08/04/10 00:04:24 Ru4NHp3f
>>3 いいねぇ。春だなぁ。
情景がわからないので、勝手に妄想してみた。
住宅街のはずれの小さな児童公園。今日は子どもたちの姿もない。
錆びたブランコ。塗装のはげた滑り台。時間の狂った時計塔。
申し訳程度に植えられた、さほど立派ともいえない一本の桜の木。
木製のベンチでひざ枕をする二人の女の子。
年の頃は十七、八か。大人でも子どもでもない季節。
横になっている子は静かに目を閉じ、
座っている子のぼんやりとした目は虚空に注がれている。
二人の顔立ちや背丈はずいぶん違うのに、その雰囲気は驚くほど似ている。
はらはらと桜の花びらが舞う他は、公園のなかだけ時が止まってしまったようだ。
二人の周りを薄い、本当に薄いベールが覆っている。
ちょっと触れただけで壊れてしまいそうなのに、
それは永遠を約束されているようにも見える。
なぜだろう、こんなに胸が苦しいのは。
ついこの間、咲き始めたと思った桜は、もう半ば散ってしまった。
そう、時は止まったりしない。私の春はいくつも過ぎていった。
南からのやさしい風に吹かれて、花曇りの午後のやわらかい光のなか、
遠い昔に置き忘れてきた夢のかけらに、ふと私は出逢う。
もう十年近くも会っていない。あの子はいまごろ、どうしているだろう。
なーんてね…フフ。