09/05/06 23:27:59 aRR2a2Wi
カチ・・・カチ・・・カチ・・・。
時計の針が21時を回った。
電話が掛かってきたから、もう40分が経つ。
なのにフェイトちゃんは、まだ帰ってこない・・・。
「シチュー、冷めちゃうよ・・・」
今日は雨が降ったせいか、とっても寒かった。
だから、寒がりなフェイトちゃんのタメにクリームシチューを作ったのに・・・。
お鍋の中のシチューは、膜を張ってちょっと温くなっている。
――ガチャリ
鍵が回る音がした。
私は急いで玄関に向かう。
「ただいま、なのは。 ごめんね、道路が渋滞してて・・・」
ヒールを脱ぎながら、申し訳なさそうにフェイトちゃんは頭を下げた。
「遅いよぉ・・・フェイトちゃん」
心配だったんだよ? 寂しかったんだよ?
そんな気持ちが解って欲しくて、フェイトちゃんにぎゅっと抱きつく。
「なのは・・・?」
「もぅ・・・シチュー、冷めちゃったんだから・・・・・・」
「うん・・・寂しい思いさせて、ごめんね、ごめんなさい・・・」
そう呟いて、フェイトちゃんはそっと私に顔を近づける。。
最初は頬っぺ・・・次は口唇・・・。
それから、ゆっくりと顔を離して、私の頭を撫でてくれる。
「これで、許してくれるかな?」
少し困ったような表情に、私はもっと甘えたくなる。
「・・・ベッドまで運んで行ってくれる?」
「なのはの作ったシチューが食べたいんだけど?」
「シチューの代わりに、私を食べて欲しいの・・・」
寂しい思いをさせた罰なんだから・・・。
私の気持ちが伝わったのか、フェイトちゃんはちょっと笑いながら、優しく私をお姫様だっこしてくれた・・・。
続きは皆の脳内で・・・。
>>893-894
そういや前に、トイレに二人で入って、
用足してるのをがん見するってイラストがあったねw。