってて、私の下でうんうん唸ってるし…片付けてたら会社には遅刻するしw
まぁそこらへんはルカちゃん大好きだからいいやw

「ただいまぁ…」

上司にこっぴどく叱られてしょんぼり帰ると、バンっと勢いよく扉を開く音がして…

「マスタぁ~…!」

半泣きのルカが飛び付いてきた。
うはw泣きべそかいてるレアなルカちゃん萌えw
…ってときめいてる場合じゃなくてw

「…どしたの?」

お…また家の奥から走る音が。

「「ルカちゃーん!」」

「ルカちゃん!首のそれ、kwsk!」

「あ、マスターおかえりなさいっ!」

「…ただいまw」

84:SKOH
09/03/22 01:50:08 Fa0P7g+2
ミクとリンか。相変わらずテンションたけぇw
で、ルカが泣きべそになってる原因が分かったw

「…二人はルカのここが気になるの?」

と、ルカの首筋を撫でながら訊く。
…ルカさん、ビクンって跳ねないのw

「うん!それってキスマークだよね!?」

「誰と!?カイ兄?がくぽさん?まさかレン!?」

ズイズイっとルカに詰め寄る二人。迫力半端ないなwこりゃ泣きべそかくわw

「あー…、違う違うw」

苦笑しながらルカを庇うように抱き寄せて、チュっとキスをする。

「「「!?」」」

「こゆこと♪」

ルカまで固まってるのは気にしないようにしよう…w

「だから、ルカをアイドル視するのは諦め…わっ!」

いきなり二人に腕を引っ張られて、ルカの見えないところに連れてかれた。ちょw死亡フラグw

「マスターがそういう趣味ってのは知ってたけど…」

「まさかルカちゃんに手を出すとは…」

ん?二人が手に持ってるのは…たこルカぬいぐるみ?

「「許すまじっ!」」

「ちょwうわっ、やめw」

たこルカぬいぐるみでタコ殴りかよ!私埃アレルギー!目がぁぁ!

…お?タコ殴りがオワタ。目がぐずぐずになりながらも二人を見ると…
コノヤロウwスッキリした良い表情してやがるw

85:SKOH
09/03/22 01:53:02 Fa0P7g+2
「…そういえばルカちゃん、いつもマスターの事見てたよねぇ…。」

え、全く知らんかった。

「うん。こんなヘラヘラしたマスターだけど…ルカちゃんが幸せならいいのかな。」

ちょっと複雑な表情をしてるけど、なんだか満足してる様子。
…なんか一言余計だけど、おまいらなんだかんだイイヤツだな。

「ちゃんと幸せに、するよ。」

二人の真剣な様子に、私もつられて真剣に呟く。
…なんか珍しいものを見る様に、ポカンとされてしまった。え、そんな私ちゃらんぽらん?orz

「あ、これからはちゃんと家族として接してやってね!」

なんとか立ち直って、私が一番言いたかった事を言うと、

「…分かってるよーだっ!」

「ぶっ!」

たこルカぬいぐるみを投げられたw
んで、この後ルカが止めに入るまで、たこルカ合戦が行われることになったw



以上です。
話の締め方ワカンネー!
もうホントお目汚しすみませんでした!

86:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/22 01:54:10 oLJatbt/
リアルタイムktkr!
ルカが可愛かったです

87:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/22 04:22:03 qn4TFLFt
GJ!
マスターのキャラいいなw
エロくて萌えたw

88:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/22 06:47:57 QmiHw497
このマスターはどうみても俺だな

ほんとGJ!

89:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/22 12:51:36 aNkyKEkg
片恋セツナス。シリアス思いつめ系が大好きだ!GJ!!!
大人しいミクかわいいなあ。もっと思いつめて爆発しちゃうといいよwktk

妄想ノリ暴走マスルカワラタw
このルカさんが鬼のように可愛い件について

90:姉妹依存症
09/03/22 21:58:11 mj0adgQL
初にお目にかかります。もしくは今日和。
ミクリンSSを投下します。
と言ってもミクは回想のみでリンちゃんとルカのお話です
皆様のSSには遠く及ばないですが枯れ木も山の賑わいとお付き合い下さると幸いです。


冷たい鎖みたいなものではなく、ふわり、とかけられたマフラーのようなものだった…
その気になれば簡単にほどけるような弛く巻かれたもの…
でも暖かくて気持ちよくてふりほどく気にはならなくて…
いつ頃かまるで毒がまわったかのようにふりほどけなくなって、
いつしか 身動き出来ないこの状況が心地よくて愛しくて…失うのが怖くなってた…
それは『初音ミク』という名の束縛。『初音ミク』への依存。

皆んなが寝静まった中ではオーブンの起動音でさえ心臓に悪い…
なんてヒヤヒヤしてる場合じゃないや。
庫内が十分温まるまでに準備をしなきゃ…

「…何をしているの?」
「ひっ…!」
その声に振り向くとキッチンの入り口にルカお姉ちゃんが立っていた。
コチラに近寄って机の上のものと私の顔を交互に見て…一言。

「ミクにプレゼント?」
「…………今年は逆チョコってのが流行ってたの知ってr…」
「ミクにあげるんでしょ?」

むぅ…「当たってるんでしょう?」と言いたげな笑み…
でも素直に頷けない。
ルカお姉ちゃんはクールでカッコイイしホントに優しいし素敵なお姉ちゃんだ…
でも歌唱力や声量、ルックス、その他諸々…
ルカお姉ちゃんに負けっぱなしで何一つ先輩風を吹かせる事が出来ないでいる。

ソコにミクお姉ちゃんとの関係まで知られてるとなると弱みを握られたみたいで正直癪だよソレ…
ふ~ん…ソッチがそう言う事言うんだったらコッチだって秘密バラシちゃうんだからねっ!

「…じゃあルカお姉ちゃんはメイコお姉ちゃんのバレンタインデーのお返しは用意出来てんだね?」

さぁどう?ルカお姉ちゃん?…ってお返しとニヤついてやろうと顔を上げたら…
ルカお姉ちゃんの綺麗な顔が間近にあって肩を強く掴まれた…

「…どうして知ってるの…?」
「いや、あの、ルカお姉ちゃん…落ち着かない」
ただでさえ美人って黙ってると怖いって思っちゃうのにこんな間近でこんな声でこんな顔で迫られたら…そんなにきつく肩を掴まれたら…

「ねぇ……どうして知ってるの…?」
「言うっ!言うから!肩痛いって!とにかく離してっ!」

トホホ…優位に立とうとして結局 私がまた白旗。
こうなったらトコトン暴露しましょう。
二人の事に気付いた2月15日の事を…


91:姉妹依存症
09/03/22 22:06:06 mj0adgQL
それは2月14日…いや日付がかわったから15日…
(…? ルカお姉ちゃん?)
変な時間に目が醒めた。
廊下からルカお姉ちゃんの怒鳴り声みたいなのが聞こえたような気がしたから…
でも起き上がって耳を澄ませてみたけど何も聞こえない。
(…やっぱ…気のせいかな…)
あの大人しくて口数が少ないルカお姉ちゃんが怒鳴ってたなんてあり得ない…
変な夢でもみたんだね。…きっと…
…そう思って再び眠ろうと壁に凭れると…
「ルカ…はぁ、あ…んぅ、ぁ…んっ」
(え…?)
壁から喘ぎ声が聞こえてきた。思わず座り直して壁に耳をつける。
隣って…嘘!? この声はメイコお姉ちゃんの声…
微かにだけどルカお姉ちゃんの声も聞こえる…って!?
え~~~!?二人ってデキてたの~!?二人で一緒にいるところなんてあまりないし、
レコーディングだってメイコお姉ちゃん別撮りばっかりで寧ろ私やミクお姉ちゃんと一緒の方が多かったのに!?
頭の中ぐるぐる記憶を遡ろうとするけどメイコお姉ちゃんの喘ぎ声が凄くて意識が霧散して記憶が遡れない。
遡るドコロか二人の声が私達に置き換えて想像してしまって…身体がだんだん熱くなって…
私の右手はゆっくりと敏感なトコロへ向かっていってしまう。
クチュ…湿った音が静寂を纏った部屋に響く。
「く…ふぅん…うぅ…」
私の喘ぎ声が二人に聞こえないようにパジャマがわりに着てるTシャツの裾を咥える。
だんだん私の指がお姉ちゃんの指に思えて背筋と首筋にゾクゾクと快感が駆け上がってくるのを感じる。
―リンちゃん気持ちいい…?
うん、気持ちいいよぉ~…お姉ちゃん…っ
―だったら、もっともっとシテあげる…
お姉ちゃんもっとシテっ!お姉ちゃん…っ、お姉ちゃんっ――ッ!!
グリッ
「ふぐっ!?…んんんんんーっ」
ゆっくりまさぐってた指とは別の指が潜りこんできて痺れるような快感が突き抜けた。
「ふっ…ふ…ぷぁっ…お、お姉ちゃん!?」
それは幻でも妄想でもないお姉ちゃんの指。
「ひっどいな~リンちゃ~ん。シタいから頑張って起きてたのに~お姉ちゃん達はお楽しみだし、リンちゃんは一人でしちゃってるし~」
お茶らけた声だけど…じわじわと溶かされるような錯覚を覚えた。
「とにかくさ……一人でしてないで…私と…しよ?」
後ろからぎゅっと抱きしめられて吐息を感じる位に顔を寄せて耳元でさらに甘い声を囁かれた。
お姉ちゃんの肌や髪から甘い香りが漂ってきた…
おんなじシャンプーとボディソープを使ってるのになんでこんなにも甘いんだろう…
こんなにも胸が締め付けられる位に…
「ふ…ふぅうぅうん…あン…」
お姉ちゃんの手が肩から胸に滑った。
触れられた場所から痺れるような甘い感覚が走って甘ったるい刺激に流されそうになる…
「あ、せっかくだからさ~…リンちゃん横になりながら手を後ろにやって♪」
「え?…こう?」
お姉ちゃんに言われた事に従う…すると にやりと笑うお姉ちゃんの顔。
シュルっ、キュっ
「えーっ!?」
「んでもって、お口はこうっ♪」
「んぅ!?」
後ろ手に縛られた。そしてお姉ちゃんがTシャツを捲って裾を咥えさせる。
「……なんかエッチだよねコレって…へへっ」
そう言いながら胸を頬擦りをして私の胸の頂点、既に固くなってたそこに吸い付いた。
「ふっ…ふぅ…ふぅうん!」
我慢出来なくてくぐもった声が漏れてしまう。
身体をくねらせ与えられた刺激に耐えようと逃げる…でも身体の奥は疼いてどうしようもない。



92:姉妹依存症
09/03/22 22:09:49 mj0adgQL
「……じつはリンちゃんから貰ったチョコ…まだ2コ残ってるんだよね~♪」
?…いきなりその話をされたのかわからなくて回転してない頭で意味を考える。
―その瞬間
「ん!?、んんっん~…んふぅ…んんんっ!…」

お姉ちゃんがあそこにチョコを1コ、2コと押し当てて、膣に押し込んでく…
奇妙な異物感に一心に我慢してるとドロドロした粘液が埋めつくされた。

「いいチョコ使ったンだね。スグ溶けちゃった♪」
お姉ちゃんの指がスルリと入り込んでかき混ぜられた。
グシュグシュと掻き混ぜられる音。
じわじわと熱い快感が沸き上がって、抑えられない。

「えへへ~リンちゃんのラブジュース入りホットチョコ~♪」
ちゅぱっ、とチョコで濡れた指を舐める。
相変わらずお茶らけた声だけど…その蒼い目に欲望をもってた…
「ココも真っ赤になってて美味しそうだね♪」
「んんん~っ!んっ…んんんん~!!」
ぢゅるるるっ。
一際大きく吸い上げられ、私は高波が身体の中から生まれ飲み込まれる。
強い快感に腰が跳ねてお姉ちゃんの顔に擦り付けそうになる。

「ん、ん、んっ!!んんっ!! んぅ――っ!!」
頭が真っ白になって身体が何度も痙攣して…一瞬意識が途切れてた…
心配そうな顔が瞳に映る…

「…リンちゃんは素直だね…こんなの簡単に取れちゃうのに…」

スッと咥えてたTシャツを外し唇を重ねた…重ねる度にお姉ちゃんの唇の動きが絡めてくる舌の動きを激しくなってく…
息をするのも忘れて舌を貪り合う。
徐々に肩を掴む力が入りはじめた。

そう、後ろ手に縛られたリボンもその気になれば解ける程弛い。
でも手が身体の下敷きになって痛くても解くになれなかった…
Tシャツも涎でシミになっても外さないようにしてた…
二人で肌を重ねてる時はどんなに恥ずかしいお願いでも従う…
どんなに恥ずかしい事でも気持ちいいって信号が切り替わってしまう…

「リンちゃんだけ…恥ずかしい思いさせて…そんなの不公平だよね…」
「…お姉ちゃん」

まだボーっとして絶頂の余韻を引かない私の目の前で膝をついた体制でパジャマを捲る。
ショーツは履いてなかった…
トロトロと零れ落ちる愛液がシーツにシミを作ってく…

「さっきした分、好きなだけリンちゃんも…して、いいよ…」
「うん…」
緊縛された状態を保ちながら体を捩じらせてなんとか起き上がらせてチロチロと太股から秘裂へと舌を滑らせて唇を寄せる。
チロリチロリ…ミルクを飲む猫のように舐めあげる。
「リンちゃん……あぁんっ!…あふっ…ひぃああぁぁあっ!」
擽ってく…奥から際限なく溢れ出す愛液を舌に乗せて飲み込む。

「ひぁ、やっ…あァ!、やぁああぅっ!リンちゃんっ…あああっーー!!」
熱くてびしょ濡れなソコを舌で掻き乱し、キモチイイトコロを執拗に舐め続けられたお姉ちゃんは体をガクガクと反らせ達した…。
ぴゅルぴゅル何度か吹き出して新しい密がパシャパシャと舌に乗る。
甘酸っぱいような匂いに頭の中を直接握られたような…
身体の芯が痺れるような快感に襲われた…


93:姉妹依存症
09/03/22 22:13:30 mj0adgQL
「…って…最後まで喋ンなきゃダメ?あともう1ラウンドあるんだけど…」
「いやいい…ごめんなさい…つい夢中で聞いていたわ」

ホント何やってんだろう。
深夜キッチンでエッチした時の事話して姉妹向かい合って赤面で俯いてモジモジしてるなんて…
声が聞こえてなくても他の皆にこの光景を見られたらかなり恥ずかしい。

「でも羨ましいわね…普段からいつも一緒にいてお互い想いあってるなんて…」
「…ルカお姉ちゃんとメイコお姉ちゃんはそうじゃないの?」
「私はMEIKO姉さん中心に回ってるけど…姉さんは…普段は“関係”を隠すよう言われるし…」

俯き悲壮感を漂わてる…まぁ確かに二人だけで居る事もあまりないし、メイコお姉ちゃんは淡々としてる。
でもそれってスキャンダルとかを恐れてたり照れくさいだけでルカお姉ちゃんよりはわかりやすいと思うんだけどなぁ…。

「ねぇ、ルカお姉ちゃん、生地まだ余ってるからホワイトデーのプレゼントにしない?そしてコレをキッカケにデートに誘うってどうかな?」
「え?」
「私思うの…言葉を交わす事が、肌を重ねる事が全てじゃないかもしれないけど…愛される為には努力していきたいと思うから… 」

思い出すのは秋風のような冷たさを含んだプロトタイプだった頃の私と春の陽光のような穏やかさをもつ目映い貴女…

「愛される為には歩み寄りも必要だと思うよ?」
覗きこむと穏やかな柔らかい笑顔…
「…そうね。私から行かなきゃいけないわね…」

それから私達はクッキーが焼き上がるまで恋バナで盛り上がった。
ルカお姉ちゃんは普段は無口だけどメイコお姉ちゃんの事になると凄くお喋りでびっくりしたけど…
恋の相談が出来る姉って憧れてたし、何よりルカお姉ちゃんに頼って訊かれるのが嬉しい。
だから すこし思い悩む姉に伝える…

恋は駆け引きしている時も楽しいんだよって…
どこまで許容しあえるか試したりするのが楽しいんだよってね。


長々と失礼しました。

URLリンク(p.pita.st)
ホワイトデーに頑張ってるルカとリンちゃんを書きたかったんですが
こんなのになってしまった…ミクファンの皆さんすんまsorry~♪(-_-;

だいぶ日が経ってしまいましたが保管庫にまとめて下さって有難う御座います<m(__)m>
そしてお付き合い下さった皆様本当に有難う御座いました<m(__)m>


94:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/22 23:47:56 Fa0P7g+2
チョコプレイktkr!GJ!
恋に悩める乙女って良いよね(*´д`*)

絵も可愛かったです。

95:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/23 01:28:12 7MlXml/0
>>47の続きを投下させていただきます。連作になりそうなのでタイトルは『LMR包囲網』でまとめようかと。タイトルセンス無いのは仕様ということで…。
相変わらずのマスターハーレム状態です。

『LMR包囲網 2』


それは、私が彼女のVOCALOIDとなった初日のこと。
「メイコさんさ、敬語やめない?」
と、彼女は私を見て言った。
「今は私よりも年上なんだし。年下に敬語使うのも面倒でしょ」
「…私はVOCALOIDで、貴女はマスターです。主従関係はちゃんとした方がいいと思いますが」
「っは~。固いなあ、メイコさんは」
大袈裟にため息を吐くと、彼女は私を指差し、
「そのマスターである私が嫌だって言ってるんだよ?確かにそう言った関係はちゃんとしといた方がいいかもしれないけどさ、私は出来る限りはしたくないんだよね」
その人差し指でチョン、と私の額に触れた。
「ほら、折角人型として一緒に住んでるんだから、さ」
そう言って、彼女はニコリと笑った。

その笑顔が何故かとても心地よくて。
だから壊したくなくて、ずっと彼女に笑っていて欲しくて。

「…分かった」
私は気付けばそう言っていた。

96:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/23 01:31:09 7MlXml/0
「メイコさんっ!聞いてる!?」
ミクの荒れた声にふと我に返る。いつの間にか考え事をしていたらしい。
「ごめんごめん、なんだっけ?」
私が慌てて聞くと、ミクはむくれた顔で私を睨み付けてきた。おお、怖い怖い。…いや本当に。
「だから、ルカさんのことだよ!」
「ミクがそこまで人のことを言うのも珍しいわね。そんなに彼女が嫌い?」
「別に嫌いじゃないよ。好きじゃないだけ」
好きの反対は無関心じゃなかったっけ。感情って難しい。
「大体、マスターにベッタリだし!」
「そんなのリンだって同じじゃない」
「もう、メイコさん分かってない!」
ミクは側にあったぬいぐるみを掴み、バフッと私に投げつけてきた。
「リンのベッタリとルカさんのベッタリは全然違うんだから。リンは何も考えて無さげだけどルカさんは下心見え見えなの!」
「さりげなくリンに対して酷くない?」

ルカの歓迎会の時、マスターの左にはルカが、右にはリンが始終いた。まさにleft、middle、right。…いや、そんなことが言いたいんじゃなくて。
ミクはルカにマスターを盗られたみたいで気に食わないらしい。リンは定位置だから気にならないみたいだけど。ま、ミクにとって初めての体験だから仕方ないね。私もリンも体験済みだからねぇ。
「落ち着きなさいよミク」
「わきゃっ」
ミクにぬいぐるみを投げ返すと、キャッチしそこねたミクの顔面に当たった。
「下心丸出しでマスターが落とせるなら、私がとっくに落としてるっての。それが出来なかったから私は今のポジションにいるのよ?」
「う…そうだよね、ごめん」
私はマスターにとっての初めてのVOCALOIDだ。傲慢かもしれないけど、家にいるVOCALOIDの中で一番マスターについて知り尽くしているつもり。
そして…知り尽くしているつもりだからこそ、私はマスターとの関係を広げようとはしない。

97:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/23 01:32:48 7MlXml/0
「マスターと両想いになれたらどんなにいいか…そう思ったことは何度もあるわ。でもマスターは超が付くほどの鈍感で、百合なんて単語すら知らなくて。…そして、本当に純粋で」
私の想いの全てを知ったりしたら、多分マスターはその想いの重さに耐えられない。
「それを悟っちゃった時ね、私はこのままでいいと思った。私の想いでマスターが傷付くのなら、私はマスターとVOCALOIDの関係のままでいいって、ね」
「…メイコさん」
ミクが私に向ける表情は、悲しそうで辛そうで。…馬鹿。なんでミクがそんな顔するのよ。
「大体ねぇ!」
私はこの雰囲気を壊すために大声を出す。
「純粋って言ったら聞こえはいいけど、要はガキなのよマスターは!成人にもなった癖に『恋ってなにそれ美味しいの?』状態ってあり得ないわー」
「ちょ、言い過ぎじゃ…さすがにそれはないでしょ」
「いーや!マスターは絶対友達に彼氏が出来ても親友程度の関係としか思わないわね。そんでもって友達が『私、付き合うことになったの』とか言っても『え?何処に?居酒屋?』とか言って素ボケして友達に呆れられるんだわ」
「メイコさん、ひどっ」
ミクがクスクスと笑うのを見て、私も吊られて笑う。そうして一頻り笑ったあと、そろそろ寝よっかとミクに声をかけた。

98:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/23 01:39:23 7MlXml/0
「明日はミクが朝食当番でしょ?早起きしなきゃ」
「あ、そうだった!」
それから、と私は付け加える。
「ルカのことは暫く放っておきなさい。今私たちが何か言っても意味はないと思うしね。ルカがマスターを無理やり押し倒そうとでもしたら、実力行使で止めましょ」
「…ん、分かった。メイコさんありがと、愚痴聞いてくれて」
「どういたしまして。じゃ、電気消すわよ?ミクお休み」
「お休み」
パチンと電気を消して私は布団に潜り込む。そしてそのまま両目を閉じた。


今は私よりも年上なんだし。

昔の彼女の言葉を思い出す。出会った当初は年下だった彼女も今では同い年になり、今年の冬には私を抜いてしまう。そうなったら、私たちの関係はどうなるんだろう。
今はまだ年齢を盾に取ってお姉さんぶったり出来るけど、それも出来なくなるんだろうか。それとも、このままなのだろうか。
分からない。…でも。

私がマスターを想うこの気持ちは、どうかこのままで。



以上です。メイコの脳内年齢設定は22歳。なのでマスターの現年齢も22歳。成長しない人が成長を見守るのってどんな気分なんでしょう。
それでは連載なりますが、どうぞお付き合いよろしくお願いします。

99:マスター×ハクの人 ◆MoiSlbQnQw
09/03/23 02:18:54 SKGFpnP/
>>98
「いいですよね、ノンケでしかも初心な方って……うふふふふ」
「あ、あの、ミク……さん?」
「純粋無垢な白い花を自分色に染める楽しさと言ったらそれはもう……」
(by:自作品より変態度が進行しきってしまったミクとそれに怯えるマスター)

がんばれミク。そして切な過ぎるぜ姉さん。

必要性が無いと思いますが、一応自作品のタイトルを書かせて頂きますね(今考えた物ですが)

通しタイトルは『女主人の場合』で、それぞれのサブタイトルは……
一作目:おっぱいの誘惑
二作目:私はロリコン
三作目:ミクの憂鬱、そして覚醒
四作目:番外・新しい家族
五作目(>>19-21):番外2・優しさとビデオカメラ
六作目(>>49-50):巡音さんが来た

100:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/23 03:32:07 F+NdBiPv
>>98
GJ!マスターの天然さに萌えたw
めーちゃんがボロクソ言う辺りが大好きだ。

>>99
ワロタwミクさん進化しすぎw

101:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/23 04:29:34 QXzPJdCX
なにこの神ラッシュ
超GJ

102:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/23 06:31:57 SBbOwq9F
URLリンク(imepita.jp)
リン「い、いつもツンツンしててごめんねっ!」むちゅっ

うちのリンさんにデレ期到来。ミクさんあまりの嬉しさにこのあと一時間フリーズ。

後日、マスターにこんな相談が。
ミク「リンちゃんが可愛すぎてどうすればいいんでしょうか食べればいいんですね分かります」

相談……?


えーはい。神のミクリンを読んだら描きたくなってしまったので……朝一から何してんの…

103:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/23 11:17:32 F+NdBiPv
>>102
キター!相変わらずうめぇwこれでまた一週間頑張ってける!
デレ期がきたとかもう…GJ!

104:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/23 16:34:04 JtRG9uk/
土曜日からラッシュ続きでウハウハだ。職人の皆さんGJ。

保管庫の追加とか何気なくやってましたが、編集のローカルルール思いっきり無視しててマジすみません…orz>管理人の方

105:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/23 19:15:47 SKGFpnP/
>>102
えーっと、ケーキの文字はこれでいいかな?

っ「祝・リンちゃんデレ期突入」

あと、こんな物があったんだけど っ「ツンデレフラグと書かれた旗」

106:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/23 20:13:02 SBbOwq9F
>>105
うちのリンさんは素晴らしいツンデレラなので、本当にケーキにそれを書いてもいいくらいですww


ツンツンで全く構ってくれないリンちゃんが面白くなくて、「押してだめなら引いてみろ」作戦に出たミクさん。
いつも絡んでくるミクさんがいきなり距離を置いたことに不安なリンちゃん。

まあいろいろあって……

リン「なんか最近ミク姉、セクハラなくなってきたよね……?」
ミク「あ、ほら、抱きついたりすると、リンちゃんいつも『ミク姉ウザイ』って言って嫌がるからさ。こっちのがよくない?」
リン「え、あ……うん」
ミク「やっぱり? じゃあこの路線でいこーっと」
リン「……や、」
ミク「や?」
リン「やっぱヤダ……」
ミク「!」
リン「構ってくんなきゃ……ヤダ」


ゆでだこのようになりながらデレるリンさんが見たいですフヒwww

107:保管庫 ◆GURD9LkLNM
09/03/23 21:08:15 ARxRkBCk
>>104
とんでもない、正直孤独な闘いを覚悟していたのでかなりありがたいです。
ミスとか気にしないでいいので一緒にニヤニヤしましょうw

それにしても素晴らしいラッシュだ、どれもこれもGJGJ!!
リンがツンデレならルカはクーデレ!!と安直な発想をしてみたら意外とはまるから困る。
「可愛いですよ、ミク姉は……押し倒してもいいですか?」
「もう押し倒してるし!」
的な。

108:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/24 01:13:53 Zc7h1VfJ
>>105
お主ミカベラーだな!
マジでどこにでもいるなベラーwww

さてミクとメイコのお風呂を覗く作業に戻るか

109:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/24 02:28:02 FP2s/zwh
>>106
リンが可愛い過ぎるw
キュンとした(*´Д`*)GJ

110:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/24 02:46:15 dK+bn00j
「こんにちは、○○Pです。今回はコラボありがとうございます」
「こんにちは!して、リンちゃんは…ハァハァ」
「はい、私の後ろに…ほらリン、挨拶しなさい」
「あ、はい!こんにちは、よろしくお願いします△△Pさん!」
「ぐふぁ!はいこちらこそ末永くよろsひでぶっ」
「!?」
「私のマスターの見苦しい姿をお見せしました。△△P家の初音ミクです。よろしくお願いしますリンさん、○○Pさん」
「よろしく!ねえミクちゃん、△△Pさんあのままにしていいの?」
「ええ、いつものことですから」
「い、いつもの?」
「さあ○○Pさん、先に録音室へ行きましょうか?うふふ……」
(なにやら悪寒が…風邪かな)

マスハクの人のマスミクと包囲網の人のマスリンが出会うとこんな感じになるんだろうかwうん、勝手に人のキャラ使って正直申し訳ない。ちょっと吊ってくる

111:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/24 04:48:31 FOBO7Ma+
>>110
否定できないのが悔しいwたしかにうちの作品のマスターならやらかしそうだ……(リンレン欲しいとボヤいてたし)
そしてミクもかww初対面の人を食うなよwそしてこれも否定できないww

>>108
ようやく突っ込んでくれる人がいた……!
そんなあなたにほやほやのネタをプレゼント っ「ちちもたげの型」

「私も不本意ながらこれを鍛えたわよ」
「主に対ハクさん、マスター用に鍛えました」

112:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/24 23:10:04 dK+bn00j
>>111
なんかいろいろすみませんwマスハクの人のキャラはみんな個性的で好きですよw

113:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/25 00:54:16 dp5kPhRH
【巡音ルカ】乙女百合界【炉心融解】
URLリンク(www.nicovideo.jp)

114:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/25 06:19:55 h3MAT9ql
>>113
これはwwwwwww
歌詞上手すぎバロスwwwwwwwww

115:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/25 22:57:32 /Q6RJ0tf
ルカ←ミク←リンっていう構図が好きなんだ。
ルカが新しく来て「ミク姉がとられちゃう!」ってやきもきするリンとか。

116:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/26 10:27:54 PUqzbfk7
片思いっていいなw
MEIKO(初めての妹)→ミク
リン(お姉ちゃん大好き!)→ミク
ルカ(妹だったかもしれないお姉様…)→ミク
ハク(私も彼女みたいに…)→ミク
ネル(あ、あんたのことなんて何とも思ってないんだから!)→ミク
テト(君は実に馬鹿だな)→ミク
女マスター(私の歌姫)→ミク
ミクさんフラグ立てすぎです、みたいなのが浮かんだ。

117:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/26 11:00:24 1T2BwgTN
そして世界で一番おひめさま、ですねわかります。
もしくは押されっぱなしの一方的ハーレムでも可

118:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/26 12:19:36 GErZtRai
>>116
おまいのは片想いっていうカテゴリーよりもただのハーレム好きじゃねw

119:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/26 12:53:05 HWW0kInV
>>113
ルカ様守備範囲広すぎです

120:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/27 16:15:15 4nuPUWHI
マスターとボカロの関係もいいよなあ
ボカロ→マスター系の曲を聴いては♀マス×ボカロの妄想をしてしまう。
もうメイミクリンルカ全員まとめて撫で繰りまわしたいわ。

121:姉妹依存症の人
09/03/27 16:55:09 13J4M+Xb
『月刊コミックラッシュ』5月号 KEI先生『初音みっくす』
ルカ×ミク ミク×ルカ のお好きな方は大喜びかと思います。

そう言えば去年の1月末にでてた『3rd song チョコみっくす』
ミクがリンちゃんのエプロンの紐結んでるだけでお花畑だったなぁ…(遠い目…)

>>102
>>106
ぐはぁーっ ( ̄□ ̄*)
リンちゃんがデレたぁああああ!
心ドコロか命を奪いかねない破壊力!


122:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/27 18:25:02 t2zGkSPK
>>121
書店でルカミクの表紙見てからずっと気になってたw
表紙買いは危険だからスルーしたけど
悪くないなら買ってみようかな

123:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/28 00:31:52 sefH5GdG
>>121
チョコ話のリンちゃんがホワイトチョコ撒き散らしてて、それをミクが舐めとったとか妄想しましたフヒヒwww

初音みっくすのミクリンはいちゃいちゃ度は異常。ご馳走様でした

124:姉妹依存症の人
09/03/28 14:14:28 LQMavLoe
>>123
その妄想に激萌え(´□`*)
おいしゅう御座いました。

125:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/28 17:51:31 WEN0U31o
雑談の時はコテ外した方がいいと思われ

126:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/29 00:05:15 l45xs6jj
>>116のアイデアを頂きまして、ミクさん片想いフラグ立てすぎですw的なSSを書いてみましたw
亜種達も書きたかったけど、力尽きた(´・ω・`)の前に書けないw




メイコ・リン・ルカ・女マスター→ミクです。
エロはございません。
相変わらず酷いですw

んじゃ行きます。

127:MKHT(H)
09/03/29 00:06:34 l45xs6jj
「お姉ちゃん!新作のネギ料理が出来たよ!」

と、嬉しくてドタドタとお姉ちゃんに駆け寄る私。

「こら、食べ物持ったまま走らないのっ。」

案の定怒られちゃった。でも気にしない。怒ってても瞳が優しさでいっぱいなの、知ってるもんね!

「はーい!でね、これお姉ちゃんのお酒のおつまみに合うと思って!」

はい、あーんって言いながら、お箸をお姉ちゃんの口に持っていく。
ちょっと戸惑いつつ、顔を赤らめてパクっと食べるお姉ちゃん。…なんか可愛い。

「…うん、美味しい!このちょっと辛めな味付けが、良いね。」

「ホント!?」

やったー!自分の料理が褒められた時程嬉しいことはないよね。あ、歌もね!

「じゃあこれは今夜のおつまみね!」

はい、とお姉ちゃんにお皿を渡す。

「ありがとう。」

優しい笑顔で受け取りながら頭をナデナデしてくれるお姉ちゃん。
ちょっと照れて俯いちゃう。

……


……………

…ナデナデし過ぎじゃ…?心なしか手つきも変わった?
不思議に思って顔を上げると…思い詰めたような、凄い切ない表情をしたお姉ちゃんがいた。

「…お姉ちゃん?」

こっちまで切ない気持ちになりそうで、堪らず声をかける。

「ん…あ、ごめん」

なんか悩み事…?聞いてみようと口を開きかけると、
「ミク姉ー!」と元気な声が聞こえた。と同時に左からドンっともの凄い衝撃。

「わっ…!」

その勢いによろめく。リンちゃんだ!
お皿をお姉ちゃんに渡しといてよかった…と思ったのは内緒。


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