★The L word・Lの世界に萌えよう!in百合板★2at LESBIAN
★The L word・Lの世界に萌えよう!in百合板★2 - 暇つぶし2ch886:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/15 08:12:35 DmEd9Gh4
前回長過ぎたので今回短めです。貼るなうぜぇという人はスルーを。という事でSS投下。




彼女が短く鋭い叫び声を上げてイッたあと私は重く息を吐いて彼女の上にぐったりと覆いかぶさった。
そのまま彼女の肩に顔を埋めて荒い呼吸が収まるまで無言でいた。
数分後ゆっくりと身体を起こして隣に仰向けに寝転がる。
「…眠った?」
暫くして彼女の耳元で囁く。反応なし。溜息を付いてサイドボードの上に置いてあった煙草に手を伸ばす。
どうしてこうなってしまったのか。どこで歯車が食い違ってしまったのか。全ては優柔不断な自分のせいか。
言葉では言い表せない複雑な思いが込み上げてきて苦い顔で溜息と共に煙草の煙を吐き出す。
ベッドから立ち上がり足元に散乱している衣服を取り上げて身に着け始める。
「シェーン…帰るの?」
後ろからニキが声を掛ける。後ろを振り返る事無く返事を返す。
「…うん。」
「ジェニーが気になる?」
「…彼女がお膳立てしてくれたんだ。気にする必要もないでしょ?」
「なら何故泊まってくれないの?」
「何を今更…お互い割り切った関係でしょ?」
ジャケットを羽織りサイドテーブルから携帯とキーを取り上げニキに向き直って軽く手を上げる。
「じゃ…また。」
広い室内を出口に向かって歩く私の背中に枕が投げつけられたが気に掛ける事無くドアを開けて出た。


887:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/15 08:13:10 DmEd9Gh4
運転しながら時計を確認する。
「一時…か。」
ジェニー…彼女は眠らずに待っているだろう。いっそ先に眠っててくれた方がどんなに気が楽か。
あの時彼女は言った。私の事は理解していると…。理解?いや支配だろう。ニキとの事に関してもあのフォトスタジオに関しても。
ジェニーは支配力、独占欲が強すぎる。子供のころから一匹狼同然に生きてきた私にとって拘束は一番の苦痛だった。  
彼女から告白されたあの日何故彼女にキスしてしまったのか。
私が彼女を愛するのは友達としてでそれ以上でもそれ以下でもない。
あの時断ったとしても彼女はそれを受け入れただろう。そして私もこんな思いをしなくて済んだのだろう。
しかし彼女と関係を持ってしまった。やはり父の言う通り私にはマッカチョンの血が流れているのだ。
もしかするとそれを一番分かっているのが彼女なのか?彼女が私の事を理解しているというのも強ち嘘ではないのかもしれない。
そう考えれば考えるほど私の人生は彼女の掌で踊らされていると感じる。
決して彼女が悪いわけではない。それどころか優柔不断な自分が不甲斐ないのだろう。
分かっていても彼女に対する怒りが湧いてくる。思わずブレーキを踏みハンドルを両腕で叩く。
このまま家へ帰れば必ず彼女と口論になるだろう。車を降りてドアに寄り掛かり煙草に火を点ける。
気を落ち着かせる様に大きく煙を吸い込む。
隣に住むベットとティナがニューヨークへ引っ越すことになり私は寂しい思いをしている。
デイナを失い今また二人の親友がここを去ろうとしている。いつまでも一緒にいられる分けじゃない事は判っていても
やはり寂しさは否めない。ジェニーとはずっと一緒に暮らしていけるのだろうか。否いつかは彼女も私の元を去るだろう。
不意に彼女の顔を見たくなった。不安定な関係ながらでもいい少しでも長く一緒に居られるよう努力してみよう。
煙草を捨てると車に飛び乗りアクセルを踏み込んだ。


888:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/16 10:30:21 pDUOE9S6
誰のとこイッタの?

889:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/17 09:56:54 O+BaJfCR
いつも楽しみにしてます。もっとエロ高めsharmenお願いします

890:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/22 09:31:09 W933y9sW
SS投下。貼るなうぜぇという人はスルーを。




何も変わらないいつもの朝。
シェーンとカルメンが手を繋いでプラネットのドアを押して店内へ入りいつものメンバーが座る席に近づく。
ベットと共に先に来ていたティナは意識して二人を見ないように雑誌に目を落とした。
ティナの背後をシェーンが通過する時偶然に指先がティナの背中に触れその瞬間小さく身体が振るえ思わず目を閉じる。
「ティナ…どうかした?」
ちょっとしたティナの変化を察してベットが訝しげに尋ねた。
「ううん。なんでもないわ。」
彼女たちの向かい側にシェーンとカルメンが椅子を引きながら皆に声を掛ける。
「おはよう…。」
「おはよう。今朝も随分ゆっくりね。」
アリスがサラダを口に運びながら二人に向かって言う。
「うん。昨夜も遅かったから。ね?」
シェーンがカルメンにウインクをして相槌を求めカルメンは軽くシェーンを睨んで肩を叩く。
ティナは戯れる二人を視線で捕らえてシェーンを見る。その時偶然なのかシェーンもティナに視線を合わせ
意味ありげな微笑みを浮かべそれを見てティナは目を逸らした。
暫く雑談をして時間を潰す。ティナがベットに耳打ちをしてレストルームに向かった時シェーンはそれを目で追って
自分も席を立つ。鏡に向かって化粧を直しているティナの横で鏡越しに見詰め指先でその肩を撫でる。
「…誘ってる?」
「莫迦言わないで…。」
「冷たいな。あの時はあんなに熱かったのに…。」
シェーンは冗談なのか本気なのか読み取れない口調で囁く。
「…シェーン。あれは間違いだったの。一度だけの過ち。」
「…冗談だよティナ。あなたたちの関係を壊す気なんてないから。」
シェーンはティナからあっさりと身を引いて席へ戻って行った。
ティナは深い溜息を付いてあの時を思い出した。

その晩はベットとカルメンが仕事で遅くなりアリス、シェーンと三人で食事した後で軽く飲みアリスを送ったあとシェーンの車で
戻った時だった。何の意図もなくシェーンを誘いワインを飲み始めた。
口当たりのいい飲み心地につい飲みすぎてシェーンに抱えられてベッドに寝かされた。その時偶然にシェーンの唇がティナの頬に
触れた。二人の間に緊張が走り気付くと唇が重なっていた。
決してベットに不満がある訳では無い。それどころか今までにないくらい幸せを感じていた。
全てをお酒のせいにする積りは無いがそこからはもうお互い何の躊躇いもなく求め合った。
シェーンのセックスは荒々しい中にも経験豊富なテクニックがあり愛し合っているベットとのセックスとは違って単純に快感だけ
を与え合うようなセックスは始めての体験だった。
全てが終わった後ティナは猛烈な後悔に襲われて塞ぎこんだ。
「…ティナ…」
「…ベットには黙ってて…お願い。」
「分かってる。私もカルメンには知られたくないから…。」
シェーンはそそくさとベッドから降りて服を身に着け無言で出て行った。彼女も後悔しているのだろう。
後始末をする為にベッドからけだるい身体を起こした。

891:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/22 09:32:03 W933y9sW
翌日からは二人に起きた事を悟られないように振舞った。出来るだけシェーンには係わらないようにした。
「そんなに意識して私を避けると余計に変に思われるからいつもの様に振舞って。」
すれ違いざまに耳元で指摘され戸惑う。自分が必要以上にシェーンを意識していることに。
シェーンはそれ以降ティナに対してモーションを掛ける事も無く以前と変わりない態度で接した。
始めから何もなかったように。ティナにとってそれは願っていた事だったにも関わらず寂しい気がした。
そんな矛盾を抱えて数ヶ月を過ごした頃ベットが出張で二日間家を空けると知らされた。
当然プラネットでその話題が出てシェーンもそれを知る事となった。随分日がたった今ティナでさえ
あれが夢の中の出来事だったように感じた。
今ではシェーンを気にかける事なくベットと幸せに生活していてそれを再び失う恐怖を味わいたくなかった。
それでもどこかでもう一度あの快感を望んでいる自分がいてシェーンが誘いをかけてきたら断る自信が無かった。
ベットが出張に出た朝。ティナが彼女を空港に送って帰って来て裏口に回った時シェーンとカルメンが
楽しそうに庭弄りをしていた。
「HI…シェーン、カルメン」
ティナが声を掛けると二人は同時に振り向いて手を振る。
「ベットを空港まで送ってきたところなの。」
「そう。明日までは寂しいわね。」
「いや結構羽を伸ばすつもりかもよ?」
「シェーンならそうでしょうね。私が一日でも家を空けたらきっと一晩中帰って来ないんじゃないかしら。」
くすくすと笑いながら冗談を言い合い戯れる二人を見て軽い嫉妬を覚えた。
「ホント仲が良くて羨ましいわね。どう今夜うちで食事でも。」
「ティナ…ゴメンなさい。今夜は二人とも仕事で遅くなりそうなの。」
カルメンが残念そうに謝罪する。
「明日でもよければ喜んで。どう?」
シェーンはティナの肩に手を回して擦りながら尋ねる。シェーンにとってそれはなんでも無い行為だろう。
しかし今のティナはそれさえも誘われているのでは…と感じざるおえなかった。
「そう…そうね。明日にしましょう。」
変に意識している自分にうんざりしながら頷いた。


892:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/22 09:32:40 W933y9sW
次の日。
夕食の用意をしながら考える。
私はシェーンの事を意識しているのにシェーンは私の事はなんとも思ってないのか。
私は彼女と再び寝たいと願っているのだろうか。一方ではベットに知られる事を恐れている。
考えても答えの出ない自身の心に溜息を着いた。
「どうしたの?溜息なんかついて。」
その時後ろから声を掛けられて驚き振り返る。シェーンが腕を組んでドアフレームに寄り掛かかっていた。
「シェーン…。まだ準備中よ。」
「わかってるよ。…ひとつ忠告に来た。」
ティナに近づいてミニトマトを摘んで口に放り込む。
「何よ。忠告って。」
「私の事意識し過ぎ。自身過剰なんて言わないでよ?あんなに目で追われれば誰でも気付くって。」
「…シェーンは平気なのね。私といても。」
「ティナ…。本当の事言うとチャンスがあればもう一度あんたと寝たいと思ってた。だからプラネットで
誘った時もしティナがそれを受け入れてくれてたら状況は変わってたと思う。酷いほうにね。だから今は
感謝してる。あの時拒んでくれた事に。冷静に考える時間を与えてくれた事に。
今私はお互いのパートナーを傷つけたくないと思ってる。私はカルメンを失いたくない。
ティナだってベットを失いたく無い筈でしょ?ならあの事は忘れるのが一番だよ。私達の間には最初から
何もなかった。二人の間にあるのは友情だけ。OK?」
「…OK。」
「…今夜の夕食楽しみにしてるから。」
その日の夕食は楽しく終わった。ベッドに入った時シェーンの事で悩んでいたのが嘘のように心が平静に
戻っていた。シェーンも自分と同じ思いをしていたと聞いたときから。自分だけが苦悩していた分けでは
なかった。悩みを共有したかっただけなのかも知れない。小さな微笑を浮かべて思った。
『ベット早く帰って来てくれないかしら。』と。






893:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/22 12:46:33 31qnUFSC
キンモー><
Tibetteを巻き込むなボケ

894:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/22 13:03:25 CvwH4QdG
仲間内でこっそり浮気しほうだいのヤリマン LezGirlsの小説化

895:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/22 13:22:14 2Gn3cCkd
へええ 私はTibetteにはそんなに思い入れないから単純に面白いと思ったけどね
いろんな感想があるもんなんだ
S5オープニングの妄想LezGirlsの中では、シェーンとティナが一番ありそうかなとは
思ったけど


896:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/22 21:26:52 MSdVGYqR
もしかしてシェーンは総当たり戦?w
シェーン中心に作るのなら、ベット、アリス、ヘレナとかもあるのかな?
まさか・・・キットも?www
それに、そうだなあ、シェーンと誰か男性との絡みも見てみたいなー
第一候補はやっぱりマーク?
それとも意表をついてティムとか いやありえん

897:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/22 23:38:51 2Gn3cCkd
なるほど、総当たり戦か
その中ではアリスとの絡みが一番書くの難しそうな気が
そして見てみたいような、見たくないような…

898:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/23 13:24:00 kmdpHd4p
Shinaが来るとは思わんかったからつい読んでしまった

899:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/23 22:36:21 UlfwBMOb
>>897
両方ガチだからシビアな図柄かも

900:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/28 23:24:13 htLKFsxe
明日が楽しみ

901:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/29 15:12:12 L4LZ98xX
SSお休みですか?

902:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/29 18:21:42 We58BL8w
えええー ショックだぽ

903:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/29 23:57:18 IBt/lQIv
うそ~~~ん

904:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/30 02:02:53 /KPI6SFp
楽しみにしてたのにナシですか・・・

905:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/31 22:19:45 L9ed+qjf
もしかして規制に巻き込まれたのでは。。。

906:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/31 22:39:45 m1WQpjyc
アサヒの社員だったのか!

907:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/01 01:35:09 yFzyAMD+
単発IDだらけでひどいな

908:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/01 22:03:45 pTiwviYE
今週はぜひおながしまつ

909:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/05 09:10:24 7ZeqleHe
ネタが底をついたのですがみんなはアナザーストーリーなんかは受け入れられますか?
もう本編が終わってしまったのでそこからネタを拾うのは限界でふとそんなことを考えてます。
SS投下。貼るなうぜぇという人はスルーを。





ジェニーが死んで二週間が過ぎた。
「もしもし…モリー?シェーンだけど…。」
「うん…。」
「…ジェニーの葬儀…来てくれてありがとう。」
「…どうしてる?…落ち込んでない?」
「大丈夫だよ…。なんとか…ううん…やっぱり大丈夫じゃない。モリー会いたいよ。会いたい。」
「うん…わかった。どうすればいい?シェーンの家にいけばいい?」
「うん…待ってる…。待ってるから。」
モリーはジャケットとバッグを掴むと急いで家を出た。

シェーンの家に着いてドアをノックする事さえもどかしく呼びかける。
「シェーン!」
彼女の到着をドアの後ろで待っていたかの様に直ぐにそれは開いた。二人は見詰め合う。
二週間前の葬儀の時二人は言葉を交わしていたいたがその時に比べシェーンはかなりやつれて見えた。
「…モリー…会いたかった…」
「もう大丈夫だから…。私はここにいるから」
シェーンはモリーにしがみつく様に抱きついた。モリーもそんなシェーンを何かから守るように抱きしめて
優しく髪を撫でた。お互いに無言で抱き合っていたが暫くしてシェーンがその腕を緩めた。
「…ゴメン、モリー…。本当はこんなとこ見せたくなかったんだけど…」
安心したように照れくさそうな笑みを浮かべてシェーンはモリーを見て言った。
「ううんいいの。大切な人を亡くしたんだもの当然よ」
シェーンはモリーの手を取ってソファーへ導いた。
「…話したい事が山ほどあるんだ」
「うん…。全部聞くから何でも話して」
モリーはシェーンの背中を擦りシェーンは頭をモリーの肩に持たせかけた。
「何から話せばいいのか…。ああ…手紙。前に店で会った時私に手紙をくれたと言ってたよね。あれ実は
ジェニーが隠してたんだ。私何も知らなくて…」
「…うん」
「モリーも知ってると思うけれど彼女の死因も未だにはっきりしてなくて…。警察も事故死なのか自殺な
のか…それと他殺の線も疑ってる。私達も彼女に対して多少の不満は持ってた。でもそれで彼女を殺そう
なんて考えない。私達は親友だったんだよ。…いや私にとってはそれ以上だった。モリー…私とジェニー
はセックスをする関係だった。彼女は私に対して恋愛感情を抱いてると告白してくれた。私はそんな彼女
を拒否して傷つけることが出来なかった。彼女を恋愛対象と考えたことも無かったのに…。私はあの時
拒むべきだったのかな…。そうすれば彼女は死ななくてよかったのかな…」
シェーンの頬を一筋の涙が伝う。
「シェーン…。それは誰にも分からないと思う。人は一生の間に何千回何万回もの選択肢を経験すると
思うけど私はそれに正解なんてないと思うの。だってそうでしょもう一方の選択肢を経験するなんて
出来ないから。だから少しでもベストの人生を歩めるように考えて決める。あなただってそうして答え
を出したんでしょ?」
「さあ…。私は流される事の方が多い気がするし自分の為の選択肢なんて選んでいない気がする」
モリーは寂しそうに笑うシェーンの頬にキスして彼女の場合はそうかもしれないと思う。
「今からでも遅くないわ。…あなた自身が幸せを望むのなら」
「…そうだね」
シェーンは躊躇ったが口を開いた。
「モリー…あのパーティーでの事だけど…。実はフィリスから頼まれたんだ。君と別れてくれって」
「…漸く言ってくれた。あの後ママから聞き出したの。シェーンが何の理由も無くいきなりあんな事
言い出す分けないと思ったから。でもあなた自身からその言葉を聞かない限り何度でも自分を犠牲に
しそうで…。だから私からは何も連絡しなかったの。いつかあなたから告白してくれるのを待って」
モリーがシェーンの頬を優しく擦りながら言うとシェーンはその手を取り唇に持って行った。


910:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/05 09:12:05 7ZeqleHe
「…まだサーフィン旅行の有効期限は切れてない?」
「…勿論」
「フィリスからの祝福は得られないかもしれない。それでもいいの?」
「その覚悟がなきゃ今頃私はここにいない」
シェーンはモリーを引き寄せて唇を重ねた。そのままモリーの首筋にキスをしながら身体に手を這わせた。
「待って…シェーン」
モリーがその手を上からやんわりと押さえる。
「何?」
「もうひとつ確認しておきたい事があるの。…前の時と状況が似てると思わない?」
「どういう意味?」
「あなたの親友が亡くなった時そのときの恋人と結婚の約束をしたんでしょ? でも結局駄目になった。」
「…それで…また私がモリーから逃げ出すとでも?」
「そうじゃないわ。ただ…本当に私の事愛してくれてるのか不安なの」
シェーンは溜息を付いてモリーの目を覗き込む。
「モリー…あの時も私は本気だった。本気で彼女と一緒になりたかった。愛していたよ」
「うん…分かった。私も愛してるわ。シェーン」
モリーは漠然とした不安を振り払う様にシェーンの身体をソファーに押し倒した。

一時間後。二人は全裸で抱き合ってソファーにいた。
シェーンはモリーの肩を抱いていてモリーはシェーンのペンダントを指で弄んでいた。
「ここを出ようと思ってる」
「この家を?」
「うん。ジェニーがいなくなって一人だけで暮らすにはここは広すぎるから」
「そう。もう次の部屋は決まってるの?」
「ううん。まだ何も決めてない。これから探してみるよ」
「ね…一緒に住んじゃだめ?」
シェーンが喉の奥で笑ってモリーのこめかみにキスをする。
「嬉しいよ。でもフィリスが許してくれるとは思えないけど…」
「…ママの事は言わないで。前にも言ったと思うけどこれは私の人生なんだから私が決める」
「…それは考えた末の選択?」
モリーはクスクスと笑いながら聞くシェーンの頭を軽く叩いた。


911:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/05 09:12:31 7ZeqleHe
後日。二人はフィリスの部屋に居た。
「それで二人は一緒に暮らしたいと?」
フィリスは煙草に火を着けながらシェーンに聞く。
「そうです。ああ別にあなたに了承してもらわなくても結構ですから」
「そうでしょうね。でもあなたモリーとは別れたと思ったけど?」
「…最近偶然に再会したんです。それで話し合ってお互いがまだ忘れられないと確認しあったんです。」
「そう。モリーあなたはそれでいいのね? 後悔しても遅いのよ」
「後悔するのはママでしょ。今私が望むのはシェーンと一緒に居たいという事だけ」
「だからその一時の感情に流されて全てを台無しにしてもいいのかといってるの」
「…何度話し合っても無駄だわ。行きましょ…シェーン」
モリーは溜息を付いて立ち上がりシェーンを促した。
「待ちなさいモリー。いいわ、あなたの気持ちは分かった。でもこれだけは覚えておいて。あなたたちに
何かあっても私には頼らないでちょうだい」
「ママに言われるまでも無いわ」
外に出るとシェーンがモリーの手を取った。
「モリー…本当を言うと君との事まだ迷ってる」
「うん。分かってる」
シェーンは不審な顔で即答するモリーの顔を覗きこむ。
「…分かってる? 分かってて一緒に住むって?」
「でも自身があるの。あなたを私に夢中にさせておく事に」
シェーンの頬にキスをする。するとシェーンは声を出して笑い始めた。
消極的な自分に対して前向きな考えをするモリーの発言に心が軽くなったように感じる。
シェーンは自分にはやはり彼女が必要だと改めて思う。
「いいね。君のそういう自信のあるところ大好きだよ」
「何がそんなに可笑しいのかしら?」
「いや…それじゃどうやって私を夢中にさせるのかゆっくりと見させてもらうよ」
「ok…早速家に帰って分からせてあげる」
モリーは涙を流して笑っているシェーンの耳元で囁いく。
「oh…それじゃ早く帰ろう。今夜は長い夜になりそうだね」
シェーンは嬉しそうにモリーにキスして腰に手を回すと二人は寄り添って歩き始めた。



912:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/09 01:03:32 tv/7co7d
エエエエエエエエロガナイ・・・・・・・・・・・・

913:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/09 23:52:33 kITl47dj
noエロnoライフ!!w

914:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/11 12:01:58 wRJKWwSt
明日はぜひエロお願いしまふ

915:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/12 08:10:52 LCP3pFk6
前回も書きましたがネタが尽きたのでこんな物を書いてみました。
もし読んでくれる人がいれば続き書きます。長編になりますが…。
つまらなければ打ち切りということで。
SS投下。貼るなうぜぇという人はスルーを。



私の名前はシェーンマッカチョン。職業は趣味と実益を兼ねてヌード専門のカメラマンをしている。
勿論女性限定の。そう、私はレズビアンだ。
ここロサンジェルスでは数少ない女性カメラマンとしてはそこそこの仕事をこなしている、と言いたい
ところだが世の中そんなに甘くは無い。
主な仕事は雑誌の中刷り広告とか企業のCMパンフレット等の女性モデルの撮影をして生計を立てている。
たまにタレントの雑誌掲載用のフォト、素人の若い女性から今の自分を撮って欲しいとヌード撮影の
依頼があるくらいだ。それでもクライアントからは賞賛の声を貰っていてそれを励みにいつかはプロカ
メラマンとして一人立ち出来るチャンスを狙っている。
今はフォトスタジオで新進女優ニキスティーブンスの雑誌用スナップを撮影している最中だ。
彼女とは以前にも一緒に仕事をしたことがあった。
彼女のスターになろうとする気迫が全身から溢れていて撮影した写真からもそれを伺うことが出来た。
私はそんな彼女が嫌いではない。私は野心家の女性が大好きだ。
しかしそれが邪魔になる時がある。特に男性向け雑誌の場合は。何故なら彼らの求める物は気迫では
なく色気だから。私は溜息を付いてファインダーから目を離す。
「ニキ……。それじゃ駄目だ。今君に必要なのは色気だよ。野心剥き出しのオーラを出してちゃ男の目
を釘付けにする事は出来ない」
「以前に撮影した時は何も注意されなかったわ」
「それはプロフィール紹介の写真だったから、あれはそのままの君を写せばいい。でも今回は
そうじゃない。どうやったら読者の目に止まるかに掛かってる」
私はカメラの前を離れてソファーでポーズをとるニキの横に座り肩に手を回した。

916:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/12 08:11:24 LCP3pFk6
「ここでする?」
彼女の耳に息を吹きかけて囁きながら右手でその腿を撫で上げる。ニキは含み笑いをして体を持たせ
掛けてきた。私は彼女にキスをして舌をニキの口中に差し入れると彼女も喜んでそれを受け入れた。
ニキの体をソファーに押し倒してスカートの中に潜り込ませた指先でショーツの中心をゆっくりと上下
させる。彼女は唇を離し呻き声を出して背中を反らす。
「…シェーン…アアッ…」
そのままショーツの横から指先を侵入させて直接クリトリスを刺激し始める。暫くそれを続けるとニキ
は腰を動かしはじめて先を促す。私はそれを無視して同じ愛撫を繰り返す。
「ね、シェーン…お願い」
焦れてきたのか声を出して求める。
「ニキ、これはセックスじゃない。これは仕事の一部なんだよ、いい写真を撮るためのね」
ニキにキスしながら言い訳するが彼女には多分聞こえていないのだろう。ヴァギナが濡れて来ているの
を確認して指を引き抜く。
「シェーン、止めないで」
彼女が私の腕を掴んで哀願する。そんな彼女を慰めるようにこめかみキスをしてドレスを直すとカメラ
の前に戻りファインダーを覗き込む。
「いいね。私を睨みつけるつもりでカメラを見て…。自分でポーズを付けてみて」
先程の愛撫で彼女の全身から私を求めるオーラが溢れている。
「シェーン、早く来て…。」
両手を広げてこちらに腕を伸ばす。私は夢中でシャッターを切り続けた。
「終わったらゆっくりヤれるからもう少し我慢して…。」
無意識のうちに私の口からその言葉が漏れた。ニキに言ったのか自分に言い聞かせる為の言葉だった
のか分からなかった。

917:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/12 08:11:59 LCP3pFk6
予定していた撮影を終えてスタジオを片付け時計を見ると十一時になろうとしていた。
アリス達との約束の時間にはどうにか間に合いそうだ。アリス、デイナ、私の親友ティナと
パートナーとの間で別れ話が出ていてそれを慰めるためにラップダンスに誘った。
私達はティナのパートナーのベットとも親友で片方の肩を持つのは複雑な思いがある。例えベットの
浮気が原因でも私には彼女を責める気はない。何故なら私もまたモノガミーではないからその類の痴話
喧嘩は何度となく繰り返していたから。
店のドアを開けアリス達を探して中に進むとダンサー達が色目を使って誘いを掛けて来る。
中には声を掛けてくる者もいたが愛想笑いで通り過ぎる。
「シェーン!こっち」
私に気付いたアリスが手を振って合図をしてくれる。
「Hi 皆は?」
テーブルにはアリスしか座っていなかった。
「ティナはもう相手を見つけたみたいだから何処かにいるでしょ。デイナはトーニャと踊ってる。」
アリスはグラスの氷を突付きながらつまらなさそうに言う。
「アリスは誰か誘わないの?折角来たんだからさ」
「うん…。あんまり気が乗らないんだよね」
「デイナでしょ?」
冴えない顔のアリスに言うと動きを止めて私を見て首を振る。
「シェーン…どうしていつもそんなに感が鋭いのかね。あんたこそ誰か見つけてくれば?」
「そうだな。じゃ、ちょっと行ってくる。アリスも楽しみなよ」


918:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/12 08:12:37 LCP3pFk6
立ち上がり好みの娘を探して店内を歩くが結局カウンターでビールを頼みダンサーの踊りをぼんやりと
見ているだけだった。ビールの追加をオーダーした時スタッフルームから一人のダンサーが出て来ると
バーテンダーに向かってウインクして声を掛けた。
「遅刻しちゃった。オーナーには黙ってて」
私は目を見張る。小柄だが素晴らしい体をしていた。小麦色の肌、豊かな胸、くびれたウエスト、
程よい腰周り、スラリと伸びた脚、ブルネットの長い髪、そしてエキゾチックな美しい顔。
すかさず声を掛ける。
「私も黙っててあげるから踊ってくれる?」
彼女は首を傾け私を見て白い歯を見せ微笑む。
「ok…本当に黙っててくれるなら」
彼女は私の手を取り空席に案内して目で座るように促す。腰を降ろすと彼女が早速私の肩に手を掛けて
膝に座る。私達はずっと視線を外さない。
「名前は?」
「…カルメン」
「私はシェーン。前からここに居た?以前来たときは見かけなかったけど」
「そう?ここに来て三ヶ月くらいになるけれど」
「店が引けたら付き合わない?」
「…ごめんなさい…今夜は予定があるの」
彼女は始めて視線を外した。…店外での付き合いはお断りってことか。
「今夜じゃなくてもいい。これでもカメラやっててよければ君の写真を撮らせて欲しい。」
カード入れから名刺を取り出して彼女に渡すと名刺と私を見比べて微笑む。
「…見かけ通りね」
「どういう意味?」
「カメラやってる人ってみんな遊び人よね」
私は肩を竦めてカルメンを見る。
「偏見だよ。そんなに遊んでる様に見える?これでも毎日一生懸命仕事してるけど」
「いいわ。そういう事にしといてあげる。」
彼女はバックに流れ始めた音楽に合わせて申し訳程度のステージコスチュームに覆われた肉体を
リズミカルに動かし始めた。時に激しく時に艶かしく私を挑発するように腰を振りダンスを踊る。
音楽が終わり彼女が再び私の膝に戻った時激しい踊りに大きく波打つ胸を凝視する私の頬を撫でて
クスクスと笑いながら囁く。
「シェーン…その目まるで獲物を見つけて今にも飛び掛ろうとしている狼のものね。」
プライベート、ビジネス両方合わせれば千人近い女性の裸を見てきている私にとってもカルメンのしな
やかな体からは目を離すことが出来なかった。
私は何としても彼女をモデルにして写真を撮りたくなっていた。
「あんなに官能的な踊りを見せられたんじゃ飛び掛りたくもなるよ。ますますモデルになって欲しく
なった。駄目かな…。」
「勿論ヌードよね?」
彼女は悪戯っぽい目をして聞く。私も正直に答える。
「うん…出来れば。あ、でも嫌なら水着姿でも全然構わないから…残念だけど」
「初対面でヌードになってと言われたの始めてだわ」
「そう?いつもの事だけど…」
肩を竦めて答えるとカルメンは声を立てて笑い始めた。
「え、いつもなの?見掛け通り相当の自信家ね。」
「自信がなきゃ口説けないでしょ。仕事だけじゃなくね…確かめてみない?」
キスをしょうと唇を近づけた時カルメンは掌で私の顔を遮る。
「ストップ…これ以上は駄目」
その時別のダンサーが来て彼女の耳元で何か囁き私にウィンクして立ち去る。
「それじゃ悪いけれどさっきの話は聞かなかった事にするわ」
カルメンは私の上着のポケットに名刺を入れて立ち上がる。
「これに懲りないで遊びに来て…さよなら、セクシーな狼さん」
私の頬に軽くキスをして別の客の席に歩き始めたが諦め切れない私は彼女の後姿に叫んだ。
「カルメン!大抵夜はミルクにいるから気が変わったらいつでも来て」
結局その日は女性のお持ち帰りをする事無くアリス達と一緒に店を出た。店を出るとき偶然に女性の膝
の上で踊るカルメンを見かけ私はその見知らぬ女性に激しい嫉妬を感じた。私が嫉妬?しかもつい先程
会ったばかりなのに…。こんな感情は何年振りだろうか。私は知らないうちに微笑んでいた。


919:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/12 18:23:57 +skYfuTs
来週もおながいしまつ。

920:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/12 18:26:51 kke1IG1h
おもしろかったので、もしよかったら続きをおながいしまつ

921:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/12 20:30:32 kke1IG1h
>>919 たった3分違いでびびったww
気があいますな

922:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/12 22:39:36 s/XJobGh
         *  .※  ※  ※.  *
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923:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/13 18:29:08 CjnlXhqt
良作!続きみたい!

924:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/17 23:23:41 CIeYpdth
職人様へ
あさってはぜひ続きをおながいしまつ
楽しみです!

925:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/19 08:53:23 dJaVsskq
前回の続きのSS投下。貼るなうぜぇという人はスルーを。





直ぐにでもカルメンに会いに行きたかった。しかし私もそれほど暇なわけでは無い。
売れていないなりに細々とした仕事が次から次ぎへと舞い込んで来てスタジオでの撮影が無い時は大抵
ロケに出かけるか打ち合わせで客先へ出向く。そろそろアシスタントを雇ってもいいと思うがいろいろ
と不都合な時もあるのだ。例えば女性と二人っきりの撮影時とか…いやこの話は止めておこう。
プライベートでは友人達との付き合い、ガールフレンドとの付き合い(今後の撮影の為にもフレンド
リーな付き合いは欠かせない)といろいろ忙しい。
そういう事情でカルメンに会いに行くどころか最近はめっきりとミルクに行く事もなくなっていた。
結局カルメンに会いに出かけたのは三週間が過ぎた頃だった。店内に入り彼女を探す。
ざっと見回したが彼女らしい姿は見つけられなかった。そこでカウンターに近づいてバーテンダーに聞
くことにした。
「ビールを。…今夜カルメンは来てないの?」
彼女は不信そうな視線を私に投げて後ろの冷蔵庫からビールを取り出し私に差し出した。
「一週間くらい前から来てないみたいだけどね」
「ふーん…どうかしたの?」
ビールを一口飲んで聞くと彼女は肩を竦めて首を振った。カルメンが居なければここには用は無い。
代金とチップをカウンターに置いて店を出た。時計を見ると十一時を回っていて中途半端に時間が空い
てしまった。カルメンの事は心配だがどうすることも出来ない。
ガールフレンドでも呼び出そうかと携帯を取り出した途端着信音が響いた。
「…シェーン?アリスだよ。今どこにいるか分かる?」
「アル?どうしたのこんな時間に。今頃はデイナとヤってる最中かと思った」
「そんな事を言ってていいのかね。誰かさんのせいで綺麗な女性が一人自棄酒を飲んでるってのに…
早く来ないと誰かにお持ち帰りされちゃうよ」
「それって誰よ…ストーカーだったりしたら承知しないよ。どこへ行けばいい?」
「ミルクだよ…アッ……シェーン?どうしてここにいないの?ここに来れば会えるって言ってたのに」
アリスの声が途切れて突然聞き覚えのある声が飛び込んできた。
「何度来ても居ないじゃない!嘘つき!やっぱり遊び人ね。あの時限りの社交辞令だったんだ。
もう来なくていいから!私も二度とここには来ない」
呂律は怪しいが間違いなくカルメンの声で激しい口調で捲し立てて電話は切られた。私は苦笑しない分
けにはいかなかった。カルメンが私に会いに来てくれた…。あの時のクールな別れ際の良さにそれなり
の関係を持つのには時間が掛かると踏んだのだが彼女から会いに来てくれた。
私は急いで携帯をアリスに掛け直す。
「アル!私が行くまで彼女…カルメンを引き止めておいて」
「大丈夫。こんな状態じゃ何処へも行けやしないって。もうフラフラだよ。親友として言わせて貰うけ
どストレートの娘に手を出すのはどうかと思うよ。遊び相手ならいくらでもいるんだからさ」
「ああ…アリス。あんたが心配するような関係じゃないしストレートでもないと思うよ。彼女はティナ
達と行った店のストリッパーだよ、あんたのゲイダーも性能が落ちたんじゃない?」
「違うね、彼女はストレートだよ。あんたのゲイダーこそストレートもゲイも見境無くヤってるから壊
れてるんじゃないの。ゲイの店で働いているからってゲイとは限らないし。それと嘘は良くないよ。
あんた彼女にここで待ってるって言ったそうじゃない。でも何度来てもあんたは居なかったって…」
「ああ、説教ならそっちへ行って聞くからとにかくそこに居て」
私は急いで車へ戻りミルクへハンドルを向けた。


926:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/19 08:54:14 dJaVsskq
ミルクの店内に入るとまるで話が通じているように客たちが道を開けシェーンを導いた。
そこにはテーブルに酔い潰れているカルメンと彼女に付き添うようにアリスが居た。
「アリス、ありがとう連絡くれて。それでどうして彼女がここに?」
カルメンの隣に腰をかけ彼女の顔を覗き込みながら聞く。
「そんな事知らないよ。ここに来たらマスターが私にシェーンを探して連日ここへ来る女がいるって教
えてくれて…それが彼女って訳。私が彼女に会った時には既にこんな状態で男の名前を呼んでた」
「男の名前?」
「確かマークとか?」
「…とにかく今夜は私の家に連れて帰るから車まで彼女を運ぶの手伝って」
カルメンをなんとか後部座席に乗せ私は運転席に乗り込んだ。
「アル、今夜は色々とありがと。おやすみ」
「酔い潰れてる女性に手、出しちゃ駄目だからね」
そう言ってドアを閉めたアリスに私は中指を立てて見せた。

927:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/19 08:54:51 dJaVsskq
久し振りに我が家へ帰ってきた。ルームメイトのジェニーは体調不良で数ヶ月前から実家に戻っていて
私も最近はスタジオのベッドで寝起きする事が多く滅多にここに戻る事もなくなっていた。
鍵を開けて中に入ると閉じこもっていた空気が一斉にドアから流れ出す。自分の部屋の空気も入れ替え
ベッドを整えて急いでカルメンを迎えに行く。
「カルメン…起きて。家に着いたよ」
「…頭痛い…水…」
座席に横になったまま頭を抱えて呟く。
「中に入ろう。さあ、立って」
私はカルメンをサポートしながら外に立たせた。彼女は頭を抱えたまま回りを見回す。
「ここどこ?私の家じゃない」
「ここは私の家だよ。さあ、歩ける?」
「ごめん…私家に帰らないと」
彼女を支えながら歩く私に抵抗して後ろに戻ろうとする。
「カルメン…じっとして。私だよ、シェーンだよ」
「シェーン…?」
安心したのか彼女の膝が崩れかけ急いで抱き上げる。この時ばかりはアシスタントが居ない事で重い機
材を自分で運ばなくてはならず否応無く鍛えられた体に感謝した。そのままベッドに運んで横に寝かせ
る。
「今、水を持って来るからね」
声を掛けて洗面所に行きアスピリンを手に取りキッチンに戻り冷蔵庫のミネラルウォーターを取り出し
てベッドに戻る。
「さあ、これを飲んで…」
彼女は体を起こして素直にそれを飲む。
「これで少しは楽になると思う」
無言で首を縦に振って再び横になるとほっとしたように目を閉じた。
「…シェーン…ありがと」
「どう致しまして」
小声で礼を言うカルメンに首を振って部屋を出る。車に戻り荷台から積んだままに為っていた写真、ネ
ガ、今は使わなくなったカメラなどを裏の暗室兼倉庫にそれらを放り込んだ。そしてそこのテーブルに
は家を空けている間に溜まった郵便物(隣に住む親友のベットとティナのカップルが留守中にそれらの
面倒を見てくれていた)が置かれていた。ここに届く郵便物は私的な物ばかりでざっと差出人に目を通
す。そこにはジェニーからの物もあり早速手紙を読む。彼女は仕事のストレスから精神的に追い込まれ
て自殺未遂を起こし今は実家で静養中だった。そこには体調の回復と新しいガールフレンドが出来た事
が書かれていた。順調に回復している様でほっとする。その後ざっと家の中を片付けて寝室に戻った時
既にカルメンは熟睡していたがが苦しいのか着衣が乱れていた。少し躊躇ったが彼女のシャツに手を伸
ばしてボタンを外す。窮屈そうに押し包まれていた豊かな胸が開放されたよう目の前に曝け出て私は思
わず唾を飲み込む。誰も見ていないにも関わらず言い訳が口を突いて出る。
「苦しそうだからボタンを外したからね。ブラも外した方がいいかも…パンツも緩めた方がいいね…」
彼女の着衣を緩めた後で自分もタンクトップとショーツ姿になってカルメンの横に滑り込み彼女の顔を
見る。彼女のこめかみに軽く唇を押し付けた。
「おやすみ…カルメン」


928:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/19 21:25:24 mqAMRUCb
来週もおながいします。

929:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/19 23:00:51 avXApziS
おもしろかったでつ!!
来週もぜひ!!

930:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/24 23:53:03 e4kx4B+Z
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +


931:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/25 00:46:42 WFM7+XQ2
wktk!!

932:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/26 08:06:34 Ib+AwLqC


前回の続きのSS投下。貼るなうぜぇという人はスルーを。





日が高くなり始めた頃ベッドのバウンドで目が覚めた。隣から呻き声が聞こえて横を見るとカルメンが
額に手を当てて苦しそうに喘いでいた。私は振動を与えないようにゆっくり起き上がりサイドボードに
用意しておいたアスピリンと水を差し出した。
「アスピリン…飲む?」
彼女はゆっくり頷いて体を僅かに起こしそれらを受け取ると口に運んだ。
「あんなになるまで飲むからだよ。何があったか分からないけれど自棄酒は感心しない」
薬を飲み下すと再び彼女は横になり大きな溜息を付いて目を閉じた。
「シェーン…ごめんなさい。今は眠らせて…」
自分がどこに居るか自覚はあるらしい。
「ok…これから仕事に出かけるけどここ自由に使っていいから。食べ物は冷蔵庫に冷凍食品がある。
鍵をここに置いておくから出掛けるなら戸締りは忘れないで。ゆっくり眠って」
私はクロゼットから着替えを取り出して部屋を出ると静かにドアを閉めた。


933:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/26 08:08:04 Ib+AwLqC
この日の夜はヌード撮影の予定が入っていた。
ブロンドの若い女性が依頼主で数日前に細かい打ち合わせは終えていて今は本人をリラックスさせる
ためにお茶を飲みながら雑談を交わしていた。
「さてと…そろそろ始めようか」
私はローブ姿の彼女の手を取りライトの当たっているセットの中央に導いた。
休憩を挟みながらの二時間など瞬く間に過ぎ終盤に差し掛かった頃に私の名前を呼ぶカルメンの声が聞
てきた。その声はカルメンの姿が見えると同時に途切れた。
「カルメン!こっちに来ちゃ駄目だ」
私が注意した時、既に彼女はヌード姿のクライアントを凝視していた。私は急いでクライアントに駆け
寄りローブを肩にかけた。
「ゴメンね。いつもなら部外者は立ち入らせないんだけど」
振り返ってカルメンに批難の目を向ける。
「どうやってここに?鍵は掛かってた筈だ」
「ミルクでこの場所を聞いて…。それとこれ」
彼女は怯んで後ずさり目に謝罪の色を浮かべて鍵の束を私に見せた。
それは私が家を出るときに置いてきたスペアの鍵束だった。自分の失態に天を仰ぐ。
「OMG!今は仕事中だからギャラリーの方に戻っててくれない?もう直ぐ終わるから」
彼女は小さく頷くと踵を返した。
一時間後。私はカルメンとギャラリーでテーブルを挟んで向き合っていた。二人の間に微妙な空気が漂う。
「怒鳴ったりして悪かった。でも相手は素人だからそれなりに気を使わないと。…二日酔いはどうなの?
多少は良くなった?」
彼女は無言で頷く。私は立ち上がり回りを歩き始めた。
「…私を訪ねてくれたという事はモデルになってくれる決心が付いたのかな?」
「どうしてヌードなの?」
彼女は周りの壁を飾っているヌード写真を見回して私に質問する。
「…女性のヌードがこの世で番美しいものだから。いつかはプロのヌードカメラマンになりたいと思っ
てる…。でも実際は厳しい世界だからこのままで終わるかもしれないけどね」
この年になって自分の夢を語るのは照れくさい。
「脱いでもいいわ」
「…条件は?」
「一緒に住んでる彼の様子がおかしいの…外泊が多くて。それで少し探ってほしいんだけど」
「マーク?」
「彼を知ってるの?」
「寝言で呼んでた。彼に直接聞いてみた?」
「…夜のバイトに行ってるって。でも詳しいことは言わない」
「うーん…怪しいな。調べるのは簡単だけど君には辛い事になるかも。それでもいいのならやってもい
いよ。詳しく聞かせて」
「彼とはニューヨークにいた時に知り合って結婚の約束をしたけれど彼の両親に反対されてロスに駆け
落ち同然の様に逃げてきたの。二人で色々な所で働いたけれど彼は長続きしなかった。上流社会で育っ
た彼には他人の下で働くというのは大変なことだもの。私は踊る事さえ出来ればどこででも働くことが
出来る。近頃では仕事を探すことさえしなくなった彼の分も稼がないといけなくて。始めは男性相手の
ストリッパーをやってた。でも彼があまりいい顔をしなかったからゲイ専用のあの店に変わったの。
こっちへ来て暫くすると彼の外泊が増えてきて…」
「なるほど…交渉成立だ。それじゃ早速脱いで貰おうかな」
「待って、待って…まさか今すぐに?」
「何か不都合でも?こういう事は気が変わらないうちに済ませたほうが」
彼女は立ち上がって深呼吸を繰り返す。
「さあ、セットも整ってるしカメラもスタンバイしてる。ね?」
考える時間を与えないで今が押し切るチャンスだった。
「ok…ok」
両手を胸に当てて自分を落ち着かせている。
「いいわ…でも撮影だけよ」
「勿論。さあ」
私は彼女の手を引いてスタジオに案内して着替え用の個室を指差す。
「あそこのロッカーにローブが入ってるからそれに着替えて」
彼女は頷いて入って行った。私は急いでカメラのフィルムを交換しアングルを確認した。
それほど待つことなく彼女はローブ姿で部屋から出て来た。


934:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/26 08:09:58 Ib+AwLqC
「ここに来て…」
私はセットのソファーに座って隣の席を手で叩いた。
「ヌード撮影に一番必要なのはリラックスすること。カメラの前でリラックスするのは難しいけれど
いい写真を撮る為に努力して。せっかく決心してくれたのだから必ずいい写真を撮るよ。まずBGMに合
わせて体を動かしてみて。ポイントでこっちから注文つけるから」
彼女は頷いて立ち上がるとローブの腰紐に手を掛け躊躇いながらそれを脱ぎ捨てた。
私は彼女を見ないようにしてローブを拾い上げてカメラに駆け寄ってファインダーを覗き込む。
ライトに照らされて全裸で少し困ったように立ち竦む彼女は息を飲む美しさだった。
 
「お疲れ様!これ飲んで」
始めてのヌードでしかも二時間もの撮影に耐えた彼女を労って冷えたビールを差し出す。
ソファーにぐったり座り込んで無言でそれを口に運ぶ。私はソファーの後ろから彼女の肩を解すように
マッサージをする。
「とても綺麗な体をしてるね。おかげでいい写真が撮れたよ。あ、前から気になってたんだけどあの
タトゥーはどういったものなの?」
「私が子供の頃亡くなったパパを表してるの。」
「ママは?」
「メキシコで家族と一緒に暮らしてるわ。うちは大家族で毎日がパーティーをしてるみたいで…」
家族のことを語る彼女は楽しそうだった。きっと家族のことが大好きなのだろう。
「幼い頃からプロのダンサーになるのが夢でシニアハイスクール進学前に従兄弟を頼ってニューヨーク
へ出てきたの。ブロードウェイ・ダンス・センターに通って…あの頃は遊ぶ時間なんてなかったけれど
毎日が充実してた。」
マッサージに気持ち良さそうに目を閉じて独り言のように呟く。


935:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/26 08:10:56 Ib+AwLqC
「いつロスへ?」
「半年程前。今ではあんな所でラップダンス踊ってるなんて…笑っちゃう」
「なんで笑うのさ。生きる為に働いてるだけじゃん」
私の両腕は彼女の首筋を左右からマッサージした後ゆっくりとローブの上から胸に向かって降りる。
「シェーン…そこのマッサージは遠慮するわ」
彼女の乳房の上にある私の両手をソフトに押さえながら笑って言った。私は彼女の耳にキスをして囁く。
「うん…。マークとは会って何度目で寝たの?」
「二度目。彼とは出合った瞬間に恋に落ちたの」
「私もカルメンに会った瞬間、恋をしたよ」
「シェーン…ゲイに偏見はないわ。じゃなきゃあの店で働いて無ない。でも私にはマークがいて彼を愛
してるの」
「でも彼は君を裏切ってる…」
私は彼女の体から手を放してソファーを飛び越えてカルメンの隣に座り顔を覗きこむ。
「薄々は気付いてるでしょ。ただそれを認めたくないだけで」
彼女の顔を指先でなぞりながら徐々に唇を近づけ囁く
「そろそろ次の恋を探してもいいんじゃない?」
唇が触れ合う瞬間彼女の目は閉じられ私は軽いキスをする。
「どう?同性とのキスは…」
そっと唇を放して囁くと目を閉じたまま彼女は答えた。
「柔らかい…」
私は再び唇を重ねて次第にキスを深めて行く。舌で彼女の唇を味見してその口が開くのを根気良く待つ
とおずおずと唇が開かれ素早く彼女の口に舌を滑り込ませる。私達の舌は踊るように絡み合い空気が必
要になるまでキスを中断しなかった。彼女の首筋にキスを繰り返しながらソファーに押し倒しローブの
合わせ目に手を這わせ素足を撫で上げる。
「…シェーン」
カルメンは私の手首を掴んで動きを阻もうとした。私は苦笑してキスを繰り返し時間を掛けて彼女の体
を解そうとした時私の携帯が着信を告げ渋々それを取り上げた。
二、三、言葉を交わして携帯を切った私をカルメンはどこかホッとしたように見る。
「カルメン…ゴメン。残念だけど急な仕事が入って今から外出する事になった」
私は撮影機材を手早く片付けながら声を掛ける。時計はもうすぐ十一時を回ろうとしていた。
「こんな時間に?」
立ち上がりながら安堵と失望が入り混じった複雑な表情で尋ねる。
「…この仕事に時間なんて関係ないから。送って行くから着替えて」
私の車は十五分後にはカルメンのアパートに向かって走りだしていた。
「近いうちにマークの顔写真と行き着けの店を調べておいて欲しい」
カルメンは無言で頷く。
「何?どうしたの機嫌が悪そうだけど」
「…別に」
「途中で止めちゃったから怒ってる?」
「ばか!そんな筈ないでしょ。私はマークを愛してるんだから」
「さっきからそう言うけれど彼のこと信じてないのに愛してるって言える?信頼関係が崩れたから醒め
るのか醒めたから信頼関係が崩れるのかは分からないけど」
彼女はそれには答えないでじっと前を見詰めたまま結局アパートに到着するまで口を開かなかった。
車を止めて助手席に回り彼女のためにドアを開ける。
「今夜はお疲れ…マークが戻ってるといいね」
「ありがとう…お休みなさい」
カルメンはやはり元気なさそうに呟いて私と視線を合わせないまま中に入っていった。私は小走りに車
に戻り呼び出しのあったシェリー・ジャフィのビーチハウスに向かってアクセルを吹かした。


936:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/26 15:37:25 gY0T5XKr
シェ・・シェリーとのイチャコラは薄めに
カルとのはガッツリ系で、来週もおながいしまつw

937:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/26 18:07:17 thWmGBUi
希望としては上に同じくw
今回もすごく面白かったので来週もぜひおながいしまつ

938:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/27 10:08:13 L24gwcsQ
カルメンとのエロは詳細にキツめでお願いします

939:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/27 23:06:44 bVk7/RBc
イヤイヤ、シェリーとのイチャコラは
がっつりとお願いします。

940:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/27 23:18:42 paoO1L1p
シェリーとの絡みは結構でつ…
カルメンと絡みをぜひよろしくおながいしまつ

941:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/28 12:12:30 KXk87D3N
とにかくセクロス部分多めで。

942:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/30 14:25:07 XJ/RsN87
ラブシーン沢山入れて下さいm(_ _)m

943:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/30 16:35:04 xV+JnnWw
妄想好き欲求不満カルメンヲタうけるwww

944:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/30 23:42:01 OgwVpdTJ
シェリーオタもいます。
シェリーもよろしくお願いします。

945:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/01 16:14:03 jozbSwOz
Shollyヲタもいるお

946:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/02 07:54:24 ctAZhUbb
【海外】「トップガン」の教官役で大ブレイクしたケリー・マクギリスが同性愛者であることをカミングアウト…「Lの世界」にゲスト出演も
スレリンク(mnewsplus板)

947:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/03 08:06:03 UHfw1Lyz

前回の続きのSS投下。貼るなうぜぇという人はスルーを。







彼女は私の膝に跨ってディルドーを体内に納め激しく腰を上下に動かしている。その口からは絶えず
呻き声が洩れその手は絶えず私の背中を掻き毟っている。激しい痛みが襲うがそれに劣らぬ喜が更に彼
女を責めさせ私の腰も止まる事無く彼女を突き上げる。
「…シェーン!また、イく!」
もう何度目か分からない絶頂で背中を弓なりに反らせる。私の背中にしがみ付いて震えが止まるのを
待つ。そしてそのままぐったりと私の胸に寄り掛かりヴァギナからディルドゥーを抜いて満足したよう
に溜息を付いた。大学に通う娘がいるようには見えない柔軟で張りのある体を優しく寝かしてヘッドボ
ードから煙草を咥え火を着けた後彼女の口元へそれを持って行く。
「…雑誌社との契約も増えつつあるようね」
呼吸が静かになった頃、大きく吸い込んだ煙を吐きながらセックスで枯れた声で私に言った。
「シェリーが紹介してくれたクライアントのお陰でね」
「そんな皮肉言わないの」
私がペニスバンドを外しそれを床に放り投げると彼女は自分の煙草を私の唇に挟んだ。
「ね、何か必要な物とか足りない物はない?何でも言って」
彼女の手が私の肩から腕に滑り降りる。それとなく彼女の腕を外してベッドを降りる。
「プライベートスペース、ギャラリー付きのフォトスタジオを提供して頂いただけで十分ですよ」
煙草を咥えたまま床に散乱していたショーツとジーンズを履いてシャツを拾い上げる。
「前のあんたなら『あなたが欲しい』って言ってくれたのに」
「そんな時もあったかな…」
私はシェリーと視線を合わせないで頬にキスをしてドアを開いた。
車の横で煙草を捨て明け始めた空を仰いで溜息を付き車に乗り込んだ。


948:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/03 08:07:21 UHfw1Lyz
そのままスタジオに帰りベッドに潜り込んで次に目覚めたのはお昼を回っていた。
はっきり覚めない頭で携帯を掴みケリーに電話をする。
「Hi…久し振り」
「Hiシェーン、随分久し振りね。どうしてた?ここんと連絡もくれなかったのに」
「うん、ゴメンね。先月から忙しくて…本当だよ」
「分かってる。ミルクの連中に聞いてるから。あそこにもあまり顔を出してないようね」
「そうなんだ。今日会えない?」
「…いいわ。今夜そっちに行ってもいい?」
「ok…今日は撮影がないから七時以降なら何時でも」 
通話を終えた後頭をはっきりさせるためにシャワーを浴びる。私はケリーに頼んでマークを誘惑して貰
いそこを写真に収める積りで居た。要はマークが浮気をする人間かどうかを確認すればいい分けでわざわ
ざ今の浮気相手を探るよりこの方が効率がいいと判断した。ケリーは背が高くショートのブロンドが美
しい美人だ。彼女がバイトでスタジオに配達物を運んでくれた時に知り合った。私達は会った瞬間惹か
れあいその場でセックスして以来彼女が仕事でここに立ち寄る度に関係を持った。しかし彼女がバイト
先の事情で首になってからはたまに連絡を取り合って会う程度の付き合いになっていた。シャワーの後
遅いランチを取るために私達の溜まり場であるプラネットに出かけた。この店は親友のベットの姉のキ
ットが経営していてゲイが多く出入りするカフェバーで夜になるとライブも開催される結構有名な店だ。
中に入るとアリスとデイナが顔を寄せ合って小声で何か話していた。私は邪魔をしないように離れた席
に着きウェートレスに合図をしてオーダーする。それほど待つことも無くキットがオーダーしたサンド
イッチとダブルショットを運んで来て隣に座る。
「どうなってるの?あの二人」
キットがアリスとデイナを見ながら私に言う。
「さあ…。今は自分のことでいっぱいいっぱいだから」
それを聞いたキットは私を見た。
「何…また問題起こしたの?」
サンドイッチを口に運びながら私はうんざりして顔をしかめる。
「またって…。」
「だって女のことでしょ?」
私は無言で口を動かし続ける。
「ほらやっぱり女のことじゃないか」
キットに代金を払ってダブルショットとサンドイッチを一つ掴んで立ち上がった。
「シェーン…ほらもう余計なおしゃべりはしないから座って」
彼女は笑って私の座っていた椅子を叩く。目で彼女を制して席に戻る。
「長居するとまたあんたに余計な事を言いそうだから向こうに行くよ」
キットは立ち上がってカウンターに戻って行ったが今度はアリスが私の隣にきて肩を叩く。
「あれからカルメンどうしたの?」
どうしてこんなに私の周りにはお節介が多いのだろうか。
「どうって…家に連れて帰って寝かせただけ」
疑り深そうな目で私を見る。
「本当かな。あんたがあんな美人を放っておく分け無いんだけどな…」
ニヤニヤ笑いながら私の顔を覗き込む。
「そういうアリスはどうなってるのさ、デイナと。キットも心配してたよ」
「うん…はっきりしたらシェーンにも話すからさ」
「そう。じゃ行くね。Bye」
引き止める隙を与えないで席を立ち店を出た。このまま居るとアリスは色々と詮索してくるので早々に
立ち去るのが無難だ。スタジオに戻った後打ち合わせの合間に現像作業をして、ケリーがスタジオを訪
れたのはギャラリーを観覧していた客の対応をしていた時だった。私は目で彼女に奥に行くよう促した。
三十分程で客が帰ったあと戸締りをしてスタジオの奥にあるプライベートスペースに向かった。
そこはダブルベッドが置いてあるだけの部屋で片隅にシャワールームがあり寝泊りするには不自由しな
い程度のものだった。部屋に入るとケリーはシャワーを浴びていた。直ぐに服を脱いでシャワールーム
の扉を開けて中に入ると彼女は背中を向けてシャワーに打たれていた。彼女の体に手を回してその肩に
キスをする。

949:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/03 08:09:04 UHfw1Lyz
「ケリー…頼みたいことがあるんだけど」
歯を立てて肩に噛み付くとその口から溜息と小さな喘ぎ声が洩れる。
「…何?」
「ある男を誘惑して欲しい」
「誰?」
「詳しい事は後で…」
ケリーを抱きしめようとした時彼女の体はするりと私の腕から抜け出してシャワールームの扉に手を掛
けて笑った。
「詳しい事はベッドで…でしょ?」
そう言い放って出て行った彼女の後姿を見送りのんびりとシャワーを浴びて出るとケリーがベッドに座
りビールを飲みながら紙切れを私に差し出す。
「カルメンって娘がシェーンに渡してって」
私は驚いて彼女に尋ねた。
「彼女がここに?」
「ビールを取りに暗室に行ったら彼女がスタジオに入ってきて…これ」
そこにはスペアキーの束が…。そういえばあの時返して貰うのを忘れていた。
彼女の手から写真と紙切れを奪い取りざっとそれに目を通し再び彼女にそれを返す。
「誘惑して欲しいのは彼。メモにあるのが彼の情報と行き着けの店。そこに行けば会える筈だから後は
ケリーに任せる。」
彼女は急いで身支度を整えて居る私を目を丸くして見詰めている。
「まさかどこか出かけるの?」
「悪い。泊まっていってくれても構わないから。帰るならロックを忘れないで…あ、彼とコンタクトが
取れたら連絡して」
慌てて部屋を出る私を彼女が呼び止める。
「シェーン!」
「何?」
「彼…タイプかも。本当にヤっちゃってもいい?」
「ご自由に」

外に出て辺りを見渡すが既にカルメンの姿は無かった。
車に飛び乗ってアパートに向かったがそこに彼女の車は無く続いて彼女の職場に向かった。
店内に入り手近にいたダンサーにカルメンの事を聞くがまだ見かけていないとの事だった。私はスタッ
フルームに押し入り彼女を探す。
「カルメン!カルメン!」
「シェーン!」
ローブ姿でメイク中の彼女が小走りでやって来て私を自分の席に引っ張る。
「どうしたの?こんな所まで」
「いや…マークに関する資料を持ってきてくれた礼を言おうと思って」
周りを見回し壁に掛かっているラメ入りのマスクを手に取り眺める。
「わざわざその為だけに?」
「その…君があった女性だけれど彼女にマークを誘惑してもらうように頼んだんだ」
「誘惑?どういうこと?」
それを顔に付けて鏡を覗くと彼女がそれを取り上げ壁に戻す。
「彼が浮気してるか探って欲しいと頼まれたからこちらから仕掛けて彼が応じるか見る」
「けれど彼を誘惑して欲しいなんて頼んでない」
「一緒のことでしょ?要は彼が浮気をするような人間かどうか確認出来れば」
「彼は次々と浮気するような人間じゃないわ」
「一度でも約束事を反故する人間は何度でもそれを繰り返すよ、浮気に限らずね。それほど自信がある
なら賭けてみようか?」
パーティションから隣のダンサーが顔を覗かせこちらを伺う。彼女にウインクして微笑むとカルメンが
私の顔を両手で挟んで視線を合わせる。


950:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/03 08:10:08 UHfw1Lyz
「何を?」
「もしマークが誘いにのったら私と付き合う…。どう?」
「…あなたに会いにミルクに出かけた時周りの人が教えてくれたわ。いろいろと」
彼女が呆れたように肩を竦めて言って私は首を振り溜息を付く。
「あることないこと…ね。それじゃこうしよう。君と付き合えたら他の女性とは寝ないように努力する」
「だからどうしてそうなるの?あなたと付き合う気はないから」
「でも、キスさせてくれた」
「あれは…」
彼女の目が空を彷徨う。その隙を狙って彼女の唇に素早くキスをする。
「カルメン。私は恋をした事が一度しかない。そしてつい最近二度目の恋をした。あなたに」
真剣な眼差しで彼女を見詰めて告白するがそんな私から視線を外して無言でメイクを始めた。
私は溜息を付いて立ち上がりスタッフルームを出てカウンターでウォッカをオーダーした。
今迄に味わったことの無い感情が胸の中に湧き上がってそれを酒と一緒に流し込んだ。
しかし酔えないままスタジオに戻り、ベッドで眠っていたケリーを抱いた。


951:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/06 08:28:15 D1U106HG
ビアンの経験者の人に聞きたいんだけど、正常位で激しく動いてる時、シェーンとカルメンとがやってるとして、布団の中はどういう動きになってるの?
ただの貝合わせだけ?手で?それともペニバンとか付けてるのかな?詳しくシェーンとカルメンで生々しく説明きぼんぬ。


952:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/06 12:15:52 wM7ujHZf
貝合わせって何?

953:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/06 12:22:28 L6x5xWY7
>>952
ググレカス

954:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/06 14:41:41 CPUwhKXF
>>951
詳しくは知らんがシェーンペニバン説が有力

955:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/06 19:12:57 D1U106HG
カルメンの喘ぎ声いいよね。ペニバンか…、まぁカルメンはその辺り貪欲そうだもんね。じゃプールサイドのシーンでも使ってたのかな。


956:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/07 22:34:14 hAcp82Ey
ええええーSSについては??w

私はおもしろかったので次回もおねがいしまつ

957:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/09 21:19:52 bYibDyiu
明日がたのしみwktk

958:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/10 08:13:56 kfa5ile0
前回の続きのSS投下。貼るなうぜぇという人はスルーを。






翌々日からはスタジオを閉めて一週間のハワイでのロケーション撮影に臨んだ。一週間のしかもハワイ
での撮影など滅多にある事では無い。晴天時と夜の撮影は順調に進み二日間で終了したが案の定雨中の
撮影は天候に左右されるため雨待ちとなった。従って雨が降らない限り私には何もやる事が無く翌日は
朝からビーチに出た。快晴で多くの人が各々の楽しみ方で時間を過ごしていた。
ビーチバレーに興じる人々、サーフィンを楽しむ人、のんびりとビーチに横たわる人、子犬と戯れる人、
砂浜で遊ぶ子供達。歩きながら彼らにレンズを向けシャッターを切る。その間も私は無意識に女性の体
を物色していた。そして私の目がビキニ姿でデッキチェアーで寛ぐ一人の女性に止まる。銀髪に近い流
れるようなブロンドの髪が印象的でスリムな体に見覚えがあった。ロスからハワイまでのフライトに乗
務していたキャビンアテンダントだ。私達はすでに五時間のフライト中に親しくなっていた。私は彼女
に近づいて声をかけた。
「Hi…リンダ」
彼女は私を見てサングラスを取る。
「Hi、シェーン偶然ね」
「仕事は?」
「この日に合わせて休暇を申請しておいたの。シェーンは仕事だったよね?」
「そう。こっちは仕事で来てるのにハワイでの休暇なんて贅沢だよね。羨ましいよ」
「何の仕事でこっちに?」
「これ」
彼女にカメラを向けてシャッターを切ると目を丸くする。
「カメラマンなの?かっこいい。ね、撮って」
笑いながら立ち上がってポーズを取る。
「いいよ。もし良かったらこの後付き合わない?」
シャッターを切りながら彼女を誘う。
「あら、仕事は?」
「今は雨待ち。だから天気が続く間は暇なの」
「あら、撮影も大変ね。いいわ、付き合っても。それで何処へ連れて行ってくれるの?」
「私は始めてだから君に案内してもらうつもりだったのに」
「私だって観光で来たことなんてないから…」
「それじゃレンタカーでも借りて走ってみようか」
その日は夕暮れまで走り回ってリンダをモデルに撮影しまくった。
「今日は付き合ってくれてありがとう。おかげでいい写真が撮れたしそろそろ帰ろうか」
「帰り道に夜景が綺麗なタンタラスの丘があるから寄らない?」
「それじゃその後で食事でもどう?モデルのお礼に奢るから」
そこから一時間も走らないうちに目的地に着いた。私達は車を止めて公園の展望台まで歩く。
「ワオ!凄い」
眼下にはホノルルの夜景が広がっている。
「でしょ。ここはハワイ一夜景が綺麗な場所だって」

959:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/10 08:14:57 kfa5ile0
周りにも大勢の観光客がいた。私は構わず彼女のウエストに腕を回す。
「二人きりだともっとロマンチックなのにね」
「私を口説いてる?あなたってやっぱりゲイなの?」
「どうしてゲイとかストレートとか拘るの?もっと気楽に考えようよ。そうだな…私を男とか女とか
考えないで単に一緒に居て楽しめる相手かどうか考えて」
「勿論、最高に楽しいわ」
「ならそれでいいじゃん」
リンダは苦笑しながらも腰に回した私の腕を外そうとはしなかった。さらに引き寄せて耳元で囁く。
「君はレズビアンじゃない。それは分かってるから身構えないで肩の力を抜いて…ただ君のセクシーな
唇にキスしたいだけなんだ」
私は彼女の長い髪を耳の後ろに掛けそのまま耳元を優しく噛んでキスをする。彼女はうっとりと目を閉
じてされるがままになっている。
「キスしてもいい?君が許してくれるまで待ってる…」
唇を耳元から頬に滑らせて彼女の唇の端にキスして腰に回した腕を上下に撫でる。
「シェーン…」
「…うん?」
「キスだけで済むかしら?」
「…うん。キスだけ…今の所は」
二人の間にあった数センチのギャップが彼女からのキスで完全に無くなった。
すぐにリンダから口を開いて私の中に舌を絡めてきた。彼女の腰に当てた手をシャツの下に潜り込ませ
指先で素肌を撫でる。すると彼女は両手を私の頬に当てよりキスを深めた。流石に回りの目が気になり
彼女を驚かせないように静かに唇を離す。
「これ以上続けるとキスだけじゃ治まらなくなりそう」
耳元で囁くと彼女も頬を赤らめて小さく頷いた。
「ホテルに戻りましょ」
結局私達は食事もしないでホテルに戻り愛し合った。

その後も雨は降らず予定していた期間での撮影は諦めざる終えなかった。機材をロスに送る準備をして
いると携帯が鳴り発信相手を確認するとケリーだった。
「シェーン?ちょっとまずい事になって…」
「何?マークの事?」
「コンタクトが取れたらシェーンに連絡するつもりだった。本当よ。でも…その日のうちに彼のアパー
トで…それを先日スタジオで会った彼女…カルメンに見られて」
「OMG!」
「彼女マークの恋人ですって?どう言う事なの、恋人の浮気に彼女も関わってたって事?」
「ちょっと理由があって…何も話さなかった私が悪いんだ。それでカルメンは?」
「昨夜、部屋を飛び出したまま…マークが携帯にかけてるけれど電源が切られてるみたいで。」
「彼女の携帯番号わかる?」
「ううん。シェーンは聞いてないの?」
「こっちの番号は教えたけれど彼女の番号は聞いてない」
「あなたらしくないわね。いつもなら強引に聞き出すくせに」
「とにかくマークに番号を聞いてみて…ケリー?マークにこの事は」
「何も話してないわ。私だってどうなってるのか分からないんだから」
私はじっとしている事が出来なくて部屋を歩き回る。知らず知らず爪を噛む。
恋人の浮気現場を直接見せるつもりなど意図した事では無かった。少しでも彼女に与えるショックを和
らげようとマークとケリーが腕を組んで歩く程度のツーショット写真を見せるつもりだった。
私はアリスに携帯を繋いだ。
「アル…早く出てよ!アリス、アリス」」
呼び出し音が虚しく響くだけで苛立って携帯をベッドに投げ出す。
頭を冷やすためにシャワーを浴びて出ると携帯が鳴っていた。慌てて取り上げる。
「アル!待ってたんだ。今何処に居る?」
「ラジオの収録を終えたとこ。シェーン今ハワイなんでしょ」
「そんな事より昨夜カルメン見なかった?」
「…どうして?」
「いいから教えて」
「うーん…教えていいものかどうか…」
「何?彼女どうかしたの?」


960:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/10 08:16:37 kfa5ile0
「あんたが彼女狙ってたのは知ってるからさ…がっかりさせるのも悪いけど聞きたい?」
「聞きたい!」
「昨夜さミルクでカルメンに会ったらパピと一緒でさ」
「パピ!?」
「そう。今朝も二人で腕なんか組んでプラネットに来てた。一晩一緒にいてパピが手を出さないはずが
ないからね。シェーン残念、先越されたよ」
私はショックでベッドに倒れこんだ。パピは何故か私を疎ましく思っていて何かと絡んで来る。
もっと悪い事に女に手が早く私が誘うつもりでいる女を横取りするのが彼女には堪らなく楽しいらしい。
「Hello…シェーン大丈夫?生きてる?」
「…もういい…彼女が無事ならそれでいい」
「無事ってどういう意味?」
「みんな私が悪いんだ。自業自得ってやつ。仕事中に電話してごめん。おやすみ」
「シェーン!シェーン!」
私を呼ぶ声が聞こえたが無視して電源ごと切った。

翌日昼過ぎに重い足を引きずってスタジオに戻りビールを取り出してソファーに腰掛ける。携帯を取り
出して電源を入れると何件かのメールと着信があった。溜息を付いてそれを投げ出す。
自分のやる事に間違いはない。成功するのは当然のことと高を括って一週間の長期ロケにも出かけてし
まった自分が情けない。巻き込んでしまったケリーには謝りに行かなければならない。
そして問題はカルメンだ。彼女に謝罪するのは当然だがパピと一緒のところは見たくない。彼女の気持
ちが良く分かった今自分のしたことに重い責任を感じた。取り合えず着替えを持って家に帰る。
家に着くとカルメンの車が止まっていたがあたりを見回しても彼女の姿は無い。家の鍵を開けようとす
るとロックが外れていた。カルメンからは合鍵を回収していたので不信に思い静かにドアを開けるとキ
ッチンでカルメンがヘッドホンを着け腰を振りながら料理を作っていた。私はそこに立ち止まったまま
呆気に取られたが直ぐに我に返り彼女の耳からイヤホンを引き抜く。
カルメンは驚いて後ろを振り向いた。
「マークと別れたにしては随分とご機嫌そうだね。確かに彼との事は私が悪かったと思ってる。でも私
が君を好きだと知っててどうしてここに…私の家にパピを連れ込んでるんだ」
「シェーン…あ、御免なさい。アリスが隣のベットに話をつけてくれてここに泊めてくれたの。私はシ
ェーンの留守に入るのは断ったんだけれど。」
戸惑い気味に言葉に詰まりながら話す。
「それはいい。私のせいでマークの所を出る羽目になったんだから。でもパピを連れ込むなんて…」
「パピ?」
「そうパピだよ。マークの家を出た夜からずっと一緒だったでしょ?」
「シェーン…パピって誰?そんな人知らないしここには私しかいないわ」
彼女は不信気に私を見詰める。長い付き合いではないがカルメンが嘘を付くような人間ではない事は分
かる。私は何がどうなっているのか分からなくなっていた。
「だってアリスが…」
その時私の脳裏にアリスのニヤニヤ笑いの顔が浮かんだ。私は片手で両方の目を押さえて唸った。
「クソ!アリスの仕業だ」
カルメンに背を向けてアリスの携帯番号を押す。
「アリス!」
「Hiシェーン。やっと帰って来た」
「アル…今カルメンと居る。」
「本当は電話を貰った時あんたがあんまりがっかりしてたから、からかった事を白状しようとしたんだ
けど電話が切られてそれから繋がらなくなって…」
「なんでそんな事を?」
「ごめんね。最近女の子とばかり遊んで私達とは付き合い悪いじゃん?それにカルメンとのことそんな
に真剣だとは思わなかったからつい軽い気持ちで…」
私は溜息を付いたが彼女を責めるつもりは無かった。そのおかげで自分のカルメンへの気持ちも再確認
出来た。
「アル…もういいよ。私も自分の気持ちを確認出来たことだしね。でもどうしてアルがカルメンをここ
へ連れて来れたの?」
「ああ、詳しいことはカルメンから聞いて。今デイナと一緒なんだ…じゃね」
私は苦笑して携帯を切りカルメンに振り返った。彼女は心配そうにこちらを見ていた、



961:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/10 08:18:06 kfa5ile0
「カルメン…ごめん。その色々誤解してて。それにマークの事だけど私のやり方も不味かった。結局二
人の間を駄目にしたみたいで。どうしたらいい?何でも言って」
彼女は首を振って私に近づく。
「もういいの。シェーンの言う通りだった。私がマークの浮気のこと分かってて見ない振りしてた。
マークが一緒にいた彼女の名前は?」
「…ケリー」
「ケリーとマークが一緒の所を見たときは頭がパニックになって…。それでアリスに電話をして理由を
話したらシェーンの自宅の鍵をベットから借りてくれて」
「ちょっと待って。私のせいなんだから私に電話をしてくれればいいのに。それにどうしてアリスの番
号を知ってるの?」
「あなたが居ないのはアリスから聞いて知ってたから。私達気が合って良く会ったり電話したりしてる
の。アリス私に良くしてくれて彼女いい人ね」
二人が親しくしていることは初耳で驚いたがアリスがいい友人なのは間違いない。
「そうなんだ…。それでマークとはどうするつもり?」
彼女の口から復縁を望む言葉は聞きたくなかったがそれを望むなら聞き入れるしかなかった。
私達はビールを飲みながらソファーに移動した。
「…落ち着いてマークとの事考えてみたんだけど別れることに決めた。そう決めたら肩の荷が降りたみ
たいで気が楽になって」
その言葉に彼女に気付かれないようホッと息を吐く。
「でも、シェーンと付き合うという条件は無しよ」
「勿論…これからゆっくりと私のこと分かってくれればいい。さ、夕飯の支度中だったでしょ、一緒に
作ろう」


962:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/10 08:18:59 kfa5ile0
「あら、作れるの?」
「失礼な…レタスくらい千切れるさ」
彼女が笑いながら私の肩を叩いてシンクに向かい夕飯の支度の続きをしながら話しかける。
「シェーン。お願いがあるんだけど…アパートを探す間ここにおいてくれる?」
「いいよ。こっちからお願いしたいくらいだ。それで仕事はどうするの?今迄通りあそこで踊る?」
正直私は他の人間にカルメンの裸体を見てもらいたくは無かった。
「せめて…もう少し露出の少ないクラブとかに変わらない?マークと別れたなら収入が多少減っても大
丈夫でしょ」
キッチンテーブルに腰を掛けて彼女の背中に話しかける。
「でもここの家賃も払わないといけないから」
「いいよ、いらない。ずっとって分けじゃないし…これでも金銭面で苦労はしてない」
「でも…」
「気になるなら体で払って貰ってもいいけど…いや、その方が嬉しい」
彼女のヒップを見詰めて言うと気配を感じたのか不意に振り向き私は急いで視線を逸らす。
「シェーン」
振り返って軽く睨む。
「嘘だって、冗談だから。でも本当にお金は受け取らないから」
彼女が溜息を付いて首を振る。その時ある考えが私の頭に閃いた。
「それじゃ、たまにでいいからモデルになってくれる?」
「…」
「駄目かな?仕事をクラブに変えてたまに写真を撮らせて欲しい」
「…たまに?」
彼女は視線を下に落として聞く。
「そう。ちょっと待ってて。あの時の写真、まだ君に見せてなかったよね」
私はプライベートの写真は家の裏の暗室でDPE処理していた。彼女の写真も乾燥作業の最中だった。
それを急いでクリップから外して彼女の元へ持っていく。
「どう?」
彼女は20枚ほどあるプリントを手に取り一枚一枚丁寧に見ていく。その手元を覗き込む。
「美しいと思わない?完璧な体だよ。もっと君を撮りたいんだ」
「…正直、自分の体に自信がなければストリップなんて出来ない。でも…こんなに綺麗に撮ってもらえ
るのはカメラマンの腕がいいって事もあるんじゃない?」
彼女は恥かしさなのか嬉しさなのか頬を紅潮させて私を見る。
「こんな美しいモデル使わない手はない。お願いします」
彼女の手を取り哀願するように頼み込む。カルメンは唇を噛んで考えていたが暫くして頷く。
「…分かったわ」
「本当に?やった!有難う。二人でいい写真を撮ろう」
嬉しさの余り彼女を抱きしめて頬にキスを繰り返す。
「シェーン。分かったから落ち着いて。ね、食事にしましょう」
彼女は興奮する私を笑いながら宥めてテーブルに手を引いた。

963:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/10 21:25:37 vaNuNc0P
焦らしますな~
新しい登場人物までwww
来週こそおながいしまつ。
カルとガrrrrrr。

964:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/10 23:44:15 S9KtTENP
SSはいいからシーズン5まだ?

965:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/11 00:16:38 Xg1ZnVxp
>>964
29日から

966:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/11 22:55:07 KXTGbAER
SS楽しみっ
また来週おながいしまつ

967:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/16 20:57:44 BvXw0o6x
明日wktk

968:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 08:15:26 DcpOSkVs
前回の続きのSS投下。貼るなうぜぇという人はスルーを。





食後に私達はソファーに移動して寛いでいた。
「ああ、美味しかった…。時々はここに戻って食事作ってもらおうかな」
彼女が作ったマカロニチーズの味を思い出す。
「ニューヨークにいた頃からずっと自炊してたし、家族が多かったからママにも良く手伝いを頼まれた
わ。だから料理には自信があるわ。シェーンは作らないの?」
「そうだね。ほとんどスタジオで寝起きしてたから…あそこにはキッチンなんてないしね」
「でも若いのにギャラリーまであるスタジオを持ってるなんて凄いよね。しかもあんなに広い」
「ああ…でもあれは借りてるだけだから」
「それでもレンタル料は払ってるんでしょ?シェーンは何歳であのスタジオを手に入れたの?私とそん
なに年も変わらないのに」
「…大したことないよ。それより君の写真なんだけどギャラリーに出しちゃ駄目かな?プライベート写
真として取って置くつもりだったけれど予想以上の出来でさ。勿論、非売品にするけどね」
もう一度写真を眺めながら尋ねるとカルメンはそれを私の手から取り上げる。
「どれを飾るの?これなんかどう?」
その中の一枚を見せて聞く。
「駄目、駄目その写真は堅すぎる。」
「じゃこれ」
「それは誰にも見せたくない。私のプライベートコレクションに加える」
「これは?」
一枚ずつ私に見せて意見を聞く。私はそれを取り上げようと座ったまま彼女に手を伸ばす。
「カルメン駄目だよ。ほら貸して私がいいと思うのは……」
その瞬間私の手が空を掴んでそのまま彼女の上に覆いかぶさりカルメンの胸に私の顔が埋まるという状
態になった。
「…柔らかい…」
カルメンが私の頭を軽く叩く。その手を素早く取り頭上に押し付ける。いつでも拒む事が出来る強さで。
「カルメン…」
もう片方の手で彼女の頬を優しく撫でてゆっくり唇を近づけるが彼女もそれを拒むことは無かった。
私は口を開く事なくキスを続け顔を離す。私達の視線は絡み合う。
「もう我慢出来ない。もし嫌ならこの手を払いのけて」
自分の声が興奮で掠れているのが分かった。
「…シェーン…嫌じゃない…でもどうやってあなたと付き合っていいのか分からない」
彼女の声も震えていた。私は無言で彼女の首に顔を埋める。
「ミルクで聞いたあなたの噂…私には不特定な人と寝るような人とは付き合えない。愛する人に自分以
外の女性を見て欲しくないから。私と付き合うことになったら他の女性とは寝ないと言ったよね?それ
は約束?私は守れないような約束ならいらない。でも嘘だけは付いて欲しくない」
彼女は私の背中を撫でながら囁く。
「私も約束は嫌いだ。それを守れなかった時の相手の悲しみが分かるから…」
「…どうして相手の悲しみが理解出来るの?シェーンも裏切られた事があるから?」
脳裏に私の両親とシェリーの顔が浮かぶ。それを振り払うように頭を激しく振って叫ぶ。
「違う!違う!そんなんじゃない!」
「…シェーン、大丈夫だから落ち着いて」

969:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 08:17:31 DcpOSkVs
カルメンは私の頭を優しく撫で子供を宥めるように背中を軽く叩く。不思議な事に彼女に抱きしめられ
ていると私の体はいつのまにかリラックスした。撮影ロケの疲れもあって私はカルメンの腕の中で眠っ
ていたらしく気付くと彼女も私の背中に腕を回したまま微かに寝息を立てていた。どうすれば彼女を起
こさないでこの体勢から抜け出せるか考えるうちに悪戯心が湧いてきた。私の唇のすぐ横に彼女の耳が
あり舌先でその耳朶を舐めて口に含む。彼女を目覚めさせる事なくその行為に満足した私は更にエスカ
レートさせる。そのまま舌を滑らせて首筋にキスを続ける。そしてあるポイントに唇を置いた時今迄規
則的だった呼吸が乱れ私の背中に置かれた手に力が篭った。私は彼女のその反応に満足して唇を移動さ
せるとその手からも力が抜けた。少しづつ彼女に回した腕を引き抜いてそれを胸に持っていく。
私の手は女性として小さい方ではないがそれでも彼女の乳房は私の手に余る程だった。その裸体は私の
目に焼きついているがこうして実際に触れるとその大きさを実感した。力を入れても指が埋まる事無く
その弾力で押し返される。マークはどうしてこの素晴らしい体を自ら手放したのか理解できない。
でもそのおかげでこうして私がカルメンを抱きしめる事が出来る分けだが。胸から手を放して彼女の腿
に移動させジーンズの上からそっと撫で上げる。直接その肌の感触を確かめられないのがもどかしいが
今はいかに彼女の目を覚ます事無く触れていられるかだ。二本の指で脚の付け根から腿にかけて撫で続
けると眠っている筈の彼女の手が私の手を力無く押さえ付ける。カルメンの顔を見るがまだ目覚めた様
子は無い。これ以上やれば冗談では済まなくなると分かっていたがその頃にはもう自分の密やかな行為
を押さえきれなくなっていた。彼女の手をそっと外してジーンズのタックボタンとファスナーを下ろし
私は唾を飲み込んでその手をファスナーの間から忍び込ませた。下着の上から彼女の大切な部分を強い
刺激を与えないように擦る。暫く続けるとそこから指先に熱が伝わり同時に彼女の口から吐息が洩れた。
ショーツの横から直に触れようとした私の手がはっきり意思を持った手によって阻まれた。
「…あ、これはほんの出来心で…やり過ぎたゴメン」
一瞬固まったが悪戯が見つかった子供の様に愛想笑いで誤魔化す。
「……そんなに私が欲しい?」
私の手を握り締めたまま払いのける事無く掠れ声で囁く。言葉を発する事無く壊れた玩具のようにただ
首を縦に何度も振り続けた。不思議な事に私の指先は更に熱くなっている彼女を感じる事が出来た。
そっと私を押しのけて彼女は自からジーンズを脱いで再びソファーに横になろうとした。私は首を振り
彼女の手を取り立ち上がる。
「寝室で…」

私達はお互い着ている物を脱がせ合った。彼女は立ったまま全裸の私の体に手を這わせ肩から腕にかけ
てキスを続ける。
「無駄な贅肉が一切付いていない綺麗な体…鍛えてるの?」
「知ってる?カメラマンて以外と肉体労働だって事。カメラ、レンズ、スタンド、レフ板、その他諸々
それを担いで歩くんだよ。車を降りてから何キロも。嫌でもこの通り筋肉が付いてしまう」
笑って腕を曲げて三角筋から上腕筋を見せると彼女はそこを確かめるように撫でる。次に私を立たせた
まま彼女はベッドに腰を掛けて私の割れた腹筋にキスをする。
「凄い…」
「それ褒め言葉になってない…男じゃないんだから。被写体としてなら私の体と君の体、どちらを撮る
か聞かれたら迷わず答えるね。この体と」
彼女をベッドに押し倒して強引に唇を奪うと私の性急な行為に驚いて軽く抵抗する。しかしすぐにその
体から力が抜けて彼女の腕も私の背中を這い回る。私は舌で彼女の下唇を舐めて口を開くように促す。
小さく開いた瞬間舌を潜り込ませて口中を自在に犯す。唾液がお互いの舌に纏わりついて顔を離すと銀
色の糸を引く。私達は視線を外さないで息を弾ませたままお互いを見る。
「どうして急に許してくれる気になったの?」
「約束を破られた方の気持ちが分かると言ってくれたから」
「…でも約束は出来ない」
カルメンは私の首に手を回して抱き寄せる。
「うん…約束はいらない。…もうおしゃべりは止めて」


970:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 08:19:31 DcpOSkVs
偶然触れた彼女の左胸から激しい鼓動を感じ緊張を解すつもりでふざけて飛び掛った。
「飢えた狼にお預けを食らわすとどういう事になるかみせてあげるよ」
両手を頭の脇に押さえつけて唸りながら首筋を舐めて甘噛みし肩、胸、臍、脚、とじっくり時間を掛け
て最後に足の指を一本ずつ口に含んで舌で愛撫する。
「…シェーン…そこ汚い」
小さく抵抗するがそれを無視して続ける。十本の指を全て舐め終わる頃には彼女の口から悩ましい喘ぎ
声が洩れていた。彼女の体を私の唾液でマーキングすることでまるで自分の物に感じる。
「カルメン…この体は私のものだよ」
私が小指を口に含んだまま囁くと彼女は言葉なく何度も頷く。それに気を良くした私はいきなり両足を
広げてその間に体を入れ彼女の中心部に顔を近づける。まだその体の感じるポイントには一切触れてい
ないにも関わらずそこは十分に濡れていた。思わず唾を飲み込んで渇きを癒すようにむしゃぶりつく。
その瞬間カルメンは悲鳴を上げて背中を反らし私の髪を痛いほど握り締める。その痛みを無視して噛ん
で舐めて吸って飲み込む。彼女の喘ぎは絶える事無くその口から洩れている。私にとってそれは心地良
い音楽のようでいつまでも聞いていたい。
「アアッ…シェーン…もう…止めて…お願い」
一時間近くイかされる事無く延々と続く愛撫は拷問に近いのだろう。ついに泣いて中止を求めてきた。
そこで漸く体を上げてカルメンの汗でしっとりした髪にキスして囁く。
「ごめんね…美味しかった」
満足して喉を鳴らし首筋を舐めるとまるで本当の狼になった気分だった。今度は彼女を絶頂に導く為に
再び体を下ろそうとするとカルメンの両手が私の首に絡む。
「もう、許して…変になりそう」
紅潮した顔で目に涙を溜めて私に哀願する。
「でもまだイってないでしょ?」
「これ以上されたら…自分がどうなるか分からない」
「そうなったカルメンが見てみたい」
意地の悪い笑みを浮かべて軽いキスをする。
「バカ…」
彼女はキスを返し甘えた声で囁いて私の首に回した手から力を抜いた。再び脚の間に顔を埋めて彼女を
イかせる為に舌を使う。今までの愛撫で十分に高まっていた彼女の体はヴァギナに舌を挿入するだけで
両腿に震えが走った。しかし今迄聞こえていた喘ぎ声が聞こえなくなり彼女を見ると手の甲を噛んで声
が洩れるのを耐えていた。その手を外させる。
「駄目だよ、血が出てるじゃないか…」
傷ついた箇所の血を舐め取り両手にシーツを握らせる。
「両手はこのまま。噛んだりしたらイかせてあげないよ」
数分後カルメンは泣き声を上げながらクライマックスを迎えた。ラブジュースを綺麗に舐め取り満足し
た私は這い上がって彼女の弛緩した体を抱きしめキスする。
「ごちそうさま」
わざと舌なめずりしてニカッと笑う。
「…赤頭巾ちゃんになった気分だわ」
まだ涙が治まらない様子で啜り上げながらそう言って私の肩に顔を埋める。私はクスクス笑いながら彼
女の髪を撫でる。
「可愛そうな赤頭巾ちゃん…助けてくれる猟師さんはここにはいなかったみたいだね」
「ジャーン…猟師さん登場!遅すぎたかもしれないけど」
ドアを全開したアリスがライフルを構えたポーズでこちらに狙いを定めていた。私は呆気に取られて口
が聞けない状態でいた。

971:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 12:37:10 MESNcKSE
下手なSS投下すんなよ。

972:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 13:34:10 l5GCvrN/
スルー用のNGワードも添えてほしいw

973:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 13:57:35 l5GCvrN/
アリスとベットのSS、誰か書いて

974:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 15:01:25 yqo0qR58
私はおもしろかったでつ
ありがとん!!!

975:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 17:27:30 VZVLwAIb
嫌な人はスルーって書いてあるでしょ?バカ?

自分はすごく面白かったですよー!
また楽しみにしてます。

976:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 17:45:49 cV7iuseC
サラヲタきんもー☆
キモいSS書いてんじゃねーよ ばか

977:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 17:55:14 mqPnjwgk
キモヲタが書いてキモババが楽しむ
それがSS
文句あるか?

978:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 19:53:43 8KZWsPid
ある

979:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 22:25:25 Xbn793zM
今回は駄作だな

980:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 00:04:47 VZVLwAIb
>>977
はいはいそうそう
だからもう来んな

981:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/18 03:26:44 ajtpTYSd
パピとカルメン外伝が見たいな


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