リリカルなのはで百合萌え(燃え)25時間の告白at LESBIAN
リリカルなのはで百合萌え(燃え)25時間の告白 - 暇つぶし2ch50:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/05 21:19:04 EjAQFfps
素晴らしきロリワールドGJ!

51:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/05 22:36:52 zxXWqolX
GJを言わざるを得ない

52:bgh ◆Ci6xlM7EGI
09/03/05 23:17:02 x2hXXxBs
24-311氏がUpしてくださった15スレ残りまとめを、百合スレまとめWikiに格納終了につきおしらせ。

タグについては作者が分かるときだけタグに入れてみました。
原文の行頭に>>ってあると、なんかblockquoteみたいな変な表示に自動的になるようですがこれはどうすれば…

これからSS、小ネタ投下する方は、スレまとめサイトに入れやすくするために、
タイトル(あったら)、エロ有り無しと、カップリングを冒頭に表記したらよいと思います。

改めて24-311氏乙。
中の人はフロントページUpdateお願いします。


53:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 17:14:09 g5EUzcJi
>>48
都築キター!!これでやっと言える…GJ!

だがスバルのかわいいところを独り占めするティアナの話も読みたいんだぜ…

54:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 17:26:54 Gy0caOVO
4期はなのはさん25歳でコミック連載だってさ。
URLリンク(imepita.jp)
まあなのフェイなら何でもいいんだけど。

55:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 18:39:36 uXjz2A0m
何か『Force』と『Vivid』ってタイトルで別々に連載するらしいね。

しかし”魔法戦記”って凄いなw。
どうせなら”新婚婦妻”とか”おしどり夫婦”にして、なのフェイとスバティアの結婚を(ry

56:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 18:42:23 Gy0caOVO
メガマガは結構百合押しだったからよかったけど、角川はどうなるやら。
どうせ話考えるのは都築さんだからあんまり関係ないが、作画の人たちは百合的にはどうなの?

57:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 20:13:25 RcBkcHMB
四期は中高生時代をやるもんだとばかり思ってたが、これは予想の斜め上だわ
しかし「魔法戦記」というフレーズに「新機動戦記」を思い出さずにはいられないなw

…流石にもうなのはさんはフェイトさんと結婚してるよな……?

58:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 20:18:26 Gy0caOVO
作画の人たち少し調べてみたけど、意外と良さそうだな百合的に考えて。
少なくともForceのほうの人は。いや結局話考えるのは都築さんだけどさ。

59:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 20:30:06 hbaWviZw
3期の話が出て、ずっと不安だった……3期が始まって、奴の名前が出るんじゃないかと怯え続けた……
SSXが出て奴となのはさんはどうなるんだと2DISC怯え続けた……俺はまた同じ苦しみを味わうのか……orz

60:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 20:32:08 xWozVYeU
大丈夫!都築さんを信じよう!やつはもうとっくに終わってる。
きっとなのはさんとフェイトさんのラブラブ話ばっかりになるはず

61:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 20:38:34 hbaWviZw
都築は信じられないよ……

62:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 20:54:33 KMmFUNHp
>>54
見れない…orz

63:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 20:56:33 xWozVYeU
じゃあ点
URLリンク(dec.2chan.net:81)

64:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 20:57:20 MsqwPdIg
>>62
URLリンク(ranobe.com)

65:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 20:58:01 RcBkcHMB
なのフェイやスバティアの結婚などと高望みは致しません
とにかく男と恋愛イベントも無くくっつかなければそれでいいです、今まで通り妄想します
だけど、どうか希望だけは奪わないでください
公式に望むのはそれだけですマジで

これでなのはが淫獣とくっつこうものなら俺は矢車さんになる

66:48
09/03/06 21:51:58 yQPEOW9b
コメントありがとうございます!内心受け入れてもらえるかドキドキでした。
ティアスバの続きはたぶん無理ですが、ちょうしにのってなのはさんとフェイトさんの外伝は考えてしまいました。
4期うんぬんの話が落ち着いてきたら投下させていただこうとおもいます。

作画とかは全然分かんないけど、とりあえずなのはとフェイト、スバルとティア、はやてとヴォルケンリッター
はずっと一緒にいてほしい!!

67:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 21:55:56 KMmFUNHp
>>63>>64
サンクス!
魔法戦記って何かすごいタイトルだなw

68:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 21:56:14 ZlSrKH+L
魔法戦記www
もうなのはが宇宙戦艦レイジングハートに乗って暴れまくる姿しか思い浮かばねえww

69:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 21:59:21 Jp57iXfu
別にユーノとくっついてもいいだろ
その時は、フェイトそん闇モードになって暗躍
→なのフェイ結婚と妄想すればいいだけのこと

>>66
期待

70:sage
09/03/06 22:08:12 EmYohMGn
魔法戦記を魔弾戦記に見えて、なのはさん達が町内バトルを繰り広げるのかと思ってしまった

71:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 22:08:48 ucPPA8Wi
>>68
1話:ヴィヴィオが見た流星
2話:死神と呼ばれた執務官
3話:ナンバーズ5機確認


とか想像した自分はガンダムW世代。

72:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 22:10:04 yQPEOW9b
>>68についついふいてしまったw

73:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 22:17:08 Gy0caOVO
>>71
レイハさんの扱いがひどいことになりそうだw自爆させられたりとか

74:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 22:21:00 /nvCAAMN
いつから開始とか書いてあるの?
情報ソースはどこからですか?

75:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 22:27:00 Gy0caOVO
ソースは今月のニュータイプ?画像はこのスレの上の方に貼ってある。
4期であるForceは4月30日発売の「娘TYPE」って雑誌(角川版メガミマガジンみたいなもの)で開始。
5月発売のコンプエースでもリリカルなのはVividってのをやるらしい。

76:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 22:33:43 /nvCAAMN
>>75
情報㌧クス。

魔法戦記というフレーズを聞いて「魔法少女、諦めました」というキャッチコピーが頭に流れて困るwww

77:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 22:47:43 sAvOJZp1
>魔法少女、諦めました

まだだ! 諦めるな先輩!!

と言いたいとこだが、
さすがにそのトシじゃきっぱり諦めなきゃいかんだろ人として……。
……まあ、魔法人妻なのはさんとか魔法熟女シャマルさんでいいじゃない。
旦那さんたちもといフェイトそんとシグ姐さんが泣くかもしれんが。

78:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 22:53:12 RUIrToR7
クロノが消えたみたいに、ユーノも適当な脇キャラと結婚しててくれんかな
それなら25歳だろうが30歳だろうが構わん

79:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 22:53:14 yQPEOW9b
そして魔法少女の称号はヴィヴィオとヴィータにひきつがれるのですね

80:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 23:17:28 hKN2CaVj
25歳ならフェイトそんは、提督になってそうな気がするんですが
そして、その船になのはさんとヴィヴィオが乗りこんで愛の巣が築かれる。
四期はそんな気がするのは気のせい?


81:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 23:21:10 9quaSc4l
なのフェイくっつくの希望だけど、いまのままでもいいよ
しかし戦記って…戦争物にでもするつもりかw?

82:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 23:47:15 JwkJl8WF
StS後に出たCDや出版物がほぼ全て百合回避だったから
4期とか嫌な予感しかしないわ

>>52
乙です

83:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/06 23:58:54 jV2OviCp
実際どちらか片方でも結婚とかしてたら、なのフェイ支持派は一気になのはジャンルから手を引きそうだなぁ……。

……自分がそうだから。

84:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 00:07:09 gCTCua33
俺もそうなったら完全撤退だわ。アンチにはならない自信はあるけどDVD売らない自信はない

85:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 00:11:37 JZRAZ33z
もしなのはフェイが男と結婚やらしてたら自分も引くかも…はやてちゃんも同じ
三期と同じ関係が一番いいんだけどね、百合要素消えたら、なのははいま以上の思い入れなくなる


86:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 00:12:16 Ur1s+58L
なのはさんが25歳ならヴィヴィオは12歳か
親子二代でSLBぶっ放してる姿を想像した

87:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 00:15:46 /vlIGO9h
とりあえずティアナは出るよな?
SSXで本当の必殺技が云々ってほのめかしてるし
しかし肝心のスバルの出番があるのかなぁ…

StSではゲンヤに娘を任せたと言われる状態で
SSXではギン姉曰く「半分家族みたいなもの」で他の姉妹との仲も良好
ルネッサも羨ましいと言うくらいの家族っぷりと
スバルの用意した同棲フラグと以心伝心コンビネーションで
次があったらもう普通に結婚してても違和感ねーよw
な仲のスバルが出ないとかありえないとは思うが…

88:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 00:19:51 iW0/EVPK
離れるとかどうとか・・・所詮この作品を百合やるための道具としてしか見てないわけだ

89:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 00:31:43 wRucrapj
みんな安心しろ。
『青い花』や『ささめきこと』や『かなめも』がアニメ化される時代なんだぜ?
この流れならなのフェイやスバティアもきっと大丈夫だ

90:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 01:20:02 AFKCT3hZ
なのフェイは大丈夫だろ、百合抜きで誰かとくっつけるのは商売上美味しくない。

はやては……どうなんだろ?StSでは微妙に冷遇されてたからなぁ。



91:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 01:28:44 Kn6AOP+M
そういう言い方はないんじゃない?
このスレは百合スレなんだし、かつて百合二大巨塔と言われたなのフェイと八神家、その他たくさんの百合要素からなのはに入った人は多分大勢いるぞ?
そういう人達にとって百合が消えるってことは「なのは」という作品への愛を築いていた土台が消えるってことと同義だと思うんだ
作品に対する愛着が無くなってしまう人が出てくるのも仕方が無いよ

92:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 01:30:22 Kn6AOP+M
あ、上は>>88にね

93:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 01:37:04 PuEIwhWK
>>88は荒らしじゃないの?
sageてないし

94:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 01:39:08 5xUTuP6N
>>90
都築以下、漫画スタッフが売り上げ落としてでも男くっつけるとは思えんし。

95:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 01:41:12 W4FkSKmV
25歳のテスタロッサがお姉様役でフェイシグss希望。

96:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 01:44:21 Kn6AOP+M
荒らしに釣られてしまったか…

97:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 01:52:58 fz8TSRPb
フェイトさんに男運ゼロなのか拒否してるのかはわからないが全く男フラグがないからなぁ、百合のままなんだろうなぁ
ユーノにはかわいそうですが・・・てかあいつ出るかどうかすら心配だ、まあヴィヴィオがいるから出るのかな
てかフェイトさんは完全に脇役でなのはさんと絡んでくれないんじゃないかと不安
タイトルがなのはだし多分大丈夫だと思うけど

98:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 02:09:34 kJHnriFg

そうかなぁ、私的にはフェイトさんは誰からも支えてもらってる分、
誰とひっついても不思議では無いような気が、最多フラグ保持者って感じで

むしろ、フェイトさん以外に支えてくれる人が皆無、敢えて言えばヴィヴィオの
「寄ってきたヴィータの頭を撫でて追い返す」なのはさんの方がフラグ無い気がする

なのユー? ぶっちゃけ、ヴァイスあたりにうっかり食われる方がよほど説得力あるよ

まあ、なのフェイにこした事は無いのですが、いろいろと不安が先立ちますね

ところで、こんな慌しい空気中ですが、酷いSSを投下してもよろしいでしょうか?

駄目なら明日以降にまわします


99:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 02:33:05 kJHnriFg
それではまたそのうちー

100:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 02:34:50 1OCyWCKV
駄目ってこたないさ
まだ起きてるなら早く上げてくださいよ

101:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 03:53:02 nolO7iMr
不安過ぎて眠れないw
とんでもなく甘いなのフェイが欲しいです

102:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 08:32:28 DQQRcDbj
まあ、本スレで言うのは論外としても、ここで文句言う分にはいいと思うがなw


103:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 09:24:01 D9Jsk8z7
>>102
確かに。
ここに来てる人は少なからずリリカルなのはで百合を楽しんでるひとですからね

104:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 09:54:45 wRucrapj
「・・・なのは」
「なに?」
「手、繋いでもいい?」
「うん。いいよ」
控えめに握られた手は小さくて、少し冷たくて――
「・・・なのは」
「うん?」
「ぎゅってして?」
「うん。わかった」
抱き寄せた身体はすぐに壊れそうなくらいに細くて――
「・・・ねぇ、なのは」
「今度はなに?」
「・・・キスして?」
「うん。じゃあ、目閉じて・・・んっ」
柔らかい唇は少し震えていて――
「んっ・・・ありがと、なのは」
「ふふっ、どういたしまして♪」
照れた笑顔は何故か不安そうで――
「なのは・・・」
「なぁに? フェイトちゃん」
「ずっと、私の傍にいてね? どこにも行かないでね?」
小さな瞳が寂しそうに濡れていて――
その眼差しに何だか胸が凄く痛くなって――
「・・・うん♪ 私はいつでもフェイトちゃんの傍にいるからね」
離さないよ・・・離すもんか。
全力で彼女を抱き締めながら、私は心の中でそう強く誓った。


甘々なのって難しいよ・・・。

105:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 11:19:06 D9Jsk8z7
そろそろなのフェイ投下してもいいでしょうか。
とある六課の朝(仮)のなのフェイサイドです。ちょっと長いです。
注意事項は、
・なのフェイ、ヴィヴィオ&なのは→フェイト
・エロ(エロシーンあり、というかほぼ全部それ)
・無機質の使用(隠し味)
・表現力のとぼしさ
・糖分摂取過多(個人差があります)
以上でしょうか。
ちょっと今回、書くにあたって自分の語彙の少なさを痛感しました。
描写のへたさは少し多めにみていただけるとうれしいです。

106:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 11:36:16 A694QZXK
どうぞどうぞ

107:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 11:36:56 PvNYnlse
カマン!

108:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 11:43:18 enAeXiMe
は、早くこい・・・!正座で待ってるから!

109:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 11:45:49 D9Jsk8z7
じゃあいきます。あ、フェイトさんが超へたれなのでそれも注意です。
このスレの↓から始まります。

私たちの部屋の前までやってきた。
「フェイトちゃん。ちょっとおろして?」
「あ、うん」
 しゃがんでなのはを下ろすと私が立ち上がる前になのはが耳元に口を寄せてきて、
「お仕置き、覚悟しててね。フェイトちゃん」
 と、言った。
 なのはは肩に添えた手を離す途中で、私の耳にさりげなく触れていく。
その時は、恐ろしいことが待っているはずなのに熱くなる体にただただ首をかしげるだけだった。

「なのはママ、フェイトママ、おかえりなさい~」
 私たちが部屋に戻るとさっそくヴィヴィオがかけつけてきてなのはに抱きついた。
「えへへ~なのはママヴィヴィオと同じくらい~」
「ただいまヴィヴィオ。いい子にしてた?」
「うん!」
「よしよし。じゃぁ今日はなのはママと、フェイトママと一緒に遊ぼうか」
 こちらをちらりと見ながら笑うなのは。おかげで私の動悸は一段と激しくなっていく。
「うん!あ、でも」
「どうしたの?」
「なのはママと、フェイトママのお仕事は?」
「今日は特別にお休みになったの。だから今日はヴィヴィオとずぅ~といられるんだよ」
「ほんと!?」
「うん。ホントだよ。とりあえずお部屋に行こうか」
「うん。やったぁ~」
 なのはは嬉しそうに部屋に戻っていくヴィヴィオにそのままついていってしまう。あ、あれ?
「な、なのは?」
「ん?なあに、フェイトちゃん」
「あの、その・・・」
 まさか『お仕置きは?』なんて聞けるはずもなく、何も言えなくなってしまう。
「はやくいこう?ヴィヴィオが待ってる」
「う、うん」
 ヴィヴィオに呼ばれて行ってしまうなのはのあとを私は素直についていくしかなかった。

「なのはママ。今日のご飯はびーふしちゅーです」
 そう言ってヴィヴィオが差し出したのはいろんな形の積木が入ったプラスチック製のお皿。
「ありがとう。ヴぃヴぃおママ。いただきます」
「はい。めしあがれー」
 なのははスプーンを握ると食べるまねをする。
 朝ごはんを食べたあと、ヴィヴィオが選んだ遊びはおままごと。ヴィヴィオがママで、なのはもママ。
「おいしいですか?なのはママ」
「うん。ヴぃヴぃおママのつくるりょうりはせかいいちおいしいね」
「えへへ。どういたしまして。なのはママ」
 あ、今なのはの言ったセリフってこの間私にいってくれた奴だよ!?
「な、なのは!?」
「めっ!だよ。フェイトちゃん」
 問いただそうとすると指を一本立てて顔のまえで振られる。
「いまフェイトちゃんは我が家の愛犬なんだから。話す時は『わん』。わかった?」
「わ、わん」
「よくできました。ごほうびにフェイトママにはこれをあげます」
仕方なくそう答えるとヴィヴィオが私の頭を撫でて円柱形の積木を横にして私の目の前に置く。


110:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 11:47:50 D9Jsk8z7
「めしあがれ」
 にっこりと笑うヴィヴィオはすごくうれしそうだった。
「わ、わん」
 私は可愛い娘のために嬉しそうなふりをして積木――たぶん骨のつもりなんだろう――を食べるまねをする。・・・もしかしてこれがなのはの言う『お仕置き』なのかな。
(やっぱり誰にでもしっぽを振るフェイトちゃんは犬がお似合いだよね)
(な、なのは!?)
 そうしたらいきなりなのはから念話がおくられてきた。すぐに返したけれど全然こたえてくれない。私は胸の奥がきゅぅと締め付けられて体温が上がるのを感じた。
 そのあとも、二人のママと、一匹の犬のふしぎなおままごとは続き、ヴィヴィオが私に犬として接するたびになのはは私に一方的に念話で話しかけてきた。
そのたびに私の体温は上がっていき、最後にはヴィヴィオに犬扱いされて、そのあとになのはと目が合うだけで体の奥が熱く、疼くような感覚に襲われてしまうようになった。

「なのはママ~。お腹すいた~」
 それまでずっとつたない敬語だったヴィヴィオがいきなり素に戻って自分のお腹をさする。
「ん~そろそろお昼だね~でも、なのはママはこんなだし。フェイトママは犬だし。ピザでもとろうかw」
「わ~い。ピザ~」
 子供というのはいくらお母さんの料理がおいしくても時々食べるジャンクフードをいやがったりはしない。ヴィヴィオだってそうだ。まぁうちの場合は本当に時々だけど。
「どれにしようか」
 なのはとヴィヴィオがメニューを開きながら相談を始める。私はつながれている(設定)からここから動けない。
「う~んとね。ヴィヴィオね。これと、これと、これとこれがいい!」
「ん~ヴィヴィオはそんなに食べられるの?」
「たべられるよ!」
「そっか。でもなのはママはちょっと無理かなぁ~」
「そっかぁ~。ん~じゃぁどーしようかなー」
「こっちは?こっちなら四種類たべられるよ?」
「あ、ホントだぁ。なのはママは?なのはママはなにたべたい?」
「ん~どうしようかな~」
(ねぇねぇ、なのは!)
(なにかな?フェイトちゃん)
(私はピザフットのスペシャルパイナップルのせが食べたい!)
(・・・フェイトちゃんは犬でしょ?お犬さんはだまっててなの)
(きゅうぅん)
 はううぅ。またなんかあつくなるよぅ。
 私が動けないでいる間に二人は注文を済ませてしまったようで、しばらくしてからずっとなでてくれなかったなのはが私の頭をなでてくれた。
「あ、なのは?」
「『わん』でしょ。フェイトちゃん」
「わん」
「うん、うん。いいこいいこ」
「いいこいいこ~」
 ヴィヴィオも私のことを撫でてくれる。うわあぁ。私今すごく幸せだよ。
「それじゃぁヴィヴィオ。ピザが来るまでフェイトママの『毛づくろい』してあげよっか」
「けづくろい?」
「うん。ザフィールが時々体をなめてるでしょ?あれが毛づくろい」
「なるほどー」
 なのはの説明にヴィヴィオが感心したようにうなずく。

111:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 11:48:46 D9Jsk8z7
(なのは?私に毛はないよ?)
 確かに髪の毛ならあるけど・・・それをやるのはちょっと違う気がする。
(何言ってるの?ちゃんとあるよ?)
(へ?どこに・・・)
(パンツを脱いで足を開いて?)
(うん。わか――て、ええー!)
(嫌なの?私にはフェイトちゃんの可愛いところ見せてくれないんだ・・・)
(いやいやいや!だってヴィヴィオがみてるし!だめだよ!)
(大丈夫。ヴィヴィオはこんなことまだわかんないよ)
「なのはママ。フェイトママ。どうしたの?」
 黙って見つめあうことに疑問を持ったのかヴィヴィオが私となのはを横からみつめてきた。
「あのね。フェイトママ恥ずかしいんだって」
 なのはがそういうとヴィヴィオは怒ったように頬を膨らませる。
「だめですよぉ、フェイトママ。お犬さんは飼い主さんの言うことをちゃんと聞かなくちゃ」
「そうだよフェイトママ。さぁ、ぬぎぬぎしましょうね~」
 そう言ってなのはは私が抵抗する前にスカートと下着を取ってしまう。
「ああっ!」
 慌てて足を閉じようとするも、なのはに太ももの裏を下から上に指先でなぞられてくすぐったさについ足が開いてしまった。
 私のそこはもうしっとりと濡れていて、だけどなのはだけじゃなく、ヴィヴィオにも見られているという事実がさらにそこを濡らしてしまうこととなった。
(フェイトちゃんったらすごくぬれてるよ?なのはとヴィヴィオにいじめられて感じちゃったんだ?)
「い、やぁ」
 なのははそう念話で私を責めながら、手を伸ばして私にふれ、わざとくちゅくちゅと音が鳴るように指を動かす。
「フェイトママ、おもらし?おしっこいきたかったの?」
「違うよヴィヴィオ。フェイトママはね、うれしいんだって」
(な、なのはぁ!)
「お犬さんはね、うれしいとおもらししちゃうの」
(なのは!その説明は正しいけどただしくない!)
「へぇ~」
(ヴィ、ヴィヴィオも、そんなまじまじとみちゃだめぇ)
(そんなこと私に言ってもヴィヴィオには伝わらないよ?)
「ひゃぅ!あ、あぁ」

112:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 11:49:21 D9Jsk8z7
 なのはの小さな舌が私の中心をよけて、そこについたものを丁寧になめとっていく。
「はっ!なのっ、や」
 じわじわと責められて、私はヴィヴィオの前だというのに声を出してしまう。
(ほらフェイトちゃん。あんまり声だしちゃうとヴィヴィオが心配しちゃうよ?)
 そう言われてヴィヴィオを見ると、心配そうにこちらをのぞいていた。
「フェイトママ、いたいの?」
「だ、いじょうぶだよ。なのはママの『毛づくろい』すごくやさしいから」
 もう私の頭は熱でやられていて、正常な判断ができなくなってるのかもしれない。
「ヴィヴィオもやってみる?」
「やってみる~」
(なのは!?それはさすがに!)
(いじめられて濡らしちゃういやらしいお犬さんは黙っててなの)
(あううぅ~)
 なのはとヴィヴィオが位置を交換して『今度はヴィヴィオのばん~』なんて言いながらぴちゃぴちゃとなめ始める。ヴィヴィオのなめ方はなのはと違って直球で、私の一番敏感なところもその小さな舌でつついてしまう。
「ん、んん!んぁ、ん、んんっ!」
 中指を噛んで声を押し殺そうとするんだけど、それでも喉もとで音が出てしまう。
(もしかしてヴィヴィオにも感じてる?やらしいなぁ~フェイトちゃんは)
(ふ、ふぇ~だってぇ~)
 しばらくなのはとヴィヴィオに交互になめられて、位置を交換するたびに熱が少し引いてしまうので私のあそこはずっと疼いたままですっきりすることはなかった。
 どのくらいなめられていたかわからないけれど、なのはの番のときにちょうど部屋の呼び鈴がなった。
「ごめん、ヴィヴィオ。ちょっと見てきてくれる?分かってると思うけど扉は開けちゃだめだからね?」
「うんわかった~」
 ててて、と走って玄関へ向かうヴィヴィオ。ヴィヴィオがいなくなってからなのははどこからともなくちょっと大きめのビー玉ぐらいある赤い球体をとりだす。
「あの、なのは。それはなににつかうのかな?」
「もちろん『お仕置き』の続きだよ?」
 そういうとなのははそれを私のそこにあてがい、力をかける。すると球体はするりと私の中に入ってしまった。
「あ」
 一拍置いて球体が私の中で弱く震えだす。
(あ、あぁっ!なのはぁっ!だめぇ)
 イくほどではない。だけどあらがえない快感が私の中を駆けめぐる。
 と、そこでヴィヴィオが戻ってきてしまった。
「なのはママ~ピザやさん~」
「ありがと、ヴィヴィオ。じゃぁ、フェイトちゃんよろしくお願いします」
「えぇっ!」
(だ、だってまだ中に――)
(もちろんそれも『お仕置き』の一環だよ?)
(そんなぁ~)
 そう言われては仕方がない。なんとかゆっくりとした動作で服装を整えると、財布をもって玄関へ。
あぁ、歩くたびに中で動くよぉ~
 なんとかお金を払ってピザを受け取る。その間中私の息がずっとあらかったことは気付かれているはずだ。

113:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 11:50:01 D9Jsk8z7
 戻ってくるともうなのはとヴィヴィオは手を洗ってまっていた。
「フェイトちゃんも手、洗ってきてね。ちゃんとまってるから」
「う、うん」
 そういわれて警戒しつつも洗面所にむかう。そしたら洗面所に着いた途端、球体の動きが少し強くなった。
「あああぁぁぁ」
 足に力が入らなくなって崩れおちる。それでもまだイかせてもらえなかった。
(な、なのはぁ。もう、限界だよぉ~)
 下着だってもうとっくのむかしに用をなしてない。
(だめだよ。『お仕置き』なんだから。ピザがさめちゃうから早くしてね?こっちに戻ってきたらまた弱くしてあげるから)
「う、うぅ」
 腰が砕けそうになりながらも手を洗い、部屋にもどる。するとちょっとだけ弱くなった。
それでも辛いことに変わりはないわけで・・・
「だいじょうぶ?フェイトママ。顔赤いよ?」
 そんな優しい娘の心づかいがちょっと胸にいたかった。

 そんなわけで、なのはがなにげに頼んでくれていたスペシャルパイナップルのせもあまり味あわないままに昼食は終了。
お腹がいっぱいになったらヴィヴィオは眠くなってしまったみたいでそのまま食後くつろいでいたソファーの上で寝てしまった。
「じゃ、私たちはベッドにいこうか」
 ヴィヴィオにタオルケットをかけてあげながらなのはは笑う。
(あのね、なのは・・・そろそろ)
(わかってる。ホントは今日一日ずっと『お仕置き』するつもりだったけど、フェイトちゃんを見てたら私ががまんできなくなっちゃった)
(え、それじゃぁ)
(だからね、ベッドにいこう?)
(う、うん)
 ベッドにいくと自分からスカートとすっかり濡れてしまった下着を脱ぐ。球体が中で動いてしまわないように、できるだけゆっくりと。
(上も脱ぐんだよ?フェイトちゃん)
(うん。わかったよ、なのは)
 なのはにうながされて上着、ブラウスと脱いでいき、私は生まれたままの姿になった。
それからベッドの上に体をゆっくり横たえる。
「フェイトちゃんの胸、いつもよりおっきい」
 自分も裸になったなのはが私の胸に両手を置き、形をゆがませる。焦らされたことで熱くなっている私の体はそれだけで感じてしまった。
「なの、なのはぁ、ぁ、」
 なのはは私の口に吸いついてくると、すぐに私の口の中に舌を入れてきた。
だけどその舌はとても小さくて、私は壊してしまうのが怖くてなのはの動きに応えることができない。なのはも舌が短いから、二人のものを絡ませあうことはできなかった。


114:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 11:50:41 D9Jsk8z7
「フェイトちゃん・・・」
 なのはは口を離して悲しそうにつぶやくと、次は私の胸に口をつける。先端のまわりを円を描くようになめまわす。
「あ、なのは、やめ、」
 なのはの唇が硬くなった先端にときどきふれるのがつらくて、ついそんなことをいってしまった。
「フェイトちゃん、私にされるの、いや?」
 そうしたらなのはは悲しそうなめでみつめてきた。
「嫌なわけないよ!」
 あわてて少し体を起こして言い返す。
「じゃぁ、なんで舌を絡めてくれないの?やめてなんていうのかなぁ」
「な、なのは?」
 俯いてしまったなのはの声は、今にも泣いてしまいそうだった。
「ホントはね。今日の任務先のホテルに部屋が借りてあったの」
「え」
「最近ずぅっと忙しかったでしょ?だからヴィヴィオには悪いけど久しぶりに一晩だけでも二人きりの時間がほしくて・・・」
「なのは・・・」
「そうしたらこんなことになっちゃって、任務も中止になっちゃって・・・」
 なのはの流した数粒の涙が私の胸元に落ち、みぞおちへと流れていく。
「フェイトちゃんが悪いんだからね・・・全部、全部、フェイトちゃんが悪いんだからぁ」
「本当だ。ごめんね。なのは」
「ふぇ?」
 私はなのはを両手で引き寄せてちいさいなのはの頭を胸に抱く。
 もちろん、なのはの計画が駄目になってしまったのは私のせいじゃないかもしれない。でもそんなことは関係なかった。
「なのは」
「フェイトちゃん」
 なのはの重さを、温かさを、胸で、お腹で、体全体で感じていると、体の隅々まで満たされていくような、そんな感じがした。

(フェイトちゃん)
(なぁに、なのは)
(つらくない?)
(うぅっ)
 そうでした・・・。赤い球体の動きはもう止まっているけれど、私の奥は疼いたままで、正直このまま終わられると、なんというか、その、物足りない。
 さっきと言ってることが違うじゃないかといわれるかもしれないが、それとこれとは別。これは仕方のないことである。
 なのははもぞもぞと体を起こすと私の顔を見て笑う。
(ふふ、フェイトちゃんたら顔真っ赤。かわいい)
「あ、あぅ」
「大丈夫。すぐ気持ちよくしてあげるから」
 そういうとなのはは後ろへさがって私の足の間に腰をおろす。
「すごいよフェイトちゃん。こんなに濡れてる――」
「あ、あぁあ」
 なのははお腹をすこしなでてから小さな手のひら全部でゆっくりと割れ目にそってなでてから指を割れ目に入れて赤い球体をとりだした。
「ぁくっ」
 ぬるっと出ていく感触に思わず体をすぼめてしまう。
「ほらみて、フェイトちゃん。フェイトちゃんのでとろとろだよ?」
 そう言って目の前に差し出されたなのはのてのひらの上には私のものにまみれたあの赤い球体がのせられていた。
 なのはは私がそれを見て顔を真っ赤にしたのを確認すると球体を口に含んでしまう。私の、私の膣から漏れ出た液のたくさんついたそれを・・・

115:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 11:51:24 D9Jsk8z7
(だ、だめだよなのは!汚いよ!)
(え~フェイトちゃんのは汚くないよ?おいしいよ?)
(そ、そんなことあるわけ――んく)
 私が慌てて抗議の声を上げるとなのはが私の口の中に口移しでそれを入れてきた。
不意打ちだったのでついついその味を味わってしまう。
(ん、しょっぱくて・・・あまい?)
(フェイトちゃんと私のがまざってるからだよ)
 そうしてなのははまたもとの位置にもどって割れ目にふれ、一度に親指以外の四本の指を中にいれはじめる。
「ふぇっ!にゃ、にょは、あぁん」
なのはの指がぬるぬると壁をすべる快感に、つい喘ぎ声が出てしまう。
(だめだよ、フェイトちゃん!ヴィヴィオが起きちゃう!)
(でもぉ、む、ムリだよぉ)
「しょうがないなぁ。レイジングハート、お願い」
“all right,my master ”
 いったん手をとめてつぶやいたなのはにレイジングハートが答える。

・・・私の口の中で。
「っ――!」(ええぇーーー!)
 あわてて口の中から出すと、私たちの下に魔法陣が展開する。
(ええっ!?どどどどうしてレイジングハートが?確かに似てると思ってたけど、まさかホントに――ええぇー!?)
(フェイトちゃん、いったん落ち着いてなの)
「お、落ち着けないよ!だだだだって」
 レイジングハートが――戦闘用デバイスであるレイジングハートがなんで私の中にはいっちゃってるの?
(頼んだら協力してくれたの)
「いやいやいや。そんなことたのんじゃだめだよ!ていうかなんでレイジングハートも了承しちゃうの!?」
“―――”(あなたは私のマスターの好きな人ですから。)
「ええー!そんな、うれしいけどだめだよ!バ、バルディッシュもなんかいって!」
 ベッド際に置いてあるバルディッシュに助け船を頼もうとしたらすぐに返事が返ってきた。
“――”(いいと思います)
「わーーー!」
(よかったね。フェイトちゃん。私たちパートナー公認の中だよ?)
「そ、そそそそんな――きゅわぁ!」
 私が目を白黒させていたらいきなりなのはが手を動かし始めた。
(慌てててもいいけど、自分のことはいいの?)
「あ、あぁっ、」
 四本の指がばらばらに入口のあたりを刺激する。
(ん~やっぱりこれじゃぁ物足りないかなぁ)
「へぅ!?なの、は、はぁ・・・なに、す、ぁ、ひあ、あああぁぁぁ――」
 なのはは一回指をぬくと、今度は全部入れてきた。
同時に私の頭では処理しきれないほど快感が一気に私の中をかけ抜けて、たまらずに悲鳴がくちをついてでてしまう。
「あはっ!あっ、んはぁんぅ、あっあああぁっぁぁ」
シーツを両手で握りしめて、それでも押さえられなかった衝動が口から漏れ出てしまうのは防ぐすべがない。
「フェイトちゃん!」(痛いの?やめたほうがいい!?)
「あ・・・ふっ、ちっ、もぉっ」(違うの!もっとゆっくり――)
(うん)
 なのはは私の中に入れた手を少し上に押し上げながらゆっくりと動かしたりして、私の中はほぐれ、なのはが手を動かすたびに腰が動いてしまう。
「ひ、い、ぁあぁ、あっ、あぁんっ」

116:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 11:51:47 D9Jsk8z7
「フェイトママ~」
「ヴィ、ヴィ、ォ?」
 ヴィヴィオが、私の胸に覆いかぶさってきた。
(ふ、ふぁ、な、んで)
「フェイトママのおむねおおきい~」
(ヴィヴィオ、寝ぼけてるんだ)
 ヴィヴィオは片手で私の左の乳房をさわりながら左の乳房に頬をすりつけてくる。
しかもそのあとにあろうことか私の胸の先端に弱く吸いついてきた。
「いぁっ、ヴぃ、ヴぃ、うぁっ、あぁ、ぁぁああああっァッっ――」
 たとえヴィヴィオがきても、なのはは手を止めなかった。
(だめ!だめだよなのはっ!ヴィヴィオ、ヴィヴィオがおきちゃあぁあ)
(大丈夫だよ。フェイトちゃんの声はヴィヴィオには聞こえてない。だから安心してイっていいよ?)
 そう言ってなのはは中に入れた手を動かしながら、私の敏感に硬くなった部分を口に含んで舌でつつく。
とたん、これ以上は強くならないと思っていた快感が強くなって私をおかしくする。
「ああ、うぁぁ、ああっ、ぁぁぁぁっああ――」
(なのは、なのは、なのはぁ!)
 ヴィヴィオがひときわ強く吸いつくのに合わせてなのはも吸い上げる。
「あああぁぁっ――――」
 体を大きくのけぞらして声を上げながら、私の頭は真っ白にぬりつぶされて体から何か」がぬけ出てしまうような錯覚をあじわってから私の意識はすとんとなくなった。

「ちょっと、やり過ぎちゃったかな?」
 最後にフェイトちゃんは大きく高く鳴いて、それっきり気を失ってしまった。
(フェイトちゃんが悪いんだからね、あんなにかわいい反応するから)
 念話で話しかけたところで反応はない。
――というか、最後にヴィヴィオが来るなんて、さすがに想定の範囲外だったな・・・
「ヴィヴィオ・・・恐ろしい子!」
 と、ふざけてる場合じゃない。手、というか腕を抜かなくちゃいけない。
 フェイトちゃんのあそこはまだひくひくしてる。中に入っているからわかる。
――あぁ、フェイトちゃんの中あったかいなぁ
 そんなことを思って本当は抜きたくないんだけど、そんなことも言ってられないのでゆっくりと引きぬいた。
「ふぁあん」
 引き抜くと同時にフェイトちゃんの口から喘ぎ声がもれて、一瞬フェイトちゃんが起きたのかと思ってびっくりする。
 だけどそうじゃなくて、しばらくするとフェイトちゃんと、ヴィヴィオ。二人分の安らかな寝息が聞こえてくる。


117:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 11:52:13 D9Jsk8z7
「なのはママ・・・フェイトママ・・・だいしゅき・・・」
「なのは・・・ヴィヴィオ・・・すきぃ・・・」
「にゃはは・・・」
 親子そろって同じような寝言を幸せそうに言うさまについつい笑ってしまう。
(私たち、ずっと一緒にいられるかな・・・レイジングハート、バルディッシュ)
右手についたフェイトちゃんの愛液をなめながら私たちのことをふるくから知っているパートナーにはなしかける。
“―――” ”―――”(あなた達なら)
 フェイトちゃんの横で赤い光が、ベッド際で黄色い光がそれぞれの言葉で応えてくれた。
「うん、そうだね」
 小さくつぶやきながらレイジングハートを丁寧にふいて、バルディッシュの横に置く。
「ふぁぁ、私も疲れちゃった。お休み。レイジングハート、バルディッシュ」
“――” ”――”(お休みなさい)
 ふとんを引っ張ってフェイトちゃんのヴィヴィオのいない側に横になる。
フェイトちゃんに抱きつくと、汗のにおいと、落ち着くフェイトちゃんのにおいがした。
「フェイトちゃん、ヴィヴィオ・・・私も大好きだよ」
 そう呟きながら私も二人と同じく眠りについた。

「それじぁ私たちはこれで」
「失礼します」
「うん、またあとで」
 休憩質でスバルとティアと雑談していて二人が席を立った時、スバルの制服の胸ポケットから一枚の紙がすべり出て、私の前に図ったかのようにひらりと着地する。
「写真?」
 あまりにぴたりと私の前に着地したものだから何も考えずにとってみてしまった。
「あっ!それは・・・」
「ぐふっ」
 あまりの衝撃に口に含んでいたコーヒーを吐き出しそうになった。
 写真に写っていたのは白いもふもふしたウサギの着ぐるみをきて嬉しそうに笑っている小さいティア。
「ちょっと、何これ・・・」
「え、あの、その・・・」
 それをみてティアがスバルをにらむけど実はあんまり聞いてない。
 ああ、その手があったかぁ・・・白ウサギのなのは、かわいいんだろうなぁ・・・
「はふん///」
「フェイトちゃん?」
 白ウサギの着ぐるみにつつまれたなのはを想像して赤くなっていると耳元でなのはの声がした。
 その声にさぁっと血の気がひいていく。
「フェイトちゃんはシグナムさんだけじゃ足りないんだ・・・」
「あ、あのねなのは。なのはの方がかわいいから、ね?」
「”方が”?」
「ああっ!」
 なのはの言葉と、にっこりとわらったなのはの表情に愕然とする。
「あれかなぁ。この前のじゃお仕置きが足りなかったのかなぁ」
 なのはは私の肩を押さえて背もたれに押しつけながら私の足にまたがってくる。
「な、なのは・・・だめだよ、ティアとスバルが・・・・」
「二人ならもういないよ?お部屋に行ったんじゃないかなぁ」
「えっ!」
 改めて室内を見渡すと誰もいなかった。
「で、でも・・・誰かきたら・・・」
「大丈夫。かぎが掛けてあるし――」
 そこまでなのはが言ったところで私たちの下に魔法陣が展開する。
「――これで外に音も聞こえないよ?」
「え!?あ、だめ、なのは!もうすぐ、キャロと、エリオの、ああ――」

おわり



118:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 12:01:37 D9Jsk8z7
落ちが一緒になってしまった・・・orz
リリカルなのはは二次創作を見て知ったのでフェイトのイメージは完全にへたれです。
でもやるときはやります。(今回はあくまでもへたれ)
私はレイジングハートやバルディシュも好きですが、英語は無理でした。無理です。
ええ、レイジングハートも大好きです!(大事なことなので二回言いました)

ごめんなさい。反省しています。後悔はしていません。

119:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 14:23:06 kr58Uc4k
たまらんのぅ
URLリンク(ivory.ap.teacup.com)

120:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 18:36:56 MfdkGCUQ
>>118の大変GJなSSの後に>>119みたいな画像貼られたらっ……!

こんなピンナップが普通に出てくるあたり、4期におけるヤツの存在など気にしなくていいというか、
むしろ一期のリメイクである映画版ですら普通に出番が怪しいような気がする。

それにしてもフェイトそんは「凛々しいヘタれ」が似合うなあ


121:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 23:16:18 D9Jsk8z7
凛々しいへたれ・・・

「なのはぁ~」
「あんなぁ、フェイトちゃん。仕方ないやろ、仕事なんやから」
「でもぉ~」
「フェイトちゃん。なのはちゃんもお仕事がんばってるから。私たちもがんばりましょう?」
「すずかのいうとおりよ!」
「せやで、フェイトちゃん!ふぁいとや!」
「そ、そうだよね!」
「そうそう、だから早くお弁当食べてドッチの――」
「なのはがんばってるんだ。だったら私も頑張ってなのはに会いに行く!」
「「はぁっ!?」」
「あらあら・・・」
「なのはのいる座標はわかってる。だからはやてちゃん、アリサちゃん、すずかちゃん!」
「「「・・・」」」
「国語の先生と数学の先生と、担任の先生の説得をおねがい!!」
「ちょっ・・・待ちなさいよフェイト!説得って・・・」
「バルディッシュ!行くよっ!」

「あらら、行ってもうたわ」
「あんのばか!何考えてんのよ!」
「フェイトちゃんはなのはちゃんがいないと駄目ね」
「駄目なんてもんじゃないわよ!なのはが出発したのいつだと思ってるのよ!?」
「えーと」
「昨日よっ!!」
よ―よ―よ――

こんな感じですか?わかりませんっ!

122:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/07 23:55:50 PuEIwhWK
フェイトさん→皆は呼び捨てなんダナ

123:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/08 00:53:06 kRL4lZVK
>>122
なるほど!ありがとうございます。

124:(ω・`ミэ)ピチピチ
09/03/08 02:14:27 UDDTib6J
魚肉|・)ノ なのはさんが25歳と聞いて.

ゲンヤさんの口調が分からないというような感じで,
以下,相変わらずな文章.

『フェイトさんが髪を切った理由はとどのつまり、婚前交渉』



 1。なのはさん視点
 
 ジェイル・スカリエッティが事件を起こしてから早いもので、6年の月日が流れている。
当時の自分を振り返れば若かったなぁ、と思える程、6年という月日は短いようで長い。
特に、22辺りを越えた頃だろうか、地球でいえば大学を卒業するくらいの歳、この頃か
ら人生が急激に早くなっていった。子供の頃感じる1年と今感じる1年では後者のほうが物
凄く早く、だからこの3年くらいはあっという間に過ぎて行った。
 高町なのは25歳。相変わらず魔法少女…というにはもういい加減良い歳なので、管理局
で相変わらず教導官をやっております。
 産まれてから25年、四半世紀、色々ありました。魔法との出会い、フェイトちゃんとの
出会い、はやてちゃんやヴォルケンさん達との出会い、そして義理とは言え、愛娘のヴィ
ヴィオとの出会い。思い起こせば少し前のようにも感じる今では懐かしい想い出。そうや
って懐かしいねぇ、と口にするとヴィヴィオからママ、おばさんくさい、と言われるのだ
けれど、懐かしいものは懐かしい。
 ヴィヴィオといえば、最近微妙に反抗期。カイゼルファルベを展開しながら『ママには
関係ない!』と叫ぶヴィヴィオに、いい加減辛いのだがブラスタービットを展開して、『
お話聞かせてちょうだい!』と叫ぶ私。最近その頻度が多い所為で、周りから苦情が来る
ので大変。でも、仲良しだよ私達親子。
 などと想い出しながら、自室の姿見の前で下着姿の私。オレンジ色のブラと同色のフリ
ル付きショーツを身に纏う姿は自分でいうのも何であるが、20歳前に比べても見劣りはし
ない。しいていえば、小皺が出てきたような気がするのと、たまに髪に白髪が混じる程度
。長年教導官をやっているとどうしても立場も上がるので事務仕事が多くなり、多少の筋
肉の衰えはあるものの体重などは当時と変わらない。
 うんうん、と姿見を見ながら私まだ若いよね、と自分に言い訳しながら……管理局の制
服を着込む。まず、スカート、そして上着を着て再び姿見を見る。うん、今日も全力全開
!とぎゅっと拳を握り締める。ちなみに、そのぎゅっとする姿を以前ヴィヴィオに見られ
た時には『いい歳なんだから』と言われたが、気にしない。気にしてない。気にならない
んだから。
 そうこうしていれば、ふいに視線が写真立ての所に向かう。昔を思い出していた所為だ
ろう、多少色の落ちた写真に目が細まり、つい、なつかしいなぁと口に出る。いつも目に
ついている写真、ただ部屋を飾るオブジェと化しているそれも、こうやって目を寄せれば
昔懐かしさを想い出させるアイテムにはやがわり。まだ時間もあるからか、一つ一つ手に
とって眺めていれば、一つだけ新しい写真が。
 それは、3年前に撮影したもの。この写真に関しては今でも覚えている。明確に。忘れ
られるわけがない。
 フェイトちゃんの髪が短くなった日の写真なのだから。


2。フェイトさん視点
 

 長かった髪を短くすると、首元が寂しいからか3年前から後ろ髪を触るのが癖になった
私、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンです。
 今日は男性とお食事なので慣れてきたとはいえ少し緊張しております。あぁ、間違って
もデートなんかではありません、かなり年配の方なので……というかナカジマ家のゲンヤ
さんです。
 そもそも、こうやって男の人と食事、あるいは飲みに行くというのは3年程前、髪を切
ろうと決意した後。女系家族…といってもクロノがいるけれど、そんな中で生きてきた私
にはいまいち男とはどういうものか、というのが分からず、『男』というものを知りたい
がためにこうやって時折、男として格好良いなぁ、という人に声を掛けている。

125:(ω・`ミэ)ピチピチ
09/03/08 02:15:11 UDDTib6J
 しかし、3年という短いようで長い月日で私は男というものをわりと理解できてきたと
思う。だから、今日をもって私は最後であると思っているのだが、こんな事をしていた所為
で、ハラオウン執務官は不倫しているだの、男をとっかえひっかえしているだのという噂
が流れる始末。困ったものである。まったくの誤解。が、傍から見るとそう思えるのは最
近、私にも分かってきた。まぁ、一緒に食事に行った人に言われて初めて気付いたのだけ
れど。
 というわけもあって、自室で多少のおめかしをしている私。
 プレシア母さんの姿を思い出しながら化粧をするとけばくなるので、リンディ母さんを
思い浮かべながら化粧中。といっても、体質なのかそれ程やることはない。なのは辺りに
言わせるとフェイトちゃんは昔と変わらずぷにぷにで羨ましいね、との事だが、スッピン
で管理局に行くと流石に文句を言われる手前多少の化粧術?を覚えたわけで、それを駆使
しながらがんばれ私。
「さて、今日は結婚式でのエスコートの仕方を聞かないと」
 などと口にしながら今日の聞く予定の事を確認する。確認しながら、もう少しだ!と心
が躍り、同時に今日が終われば、と覚悟もする。
「なのは、待っててね!」


3。なのはさん悩む。

 沈みかけた陽光と共に仕事が終わり、終われば買い物袋を手に家に帰る。夕日というの
は綺麗なものである。そんな風に思いながらヴィヴィオの待つ自宅へと歩む。
 とても当たり前で、毎日行う事で、今更どうといった事も思わない。しかし、地球の方
の、当時の同級生達が結婚して主婦をしているような話を聞くと最近思う事がある。
 婚期のがした?と。
 いや、別に男の人と一緒にいたいとかそういう事は思わないのだが、なんだかんだで良
い年齢である。こうやって管理局に行って帰るだけの人生では出会いがあるわけもなく、
ただ淡々と日々が過ぎていくだけ。たまに、『高町教導官におしおきされたい』などとい
う珍妙な発言をしている人がいるとの噂を聞くがそんな人は願い下げである。
 なので、出会いもなければ結婚なんて夢もまた夢。ちなみにユーノ君は無限書庫勤務の
女の子と良い感じになっているとかなんとか、一人だけ幸せになる気なの?と声を掛けれ
ば久しぶりのフェレット姿でぶるぶる震えていたのはとても可愛かった。
 さておき、そんなわけで自宅への道すがらネオンサイン光る道路を、買い物袋をふらふ
らさせながらぽつぽつと一人歩いていれば、視界に飛び込んできたのは見たことのある男
女だった。
「フェイトちゃんと……ゲンヤさん?」
 女らしい、珍しく多少胸元の開いたドレスに似た服を着込んだフェイトちゃんと、よれ
たスーツ姿のゲンヤさん。ゲンヤさんはいつも通りといえば、そうだがフェイトちゃんの
着飾り方が尋常ではなかった。
 自然と足が止まり、呆然と二人の姿を見つめる私。けれど、二人は私には気付かず、談
笑しながら連れ添ってどこかへ向かう様子。そして向かうのは歓楽街の方、俗な言い方を
すればホテル街。地球と同じでそういった方面の文化はあるようで、やはりそういった場
所は存在する。そこにフェイトちゃんとゲンヤさんが……?
 え?え?と一人口にし、僅か震える。そして不意に、本当に不意に、管理局で聞いた噂
が脳裏に浮かぶ。馬鹿馬鹿しい噂、取るに足らない噂、それが浮かぶ。
『ハラオウン執務官は男に振られて髪を切った、それで今は自暴自棄になって男あさりを
している』などという下種な噂。なのだが、なのだが……二人でそこへ向かっている姿を
見ると……一瞬、考えてしまう。が、そんな事、あるわけない。
 髪を切った理由は私にも分からない、けれど、噂でいうような事なんてない。断言でき
る。ハタチを過ぎてようやく、子供ってどうやって作るの?とか聞いてきて、答えるとポ
カーンとする子にそんな事できるわけがない。
 頭からその噂を振り払い、二人の消えていった先を見つめる。
 ゲンヤさんはフェイトちゃんと昔から知り合いだし、端にそちら方面にある飲食店にで
も向かったのだろう。例えそうではなくフェイトちゃんとゲンヤさんがそういった関係に
なったとしてもゲンヤさんも奥さんを亡くされて長いのだから別に誰に文句を言われる筋
合いもない。
 けれど……私の心は落ち着かない。
 ユーノ君に、悪戯心を喚起され、一人で幸せになるんだね、などと言った時とは違う。
自然、手が振るえ、買い物袋が地面に落ち、慌ててそれを拾おうとして……拾えない。1
度、2度、3度目で漸く掴み、持ち上げれば今度は膝から躰全体がふら付く。

126:(ω・`ミэ)ピチピチ
09/03/08 02:15:42 UDDTib6J
「あ、あれ?おかしいなぁ」
 焦るように、手で頭を掻く。そして、いつもの調子で、あはは、と笑ってみてもどこか
その声は軽く、二人の消えた先から視線を逸らし、帰らないと、と振り向こうとしても視
線は逸らせず、躰はそのまま。
 つまり、私は、二人の仲を祝福していないのだろうか?いいや、そんな事はない。年齢
差が娘と親くらいに離れているものの男女の愛に年齢差は関係ないのだ、フェイトちゃん
とゲンヤさんが良い仲なら祝福しないと、と思ってみても落ち着かない。
 暫く、いいやどれくらいの時間だろうか。いつのまにか夕日は完全に沈み、世界を照ら
すのはどぎついネオンサインだけ。そんな中で私はぽつんと一人。闇に沈む世界でただ一
人、そんなファンタジーのような事すら思い浮かんでくる。
「私……変だよね?」
 誰に問いかけるわけでもなく、呟く。けれど、それは届いてくれた。
「ママが変なのはいつものこと。どうしたの泣きそうな顔して?」
 家にいるはずの愛娘が、どうしてここに?と思う前に、自身が泣きそうだという事に気
付く。唇が振るえ、視界は涙に濡らされ……そうか、私は泣きたかったのだ。
「な、なんでも……ないんだよ?」
「本当にどうしたのママ?」
 聖王のゆりかごで見た成長したヴィヴィオの姿に届こうか、というくらいに成長したヴ
ィヴィオ。あの頃も思った多少きつい目に従うかのように優しいけれど少しきつい性格に
育ってしまったヴィヴィオ。だからだろう、
「何?フェイトさんのデートシーンでも目撃したの?」
 と、何の気もなしに口にしたのは。いつもの私ならば、何言ってるのヴィヴィオと返す
だけのそんな言葉。けれど、
「え……あ……」
 口から出てきたのは呻き声のような言葉にならない声。その答えに、ヴィヴィオははぁ、
と溜息を吐きながら、『あぁ、やっぱり』と口にする。それに、どうして!?と驚きの
表情をすれば、『いや、それは分かるよママの事だもん』と。そんなヴィヴィオの言葉に
多少の喜びと、けれど、どうしようもない悲しさが沸いて来る。
 つまり、ヴィヴィオはフェイトちゃんがこうやって何度もデートしているのを知ってい
たのだ。知らぬは私ばかりだという事。それに至り、再び買い物袋がとん、と音を立てて
落ちる。
「あぁ、もう」
 買い物袋を拾いながらヨシヨシと頭を撫でてくるヴィヴィオ。いつの間にか背が同じく
らいになってたんだね……そう思えば、多少気持ちが楽になってくる。頼り、頼られるの
が不得意な私に出来た大事な大事な愛娘が私を心配してくれているのだ、ならば……いつ
までも悲しんでいたり、落ち込んでいたりしては……ダメだ。
「よ、よしっ」
 空元気も元気の内。無理やり口に出し買い物袋をヴィヴィオから受け取り、振り向き、
「帰ろう。今日はヴィヴィオの好きなオムライスだよ!」
「や、嫌いではないんだけど……と。ママ、一つだけ言っておくね。いつまでたっても気
付かないだろうから」
「え?」
「フェイトさん……あー……フェイトパパ?はなのはママのためにやってるんだって事。
祝福するよ、私は」
「パパ?……ヴィヴィオ、何言ってるの?」
 それに答える声はない。それくらい自分で分かってよ、ママ、と言わんばかりの瞳をし
ながら、ふいにヴィヴィオの口調が変わる。
「ママー、ヴィヴィオお腹すいたから帰ろう!」
 苦笑する。懐かしい口調だった。
「いつまでたってもヴィヴィオは子供だね」
「ヴィヴィオはあの時からずっと、なのはママとフェイトマ…パパの子供だよ」
 なんて、嬉しいことを言ってくれるヴィヴィオの言葉にさっきまで沈んでいた心が落ち
着き、持ち直し、帰路につくのだった。
 けれど、多分、きっとヴィヴィオの言葉の……そう、『パパ』という言葉に私は持ち直
したんだと、後日思い返して、そう感じた。





127:(ω・`ミэ)ピチピチ
09/03/08 02:16:16 UDDTib6J
4。居酒屋にて

「あー、ハラオウンよぉ。あぁいう所だと男は添え物だと思うぜ?」
「なるほど」
「披露宴やらないならなお更だと思うが」
 というわけで、結婚式の話を聞きながらメモをとる私。居酒屋でメモ広げてペンで書き
込むなどという行為は些かどうかと思うのだけれども、大事な事はやはりメモしたいので
ある。紙というのは意外と便利なのである。
「しかし、まぁ……思い切った事考えるなぁお前」
「まぁ、でもそうでもしないと……なのはは」
「まぁなぁ、ありゃ鈍感すぎる。でも、わからんでもないんだが」
 それはそうであろう。
 地球の方だと一部地域を除いてアウトというか認められない事である。ミッドに至って
もやはり一部地域を除いて認められない。しかし、次元世界を色々探していればある所は
あるのである。
「しかし、本当にいいのか?あぁいや、疑ってるわけじゃないんだが」
「周囲には色々言われるかと思いますが、でも……私にはなのはが」
「のろけは結構。酒のつまみにもなりゃしない」
 言って、ぐい、とお猪口を傾けるゲンヤさん。本当、様になっている。これくらい歳を
重ねないと日本酒は似合わないのだろうか。しかし、日本酒があるのは何故なんだろうか
と気になって仕方がないが、今はよそう。日本酒の造り方を学んだ人がミッドにいる、と
いうだけだと思いたい。
 そんなゲンヤさんに対して、私はワイン。料亭みたいな所でワインというのもどうかと
思うのだが、どうにも日本酒というのがダメで私はもっぱらワイン党である。真似るよう
にぐい、とワインを口に注ぎ、ほっと一息吐く。
「ワインはグラスごと一気にいくもんじゃないだろ」
 その言葉に、僅か頬が赤くなる。アルコールではなく羞恥のそれだ。地球で言う所の北
欧系な容姿をしている所為なのか、意外とアルコールには強いようで押さえ気味にしない
と一気に飲んでしまったりするわけで……
「癖ということで……」
「いやまぁいいんだけどよ」
 そんな感じで雑談は続いていく。そして、その終わり際、私はアルコールにより気分が
とても軽いのを自分で認識していた。立ち上がり、歩こうと思えばふらっとする。そのた
びにゲンヤさんのおいおい、という声が聞こえるが、まぁ大丈夫。多分、大丈夫。それに
これから、なのはの所に行かないとダメなのだから。
「まー行って来い。とりあえず車には注意しとけよ」
「は~~い」
 間延びした返答をしながらゲンヤさんにお礼を伝え、別れる。ここからなのはの家まで
徒歩何分だろうか?まぁ、道は続いているのだ歩いていけばいつかつくさ、と楽観的に考
えながら私は歩きだす。
 ふらふら、ふらふらとしながら歩いていく。
「なのは~まっててねぇ~」



5。なのはさん自慰る。

 風呂上り、ベッドライトだけを付けた部屋、下着姿でベッドに横になっていれば、やは
り思い出してしまうフェイトちゃんとゲンヤさんの姿。
 今頃二人は、と思えば妙に虚しくなってくる。
 その虚しさを紛らわせるように、布団を掛け、パチンとブラのホックを外し、風呂上り
の所為で潤った指先を乳房に添える。終われば、自己嫌悪にきっともっと虚しくなる、け
れど抑えられない。
 ゆっくりと乳房に指を這わせ、乳房の形を変える。この歳になり、昔より柔らかくなっ
たのではないかと思える程、指は乳房に埋もれその感触が躰に伝わってくる。
「はぁ……」
 その感触に即座に吐息が漏れる。何も考えず、ただ歪む乳房から伝わる感覚に身を委ね、
時折激しく、時折ゆるやかに自身の乳房を揉みしだく。
「ぁっ…」
 びくん、と躰を震わせ自然と零れる喘ぎに羞恥を覚えながら、けれど止まる事はなく、

128:(ω・`ミэ)ピチピチ
09/03/08 02:16:48 UDDTib6J
ぷっくりと尖った乳房の突端に指を掛ければ更に躰が震え、宛ら漏らしたかのように秘所
が潤って来るのが分かる。
 けれど、そこを触るのはまだだ。構ってくれと、触ってくれと言わんばかりに蜜を垂ら
し自己主張するそこに触るにはまだ早い。
 手が自然とそこに向かおうとするのを無理やりとめ、仰向けになり、両手で乳房を揉み、
指先で乳首を摘み、擦り、引張る。
「ひゃっ…ぁっ」
 一瞬、意識が飛ばされそうになり、しかし、それに逆らわず伝わってくる愉悦に身を震
わし続け、ふいに思い立ち、下した髪の人房を手にする。
 長い髪、フェイトちゃんに綺麗だと言われた髪を手に、それを乳房に這わせればびくん、
躰が鳴る。指先より尚、弱々しい刺激が、けれど…私を淫らにする。
 自分の髪でこんな事するなんて変態……そう思えば、思うほど尚更に躰が火照ってくる。
あぁ、いやらしい。
 髪と指先を乳首へ向かわせ、両方を一度に責め立てれば快感に身が歪み、布団の中で子
供のように丸まってしまう。でも、そうでもしないと大きな声をあげてしまいそうで……
「あぁんっ!」
 けれど、抑えられるわけがない。零れる声は部屋を越えて、ヴィヴィオの部屋まで伝わ
るかもしれない。かもしれない。けれど、止まらない。一度、漏れ出した声は止まる事な
く、息苦しくなりながらも快感を求める事をこの躰は止めてくれない。
 であれば、無理に止めていた腕がやはり勝手に動き出し秘所へと向かう。黒いショーツ
……フェイトちゃんを意識して勝手にそうしてしまったのだろうか?……に向かい、ショ
ーツの上を指が這う。ぬるり、とショーツを超えて感じる粘液を指に絡ませ、柔肉を堪能
するかのようにゆるゆると動かし、スリット部分に。
「あっ…ぁぁっ」
 つつ、と撫でるようにスリットを行き来すれば断続的に襲ってくる快感。何物にも変え
がたい愉悦に身を焦がしながらさらなる快楽を得ようと躰が動き、頭を下に、布団の中で
四つんばいになる。お尻を高く、高く掲げ、頭を枕にうずめ、両の指先だけを股間へと持
って行き、すり、すりと。
「はぁ……ぁぁ」
 ふいに、布団から出た唯一の部分である顔を横に向ければ姿見が。あぁ、なんていやら
しい顔をしているの私。もはや、それは羞恥よりも愉悦だった。淫らになった自分の姿を
見て興奮するなど、もはや常人の思考ではない。いや、それもそうだろう、こんな事をし
ている最中など常人の思考であるわけがない。
 だから、だからこそ……自分の姿を認め、私の指先は更に動きを増す。その動きに喘ぎ、
表情が歪み、次第涎すら垂れてくる自分の姿にさらに指が動き、駆け上る螺旋の如く悦
楽が私を包んでいく。
「ぁぁ……っぁ……」
 気持ち良い。
 ただ、ひたすらにそれだけ。
 何も考えず、ただただ快感に身を委ねるその堕落。人が繁栄するのも分かるというもの
だ。こんな気持ちの良い事止められるわけないのだから……
 だから、きっと、それは人とは違う思考。ふいに、淫蕩さを覚える自身の表情に歪んだ
笑みを浮かべながら、
「フェイト……ちゃん」
 と口にしたのはきっと、人という生物の本能とは違う思考。種を育まない異端の思考。
だが、それがどうしたというのだ。
 口に出した名前、その名前に罪悪感など覚えず、堰を切ったかのように何度も、何度も
その名前を口にする。
「フェ……イト…ちゃん」
 泣き叫ぶように、愛しい者に呼びかけるように、そうしながら私は指先をスリットの間
…中へと埋没させる。
 くちゅ、と音を立て沈み込む指先。肉壁に包まれた暖かい圧迫に指を委ねながら、それ
に抗うようにゆっくりと動かす。
「はぁはぁ…フェイトちゃん…もっとぉ」
 枕に埋もれながら、口にすれば、まるでフェイトちゃんが本当に私の……なのはのそこ
に指を出し入れしてくれているようで……
「あっん…ぁぁ…っ!」
 もう、止まらない。
 止まるわけが無い。
 昇りきるまで止まるはずがない。

129:(ω・`ミэ)ピチピチ
09/03/08 02:17:19 UDDTib6J
 誰が来ようと、止まるわけが……
「な~のは~けっこんしよー!!」
「えーっ!?」


6。閑話:ヴィヴィオさんの憂鬱


『ぁっ!』
 …いつも思う事であるが、なのはママは声が大きいと思う。多分するだろうなぁ、と思
っていたが、今日は特に声が大きい。おかげさまで現在私は音楽も鳴らさずヘッドフォン
をつけて勉強タイム。
 ちなみに、なのはママ本人は認識してないのだろうけれど、いつもフェイトママ…もう
いいや、フェイトパパと会った日にしているのである。
 それで婚期がどうのこうのだとか出会いがどうのこうのだとかぶつくさ言うのは正直ど
うかと思う。
 ゆえに、私が多少反抗期になったとしても仕方ないと言いたい。カイゼルファルベを出
したのはやりすぎだと思うけれども……
 とはいえ、それもあるからフェイトパパが珍しく自分で動き始めたのだ。始動は3年前、
突如『男になる!』と言い出した時はもう駄目かと思ったけれど、髪を短くし、普段も
男っぽい格好をして、色んな人に話を聞いて男らしくなったとの事で、先ほどふらふらに
なりながらもプロポーズするんだ!未来の娘、宜しく!などとハイテンションで語りかけ
てくれたのだった。正直、男の格好をする意味はまったく無いと思う。相変わらず、フェ
イトパパはどこかずれている。
 ちなみに、フェイトパパが家に来た時、どんどんと扉を叩くのが煩かったりしたわけで、
普段のフラストレーションを晴らすためもあって、なのはママにフェイトパパの事を伝
えず、フェイトパパにもなのはママが今何しているのか伝えず、『ママなら部屋にいるよ、
パパ!』と子供らしく言ってしまった私を誰か許して欲しい。
 それぐらいならいいよね?


7。フェイトさんの権謀

「はい、次これね」
 何故かなのはの部屋に突入したらば、ベッドで布団を被りながら下着姿……といっても
ブラは外した上体で四つんばいになり、入り口に向かってお尻をあげているなのはの姿が
あった。何をしていたかは分からないでもないけれど、そこは男『役』の嗜みとして黙っ
ておく。
「あ、あのフェイト…ちゃん?」
「は~や~くー」
 いかにもこの酔っ払いめ、などという顔をした先ほどと同じ姿のなのはが正座でテーブ
ルの前に座りながら書類に手をつける。ちなみに書類というのは、とある同性婚が大々的
に認められている次元世界の戸籍申請書類『等』である。戸籍など申請できるのか?と問
われれば、まぁ、色々やったのです。
 というわけで、そこに籍をとり、入籍しようという私の策略になのはは気づかなかった
ようで、目をぱちぱちさせながら言われるがままに記入中。
「これ、婚姻届って書いてあるんだけど……」
「うん。そうだよ」
「え…っと。その……」
 ちょっと困ったような表情で、けれど嬉しそうななのはを見ると、私も嬉しい。そして、
その書類にしっかりと名前を書いてくれた事がもっと嬉しい。
 そんな風にしていくつかの書類を書いてもらった後、なのはの前に正座し、
「なのは、結婚しよう」
 と改めて口にする。ここに至り、さすがにアルコールは抜けている。テンションが高い
のは単に恥ずかしいからだろうと思う。
「二人で、幸せになろう。あ、ヴィヴィオもいるから3人ね」
「あ………はい」
 ちなみにエリオとキャロは一人立ちしてしまったので、ここでは除外。さておいて。
 返答をしてくれたなのはに、近づき、横に座り、なのはを抱き寄せ、声を掛ける。
「さ、なのは。婚前交渉しよう」

130:(ω・`ミэ)ピチピチ
09/03/08 02:19:17 UDDTib6J
「は、はい……って、えー!?」
「大丈夫。婚前交渉容認な所なんだ」
「や、そういう事じゃなくて……」
 だってほら、好きな人が目の前でほぼ全裸で座ってたら、手出したくなるでしょ?
 というわけで、いただきます。



おわり。



というところでお久しぶりでした.
なのはさんが25歳ときいて3時間で書いてみた.
これは良い年齢とか思えば手が動く始末.
お目汚し失礼致しました.

では,簡単ですが,これにて.

いなり寿司|(ω・`ミэ)ピチピチ

131:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/08 02:29:58 HFtF4fWW
おおおおおおおおおあああああああ…GJ

132:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/08 02:42:42 P+LYlaNG
久々に来たと思ったらこんなニヤニヤな物を置いていきなさって!!

皺とか白髪とかの辺りがリアルで笑っちまったよw


133:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/08 03:07:33 v+DBu/b4
うわぁぁぁぁぁぁぁぁ
ピチピチたんが来てるぅぅぅ!!!
GJ!!!!
エクセレント!
相変わらず生ものタンの投下は最高だよ!
全板規制されてるなか携帯持ち出してでもGJせずにはいられなかったぜ

134:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/08 05:50:18 xJPB/A6W
>>130
GJだけど、GJだけど
婚前交渉を端折ったのは容認できかねるぜ

135:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/08 08:32:09 m9hcmHU6
ピチピチ氏今日もいい仕事してますなぁ。
脱へたれフェイトそん万歳! GJでした

136:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/08 10:08:03 4X8UkWFQ
>>130
GJGJGJ
15年かけてくっつく二人もいいな

137:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/08 10:59:03 wGkKMPa6
GJですっ
あー、でも婚前交渉も見たかった・・・

138:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/08 11:43:36 kRL4lZVK
ヴィヴィオのプッシュぐあいがよすぎる……
GJ!!

139:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/08 12:44:34 TsXePOyW
ピチピチたん、俺には分かるぜ…婚前交渉はまた別に書いてあるんだろう?
GJでした!

140:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/08 12:45:28 7vsU5Wsa
やたらと「男」にこだわるフェイトが個人的に残念だった。
なんか男女性愛の模倣的な物しか感じないというか

141:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/08 13:28:00 xJPB/A6W
なのはによく思われたい
女の子をかっこ良くエスコートしてる男性は素敵だ
自分もかっこ良くエスコートすればなのはは喜んでくれるかも
ぐらいしか考えてないよきっと
だってフェイトそんだもの

142:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/08 14:31:33 EY0sqEL1
>>140
キモイ

143:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/08 14:38:10 HLAdIWU9
ふらーり、なんというヴィヴィオ、日本語に訳すと婚前交渉わっふるわっふる
男女との差異が際立つ分、男役に拘るのも有りとか思いますが、>>141に同意です

>>100 すいません、>>99 書き込み後即就寝余裕でした

蕩けるようなSSが続く中、ちょっと百合スレの限界に日曜昼間から (,ΦДΦ)デストローイ!!
ソヴィエト式で穴を掘る酷いSS略して小話を投下させてくださ窓に窓に

ええ、前スレでスルーされた寂しさの恨みというよりは、そうですね
……うぬれこの良く訓練された住人たちめら箪笥の角に足の小指ぶつけろ

閑話休題、いつもどおりのフェイなの前提です

ユーノがフラれる話です、ユーノ好きな人はお気をつけください
つまりユーノ出ずっぱりです、ユーノ嫌いな人もお気をつけください

ザフィーラとクロノも出てきます、気にしないでください

変な角度からの切込みでの百合ネタです、個人的には百合の範疇内だと思っていますが、
キャラ、ネタ的に、人によっては百合の範疇外かと思われますのでお気をつけください

クロスか避難所投下も考えましたが、あんま長期間人の目に触れる位置にあるのもアレで、
クロスというほど突っ込んでいるわけでもなく、ネタふったのもココなのでここに投下です

そういえば魔道砲、「(誤字)」という手があったかと、
ならばそれに余った前回の定冠詞 La を付けて

L’ARC-EN-CIEL(誤字)……… orz ナンカゼンゼンチガウモノニ

やはり魔道砲への道のりは遠く ―


144:或る捜査官と世界の果て
09/03/08 14:39:04 HLAdIWU9

薔薇が散って、薔薇が咲く。

球状に展開された石畳の上に、華やかな花弁で金色に咲き誇る二輪の薔薇が、
寄せては離れ、くるりくるりと幾たびも重なり合いながら、鮮やかに戦の舞を踊っている。

― 決闘広場で。

かたや咲き誇る大輪の薔薇は、黒き枝葉に身を覆う純白の乙女、
執務官の地位にある剣劇の踊り手、フェイト・T・ハラオウン。

いま一輪は穏やかな白、そして翠、賢者の眼を備えた信念の徒、
無限書庫司書長であるユーノ・スクライア、その人であった。

互いにバリアジャケットを身に纏い、大剣と障壁を打ち合わせる音が舞踏曲を奏で鳴る。
踊り手に差し出した腕の先、障壁を削る魔力刃が、手を取りあうかのように重なりあった。

刃を見れば足を止め、幅広の魔力刃を斬り降ろす袈裟の太刀、そのままに刃を返した曲斬り、
剣勢に偏った重心を、振り戻すかのような逆袈裟の昇撃、刃を流して柄尻、戻して撫で斬り。

刺突、刃を引いての鋸引き、勢いを殺さず回転連撃、付随する蹴撃、残心を踏み抜いて斬撃。

瞬く間に積み上げられた十連撃の悉くを、的確に十連に展開された防御陣が受け流す。
濃縮された魔力塊同士が互いを削りあい、余剰魔力が閃光へと変換されて、消えた。

一息、薔薇の片割れが髪を流して間合いを外し、即座に切り返しては、斬りかかる。

戦術も何も無い、ただ斬りつける。
剣術も何も無い、ただ真っ直ぐに。

フェイト・T・ハラオウン執務官と言えば、空戦S+を誇る歴戦の魔導師であり、
近接に於いては古流ベルカの太刀を好く遣う、剣術の達人としても名高い戦上手である。

それが今は、無様と形容するのが相応しいまでの猪武者と化していた。
慢心より生じる油断、否や、侮られているという思いはユーノには無い。

任務ではなく私闘、決闘の類である限り、そこに欲せられているのは意地の張りあい。

即ち単純に ― 斬るか防ぐか。

そこでフェイトは常ならば、剣閃と軸を違えるべき踏み込みを愚直なまで一直線に変化させ、
ユーノも全霊を込めて打ち込まれる太刀筋に、応えて腰を落とす事に何のためらいも無い。

またも防がれた剣撃が火花を散らし、逸らされた魔力流が光源と化して周囲に飛散した。
最中、星の海に互いが拠るが如き幻想の中、終焉を知らずに幾たびも閃光が交差している。

かの如き無限の只中、しかし、ユーノはやがて訪れるであろう自らの敗北を予感していた。

高町なのはを賭けた決闘に、いや、そのような馬鹿げた理由付けをした八つ当たりに、
決死でも悔恨でも祝福でもなく、幸福を感じている自分に気が付いた時点に、理解する。

その、至近に在る鮮烈なる丹の瞳に、自分だけが映り込んでいる現実に―



145:或る捜査官と世界の果て
09/03/08 14:40:09 HLAdIWU9

『或る捜査官と世界の果て』



― 物陰に、女子局員の囁く声が響いている。

「カシラカシラ、ご存知かしら、巷で噂のスクライア司書長、
 意中の教導官に袖にされて、休日を棒に振ったそうよ」
「ムッキー、なんてもったいない!」

― 棒の様な女性が二人、片割れはハンカチを噛み千切っている。

「でも司書長も考え物よね、電話に出んわ、会わない知らないメールもしない、
 手紙も出さない矢文も出さないじゃ、どうやって思いを伝えるのかしら」
「べんとらーべんとらー、どうか届けろこの思い、焼き芋食べたーい!」

― 不意に上空から未確認飛行物体が一枚、二人を吸い込んでいく。


その日のユーノ・スクライア司書長は、本局廊下で胃袋あたりの不快感を抑え込んでいた。

先日に、聖王教会付属小学校に、友人の使い魔と一緒に潜入した折の記録映像を渡すため、
本局に寄り、何故か姿見で服装を正し、見覚えのある金髪を視界におさめた時の事になる。

件の相手は何故か、青い狼の背に乗って、ぽてぽてと歩いていて、

廊下奥からハリセンを持って、爆足ダッシュで彼女に襲い掛かる特別捜査官の姿も見えた。
油性マジックを片手にACSで、狼に特攻する教導官と、108部隊の捜査官の姿も確認した。

咄嗟に、何故に自分が物陰に隠れてしまったのか、ユーノには理解できない。
いや、何か理不尽に巻き込まれそうだったからと思い至り、安堵する。

そのままに不機嫌を自覚して、朝方の心躍る自分とは雲泥の差だと、
我知らず何知らず嘆息していたところに、声をかけられて立ち話。

棘の在る、漆黒のバリアジャケットに身を包んだ友人、用件を抱えた相手の義兄にあたる。
益体も無い会話をだらだらと続けているうち、澱のような不快感が心中に沈殿していく。

「ほら、聞こえないか」
「何がだよ」

突然の言葉に目が覚めた。


146:或る捜査官と世界の果て
09/03/08 14:41:19 HLAdIWU9
見れば真黒の話相手は、両手を左右の耳にあて、何かの音を聞き逃すまいという有様に見える。
堅物の友人の突然の奇行の、何と対応したものかと躊躇っているうち、言葉の続きが紡がれた。

「君の魂が本当に諦めていなければ、
 世界の果てを駆け巡る、この音が聞こえるはずだ」

「何を馬鹿な事を―」

ユーノの言葉は途切れた、聞こえてくる。

遥かに遠く、意外なほどに近くから響いてくるそれは、総排気量4942、
水平にまでバンク角をとった、特徴的なV型12気筒から成る、魂の咆哮。

「さあ、僕らと共に」

疾く、騒がしく何かが本局廊下を、何かが爆走して、何かがやってくる。

「いざなおう、君が望む世界へ!」

暴風が、クロノのバリアジャケットを肌蹴させ、鍛え抜かれた大胸筋を露出させる。
そのまま爆音で廊下の窓硝子を揺らしながら、二人の目の前に一台の乗用車が停止した。

フェイトカー、ギアボックスらしきものを適当にガチャガチャと動かしているだけで、
何となく素敵に走ってくれる魔法の車、今日は無意味にオープンカー仕様。

その中を見れば、さながらダースベーダーの風呂場と呼ぶべき計器類が在る。

運転席から乗車を促すのは、赤銅の肌を持つ白髪の青年、即ち人間形態のザフィーラ。
その脇腹に油性マジックで、108備品などと落書きをされているのは何故だろうか。

ともあれ、流されるままに乗り込んだユーノの耳に、隣席からのクロノの言葉が突き刺さった。

「君は、高町なのはが欲しいか?」
「どういう意味だい」

視界は既に高速で背後に流れるアスファルト、タイヤを切りつけながら暗闇を走り抜ける。
チープなスリルに身を任せていれば、どこまでも曲がりくねった街灯の下に、困惑が居た。

「言葉通りさ」

荒れ狂う風の中、呟くように紡がれた言葉は不思議なほどに、よく響く。

「君は何が欲しい? 何を目指している、何に成りたい?」
「そんな事を聞いて、どうするんだよ」

矢継ぎ早の質問に、ユーノがふてくされる様を黒塗りの男が戯弄する。

「つれないな、友達だろ」

そう言ってくつくつと嗤う、ひとしきり哂った後に思い出したように声が出る。


147:或る捜査官と世界の果て
09/03/08 14:42:02 HLAdIWU9

「昔、棺に入っていた女の子の事を憶えているか?」
「棺おけ、と言われてもね」

会話の途切れに巻き込まれた旋風の風が、乗員の髪を揺らす。
頭皮より揮発した体液の感触が、ユーノの視線を鋭角に研ぎ澄ました。

透き通るほどに薄く、鋭く、何よりも割れ易く。

転回したまま背広の裾から入り込み、脇腹を抜けて喉元を犯す風は何某かの愛撫に似て、
金髪を押さえ表情を隠しながら、内容が不足している不可解な発言への説明を求めた。

「硝子ケースに飾られた女の子の、死体の身代わりになっていた、あの子さ
 生まれながらに母親の憎悪の揺り篭に眠り、在りもしない夢を見て自分を慰めていた」

「そんな事も、あったっけね」

言わんとしている相手の事を想到してか、気の無い言葉と裏腹の、不快感が表情に出る。
思惑は何であれ嗜めるべきと、口を開いたところで止まる、視線に縫い止められる。

「あの子を外に出してあげた時、君も居ただろ?」

射抜かれる。

偽りを許さない、猛禽の如き鋭い視線。

過去に数多の懸案を片付けてきた熟練執務官のそれに、刹那、ユーノは自分の全てが、
仮に無色の世界に全てをさらけ出して、その隅々までもを覗き込まれた想像の、その中に、

叫んでいる、ただ一人、誰かが世界に。

ああそうさ、居たさ、あの子が閉じこもっていたいた時も、誰かの手をとる事を知った時も、
一人きりで寄る辺無く震えていた時も、苦難も挫折も乗り越えて笑っていた時も ―

「おぼえてないよ」

それでも口から出てきたのは、そんな言葉。

視線を外し会話を打ち切った二人の、身体を不意に、何処かで何かが哂っている。
響く音なら前面、運転席に在る寡黙な野生が、楽しげに笑いながら口を開き、騙った。

「そうか、それならば……」

シフトチェンジ、加速、計器が跳ね上がる、加速、爆音が響く、加速、急激な加速、
加速、暴風が身に爆ぜる、加速、世界が目まぐるしく駆け抜けてゆく、どこまでも。

「世界の果てを見せてやろう、おまえに」

宣言。

148:或る捜査官と世界の果て
09/03/08 14:43:27 HLAdIWU9

語り走るままにフロントガラスに手をかけて、浅黒い身体が、ボンネットに身を躍らせた。

荒れ狂う逆風の中に揺らぐ事なく、赤銅の身に張り付いた紫紺のバリアジャケットが
微塵の怠惰も知れない鍛え抜かれた肉体の輪郭を浮き彫りにしている。

肩に、胸に、膝上に、鋼の如き皮肉の前に、荒れ狂う風が砕けて割れた。

なのに守護の獣は意に介さず、そこがまるで王侯貴族のための極上の床であるように、
最愛の相手の肌の上であるように、愛おしげに眼を細め、その肉体がすべての力を抜く。

車体が応え、いかなる狂気の沙汰であろうか、主を失った駆動体は今もなお加速を続け、
今もなお狂気染みた直線を、曲がりくねった直線を、世界が何処までも駆け抜けてゆく。

ユーノは突然の凶行に、声も出ない。

風の、艶が変わる。

ザフィーラの唇が、歪んだ。

フロントガラスに身を預け、呻き、尾骨より鼻先まで悦楽に蝕まれた愛撫に身をまかせている、
冒涜的な陶酔に、神経の隅々までも捧げた者のみが浮かべる事の許される、背徳の笑み。

零れ堕ちた汗が、狂風に散って、弾けた。

嗅げるはずのない、麝香の香りに満ちた車上の音。
狂乱の空気に誘われるままに、クロノは身を捩って悦楽を乞う。

体液の入り混じる朔風に強固なはずの、鋭角的な飾り金具のバリアジャケットが肌蹴られ、
淡雪の如く白い、前線を離れた今もなお鍛え続けられた腹直筋が、暴力的な風に犯される。

首筋の胸鎖乳突筋が妖しげに蠢き、口腔に満ち足りた粘性の唾液を音を立て嚥下する。
開いた口が、蕩けるような笑顔が、今日のこの時のために鍛えていたのだと語っていた。

車載する内燃機関の騒音を淫靡に。

気が付けば直立不動に立ち上がっていたユーノが、唇から舌に荒々しく突き込まれる夜の嵐に、
あ、自らも二人のように嗤っているのだと、腸壁を突き上げるような快楽に溺れながら思った。

風が、前脛骨筋を打ち据える、そのままに大腿四頭筋を駆け上がり、腸腰筋へと潜り込む。
外腹斜筋の内側から滲み出すような、眼輪筋を破裂させ、尺側手根伸筋へ貫くような、悦楽。

149:或る捜査官と世界の果て
09/03/08 14:44:02 HLAdIWU9

「…ッ………」

浅黒い肌が、粉雪のような肌が、陽の当たらぬ病の如き白い肌が、汗の下に蠕動する。
地の底から響いてくる、深く、狂おしいほどに絡みつく喘ぎ声は、誰の声なのか。

その身の全てが、性器の先から頭髪の先に至るまで、隅々に細胞の一片も余すところなく、
吹き抜ける風に浚われて侵されて蝕まれ、埋め尽くされて振り落とされる。

叫んだ。

実も夜も無く、誰かに無情に赦しを乞うように、泣き喚き、叫んだ。
喉の底、胃の腑の底より全てを吐き出し捨て去るかの如く、叫んだ。

夜が暴風と化して何者をも吹き飛ばす。

在りえざるほどに加速した世界の果てに、毎刹那に自己を振り落とした暴走の果てに、
誰もが薄明の行き着く果てに、夜天に堕ちてゆく魂を繋ぎとめる事は出来なかった。

それはまるで、蕩けるように甘く、悪魔のように黒い ―



150:或る捜査官と世界の果て
09/03/08 14:44:33 HLAdIWU9

(幕切れ)



誰かが、謳っている。



 The island bathes in the sun's bright rays
  -其の島は煌びやかな陽光を身にまとい

 Distant hills wear a shroud of grey
  -遥けき丘が灰色の外套を羽織る



ユーノが優しげな音色に意識を取り戻せば、そこは石畳の上。
視界に映る漆黒に、首筋の下にある柔らかな感触に、戸惑う。

気が付けば蒼天を仰ぎ大の字に倒れ、恋敵と罵った相手の膝を借りている。
取り急ぎ起き上がろうと試みるも、身に残る斬撃の鈍痛に軽く呻くだけ。

髪を撫でる指先に、仄かに漂う甘やかな香りに落ち着きを取り戻せば、脱力、
バリアジャケットの黒、手を伸ばせば触れる場所に、寂しげな丹の瞳が見える。

見上げるうちに朗詩が途絶え、謳い手が歌に変えて言葉を紡ぐ。

「なのはが、好きなんだ」

誰に、何のための言葉だったのか。

見慣れた、困ったような、頭上に青空を背負う整った顔立ちに知らず、手を伸ばす。
触れて、確かに指先に触れているはずなのに、この手は決して彼女に届く事は無い。

届かない、ああ、フェイト・T・ハラオウンこそが、

ユーノ・スクライアにとっての、世界の果て。

「知っていたよ、そんな事」

倒れたまま空を見上げていた彼の、温もりが頬を伝い落ちた。

(終)


151:或る捜査官と世界の果て
09/03/08 14:45:02 HLAdIWU9

あとがきー

え、この後? ユーノはワカメの立ち位置ですよ、とか言う微妙なネタでした
問題は、王子様と薔薇の花嫁がフェイなのゴチャ混ぜになってしま違ぇ

次は前回に相手してくれた優しい人の勧めに乗って、イクスバメガ吐血小話予定は未定
そんな事より誰か気の向いた方フェイはやを書いてください、それだけが私の望みです


ちょっとチラ裏

Asまでならともかく、StSのユーノがなのはさん好きとはとても思えないのです
オトす努力が見られませんし、周囲が勝手に思っているだけで、実は違うんじゃないかと

そう考えてみると、何か変な世界が見えてきます

エイミィさんになのはさんの事を聞かれても、お茶を濁した返答しか出来ません
二人の仲を応援とか勘違いしたフェイトさんに、メールと逢引口実ゲットです
ホテル・アグスタでは、ユーノが誰よりも先に会いに行った相手が居ましたね

アルフ:大丈夫だって、ちゃっちゃと潜り込んで写真とってくるだけだろ
ユーノ:ええとさ、そんなに心配なら僕がついて行こうか?
フェイ:そんな、ユーノも忙しいのに………頼めるかな(上目遣い

最終回のアルフと授業参観も、何か簡単に想像がつきます、点数稼ぎです

いくらか説得力ありそうですけど、どんなもんでしょ、フェイ←ユーノ 片思い説
フェイトさんとられそうで嫉妬に狂う拗ねたなのはさんとか、可愛い気もするのですが

まあそんなどうでもよい話より、今は何故かフェイはやの桃エロが読み書きたい気分

チラ裏でした


152:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/08 18:13:29 xJPB/A6W
GJでした
とても美味しかったです

153:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/08 18:52:43 0Yq48jPH
表現が回りくどすぎてよくわからなかった……

154:(ω・`ミэ)ピチピチ
09/03/08 21:04:15 UDDTib6J
草葉の陰|ω・)b なんかえらい格好良い文章. GJ


と,間に邪魔するようで申し訳ありませんが,130のレス返させて頂きます.なんだか大量に頂いて恐縮致します.さて,
>>131 thx
>>132 有難うございます.25歳は良い歳ですよね.
>>133 ω・)!態々携帯まで出して頂いて恐悦至極.
>>135 ω・)ゝ感謝感激.
>>136 25歳は良い歳ですよね.四半世紀ですし.
>>138 ヴィヴィオさんは良い娘ですよね.
>>140 百合のオリジナリティ…お陰様で婚前交渉について思いつきました.ご指摘有難う御座いました.(ω・)ゝ
>>141 SOREDA!

>>134 >>137 >>139 >>143
(゜Д゜!?……(゜Д゜三゜Д゜)  ((((゜Д゜))))  カリカリφ((((゜Д゜;アシタマデマッテ

155:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/08 22:32:40 +qb/l+Zc
>>130
GJ!相変わらずたまんねえです!!
婚前交渉にも熱烈期待…ニヤニヤ

>>151
GJです、クロノwww
ウテナ大好きなんで嬉しいネタでした

156:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/08 23:29:21 wqZxUIQ1
もくし くしも
しもく くもし
もしく しくも♪

157:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/09 17:09:09 ZYIe56ZC
>>154
若竹

158:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/09 20:35:09 5ViIKfvt
>>151
文章的に優れているのは良くわかるけど、自分も>>153と同じ感想です。
あと、これは百合スレに投下すべき内容なのかなーとちょっと疑問に思いますた。
注意書きを添えているのは好印象だけど、今回のネタは他のスレでも良かったような…。

ともあれ作品自体はGJです。
ザフィーラの108備品には吹かせてもらったっス。

(いま備品って変換しようとしたら美品って出た…。 美しき魔闘家ザフィーラ自重)

159:(ω・`ミэ)ピチピチ
09/03/10 00:41:59 /X81nue7
魚拓|・)ノ

Д・)40分くらいこえてーら.とさておき,本編より長くなりそうになりました
婚前交渉といきます.

『こんぜんこーしょー』

1.なのはさん

 カーテンの隙間から差し込む月明かりだけがこの部屋の照明だった.薄暗く,近づけば
漸く相手の顔が見える,その程度の明暗.そんな中,照らされ,一際目立つのは髪の短く
なったフェイトちゃんの金髪.
 短くなり,印象の変わったフェイトちゃん,けれど,あの頃の優しさを携えた面影は何
も変わらず,私に向かってニコニコと笑みを浮かべている様もまた,何も変わらない.た
だ,髪が短くなっただけだった.それが,私にとってはとても大きな変化のように思えて
いたけれど……そうじゃなかった.
 あぁ,でも結婚しよう,なんて言うような子だとは思っていなかった.付け加えて,婚
前交渉なんて知識がある子になっていたとは思いもよらなかった.
「な,なのはいくよ……」
 僅か緊張を伴ったフェイトちゃんの声に,笑みが零れる.その姿を見れば,同じく緊張
していたのが馬鹿らしくなり,私は両の手を開いてフェイトちゃんを誘う.
 その誘いに,おかしいなぁ?と言わんばかりの表情でフェイトちゃんが近寄り,私は,
私からフェイトちゃんへ飛び込んでいく.
 そして,包まれる.背に回した手から伝わってくるフェイトちゃんの体温,自慰行為中
に飛び込まれた所為でいつまでたっても裸だった上半身から伝わるフェイトちゃんのドレ
スに似た服装越しに伝わる柔らかい乳房と,その暖かさに身を委ねる.
 暖かかった.
 人肌が恋しいという感覚を理解できたのはこの時が最初.そして恋しければ,恋焦がれ
ればもっと欲しくなるのが人情.だから,何処にもいかないでと抱きつく腕に力を入れ,
埋めていた顔だけをフェイトちゃんに向ければ,やはりどこかおかしいなぁ?という風体
のフェイトちゃんの表情.けれど,私がそちらを向いた事に気付けば,嬉しそうな表情で
こちらを見つめてくる.
 あぁ,綺麗だ.
 とても,とても.
 言葉では表せないくらい.
 この人が私の好きな人,この人が私の大事な人.
 一旦認めてしまえば,心が弾み,幸福感に満たされ,そして同時に覚える僅かな苦しさ.
けれど,幸せすぎて苦しいだけ.
「フェイト……ちゃん」
 僅かな唇の震えと共に吐き出すのは愛しい人の名前,そうでもしないとこの苦しさにき
っと私は殺されてしまう.
 だから,そう.
 早く,貴方が,フェイトちゃんが欲しい……


2.ふぇいとさん

 おかしい,と思う.
 確か,私がなのはを責めようとしていたはずなのだが,いつの間にか主導権がなのはに
移っているような気がする,と思ったのは上半身裸のなのはが私に抱きついてきた時だっ
た.
 その行為自体は嬉しい事限りないのだけれど,でもリードしようと思っていた手前…釈
然としないものを感じる.けれど……なのはに抱きしめられ,濡れた唇を僅かに開き,上
目遣いでフェイトちゃんと口にするなのはを見れば,そんな事,もうどうでも良いと,私
はなのはを抱きしめ返す.
 上半身裸のなのはの体温が洋服越しに伝わってくるのが良く分かる.抱きしめ合い,つ
ぶれあったお互いの乳房から伝わる熱はどこか優しくも甘いものだった.
 長く伸びた艶やかな髪からは,シャンプーの匂いだろうか,僅かに薫る柑橘系の香りが.
その香りが妙に私を刺激する.だからだろうか,私は自然となのはの髪をゆっくりと撫
でていた.

160:(ω・`ミэ)ピチピチ
09/03/10 00:42:30 /X81nue7
 目を閉じ,受け入れるままに,けれど心地よさそうにするなのはの表情が愛しい.その
表情を見ていれば,色んな人に聞いた独占欲というのも良く分かるものだ.この目の前の
彼女の表情を他の輩に見せたくは無い,私だけを見つめていて欲しい,と.
 そうして暫く,時間にしてほんの数秒だろう,なのはを見つめていれば,がなり立てる
ように鼓動が激しくなってくる.興奮,だろうか.緊張とはまた別の感情に流されながら,
私はいつしか自然と顔をなのはに近づければ,同時に近づいて来るなのはの顔,それに
合わせるように閉じた瞳,そして震える睫.そして,同じように私も瞳を閉じ,触れる.
 潤った唇だった.
 自分の唇を通して伝わるなのはの熱.単なる物理的接触が,けれど,それを超える何か
が私の躰の隅々まで走り抜ける.それはなのはの想いだろうか?
 躰中をなのはの思いに満たされ,唇を合わせながらも,私は自然と笑みを浮かべる.そ
して,不意に感じる…え,何?
「んっ!?」
 唇を通して触れていた感触が変わる.そこから恐る恐ると言った風に出てくるなのはの
舌,だろうか?それが私の唇を舐める.
 舌で唇を舐められる,そんな体験したことのない行為に閉じていた眼が驚きに開く,が,
眼前にはなのはの閉じられた瞳しか映らず,さりとて離れることもできないし,したく
ない現状,私はなのはのされるがままだった.
「んっ……」
 ぴちゃ,ぴちゃ,となる水音と同時に時折漏れるなのはの吐息が可愛らしく,厭らしく
も感じる.それを聞いていれば自然と躰の芯が熱を持つのが分かる.
 けれど,え?何?なのはは何してるの?
 その行為に呆然とすれば,唇がなのはの舌にこじ開けられ,なのはの舌が侵入してくる.
そして漸く,なのはが何をしたいのかを理解する.
 応えるように私も舌でなのはの舌を向かえ,絡める.
 なるほど,これがいわゆるでぃーぷきすとやらか,と納得しながらなのはの舌を堪能す
る.甘く,愛しいなのはの舌.最初はちろ,ちろと臆病な感じで触れていたけれど,でも,
いつのまにか吸い付くように,厭らしく絡め,なのはの唾液を舌で舐め取る.
 次第,なのはの背中に回していた手に力を入れ,もっと近くに,もっと近くに,お互い
がくっついてしまうくらいになのはを抱き寄せ唇と,舌を味わう.それは,多分なのはも
同じで,背中に回る手の力が増していた.
 ぴちゃ,ぴちゃ,と鳴る音が部屋に響く.
 月明かりだけが照明となっているこの部屋で,延々とその音が響き続ける.触れ合う感
触だけでなく,その音が耳朶を通り私を刺激する.
「んぁ……はぁ」
 零れる吐息もまた,私を刺激する.持ち始めていた熱が私の躰を侵し,服なんて着てい
られないというくらいに,熱を持つ.
 なのはから手を離し,それに,はっと顔をあげ眼を開くなのはに苦笑しながら,「ちょ
っと待って」と口にしながら背に手を回しファスナーを下げれば,したり顔というか悪戯
顔というか……なのはが口を開く.
「フェイトちゃん,私が脱がせてあげるよ」
「え?いいよ」
「だーめ.フェイトちゃんは大人しくしていることー!」
 小悪魔的とでもいうのだろうか,今のなのはは.結構だと言っているのに,いつのまに
やらいそいそと私の上着やらスカートやらを脱がせていく.あっという間だった.エリオ
とキャロで知っているけれど,人の服を脱がせるのは存外難しいものなのだが……
 そんな事を考えていれば,いつのまにやら下着姿.熱を帯びた所為で紅色に染まった肌
が暗がりながも良く分かる.その事に気付かれまい,と手でブラ越しに乳房辺りを抑えて
みるものの意味もなく,最初から上半身裸のなのはからすれば今更,何やってるの?とい
う事で両手あげてーと言われ,挙げれば脇の下をなのはの手が通り,背中に回ればブラの
ホックが外される.
 なんという一連の作業,とある意味感心しながら,え?これじゃ私女の子役じゃ?と短
いながらも3年程男役を目指そうとがんばっていた事が否定され始めていることに気付く.
 むむ,と顔を僅かにしかめれば,
「ベッドシーンでのリードはまた別」
 と口にされる始末.
 えっ!?と唖然とすれば,それが隙だったのだろう.私はなのはに覆われていた.ベッ
ドに横たえられ,その上になのはが,いやに嬉しそうな顔で私を組み敷いていたのだった.



161:(ω・`ミэ)ピチピチ
09/03/10 00:43:00 /X81nue7
3.なのはさん

 
 フェイトちゃんを脱がせ,ベッドに横たえ,私はその上に乗る.
 キスに興奮したのか赤みがかったフェイトちゃんの白い肌がとても綺麗で,思わず顔を
近づけ,そのまま口付ける.
「な,なにするのなのひゃっ!?」
 驚きに声をあげるフェイトちゃんの姿に,もっとしたい,もっと欲しいと首筋に舌を這
わせれば,再び声があがる.その事に嬉しさを覚え,覚えながら舌を這わせていく.
 首筋,鎖骨,そして乳房を迂回して脇辺りを通りわき腹までつつ,と滑らせる.
「やっ……あっ」
 やめて,といわんばかりに私の頭を手で押さえつけるフェイトちゃん,だけれど,私に
とっては触れられているという事はただ嬉しいだけの事で,本当に嫌なら蹴ってでも逃げ
てくれれば良いのだ.だから,これはOKの合図なんだ,と勝手に解釈して,わき腹からお
へその方に舌を向かわせる.
「だ……だめだよ,なのはぁ」
 悶えるように,耐えるように声を出し,抗う様子を見せているフェイトちゃん.でも,
「何言ってるのフェイトちゃん……まだ触っても無いのに……そんなにして」
 おへその辺りから顔だけをフェイトちゃんの顔に向ければ,途中の頂,乳房の頂上には
見るからに張り詰めた乳首の姿.厭らしいんだから,なんて思いながらも感じてくれてい
るのだと思えば嬉しさが増す.
「こ,これは違うんだよ……ほ,ほらさっきのキスの所為だよ」
「うそつき」
 笑みを浮かべながら,先ほど脱がせていた時にはそこまで張り詰めていなかったのを思
い出す.だから,うそつきにはおしおき,とおへやから舌を離し,首元へと戻る.そして,
思いっきり吸う.
「っ……」
 多少,痛みが走っただろう.けれど,これは嘘つきの罰なんだから……と言い訳すれば,
キスマークの出来上がり.
「ふふふー,なのはマークのできあがり」
 なんて,勝手な事してはしゃぐ私.多分,相当にフェイトちゃんに甘えているからだろ
う.けれど,抑え切れない.
「え……な,なのはぁ!?」
 どうしてくれるのーと言わんばかりのフェイトちゃんに,ごめんね,と伝える.けれど,
どうしても証が欲しかったのだ.
「なのはにも付けて良いから……ごめんね」
「あ,うん.良いんだよ!」
 ゲンキンな.などとは思わない.私も,フェイトちゃんに証を付けて欲しいから……け
れど,今は責めるのが先.
 今度は反対側の脇を通り,けれど乳房を迂回せず舌を乳房に這わせ,フェイトちゃんの
上に体重を掛けながら空いた手でもう片方の柔らかく大きな乳房に触れる.
「ん……ぁっ」
 漏れ出る喘ぎに耳を傾けながら乳房を舐め,揉む.大きいなぁと多少の嫉妬を覚えなが
ら,ゆっくりと手のひらでフェイトちゃんの乳房を堪能する.
「あっ……そ,それだめっ」
 見上げれば,首を逸らせ天井を見つめるかのように喘ぐフェイトちゃん.一見苦しそう
に見えるそれは,同性の私には分かる,気持ち良いのだ,と.
 だから,それに応えるように私は乳房を虐めるのを続ける.完全にフェイトちゃんに体
重を掛け,両の手で下から持ち上げるように同時に,時折タイミングをずらして二つのた
わわなそれを揉み,空いた唇で……触れる.
「ぁっ!やっ,あぁんっ」
 やはり,乳首で一番感じるのだ,とフェイトちゃんの喘ぎを聞きながら私は冷静に考え
ていた.乳房を揉むより,乳首に触れた時の方が反応が良かったのだ.であれば,片方を
舌に任せ,もう片方を指先で擦るのも当然だろう.
「そ,それ感じすぎるっ」
 はぁはぁ,と吐息を吐きながらもご丁寧に説明してくれるフェイトちゃんに喜びと好感
を覚える.しかし,感じるって言葉分かるのね,フェイトちゃん.
 ハタチ頃にはまったく知らなかったはずなのだが……あぁ,でも先ほどのディープキス
辺りで戸惑っていたのはその名残なんだろうし……相変わらず妙に知識が隔たっていると
いうか…などと考えながら,フェイトちゃんも一人でした事があるのだろうか,と思えば

162:(ω・`ミэ)ピチピチ
09/03/10 00:43:36 /X81nue7
どきどきと胸が高鳴る.
「ねぇ,フェイトちゃん」
「なっ…んぁ…に?」
「フェイトちゃんって,一人でするの?」
「ぁんっ」
 喘ぎが答えとはどっちなのだろう,なんて馬鹿な事を考え,まぁしてるのだろうなぁと
結論付ける.この反応の良さは性感が発達してないと無理だろう.私,自身がそうなので.
さておき.
 なら……少しくらい強くしても,と思えば唇が乳首を含み,歯を立てず唇だけで乳首を
吸いながら舌で乳首を触る.
「ぁっ……ぃっ」
 良い反応だった.とても良い反応だった.私の背に回された手に力を入れ,びくんっと
躰全体が跳ねるように動いていた.
 それを見ていると,私は,今度は私自身が触って欲しいと思ってしまう.そして,躰は
それに従うように動き,気付けば太ももを擦り合わせていた.触って欲しいのに触っても
らえないという不満感と不安感に似た欲望に,フェイトちゃんの太ももに股を開き秘所が
擦れるよう位置取る.
 股から伝わるフェイトちゃんの体温.暖かいそこに私の秘所がショーツ越しに触れる.
さっきの自慰も中途半端だった所為でショーツも酷い事になっているだろう.だから,多
分フェイトちゃんにはばれると思う.
 けれど,フェイトちゃんはまた何か私がするのだろうか?とびくり,と緊張に躰をこわ
ばらせるだけ.なんだか釈然としない.
 なので,そのまま何もせずフェイトちゃんの心臓の音を聞こうと躰をフェイトちゃんに
向けて倒す.
 どくどく,と肌を通して聞こえるその音に心が落ち着いていく.落ち着いていけば……
暫らくして,いい加減気付いたのだろうか?いいや,露骨に股間を押し付けて太ももを跨
いでいるのだから気付いてくれないと切ない.私が恥ずかしがると思っているのか,僅か
に太ももを揺らし,私の欲望を満たしてくれる.
「なのは……」
「はぁ……フェイトちゃん」
 すり,すりと躰の上を滑るように移動しながら顔を近づけ,ちゅっと唇を重ねる.そし
て,それだけで私は,再びフェイトちゃんを触りたくなるから困ったものである.
 自分よりもフェイトちゃんに感じて欲しいなんて思うくらいだった.
 だから,太ももを跨いでいたのは相変わらずだけれど,少し股を開いてもらい触れる.
漸く,フェイトちゃんの大事な所に触れられる.
 ショーツ越しのそこは,思った程濡れてはいなかった.人それぞれなのかなぁ?と多少
不安に思いながら,ショーツ越しにスリットに指を這わせれば,
「ぁぁっ」
 甲高い喘ぎと共に溢れ,ショーツ越しに感じるフェイトちゃんの愛液.それに触れたと
同時に胸が締め付けられるようにきゅん,と高鳴る.
「はぁ…はぁ,フェイトちゃん……」
「な,なのは?息荒いよ?」
 そうなのである.フェイトちゃんに触れ,フェイトちゃんを触り,フェイトちゃんの喘
ぎを耳にしてきて,フェイトちゃんの愛液を感じていた私は……どうやら相当に昂ぶって
いたのだった.
 収まらない,どうすれば収まるんだろう?フェイトちゃんに愛され尽くさないと収まら
ないんじゃないだろうか?だったら……
「はぁ……ねぇ,フェイトちゃん,なのはを」
「あ……うん」
 そして,入れ替わる.
 私が下に,フェイトちゃんが上に.
「なのは……」
 先ほどまでの私の責めに快感に蕩けた表情,だけれども綺麗だった.今まで見た事のな
いくらいに,綺麗だった.
 そう思えば,思うほど……躰が高ぶりを覚え,昂ぶる.だから,きっと……
「あぁっ!?」
 先ほどのお返しにと首元を吸われ,それすらも痛みよりも愉悦が.快感が私の中を駆け
る.ぬるりとぬめる舌の感触,それが全身に伝わっていき,フェイトちゃんに躰中を舐め
られているかのようで……
「……きもち……ぃ」

163:(ω・`ミэ)ピチピチ
09/03/10 00:44:12 /X81nue7
 恥じらいもなく,感じている事を伝えれば,フェイトちゃんが微笑みを浮かべ,私の乳
房に近づいていく.あぁ,触るの?フェイトちゃん触るんだね……期待に満ちた私に,け
れど応えずフェイトちゃんはそのままもっと下まで下がっていく.
「ぁ……」
 そう,フェイトちゃんは……私の期待よりも上を行ってくれるのだった.私の下の方に
行く下がりがけ,ショーツに手を掛け,ショーツを脱がせようとショーツの横に付いた結
び目を外せば,ふぁさ,と音も立てずに外れる.
 瞬間,触れた外気に私は身を捩る.
 そして,『こんな風になってたんだ』などと同性じゃん,と突っ込みたくなる発言をし
てくれた後,フェイトちゃんがそこに顔を寄せる.
「あ,ダメ……」
「大丈夫だよ……綺麗だ」
 そういう問題では!とかフェイトちゃんそんな事どこで覚えたのっ!?……などと考え
ながらも,どこか期待している私がいるのも確かだった.フェイトちゃん,最初にするの
が舐める事なの?なのはのアソコ舐めちゃうの?……どこか変態じみた思考をしながら,
待ちわびる.一人では決して行う事のできないソレが一体どれ程私を……その瞬間だった.
「ひゃぅっ!?」
 全身を走る電気的な痺れに似た快感.それがフェイトちゃんの舌が動くたびに伝わり,
私は抵抗すら出来ず,身をよじり,ベッドのシーツを手で掴みながら喘ぐ.
「あんっ…ぁぁっ」
 自然と,躰が持ち上がるのをフェイトちゃんが抑えながら,フェイトちゃんは変わらず
私のソコに舌を這わし,時折……その奥に入れようと舌を細め動かしていた.それが……
見えもしないのに分かる.
「っぁ……はぁぁ」
 フェイトちゃんが私の股間に顔を埋めている姿,それしか見えず,顔から股間という短
い距離しか離れていないのに覚える不安に身を焦がしながらも,けれど私は快感に悶えて
いた.
 ぞくり,ぞくりと襲ってくる愉悦.終わる事のないフェイトちゃんの愛撫.そんな中,
もっと,もっと,と鳴く私.
「はっ…ぁぅっ……」
 蕩けるような快感に昇り詰めていくのが分かる.でも,まだ果てたくない……いいや,
果ててしまってもまだまだ時間はあるじゃないかだったら,上り詰めようよ……自分が複
数いるようなそんな錯覚を覚えながら,私はフェイトちゃんの愛を受け止め続ける.
「っぃ……ぃっく」
 瞬間,目の前が真っ白になり,私は,私自身がイっている事を理解する.一瞬の緊張の
後の脱力……そして,けれど終わらないフェイトちゃんの愛撫.
「あっ,やっ……ま,まって」
 イった後のその躰にその刺激は……と思う間もなく,続けられる愛撫.弛緩と緊張を繰
り返す私の躰,イった直後の敏感な躰に快感を与え続けられれば,耐えられるはずもない.
ゆえに,一分もしないくらいだろう,私は再び果てる.
「あぁぁぁっ」
 一際高い甲高い声,自分でも驚くくらいの声を出し,完全に脱力する.でも,フェイト
ちゃんは私の方を一瞥しただけで,行為が終わるわけがなかった.
「ゃ………ゃめ」
 その声に,にょこっと顔を持ち上げにこっと笑みを浮かべてまた沈む.私が二度もイっ
た事も分からず,とても嬉しそうな顔で舐めているフェイトちゃんの顔が容易に想像でき
る.
「はぁっ,んぁ……ぁぁっ」
 終わらない快感.
 終わらない愉悦.これが幾度続くのだろう?婚前交渉にしてはやりすぎじゃないフェイ
トちゃん,なんて愚にも付かない思考が思いも付いては消え,思いついては消え,何度も
イかさせられる私.
 後,何度果てれば終わるのだろうか,けれど,でも,愛しさはそのたびに増すばかりな
のだから……私も相当なんだろうと,思う.
 でも,明日は覚えていてよフェイトちゃんっ.


おわり.



164:(ω・`ミэ)ピチピチ
09/03/10 00:47:12 /X81nue7
ちなみにその頃の思春期少女ヴィヴィオ Strikers:

 「うるさい……」
 ぐったり.


以上,お目汚し失礼致しました.
僅かでも満足頂ければ幸いです.

では,またその内.

風呂|(ω・`ミэ)ピチピチ


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