07/11/07 01:27:01 XNYfPF3U
近いようで遠い。
わかるようでわからない。
せめて今カラダを重ねるこのひとときに、あなたの全てを知りたくて。
あなたの肌の感触を、熱さを、声を、少しでも多く感じたくて。
本当は食べ尽くしてしまいたいくらいに。
この夜に溺れてしまいたいくらいに。
久しぶりの強いお酒と二人きりの甘い夜に酔いしれて、夢中になってあなたの反応を求めた。
「・・・ぁみちゃん、そんなにしたら、キツイ・・・」
涙まじりのかすれた声にふと我に帰る。
アタシのカラダの下には、荒く息をつくゆみちゃんの温かいカラダ。
視界に入ってきたのは、怖いくらい白い彼女の胸元に、無数に残った紅い跡。
「あっ・・・ゴメン」
はっとして身体を離す。ゆみちゃんは何も言わずにシーツを引き寄せる。
夢から醒めた、もうおしまい。