リリカルなのはで百合萌え(燃え)21枚目のラブレターat LESBIAN
リリカルなのはで百合萌え(燃え)21枚目のラブレター - 暇つぶし2ch258:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 01:58:33 57Yj2yZM
>>256
婿殿「シクシク…愛を両立させるって難しいんだね……」
アリサ「なにアンタ……二股……!?」

259:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 02:08:27 I4MOglmW
>>258
二人目誰だよフェイトさんw

260:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 02:13:55 YLV17jTJ
母親への愛と嫁への愛は違うのです

261:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 02:38:19 rQ6GjX7Z
嫁「フェイトちゃん……浮気するなんて酷いよ」
へたれ「ご、誤解だよなのはぁ」

嫁「相手は誰? 私より大切な人が出来たなら言ってくれれば……」
へたれ「そんな人居ないよ! 私の大事な人はなのはだけなんだ」

『中略』~混沌と笑いの神が降臨しますた~

白い悪魔「……その娘とは、ただの遊びって事なんだ……?」
へたれ「え、あれ?」
魔王「フェイトちゃんは、自分を好きだって言ってくれる娘と遊び半分でつきあうようなヒトなんだね?」
へたれ「えっと、あの、そういう事じゃ……」
冥王「すこし、頭冷やそうか」

>>255からの流れで誤解が誤解を呼んだらこうなると。

262:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 11:08:17 CABsjo5J
愛をたくさん持ってるフェイトもおもしろい

263:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 12:06:21 LvgMaHNI
嫁と母親にどっちの味方なのか問い詰められるフェイトさん
選択肢によってEDが分岐(ry

264:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 12:18:34 kul+kxsr
分岐条件はODJとSLBどっちで撃墜されるかですね


265:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 12:38:18 1PQw1WsL
撃~たれる度にぃ♪ 気持ちよくな~れる~♪

…………みたいな替え歌が前々スレ辺りにあったっけか…………どんだけマゾやねんフェイトさんw

266:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 12:41:07 YLV17jTJ
模擬戦でなのはさんに撃たれるたびに悶えるフェイトさん

267:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 13:07:51 kul+kxsr
リニスにファランクスシフトを身体で覚えさせられて悶えるフェイトさん
将の猛攻に悶えるフェイトさん
ギン姉に的確に急所を狙われて悶えるフェイトさん
キャロに鎖で縛られて悶えるフェイトさん

268:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 13:37:56 yg3yIWn1
流れぶった切りで申し訳ないが、ヴィータ分補給のため自家発電したので投下してみます。
時系列はA's終了してから少し後。
非エロ、微百合ですが・・・


『きせかえヴィータ』
休日の朝。
「げほっ!・・・ごほっ・・・ん」
高町家の朝食の席にて派手な咳をしているのは、恭也だった。
「あらら、恭ちゃんが風邪なんて珍しいね」
「うむ・・・体調管理は万全のつもりなんだが・・・どうやら忍のインフルエンザをもらってしまったみたいだ」
「お兄ちゃん、大丈夫?」
「大丈・・・げほっ!!」
ひときわ派手な咳を放ち、鼻をずずっとすする。
のろのろと朝食に手をつけてはいるものの食欲がないのは明らかだった。
いつもの刃物のように鋭い視線は、今は微妙に焦点が合っていない。
どう贔屓目に見てもかなり具合が悪そうだ。
「恭ちゃん、ご飯食べ終わったら寝てなよ。今、体温計とってくるよ」
「いや、そうはいかない。翠屋に・・・今日は父さんも母さんも・・・ごほっごほん」
なのはには恭也が何を言おうとしているのかは察しがついた。
高町家の両親は海鳴商店街の福引で当たった旅行に出かけている最中だった。
昼ごろに帰ってくる予定のため、今日の翠屋の開店準備は恭也と美由希に任されていた。
人一倍責任感の強い兄のことだ。
ほおって置けば這ってでも翠屋に行くに違いない。
そして人一倍高い体力と人一倍強い精神力で任された仕事をやってのけ、風邪を悪化させる・・・。
そんな悪循環が、なのはと美由希の目に即座に浮かんだ。
「お兄ちゃん、お姉ちゃんの言うとおり、今日は寝てたほうが良いよ。代わりに私が手伝いにいくから・・・ね?」
体温計を口にくわえた恭也がもそもそと反論するが、頭が回っていないのかろくに言葉を紡げない。
「もご・・いや、そういうわけにも・・・ぷっ」
「あっちゃ~39度もあるよ。かんっぜんにインフルエンザだね~」
美由希は体温計を引っこ抜くと大げさな身振りで反論を遮る。
「恭ちゃん、ベッドへGOだよ。ウチは飲食店なんだから従業員が病気ってのはタブーだからね。別に絶望的に人手が足りないわけじゃないんだしさ」
「そうそう、お兄ちゃんは普段がんばりすぎだから、今日一日くらい寝たほうがいいよ」
「うむ・・・それも・・・そうか」
体のだるさに負けたのか、恭也はあっさり折れた。
「それじゃあ悪いが、今日は美由希となのはに任せるよ」
「うん、任せといて」
「私もがんばるよ」
言い終えると、恭也はふらふらとした足取りで自室に向かう。
「じゃあ私は恭ちゃんにお昼のおかゆ作ってから行くからさ、なのはは先に行っといて」
「うん、わかったよ」
美由希が投げてよこした翠屋の鍵をキャッチして、なのはは玄関に向かった。

269:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 13:41:28 yg3yIWn1
『きせかえヴィータ』2

「あ、なのはちゃん、おはよ~」
翠屋に向かうなのはに声をかけたのは、はやてだった。
「はやてちゃん、おはよ~。朝のお散歩?」
「うん、リハビリがてらにな。もう大分良おなったよ」
はやては軽く自分の太ももを叩くと小走りでなのはの周りをくるり。
「走っても全然平気やし、このままオリンピックも目指せる勢いやで」
こぶしを強く握り瞳の奥に炎を灯すはやて。
ボケなんだろうか、本気なんだろうか。
いずれにせよはやての足が快方に向かっているのはいいことだと思った。
「・・・いや、ツッこんでえな、なのはちゃん。それはいきすぎやろ~って」
やっぱりボケだったのか。
「あはは・・・、ツッコミはアリサちゃんの専売だし・・・」
曖昧に笑ってごまかすなのは。
「あかんなあ、そんなんじゃあ関西では生きて行かれへんで。ところでなのはちゃんはどこ行くのん?」
「翠屋だよ。実はお兄ちゃんがね・・・」
「へぇ~、恭也さんが風邪なんて珍しいなぁ」
「そうなの~」
「よっしゃ、ほな夜天の主、はやて様が一肌脱いだろ!私も手伝いに行くわ」
「え!?いいの?」
「えぇよ~、今日は特に予定もあらへんからな」
笑顔で向き合う二人。
「ありがと、はやてちゃん・・・いたっ!」
民家の前を横切ろうとしたとき突然門から出てきた人物にぶつかり、なのはは尻餅をついた。
「大丈夫?なのはちゃん」
「ぅう~いたた・・・ごめんなさ・・・ヴィータちゃん?」


270:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 13:43:13 yg3yIWn1
『きせかえヴィータ』3

「お、はやてとなにょはじゃん。何やってんだ?こんなとこに座り込んで」
意地悪そうな微笑を浮かべなのはを見下ろす。
「ヴィ~タ~、その前に、人にぶつかったら言うことがあるやろ~?」
「ちぇっ・・・悪かったな、なのは」
「ん、いいよ。私も前方不注意だったし」
「で、ヴィータのほうこそ何してるん?今日は早朝ゲートボール大会や言うてなかった?」
ヴィータが出てきた門にかかった表札を見る。
『山根』。
はやての知らない名前だった。
「それがさ~開始早々、山根のじーちゃんが腰をやっちまってさ~、丁度家まで運んでやったとこ」
小憎らしい口を利きながらも老人の世話を焼く。
そんなヴィータの優しい一面を垣間見て、その主はにっこりと笑った。
「あら、そやったの。大会のほうは?」
「大会の会長がイチ抜けしたから中止になった。それにしても年寄りってのは何でこんなに朝が早いんだ・・・」
付き合うこっちの身にもなれ、と猫のようなあくびをしながら言った。
「ふぅ~ん、ほなヴィータは暇なんやな?」
「ん、ま~なぁ~」
「実は翠屋がかくかくしかじかでな・・・」
「へぇ~なのはんとこの兄貴も風邪引くんだな~」
「というわけでヴィータも手伝いにきい」
「えぇ~?めんど・・・」
面倒くさい。
その台詞を言い切る前に、ヴィータの脳裏に翠屋のケーキが舞い踊る。
そういえばしばらくイチゴショート食べてないな。
生クリームに彩られたあの赤いつぼみ、考えただけで甘酸っぱい香りが広がる・・・。
あ~チョコケーキも良いな~、忘れちゃいけないのがモンブラン。
小ぶりだけどアイツにしかない深い甘みがあるんだよな、うん。
なにょはを手伝って恩を売れば、あわよくばケーキにたどり着けるかもしれない。
ダメだったらはやてにおねだりしてみるか・・・。
そんな邪な打算を一瞬で終えると、
「しょーがねーな。アタシも行ってやるよ、二人だけじゃ不安だからな」
「ヴィータちゃん、ありがと」
「お、おう・・・、ま、ど~せひまだしな」
純真ななのはの言葉に多少の後ろめたさを感じながら、ヴィータは翠屋に向かうのだった。


271:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 13:45:42 yg3yIWn1
『きせかえヴィータ』4

二時間後、翠屋の開店準備は順調に進んでいた。
厨房にはなのはとはやて。
ヴィータは表の歩道とテラスの掃除を終えて店内に戻るところだった。
「なのは、表は終わったぞ」
「こっちの下ごしらえも出来たで」
「うん、じゃあ次は・・・」
自分の作業を滞りなく進めながらもはやてとヴィータの作業状況を把握し、てきぱきと指示を出すなのは。
複数作業の同時進行、こんなところでも砲撃や射撃の誘導操作を得意とする魔導師の能力が見え隠れする。
それに比べてアタシはどうなんだ、とヴィータは思う。
翠屋について早々、はやてに厨房を追い出されたのはちょっと不満だったけどそれは仕方のないことだ。
アタシは料理に向いてない。
それで与えられたのが力仕事。
「私は厨房はなれられないし、はやてちゃんに力仕事任せるのはちょっと不安だから、ね?ヴィータちゃんお願い!」
などとなのはに小声で言われ、
「おう、グラーフアイゼン振り回してるのは伊達じゃないってとこ、見せてやるぜ」
テラスに設置するテーブルやパラソルは結構な重さで、小学生の女の子には少々荷が重い。
ましてや足がほぼ完治したとはいえ、まだ病み上がり同然のはやてに任せられるはずもない。
なのはにうまく乗せられた気がしないでもないが、頼られるのは悪くない気分だった。
適材適所という言葉を自覚してしまったのは少々悲しかったが・・・。
「お~ちゃんとやってるね~」
美由希がそう声をかけながら店内に入ってきた。
「あ、おじゃましてます~」
とはやて。
「あら、はやてちゃん。手伝ってくれてるの?ありがとね~。え・・・と、この子は?」
ヴィータに視線を送る美由希。
「その子はウチで一緒に暮らしてるヴィータっていいます。そういえば美由希さんと会うのは初めてやったね」
「ああ、この子がなのはといい勝負したって言う・・・?」
「は・・・はじめまして・・・です。ヴィータっす」
はやての手前、精一杯の余所行きの声で言ってみる。
「ん~ちょっと恥ずかしがりやさんなのかな?私は美由希、よろしくね」
美由希の手が、ヴィータの髪に触れる。
くしゅくしゅと頭を撫でられた。
はやてよりも大きくて、でもやさしい暖かさを感じる手。
ヴィータは不覚にも、猫があごの下を撫でられたような顔をしてしまった。
「お兄ちゃんの調子は・・・・やあぁぁ!!」


272:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 13:47:33 yg3yIWn1
『きせかえヴィータ』5

その時、管理局の白い悪魔の前に、黒い悪魔が降臨した。
「ゴ、ゴキ・・・!!」

「グラァアーフアイゼェーン!!」

想像するのもおぞましい黒光りする体。
古今東西、あらゆる次元世界に巣食う最凶の生命力と繁殖力を持つ害虫。
その名もゴキブリ。
この紅の鉄騎様の前に現れるとはいい度胸だ。
存分に駆逐してやるぜ!!

「シュワルベフリーゲン!!」

ヴィータはなのはが黒い悪魔の名を告げ終わるよりも速くデバイスを起動。
瞬時に球状の魔力を形成し、鉄槌を叩きつける。

ゴオォォーーーン!!

思い知ったか、この茶羽野郎!
心の中で勝ち鬨をあげると、グラーフアイゼンをくるりと器用に回してから待機状態に戻した。
ここでふと、ヴィータは冷静に戻った。
・・・・・・・マズイ。
勢いに任せて厨房で魔法をぶっぱなしてしまった。
おまけに事情をある程度知っているとはいえ、一般人である美由希の前で。
・・・マズイ、マズイぞ、はやてに怒られる!
数秒後に訪れるであろうはやての怒声を想像してみる。
「こおら!ヴィ~タ~!こんなところでそんなモン振り回したら危ないやろ!!悪い子は晩御飯抜きやでっ!!!」
これで済めばかわいいものだ。
下手をすればもう2ランクほど上の折檻を食らうハメになる。
ゆっくりと、はやての様子をうかがおうとしたその時・・・。
背後に気配、そして脊髄を走り抜ける悪寒。
殺気・・・ではない。
ではないはずなのに、数千年にわたる戦闘経験によって培われた生存本能が、激しく警鐘を鳴らす。
例えるなら、高町なのはの全力全開、ピンク色の悪夢を目の当たりにしたような・・・。
重ねて言うが、殺気ではない。
なのになんだ、一秒後には自分の首が床に転がっている、そんな想像をさせるこの威圧感は!?
ほんの一瞬ではやてを狙う敵が忍び込んだのだろうか?
・・・敵が何かを振り下ろすような気配。
グラーフアイゼンの起動は間に合わない。
・・・ダメだ、やられる・・・。


273:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 13:49:40 yg3yIWn1
『きせかえヴィータ』6

ぽすん、という気の抜けた音。

「こ~ら!ダメでしょ、厨房でそんなの振り回しちゃ~」
予想に反して、ヴィータの背後にいたのは美由希だった。
さらに予想に反して、頭に振り下ろされたのはデバイスでなければ刃物でもない、ただの棒状に丸めた新聞紙だった。
「それにさ、ゴキちゃんだって生きてるんだからむやみやたらに殺せばいいってモンじゃないでしょ~」
せやったらその丸めた新聞紙は何に使うつもりやったんですか?
というツッコミを、はやてはかろうじて飲み込んだ。
さっきのヴィータちゃん、私と戦ったときと同じノリだったよ?
というツッコミを、なのははかろうじて飲み込んだ。
ヴィータは柄にもなく呆然として、必死に状況を飲み込もうとした。
今の威圧感の主は誰だ?
いや、それはわかりきっている、美由希しかいない。
しかし、こんな人の良さそうな女があんな気配を?
「あぁ~、ごめんなさい。ウチの子はゴキブリ見ると我を失ってまうんです。ほら、ヴィータも謝りなさい」
「ご、ごめ・・・」
「ん~いや、その必要はないかもね。なのは、そこ、よ~く見て」
美由希が指差したのは、粉砕された黒い悪魔。
「よ~くって・・・そんな・・・」
虫の死骸を見るのはあまり気分のいいものではない。
それも惨殺死体となればなおさらだ。
「・・・ほえ、これって・・・チョコレート??」
よくよく見れば、そこにはゴキブリのゴの字も存在しない。
あるのは粉々になったチョコレートの破片だけだ。
「え・・・と、つまり?」
「そこの細工菓子の飾り付け用のチョコを何かの拍子に落としちゃって、なのはがそれを見間違えただけ・・・ってとこかな」
美由希は一つため息をついて続ける。
「だいたいね、うちは飲食店なんだからゴキ対策は万全だよ。ゴキなんているわけないでしょ」
その台詞を聞いたヴィータは、取り乱した(脳内で好戦的な台詞をはいて誤魔化したが)ことに恥ずかしくなった。
同時にやり場のない怒りが沸々とこみ上げてくる。
「・・・こんのぉ~なにょは~!驚かせやがって~このこのぉ~!」
なのはの頭にぐりぐりとこぶしを押し付ける。
「あぅ~、お騒がせしました~・・・ってイタイイタイ!ヴィータちゃん痛いってば!」
「もぉやめなさい、ヴィータ。今月はヴィータ、魔法禁止!」
「えぇ!?元はと言えばこいつが悪いんじゃん」
「そうやったとしても、あれくらいのことでぽんぽん魔法使うのはヴォルケンリッター失格や!」
「うぅ~・・・」
「それに焦って魔力制御失敗してたらどうするの?シュワルベフリーゲンやったら家の壁くらい簡単に壊れてしまうんやで!」
「ふん、そんなドジふまね~ですよ」
そこでようやく美由希が仲裁に入った。
「まあまあまあ、今回は厨房もお菓子も無事だったしさ、そのくらいでいいでしょ?でもヴィータちゃん、今後うちの店の中では魔法禁止ね」
「はぁ~い・・・」
美由希の瞳の奥に、さっきの威圧感を察知したヴィータは、素直に返事をしておいた。
「よーし、いいこいいこ」
またくしゅくしゅとヴィータの頭を撫でる美由希。
その手からは威圧感を微塵も感じなかった。
子供扱いすんな、と反射的に言ってしまいそうになったがそれ以上に美由希の手が心地よくて、結局ヴィータは何も言い返さなかった。
「仮にホントにゴキが出てきたら、私が退治してあげるから・・・ね?」

「・・・怖かったり優しかったり・・・、よくわかんない女だぜ」

「ん?何か言った?」
「なんでもねーです」
「そう?じゃあ、準備にもどろっか」

274:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 13:55:55 yg3yIWn1
『きせかえヴィータ』7

さらに2時間後、翠屋は無事に開店していた。
昼には予定通り、高町夫妻が帰ってきたためなのはたちは一安心だった。
なのは、はやて、ヴィータの三人は、窓際の席に座り談笑していた。
エプロンをつけて接客していた美由希は、仕事がひと段落ついた頃を見計らって厨房のほうへと引っ込んだ。
五分後、ケーキ4つと紅茶4つをトレイに乗せてなのはたちの席に現れる。
「はいはーい、今日はごくろうさま。これはお姉さんのおごりだよ」
「あ、ええんですか?」
「マジ!?やったぁ~」
各々にケーキと紅茶を配り終えると、美由希も席に着いた。
「お姉ちゃん、休憩時間?」
「うん、そうだよ。30分だけど」
当初の目論見どおりケーキにありつけたが、ヴィータ自身、実はその目論見をすっかり忘れていた。
美由希に頭を撫でられるのがうれしくて、途中からケーキの事なんかどうでもよくなって・・・。
気が付けば夢中で手伝いをしていた。
「三人とも、ありがとね」
「いえいえ、翠屋のケーキがただになるんやったらあれくらい安いもんです」
「あぁ、はやてのいうとおりだぜ~。困ったことがあったらいつでも呼べよな!」
「ふふ、頼もしいな。でもそのたびにケーキおごってたらお姉さん、破産しちゃいます」
「あはは、美由希さん覚悟しといてくださいよ、うちのヴィータの胃袋は底なしやで~」
「なんだよはやて、人をブタみたい~」
そんな調子で話をしているうちに時間はあっという間に過ぎる。
なのはとはやての学校のこと、翠屋のケーキのおいしさの秘密、ゲートボールの醍醐味、秘密の恋バナ・・・。


275:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 13:57:38 yg3yIWn1
『きせかえヴィータ』8

「え~、ユーノのヤツ、なのはにそんなこといったのかよ!?」
「それはいただけへんなぁ。なのはちゃんにはフェイトちゃんゆう婚約者がおるのに・・・。あの淫獣、そのうち毛皮剥いで襟巻きにしたろか」
「ちょっ!?なのはとフェイトちゃんってそういう関係だったの?っていうかはやてちゃんキャラ変わってきてる!」
「あれ?知らんかったんですか、美由希さん・・・これはもーうちのクラスでは公然の秘密ですよ、うっふっふっ・・・」
「や、やめてよはやてちゃん」
「ホント?なのは、ホント?」
「うぅ~~~~~~」
「おぉ~否定せえへんところを見ると・・・これは両想いやな!!」
「ち~が~う~よ~~~もぉはやてちゃん!!」
「あはは、なにょは~そんな赤い顔して言っても説得力ないぜ」
「ヴィ、ヴィータちゃんまで・・・」
はやて、ヴィータ、美由希の間でなのフェイ=ガチ、という客観的事実に基づいた共通認識を得たところで、めぐりめぐってファッションの話題へ。
ヴィータにとってはあまり興味のない話だったので聞き役に回っていると、急に矛先がこちらに向いた。
「ヴィータなんか、ドクロとか十字架とかいっつもそんなんばっかり着てるんですよ。美由希さん、どない思います?」
「うん、素材はいいからもっと女の子っぽい服も似合うと思う。ん~もったいないな~」
「いーんだよ、アタシはこういうのが好きなの」
「やっぱり美由希さんもそう思います?なぁヴィ~タ~、一回でえぇからフリフリレースの服着てみいひん?シグナムとシャマルはもうそんなん着れる歳ちゃうって頑なに拒むし」
はやてが猫なで声でヴィータに擦り寄る。
「フリフリ・・・っていうかアタシだってこの店にいる誰よりも年上だっての!」
赤毛を三つ編みにしたツリ目少女が鏡の前でふんだんにレースやらコサージュやらをあしらった可愛らしすぎる服を身にまとっている。
そんな姿を自分で想像しておいて、ヴィータは鳥肌が立った。
ダメだ、絶対に似合わない。
「勘弁してくれよ、はやて~」
「あ、それいい。ヴィータちゃんなら絶対似合うよ」
「なにょは~お前まで」
「そうだ、お姉ちゃんが小さい頃に買ってもらったっていうドレス!」
「あぁ、あれ?ちゃんととってあるよ」
「私が8歳のときに着てみたらちょっと大きかったから・・・今のヴィータちゃんならぴったりじゃないかな?」
美由希はおもむろに立ち上がると、ヴィータの後ろに回りひょいと抱き上げた。
「なにすんだ・・・!?くすぐったいって!」
無遠慮に腰や胸に手を回し、大体のサイズを測っているようだ。
「うん、いけるいける。この子なら充分着れるよ」
「だ~か~ら~いいって言ってるだろ!!・・・お?」
美由希の腕の中でじたばたとしていたヴィータの視界の隅で、見覚えのある男が歩いていた。
その男はまっすぐにこちらへ歩み寄ってきて、無駄に爽やかな声で言った。
「待たせたな」

276:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 13:59:12 yg3yIWn1
ぼちぼち規制にひっかかりそうなんでこのくらいにしときます。
ウザイなら自重しますんで・・・

277:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 14:35:43 16v7DDt5
悪いけどこれでは濡れない

278:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 15:26:14 5XD65l9f
おお、久々のヴィータ分GJ!
StSもいいんだけども、こういう平和なのも本編で見てみたかったな

279:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 16:27:46 UgkvUMXY
そろそろ規制も大丈夫な時間なので続きを期待してみる。

280:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 16:53:03 yg3yIWn1
『きせかえヴィータ』9 続きいきます

「恭ちゃん!?なんでここにいるの?」
「半日ぐっすり寝たら治った」
「治ったって・・・」
美由希はヴィータを大きな人形のように抱えたまま言った。
「恭ちゃんホントに大丈夫?無理しちゃダメだよ」
美由希は自分と恭也のひたいに手を当ててみるが、顕著な温度差はなかった。
比較サンプルを増やすためにヴィータのひたいにも手を当てたが、おしゃべりに夢中ではしゃいでいたヴィータのほうが熱い位だった。
少しほてった顔に当てられた美由希の手が、なんだか心地いい。
「熱は下がったみたいだね。顔色も・・・・」
悪いどころか肌がつやつやしている。
ほんの数時間前までげほげほと咳をしていたのが信じられないくらいだ。
「問題ない。ところでそれは?腹話術の人形か?」
恭也はヴィータを指して言った。
「なぁ!?ちげーですよ」
「あはは、違うよ。でも抱き心地はお人形さんみたいでいい感じ」
「・・・ん~もういいだろ!?」
なんだか美由希に抱かれていることが急に照れくさくなって、ヴィータは腕を振りほどいた。
そして服の話題を逸らすには今が好機と見て、なのはとはやての頭をぐいっと引き寄せた。
「半日で治ったって、ありえねえだろ。はやてがインフルエンザにかかったときなんか4日は寝たきりだったぞ?」
「そやそや、半日って・・・それはちょっと」
「お、お兄ちゃんは鍛えてるから・・あはは」
「それにしたって半日?守護騎士のアタシが言うのもなんだけど、なのはの兄貴ってホントに人間か?」
「御神流の人間は化け物か?」
「・・・はやてちゃん、人の兄に向かって化け物はひどいんじゃないかな・・・」
「なんだそのミカミリューって?」
「小太刀二刀御神流っていう剣術の流派だよ」
高町家の前を通りかかったとき、恭也が庭先で一心不乱に素振りをしていたことをヴィータは思い出す。
「強いのか?」
「恭也さんはシグナムが一目置いてるくらいやから、かなりの使い手やと思うよ」
「ちなみにお姉ちゃんも同じ流派」
「ん~なんか得体の知れない兄妹だな・・・」
美由希の放った威圧感の正体は、それに由来するものだろうか?


281:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 16:54:52 yg3yIWn1
『きせかえヴィータ』10

「・・・お前たち、内緒話はもう少し静かにするべきじゃないのか」
険のある恭也の声。
「あはは~」
「な、なんでもねーですよ」
白々しいのごまかし方だったが、恭也は聞かなかったことにしてやった。
「ま、とにかく、休んだ分はきっちり働く。美由希はなのはたちと遊びに行ってくるといい」
こういうときの高町家の長男は頑固だ。
「いいの、恭ちゃん?」
「ああ、後は任せておけ。父さんと母さんには俺から言っておくよ」
それだけ言い残すと、恭也は店の奥に消えた。
「・・・というわけでお姉さん、ひまになっちゃった」
「ほなこれからどないします?」
「にゃはは、どうしよ?」
「それに関して、私から一つ提案があります」
こほん、とわざとらしく一呼吸おいて、
「高町家主催、第一回ヴィータちゃん着せ替え大会~~~!!」
ちっ、話題を逸らしきれなかったか。
「異議は!?」
「あるわけないでしょ~」
「私も賛成だよ」
「だぁ~アタシはそういうのはいいってば!!」
「賛成3・反対1、多数決により開催けって~~い!」
その後、ヴィータは逃亡を図ったが、やたらと高いテンションで抜群のコンビネーションを発揮した三人によって阻止され、高町家に拉致されたのだった。

美由希とはやてに引きずられながらヴィータは、ザフィーラが珍しく八神家の居間を占拠(しかも人型で)して見ていた政治討論番組のワンシーンを思い出す。
はっきり言って討論の内容はさっぱりわからなかったが、あまりにも多くの反対意見に押された末、感情的になった政治評論家の一言が印象的だったから覚えていた。
「これだから民主主義というものはっ!!」
数の暴力ってやつか・・・いまならあの評論家が怒った理由がわかる気がするぜ・・・。

282:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 16:56:59 yg3yIWn1
『きせかえヴィータ』11

会場は高町家、美由希の部屋。
なのはの部屋から持ち込んだ色とりどりの服と全身を写せる大きさの鏡。
美由希はクローゼットの奥から自分の昔の服を引っ張り出している。
なのはとはやてはああでもないこうでもない、とコーディネートの選択に余念がない。
部屋の中心で、主役であるはずのヴィータが所在無げに胡坐をかいている。
「まずはジャブからやな」
はやてがよこしたのはデニムのショートパンツにカラフルなTシャツ。
いつもの格好とさほど変わらないボーイッシュな感じだが、原色を大胆に使ったTシャツがヴィータの赤毛に映える。
「まーまーだな。ちょっと派手さが足んねーけど」
「じゃ、次はこれなんてどうかな?」
そんな調子で何度か着替えを繰り返す。
「そろそろ本命いこかー」
渡されたのは真っ白いワンピースやらリボンをあしらったスカートやらetc。
さらにはなのはの制服まで・・・。
要するにヴィータのセンスからすれば鳥肌モノの服ばかりだった。
「こ、これは・・・さすがに」
躊躇する。
期待に滾った三人の視線が痛い・・・。
「着なきゃ・・・ダメ?」
「着て欲しいな」
「着いひんのやったら主として命令してまうで」
「お姉さんにヴィータちゃんのカワイイとこ、見せて欲しいな~」
だ、だめだ・・・ここで三人の期待を裏切ろうものならどうなることか・・・。
二人はトップランクの魔導師、もう一人は得体の知れない剣術の使い手。
逃げられるはずがない・・・。

283:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 16:59:18 yg3yIWn1
『きせかえヴィータ』12

さすがに逃亡を諦めかけたそのとき、なにやらなのはとはやてが目配せしている。
少し困ったような苦笑を浮かべるなのはと、腹黒い笑みを浮かべるはやて。
ニヤニヤしたはやては、なぜか人を化かすタヌキのように見えた。
あれ、人を化かすのはキツネだったっけ?
いずれにせよいやな予感が・・・。
おいおいおい、なにょは、何でデバイスを起動して・・・。
「おい・・・、ちょっ、まさか!?」
「お願いレイジングハート、バインド!!」
「Yes, my master」
「そこまでやるか、てめえら!?」
瞬時にヴィータを捕らえるピンク色の手錠と足枷。
「ごめんね~ヴィータちゃん」
申し訳なさそうな顔をするなのは。
さすがに本気で拘束しているわけではないのだろう、バインドに込められた魔力は微弱で術式もごく単純なものだ。
さりとて腕力だけで引き千切れるほど柔ではない。
「ふんっ、この程度のバインドでアタシが・・・」
言いながらバインドの構築式を分析、この程度ならグラーフアイゼンの補助がなくても5秒で・・・。
「あらあらヴィ~タ~、忘れたん?今月は魔法禁止やで」
「なぁ!?そりゃひどいぜ、はやて」
魔法が使えないとなると空中で四肢をがっちりと固められたヴィータに抵抗する術はない。
抵抗できないとなると、その先の運命はただ一つ。
「うっふっふっ、覚悟しいや」
「あっはっはっ、もう大人しく剥かれちゃいなよ」
「お、お姉ちゃんまで・・・悪ノリがすぎるんじゃない?」
「ここまでやってもたら後には退けんやろ~。それにヴィータとは何回も一緒にお風呂入ってるんや。いまさら気にするほどのことでもないやんな、ヴィータ?」
ゆっくりとにじり寄るはやてと美由希。
「自分で脱ぐのと脱がされるのじゃ違うん・・・は、はやて・・・そのシャマルの乳を揉むときと同じ手つきはやめっ・・・!!」



284:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 17:01:13 yg3yIWn1
『きせかえヴィータ』13

ッアーーー!!という間にパンツ一枚に剥かれてしまったヴィータ。
年相応・・・否、身長相応の薄っぺらい胸が外気に触れてなんだか変な気分だった。
隠したくてもバインドで腕が動かない、もどかしい。
不自由な姿勢にイライラが募る。
なんでアタシがこんな目に?
目の前できゃーきゃーと騒いでいる3人を見ていると、はらわたが煮えくり返る、いや、沸点を突き抜けて蒸発しそうだ。
アタシはこのまま女々しく赤面して泣き寝入りするのか?
断じてしない!
それは・・・なんというか、そう・・・。
まったくアタシらしくない!!
「い・い・加・減・に・しやがれーー!!!」
バインドの構築式なんか関係あるか!
両手両足から膨大な魔力を放出し、あらゆる意味で力任せに戒めを引き千切る。
「アタシは逃げも隠れもしねー!フリフリレースだろーがウェディングドレスだろーが何でも持ってこいってんだ!」
ヴィータはパンツ一丁で、尊大に小さな胸を張った。
そのあまりの漢らしさに、はやては「結局着るんかい!」というツッコミを入れることさえ忘れたという。
「じゃあじゃあ、まずこれから着てみよー」
「上等!行くぜ」
優雅さのかけらもない動作で手早く服を着る。
「どうだ!?」
腰に手を当てて、もう一度ずいっと胸を張る。
「あ~やっぱりこういうのも似合うなぁ」
「うん、思ったとおり」
「ヴィ~タちゃん、かわいいよ~」
「次!」
恥じらいのかけらもない動作で服を脱ぎ捨てる。
そうして新たな服を着るたびに3人は「かわいい」を連呼した。
そんな過大な評価を受けているうち、なんだか満更でもない気分になってくる。
調子に乗って鏡の前でくるりと回ってみると、これはこれで悪くないと思えてくるから不思議だ(それでもやはり鳥肌は立ったが)。
それに、ほら、はやてもなのはも美由希も、あんなに笑ってるじゃん。
みんなが楽しければ、それでいいかな。
だんだんとバインドを食らった上で脱がされたことへの怒りも薄れてきた。
アタシって意外と単純だったんだな。
シグナムあたりが聞いたら「今ごろ気付いたのか?」なんていわれそうだどな。


285:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 17:02:42 yg3yIWn1
『きせかえヴィータ』14

一通り試着を終えると、今度はヴィータ自身の手で着たい服をあさり始めた。
「うんうん、やっぱりヴィータも女の子やな~」
はやてが感慨深くつぶやく。
「ヴィータちゃん、さっきからお姉ちゃんの服ばっかり見てる~」
「なのはの服は、なんてーか・・・大人しすぎるんだよ」
なのはの服は暖色系で、可愛らしいものやポップなデザインが多い。
美由希の服は逆に寒色系で、シンプルかつラフなデザイン。
少々野暮ったさが目立つがそれゆえ流行に左右されないところが、ヴィータは気に入った。
「んーと、これと・・・これかな」
スリムジーンズとノースリーブの黒いパーカー。
インナーの赤いタンクトップがアクセントだ。
ベルトは自前でドクロのバックル付き。
「やっぱこういうのが一番落ち着くぜ」
「なんや結局いつもの感じに戻ってもたな」
「にゃはは、ヴィータちゃんはこうでなくっちゃっていう気もするけどね」
「あらあらみんな、今日のメインディッシュを忘れてない?」
そういって美由希が取り出したのは、今までの服とは一線を画する代物だった。
名前は知らないが、どこかのブランド物であることは間違いない。
艶やかな黒い生地。
細い肩紐が背中で交差しているワンピースタイプで、胸の辺りは幾重ものレースで彩られている。
ふわりと広がった裾には細かな刺繍が施され、上品な高級感を演出する。
イブニングドレスっていうんだっけ・・・こういうの。
少ない語彙の中から適当な名称を引っ張り出すヴィータ。
「これは・・・なんてーかなー」
おてんば、天邪鬼・・・そんな類の言葉を体現したような存在であるヴィータと、目の前のドレスは・・・あまりにも対極的だった。
それら二つの要素が重なり合うことで生まれる存在がアンバランスであろうことは、火を見るよりも明らかだ。
アタシなんかより金髪カミナリ娘向きだろ、これ。
「絶対・・・似合わねぇ」
「うん、これはちょっと・・・ヴィータには早すぎるかもしれへんなあ・・・」
いままでノリノリでテンションMAXだったはやてでさえ否定的な意見を述べるほどだった。

「んっふっふっふっ、ここでお姉さんがちょっとした魔法をみせてあげましょう」


286:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 17:05:03 yg3yIWn1
『きせかえヴィータ』15

不敵に笑う美由希。
「嘘!?お姉ちゃんも魔法使えたの?」
「へぇ~~そんなん初耳やわ~!」
「マジかよ・・・高町家ってのはどこまでも得体が知れねぇ」
「まぁまぁとりあえず着替えて着替えて。あ、なのはとはやてちゃんは目つぶっててね」
魔法という言葉に期待して、美由希に促されるまま着替え始めるヴィータ。
「はい、ここでヴィータちゃんも目つぶって~」
上等な生地の肌触りを感じながら目を閉じた。
暗闇の中で思う。
これから何が始まるのだろう?
かたん、と机の引き出しを開ける音、おそらく秘密のデバイスを取り出したんだ。
そして美由希が背後に立つ気配。
髪と背中に違和感、なんだかくすぐったい。
変身魔法でもかけられて、肉体が変化しているのだろうか。
でもそれにしては妙だ。
呪文の詠唱はないし、魔力の流動も感じられない。
続いて目元に違和感。
「よ~し、みんな目を開けていいよ」
ほんの十数秒の出来事だった、そして・・・、
・・・・。
しばしの沈黙。
「・・・はぁ~~~・・・」
感嘆のため息を漏らすなのは。
「え?え??誰???」
何が起こったのか飲み込めていないはやて。
だが状況を一番飲み込めていないのはヴィータ自身だった。
なにせ目を開けたとたん視界がぼんやりとして、ありとあらゆるものの輪郭がはっきりしないのだ。
目元に触れてみると硬い感触がした。
「これってメガネ?」
半眼になって強引に焦点を合わせてみると、とろけた顔のなのはとタヌキが豆鉄砲を食らったような顔のはやてが見えた。
右手に視線を移せば、メガネをはずした美由希が立っている。
その手には一本のクシとヴィータの髪をまとめていた二本の輪ゴム、デバイスらしきものは持っていなかった。
「ほら、鏡みてごらん。メガネの度はそんなにきつくないから大丈夫だと思うけど」
自分はどんな姿にされてしまったのだろう。
どきどきしながら鏡を見てみる。
「え・・・と、これ、アタシ・・・?」
「そうだよ、ヴィータちゃん。これが私の魔法。気に入った?」


287:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 17:06:38 yg3yIWn1
『きせかえヴィータ』16

「・・・・・」
しばし言葉が出なかった。
鏡の中の少女。
幼い子特有の艶のある髪がゆるやかに波打つ。
メガネの奥の半眼は普段のきつい視線を適度にスポイルし、憂いを帯びさせることに成功していた。
深窓の令嬢、薄幸の美少女。
そんな儚げな言葉を想起させると同時に、黒い生地と赤毛のコントラストが人の目を惹きつけることも忘れない。
これは・・・なんというのか。
「これってアリサちゃんとすずかちゃんのえぇトコ取りって感じやん!」
「確かに・・・アリサちゃん家のパーティにいても全然おかしくないね。お姉ちゃん、何したの?」
「何って、髪を下ろして跳ね毛を整えてメガネかけさせただけだよ」
「それだけ?」
そう、たったそれだけなのだ。
それだけでこんなにも変わるものなのか・・・?
「今回は素材が一級品だからそれだけで充分!」
「いや~女は化ける言うけど、まさかヴィータがこんなになるとは思えへんかったな。しもたぁ~デジカメ持って来てたらよかった~」
ぽんぽん飛び出してくる賛辞の数々に、ヴィータは耳まで赤くしながら呆然と立ち尽くす。
大会のトリにふさわしいものを見たなのはは、そろそろお開きかな、という空気を感じ取った。
「じゃあ私、お茶入れてくるね」
「いや~眼福眼福。えぇもん見せてもろたわ。なのはちゃん私も手伝う~」
二人はキッチンに向かった。
いつまでたってもリアクションのないヴィータをいぶかしんだ美由希は、隣に膝をついて聞いてみる。
「ごめんね、やっぱりこういうのは嫌だった?」
「そ、そんなことは・・・ねーです。悪くない、ぜ」
美由希は早い段階でヴィータの天邪鬼な性質を見抜いていたので、気に入った、というのと同義語だと解釈した。
くぁ・・・と、小さなあくびをするヴィータ。
「疲れた?」
「ん、ちょっとだけな。今日は早起きしたし、こんなにはしゃいだのはひさしぶりだから」
翠屋でそうしたように後ろからヴィータを抱き上げると、美由希はベッドのほうへ歩いていく。
ベッドに腰掛け、ヴィータはそのまま美由希の膝の上へ。
「私もはしゃぎすぎたかな」
そしてゆっくりと語り始める。
「何年か前にね、ちょっと家の中でトラブルがあってさ、その時なのはには寂しい思いをさせちゃったんだ。
 それでもなのははちゃんとまっすぐに育ってくれて、頼りになる友達も沢山いる。
 だからさ、なのはが友達と楽しく遊んでるところを見てると私もうれしくなっちゃうんだよね。
 それで今日は弾けすぎちゃった」
はやてやアタシたちヴォルケンリッターがそうであったように、なのはが強い心と不屈の精神を手に入れるまで色んな紆余曲折があったのだろう。
あいつ自身はそんなことを周りには微塵も感じさせないけれど。
「ヴィータちゃん、これからもなのはを支えてあげてね」
「あぁ、まだまだあいつだけじゃ管理局の仕事は不安だからな。まぁ任せとけって」


288:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 17:08:46 yg3yIWn1
『きせかえヴィータ』17

あいつの強さの秘密が少しわかった気がする。
あいつ自身の努力と、こうやって見守ってくれる人がいるからなのかもしれない。
「頼もしいな。だけどヴィータちゃんも絶対無茶したらだめだよ?それから、またいつでもうちに遊びに来てね」
「いいけど・・・第2回着せ替え大会は勘弁だぜ?」
「あはは、それはどうかな?」
「・・・見守ってくれる人がいるってのは・・・いいもんだな」
小声でつぶやいたが、それは本心からの言葉だった。
「ん?」
「なんでもね~です」
言い終えると猛烈な眠気に襲われた。
この家が持つ家族の温かさがそうさせるのだろうか、それとも美由希のもつ優しさのせいだろうか、どんどん警戒心が薄れていく。

今のアタシは、まるで飼い猫だ。

ほんの数ヶ月前までは、どんなことがあろうと警戒心を緩めることなど有り得なかった。
はやてを守り、救うために。
今でもその気持ちは変わっていないし、そのためのヴォルケンリッターであり、そのためのアタシなんだ。
はやてを守ることを人任せにするつもりは毛頭ないが、不屈のエースオブエース、あいつが一緒にいれば大丈夫、どんな状況に陥ったとしても何とかなる。
なのはに対してそんな信頼が芽生えているのも確かだった。
あいつと平和の中にいると、警戒心が鈍る。
だけどそれも悪くないかな、とも思う。
「少し、眠る?」
「ん・・・」
美由希はヴィータを膝から下ろしてベッドに横たわらせると、その頭を自分の太ももの上に乗せた。
膝枕。
徐々に薄れていく意識の中で、ヴィータは思う。
何だろう、この美由希の温かさは。
シグナムのような強さと、はやてのような優しさと厳しさを兼ね備えた存在。
八神家やその他の誰とも似ていないこの関係性。
ヴォルケンリッターの面々とは、守護騎士プログラムを根本とした家族であると言っても過言ではない。
お互いの実力を認め合い、主を守るという共通の目的を持つことで生まれる信頼関係。
ヴィータにとってそれは「家族」であり「戦友」であった。
はやては主であり守るべき者であり、そして母だ。
はやて、シグナム、シャマル、ザフィーラ、なのは、フェイトアルフアリサすずかユーノクロノ・・・。
それらのどれにも当てはまらない、アタシと美由希の関係。
家族というのが一番近いかもしれないが、それ一括りにできるものでもない気がする。
優しくて、甘えたくなる、御神流の修行者で、なのはの姉。

姉?


289:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 17:10:38 yg3yIWn1
『きせかえヴィータ』最終話

ああ、そうか・・・こういうのが姉妹って言うのかものしれない。



数ヶ月前。
なのはたちと心を通わせ、リィンフォースを失って、本当の生きる意味を見つけたとき・・・
生まれたのは・・・


小さな願い。


小さいけれど、確かな願い。

数ヶ月前までは、はやてが幸せそうに笑っていて、そのまわりにヴォルケンリッターがいれば、それでよかった。
だけど、だんだんそれだけじゃ満足できなくなっている。
もっと友達が欲しい、もっともっと・・・家族が欲しい。
はやてだけじゃない、なのはもフェイトもその周りのみんなにも、笑っていて欲しい。
そして今また、目の前の美由希にも笑っていて欲しいと願っている。
美由希に見守っていて欲しいと願っている。

なあ、はやて。
アタシってこんなにワガママな女だったっけ?

「なあ・・・美由希?」
「何?」
「アタシも、なのはみたいにお姉ちゃんって呼んでいいか?」
「いいよ」

それを聞いただけで、アタシは何でもできるような気がした。

次に目が覚めたときからアタシはもう無敵だ!

そんなことを思いながら、かつてないほどの安らかさの中で、ヴィータは眠りについた。

終わり。

290:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 20:17:57 u7FvA9E0
これは微笑ましい美由ヴィ……GJでした。穏和と撥ねっ返りの組み合わせは良いなぁ。

291:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 21:41:47 paf9mG8C
GJ!
ヴィータかわいいよヴィータ

292:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 22:23:55 5XD65l9f
意外なとこに落ち着いたなw
ヴィータかわいいぜGJ

293:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 23:23:16 YLV17jTJ
久しぶりのヴィータSS・・・ヴィータってこんなに可愛いかっただろうか(*´Д`)ハァハァ

294:名無しさん@秘密の花園
08/08/04 23:47:51 UgkvUMXY
この落ちは予想付かなかったGJ

295:きせヴィ作者
08/08/05 00:50:03 v37/Qeeh
GJコールどうもです。
もうね、最終的にヴィータを甘えさせてやりたい一心で書いた。
べたべたに甘えさせてみたらメチャクチャかわいいだろうな~、
と思っているの私だけではないはず。



野郎共!甘えヴィータの良さが万分の一でも伝わったか!?

296:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 01:18:22 clRNUhKX
サーイエッサー!!

297:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 01:52:39 p4dVM539
ヤヴォール!!

298:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 02:39:22 KUUyG4uf
            ∧∧ ∩
           ( ゜∀゜)/   ヤヴォォォォオオォォル!
          ⊂   ノ
           (つ ノ
            (ノ


299:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 07:03:38 qYlzmDDS
「最近この辺りで変質者が出るんだって。
気を付けようね、フェイトちゃん」
「なのはぁはぁ……」

300:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 07:21:04 qYlzmDDS
「もう、スバルったら……また下着を脱ぎ散らかして……」

…………。

「(Д゜)≡≡(゜Д)キョロキョロ」

…………。

スンスン(嗅)

「(*´∀`*)パアァァ」

「あれー? 何してるの、ティア?」

「(゜Д゜)」

「な、何でナタ持ってるのティア!? 危ないよっ!」
「うるさいうるさいうるさーい!
あんたが可愛い過ぎるからいけないのよ!
夏だからって薄着で私を誘惑するのがいけないのよー!」
「うわわわ! ナタを振り回さないで~!?」

301:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 07:38:54 qYlzmDDS
「はやて~、アイスこぼしちまった……」
「本当にしょうがない子やな、ヴィータは(ペロペロ)」

302:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 07:41:35 qYlzmDDS
朝から何となく百合っぽいネタを投下してみた。
反省はしているが後悔はしていない。

303:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 07:52:23 G9T+hVEy
エロパロスレ見たらなんか百合派がSSM聞いて公式を敵扱いしてることになってるのなw
あれ聞いても別になのフェ否定だなんて思わんわけだが、ヘテ派はそういうことにしたいのかねえw

304:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 08:22:08 2njmgiZh
ヘテロというか一部キャラの自己投影妄想してる人こそ延々とやってきたことだろうに
男キャラや男女カプ好き全体じゃなくてごく一部の自己投影厨こそ、ね

305:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 08:42:47 k6H3BZ0O
まあ敵扱いってわけじゃないけど、納得いかないところはある。
何でこう後付け後付けで2次創作を制御しようとすんのかな、みたいな。
なのフェイを否定されたからというよりかは、ファンの解釈を誘導しようと
する意図が露骨すぎたから。都築氏は無印のときからそんな感じだったけど。

306:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 11:35:30 KjizDd4W
「…で、なんの相談や?」
「うん……フェイトちゃんのことなんだけど…」
「はぁ…ま、予想通りっちゃ予想通りなんやけどな…」
「あのね? フェイトちゃんが…」
「うんうん。フェイトちゃんがどうしたん?」
「フェイトちゃんが……や、優しすぎるの」
「おめでとう。じゃあまた今度」
「ま、待ってよ! すぐ終わるから聞いて?」 ガシッ
「ぐえっ…く、首を掴むのは……や、やめてや…」

「いたた…で? その優しいフェイトちゃんの何が問題なんや?」
「だ、大丈夫? ごめんね?」
「もうええから。話聞くから話して?」
「うん……あ、あのね……その……え、えっちのときなんだけど…」
「………今年の阪神は強いなぁ」
「ちゃ、ちゃんと聞いて!」
「聞いてる聞いてる」
「そ、それでね? フェイトちゃんってば優しすぎて困ってるの」
「ええやん。優しいなら」
「違うよ! わ、私はもっと好きにしていいよって言ってるのに、フェイトちゃんったらすぐに「大丈夫?」とか訊いてくるの」
「優しいやん。ていうかなのはちゃんネコやったんかい…」
「ねこ…?」
「あーあー、わからんならええねん。なんでもないわ」
「そうなの?」
「そうなの。で、何が不満やねん」
「あのね…、私としてはもっとフェイトちゃんに求めて欲しいの…」
「はぁ……それで?」
「だ、だから、好きにしていいよって言ってるのに、フェイトちゃんは…」
「なのはちゃんに気を使って生ぬるいことしかしてこない、と?」
「嬉しいんだよ? でも、もっとフェイトちゃんを感じたいというか…」
「うーん…もっと大胆な台詞で誘ってみたらどうや?」
「例えば?」
「あぁん! も、もっと! もっとなのはをメチャメチャにしてぇええっ!! ……とか」
「そ、そんな恥ずかしいこと言えないよっ!」
「何甘ったれてんねん! それぐらいの覚悟がなくてどうするんや!」
「で、でも…そんな…」
「いいから今から教える台詞をちゃんとフェイトちゃんに言うんや。それができれば問題ないわ」
「ほ、ほんとに?」
「ほんまやで。メモ取ったほうがええんちゃう?」
「う、うん! ありがとはやてちゃん」


「な、なのはの大事なとこっ! もっと…もっとグチャグチャにかきまぜてぇえんっ!」
「な、なのはの……///」
「そこっ…そこいいよ! ふぇ、フェイトちゃん…! こ、こわれちゃうぅ…壊れちゃうよぉっ…!」
「こ、こわれ…///」
「ふぇいとちゃん…もっと…もっとフェイトちゃんを…なのはにちょうだい…っ!」
「…ふぇ、ふぇいとちゃん…!?」
「あぁんっ! 死んじゃうっ…気持ちよすぎて死んじゃうよぉ…っ!」
「死んじゃうんだ?」
「なのはのお○n……?」
「……なにしてるのかな? はやて?」
「ふぇ、フェイトちゃん…ひ、久しぶりやな…あは、あはは…」
「グチャグチャにしてあげようか?」
「じょ、冗談やん…ははは…」
「ふふふ……」

「し、死んじゃうっ! 死んじゃうよぉお!」
「大丈夫、まだはやてならいけるでしょ。プラズマランサァアア!!」
「た、たすけ……誰かぁああああ!!!」

307:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 11:49:06 Mj65H6M3
まとめwiki更新マダー?

308:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 11:52:47 qJcsJxAd
>>306
ポテトサラダふいたw
はやてイ㌔w

309:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 13:25:19 DlDzz6vE
はやてwww
このあとフェイトさんがSに目覚めるんですよね

310:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 13:27:35 Euaulf5G
>>306
同じくワロタwww
何教えてるんだよはやてwww

311:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 13:49:55 Com1Wbog
はやてイ㌔w

312:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 15:13:06 BoY3x/ZO
>>306ははやての一人芝居→フェイト登場にも見える

313:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 16:04:39 suIYe560
>>306
今日の朝から雷がひどかったのはこういうことかww

314:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 16:12:27 QlNVFC8k
>>313
誰が上手い事を(ry

315:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 16:34:08 KjizDd4W
>>313
あの猛攻をはやては耐え抜いたっていうのか…?

316:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 16:40:52 bdbC7dLa
ヴィヴィオを学校までなのはと一緒に見に行くユーノ
一方、フェイトママ(笑)から後見人に成り下がったフェイト

なのフェイが公式(笑)
残念、なのはが結ばれるのはフェイトじゃなくてユーノでした
という訳でこれからも公式カプであるなのユーをよろしくお願いしますね

317:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 17:23:33 I2J9dtQ3
あー、暑い。
汗だくだくになりながらにゃんにゃんするフェイなのが見たい

318:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 17:38:31 Com1Wbog
たぶん既出ばっかでごめんね

URLリンク(www2.imgup.org)
URLリンク(www2.imgup.org)
URLリンク(www.imgup.org)
URLリンク(www.imgup.org)
URLリンク(www2.imgup.org)
URLリンク(www2.imgup.org)

319:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 17:45:44 Z48LUzIz
>>318
余裕で保存した

なのフェイの長編がみてぇ……
ピチピチタンとかこないかなー

320:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 18:12:37 QmVfegDZ
最近フェイト=変態の構図が染みついてきたな

321:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 18:36:32 zbdZkgtA
なのはとユーノという両思いお似合いカップルを僻む変態フェイト

322:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 18:58:49 zim1R6Gi
>>320
最近って訳でもなくないか?
変態フェイトそんは結構前から見るぜ
変態フェイト×なのはで濃厚なエロが見たい

323:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 19:24:53 xypAh9hJ
>>318
四枚目のフェイトちゃんは俺達の総意ととって問題ないですよね?

324:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 19:49:50 jWWx29ve
>>316の一行目って本当にあるの?

325:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 19:56:43 IbBlpjCM
>>324
StS26話のエピローグのことじゃない?アルフも一緒にいて友人の括りだったけど。
ユーノくんって設定ばっかで実際にヴィヴィオと絡んだことないからなあ。
別にユーノくんが悪いわけじゃないけどさ。

326:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 19:59:20 jWWx29ve
なーんだ

327:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 20:44:32 p4dVM539
最近はユーノが最初から女の子だったと想定して楽むようにしてるわ

328:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 20:51:37 rTqxJz5v
>>327
何か最近、ひだまりスケッチの宮ちゃんに見えてきた。

329:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 21:10:57 xypAh9hJ
>>328
宮なの・・・・・・・・なんでもない

330:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 21:30:32 MvIJNGOL
過去スレの、百合萌えフェレットな司書長は見てて愉快だったなw アレなら好きになれる。
そういえば、ミッドチルダやベルカなどに同人文化があった場合真っ先に染まりそうなのは誰だろう?

331:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 21:47:37 bDkA4Bwc
エロパロの設定に毒されてるからシャマル先生しか思い浮かばない…

332:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 21:59:23 19NJlK6W
>>330
イメージ的に烈火の将・ギン姉・シャーリー・カシム

333:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 22:02:18 IbBlpjCM
>>332
カシムとかどこの軍曹だよwwwカリムだろw
個人的には部隊長なイメージかな>同人に染まりそうなやつ

334:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 22:22:37 MvIJNGOL
>>331-333
返答多謝。
ギン姉やカリムさんの中の人は、
腐女子や百合っこ演った事あったっけかな……。
やがみけの面々やユーノにシャーリーはそれらに当て嵌まると聞いた覚えがあるけど。
しかし何故だろう、フェイトは買い専というか読み手なイメージがあるw
まぁその前に素材として極j(ry。
書き手としては……ディエチやディード辺りかな、これまた何となくだが。

335:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 22:27:46 Com1Wbog
フェイトが自分で使用するためになのはのエロ同人書いてる話があったなw

336:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 22:28:03 8qquF6DK
中の人繋がりで将が書き手だろうな
書くCPはいつも変わらんがw
それを見て部隊長も書いてしまい 六課全体で同人ブーム

337:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 22:47:15 k6H3BZ0O
なのはとフェイトはどっちも有名人で仲も良いから、ミッドチルダでは二人の
百合同人が普通に流行ってそう。現実でも奈々ゆかりとか書いてる人いるわけだし。
きっと管理局の広報誌でなのはがフェイトのこと話題にしたりすると、
ミッドチルダの百合スレで俺らみたいなのが歓喜して祭りが開かれるに違いない。

338:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 22:52:44 KjizDd4W
実は最近中の人にも嵌ってしまってね…
なのはさんはともかくフェイトさんの中の人はなんとなくフェイトさんっぽいんだよな
まぁスレ地だからこのへんで

339:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 23:05:26 bf0xCzwR
なのはさんの中の人→ラジオおもしれぇー
フェイトさんの中の人→歌うますぎだろjk
こうやって染まっていくのですね・・・副作用怖い

340:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 23:11:55 QmVfegDZ
なのは「みんなはなのはとフェイトちゃんが結婚したらいいなって思ってると思う」

341:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 23:20:37 xypAh9hJ
>>340
ノンフィクションなのが怖いぜ
いや、うれしいのか・・・?

342:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 23:34:35 J0WmPAUX
なんか、あれだ。
みんな同じもの見たり読んだりしてるキガスw

343:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 23:46:17 BoY3x/ZO
アリシア本を出したらプレシアが復活しそう
ホクホク顔で帰るプレシアを悲しげに見つめるフェイト

344:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 23:48:59 Com1Wbog
しかし帰宅後ホクホクして読み始めた所、
内容がアリシア×フェイトでブルーになるプレシア母さん

そういえば昔このスレで呼んだアリシア×フェイトは実にいいものだった

345:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 23:53:33 qYlzmDDS
なのは「なのはとフェイトちゃんはラブラブなんだよっ!」
フェイト「私いっぱい稼ぐよ!」

346:名無しさん@秘密の花園
08/08/05 23:56:59 RCJCsfJa
カシムふいたw
カリムはこのスレのSSのイメージが強すぎて
自分となのはの同人描いてそうな感じがするな

劣化の将が描くなのフェイ同人読みたいです

347:名無しさん@秘密の花園
08/08/06 01:24:17 nROg0Or5
SSのなのフェイが二人っきりで露天風呂に浸かりながらキャッキャッウフフしてた。

貸しきりのようで他には誰もいない。

不意になのはの手が滑ってフェイトの敏感な所に当たった。
「あっ…」
普段聞くことのない艶やかな声が出てしまうフェイト。
思わず動きを止めるなのは。

顔を赤くする二人。
少しずつ距離が縮まって…。




って、いいところで目覚ましか鳴って、夢から覚めてしまったんだorz
二度寝すれば続き見れたかもしれないが、出勤しなければ間に合わない時間だったんだ……(つω;`)



というわけで仕事から戻って今から寝るが、出来れば今朝見たなのフェイの続きが見れますように……。



ついでに皆も好きなカップリングの夢か見れるように願っておくわ(´・ω・`)

348:名無しさん@秘密の花園
08/08/06 01:33:26 J+CRCWNu
途中までとはいいなんてうらやましい夢を・・・
続き見れたらSSの続きも書いてくれよな。
そして俺はフェイはやとなのはの夢を見ることを祈るか

349:名無しさん@秘密の花園
08/08/06 01:34:45 yaZoCMn6
じゃあ自分はギンフェイの初々しい感じの二人を見られるよう祈って眠る

350:名無しさん@秘密の花園
08/08/06 03:25:01 aSy84WRj
>>296-298遅レスですが、ノリいいなwなんか気に入ったww

流れぶった切る感じですが書いてしまったので投下します。
非エロ、微百合、しかも訳わかんない始まり方しますが、誤爆ではないので・・・。

『シネマ・タイムズ  スバル・ティアナの場合』

崩れ落ち、朽ち果てた古代神殿の奥深くにたたずむ人間が二人。
一人はテンガロンハットをかぶり、腰に鞭をぶら下げた初老の男。
もう一人はエキゾチックな魅力を持つ美女。
二人とも神殿にたどり着くまで様々な困難に遭遇したのだろう、着ている服はボロボロで、顔はほこりまみれだった。
二人は扉を開けると、神殿のさらに奥へと進んでいく。
そこには信じられない光景が広がっていた。
古代神殿の真ん中とは思えない、近代的な機械の数々。
それはまるで航空管制室のようだった。
部屋の中央にまばゆく光る石が浮いていた。
「これが・・・伝説のロストロギアか」
男はそう言って腰の鞭を手にし、光る石に向かって振り下ろそうとする。
「いいの?この神殿の発掘と調査は貴方の夢だったんでしょう?」
「・・・ああ、歴史の真実が闇に埋もれてしまうのは残念だが、
 人々がこれを巡って争いを起すくらいなら、破壊してしまったほうがいい」
今度はためらいなく鞭を振り下ろすと、バキン、と小気味よい音を立て、光る石は砕け散った。
「さあ、ここはもう危ない。脱出するぞ」
「ええ、急ぎましょう」
ずずず・・・、どこからともなく音がする。
それは瞬く間に地響きへとか変わり、天井が崩れ始める。
二人は全力で回廊を駆け抜けていく。
入り口が瓦礫に塞がれてしまう刹那、二人は間一髪、脱出に成功した。
完全な廃墟となった神殿を背に、夕日に向かい歩き始める。
「ねえ、これからどうするの?」
「さあね・・・また新しい謎でも探しに行くさ」

~冒険活劇映画 『アンディ・スクライア 失われた異次元の遺跡』 完~


351:名無しさん@秘密の花園
08/08/06 03:26:31 aSy84WRj
『シネマ・タイムズ  スバル・ティアナの場合』2

映画館のスクリーンの前で、ティアナはこみ上げるあくびを止めることができなかった。
「あ~おもしろかった~!」
隣の席で、ん~っと伸びをしているのは、私を映画に誘った張本人であるスバルだ。
私はこの映画を特に見たかったわけではないけど、昨日の残業による睡眠不足を堪えてスクリーンをずっと眺め、話の筋を頭に叩き込んだ。
この後、ご飯でも食べながらスバルと映画の話で盛り上がるためだ。
六課が解散してからお互いの仕事場が分かれてしまったため、今日みたいにオフの日がかぶることは滅多にない。
二人でいられる貴重な時間だ。
無駄にするわけにはいかない。
「ティア~~私お腹すいちゃった~。何か食べに行こうよ」
「いいわよ、どこに行く?」
「えっと~、あれ?そういえば私この辺の店、全然知らないや、あはは」
そんなことだろうと思ったわ。
映画館周辺の飲食店はリサーチ済み。
スバルが好きそうな食べ物とおいしいお酒が飲めるお店が一軒ある。
「とりあえずここ、出るわよ。適当に歩きながら探しましょ」
「そだね。いつものとこもいいけど、新規開拓って大事だよね」
元気よく入り口に向かって走るスバル。
子供か、アンタは。
「ティ~ア~!はやくいこーよ!」
「わかったからこんなところで大声出さないでよ」
映画館を出て、私たちは散策を始める。
と言っても、実は目的の店を決めてるんだけどね。
私は曲がり角のたびにスバルの前を歩き、さりげなく誘導する。
事前にチェックしてきたことを悟られないように。
次のブロックを左に曲がれば到着だ。
曲がった途端、スバルは突然走り出した。
「ちょっとスバル、どこいくのよ!?」
十数メートルを一気に駆け抜け、私が行こうと思ってた店の前でぴたりと止まる。
「ティア、このお店なんか良さそうだよ」
こういうときのスバルの直感と言うのか、動物的嗅覚と言うのか・・・、そういうのに私はいつも呆れるしかない。
寝る間も惜しんで調べた私の苦労はいったいなんだったの?
「あんたがそういうなら、そこでいいわよ」
「OK~それじゃあ2名様、入りま~す♪」


352:名無しさん@秘密の花園
08/08/06 03:29:08 aSy84WRj
『シネマ・タイムズ  スバル・ティアナの場合』3

テーブルに並ぶ料理を勢いよく食べながら、スバルはさっき見た映画の話をする。
「ほらほら、あのシーン、カッコよかったよね。
 アンディがさ~急に足場が崩れたときにとっさに鞭をしゅばっと木に引っかけて危機一髪ってやつ。
 あ~いうのあたしもやってみたいな。
 今度現場に行くとき、鞭もってこうかな~?」
「そんなの使わなくても、あんたにはウィングロードがあるでしょう?」
「あ、そっか~。あはは、ティア、あったまい~!」
「あんたが鈍すぎるの」
「ん~、あ、これおいし~よ。ティアも食べる?はい、あ~ん」
返事も聞かずに無邪気にスプーンを差し出すスバル。
「や、やめてよ、恥ずかしい・・・」
「な~んで?六課の食堂じゃよくやってたでしょ」
あれは周りにいるのが気心の知れた仲間だけだったからだ。
こんな人目のあるところではさすがに恥ずかしい。
「あれは・・・あんたがあんまりにもしつこいから・・・」
「あ、そ~お?じゃ、あたし食べちゃうよ。・・・ん、やっぱりおいしい」
しまった、今のは少しもったいなかったか。
素直に食べておけば・・・。
「そうそう、あれもカッコよかった。
 アンディが敵の幹部にデバイス突きつけられてさ、こう言われるの。
『考古学者風情に何ができる?命を落とさぬうちにさっさと消えるがいい』
 で、アンディがこう切り返すの。
『なめるなよ?考古学者ってのは真実の探求に命を懸けている。この程度で屈すると思ったら大間違いだ』
 ティア、知ってる?
 アンディ・シリーズではこの台詞がお約束なんだよ」
「知らない、っていうかそんなシーンあったっけ?」
「あったよ。あ~さてはティア、寝てたな?」
そんなはずはない。
ずっと起きてたはずだけど、アンディがデバイスを突きつけられるシーンなんて見た覚えがない。
でもなぜかスバルが得意げに言ったお約束の台詞は聞いた覚えがあった。
「あ・・・」
そうだ、そのとき私はスクリーンを見ていなかった。
隣の席で身を乗り出して、子供のように目をキラキラさせて、食い入るようにアンディの名台詞に釘付けになるスバル。
その横顔があんまりにもかわいかったから、私はずっと・・・。
「どしたの?ティア顔赤いよ」
「な!?何でもないわよ」
「ふ~ん?あ、でもさでもさ、何が一番カッコいいかって言えばさ、やっぱりアンディ自身だよね」

・・・は?


353:名無しさん@秘密の花園
08/08/06 03:31:08 aSy84WRj
『シネマ・タイムズ  スバル・ティアナの場合』4

今のは聞き捨てならない。
アンディ自身だと?

「スバル、ああああんた、あんなオッサンが好きなの?」
まずい、動揺しすぎて呂律がおかしい。
「うん、だってカッコいいじゃん。強くて優しくて包容力があって。あ、あと機転も利くし物知りだし」

・・・どん底に落とされた気分だわ。
さんざん「なのはさんなのはさん」って夢中で言ってたし、浮いた話もなかったから、てっきりスバルも「こっち側」だと思ってたのに・・・。
今まで私が必死で立ててきたフラグは何だったの?
よりによって、ここまできて、男がイイだと?

「あ~、あたしもあんな風に冒険したいな~」

それは「あ~、あたしもなのはさんみたいに空飛びたいな~」といっていたときと同じトーンだった。

そうか・・・そうだった。
こいつには男とか女とか、関係ないんだ。
なりたいものに素直に憧れ、好きな人には素直に大好きと言う。

・・・今この質問をするのは、物凄く不自然だ。
何の脈絡もないし、もしかしたら不審に思われるかもしれない。
でも私はもう、自分の口を止められなかった。


354:名無しさん@秘密の花園
08/08/06 03:33:17 aSy84WRj
『シネマ・タイムズ  スバル・ティアナの場合』最終話

「じゃあさ、スバル。私のことはどう思ってるの・・・?」
「ティア、いまさら何言ってるの?大好きに決まってるでしょ」

そうだった。
私が好きになったスバルは、こういうやつだった。
こういうやつだから、私はスバルが大好きだ。



「ねえ、ティア・・・」
「何?」
「あたしね、何年後になるかわかんないけどさ、アンディみたいに色んなところ旅してみたいんだ」
「へえ~」
「仕事を引退した後とか、何十年も先の話になるかもしれないけど」
「うんうん」
「そのときにはね、ティアにも一緒に来て欲しいんだ」
「あんた、この腐れ縁を何十年も続ける気?」
「だぁってぇ~、一人じゃ不安なんだもん」
「まったく・・・そういうところは昔から変わらないわね」
「というわけで、今からお願いしときます。ティアさま~」
「・・・しょうがないわね、付き合ってあげるわよ」
「やったぁ~!ティア大好き!!」
「ちょっと、こんなところで抱きつかないでよ、暑苦しいわね~」



それは何十年後になるのかわからないけれど・・・、
そのあいだ、私はずっとあんたの隣にいていいんだよね、スバル?

終わり


355:名無しさん@秘密の花園
08/08/06 08:04:22 RxtVkscw
GJ
このあと二人は飲みにいくのかな

356:名無しさん@秘密の花園
08/08/06 08:06:37 3VBTDXqC
>>354
天然とツンデレって本当にいいな…。
とにかくGJ
スバティアの場合と書いてあるけど他のパターンもあったっけ?

357:名無しさん@秘密の花園
08/08/06 09:20:52 OZl6ecF5
>>354
スバティアGJ
映画よりスバルに夢中なティアナ萌えるw
スバルは男女関係なく好きになっちゃうような性格だからティアナは不安だろうな…
男の影すら見せないフェイトそんやフラグをスルーしていったティアナを見習うべきw

358:名無しさん@秘密の花園
08/08/06 10:29:51 17xRgGPY
>>354
GJ!
久々に良質のスバティア分が補給できたぜ!

なのフェにはない安定感がスバティアのいいところだよな~

359:名無しさん@秘密の花園
08/08/06 13:38:09 aSy84WRj
>>355
その後は好きなように脳内補完してくださいw

>>356
他のパターンはないです。
タイトルは単にスバティアの話ですよってのを明確にするため。
でも色んなカップルが映画の余韻に浸りながら語り合うのもいいかも・・・。

実はこのスレのぞきながら昔のインディ・ジョーンズ見てて、
スバルって絶対こういう映画好きそう・・・って思ったら、
スバティアの妄想が止まらなくなって書いてしまったww

360:名無しさん@秘密の花園
08/08/06 20:25:50 KByeVkBj
「なのはママ、フェイトママ。 ヴィヴィオあの映画が見たい~」

「ポ○モンの新作か……。 いいかな、なのは?」
「いいよ。 たまにはヴィヴィオのわがままも聞いてあげないとね」

『死なないで! 目を開けてよ!』

「(いま結構良いシーンだったなぁ……)」
「ふえぇ……」
「(すっかりヴィヴィオ泣きそうだね、フェイトちゃ……!?)」
「ぐすっ……ぐしゅっ……うぅ……」
「(うわ~なんでしょうか、この隣の可愛い生き物は……)」
「ピ○チュウ頑張って!」
「(抱き締めたい! むしろ抱き締めてナデナデしたい……っ!(ウズウズ))」

361:名無しさん@秘密の花園
08/08/06 20:52:54 WIWnW9nG
百合画像ではないけどこないだのちっちゃいフェイトさんズを思い出したので転
URLリンク(upload.jpn.ph)

362:名無しさん@秘密の花園
08/08/06 21:05:34 fgtKhJNy
ポケモンの映画第一作はフェイトそんの生い立ちを示唆していたんだな

とかいう無茶なこじつけは無視してフェイなの

363:名無しさん@秘密の花園
08/08/06 21:37:57 b5Xh0Pb0
>>361
一つ貰っても頭冷やされないかな?

364:名無しさん@秘密の花園
08/08/06 21:51:53 J+CRCWNu
数人でひとつ貰っていって全員別々の方向に走れば数人は逃げ切れるはず
あれ・・・なんか変なビットが(ry

365:名無しさん@秘密の花園
08/08/06 22:05:05 dLQafJkC
ブラスタービットとアクセルシューターから逃げられると思うななの。

366:名無しさん@秘密の花園
08/08/06 22:11:23 3VBTDXqC
>>361
全員しっかり頂かれました

367:名無しさん@秘密の花園
08/08/06 23:11:04 KByeVkBj
>>366
一夫多妻性ですねわかります。

368:名無しさん@秘密の花園
08/08/06 23:39:18 DlYSXlr+
今日はウチの親父とお袋が結婚記念日だった。
食事券プレゼントしたら、二人で飯食いに出掛けてた。

なのフェイの結婚記念日はどんなんだろうかとふと思った。

369:名無しさん@秘密の花園
08/08/07 00:36:27 WBt1GD8r
出張の度に新しい子供を作ってくるフェイトさん
…結婚とか考えられない

370:名無しさん@秘密の花園
08/08/07 03:03:43 NWVHUMTc
結婚記念日も一人出張中のフェイトさん想像した

371:名無しさん@秘密の花園
08/08/07 04:19:02 PnjWS7z0
あぁ、結局書いてしまった別パターン。
またまた非エロ、微百合?

『シネマ・タイムズ  シグナム・アギトの場合』

広い庭の中央に立つ浪人が一人。
髷を結い腰には大小二本の刀を差している。
悠然と、しかし覚悟を決めた目で周囲を見た。
抜き身の刀を持った二十人以上の男たちに取り囲まれている。
「貴様らの悪事によって闇に葬られたわが主君の無念・・・貴様らの死を持って晴らさせてもらうぞ!」
浪人のその一言が、決闘開始の合図だった。
瞬く間に入り乱れる男たち。
血風の吹き荒ぶ中、浪人は流麗な体捌きと強烈な斬撃を駆使し一人また一人と切り捨てていく。
敵もまたさるもので多勢による連携と不意打ちで浪人に手傷を負わせていく。
如何に浪人が強かろうと、これだけの戦力差を覆すことなど不可能だろう。
誰もがそう考えていた。
だが浪人は臆さず、怯まず、確実に、敵を葬っていく。
敵の受けた刀ごと叩き切るように、心までへし折るくらいに、強く。
そしてとうとう浪人の決死の覚悟は、重傷を負いながらも多勢に無勢の道理を覆した。
満身創痍、じきに致死量を越えるであろう出血により朦朧としながらも浪人は、最後の一人、敵陣の親玉と合間見える。
「たった一人で討ち入りとは見上げたものだ。だが既に死んだ主君に義理を立て何になる?」
「黙れ!貴様にはわかるまい・・・主君こそ我が誇りであり、忠すことこそ生き様だったのだ!」
「笑止千万も甚だしい。ではその主君のところへ行かせてやる。潔く散れい!」
「もとより覚悟の上!」
「ぉぉぉおおおおおおお!!」
「ておあぁぁぁーーーー!!」
交差する二本の刃。
切っ先は吸い込まれるように互いの左胸に沈んでいく。
「ぐ・・・この期に及んで・・・これほどの、ちから・・・を」
刀の柄を手放し、力なく崩れ落ちる敵陣の親玉。
それを見届けると、浪人もがくりと膝を折る。
そして誰に聞かせるでもなく、忌わの際においてまで自戒するようにつぶやいた。

「武士道、とは・・・死ぬ・こと、と・・・見つけ・・・たり・・・」

~時代活劇映画 『葉隠れ』 了~


372:名無しさん@秘密の花園
08/08/07 04:20:47 PnjWS7z0
『シネマ・タイムズ  シグナム・アギトの場合』2

映画館のスクリーンの前で、烈火の将ことシグナムは溢れる涙を止めることができなかった。
「ぐずっ・・・主を思うその心意気、しかと見届けた!
 武士道とは、死ぬことと見つけたり・・・なんと、なんと誇らしい言葉なのだ。
 くぅっ、心の汗が止まらんではないか!」
『あ~も~暑苦しいな~。アタシが頭ん中にいるの忘れてるだろ!?』
感動の余韻に水をさしたのは、融合騎アギトだった。

ここはミッドチルダではなく地球である。
好きな俳優(ちなみに歳は40代後半)が出演する時代劇が公開されるという情報を入手したシグナムは、休日を利用して日本の映画館に来ていた。
チケットを買うために財布を取り出そうとしたところ、いつの間に潜りこんだのか、アギトがカバンの中で眠っていた。
シグナムはトイレの個室に駆け込むと、アギトをたたき起こした。
「アギト・・・人の手荷物の中で何をしている?」
「お?ここ、どこだ?」
「質問をしているのは私だ」
アギトは寝ぼけまなこをごしごしとこすり、ここまでに至った経緯を思い出す。
たしか朝一度目が覚めて居間をふらふらと飛んでいると、シグナムのカバンが目に付いた。
そして以前バッテンチビが彼女専用のカバンの中で寝ていたことを思い出したのだ。
カバンの中はどんな寝心地なんだろう、一度試してみるか。
アギトはカバンの中に入り、布団代わりのハンカチに包まって横になった。
うん、これはなかなか、シグナムのにおいに包まれて悪くないじゃないか。
そんなことを思っているうちに二度寝してしまったのだ。
「あ~え~と・・・寝ぼけちまって覚えてないや。で、ここは?」
「・・・まあいい。ここは映画館だ」
「映画見に来たのか。アタシも見たい」
「それは構わんが、まずはユニゾンしろ」
「え~なんでわざわざ?」
「ここはミッドチルダではない。魔法技術が認知されていない世界だ。お前の様な生き物を人目に触れさせるわけにはいかん」
だからアギトを置いてきたはずだったのだが。
「この中に隠れてれば大丈夫だろ?」
「念のためだ。まあ大人しく人形のフリができるのなら外に出ていてもいい」
そういってシグナムは胸元で光る待機状態のレヴァンティンを掴む。
「その場合、こいつをお前の脳天に突き刺してカバンにぶら下がってもらうことになるがな。
 キーホルダーにしては少々大きいが、問題ないだろう」
「問題大有りだ!わかったわかった、ユニゾンしてやるよ」


373:名無しさん@秘密の花園
08/08/07 04:22:48 PnjWS7z0
『シネマ・タイムズ  シグナム・アギトの場合』3

再びチケット売り場へと戻ってきたシグナムは、窓口で千円札を二枚差し出す。
「『葉隠れ』のチケットを。大人・・・」
料金表を一瞥する。
「・・・一枚だ。釣りはいらん」
「え・・・?お客様、困ります。それは・・・」
「構わん」
チケットを受け取り、さっさと館内へ向かうシグナムにアギトは声をかける。
『太っ腹だな。アタシも一回くらいそんな台詞言ってみたいぜ』
「そうではない。釣銭の額と子供料金のチケット代が同じだったからな」
『何だよ、アタシの分?律儀だな~』
「不正をするわけにはいかん」
シグナムのこういうところがゼストの旦那に似ていて、アギトは好きだった。
『ところで何を見に来たんだ?』
「あれだ」
シグナムは入り口の横に貼ってある特大のポスターを指した。
雄たけびを上げているような表情の侍が二人、刀を掲げて向かい合っている。
日本の歴史や文化に関する知識が皆無のアギトは、変な髪形と服だな、この世界じゃこういうのが流行っているのか?と言う程度の印象しか持てなかった。

そして映画を見終わってみれば、なかなか熱い、いい話だった。
演技の良し悪しはアギトには判断できないが、あの烈火の将が泣いているくらいだ、俳優の実力は相当なものなのだろう。
だけど、あの結末に対するシグナムの発言は釈然としなかった。
だからアギトは、無粋にも感動の余韻に浸るシグナムに水を差したのだ。
スタッフロールと情緒的な音楽が流れる中で、シグナムはハンカチで顔をぬぐい身なりを整える。
既に他の客は出て行ってしまったようだ。
『アタシは・・・なんか気に入らないな、この映画・・・』
それを聞いて、ふとシグナムの脳裏にゼストの顔がよぎる。
尊敬する主人を殺され復讐に燃える主人公が、アギトの姿とかぶる。
ゼストを斬ったのはほかならぬシグナム自身。
そのことに関して、アギトに対してわだかまりや齟齬がないといえば嘘になる。
筋を正せば、私は既にアギトに焼き殺されていたとしてもおかしくはないのだ。
映画の中の敵の親玉のように。
そんな私がこの映画をみて感動するなど、それこそ笑止千万ではないのか。
「すまない・・・お前の気持ちも考えずに・・・無神経が過ぎたな」
『謝んな・・・』
「いずれ・・・私にも責を負う日が来る」
ゼストを斬った責を負う日が。
「いつ、どのような形になるかはわからんがな・・・。
 武士道とは死ぬことと見つけたり、やはりいい言葉だ。
 肝に銘じておこう」
『アタシは・・・それが気に入らないっていってるんだ!』
「な・・・?」
『何が死ぬことと見つけたり、だ。ふざけんな!』
「何を言っている?お前は私を・・・」
恨んでいるのではないのか?
『旦那が騎士として死ぬには、犯した罪を裁かれるには、ああするしかなかった。
 だから、そのことに関しては・・・もういいんだよ』
ゼストとシグナムは、騎士としての在り方が似ている。
似すぎている。
だから、アギトにはシグナムの考えていることが手に取るようにわかる。
アタシがゼストの旦那の敵を討つといえば、シグナムはそれを潔く受け入れるだろう。
例えアタシがそれを実行しなくても、シグナム自身が罰を受ける機会を無意識に探し求めるだろう。
死を受け入れる覚悟が、すでにできているのだ。
だが、それこそがアギトのもっとも気に入らないところだった。

374:名無しさん@秘密の花園
08/08/07 04:25:11 PnjWS7z0
『シネマ・タイムズ  シグナム・アギトの場合』最終話

『もうロードを失うのは・・・二度とごめんなんだ』

その一言が、シグナムの中のわだかまりを嘘のように洗い流した。

「アギト・・・私を、ロードと認めてくれるのか?」
『ああ、だから約束しろ』
「何を?」
『絶対に、アタシより先に死なないって、
 どんなことがあろうと、あがいて、もがいて、絶対に生き抜くって、約束しろ。
 潔く、なんて死に方は、このアタシが絶対に認めない』
「・・・ふむ・・・こういうことは主はやて以外にするつもりはなかったんだが・・・」
ひとしきり考え込むような動作の後、シグナムは突然ユニゾンを解いた。
空中に放り出されるアギト。
「な、何すん・・・」
誰もいなくなった映画館の中で、シグナムはアギトを強引に座席に座らせると、その前に片膝を着き、傅いた。

「ヴォルケンリッター、烈火の将、シグナム!
 夜天の主、八神はやての名の下に!
 決してお前よりも先に死なぬこと、
 そして如何なることがあろうとも必ず生き抜くことを、ここに誓おう!」

アギトは、犬歯をむき出しにしてにっこり笑った。
「ああ、それでこそアタシのロードだぜ!」
「これで私とお前は一蓮托生と言うわけだな」
「じゃあ、アタシも・・・同じ事を誓うぜ」
「・・・待て。私も死なぬ、お前も死なぬ、では一生いたちごっこではないか」
「いいんだよ、こういうのはさ、言葉にすることに意味があるんだぜ」
「・・・うむ、それもそうだな。アギト・・・」
・・・いや、これ以上は無粋と言うものだ。 

シグナムは胸の中でそっとつぶやく。
アギト・・・誓いと約束の違いを知っているか?

約束とは、いつの日か果たされるものだが、

誓いとは、生涯を通して守り抜くべきものなのだ。


375:名無しさん@秘密の花園
08/08/07 05:06:12 W5Ec5Gtb
終わりですか?それとも支援?

376:名無しさん@秘密の花園
08/08/07 07:01:13 rbNVDLgT
GJ
このあとハンバーガー食べに行きそうな二人だな

377:br> 「あ、うん。確かに服の上からだと分からなかったけど…え?」  ぱちくり、と可愛らしい目を見開いて何事、といわんばかりのなのはがとっても可愛い。もう我慢しなくても 良いよね? 「後ろ用も新しく出たらしいんだよ。それで一緒に購入したんだ。さっき開けたばっかりでまだ未使用だから安 心してね。こっちは最初になのはに使ってあげようと思ってたんだ。私じゃ良く分からないから」 「あ、あの…なんで後ろ?」 「なのは後ろ好きじゃないか」 「ち、違うよ!そ、そんな事ないよ!」 「またまた。そんな事言って。…いつも後ろに指入れてる時の方が感じてるよ」 「ちがうったらちがうのーっ」  絶叫と同時にばんっと私の躰を手で突き出し…けれど、それを私が避けた所為でなのはが体制を崩して私の躰 の中に倒れ込んでくる。それを受け止めながら…私は、そのままなのはをなのはの家の中へと連れ込み、靴を脱 ぎ…よいしょっと、お姫様抱っこして…ベッドへと足を進める。 「ふふふ…楽しみだね、なのは」 「フェ、フェイトちゃん…こんな時間から…そんな…」  言葉では嫌がってるけど、その潤った瞳を見れば期待しているのが丸判りなのである。というか、さっきまで 嫌々言ってたのも振りだったという事だろうか?いやよいやよも良いの内?ほんとなのはって可愛いよね。さす が私のお嫁さん。  というわけで。  いただきます。 4。  あぁ、迫ってくる。フェイトちゃんが迫ってくる。手にはいやらしい男性器を模した黒い無機物を持って、フ ェイトちゃんが迫ってくる。  怖い、怖いよ。  そんなものじゃなくてフェイトちゃんの白く長い指でして欲しい、その柔らかく甘い唇でして欲しい、けれど そんな私の思いなど知らないとばかりにフェイトちゃんが素敵な笑顔で私のソコへとソレを近づけていく。  嫌々と首を振って拒絶しても…フェイトちゃんは有無を言わさず私へと…ぁぁぁ、入ってくる、入ってくるの。 私の中におっきいのが入ってくるの。 「やぁ…ぁぁっ」  ダメ、ダメだって。フェイトちゃん止めて…涙目になりながらフェイトちゃんを見上げれば慈しむような笑顔。 あぁ、私が悶えているのを、私が喘いでいるのをフェイトちゃんが喜んでいる。あぁ…なら、なら良いかな? フェイトちゃんが私を、私の隅々を愛してくれるなら……そんなに喜んでくれるなら。



378:(ω・`ミэ)ピチピチ
08/08/07 23:51:04 +slzs56g
「っ…ぁぁ…」

 いつものフェイトちゃんの指とは違い、無骨な、硬いソレが私の中を開くように押し進む感触がソコを通して
伝わってくる。じわ、じわと掻き分けられる私の中をゆっくりと突き進むソレ。

「いたっ…」

 僅か響く痛みに身を悶える。だけど、フェイトちゃんの笑みは変わらず、むしろより増したかのようだった。
あぁ…そんな顔しないでフェイトちゃん。そんな…そんな素敵な笑顔をしないで。なのはもうおかしくなっちゃ
う…そんな表情でフェイトちゃんにされたらおかしくなっちゃうよぉ。

「はぁぁ……ゃっぁんっ」

 恥ずかしげもなく漏れ出る喘ぎを抑えようと口腔を手で塞ごうとすれば、フェイトちゃんの笑みが僅かに陰る。
なんでそんな事するの?そう言いたげだった。なのはは私にその可愛い声を聞かせてくれないの?そう言いた
げだった。そんな風にされたら……口を塞ごうとしていた手を…フェイトちゃんへと向ける。

「フェイトちゃん、フェイトちゃん」

 下半身からの刺激に、愉悦に、快楽におぼれながらもフェイトちゃんを抱きしめるように手を差し出し、フェ
イトちゃんを誘う。なのはのエッチな声は全部聞かせてあげるから、だから…フェイトちゃんを抱きしめさせて、
と。
 けど、応えてくれない。
 そして、その代わりにと私へと出し入れしていたソレをもっと強く、もっと厭らしく淫らに動かし始めていた。
意地悪、意地悪、意地悪…フェイトちゃんの意地悪。だけど、口にする余裕なんて何処にもなかった。強く中
を抉られ、私の奥に奥にと入ってくるソレにが私の口腔からは淫らな声が止め処なく。

「ぁぁっ。ひゃぁん。フェ、フェイトちゃぁぁん。凄いよ、凄いの…なのは凄いのぉ」

 もはや冷静などではいられなかった。ただでさえフェイトちゃんを抱きしめられないもどかしさもあり、ソコ
に出し入れされる感覚に私はもはや……責められるがままに鳴き、されるがままに鳴くだけ。

「フェイトちゃん……ぎゅってして、ぎゅって…」

 再び腕を伸ばし、フェイトちゃんを求めれば…漸く、本当に漸くフェイトちゃんが私の方へ私の胸の中へと躰
を預けてくる。顔を首筋に埋め、躰を私に預けフェイトちゃんは私の首筋に舌を、唇を這わせながら…そして、
変わらず無機物を出し入れしている。
 あぁ、フェイトちゃんを感じる。
 にちゃ、にちゃと私の中から染み出た愛液に満たされ鳴るソコよりも、ソコから伝わる脳髄を駆巡る快感よりも
……フェイトちゃんを抱きしめている、フェイトちゃんに抱きしめられているという思いが私を昂ぶらせる。
ふいに首筋を吸われ、吸い上げられる首筋に、びくり、と躰が震える。とっても……気持ち良いよ、フェイトち
ゃん。
 フェイトちゃんの長く綺麗な金髪から薫る芳香に意識を飛ばしそうになりながら、私は埋もれるようにフェイト
ちゃんに縋り付いたまま喘ぎ続けていた。
 あぁ……フェイトちゃん。
 震え上がるような気持ち良さに腰が勝手に動きだす。フェイトちゃんの動かすソレに合わせて、ゆっくりと円を
描くように…腰が勝手に動き出す。もっと欲しいと、もっとして欲しいと……。そして、その事実が私を興奮さ
せる。あぁ、私こんなにエッチな動きをしているんだ……私はフェイトちゃんに責められて自分から腰を振って
いるのだ……あぁ、なんて厭らしいのだろう。

「ぁぁ…んっぁぁ…ひゃぁ」
 あぁ、フェイトちゃん。フェイトちゃん……。

 にこり、と笑みを浮かべるフェイトちゃんが綺麗で、とっても綺麗で…こんな素敵な旦那様を持てる私はとって
も幸せな女だと思う…素敵な旦那様の下で女の悦びを得られるのだから。
 けれど、その旦那様はどこか皮肉っぽく、苦笑していた。瞬間、恐れを抱く。私が何かをしたのだろうかと、私
がフェイトちゃんの機嫌を損ねてしまったのかと……どうして?なのはの何が悪いの?ねぇ、フェイトちゃんど
うしてそんな顔をするの?ねぇ……いつもみたいに笑って……?
 眦に僅かな水滴を貯め、笑ってよと、変わらず苦笑しているフェイトちゃんを見つめていれば……

379:名無しさん@秘密の花園
08/08/07 23:51:10 8zwmkwRq
ktkr
支援

380:(ω・`ミэ)ピチピチ
08/08/07 23:51:26 +slzs56g
「ほら、やっぱり後ろの方が感じてるじゃないか」
「いわないでーっ!!」


5。

 そんなこんなで仲直りしつつ、なのはに許可を貰ったので今日も今日とて海女Zone探索中。仕事してください
執務官なんてシャーリーに言われたけれど、ちゃんと仕事してるよ。仕事の合間に見てるだけだよ。
 と、海女Zoneを見ていれば、通信が入ったので映像をつないで見ればなにやらとっても憂鬱そうな表情のリイ
ン。ちっこい躰全体でうなだれるようにぐったりしている。

「どうしたのリイン?」

 と聞いてみれば……聞いた私が馬鹿でした。

「えっとですね。なのはさんにはやてちゃんとしている所を見られて以来、はやてちゃんが私としてくれないの
です。見られて良かったですねーなんて言ったのがまずかったですか?でも、はやてちゃんもその時はノリノリ
だったんですよ。だからはやてちゃんに今後は外でしようなんていってみたら怒られてそれ以来話もまともに聞
いてくれないです。どうしたら良いんでしょうフェイトさん?それと、外でするときはリインがはやてちゃんの
服の中に隠れてするってのはどうでしょう?なかなか良いと思うですよ。羞恥に震えるはやてちゃんの姿を直接
見れないのは残念ですけど、でも――」

 ぺちゃくちゃぺちゃくちゃと小さい口から伝わる言葉の意味がさっぱり意味不明で、とりあえず係わりたくな
いやこの人と思ってしまったのも仕方のないことだと思いたい。
……因果応報?いやいや、私はもっとまともだったと思うんだけど、そうだよね、シャーリー?と、しら~っと
勘弁してよこの人たちという視線でこちらを見ているシャーリーに聞いてみたところ、

「……五十歩百歩」

 と。よく地球の諺知ってるよね!さすがシャーリー!やるねっ!なーんて事を言っている合間にもリインがぺ
らぺらぺらぺらとしゃべりつつ嫁のしでかした事は旦那が責任とれとか時折はやてちゃんは可愛いです、とかな
んとかのろけてくれやがりましてからに本当、勘弁して欲してください。
 あぁ、助けてなのは。
 


おわり。


381:(ω・`ミэ)ピチピチ
08/08/07 23:54:50 +slzs56g
いじょー.お目汚し失礼致しました.
頭悪い文章で申し訳ありません(ノ▽`;

謝罪ついでになんか書いてきますね.

テキストエディタ|(ω・`ミэ)ピチピチ

382:名無しさん@秘密の花園
08/08/07 23:57:53 EYtmtPrn
もうバカすぎて(褒めてますよ?)笑えるwww
ミッドチルダはどうしちまったんだwwwww

383:名無しさん@秘密の花園
08/08/07 23:59:34 kJ7cAW6z
それでこそピチピチたんww
GJでしたwww

384:名無しさん@秘密の花園
08/08/08 00:10:16 Zp11l5Ch
こりゃたまらん、素敵すぎるw
GJです!
なのはさん可愛いよなのはさん

>それと、外でするときはリインがはやてちゃんの
服の中に隠れてするってのはどうでしょう?

賛成です^^

385:名無しさん@秘密の花園
08/08/08 02:08:11 K5/FWG6d
>>375 終わりです。

>>376 スバティア時同様、その後は好きなように脳内補(ry

>>377 一行目には私も同意。
サウンドステージとかでシグアギが正式にお互いを認め合うエピソードなんかあったらいいな~と思いつつ。
なのはの世界において真の漢の雄叫びといえば「ておあー」しかないでしょうがw

>>378 姐さんは絶対時代劇好きだと思いまして・・・。
ポケ○ンネタはそのうちヴィータあたりにやってもらう予定。

>>ピチピチ氏
バカだwいい意味でバカだww
GJ!!
私はエロ書けないんでうらやましい。。。

386:名無しさん@秘密の花園
08/08/08 03:05:57 503gedTs
ラブラブ夜間飛行エッチというのを思いついたがどうだろうか?
飛びながらそりゃもう色んな汁を撒き散らしちゃうわけで。

387:名無しさん@秘密の花園
08/08/08 07:57:03 OZGc+8hC
「はぁっ……ん! あふぁ!」
「見て見てフェイトちゃん!
フェイトちゃんのお股からスケベな汁がどんどん溢れて来てるよ? ほら♪」
「ゃ……みせ、ないでぇ……っああ?!」
「空高くに居るとは言っても、お外だし誰かに見られちゃうかもしれないね?
今の涎を垂らして感じちゃってるフェイトちゃんを見たら、みんなどう思うかな?」
「ぃ、やぁ……」
「よし、段々高度を落としてみようか?
もしかしたら下に誰か居るかもしれないよ?
スターズとかライトニングの子達が居たら面白そうだよね」
「!?」
「うわ、中の締まりが良くなって来たよ?
もしかしてイキそうなの?」
「ぁ……っく…! いくっ! いくぅ!!」
「いいよ。 変態なフェイトちゃんはお空でイッちゃえ♪」
「あああああ!!」

「冷たっ!」
「どうしたの、スバル」
「いや、雨……なのかな?
それにしては何か粘り気があるような……」
「…………(あそこに居るの、やっぱりなのはさん達だったんだ……///)」
「……ティア?」
「スバル。 今日はもう戦闘訓練止めにして、お風呂に入るわよ」
「え?」
「(あんなの見せられたらムラムラして来ちゃうわよ、全く……!)」

388:名無しさん@秘密の花園
08/08/08 08:25:43 oYAStncI
ちょw朝から何書いてるんだwGJ

389:名無しさん@秘密の花園
08/08/08 14:39:23 XSuTeObO
このバカップルは何をやっとるんだw

390:名無しさん@秘密の花園
08/08/08 15:13:45 eDiEiZtc
飛行プレイが六課で静かなブームになるんだな。
上空で鉢合わせしたら気まずいどころじゃないだろうなw

391:名無しさん@秘密の花園
08/08/08 15:17:22 Zp11l5Ch
何気にやる気満々のティアにワロタw

392:名無しさん@秘密の花園
08/08/08 16:14:17 4AGg9qLu
その後ティアは風呂場でスバルとしたのか、
声を押し殺して一人・・・だったのかが気になる。

>>400
IDがディエチ

393:名無しさん@秘密の花園
08/08/08 19:28:38 Vv72mHtn
スバティアは「飛行」はできないからウイングロードで
空中路上プレイというよくわからん状態になるな

394:名無しさん@秘密の花園
08/08/08 19:42:23 flW7tbL8
>>402
声を圧し殺してしてたら、スバルに見つかって、そのままお仕置きタイム。

普段はティアナ≧スバルだけど、ニャンニャンの時はスバル>ティアナな気がするぜ。

395:名無しさん@秘密の花園
08/08/08 19:54:07 J4S/56se
ティアナとフェイトさんはネコのイメージ
でもたまに王子様タイム

396:名無しさん@秘密の花園
08/08/08 21:16:24 mHYj6a+N
>>405
やあ同志。
やっぱあの二人には相方への依存イメージやヘタレっぽさがあるからかなぁ……。

397:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 00:09:49 3eVv4oq1
>>405-406は我の同志。むしろ、猫耳被ったフェイトさんがなのはさんに犯されないかなぁ。

398:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 00:26:34 PRwhBK5K
乱暴にされながらも感じちゃうんですね、わかります

399:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 00:27:28 qQ0a1FX9
最近はフェイトさん攻めがマイブームです

400:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 00:48:19 A/O/96MP
むしろ両方受けで行きましょう
そしてどっちも相手から動いてくれるのを待っててまったく進まない関係

401:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 01:22:50 xXkLY8uZ
>>410
アリサとかはやて辺りはそこでどっちかを押してくれそうなイメージ

402:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 01:40:12 15E2Ysh8
本編見る限りではフェイト受けですよね
なのはになら何されてもいいよ的な……
そしてある時そんなフェイトに責められてドキドキするなのははきっとかわいいよ

>>410
そういうもどかしいの好きだ

403:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 01:50:12 3xtztioW
なのはとフェイトがもし普通のおにゃのこ

だったら初対面で間違いなく一目惚れ




なのはが前を歩いている同じ征服の金髪乙女(アリサだと思ってる)に声を掛ける

振り向いてみるとアリサじゃなく知らない娘(フェイト)

なのは しばらく見とれる
向こうから声を掛けられて慌てて謝る
フェイト、満面の笑みで許しちゃう
なのは フェイト惚れる

愛の力で会話が続いてそのまま一緒に登校
会話中にふとフェイトと目が合いしばらくフェイトを見つめるなのは
うっっとりしてる時にアリサとすずかが乱入
空気を読めない2人になのはが連れて行かれる(日直とかだろjk)

フェイトは笑顔で手を振ってくる
なのは フェイトにべた惚れ



はいはいおやすみおやすみ

404:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 01:58:35 6H+Irupv
>空気を読めない2人になのはが連れて行かれる(日直とかだろjk)

この1文を読んだだけで夏だなぁって思える

405:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 02:05:22 xXkLY8uZ
言いたいことはわかる。でも妄想を上手い文章にできる人はあんまりいないからな。

406:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 03:11:45 15E2Ysh8
なのははフェイトの外見好きみたいなんでシチュが違ってたり相手がアリシアでも好きになるかもしれないけど
フェイトがもし普通の生まれだったら今とは別の性格だろうから、現状のようになのはに強い好意を寄せることはないかもしれないなぁ

なのフェイ(フェイなの)好きとしては、なのはは外見だけじゃなくフェイトの中から滲み出る儚げで優しい雰囲気がツボだったと思いたい。
フェイトはフェイトで、例え普通に生まれなくて母親に愛されなくても
自分の外見がなのはの興味を惹いて現状になれたというなら、アリシアのクローンでもかまわないと思っててほしい。

407:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 03:56:51 SK23w0h2
おまえは何を見てたんだ?
外見だけで好きになったわけないだろ

敵として現れたのにどこか寂しげな瞳をしていたフェイト
自分に初めて正面から向き合ってくれたなのは
その二人が全力でぶつかって友情(恋愛感情?)が芽生えるのが一期だろ


408:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 04:11:46 LlAreTWk
>>417
だなあ。

ただ、IFとしてのテスタロッサ家の普通の双子として生まれていたら、は興味がある。
なのフェは双方が興味を抱く要因が無くなってるだろうから、普通にアリすずポジの親友で終りそうかなと。
まあそこで色々とシチュを妄想してカプるのが楽しいんだが。

409:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 04:12:52 ZPjktCxd
アリサさん、ヴィータさん、ティアナさん、そしてフェイトさん・・・。
なのはさんと心を通わせた人は皆、なのはさんと一戦交えてるな。
これがマーシャルアーツ・コミュニケーションというヤツか。

410:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 04:46:43 cyiT3LiP
流れぶった切って投下良いですか?

411:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 04:47:57 D0GR7q+v
なのはさんの魔力=実はフェロモンとかではないかと。
SLBとか浴びた日には一週間はなのはの事しか考えられなくなるとか。

ちなみにフェイトさんはなのはフェロモンの中毒患者(薬物的な意味で)。

412:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 04:48:46 15E2Ysh8
>>417
寂しげな瞳に惹かれてるわけだから
外見だけでないにしろ外見に惹かれたのも事実に思える

まぁアニメに細かい設定を追求するのはよそう

>>419
ヴィヴィオもね

413:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 04:49:19 D0GR7q+v
>>420
どうぞどうぞ。

414:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 04:55:31 EPhR8Moe
普通の双子の場合でもフェイトの性格が内向的根暗ぼっちで被支配欲プンプンのままなら速攻でなのはさんが突撃して
言葉のSLBかましてフェイトおちてナノハナノハナノハナノハコースじゃないのかな
なのはフィルターは美少女がぼっちなのを絶対に見逃さないし許さないはずさ
逆に元気で強い子だったら親友はおろか接触すらないような気もする


415:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 04:56:32 A/O/96MP
>>418
その場合フェイトさんはなんだかアリシアに惚れてそうなイメージが
アニメみたいに急激にくっつくイベントなさそうだからなのフェイは友達止まりって気がしないでもない

>>420
wktk

416:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 05:27:14 VfCPkCGk
>>420
ぜひぜひ

417:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 05:41:47 5kDNcEc5
投下マダー?

418:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 05:51:00 qQ0a1FX9
>>422
寂しげな瞳も外見的な要素だとは思うけど、そんなに外見に拘る理由は自分もよくわからないな
自分はむしろなのはさんこそフェイトさんの中身に惹かれたと思ってるくらいだから
心のどこかで寂しさや憂いを帯びてる名前も知らない子に、家で孤独を感じていた自分を重ねていたって感じで


419:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 05:52:40 qQ0a1FX9
>>420
投下の邪魔になってたらすいません。
構わず投下してください。
wktkしてます

420: ◆6Gzt0D6RRc
08/08/09 09:53:06 cyiT3LiP
(´-`).。oO(言えねぇ。最初の2レス見て不貞寝したとか言えねぇ


>>193-194の続き。
待たせた割に1レスしかなかったり。

421: ◆6Gzt0D6RRc
08/08/09 09:53:29 cyiT3LiP
「っ―」

唇が触れた場所からは、一瞬にして淡い熱が広がり、まるで神経毒のように全身を冒していく。
痺れたように動かない体。頭の中に響くのはフェイトさんの楽しげな声。
昨日は本能のままに蹂躙したにも拘わらず、こうもあっさりと受け入れられるなど、思いもしなかった。
驚くと同時に、顔がにやけてくる。これはつまり、昨日のようなことをまたさせてくれると言うことだろうか。
頭の中でリピートし続けるフェイトさんの声に被って、昨日の情景が鮮明に再生されていく。

いつもは飄々として私を振り回す彼女が、弱々しい声で、もうやめて、と懇願する。
それは私の嗜虐心をいたずらに煽るだけ。とびきりの笑顔を浮かべて、ぐちゃぐちゃになった秘所に指を突き立て、かき回す。
イったばかりで敏感になっている彼女は、あっという間に絶頂に押し上げられて意識を手放す。
だけど、そのまま休ませるつもりは毛頭無く、さらなる刺激を加えて、沈んだ意識を引き上げ、そのまま高みに放り投げる。
意に反して休む暇無くイかされ続けた彼女は、息絶え絶えに私にすがりつく。上目遣いに見上げる紅い瞳には、いつのも挑戦的な光はなく、弱々しく、何でもするから止めて、と訴えかける。
その顔を頭に焼き付けながら、そっと抱き起こしやさしくキスする。表情がほころんだ彼女を抱き締めるように腕を背中に回す。
一度抱き締めた後、するりと腕を背中から下ろす。頭の上に疑問符を浮かべた彼女に微笑みかけながら、白いお尻を軽く撫でてから彼女の蜜で濡れた指を菊座に押し当てる。
その瞬間、彼女の瞳孔がキュッと縮まる。その絶望しきった表情を、細めた瞳で見下ろしながら、指をゆっくりと挿入する。
もしかしたら、と思っていたが、指はあっさりと彼女の中に飲み込まれていく。
初めてでないなら、遠慮は要らない。指をもう一本増やし、中をかき回す。
一気に彼女の体から力が抜け、私に寄りかかってくる。座っていることすら難しいようで、体を横にずらすとそのままシーツにうつぶせに突っ込む。
どうしようかと少し考えた後、私は彼女の後ろに回ってお尻を掴んで持ち上げる。うつぶせでお尻だけを高く掲げた、女の子には耐えられないであろう姿勢。事実、彼女は真っ赤な顔で私を睨んでくる。
だけど、それは私を煽るだけ。皺の一つ一つが見えるほど顔を近づけて、再び指を挿し込む。耳に飛び込んでくるのは、羞恥に快感が混じり合った悩ましい声。
その声に誘われるように、舌を伸ばして入り口の周りを舐める。不思議と躊躇いはなかった。ただ、もっと彼女のあの声が聞きたい。それだけだった。
羞恥に染まった制止の声を燃料に、彼女の不浄の穴に下を這わせる。部屋の中に響くのは涙声になった彼女の喘ぎ声……

―だから、ギンガにもシてあげる

では無かった。
後ろからキスされたはずなのに、いつの間にかフェイトさんは私と向かい合う位置に居る。加えて背中にベッドの感触。
つまりは、回想の世界に旅立っている間に、フェイトさんに押し倒されていたという事。

「フェ、フェイトさん……あの、”シてあげる”って、なに……を……?」
「何って、ギンガがシてくれたことだよ?」

答えなんか分かり切っているはずなのに、敢えて聞いてしまうのは人の性だろうか。
予想通り過ぎるその答えに、冷や汗がダラダラと流れる。
全く昨日の私はなんて事をしてくれたん。

「だって、こんなに気持ちいいこと、独り占めしちゃズルイでしょ」
「そ、そんな、お気遣いは……」
「遠慮は要らないよ。私たち”恋人”同士じゃない」

照明を背にしたフェイトさんの顔は、逆光でよく見えない。
だけど、その表情は確かに笑っていた。無邪気な子供を装う悪魔ように。

全身を走るのは、背筋がゾクゾクするような高揚感。
前にもこんな気分を味わったことがある気がする、と現実逃避を始めるけど、答えはあっさりと見つかってしまった。
昨日フェイトさんを苛めているときも、こんな高揚感に操られていた気がする。
今度の私は一体何を求めているのだろうか。
敢えてした自問に答えはなく、代わりにフェイトさんの宣言が耳に刻まれる。


―極楽に、逝かせてあげるよ♪

422: ◆6Gzt0D6RRc
08/08/09 09:53:56 cyiT3LiP
と、いうことで、百合姫なフェイトさんでした。
コミケまで暇がなさそうなのでまた焦らしプレイに(ry

423:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 12:25:55 3eVv4oq1
>>431GJ!なのフェイが一番好きだけど、他のやつもいいな。乙でした!

424:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 19:38:28 PMrkNW8K
GJ!
いつもながらエロいギンフェイで大好物ですわ

425:名無しさん@秘密の花園
08/08/09 20:16:37 OM0F4il8
>>431に期待

426:435
08/08/10 00:25:00 XkWJYBMX
ごめん選ブラ壊れてた

427:名無しさん@秘密の花園
08/08/10 01:34:59 Umw5QNEp
ギンフェイいいなぁw
自分の中ではなのフェイに対抗できるぐらい好き

428:名無しさん@秘密の花園
08/08/10 02:15:11 AJIgVQau
ギンフェイの対になる組み合わせ、スバなのを簡潔に表してみた。

「なのはさん……4年前のあの日から、私ずっとなのはさんのことが好きでした!」
「私も大好きだよ、スバルのこと」
「ほ、ほんとですか!じゃ、じゃあ……き、きキスを……」
「スバルはいい子、いい子」
なのはは笑顔でスバルの頭を優しく撫でる。
「あ、あのなのはさん、私の事……好き、なんですよね?」
「うん、スバルも、ティアナも、みんな大好きだよ」
「あ、ああ……そういうことですか」
「どうしたの?スバル、急に元気なくなっちゃったけど大丈夫?」
「ティイイアアアアア」
スバルは泣きながらなのはの前から駆け出した。

429:名無しさん@秘密の花園
08/08/10 04:26:04 Z0S3ReZW
自分の中でなのフェイなのに対抗出来るくらい好きなのはフェイティア!
二人の絡みをすっとばして三年後なんて酷いよ!

それはともかく、かなり間があいてしまいましたが(毎回ですけどorz)
まだ続くのかよと言われながらも続き投下します……


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