08/11/16 21:23:09 WNQbTOcq
>1乙
《過去スレ》
レズ声優出張所
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3:名無しさん@秘密の花園
08/11/16 21:40:48 DqoTgm14
悪い、普通に貼り忘れてた
4:名無しさん@秘密の花園
08/11/17 18:52:58 qFJEv3iw
ミンゴス視点書くと言ってたけど8割ぐらい出来た。
食事して残り書いた後も、ちと見直しの時間が欲しいので10時ごろ上げる予定。
5: ◆iPazWYBMaM
08/11/17 19:04:40 0vHMIh3D
藍ゆうSS投下。初SSで駄文ですが良かったらどうぞ。
ちなみに野中さんのうりょっちとのデートブログをネタにしていますので。
6:仕事前の事 ◆iPazWYBMaM
08/11/17 19:07:17 0vHMIh3D
最近は二人とも忙しくて会えなかったけど、今日は久々に同じ仕事になったからゆうちゃんと会える。
電話やメールはしてたけど顔をみるのは久々だし、楽しみだなぁ―
―何てさっきまでは思っていたのに。
ゆうちゃんに会いたいが為に早く現場について、スタッフの皆さんにおはようございます。と挨拶をして控え室に向かう。
ゆうちゃんはもう来てるのかな?控え室には入ってゆうちゃんを探す為に、周りをキョロキョロ見回してみる。
あ、ゆうちゃんだ。ゆうちゃんも来るの早いなぁ。
「おはよう!ゆうちゃん!」
何日かぶりで顔を見れたのが嬉しくて、万遍の笑みで挨拶をする。でもゆうちゃんは
「あ、おはようございます」
あ、って何だ。あ、って。久々の再開なのにちょっと酷くないですか?地味にショック受けましたよ?私。
一人で悲しんでいても仕方がないのでゆうちゃんに会話をふってみる。
「ねえゆうちゃん、今日さぁ―」
「―すみません。ちょっと失礼します。」
―あれ?何か冷たい?いつもは挨拶しあったらそのまま席に座って話すのに…。
どうしたんだろう今日は……ってまぁ、考えてても仕方ないからとりあえず座ろうかな。
私はゆうちゃんが観察できる位置にあるソファーに腰を下ろした。本当にどうしたんだろう…怒ってるのかな?私、何かしたかな……。
野中藍。いつもはゆうちゃんを困らせてるのに、今日はゆうちゃんに困らされてます。
7:仕事前の事 ◆iPazWYBMaM
08/11/17 19:08:25 0vHMIh3D
「のぉーなぁーかぁーさぁーん」
耳元で聞こえた大きな声。耳元でうるさいな、それに一文字つづ伸ばして言わないで普通に呼んでよ。
十分に時間を使って、頭の中で文句を言った後。その声の本人に返事をしてやる。
「おはよううりょっち。」
「おはようございますっ!!」
だから耳元でうるさいってば。
「野中さん、今日はゆうちゃんと一緒じゃないんですか?」
「うん、ゆうちゃんは…ほら、あそこ。」
そう言って利奈ちゃんと楽しそうに話してるゆうちゃんの方に目をやって、うりょっちに教える。
「あ……ぅ……。あ!あぁそうだ野中さん!また一緒に遊びましょーね!」
まずい事を聞いてしまったみたいな顔をしてから、うりょっちはこの前一緒に街に出た時の話しに話題を変えてきた。
それでも気を使ってるつもりですかと思ったけど、無視しても可哀想だから適当にそうだね。と言っておく。
今はゆうちゃんの事でいっぱいで他の事に頭が回らないんだ、ごめんねうりょっち。
「本当っすか?やったー!」
適当に返事をしただけなのにそこまで嬉しがってくれるとは、この子はいつでも素直だなぁ。
8:仕事前の事 ◆iPazWYBMaM
08/11/17 19:09:27 0vHMIh3D
「またあのカフェ行きましょう!今から楽しみっすよ!」
今から楽しみって気が早いな、もう。
そんな事を思っていたら突然野中さん。と名前を呼ばれた。その声の人は―
「―ゆう、ちゃん?」
目の前にさっきまで利奈ちゃんと仲良く話していた人、ゆうちゃんがいた。
「えっと、どしたの?」
一人で色々考えていても仕方がないので、とにかく質問をしてみる。
「あの、一緒にお飲み物買いにいきませんか?」
いつものゆうちゃんの笑顔。今日初めてみたなーやっぱ可愛いなー。
ってあれ?さっき機嫌悪かったんじゃ…いや、もう良いや!気にしないでおこう!
「うん行く!」
嬉しくって、思わず大きな声で返事をしてしまった。部屋にいた皆がこっちを見たとか関係ないし気にしない。
今はゆうちゃんが誘ってくれた事が嬉しいんだから。
うりょっちに行ってくるねと一言行ってドアの前で待っていたゆうちゃんの元に小走りで行く。
そして廊下に出て近くの自動販売機に向かう―
―はずだった。
9:仕事前の事 ◆iPazWYBMaM
08/11/17 19:10:15 0vHMIh3D
いつもは優しく握られる右手も今日は違う。左手で強く離れないように握られ、引っ張られる。
「ちょっとゆうちゃん!自動販売機は向こう…!」
あたしの声を掻き消す様にゆうちゃんは
「こっちに来て下さい。」
低くてとても冷たい声で、言い聞かすように言って。いつもはどっか抜けてるのに、キリッとしてて普段とは全然違う。
ゆうちゃんはそのまま私の手を引いて誰もいない部屋へと入った。
―その行動が示す意味。あぁ、何浮かれてたんだろう。ゆうちゃんはまだ怒ってたんだ。
カチャン。
鍵の閉まる音。
離された手。
沈黙。
「野中さんは…」
沈黙をなくしたのはゆうちゃんだった。
その声にうんと返事をする、雰囲気的にヤバい感じ。うわー…どんな言葉がくるんだろ…。
10:仕事前の事 ◆iPazWYBMaM
08/11/17 19:11:08 0vHMIh3D
「わ、私の事が好きですか…?」
「へ?」
深刻な空気の時にボソリと放たれた質問。
―あぁ、そうか。そうだ。この小林ゆうという人は普通の人の斜め上を行く人だった。
どんなふうに怒りをぶつけるのかと思ってたのに、何を今更分かりきった事を訊いてくるんだろ本当に。
思わず間抜けな声がでちゃったじゃん。黙っていてもしょうがないので素直に答える。
「うん、好きだよ。ゆうちゃんが大好きだよ!」
「う、あ、え………じゃ、じゃぁ何故、涼ちゃんとデートに行ったり…
その、もっと好きになったとか言ったり……さっきも楽しそうに話したりして、るんですか?」
―目の前で瞳に涙を溜めながら、耳と尻尾をたらしてる愛しい大型犬はうりょっちに嫉妬してたのか。
ブログで私が、うりょっちとデートしたなんて書いちゃったから、だから朝から冷たかったりしたのか。野中藍、今全てを悟りました。
「えっとね、確かにうりょっちの事も好きだよ?」
「の、野中さんはやっぱ、り…」
「って待った!余計泣きそうな顔しないの!まだ続きがあるから聞いてね!」
部屋に連れて来た時の勢いはどこに行ったんだこの子は…!というか最後まで話を聞きなさい!
11:仕事前の事 ◆iPazWYBMaM
08/11/17 19:11:40 0vHMIh3D
「でもねうりょっちの好きは友達とか後輩としての好きなの。ゆうちゃんの好きとは違うの」
「えっと良く意味が分からないのですが…」
「―だからね。ゆうちゃんへの好きは愛してるの好きなの。愛してるの好きは、ゆうちゃんだけなんだよ?意味、分かった?」
柄でもなく何てクサイ言葉を言ってるだろう…こんな事言うのはいっつも、ゆうちゃんの方なのになぁ。うわぁ、顔が凄く暑いんだけど…。
でもこの犬は、私が顔を真っ赤にして言ったのに―
「―まだ良く分かりません。」
「え…?分からないの?」
「はい。何か行動で示してもらわないと、理解できないですねー」
そう言って抱きしめて来た。ちょっと屈んで目を瞑って、おまけに唇を突き出してきた。しかもちょっと嬉しそう!絶対良く分かってるじゃん、もう。
不安で泣きそうだったゆうちゃんは何処に行ったんだろって真剣に悩んでしまう。
けど、そんな事は言わない。だって私もゆうちゃんとキスしたかったから。
12:仕事前の事 ◆iPazWYBMaM
08/11/17 19:12:22 0vHMIh3D
「もう、しょうがないなぁー」
ふふっと笑って、私も背中に手を回して背伸びする。ゆうちゃんは屈んでくれてるんだけど、この身長差13センチという壁は大きくて、私も背伸びしないと超えられそうにないからね。
「……んっ…」
触れるだけの軽いキス。でもそれだけで幸せになれるキス。
「……よぉーく、分かりましたかぁ?」
「…はい。良くわかりましたっ。………んですけど、お願いがあるんです野中さん。」
「んー?なぁに?」
「えと、その…っ」
どうしたんだろう…?さっきあんなに恥ずかしい事をサラっと要求したくせに、そんなに口ごもって…これ以上、此処で何を要求する気なんですか小林さん!
13:仕事前の事 ◆iPazWYBMaM
08/11/17 19:12:56 0vHMIh3D
「私とも一緒に、プリクラ撮ってもらえませんか…?」
「え?そんな事?」
「そんな事って!私にとっては、そんな事じゃないですよ!」
顔を真っ赤にしながら手を左右に振って否定してくる。
えっと、話の流れ的にゆうちゃんはうりょっちに嫉妬してたんだから、私がうりょっちとプリクラ撮ったから自分も撮りたいとかそんなのかな?
「涼ちゃんとだけ撮るなんてずるいから、撮ってほしいんです…!」
予感的中。
「うん分かったよ。次の休みにでも一緒に行こうねっ!」
「いいんですか?嬉しいですっ!」
ガッツポーズをして、今日一番の笑顔を見してくれた彼女。その笑顔をみてると私は本当にこの人が好きなんだなって実感できる。
二人っきりのへたれなゆうちゃんも、目を細めて笑うゆうちゃんも。どのゆうちゃんも好き。
さぁーて今から頑張って仕事して、手ぇつないで一緒に帰ろうね?
14: ◆iPazWYBMaM
08/11/17 19:16:49 0vHMIh3D
以上です。
勢いで書いたので…駄文、すみませんでした。
15:名無しさん@秘密の花園
08/11/17 20:25:40 lc0aWXit
>>14
乙
仕事帰りに美味いんだなこれが。
16:名無しさん@秘密の花園
08/11/17 22:09:31 qFJEv3iw
「あたしは―。えりちゃんだって知ってるでしょ。平和な暮らしがしたいし、
ずっと何事無く幸せに暮らしていけたらいいなって。結婚にそんな冒険求めたってねえ?」
「でもでもー、幾多の障害を乗り越え、その人に一生添い遂げる…ってのも、冒険と思わな~い?」
「でもあなた赤ちゃんいらないんでしょ?」
「うん」
「えりちゃんのその思考が分からないw」
毎日のようにお互いの家を行き来したこともあったけれど、えりちゃんを家に呼ぶのは
久しぶり。あれ?来てもい~い?って訊かれたんだっけ?まあどっちでもいいや。
私たちは二人で夕食を作り、美味しく食べて後片づけをしたあと、
クッションを横にして寝そべり、グラスに注いだジュースを飲みつつ話をしていた。
「えりちゃんの赤ちゃんって見たいなー」
「え、それはあたしに麻美ちゃんの子を産めっていうの?」
「ないない」
「えー、どうしよっかなー。それならちょっと考えちゃおうかな」
いつものようにとめどないおしゃべり。えりちゃんと会話するのに、中身は
あんまり問題じゃあない。二人の呼吸のリズムがとても心地よかった。
しかし、次に私が口を開いたとき、心ここにあらずといった姿のえりちゃんに気づいた。
目を伏せ、グラスの中で波打つジュースを見つめて、ため息。
それから、えりちゃんはいきなり話題を変えた。
「私たち、いつか変わっちゃうのかな」
「どうしたの?いきなり」
「麻美ちゃんも、いつか遠くへ行っちゃうのかなって思って」
「そんなことないよ」
「私、このまま麻美ちゃんと二人で、ずっとずっと居られたらと思うの」
「あたしはずっとえりちゃんと一緒だよー」
「違うの。一緒になりたいの」
少し離れて同じ姿勢で向き合っていたえりちゃんが、クッションを抱えて
何かにおびえるように身を寄せてきた。寝そべっていた私も体を起こし、
足を伸ばして共に並んだ。
「何かあったの?」
「ねえ麻美ちゃん。あたしたち知り合ってもう何年たつかな」
「そうだね。5年?6年だっけ?」
「あとおんなじだけ時間が経っても、ずっと居られるの?」
えりちゃんは首を傾げて私の方に頭をのせ、ぎゅっと服の腕の部分をつかんだ。
17:名無しさん@秘密の花園
08/11/17 22:11:12 qFJEv3iw
やばい。
何度かこんな雰囲気になったことがある。
私が辛いとき、えりちゃんが寂しいとき、二人はこうやって寄り添って
お互いを慰めてきた。そして癒されると同時に―あやうく一線を
越えそうになる誘惑との戦いが、自分の悩みを吹き飛ばしてきた。
そして今夜も心の中で第何十次かの大戦が始まろうとしていた。
ところが、事態は私の予想をはるかに越えていた。のどかに
チャンバラやドンパチをやっているレベルじゃない。えりちゃんは
いきなり核爆弾を使ってきたのだ。
「あたしは麻美ちゃんのこと好きだから」
全身の血管を通じて衝撃が駆け巡った。
私は何とかはぐらかそうとした。
「あはっ、えりちゃ・・・」
「ほんとに好きだから」
来た。
とうとうこの時が来てしまった。
知り合った頃から可愛いなと思ってた。よく知り合うようになってから
ますます好きになった。お互い一番大事な存在になってから
二人は精神のずっと深い深いところで繋がり合っていると思うようになり、
この確信は、自分たちを単なる好き嫌いという言葉で表現するのを拒否した。
家族のような、あるいは姉妹のような関係だった。姉妹だからこそ自然に好き合っていられる。
お互い何のやましさもなく、その懐に飛び込んでいける。この居心地の良さに
いつまでも甘えていたかった。
いつまでも仲良く平和な暮らしをしたい。本当はその希望は既にかなえられていた。
結婚してからの理想、私はその美味しい部分だけを、私はずっと貪ってきていた。
その甘い夢が、今バリバリと音を立てて崩れ去ろうとしている。
頭ではそれが私を小さな世界に囲っていた壁が破られる音だと分かっていても、
いや、だからこそ私にはたまらなく不安だった。
18:名無しさん@秘密の花園
08/11/17 22:12:13 qFJEv3iw
えりちゃんはすがるように私を見つめている。どこにも逃げ場はない。
私はただ何か言うべき言葉を探して、頭の中を空回りさせていた。
えりちゃんが言った。
「麻美ちゃん。ずっと一緒にいて」
私は息をのんで……それは空しくため息に変わった。
平和な暮らしがしたい。
えりちゃんとはずっと平和に暮らしてきたし、これからも一緒にいたいと思う。
しかしそれはかけがえのない半身と共にすごす幻想であって、
一人の中村繪里子という存在を、現実を、そして彼女の思いを、私は
受け止める覚悟ができていなかった。
「好きって言って」
えりちゃんがもう一度繰り返す。
―だめだ。あたしは臆病だ。卑怯だ。
「でも……、私たち、女同士だし」
すると、えりちゃんは落胆したように下を向き、
それからシクシクと、やがて号泣し始めた。
「あ、あ゛さ゛み゛ぢゃ~~ん。うわーーーーん」
私の袖を握っていたえりちゃんの手はストンと落ち、あふれ出る涙を
何度も何度も拭い始めた。私は困惑し、ただ見守ることしかできなかった。
その時、不意に自分の奥底から強烈にこみ上げてくるものがあった。
えりちゃんが泣いている。
えりちゃんが泣いている。
えりちゃんが。
19:名無しさん@秘密の花園
08/11/17 22:13:13 qFJEv3iw
「ごめんえりちゃん!私が悪かったから。ごめん、ごめんよ~」
もうさっきまでうじうじと悩んでいた屁理屈など関係ない。
えりちゃんが泣いている。それだけで全ては十分だった。
えりちゃんをぎゅっと抱きしめ、頬をその頭に寄せて、私たちは一体となった。
私はいつもその世界の住人になってきた。
声優としては物語の住人、歌を歌えば歌の世界の住人、ゲームをすればゲームの住人。
あのいろんなお仕事の数々も、全身で飛び込んでいくことで自分のものにしていった。
自分の半身とも言うべきえりちゃんがこんなに勇気を出して次のステップへ
向かおうとしているのに、なんで私だけが恐れることがあるのだろう。
やがて落ち着いた頃を見計らって、
「ちょっと待ってて」と立ち上がる。
えりちゃんはちょっと傷ついたように、居住まいを直して
「……ごめん」と呟いた。
それには答えず、冷蔵庫を開ける。
「麻美ちゃん……」
「ううん、そうじゃないの」
そして中から最後まで残ってた一缶を開け……プシュッ!
「麻美ちゃん、それ!」
20:名無しさん@秘密の花園
08/11/17 22:13:45 qFJEv3iw
「ごめん。やっぱり、ちょっとだけ勇気の出るクスリがいるわ」
そして黄金色の液体を一口だけ飲み、
えりちゃんの目を見つめて、言った。
「えりちゃんのこと、私も大好きだから」
覆いかぶさるように抱きついた。
「麻美ちゃん」
驚いたように。
「ごめん、私が悪かった」
「麻美ちゃん…」
声がやや上ずって。
「……ごめんね。遅くなって」
「麻美ちゃん!うぇーーーーん!麻美ちゃーん!ふぇぇぇぇーん!」
えりちゃんは再び泣きながら私の名前を呼び、私を強く抱きしめた。
私たちは何度もキスをした。
キスをして、されて、して、そしてえりちゃんの唇は私の首筋へ胸元へと降りていった。
「ずっと。ずっとこうしたかったの」
「いいよ。えりちゃんの好きにして」
私は服を脱がされ、えりちゃんも自分で脱いで、二人で抱き合った。
肌が触れ合った瞬間は冷たさを感じたけれど、それもやがて同じになった。
えりちゃんは足を絡ませ、全身に頬擦りをし、キスの雨を降らせた。
それはまるで全身で私という存在を確かめるようだった。
ドーピングの代償は猛烈な眠気だった。特に、興奮して酔いが速く廻ったせいもあるけれど、
私は最後まで必死で目を開けていた。えりちゃんの情熱の前には、眠いと言っている場合ではなかった。
私も出来る限りえりちゃんの愛に応え、そして共に喜びの時を過ごした。
二人とも荒い息を整え、それも落ち着くと、枕を並べるようにして横になった。
えりちゃんは言った。
「ねえ麻美ちゃん、あたしたち、幸せだね」
その瞬間、遠のく意識の中、目尻を流れる熱い涙を感じながら、私は僅かな言葉だけを返すことが出来た。
「えりちゃん…幸せ……ありがと」
そして私は眠りに落ちた。
21:今田舎村終了
08/11/17 22:15:19 qFJEv3iw
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
O 。
__ -─- 、__
>/ 〉 く
∠/ \>、_ゝ
,′/:/| | | |\ 、 |
|イ:レヘL|_L| ノヽ> |
_ノ::| | > < | | |ゝ <「というお話だったでしょー!」
`Z乂_ ワ _レへ|
 ̄ T二「 ○
○_」_」、
く/∠ハフ
ι U
, '´⌒´ヽ
! 〈ル'ハ〉)
! (;゚ ‐゚ノ! <「えっと……」
!i ⊂'ハiつ
!i_ /_j),ゝ
し'ノ
,。、_,。、
.く/!j´⌒ヾゝ
ん'ィハハハj'〉
ゝノ> ヮ<ノノ < 「責任とってね♪」
`'⊂rォiつ
fくんi〉
し'ノ
参考
URLリンク(www.nicovideo.jp)
URLリンク(www.nicovideo.jp)
URLリンク(www.nicovideo.jp)
URLリンク(tomo.client.jp)
22:名無しさん@秘密の花園
08/11/17 22:47:30 PdSKrgNl
なんともwww
藍ゆうもミンゴスもごちそうさまでした。
SS祭り万歳!!
23:名無しさん@秘密の花園
08/11/17 23:50:38 1bqvmmAY
良いですなぁ良いですなぁ
GJ!
24:名無しさん@秘密の花園
08/11/18 01:12:23 WcCy6nll
せっかくうるっときてたのに>>21でふっとんだわw
>>14もGJ
25:名無しさん@秘密の花園
08/11/18 02:02:54 wffuVBSz
>>14
GJ!GJ!
最近藍ゆう不足でダメになりそうだった。
>>21
ネタ全部知ってる俺終わってるw
3つ目かなりワロタわ。
26:名無しさん@秘密の花園
08/11/19 00:06:44 idm8cEFG
>>21
GJ!!ミンゴスかわいいよミンゴス
27:名無しさん@秘密の花園
08/11/19 00:52:21 Rxc6POrc
>>21
えりんごすキターーーーーーーーーーーー!!
超GJ!待ってた!
28:名無しさん@秘密の花園
08/11/19 11:49:33 upVFR3FJ
先生ミンゴス待ってたよ!
GJ!
29:名無しさん@秘密の花園
08/11/19 13:14:44 HJyNcsrJ
えりミンゴスGJ!萌えた!ミンゴスもえりりんもかわいい><
30:名無しさん@秘密の花園
08/11/19 15:05:48 FlWPY4qD
最近声優百合目覚めた…あやぺ萌える
31:名無しさん@秘密の花園
08/11/19 20:35:51 I1t6ex8h
感想thx。二人を見てると脳内再生される台詞を書き出しました。
読み返すといっぱい手直したいところもあるけどしょうがない。
前回とは関係なく投下。百合というよりえりりん残酷物語(笑
○月○日
私だって、その気になればモテるんだから!……って、あれは
モテてるんじゃなくて萌えてるだけだよなあ……。
仁後ちゃんはともかくとして、高校生はまずいだろー。
って!サーティワンにもなってそんなことばっかりやってるから結婚できないのよ!
……とはいったものの、はぁ、あのヒトが結婚する姿とか見たくもないし。
あー……もうあたしどうしたらいいのよー。
えーい、こうなったら。
あたしももう立派な先輩なんですからね。「繪里子さん」なんて
言ってくれる後輩ぐらい、一人や二人居るわ。きっと見返してやるから。
○月○日
うふふ。アッキー可愛い。キャピキャピしてるし、若ーい♪
なんっか新鮮なのよねー。おっと、失言失言。
二人きりのお仕事なんてなかったけど、これから楽しくやれそうね。
32:名無しさん@秘密の花園
08/11/19 20:38:50 I1t6ex8h
○月○日
う゛うっ、な、なんか早くもめげそう。元っ気だなーあの子。
いじると可愛いんだけどなぁ。あたしの方ばっかり弄られてるような。
早くも覇王とか言われちゃってるし。
あー、何でわたしこんなに押しに弱いんだろう。
○月○日
なんか、まだ回数たってないのに…あたしの方が先輩だっつってんのに。
負けそう……。
○月○日
くじけそう……。
えーっと、次は下田麻美ちゃんか。うわー、アッキーの嫁かぁ。
同じ麻美ちゃんでも、こっちは一途だあねえ。ああもう嫉妬する。
(※そうでもない)
○月○日
えええええん(シクシク。もーなにー(泣。あたしの前で二人とも
イチャイチャイチャイチャ!なんだ?あたしへのあてつけか?
夫婦?ふーんだ。ちょっとでもトキめいたあたしがバカみたい。
あああああ、やっぱりあたしには麻美ちゃんしか居ないのよねえ(涙。
あさみちゃああああん!
その頃。
「●REC ねえミンゴス、あたしに話して、隠したりし~な~いで♪」
「ふっほほほっ!!可愛くって眠れないんですけど」
33:>>30
08/11/19 22:58:58 FlWPY4qD
今更だけどあやぺじゃねーやあみぺだw
orz
34:名無しさん@秘密の花園
08/11/20 01:22:34 KxW2Oerc
あやで思い出したけど、もう千葉澄書いてくれる人いないんだろうか?
>>21に便乗してちょっと前に書いたミンゴス先生を。
台詞ばっかです。
35:名無しさん@秘密の花園
08/11/20 01:24:22 KxW2Oerc
「ちょっ…ちょっとタンマ」
「無理」
「麻美ちゃんってばー」
「あんだけ誘っておいて今更タンマとかなしだよ」
「さ…誘ってないっつーのっ!」
「どの口が“誘ってない”とか言うかなぁ?全く、智秋とは別の意味でエロリ垂れ流しなんだから」
「………っ」
「……何?実際エロリンでしょ?」
「なんで……なんで、今智秋さんの名前が出るの?」
「ん?えりちゃん…ヤキモチ?」
「ちっ、違うよっ!」
「へー。あ~結構嬉しいな~。フンフン、ヤキモチかぁ~」
「違うって!麻美ちゃんのバカっ!とにかく駄目だよ」
「どうして?」
「どうしてって、あのねー」
「やっぱり私とするのは嫌なの?」
「それは…、麻美ちゃんとなら、いっ…ィャ…じゃ、ないけど」
「本当に?」
「ぅ……ん」
「一線超えちゃったら、もう後戻り出来ないよ?まだ引き返せるよ?」
「ん?…何が?」
「何がって、今ならまだ普通の世界に戻れるし…」
「普通ってナニ?あたしは今も麻美ちゃんが好きだし、それは麻美ちゃんに抱かれても抱いても変わらないよ。あたしも世界も、麻美ちゃんも、何も変わらないよ」
「えり…ちゃん。ちょっとウルってきちゃったよ。ありがとう!そんな風に思ってくれてるんだ?嬉しいっ!……じゃあ、どうして抵抗してるの?最初から焦らしプレイ?」
「違うよっ、バカ!」
スパコーーーーッン!!
「イッターー!えりちゃんが思い切り叩いたー」
「違うよ。あたしは…その、ただ…恥ずかしい…だけ」
「何を恥ずかしがる事がある?」
「麻美ちゃん…お願いだから周りを見て。ここ楽屋だよ。みんないるんだよ」
瞳をwktk輝かせながら二人を覗…見守るim@sメンバー達に囲まれて、やっと正気を取り戻してくれたアサミンゴスPでした。
「くっ…、私とした事が、春香の溢れんばかりの色香に誘われて自分を見失うなんて…」
「麻美ちゃん、も一回殴られたい?」
「はっ!えりちゃん、違うよ!私はえりちゃんが好きだけど、千早が春香を…」
「麻美ちゃんの浮気者ーーーーっ!!」
最近、im@sの楽屋がなんだか賑やかです。
(注)ゲーム『THE IDOLM@STER』での役名。
天海春香(cv:中村繪里子)
如月千早(cv:今井麻美)
36:名無しさん@秘密の花園
08/11/20 02:36:59 VWCKZI/U
結構需要あるのなえりんごす
とりあえず
A.I.E.Nなのかえりんごすなのか今井中村なのかそれ以外なのか総称を統一したいw
37:名無しさん@秘密の花園
08/11/20 11:06:59 udOSNjet
斎賀みつき萌えはどこに行けばいいでしょう?
レズとも言いがたくBL寄りだけど女性だし
38:名無しさん@秘密の花園
08/11/20 12:42:52 e/D80AxM
まいぴょんの実態がよくわからんからな
39:名無しさん@秘密の花園
08/11/20 13:15:14 bhb74uO1
斎賀BLって何?それは普通の男女だろ?
女の子相手なら見た目男女だし、どうしても百合にはならんのだろうけどw
40:名無しさん@秘密の花園
08/11/20 17:16:09 AZ6tGx7F
ぜんぜん話し違うんだけど
この前の藍ゆうに悶えたので保管庫行ってきた。
それはいいんだが、ところでゆうの豹変彼女設定はデフォなの?
元ネタは何からきてるのか知ってる人いたら教えて。
41:名無しさん@秘密の花園
08/11/20 18:10:09 MzOyCghe
誰かがやりだしてそれからジャンル内のデフォになったって感じだと思う。
藍ゆうはどこ行っても似たり寄ったりな感がある。
神田さんがネタキャラっぽいとことかな
42:名無しさん@秘密の花園
08/11/20 18:34:05 tGLtdo+p
>>39
フェム女子とボーイッシュ女子のCPって実際の百合的には
珍しくはないはずだからここでやってできないわけじゃないと思う
まぁ斎賀は「ボーイッシュ」って言葉以上に男前だけどな・・・
43:名無しさん@秘密の花園
08/11/20 19:57:05 AZ6tGx7F
>>41
㌧ そうなのか。
リアルであんなに絶倫なのかと焦ったぜ。画伯恐るべし。
44:名無しさん@秘密の花園
08/11/20 21:02:31 Xk1K047S
>>32
最後ワロタwwww
変態淑女なミンゴス面白すぎる
ニゴちゃん逃げてー
45:名無しさん@秘密の花園
08/11/20 21:11:18 KxW2Oerc
>>36えりりんの呼称が多すぎるんだよな。
公式だけで、えりりん、中村、先生、閣下、覇王。
今井中村は分かりやすいけどありがちな名前過ぎて今後被りそうだから、えりんごすかA.I.E.Nでいいんじゃないの?
先生のBD遅れてごめんって書いたつもりが入ってなかったorz
46:名無しさん@秘密の花園
08/11/20 21:13:53 g7K2l/LY
>>44
ども。PSプロデューサーとアイマスレディオ両方きいてることが
前提ですねコレ。
あと
×アッキーの嫁かぁ。
○アッキーのダンナかぁ。
失敗。
47:名無しさん@秘密の花園
08/11/20 21:58:47 RJOZHCjm
>>40
俺も保管庫でハマったから脳内でもすっかりああなってしまった。
けど普通のファンサイトとか見ても似たような感じだな。
本人が時々野獣っぽいからな…w
48:名無しさん@秘密の花園
08/11/20 22:17:25 FOIIgNDu
藍ゆうはかなり数あるからいいよなあ、萌えに事欠かないw
49:名無しさん@秘密の花園
08/11/20 22:27:56 zv98T+qy
智ます派の自分は自給自足で何とかしろってことですね、わかります
50:名無しさん@秘密の花園
08/11/20 22:36:19 lJo6ExXN
最近ハマった自分としてはファンサイト探しすらどうしたらいいかわからないという
51:名無しさん@秘密の花園
08/11/20 22:46:29 FOIIgNDu
>>49-50
グーグル先生のブログ検索に聞いてみると幸せになれると思う
御武運を。
52:名無しさん@秘密の花園
08/11/20 23:38:35 lJo6ExXN
>>51
ありがとう!頑張って幸せになってくる
53:名無しさん@秘密の花園
08/11/20 23:44:04 IwsbdTxM
>>49
智ますも個人サイト(orブログ)でかいてる人多い印象なんだが。
俺のお気に入りSSがあるブログをお前に教えてやりたいがここで晒すと
作者に迷惑がかかるので、是非自力でみつけてくれ!
54:名無しさん@秘密の花園
08/11/21 03:37:49 iwVzRIjw
くあああ、俺は49じゃないが頑張って探してくるわ!!個人サイトとかあるもんなんだなぁ
55:名無しさん@秘密の花園
08/11/21 05:16:11 4+vFvO5x
色んなCPがあるが藍ゆうだけはプライベートの付き合い無さそう。
ゆうちゃんからのアプローチばかりで藍ぽんは、あまり百合成分無いんだよな。まあ営業っぽくなくて良いか。
56:名無しさん@秘密の花園
08/11/21 08:44:28 JiCPi3At
画伯って誰かと交流あるのかな?想像つかない。
しーちゃん役やってるからなばとかに影響されてほしいな。
それにしても意外と子役もよかった。
えみりんに「小林さんて演技すごいんですね」なんて言われてるとこ妄想してみたり。
嗚咽とか超リアルww
57:名無しさん@秘密の花園
08/11/21 09:34:36 Djm6QpZh
確かに誰かと普通に喋ってるとこ想像つかねぇw
ゆうたん・ザ・ワールド展開しないでしゃべる所見てみたい…
誰かこの流れでSS投下しないか?
58:名無しさん@秘密の花園
08/11/21 17:26:44 HM5qIVVR
なばいとのSS書いてるとこ探してるんだけどあんまりないのかな?
あるかないかだけでも教えてほしいっす
59:名無しさん@秘密の花園
08/11/21 18:49:35 JRPTvJSk
やっぱりリンクから辿ってくのがいいのかね
悩んでも仕方ないから探してくるぜ!待ってろよあみぺ!
60:名無しさん@秘密の花園
08/11/21 19:32:58 Djm6QpZh
皆どれくらいお気に入りサイトあるんだ?
61:名無しさん@秘密の花園
08/11/21 22:38:24 Z4RD66rH
>>58
見たことある。
62:名無しさん@秘密の花園
08/11/21 22:53:14 /x9JUWAS
>>58
あるけど、数は少ないかもしれん。
あの夫婦は妄想を現実が超えるからなw
>>60
だいたい5つくらいかな
カプもうりょ藍や智ますと色々読んでる。
書いてるサイトは色々みつけても、自分のお気に入りをみつけるのがむずかしいよな
自分のツボにハマる文章に出会ったときの興奮度は半端ないがw
63:名無しさん@秘密の花園
08/11/21 23:27:09 Fzgom6W6
>>56
利奈さんとは今度二人でお鍋をしたいねって話してるみたい
収録で一緒になるとくっつかせていただいてるそうでw
ソースは携帯版の豚肉と白米ってラジオ
64:名無しさん@秘密の花園
08/11/22 00:03:08 Z4RD66rH
画伯誰にでもくっつかせていただいてないか?
65:名無しさん@秘密の花園
08/11/22 02:04:40 zQ2Ht53Z
TGSのえりミン動画。
URLリンク(odoroku.tv)
最後の方でアサミンゴスPが降臨してる気がする。
66:名無しさん@秘密の花園
08/11/22 14:09:53 4RwsbQot
御前ブログ吹いたw
67:名無しさん@秘密の花園
08/11/22 15:13:45 7RespYYu
妄想を現実に変えてくれる御前ステキです
満足そうな顔しやがってw
68:名無しさん@秘密の花園
08/11/22 16:49:47 ePRnrTB4
やっぱり御前は俺たちの妄想の斜め上を行くなww
萌えたwごちそうさまwww
69:名無しさん@秘密の花園
08/11/23 22:41:27 +nJ+jKh5
御前は俺たちの妄想を具現化する能力もってんなwww
70:名無しさん@秘密の花園
08/11/23 22:45:36 HgwRphwd
ヤッターマン2号×ミルキィローズですかw(戦うヒロイン的な意味で)
71:名無しさん@秘密の花園
08/11/24 00:05:08 EV5y1ZQf
>>55でもネギま日記やら見てると最近うりょっちにデレ始めてる気がするw
72:名無しさん@秘密の花園
08/11/24 01:29:47 CexOOC+l
なばいとが面白すぎてふいたw
73:名無しさん@秘密の花園
08/11/24 01:45:59 2+fqNVvy
智秋・ミンゴス・中村の三角関係
唐突に読みたくなった…SS
文才のない俺を救ってくれる神はいつ降臨するのだ
74:名無しさん@秘密の花園
08/11/24 04:46:33 sDL1vwV8
<<71
最近、周りに女の子が多いゆうちゃんへの当て付けとみた。
そんな事を考えて藍ぽんのラジオ(11/16)を聴くとヤキモチを焼いている様に聴こえる。
なばいとのように色んな人と浮気されるのと一人の人と何度もデートされるのは、どちらが嫌かな?
75:名無しさん@秘密の花園
08/11/24 04:49:21 vlAf2d8T
なばに浮気がバレた御前
76:名無しさん@秘密の花園
08/11/24 06:47:27 sDL1vwV8
間違えた>>74は>>71へね。
77:1/5
08/11/24 07:36:34 XtaS+OqX
中村繪里子今井麻美です。
暗い上に色々設定ミスってます。
『麻美ちゃんとあたしとあの子』
「お疲れ様でしたー」
「あ、お疲れ様。悪いけど今日もアレ頼めるかな?」
「あ、それはもちろん」
「明日も一緒に来るよね?」
「はぁ…。多分そうなるかと…」
「じゃあ、今井の時間は…」
「伝えといてね」と明日の予定を早口で喋って、麻美ちゃんのマネージャーは別の現場に向かって行った。
あたしのマネージャーはとっくに帰っているし、残されたのは廊下の長椅子にベチャってなっている麻美ちゃんと、あたし。
OKのカットがかかった途端、もう座っているのも辛いといった様子の麻美ちゃんをどうにか着替えさせて、これからタクシーであたしんチに向かう。
次に麻美ちゃんの仕事が入っていない限り、いつもどおりの、もう当たり前になっている光景。
酔った時は麻美ちゃんを連れて帰るのがあたしの仕事…みたいなもの、かな?
「麻美ちゃん、行こっか?」
「ん…ぅ、ん」
頭まで掛けていた膝掛けを剥がすと、眩しさからか眉間に皺を寄せて更に目をギュッて瞑ってしまった。
あたしを探す麻美ちゃんの手が宙を空振りする。
「えりちゃ…、どこ?」
「ここ。ちょっと起きれそう?」
麻美ちゃんの顔にかかったサラサラの髪を指に絡めながら、目の辺りに手で影を作って聞くと、「起きてるぅですよ」と返ってきた。
まだシッカリ寝惚けてんじゃん。
目を閉じたまま、意味もなくニヤニヤしている麻美ちゃんを見ていると軽く溜め息が漏れた。
片目を薄ーーーく開けて、あたしの姿を確認した麻美ちゃんは「えりちゃーん…」と甘い声を出す。
「へへっ、帰ろーか?」
「帰るんだよ」
「私、えりちゃんチがいい」
「分かってるって、だって…」
「「近いから」」
二人の声が重なる。
そう、収録後にウチに来るのは、単純にウチの方がスタジオから近いから。微妙だけど。
でもあたしは知ってる。
麻美ちゃんは今日も2~3日分の台本を鞄に入れて来てる事を。
いつも泊まる気満々だよね。
いつだったか、そう聞いたら「えりちゃんと一緒にいたいんだもん♪」とか笑顔で返されて閉口した事があった。
だもん♪とか、この可愛い人は本当に4つも年上なんだろうか?って。
麻美ちゃんを起こして肩を貸しながら玄関に向かう。
この時間ならタクシーはすぐ捕まるはず。
肩先でフニャラフニャラ何かを喋っている麻美ちゃんの声を聞きながら、最近頭から離れてくれない、答えの出ない考えがグルグルと巡る。
麻美ちゃんってどこまで本気なんだろう?
78:2/5
08/11/24 07:37:50 XtaS+OqX
麻美ちゃんには内緒だけど、一度だけ麻美ちゃんに口チューをされた事がある。
前に同じように酔ってウチにやって来た時。
あの時は仕事帰りじゃなくて、いややっぱり仕事かな?打ち上げの帰りで。
麻美ちゃんにあげようと冷蔵庫からミネラルウォーターを出しているところを後ろから抱きつかれた。
何だか泣きそうな声で名前を呼ばれたもんだから、気持ち悪くなったのかと心配になって振り返ったら、近付き過ぎた顔と顔がくっついた。
唇が離れてからもずっと、麻美ちゃんは「えりちゃん」としか言ってくれないし、そのまま寝ちゃうし、起きたら覚えていないし。
ひと晩悶々としたあたしは何だったんだろう?って悲しくなった。
そりゃあ初めてじゃないけど、麻美ちゃんとは初めてだし。
それでも、事故でも冗談でも、キスしちゃった記憶を麻美ちゃんと共有出来ない事が悲しかった。
別に言っちゃえば良かったのかな?
どうしてあたしは言えなかったのかな?
言ったらどうにかなるのかな?
この、あたしの想いも、はっきり形が見えてくるのかな?
「…ぅ!えりちゃんってばっ!」
突然の麻美ちゃんの声に我にかえる。
「え?あっ、何?」
「コンビニ通り過ぎちゃったよ」
「あっ、あーだいじょうぶ。今日は冷蔵庫に色々あるし…」
なーんだ?なんて言いながら、麻美ちゃんは酔いを覚ますように小さく伸びをした。
タクシーを降りてから、肌寒いと言ってずっと腕を組んで来たので、ほんの少し離れただけなのに麻美ちゃんとあたしの間に出来た隙間にヒューっと風が吹いて体温を奪っていった。
ブルッと身体を震わせると麻美ちゃんはまたあたしの腕にくっついてきた。
「へへっ、えりちゃん暖か~い」
「麻美ちゃんの方が熱いんだよ」
「そう?でも暖かいよ。もっとギュッてしたくなる暖かさだね」
「…あー…、はいはい」
酔いが覚めかけてても麻美ちゃんは変わらずに甘えてくる。
ラジオの余韻を引きずっているだけ、なのかな?
79:3/5
08/11/24 07:38:37 XtaS+OqX
「軽くでいいよねー?」
「うん~。えりちゃんの手料理!…の残り物っ!」
「…水だけでいい?」
「嘘!嘘っ!冗談っ!えりちゃんのご飯食べたいですっっ」
勝手知ったるあたしんチ、とでも言わんばかりに引き出しから寝間着を取り出して着替え出す麻美ちゃん。
「えりちゃんのはコレでいい?」
「うん~、何でもいい。それより鞄の中のビニル袋冷蔵庫入れといて」
「今日の?」
「そう」
収録で食べきれなかったお菓子は持って帰る事も多い。
溶けるのあったっけ?とか言いながら、麻美ちゃんがお菓子袋をガサガサし出した。
「えぃちゃん、こぇほいひーえ?」
後ろで何言ってるか分からない麻美ちゃんを振り返ると、お菓子の箱を持って口を動かしていた。
それは麻美ちゃんには無理だから、とあたしが持って帰ったお酒入りの…。
「ちょっと、バカ!吐けっ!」
「うゃっ?!」
慌て麻美ちゃんの口に指を入れて中の物を出したら、目を丸くしてあたしを見たままコクンと喉を鳴らした。
「ああー!?飲んじゃダメじゃん!」
「だって…ビックリ、して、」
「あーもー、とにかく口すすいでお茶飲んでうめよう?」
「う、ん…」
目の前でみるみる赤くなっていく麻美ちゃんを見て、袋の口を固く縛って置いたら良かったと激しく後悔した。
「おじや、食べれそう?」
「ん…、食べる」
「ちょっと食べたらもう寝よう」
「お風呂は?」
「お風呂は朝。今入ったら余計に回っちゃうから。麻美ちゃん明日昼からだし、ね?」
「アレ?何で知ってんの?」
「マネージャーさん」
そっか、とか、ゴメンね、とか、ひとしきり言い終わってからやっと食べてくれた。
別にあたしの事は気になんかしてない。
麻美ちゃんの身体が心配なんだよって、わざわざ麻美ちゃんを喜ばせるようなお説教は言いたくないんだけど、目の前でこれでもかって落ち込まれるとついつい口に出してしまう。
あたしはホント麻美ちゃんに甘いよね。
麻美ちゃんのテンションはみるみる内に回復していって、もうニコニコ上機嫌になっていた。
好意を向けられるのは嬉しい。嬉しいのにね…。
80:4/5
08/11/24 07:39:17 XtaS+OqX
歯磨きを終えるともう目がトロトロになっている麻美ちゃんをベッドに寝かせる。
今日は完全に許容量オーバー。飲み過ぎだよ。
蕁麻疹が出て来ているのだろう。
太股や腕を掻きだす手を掴まえると反対にギュッと握り返された。
その、指先に神経が集中する。
何故だか心臓の音が聞こえてくる気がして、戸惑っているあたしに追い討ちをかけるように麻美ちゃんが呟く。
「…そ…こ、いて…」
「…っ……」
麻美ちゃん今日はどしたの?
あたしが意識しちゃってるだけ?
困ったな、どうしたんだろ、どうしちゃったの?
どうかしてるのはあたしなの?麻美ちゃんなの?
またグルグルと回り始める答えの出ない問いかけ。
返事を促すかのように、繋いだ手に力が加わる。
「う…ん、いる、よ…」
掠れた声はちゃんと麻美ちゃんに届いたかな?
頬が、身体が熱い。
何かあたし、何なんだろう?コレ。
少し痛いくらいに握られていた手の力が少しずつ抜けて、麻美ちゃんが静かに寝息を起て出してからそっと寝室を離れた。
頭冷やそう。
軽くシャワーを浴びてから部屋に戻る。
あたしも疲れて酔ってんだ、きっと。
そう思いながら、背中を向けて寝ている麻美ちゃんの隣に滑り込む。
仰向けのまま腕を挙げて眼鏡をケースに片付けていると隣から「ん…」と声が聞こえてきた。
しまった。起こしちゃったかな?
「あ、ゴメン。寝てていーよ」
返事がないまま、麻美ちゃんはゴロンと大きく寝返りを打ってくる。
「わ…っ?」
重っ!イヤイヤイヤ、麻美ちゃん?
勢い余って乗っかってくる事ないんじゃない?
いくら最近少しは肉が付いてきたとは言え、あたし布団じゃないし。
耳元でうるさく鳴っているドキドキは聞こえない事にして、頭の中で必死に突っ込んでみる。
でも、そんなあたしの気持ちを見透かすかのように、麻美ちゃんの手がゆっくりと動いてきた。
「えっ?ちょっ…、麻美、ちゃん?」
な…んか、身体を触られている気がする。
嘘?え?コレ…って、あの…。
えっ…?えぇーーーーーーーーっ?!
「ハル…カ」
81:5/5
08/11/24 07:40:02 XtaS+OqX
…………………あ。
そっか…。
そうか、そうだよね。
…そうだそうだ!そんなわけないじゃん。
麻美ちゃん…てば、ホント変態さんだなー。
アハハ、アハハ、アハ…。
「ア、アサミンゴス…P。現実ですよ、現実っ!」
ちゃんと春香の声になっていただろうか?
いつの間にか麻美ちゃんは、あたしの上に乗ったまま規則正しい呼吸を繰り返していた。
スースーときれいな寝息を起てながら夢の世界へ落ちていったみたいだ。
暫くその体制のままジッとしていたが、どうにもこうにも鼻水が垂れそうになって、ソッと麻美ちゃんを起こさないようにベッドから抜け出した。
洗面所に行って思い切り鼻をかんで、生温かった水が冷たくなるまで、何度も何度も顔を洗った。
「麻美ちゃんのバカ…」
鏡の中でそう呟いているあたしは、薄暗い照明でもはっきりと分かるくらいに目と鼻が赤かった。
夜風に当たりにコンビニに向かう。
一人だからか何なのか、一枚上着を羽織ってきたのにすごく寒く感じた。
けっこうキツイかも知んない。コレ。
「あたしは、千早ちゃんでもアサミンゴスPでもなくて…」
ポツリと呟いた言葉は、途中で止まったまま誰の耳にも届かずに夜の住宅街に溶けていった。
ウン…あたしにも、聞こえなかった。
逃げ、かな?
でもまだ必要なんだ。
麻美ちゃんに泣き顔を見せたくないから。
麻美ちゃんを困らせたくないから。
自分に言い訳しなくても立っていられるようになるまで。
ゴメン、もう少しだけ側にいてよ。麻美ちゃん。
end.
82:名無しさん@秘密の花園
08/11/24 07:41:50 XtaS+OqX
>>77-81の続きですがこれだけでも完結してます。
キング ミンゴス えりりん
ミンゴスの呼称や一人称が不安定なのは仕様です。
この続きは少し考えましたが書いてません。
ダラダラ長くてホントすみません。
『麻美さんとアタシとアノ子』
83:1/4
08/11/24 07:42:37 XtaS+OqX
それは突然やってくる。
穏やかな波打ち際で起こる離岸流みたいに、誰も、本人さえも気付かずに気持ちが持って行かれる。
「ちーあーきー」
いつもの甘えミンゴスだろ?
何が違う?いつもどおりアタシは代用品。
それはいいんだわ。だってアタシはアノ子じゃないから。
でもアノ子はアノ子なのに…。
ライブ後、ほろ酔い気分の麻美さんを持ち帰って幸せな気分に浸っていたのに、抱き付かれながら考えてしまった。
最近人肌に飢えているんだ、とか冗談まじりに言ってくる麻美さんの言葉が何故か勘に触った。
今日のアノ子のあの顔が頭から離れない。
言うつもりのなかった一言。
言ってしまった一言。
『だいじょうぶ。アンタ、輝いてるよ。…春香以上に』
本当に欲しいのはアタシからの言葉じゃないだろうに。
あんなに喜んでくれる。なんて可愛いヤツ。
この気持ち。墓場まで持って行こうなんてサラサラ思っちゃあいなかったけど、言うつもりもなかったのに。
アタシはただ、アンタに笑っていて欲しかっただけなのに。
あぁ…ホント、メンドクサイ。
「もういい加減にしなよ」
「智秋?」
「知ってる?アタシはアンタが好きなんだよ」
「智秋……?」
「でもって、アノ子も好きなんだよ」
「ちあ…っ?!」
まだ言葉の意味を考えている麻美さんを見ていたら、何だか無性にイライラしてきて、気持ちとか欲求とか色んな事がどーでも良くなって。
気付いたらアタシは目を閉じて麻美さんの口を塞いでいた。
「なっ?何!?智秋、どしたの?」
「聞こえなかった?」
「え…、あ…」
麻美さんはきっと、冗談にして話を反らすんだろうって簡単に予想出来たから、アタシは待ってましたとばかりに逃げ道を塞ぐ。
「何回でも言うよ。アタシはアンタが好きなの。こうやってキスしたり抱き締めたり、それこそアンタが繪里子にしたいと思ってる事やそれ以上もしたいと思うくらいに好きなんだよ」
「わ…っ私は、私…」
「アンタはアノ子が好きでしょ?」
「っ……」
見くびらないで欲しい。
どれだけ麻美さんの事を見てきたと思う?
どれだけ、アノ子を見つめているアンタを見てきたと思う?
アタシと同じ目で、アンタを見ているアノ子を見てきたと思う?
84:2/4
08/11/24 07:43:14 XtaS+OqX
「どうして…智秋は言えちゃうの?」
「言える?」
「どうしてそんな簡単に好きって言えちゃうの?私は悩んで悩んで。嫌われたらどうしよう?とか、このままの方がいいんじゃないか?とか、そもそもこの気持ちは本当に恋なんだろうか?とか…」
「ふんふん、ほ~ほ~。アタシはそんな事な~んも考えずにアンタに告った、と?」
あからさまにしまったと言う顔をする麻美さんに極上の笑顔で応える。
で、きっと麻美さんはアタシが怒ってるって思うんだ。
「あ…智秋、ゴメ…。そんなわけないよねっ。智秋、結構繊細に考えてるって知ってるのに。私が勝手に立ち止まっているだけなのに、智秋に八つ当たりとか…ゴメンっ!」
「その“ゴメン”は、アタシを振るゴメンかな?」
「あ…、それ…も、ゴメン」
な~んて素直でな~んて真面目な女の子なんだろう。
アタシは完全玉砕、見事にフラれたってのに、頬の筋肉がニヤニヤと弛んでくるのを感じた。
「智秋?」
「一回抱かしてくれたら許す」
「は?」
アタシはホント馬鹿だよね。
「ちょっと何言ってるの?」
「一回だけ抱いたら、アンタの事諦めてア・ゲ・ル♪って言ってんの」
「いやいやいや。智秋?私は……ぅわっ!」お世辞にも色っぽいとは言えない声を出して、麻美さんは床に身体を落とした。
背中をカーペットに付けて、両肩にはアタシの手がしっかりと乗っかっている。
アタシを見上げる麻美さんと目が合った。何とも言い難い目をしていた。
これも、全部欲しかったな~。
アタシならこの顔をすぐにでも満面の笑顔に変えてあげれるのに。
今からでも遅くないからアタイを選んじゃいなYO!ユー。
そんな事を思いながらゆっくりと麻美さんに顔を近付けていく。
「智秋!やめて」
「嫌ならアタシの事、繪里子だと思えばいい」
「思えないよっ」
「じゃあアノ子の声真似でもしようか?繪里子がいい?春香がいい?」
「…………っ!!」
一瞬、目の前が真っ白になった。
後から“ゴッ”って音が聞こえてきて、何処だか分からないけど痛くて仕方なくなった。
脳裏に浮かぶのは最後に見た光景。
麻美さんの切れ長の瞳が更にきつくなって、アタシの全てを射抜くように突き刺さってきた。
「っ…!だーっ!痛ぁ…」
「智秋…」
痛いね~、痛い。
何処が痛いんだろうね。やっぱココかしらね?ハート?
あたしの代わりに涙をいっぱい目に溜めてくれてる麻美さんを見たら、本当に心が痛くて悲鳴を上げた。
85:3/4
08/11/24 07:44:13 XtaS+OqX
ゴメンね。アタシはマジでアンタが好きなんだわ。
だからアンタが好きなアノ子がアンタに泣かされてるのを見てるのは嫌なんだわ。
だってアンタは自分でした事にまた傷付いて涙を流すから。
「誰かの代わりにして気持ち誤魔化したりは、してもされても辛いでしょ?」
「…………っ」
「大丈夫、繪里子はアンタが好きだよ」
アタシはちゃんと麻美さんの背中を押せているかい?
この賢くて臆病で、アノ子が愛してやまない、アタシの大好きな麻美さんの、小さな勇気になれているかい?
「わた、あたし、えりちゃんに酷い事した」「知ってる」
「やっぱり…」
「あ、いや、聞いたんじゃなくて分かっちゃったんだけどね。ホラ、アタシはやっぱりアノ子も好きなんだよ。悔しいけどね」
これもホントウノキモチ。
「あたしえりちゃんの気持ちが分からなくて、自分の気持ちに自信が持てなくて、いつもはぐらかしちゃうんだけど、」
「うん」
「お酒が入ると段々抑えられなくなってきて、」
「うん」
「気付いたら気持ちの前に身体に手を出しそうになってて、」
「うん」
「仁後ちゃんのやよいにしてるみたいに、キャラへの想いとすり替えちゃえば冗談にしちゃえるかな?って」
「うん」
「そしたら春香はいくらでも思いどおりになるのに、えりちゃんは逆にどんどん離れていくようで、」
「妄想と現実だからね」
「ん…。何だかあたしはいつもえりちゃんを泣かせてしまうんだ」
いつも逃げてばっかの麻美さん。
ずっとアタシが支えてあげたかった。いつまでも、ずっと。
「あたし、えりちゃんが好き」
どんなに逃げてもたどり着く場所なんて決まってたのにね。
アタシじゃない人に向けられた麻美さんの瞳は、そりゃあもう綺麗で。
どさくさ紛れに晒してしまったアタシの心にこれでもかと凍みてくる。
86:4/4
08/11/24 07:46:15 XtaS+OqX
「智秋ありがとね」
「ん~にゃ」
「ゴメンね。智秋の気持ち気付けなくて」
「おうよ」
「えりちゃんにも怒られてくるわ」
「ん、行ってきな」
仕方ないね~。諦めっか~?諦められるか?アタシ。
「今日は、帰る」
「あぁ、タクシー呼ぶわ」
今日は送らないから。
そのままBYE-BYE出来るハズだったのに、玄関に向かう麻美さんの後ろ姿につい手が出てしまった。
振り向いた麻美さんの瞳が揺らいでいる。
きっとアタシの気持ちが揺らいでいるからなんだろうな。
大丈夫、もう気にしなくていいから。
「も一回だけキスさしてくんない?」
「え?」
「最後に…ダメ?」
「あ…ううん。ゴメンね智秋」
「先に謝られるとNGかと思うじゃん」
「ゴメン」
「また謝る。アタイはかなりお買い得だったんだゼイ♪」
「うん」
「麻美さん、好きだったよ」
唇を逢わせて数秒。アタシはその言葉を胸に刻み込んだ。
ポッカリと空いた空洞に嘘や嫉妬が溜まらないように。
麻美さん、好きだったよ。
end.
連投すみませんでした。
87:名無しさん@秘密の花園
08/11/24 11:55:53 2+fqNVvy
>>82
神がいた…!!!
どっちも最高でした!超GJ!
どっちもちょっと切なくて好き
ありがと、ありがと!
88:名無しさん@秘密の花園
08/11/24 13:02:35 4yyR37Bm
いい夫婦の日にあんな堂々と浮気なんてwさすがすぎるな御前w
89:名無しさん@秘密の花園
08/11/24 13:17:04 FALiMaQY
>>74
聞いた。補完完了。
90:名無しさん@秘密の花園
08/11/24 13:28:45 4yyR37Bm
>>82
ちょ!!あなたは神か!!!
GJ!!
こういう切ない感じのSSは大好物だw
最近えりンゴス熱いな!!
よければまた書いてくださいw
91:名無しさん@秘密の花園
08/11/24 13:58:54 FALiMaQY
>>82
どっちもよかったよYO!キュンキュンしちゃったよYO!
92: ◆IS0zEXOaMs
08/11/24 21:07:34 XtaS+OqX
御前と生天目さんの公開痴話喧嘩笑えるw
なんの羞恥プレイなんですか?www
レスありがとうです。
ちょうど片仮名>83-86の書き途中で>>73のレス見たんで一気に上げました。
平仮名>77-81は書き終わってたんですが、下手な上に癖のある文な自覚があったのでupを躊躇っていて。
勢い貰いました。
>35も自分です。
それから>>1すらちゃんと見てなくてすみません。
次書く事があれば鳥↑で入力します。
93:名無しさん@秘密の花園
08/11/24 22:01:00 vlAf2d8T
ここ数日のなばいとが最高すぎるwww
御前は、あの布団で何人の女と寝たんだろうか……
94:名無しさん@秘密の花園
08/11/24 23:52:39 i6qOq5RY
>>82
ちあミン派だけど感動したYO!超GJ!!
そして智秋セツナス(´;ω;`)
95:名無しさん@秘密の花園
08/11/25 10:39:23 92v56Ji3
URLリンク(clic-clac.jp)
これはいいえりンゴス
96:名無しさん@秘密の花園
08/11/25 12:06:21 3uOWlV6h
>>95 なんだこの狙ったキャスティングw
[CAST]
人魚姫 中村繪里子
魔女 今井麻美
王子 今井麻美
隣国の姫君 今井麻美
ナレーション 今井麻美
97:名無しさん@秘密の花園
08/11/25 20:46:16 H9cJFa4/
これはまずキャストありきで後からストーリーを作ったんじゃなかろうか
多分最後は魔女と人魚姫の百合エンド
98:名無しさん@秘密の花園
08/11/25 21:20:12 BFRTuOtw
じゃあナレーションとえりりんの百合エンドでも考えるか
99:名無しさん@秘密の花園
08/11/26 00:14:51 u8Doo+/u
えりンゴス増えてるのでいちおうこっちもよろしく
【アイマス】中村繪里子と今井麻美【PreStar】
スレリンク(lesbian板)
100:名無しさん@秘密の花園
08/11/26 00:43:39 Bg3GxTzf
>>96
なんじゃそのキャスティングはw
大まかにポイントだけおさえた台本であとは二人に勝手にやらせたら面白そう。
101:名無しさん@秘密の花園
08/11/27 18:43:55 9y5gvSmT
今更なんだがまつらいに振り向いてくれた?のって水沢となっちゃんだけ?
102: ◆2OfZcmRBlQ
08/11/28 03:05:54 Ec2bw3iO
ほちゃますは異端か!?
時代の流れに逆らって、ほちゃます投下します。
このスレでは初めて投下しますが。
103: ◆2OfZcmRBlQ
08/11/28 03:10:25 Ec2bw3iO
『夕暮れロマンティック』
◆Masumi Side
…はぁ~あ、今日も疲れたなぁ…。
今日は早く家に帰って、早く寝よう…。
…ん?
向こうに見えるのは…ほっちゃんじゃん。
でも、ほっちゃんは私には気付いてないのかな。
ああ、あんな大あくび。
よっぽど疲れてるんだろうなあ。
疲れているほっちゃんを早く抱き締めてあげたいなあ。
ああ、この赤信号がもどかしい。
早く、早く、青になれ。
――――――――――
◆Yui Side
ああ、疲れたなぁ。
と言っても、セリフはそんなに無かったけど。
…あれ、あそこにいるのは…
浅野さんだぁっ!!
わあ、嬉しいなあ、こんな時に浅野さんに逢えるなんて!
なんだか運命感じちゃうよ!
でも浅野さん、気付いてないのかな。
驚くかな?
浅野さんの驚いた顔って本当に可愛いんだよねぇ~。
よし決めた!私決めた!
浅野さんの胸に飛び込んじゃいます!!
信号、早く青になって!
104: ◆2OfZcmRBlQ
08/11/28 03:12:43 Ec2bw3iO
「ビックリしたよ、ほっちゃんが目の前にいるんだもん」
「そっ、そんなの私だって!
だって浅野さんったら、いきなり私を抱き締めるんだもん!」
「いや、そんなのほっちゃんだってその気だったでしょうが」
「うぐっ…否定は出来ないっ…!」
「ほっちゃんが疲れた顔してたからさ。
ほっちゃんを元気付けたかったんだ。
そうなると、私にはやっぱりほっちゃんをギュッと抱き締める事しか無いと思ったんだよ」
「……」
「ん?どうしたの?」
「あ、浅野さんって時々恥ずかしい事をさらっと言うよね…」
「そう?」
「そうだよ!浅野さんがそんなだから…」
「?」
ほっちゃんは顔を真っ赤にして。
「私、ますます浅野さんの事好きになっちゃうんだよ…!」
「…………ほっちゃん」
「なに?浅野さん」
「私は今日、ほっちゃんをお持ち帰りします」
「ふえっ!?」
「そして、今日は寝かせません」
「ちょ、ちょっと浅野さんっ…!」
私はほっちゃんの腕をグッと掴んで、唇に引き寄せる。
ちょっとでも動いたら、唇が触れ合うほど近く。
105: ◆2OfZcmRBlQ
08/11/28 03:15:05 Ec2bw3iO
「私達、付き合ってるよね?」
「う、うん」
「でもまだキスはしてないよね?」
「…うん」
「そこで私はもうひとつ決めました」
「浅野さん…」
「お持ち帰りの前にキス、します」
「浅野さん…私…」
私は言葉を発そうとするほっちゃんの唇を唇で塞ぐ。
「んんっ…」
「んっ…んむっ…」
唇が離れる。
「…浅野さん」
「なに?ほっちゃん」
「…居酒屋の前でキスだなんて、ロマンの欠片も無いと思うんだけど」
「ほっちゃん、キスというのはしたくなった時にするものだよ。
それがたまたま居酒屋の前だったというだけの話」
「……でも初めてのキスなんだから、もうちょっとムードが欲しかったなあ」
ほっちゃんは少しむくれる。
「…なら、さっきのキスはなし。本当のキスは」
私はほっちゃんをさっきよりも強く、抱き締める。
そして、殺し文句を囁く。
「私の家のベッドの中でしてあげる」
「あっ……浅野さん……!」
ありゃ、ほっちゃんから煙が噴き出している。
「じゃあ、行こうか」
「…浅野さんの…バカ…」
「そうだね、私は堀江由衣バカだからね」
「……本当にバカ…でも」
「ん?」
「そんな浅野さん、嫌いじゃないよ…」
ほっちゃんは私の服の裾をギュッと掴みながら、そう呟く。
もう、本当に嬉しい事言ってくれるよ、この人は。
「…私も嫌いじゃ、ないよ?」
私はそう言って、ほっちゃんのまぶたにキスを落とす。
そして、私はわざとほっちゃんの目の前に立ってわざとらしく叫ぶ。
「大好き、ほっちゃん!」
fin
106: ◆2OfZcmRBlQ
08/11/28 03:17:46 Ec2bw3iO
投下終了です。
最近天たまでほっちゃんの口から「浅野さん」という名前が出る度に、悶えてます。
ええ、分かってます。病院に逝って来ます。
では、駄文失礼しました。
107:名無しさん@秘密の花園
08/11/28 12:35:56 fEAitPnw
>>106 外はやめとけwwwww
乙でした!
異端?ここって妄想したもん勝ちだと思ってる
マイナー上等!書いて広めればいいわけで
と文才のない自分が言ってみるorz
108:名無しさん@秘密の花園
08/11/28 15:29:16 oSzeE9RQ
>>106
乙です!
ほちゃますいいよほちゃます
109:名無しさん@秘密の花園
08/11/28 20:08:07 W2HKWRTW
ほちゃますってか、ますほちゃだね。
でもGJ!
110:名無しさん@秘密の花園
08/12/01 17:34:13 AzMUxA2C
最近はえりんゴスやちあミンブームか?
両方大好物だが、智ます派な自分はどうすれば…
智ますはもう需要が減ってきたのか…?
111:名無しさん@秘密の花園
08/12/01 17:59:15 bbTS5Wjn
智ますは俺のジャスティス!
112:名無しさん@秘密の花園
08/12/01 19:28:19 ZeQH+U/I
みんなオブラートに包んでくれているけど直訳すると
エリンゴスは専用スレあんだからそっち逝け?
113:名無しさん@秘密の花園
08/12/01 20:31:14 bOlLLUph
単に智ますSSカモン!ってことだと
俺は智ますもエリンゴスも大好きだ
114:名無しさん@秘密の花園
08/12/01 21:02:28 AzMUxA2C
このまま智ますがこなければ、もはや自分で書くしか…!?
115:名無しさん@秘密の花園
08/12/01 21:59:56 GzislYeS
おまえら、どんな感じの文章が好きなんだ?
116:名無しさん@秘密の花園
08/12/01 23:43:06 1SqDu8vj
>>115
そんな感じじゃない文章
117:名無しさん@秘密の花園
08/12/02 00:00:05 GzislYeS
不覚にもワロタw
118:名無しさん@秘密の花園
08/12/02 00:00:47 +Z4hNlT9
甘甘イチャイチャすれ違い
119:名無しさん@秘密の花園
08/12/02 01:37:41 tnmks/Za
自分は片思いフェチだからその辺の躊躇いとかが大好物
120: ◆lLzpqiIGNw
08/12/02 02:15:14 wOjrzPui
智ますの需要がありそうなので
投下してみます
うまい文章ではないですがご了承ください
121: ◆lLzpqiIGNw
08/12/02 02:15:54 wOjrzPui
(最近プライベートで智秋ちゃんに会ってないな・・・)
私は南の空に浮かぶオリオン座を見上げながら
ぼんやりと彼女の事を思い浮かべた。
ほんの1年ちょっと前までは毎日嫌っていうほど
会っていたのに最近どうしたんだろう私
「寒くなってきたからかな?」と独り言を言っている
自分に気が付き溜め息をついた
「はぁ・・・」
白くなる息を見て余計に寒さを感じる
(早く帰らなきゃ・・・)
自宅へ向かう足を速める
「あれっ・・・」
私はよく行く喫茶店の前で足を止めた
(智秋ちゃんだ・・・)
気が付いたら自然と体がお店の入り口に向かった
「そうだ今日は寒いし体を温めてから帰ろうかな」
と誰に話すわけでもなくつぶやいてから入店した
カランコロン
私が開けたドアにぶら下っている鐘が店内中に鳴り響く
「いらっしゃいませお1人様ですか?」
なじみの店員さんの声が聞こえてくる
私はキョロキョロ店内を見渡しながら「はい」と答える
「いつもの席が空いていますよ」
と店員さんが窓際の席に案内をしてくれている途中横から
「あれ?もしかして真澄?」
智秋ちゃんが声をかけてきた
「あーやっぱり真澄だ!店員さんその人私の知り合いだからここに座ってもらって!」
戸惑う店員さんをよそに強引に私を座らせ店員さんを帰してしまう
「いやーまぁすぅみぃ~逢いたかったよ」
智秋ちゃんが満面の笑顔で私を見つめる
「ちょっと恥ずかしいからやめてよ」
私はうれいしやら恥ずかしいやらで照れながら言う
「いいじゃん別に、だって真澄はアタイに逢いにきてくれたんでしょ」
「ち、ち、違うわよ!か、勘違いしないで私は寒かったから体を温めようと思って
お店に入ってきただけで別に智秋ちゃんに逢うためにこのお店に入ったわけじゃないんだからね!!」
早口でまくし立てる私を見ながら智秋ちゃんはニコニコ私の顔を眺めている
「そんなことわかってるYO 怒るなって冗談だよ冗談」
「なんだ、いつものサムカワかぁ」
よし誤魔化せたと私は心の中でガッツポーズをした
今日は楽しい夜になりそうです!
END
122: ◆lLzpqiIGNw
08/12/02 02:17:53 wOjrzPui
レスを分けず長々書いてしまいすいませんでした
智秋サイドもかけたらかいでみたいです
乱文失礼しました
123:名無しさん@秘密の花園
08/12/02 12:49:50 tnmks/Za
>>122投稿乙!
智秋さんの是非見たいので頑張ってみてくださいな
Aiceって智秋さん以外わかんなかったけどニコ動の声優新作で初めて見た
可愛らしいタイプの子なんだな
124:名無しさん@秘密の花園
08/12/02 14:42:18 LbtQAk8e
いつも思うけど智秋語って文字にするの大変そうだなw乙
今週のらりるれでうりょとのデート話してた
うりょの醸し出す雰囲気とそれを察する野中さんとか
野中さんにしては珍しく長めのトークだったし、本当にデレ期かと錯覚したわ・・・
125:名無しさん@秘密の花園
08/12/02 18:38:24 9de1YlLJ
>>122
なんというテンプレ的ツンデレGJ
他のCPも好きだけど久々の智ますかなり嬉しい!
126:名無しさん@秘密の花園
08/12/02 19:14:34 Y+nXjV5q
本スレで上がってた百合声優動画見たけど、
アサミンゴスさんがエリリングにちゅーしてたよ、チューだよ、チュー。ほっぺに
おまけに首に息吹きかけてたよ
何かのラジオだから、公衆の面前でだよ。スタッフとか見てるんだよ。
アサミンゴスさん酔っ払ってて一人で家に帰したら危ないから、
エリリンが自分の家までお持ち帰りしたのかな。上のSSみたいに。
最初は別々の場所で寝ていたはずなのに、酔った麻美さんを自分のベッドに入れ、
中村さんは、ソファの上で寝たんだけど、起きたときには、
2人一緒、ソファの上で寝ていたとかなっていたのかな
そして、昨日のことは覚えていないと言われて
もう、そうなのかな。
妄想なのかな。
127:名無しさん@秘密の花園
08/12/02 19:59:09 tnmks/Za
>>126ようこそレッツ!プリスター!
そんな君にキス総集編↓をフォーユー
URLリンク(www.nicovideo.jp)
128:名無しさん@秘密の花園
08/12/02 21:01:02 drsFQmcY
>>126-127
>>112じゃないがちょっと気になってきた
【アイマス】中村繪里子と今井麻美【PreStar】
スレリンク(lesbian板)
これあるんで向こうで盛り上がってくれんか?
つーか最近本スレも特定の面子絡めないと話しづらくなってるし
いやはやどうもって感じ
129:名無しさん@秘密の花園
08/12/02 21:28:39 IC64YvWv
>>128何が気になるの?具体的に書いてくれるか
自分の好きなCP以外の話で盛り上がること?
一人が興味持ってそれに反応する奴一人いたら盛り上がる事になるの?
中村今井スレは先走って立てちゃった奴がまず悪いだろうけど人集まらなかったからここに来てるんじゃないのか?
ここはどのCPの話題なら書き込んでいい場所なんだ?
色んなCPを甘受するのが総合スレの役割じゃないのか?
今後新たなCPが出てきてその話題が目につき出したら専用スレ作って出ていけよと言うのか?
130:名無しさん@秘密の花園
08/12/02 21:35:14 xx0aGith
>>126
ほぺちゅーπタッチは日常。酔っぱらったら膝枕である。
131:名無しさん@秘密の花園
08/12/03 00:02:17 bOG8degc
レズ声優 Part40
スレリンク(voice板)
132:名無しさん@秘密の花園
08/12/03 00:12:54 UDChszjI
>>129
けど実際他にも専用スレに追いこめられたCPがいるからなぁ
追いこめられたのか出て行ったのかようわからんが
俺は分派しようが全部統合されようがどっちでもいいけど
133:名無しさん@秘密の花園
08/12/03 00:25:36 5wFf3s4W
別に気軽に話しするぐらいいいんじゃないの?
専スレ持ちのCPで何レスも盛り上がってるんだったら誘導すりゃいい話だし
たかだか1桁のレスついただけで誘導する理由もないだろ
134:名無しさん@秘密の花園
08/12/03 00:33:27 Q0WihU+g
おまいらが百合声優好きってのはわかったから落ち着こうぜ。
135:名無しさん@秘密の花園
08/12/03 01:30:41 7wuILATr
でも、正直言って最近はAice5かアイマスばかり期待されて
(両グループのファンの「一部」によく書き込む人がいるだけだろうけど)
他のカプやグループの話をしづらいっていうのはあると思う
なんかAAネタ系のスレでたまにいるキャスティングをやたらハルヒやローゼンに持ってきたがる人たちと近いものを感じる
136:名無しさん@秘密の花園
08/12/03 01:42:16 ZT0lHIDx
うん、いろいろ思うところがあるよな。でも取りあえず言っときたい。
>>124、錯覚じゃなくてキてるんだよjk。うりょの思いが報われる日が!!ついに!!
137:名無しさん@秘密の花園
08/12/03 02:02:39 YAXvJTd9
ひとつの話題が盛り上がればそれが続くのは当たり前じゃん。別の話題が出ればまたそっちが盛り上がるっしょ。
つか、えりんごすがここで話題に上るのは稀なのに、ちょっと盛り上がったぐらいで自重とかヒドス。
興味ないカプだからって愚痴るのやめようぜ。
138:名無しさん@秘密の花園
08/12/03 02:38:48 xyEc5W8p
つーか興味ないカプ語りのレスが続くと何か問題あるのか?
自分は知らないカプのレス見てもフーンって思うだけだけどなぁ
とりあえず、声優の百合を語るというスレの趣旨にあったレスに対して「自重しろ」はおかしいだろ
139:名無しさん@秘密の花園
08/12/03 04:26:46 /O7RKmxy
>>135まず自分が誰の話をしたいのか書かないとアイスアイマス書き込むなって意味に取れるよ
好きなCP話題ないなら己が話せよ
ここ自体書き込む人が少ないんだからその中で制限してどうするよ
俺の今一番読みたいCP伊藤静田中理恵
御前が網タイツはいたりえりえの太股の間に顔を近付ける事になって襲いそうになった
と言ってたの聞いてから妄想したいんだがりえりえの話し方が今一つ掴めない
140:名無しさん@秘密の花園
08/12/03 06:21:49 167DkcRP
>>139
変態さんだね、静さんは
141:名無しさん@秘密の花園
08/12/03 06:35:44 TvAVC1Xm
>>136
うりょっち、ヘタレ過ぎで心配されてるって。
ゆうちゃんネギま!日記に藍ぽんとの2ショットお願いします。
142:名無しさん@秘密の花園
08/12/03 10:00:03 lozYD7+U
レズものの手練れ女優小峰由衣が角度によっては御前ぽいと思った。
はにかみの表情とか攻めるときの獲物を狙うような視線とか。
143:名無しさん@秘密の花園
08/12/03 17:24:19 u9+dUV1/
なばはもっと女の子に手出せばいい
御前を嫉妬させられるのはなばだけだろう
144:名無しさん@秘密の花園
08/12/03 18:23:57 Yc3MABKT
>>124
うりょ藍好きだから、マジで今回は神回
うりょ頑張れうりょ
>>126
ノミンゴスはツボ
妄想じゃない、きっと現実に!
145:名無しさん@秘密の花園
08/12/04 13:11:01 D5PN4uQS
うりょ藍ってDROPSになるの?
146: ◆IS0zEXOaMs
08/12/04 15:02:08 D5PN4uQS
みならじ九鬼揚羽(CV:田中理恵)来襲の翌週の回より。
伊藤静と後藤邑子の回想シーン再現。
「アレ?あっ、あ…」
収録が終わってガールズトーク(オヤジトークともいう)に花を咲かせ、
さて帰りましょ、となった時に理恵ちゃんが下を向いて何か呟いた。
見ると、理恵ちゃんが椅子に座ったまま膝を開き気味で、股に両手を突っ込んでいる。
「ブ…ッ!!りっ、理恵ちゃん?!」
「何か、鞄の金具が引っ掛かっちゃったみたいで…取れないの」
う、ゎあ…あ。金具の位置を見せるように更に足を開いてくれるんだけど、ミニスカートの中身がチラチラしてるッス。
網タイツに覆われた魅惑の太ももがほぼ全て見えちゃってる感じで、悩殺って言葉がテロップでドーーーンッと脳内再生された。
理恵ちゃんに「大丈夫?」と言って、横を見ると邑子も口を押さえて固まっていた。
だよな?コレは鼻血もんだよな?と視線を送ると、「静、目が悦んでるよ!」と小声で突っ込まれた。
「静、どうすんの?コレ?」
「まぁ、困ってるのは全力で助けてあげたいんだけど、コレは要請がなきゃ動けないだろ?流石に」
アタシも邑子も手を出しあぐねていると、理恵ちゃんがちょっと泣きそうな顔をして「取って…」と言った。
「失礼…しまっす!」
一応そう言ってみたら、理恵ちゃんは大爆笑して、邑子は苦笑していた。
アタシは跪いて椅子に座っている理恵ちゃんの膝を開いて、太ももの間に身体を滑り込ませる。
太ももの柔らかい感触が手に馴染んでくる。
指先に力を入れると足がピク…と動いた。
「大丈夫?」
下から理恵ちゃんを見上げて聞くと、顔を赤らめてコクン…と頷いた。
引っ掛かった場所をよく見るために内股に顔を近づけたら、何故かいい香りがしてきた。
これは、また、五感に訴えてくるお誘いだわ。
なかなか外れない金具と格闘しながらアタシは理性を総動員して耐えていた。
っていうか、理性って何だろう?
この状態で何もしないってありえるのか?むしろ、コレって誘われてるんじゃないの?
なら理恵ちゃんからのお誘いを無下にしちゃっていいのか?
いや、いいわけないよな?理恵ちゃんだよ?!田中理恵ちゃんだよ?!
先週から理恵ちゃん来たら「抱く!」って宣言してたじゃないか?
今がその時だろう!
アタシは桶屋が吹っ飛ぶような森羅様論法で欲望を正当化して、理恵ちゃんの太ももに舌を這わした。
「…っ……」
息を呑む理恵ちゃんの声が聞こえてくる。
少し理恵ちゃんの体温が上がってきたような気がする。
熱気に包まれた太ももに挟まれてアタシの体温も上昇していく。
段々と足の深いところに舌を近付けていくと、理恵ちゃんの反応も顕著になっていった。
アタシの髪に躊躇いながら両の指を絡ませてくる感じが、更に興奮を煽っていく。
147: ◆IS0zEXOaMs
08/12/04 15:03:41 D5PN4uQS
網タイツとショーツ。
二つの布で隠されたその場所は、外からは分からない熱が溢れているんだろうか?
すぐにでも脱がせて舐めてあげたいけど、このまま下着の上からっていうのも焦らしがいがあっていいな。
普段はSプリの利いている理恵ちゃんをどうやったら一番効果的に辱められるんだろう?
「…っ、し…静ちゃ…」
「んー?」
切羽詰った理恵ちゃんの声を合図に、ショーツの上から敏感な部分を軽くなぞった。
「も…、ぁ…っ!」
「欲しい?」
「…………」
黙ってしまった理恵ちゃんを見上げて目でもう一度聞いてみる。
理恵ちゃんはツイ…と視線を逸らしてしまったけど、微かに顎を下げた。
「―──って、ソコまで想像しちゃったよ!」
「姐さん…。そんな生々しい妄想、電波に乗せられるかぁぁああああ!!」
この会話は当然カットになり、実際に放送されたのは、以下(精度75%)である。
「理恵ちゃんの太ももの間にアタシの顔が!あったんだよ!!」
「うん、あたしもアレはドキドキした」
「アレは誘われてるって思うだろう?!」
「姐さん、ソレ間違ってるから!危険な勘違いだからっ!!」
end.
りえりえが喋んなくてもいいver.で書いてみた。
自己満ですんません。
きみあるは公式で森羅(伊藤)×揚羽(田中)推してるみたいだから、その役作りもあってのあの会話だろうけど。
妄想するネタが沢山あるのは楽しい。
148: ◆IS0zEXOaMs
08/12/04 15:14:45 D5PN4uQS
タイトル忘れてたorz
いいの思いつかないので『みならじ妄想』でお願いします。
149:名無しさん@秘密の花園
08/12/04 16:55:47 Cj0kzp/6
ちょっ・・・最高ですGJ!!!w
150:名無しさん@秘密の花園
08/12/04 16:57:52 HoM7aWiN
(・∀・)エロス!!
151:名無しさん@秘密の花園
08/12/04 20:56:07 juuSyz/h
ありだね
個人的に考えたネタとして、コスプレグラビアを見せながら責めるってのを妄想した
M字開脚と同じ格好させて、恥ずかしがっている理恵に写真みたいな表情してみてとか
バニーコスで、ココ…見てみたいなぁと下着をずらしたり
妄想はとまりません
152:名無しさん@秘密の花園
08/12/04 22:30:17 VeO86RMK
それ誰との百合話?
153:名無しさん@秘密の花園
08/12/05 13:15:49 k4vTdR7V
???wwwww
154: ◆lLzpqiIGNw
08/12/06 00:25:43 0LBIagcH
この間智ますを投下したものの智秋サイドを
下手なりに書いてみました
よろしければ読んでください
155: ◆lLzpqiIGNw
08/12/06 00:26:55 0LBIagcH
(せっかく真澄の家まで来たのに居ないのか…)
私は日の入りとともに浮かび上がったオリオン座を見上げた
(今日の収録後、大先輩のたてかべさんから頂いたお菓子を一緒に食べようと思っ
てたのにな)
(近いし朱ちゃんの家に行こうかな?)
などと思いを馳せながら駅に向かっている途中ふと一件の喫茶店に目を奪われた
「あれーここだったかなー真澄がよく行くって言ってた店?」
自信はないが迷いを振り切るため小さくつぶやいた。
156: ◆lLzpqiIGNw
08/12/06 00:27:49 0LBIagcH
カランコロン
店に入ると小気味良い音色とほぼ同時に店員さんの「いらっしゃいませ」という
声が聞こえた。
「お一人様ですか?」店員さんに尋ねられたので軽くうなずいた
普段落ち着いた雰囲気のお店には入らない私は戸惑いながら案内されるがまま席
に着いた
真澄がすすめていたハーブティーを飲みながら窓の外を眺めていると
(あっ、真澄だ!)
真澄に逢いに来たんだから別に隠れなくていいのに反射的に隠れてしまう
(何をしているんだろう…私…)
真澄行っちゃったかな?と恐る恐る顔を上げてみると
カランコロン
もしやと思い入り口に目を向けると真澄が入ってきた!
どうしようどうしようとオロオロしていると真澄が
キョロキョロしながらこっちへやってくる
キョロキョロしてるってことはもしかして私を見かけて入ってきたのかな?
一か八か声をかけてみる
「あれ?もしかして真澄?」
なるべく偶然気付いたように冷静な声で声をかけた
驚いたように振り向いた真澄にさらに
「あーやっぱり真澄だ!店員さんその人私の知り合いだからここに座ってもらって!」
と一気に話し強引に同席をさせる
「いやーまぁすぅみぃ~逢いたかったよ」
と照れ隠しのオーバーアクションで真澄に声をかける
「ちょっと恥ずかしいからやめてよ」
少し怒ったような言い方だけどうっすら笑顔をのぞかせて言う
(これはいける!!!)
私は確信を持って真澄に言った
「いいじゃん別に、だって真澄はアタイに逢いにきてくれたんでしょ」
とたん真澄は焦りだし顔が赤くなりかけている
「ち、ち、違うわよ!か、勘違いしないで私は寒かったから体を温めようと思って
お店に入ってきただけで別に智秋ちゃんに逢うためにこのお店に入ったわけじゃないんだからね!!」
待ってましたと私は心がポーリーをはじめる
(真澄やっぱりこういう所可愛いな)
(もぉぉ!真澄の可愛い左耳まで赤くしちゃって!)
ニヤニヤあれこれ思いをめぐらせていると真澄が不安そうな顔で私を見ている
真澄の気持ちをさっし、とっさに
「そんなことわかってるYO 怒るなって冗談だよ冗談」
と真澄に合わせてみた
「なんだ、いつものサムカワかぁ」
真澄は安心したのか顔色もいつも通りの白く透き通る顔に戻っていった。
やっぱり真澄は可愛い
今夜は真澄を襲っちゃおうかな
END
157: ◆lLzpqiIGNw
08/12/06 00:30:10 0LBIagcH
エピソードを作るのは難しいですね。
乱文失礼をいたしました
158:名無しさん@秘密の花園
08/12/06 00:42:27 LUewQx8h
ねとすたでの、まつらいさんから金朋への頭突きクソワロタwww
「愛のムチ」だと脳内変換して萌えた(´∀`)
まぁ実際は本気でイラッとしたんだろうけど。
159: ◆gqNkam1SwU
08/12/06 08:10:13 6iefKoDb
空気を読まずに、さらにはタイミングすら全く考えずに智ます(ます智)投下。
何ヶ月も前に投下した智秋視点のSSの、今更感漂うますみんバージョンです。
そっちを読まなくても大丈夫な感じにはなってる、はず。
160:I know what I do when I ...(1/5) ◆gqNkam1SwU
08/12/06 08:10:56 6iefKoDb
たまたま予定が合ったので、久しぶりに、智秋ちゃんがうちに遊びに来た。
急に来るって言い出したもんだから、散らかっていた部屋を急いで片付けて、おかげでくたくた。
でも、ほとんどおしかけるみたいにやって来た智秋ちゃんの、相変わらず元気な事この上ない笑顔を見たら
なんだかちょっと、こっちまで元気を分けてもらえたような気になったので、
まあ、よしとする。
それに、明日は丸一日オフだしね。
休日の前の日って、明日への期待感でわくわくして、それだけでちょっぴり上機嫌になってしまうから。
*****
テーブルの上には、智秋ちゃんが買ってきた沢山のお酒と、
出来合いのお惣菜をあっためただけ、とかの、簡単な調理で出来たオツマミたち。
折角なので、久しぶりにわたしもアルコールを摂取することにする。
飲みやすそうな、甘めのカクテルを選んで乾杯。
「……でさぁ、そのクラブってアタイの友達っつーか知り合いがやってるとこだったんだけどね、」
「ああ、そうだったんだ?」
「そうそう! ソイツもね、まあアタイ同様かなりジューシーな感じなんだけど、」
「うわー……」
「ちょっとぉ、その反応間違ってるから!! 喜ぶとこ! ジューシー!!」
「あー、はいはい。ジューシージューシー」
本当、いつ会っても智秋ちゃんはうざいくらいにテンションが高い。
これぞまさしく智秋節。
智秋ちゃんが静かになるのなんて、多分、アフレコ中の自分のセリフがないカットの時くらいだろう。
くるっくる表情を変えながら、本当に楽しそうに話す姿は、まあ見ていて飽きないと言えなくもないけど。
元々の名目の「近況報告会」というよりは、
ほとんど、智秋ちゃんの最近の動向に、わたしが突っ込みを入れる会になっている。
しっかし、本当よくしゃべるなあ。
ほっといたら、というか、こうやって相槌を打ってくれる相手がいる限り
もしかしたら何時間でもしゃべり続けているんじゃないだろうか。
なんて、ちょっと感心しながらグラスを傾ける。
161:I know what I do when I ...(2/5) ◆gqNkam1SwU
08/12/06 08:11:53 6iefKoDb
カクテルの名前だとか種類だとかそんなに知らないけど、甘くて美味しい。
アルコール度もそんなに高くないみたいだし、うん、これはちょっと好きかも知れない。
「ちょっとぉ、真澄サーン? 聞イテマスカー?」
「聞いてる聞いてる。それで?」
*****
……ちょっと失敗したかもって思ったのは、段々、目の焦点が合わなくなってきているのに気づいた時。
頭の中にぼんやりと霞がかかったみたいな感じで、判断力が鈍ってきている自覚がある。
ん? 自覚があるってことは、意外とまだ平気かも?
いやいや、自分が酔っ払っているのかどうかを考え始めた時点で、
これはもう十分「酔っ払っている」と言って差し支えない状態だろう。
「そんでさっ、」
「んー……」
智秋ちゃんの声が、ちょっと遠くに聞こえる。
薄い布を一枚被った分くらいの、ほんのりぼやけて、鈍った感覚。
でもま、ここ、わたしの部屋だし。
一緒にいるの、智秋ちゃんだし。
お酒は甘くて、アルコール度はたいしたことないし。
―まあ、いっか。
なんて。
ほら、やっぱり。
判断力が鈍ってる。
*****
162:I know what I do when I ...(3/5) ◆gqNkam1SwU
08/12/06 08:12:48 6iefKoDb
気が付いたら、智秋ちゃんはなんだか変な顔。
眉毛が八の字に下がってて、ちょっとかわいい。
「えっと、真澄?」
「……んー?」
「―真澄、もしかして酔ってる?」
変な顔の智秋ちゃんが、変なことを聞いてくる。
変だね、変だよ。おかしくなって、笑う。
「酔ってない、よ」
聞かれるまでもなく、もしかしなくてもわたしは結構酔ってるけど、でも、「酔ってる?」と聞かれた酔っ払いは
「酔ってない」と答えなくてはいけないことになっているので、仕方がない。仕方がないんです。
これは世界的にも法律的なもので定められていることなのです。
あれだ、いわゆる一種の不文律、みたいな?
いい感じに支離滅裂になってきた思考に自覚はあるものの、
自覚だけではどうにもならないことって、世の中意外と多かったりする。
身体はポカポカ、頭の芯はフワフワして、気持ちいい。
お酒を飲むと、気持ち悪くなるのと楽しくなるのと半々くらいなんだけど、今日はどうやら後者らしい。
いつもこうなら、もうちょっとお酒も好きになるのに。
……智秋ちゃんが何か言ってるけど、あんまりよく聞こえない。
困ったようにワタワタしてるのがかわいくて、焦点の上手く定まらない目を凝らす。
変だなー。
よく聞こえないし、よく見えない。
折角一緒に居るのに、これじゃあ勿体ない。
―勿体ない? どうして、勿体ないんだろう。
こうやって会えたのが久しぶりだから?
じゃあ、わたしは智秋ちゃんに会えて嬉しかったのか。
うん、そりゃそうだ。智秋ちゃんのことは嫌いじゃないし。
嫌いじゃない?
ううん、むしろ……。
163:I know what I do when I ...(4/5) ◆gqNkam1SwU
08/12/06 08:13:35 6iefKoDb
(……ああ、なんだそっか)
そっかそっか。そういうことか。
なるほどなるほどと納得して、綺麗な流れで脳内において導き出された結論を告げるべく、側へと寄る。
智秋ちゃんの声がよく聞こえるように。智秋ちゃんの顔がよく見えるように。
「智秋ちゃん」
「は、ハイ!?」
名前を呼んで。
近くに寄って。
―ねえねえ、智秋ちゃん。知ってた?
「ま 「あのねぇ、」
視界いっぱいに広がる智秋ちゃんの顔は、なんだかびっくりした時みたいに
元々大きい目をクリンクリンに見開いて、わたしを映す。
ああ、良かった。
やっと、智秋ちゃんの顔がちゃんと見えた。
それだけで、胸の奥がフワッとあったかくなって……。
ほら、やっぱりね?
わたしね、智秋ちゃんのことが
「だいすき」
164:I know what I do when I ...(5/5) ◆gqNkam1SwU
08/12/06 08:14:19 6iefKoDb
―すき。すきだよ。
言いたいことを言ったので、満足して、重くなってきた頭を智秋ちゃんの肩に預ける。
智秋ちゃんの体温が心地よくて、そのまま眠ってしまいたくなった。
「……真澄?」
「ぅんー?」
わたしの身体を支えるように回された、智秋ちゃんの腕に、そっと力が込められる。
幸せって、多分、こういう感じのこと。ぬるま湯みたいな、優しい温度。
このままずっと、離さないでいてくれたいいのに。
「えっとね、」
「うん」
珍しいね。智秋ちゃんが言い淀むなんて。
いつもはうっとうしいくらいに、空気も読まずに言いまくってくるくせに。
口ごもったその先の言葉なんて、とっくに見当がついているのに。
バカだなー、智秋ちゃんは。
今なら特別に、ちゃんと受け止めてあげるから、言ってごらん?
「……アタシも、大好き」
―ほらね? 予想通り。
「うん。知ってるー」
知ってたよ。
……大分前からね。
Fin.
165: ◆gqNkam1SwU
08/12/06 08:16:03 6iefKoDb
以上です。
なんだろう、お酒入ると毒が抜けて乙女っぽくなるますみん、が書きたかったんですけどね。
中身も萌えもあんまりないのに、長いだけ長くてサーセン。
あと、徹夜明けでボーっとしてるので、どっかミスがあったらごめんなさい。
ともあれ、ここまでお付き合い下さった方に感謝。
以下蛇足。
166:おまけ:翌朝 ◆gqNkam1SwU
08/12/06 08:17:14 6iefKoDb
「ねえ、ねえ、真澄、ゆうべのこと覚えてる? 覚えてるよね~♪」
「…………なんのことかな?」
「やっだぁ、とぼけちゃってー。覚えてるくせにぃ」
「……智秋ちゃん、うざい」
「あれ~? ゆうべ言ってたのと違うなぁ」
「…………ッ!」
「ほらほらぁ、素直になりなYO」
「……だよ」
「うん~?」
「好きだよッ!! 智秋ちゃんが! 悪いか!!」
「!?」
「……なに、そのアホ面」
「わ、悪くないデス……」
「……ふん。バーカ」
おしまい。
167:名無しさん@秘密の花園
08/12/06 10:04:05 vngmDcKy
>>158
まつらいさんも金朋も大好きなんだけど、双方お笑い要員にしか思えないw
M型が突っ込みに転じるというイレギュラー設定は百合フィルター働きまくりなんだけどな。
いつも腹筋崩壊で力尽きて妄想まで辿りつかないw
168:名無しさん@秘密の花園
08/12/06 12:51:26 EN7ReZEK
>>165
GJでした
おまけに一番萌えたんだぜ
169:名無しさん@秘密の花園
08/12/06 13:37:57 E156PgIG
>>157
>>165
お二人ともGJです。
久々に智ますが多くて嬉しいな。
2人とも萌える
170:名無しさん@秘密の花園
08/12/06 15:28:04 Dl39dy2V
智ます2つもきてたー!
毒が抜けたますみんがデレデレで可愛いな。
171:名無しさん@秘密の花園
08/12/06 22:00:22 0Dt3LZQJ
GJ!!智ますいいなー
最近目覚めてきた
あと>>157の見てたら
酔っぱらったらぺも小清水にもっとデレるのかなーとかあみぺ想像して萌えたw
あー2人きりだと仲良ししてんだろうな!!
172:171
08/12/06 22:15:32 0Dt3LZQJ
ごめん>>157じゃなくて>>165だ
173:名無しさん@秘密の花園
08/12/06 22:40:23 A9XuQp5g
そういやあみぺの酔っ払いエピソードってリアルでも妄想でも聞いたこと無いわ。
174:名無しさん@秘密の花園
08/12/07 11:45:24 vRVaUyNA
ラジオでナバはすごい事言っていたな
女の子を好きだから自分は男なんじゃないか
体の成長が遅いから男なんじゃないか
それを同じくらいの体の成長速度の娘にそうだんとか
→互いに見せ合いっこ、触り合いしてエロ展開
ああ自分はいたって正常
175:名無しさん@秘密の花園
08/12/07 12:01:37 7DlUrHJk
>>173
プリキュアラジオでそんな話してた覚えがあるな。
176:名無しさん@秘密の花園
08/12/07 13:27:01 BEAC5LkV
アヒル豆であみっけがちょっと酔ってたの聞いたことあったわ
177:名無しさん@秘密の花園
08/12/07 13:42:18 Gi4m+Tsp
>>174
正常ですw
昨夜のマン研ですね(水曜日にネット配信)
URLリンク(www.s-cast2.net)
178:名無しさん@秘密の花園
08/12/07 16:52:10 69FrR8I+
アヒル豆の芝居のやつニヤニヤしたなぁ…後でまた聞いてみよう
超ラジの方に某小清水さん来ないかねーゲストで
179:名無しさん@秘密の花園
08/12/08 01:25:46 IbErLGhr
>>73のまさに直前、自分もそんなの読みたいと思っていたのだよ。
しかし筆が遅いというのはいかんともしがたいもので。
「あそうそう、こないだ中村さんに会いましたよ」
急に智秋は話題を変えた。
ここはスタジオ近くのバー。昨日と一転した冷え込みに酒の暖を求め、
智秋は収録の帰りに麻美を誘って二人で来ていた。
「ふーん、どこで?」
「んーとねえ、オーディションのときに一緒んなって、帰りに一緒に飲んだ」
「え、そうなの?あたし何も聞いてない」
麻美は視線を智秋に向けながら、手探りでソフトドリンクのストローを口に持っていった。
「そりゃあの子も『麻美と一緒じゃないの?』って聞いたら、
『いつも一緒じゃありませんから』って言ってたからね。麻美、
ひょっとして振られた?」
「振られたって何が(笑)」
「じゃあ振ったほうか。いや冗談冗談、それにしてもあの子の麻美好きは
筋金入りだねー。ほんとそう思ったよ」
「なんかあったの?」
「いやさ、あの子最近やたら弱くなってるでしょ?だから飲みながら相談
乗ってやったのよ。そしたら『あたしこないだまで幸せの絶頂に
いると思ってたけど、今が絶頂ということはこの先ないってこと?って、
そう気づいたらなんか不安になって』。あたしが『大丈夫だよ。
あんたはまだまだこれからどんどん伸びると思うよ』って言ったらさ、
『うーん、もちろん仕事はがんばってるけど』って。
あれきっと麻美のことだね。麻美が悪い」
「なんであたしが悪いのよ」
いつもなら微妙なモノマネを挟みつつ情景を再現する智秋に
ツッコむところだが、突然矛先が自分に向いたために麻美は虚を突かれた。
180:名無しさん@秘密の花園
08/12/08 01:27:11 IbErLGhr
智秋は麻美の抗議には答えず、テキーラをゆっくり一口味わうと、
神妙な面持ちで切り出した。
「麻美ぃ。あたし友達だから言うけどね」
そうは言ったものの続けるかどうしようか迷ったようにグラスに目を落とす。
しかしそれも一瞬のこと、再び麻美を向いて、
「いいかげんはっきりしてやんな」
「何がぁ?」
「もちろん中村さんのことですよ」
智秋は続けた。
「そりゃさ、一番の友達って言ってるし、ああもちろんあたしは除いてね、
それで、一緒にどこでも行く、ユニットも組んだ、いつも仲良しだ、
でもさあ、あの子はずっと不安なわけだ。何でかっつーとズバリ、あんたの愛だよ愛」
目を白黒させる麻美を無視するかのように畳み掛ける。
「あんた、中村さんのこと好きぃ?ちょっと言ってみ。んん?」
「えー?」
やや長い沈黙があって麻美は答えた。
「……もちろん、あたしえりちゃんのこと好きだよ。あたしはー、
元から好きな人は好きってちゃんと言うし」
「それでやよいとかラオウとかにも好きって言ってんのか。ちょっと、
ごまかしてんじゃないよこのヘタレめ。平気な顔して軽々しく
好き好き言ってられるほど面の皮厚くしたってね、その分ヤワな中身は
ちっとも成長してないじゃないのさ」
181:名無しさん@秘密の花園
08/12/08 01:28:22 IbErLGhr
口の滑らかさを取り戻すかのようにグラスをあおると、智秋は吐き捨てるように言った。
「ったく、成長してないのは胸だけかと思ったら」
「ひっどーい!」
「いつもそばにいる、大事な人と言ってくれる。あんたチューとかもしてやってんだろ、
あの子はあんたのこと本当に大好きだ、普通なら凄く幸せなんだ。
でもあんたはあの子をどうしたいのかどうするつもりなのか、
自分の本当の気持ちを言ってない。あの子のこと好きといったその口で
やよいが好き春香が好きラオウが好きだよ。あんたは若い子にも人気があるし、
あんたはあんたで可愛いの見ると節操ない。気持ちが離れたり嫌われたなら
しょうがないよ?気持ちがつながってりゃ浮気も我慢できる。
でもあれだけずっとそばにいてやって、ちゅうぶらりんのままこれだ。
ヒドイ生殺しじゃないよ。にんじん目の前にぶら下げて、
もう舌も届くところまで寄ってやって食わせない。辛すぎるだろうよ。違うか?」
「……」
沈黙する麻美に嗜虐心をくすぐられたかのように、智秋は一転してニヤリとしながら言った。
「それともなにか?あの子に行く気がないってことは、ついにあたしのものになるってことか?」
「え?え?あ」
「よし、そうなったらあたしはもうあんたを独占するからね。絶対あの子には今後一切会わせない」
「あ、あ、あの」
「さあ選びなさいよ。あの子とあたし、どっちを取るのよ」
ずいっと迫ってくる智秋に麻美は激しく動揺し、視線をあちこちに巡らせていたが、
やがてあるものに目が止まると、すかさずそれに飛びついた。
「あ、それあたしの!全部飲んじまいやがった」
182:えりりん残酷物語(再)
08/12/08 01:29:34 IbErLGhr
すぐに酔っ払ってしまった麻美をこれ以上弄ることも出来るはずもなく、智秋は麻美が
落ち着くまでゆっくり見守っていた。
しばらくして、麻美が口を開いた。
「そりゃあさあ、私もえりちゃんのこと、本当の意味で好きだなあって思うことあるよ」
「じゃあその時言ってやりゃあいいじゃないのよ、何で言ってやんないのよ」
「うん、それは分かってる。でも……」
「飲むなっつってるの」
物静かな声のトーンの裏でこっそり追加注文した智秋のテキーラに伸びた麻美の手を、
智秋はぴしゃりと叩いた。
麻美は悪戯が見つかった子供のように笑うと、言った。
「私ドMだから」
「うん?」
流れに似つかわしくない単語に智秋は不意を突かれた。
「マッテルノ」
「……どういう意味?向こうが告白するのを、とか?受身だなあ、今井受身ってか?
大体そういう待ちの姿勢が問題を……」
麻美の目を見つめたまま、テキーラをつかもうとする麻美の腕をまた掴んだ。これで5回目だ。
解放してやって、麻美の目の前で掌をひらひらさせると、
「麻美さーん。なんか言ってるとこと分かんないですけど大丈夫ぅ?麻美さあん」
「前はホッといても暴走する方だったンだけど、最近えりちゃんモイロイロ大人に
なっタトイうか、大抵ノコトは動ジナくなっテキタカラ」
手が止まる。
テーブルにひじを突き拳を額にやる智秋。まさに頭の周りを?マークが飛び交っている。
「それで?」
「……放置プレイ。ウッフォフォフォーッくくくっ!」
ベシベシベシッと麻美は智秋の肩を叩くと、爆笑を押し殺すように身を屈めた。
「はあぁ?あ痛っ、叩くなって。……放置って、ねえあんた、放置してんの?
つーかなんでそんなことしてんの?あ、あれ?そもそもMならされるほうとかじゃないわけ?」
「えりちゃんをねー、追い込ンデッたラ、あさ、あさっての方向ニ暴走スルから、
ふー、ソレで、ヒック、アタシも巻き添えになって、二人シテ
間違ッタほうへ間違ったホウへ行クノガたまらなく好きナノ。うぇえへへへへ」
「(絶句)」
「ダカラ会ウ度ニ今日コソえりチャン暴発しないカナ、暴発シナイカナッテ」
「うわー!!でたよもうこのっヘンッ!タイ!淑女が!
つーかそりゃMじゃねーよ!Sだよ。ああ!?
……いやっ、でも、酷い目に合いたいならやっぱりMなのかぁ?
ああーんもうワケわかんない」
智秋はかぶりを振って天を仰ぐと、大きなため息をついて、言った。
「中村さんも可哀想に」
183:名無しさん@秘密の花園
08/12/08 01:33:27 d0d8xvFF
>>179
うーん、智秋が「中村さん」と呼ぶと違和感あるかも
184:名無しさん@秘密の花園
08/12/08 01:43:22 IbErLGhr
そうでしたか?確かに呼び方悩んだけど、本人いないとこで第三者的に
言及するときナカムラとか中村さんとか言ってたような気が。
185:名無しさん@秘密の花園
08/12/08 01:49:51 4bexGcF6
ナニ村さんとか中村さんとか言うよ
186:名無しさん@秘密の花園
08/12/08 02:20:23 jOCUfK9d
>>179
乙っす。とりあえずこれ つ>>1
187:名無しさん@秘密の花園
08/12/08 02:29:10 IbErLGhr
二人の関係を炙り出そうと思ったけど、よく考えたらエロなし鳥なし専用スレ無視ですね。
すみません。
188:名無しさん@秘密の花園
08/12/08 02:44:40 kuDAloIO
自分も呼称についてはいつも悩む。
特に智秋さんはノリな時とまじめな時とで使い分けてる感じするからややこしい。
>>179カラミンゴス面白かった。こういう話し方で書けるの羨ましい。
何よりもタイミング被ったのが笑えたw
てなわけでテステス
189: ◆IS0zEXOaMs
08/12/08 02:48:07 kuDAloIO
甘くするつもりがくどくなって判りにくくなっただけな気がします。
えりんごすで人魚姫CDネタです。
『人面魚はアルルカンの夢を見るか?』
「――幸せに暮らしましたとさ。めでたし、めでたし」
明日は麻美ちゃんと一緒のお仕事。
今は久々に麻美ちゃん宅にお泊まりして、明日の台本の読み合わせをしているところ。
一通り終わって、後は明日の本番に備えるだけ、なんだけど…。
麻美ちゃんはまだ本を見てなんか考えている。
ヒョイと目線をあげてあたしを見ると、キラキラした目で麻美ちゃんが口を開く。
「知ってる?えりちゃん。人魚姫の足の痛みって、ヤラシイ意味なんだってさ」
「…………」
演技プランでも考えているんだろうか?とか一瞬でも考えたあたしが馬鹿でした。
こんなwiki情報をオヤジみたいに嬉々として語られて、あたしはどうしたらいいんでしょう?
誰か助けて下さい。
宙に向かって助けを求めていると、突然麻美ちゃんが叫んできた。
「えりちゃんっ!その顔反則だよ!」
「はい?反則って?」
「可愛過ぎるの!!」
「なっ、何言って…?!」
押し倒されそうな勢いで迫ってくる麻美ちゃんに身体を縮込ませていたら、寸でのところで思い止まってくれた。
「はっ…如何いかん!ムードも何もあったもんじゃないな~」
「ホントだよ~」
クスクスクスと笑い合って、麻美ちゃんはほっぺたにチュッと音を残してから、これまたギュゥゥウーーと音が鳴るくらい抱き締めてくれた。
文字通り麻美ちゃんに包み込まれてるあたしは、きっと世界中で一番幸せなんだぁ。
堪能しているのか、堪能されているのか、暫くそうしていると、ふいに麻美ちゃんがボソッと呟いた。
「嫉妬しちゃったよ」
「へ?」
ナニに?誰が?何で?
麻美ちゃんはあたしの心の疑問に答える変わりに腕の力を強めた。
190:2/3 ◆IS0zEXOaMs
08/12/08 02:50:14 kuDAloIO
「本のは人魚姫ってアレとくっつくじゃん」
「うん」
「読んでて、えりちゃんはコッチを見てくれているはずなのにソレはあたしじゃなくて、さ~」
「う…ん?んんん?」
「最後のめでたしめでたしとか“愛でたし、愛でたし”に思えてきてさ」
「へ?めでた…?」
「“愛でたし”。愛でるの“愛でたし”」
「あ~“愛”ね。愛でた…し、って…オイ」
説明されればされる程に、何だか麻美ちゃんが分かんなくなってきました。
「どの役のあたしもえりちゃんと絡んでるのに、ってさ~」
「はい?今井さ~ん?ナニ言ってらっしゃるのかしら?」
「…分かってるよ。公私混同だって」
「いやいや。ってか、別にそんなの今…」
「分かってるんだって!」
突然強くなった語尾に、あたしは思わずビクッと身体を揺らしてしまった。
そのあたしの反応に驚いた麻美ちゃんも、抱き締めてくれていた両腕を離してしまって。
ポイと放り投げられたようで、二人の間に出来た隙間が寂しさを強調する。
「あ…違うの、えりちゃんが悪いんじゃなくて…ゴメンね、ビックリさせて」
「うん、だいじょうぶ…」
あぁ、どうしよう?!って感じに麻美ちゃんがオロオロし出す。
自分の気持ちを持て余している感じ…かな?コレは。
麻美ちゃんって器用なくせにこういうトコ不器用で、素直じゃないって言うか、素直過ぎて空回りしちゃっていると言うか。
そっか、ラジオ4Uがなくなって最近思うように会えてなかったっけね。
「…………」
「…………」
目をそらしながら黙り込む麻美ちゃんが何考えているのか、今度は分かる気がする。
あたし達はお互いにこうやって悶々としている時間が凄く長かったから。
相手を欲する気持ちもとても膨らんでいて。
それは好きだと確認し合った今も変わらなくて。むしろ以前より強くなったような気もする。
顔を少しだけこっちに向けて、ちょっと上目遣いになって見つめてくる麻美ちゃんを見ていると、胸の奥が熱くなるような何だか変な気持ちになってくる。
「えりちゃ…」
あたしの名前を呼び終わる前に、麻美ちゃんの顔が近付いてきて、そっと口を塞がれた。
目をゆっくりと閉じて、暖かくて柔らかいその感触を味わう。
思わず涙が出て来そうなくらいに幸せな気持ちになる。
麻美ちゃん好きだよ。
麻美ちゃん、あなたが好きだよ。
このまま時が止まればいいのに、と思う。
191:3/3 ◆IS0zEXOaMs
08/12/08 02:51:50 kuDAloIO
合わせるだけの、でも、フレンチキスよりはずっと深い口付けから、唇を啄むようなキスに変わり。
また一層深くあたしを味わうかのように唇を合わせてから、麻美ちゃんは顔中にキスの嵐を降らせていく。
おでこにキスした後、その場所に自分の額をくっ付けて至近距離から見つめてくる。
近すぎて照れくさいけれど、この澄みきった瞳は視線を外すことを決して許してはくれない。
あたしの心ごと捕まえて離さない麻美ちゃんの瞳に惹き込まれている内に、あたしと麻美ちゃんの鼻と鼻がくっ付いて、おでこが離れたと同時に、唇が重なった。
一瞬、麻美ちゃんの瞳が艶やかに揺らいで、ゆっくりと閉じられた。
気持ちが指先まで余すところなく満たされていく。
麻美ちゃんはどうしてこんなにも、あたしをホワホワの幸せにしてくれるんだろう?
そんな事を考えていると、麻美ちゃんはあたしを優しくカーペットに寝かせながら、頭を首元へと動かしていった。
麻美ちゃんの長い髪がサラサラと頬を撫でていく。
こそばゆいのと心地いいのが入り交じった感覚に少しだけ身体を揺らす。
麻美ちゃんの舌が首筋から鎖骨にかけてツー…と動いた。
「……っ…!」
意思とは違うところで身体を動かされて、恥ずかしくなったあたしは、思わず麻美ちゃんを見た。
また上目遣いの麻美ちゃんと目が合う。
この目に流されてしまいたくなる。
ねぇ、麻美ちゃん。
あたしもずっとこうしたかったんだよ。
でも、
「…………………ダメ」
「え?…えぇーーーっ!?どして?!」
「声…枯れちゃったら大変だから。明日、終わってからね」
「出さなきゃ大丈夫だよ」
「バカっ!無理だよっ」
「えりちゃんと愛し合いたいのに~」
うっ…嬉しい事をサラリと言ってのける麻美ちゃんはズルイ。
あたしだって我慢してるのに…。
あたしだって麻美ちゃんのあんな姿やこんな姿を見てみたいんだからっ。
少し咎めるように睨んだつもりが麻美ちゃんには通用しなかったみたいで、逆に息を呑んで顔を上気させていった。
一層艶めいていく表情に、あたしの気持ちも高められていく。
「もう…、じゃ、あたしに…させて。麻美ちゃん喉強いし、久しぶりにあたしも麻美ちゃんの声、聞きたい…」
「ダメだよっ!えりちゃんの声が聞きたいのっっ!」
「…やっぱり声出させるつもりなんじゃん!」
「あ…」
バレた事を全身で悔しがっている麻美ちゃんに気付かれないように、あたしは薄く息を吐いて昂る気持ちをやり過ごした。
「収録終わってから、ね」
「そんなぁ~。あ゛…欲求不満な声になりそう…」
お互いに、ね。
こうして、元の台本はエロじゃなかったのに、今井さんと中村さんの内に秘めた演技でエロジャンルになってしまいましたとさ。
愛でたし、愛でたし。
end.