レズカップルを襲ってレイプしたい・・・・ハァハァat LESBIAN
レズカップルを襲ってレイプしたい・・・・ハァハァ - 暇つぶし2ch550:名無しさん@秘密の花園
07/07/09 19:47:38 vtGq55I+

 私が家を出てから一時間ほどして雨が降り始め、そして瞬く間に土砂降りと化した。
 そう言えば、ニュースで台風とか警報とか言っていた気がする。けれどもう、どうでも良かった。
「まるで昨日の暑さが嘘の様……」
 雨に濡れていた所為かも知れないし、あるいは風が強かった所為かも知れない。とにかく、凍てつく様に寒かった。
「このままなら、今夜辺りにはここで凍え死ぬかも」
 夏に凍え死ぬと言うのは自分で言って冗談の様に聞こえたけれど、実際に段々と身体の感覚は痺れて来た気がする。それに、何だかとても眠くなってきた。
「でも、ここでなら幸せに死ねるかもしれない……」
 そう、ここでならお姉さまとの思い出だけを抱き締めて死ねるかもしれない。それならそれで、幸せなことだ。
「死んだら何をしましょう? 先ずはお父様とお母様に謝って、それから、それから……」
 お姉様に逢いに行きたい。
 冷たい雨に身を刺されながら、私はそのまま眠りについた……


551:名無しさん@秘密の花園
07/07/09 19:48:29 vtGq55I+

 意識は戻った。けれど体はだるくて動かないし、瞼も開くには余りに重い。
 ただ、体を打つあの感覚は消えているから、雨は止んでいる様だった。いや、もしかしたら死んだのかもしれない。そう言えば花の匂いがする。
 両手いっぱいに抱きしめたブーケの香りを柔らかな風が温かく吹き上げた様な……
ちがう、この香りは花なんかじゃなくて!
 残っていた僅かばかりの力を振り絞って起き上がり瞳を開く。このまま力尽きてもかまわない。
「あ、嗚呼……」
 涙が溢れて、言葉に成らなかった。忘れるはずもない。二年間、瞼の裏に焼きついて離れなかった。その美しい後姿!
「あら、起きてしまったの?」
 そう、この声……この声をお聞きしたくて、私は毎日、毎日、あの公園で……
 そして今、ゆっくりと近づいて来て、私の頬にその手を。
 幻覚でなかった!
 幻聴でもなかった!
 今、私は確かに二年前と同じ温もりに触れている……
「今はおやすみなさい。話は、次に起きた時にしましょう」
 私は死んでしまったのでしょう。そうに決まっています。
 だって、ここはきっと天国ですもの。


552:名無しさん@秘密の花園
07/07/09 21:19:53 8uLRuhgs
GJ!!
久々に来たら話が進んでてびっくりした


553:名無しさん@秘密の花園
07/07/10 21:52:28 lwrqZME4
こちらが全く予期していない方向性の展開です。
続きに期待しております。

554:名無しさん@秘密の花園
07/07/28 00:19:23 8VBqKC8/
~鈴音編ーその3~


 力尽きて眠ってしまった後、再び気がついた私は、先刻の事が夢でなかった事を確かめ安堵する。確かに先程と同じ部屋、同じベッド。
 ただ一つだけ不安だったのは、その部屋にお姉様の姿が見えなかった事。
「お、お姉……さま……」
 戸惑いがちにそうお呼びすると、何だか不思議なくすぐったさが上がって来た。
「お姉さま、お姉さま?」
 最初はその響きに酔っていたけれど、繰り返すうち、次第に不思議な恐怖心が芽生え始めた。
 お姉さまの返事がない。
「お姉さま! お姉さま!」
 せっかく会う事が出来たのに……『次に起きた時に』と言ってくださったのに……
 もう、眠っている場合ではない。ベッドから飛び降り、とにかく虱潰しに扉を開けて回る。
 いない。いない。いない。
 いったい何度ドアを開けて、幾つのドアが残っているのか分からない。けれど扉を開ける度に、自分がどんどん無力な存在になって行く気がしてくる。
 このドアの先に、お姉さまはいなかった。けれど次のドアを開けると、そこにお姉さまはいるかもしれない。次にいなくても、その次にはいるかもしれない。
 けれどもしこれが最後のドアで、その先にいなかったら?
 お姉さまが、どこにもいなかったら……?
 私はドアノブを両手で握りしめたまま、その場にヘタリと座り込んでしまった。
 どんどん大きくなってくる無力感と、不思議な既視感。
「あっ……あの時と、同じ……」
 お姉さまを待ち続け、そして結局は逢えなかった、あの夏の日に感じた無力感。その感覚が思い出したように襲ってくる。
「違う、私は、私は確かにお姉さまと逢えたの!」
 叫ぶようにそう自分に言い聞かせ、ドアノブをひねった。

555:名無しさん@秘密の花園
07/07/28 00:20:05 8VBqKC8/

 ドアの向こうには、誰もいなかった。
「どうして? どうして……」
 ぽろぽろと涙が零れた。まるで自分の幸せも、夢も、希望も、全てを否定されたような気がした。
 けれど、たとえどんな絶望でさえ―
「どうしたの?」
 ―その一言で、吹き飛んでしまう。
「怖い夢でも見た?」
 背中からぶかぶかのブラウスを羽織らせた手を握りしめ、飛びつく様に振り向いた。
「お姉さま! 私……居なくなってしまわれたのかと……怖くて、怖くて……」
 お姉さまは嗚咽で上手く話す事の出来ない私をそっと抱き締め、頭を撫でてくださった。
「お家に電話をしていたの。ごめんなさい。鞄の中身を勝手に見せて貰って、それから、怖い思いもさせてしまったのね。でもね、鈴音ちゃん」
 お姉さまは目を合わせて悪戯っぽく笑みを浮かべた後、私の額をツンと人差し指で弾いてこう言われた。
「レディがそんな恰好で歩き回ってはダメよ」
 その一言で、私は裸だった事に気づいて赤面した。


556:名無しさん@秘密の花園
07/07/28 00:23:28 8VBqKC8/
急性胃腸炎にかかったり、試験があったりでなかなか書けなくてすみませんでした……
筆は死ぬほど遅い方な上に、話も全く浮かばなかったりで完結するかどうかも危ういので、本当に保守代り程度に思ってください。

557:名無しさん@秘密の花園
07/07/28 20:54:38 DlRtF8SR
ご苦労さまです。
一回一回大切に読ませていただいています。

558:名無しさん@秘密の花園
07/07/28 23:10:33 8VBqKC8/
いやもう何と言うか、色々申し訳ないです。
百合分と切なさが不足しがちな気がするので
どうやってこの二つを保ったまま話を繋げるかが悩みの種……
くそう。せめてクライマックス位は、息ができないほど切なく百合ん百合んにしてやりたい

559:たくま
07/08/01 16:52:52 5RW405xr
やりたい

560:名無しさん@秘密の花園
07/08/16 22:47:20 oI8uTSj9
~鈴音編ーその3……の2~

「で、いったい何があったの?」
 漸く先程のショックから立ち直った頃、お姉さまは私にホットミルクを差し出しながらそうお尋ねなさった。
「こんな日に、まさか日向ぼっこをして寝てしまった訳でもないでしょう」
「あ……」
 お姉さまに出会えてしまった事ですっかり忘れていた。なんと言うか、まるで現実と遠く離れた夢の世界にでも来てしまったような気分になっていて……
「私、もうここからは帰りたくない……」
 もう、辛くて悲しいだけの現実は沢山。
「学校では頑張れば頑張るほど辛くなって、頼れなくなって、だけど他の子達の気持ちを考えたら、頑張る事以外なんて選べなくて……家では、あんなに仲が良かったお母様とお父様が、私の所為で喧嘩をして……」
 言っていて、段々と声が涙声になって行くのが自分で分かる。それはまるで、自分の中でため込んでいた何かが言葉と一緒に零れてしまったように―ぽろぽろと、次から次へ溢れて落ちる。
 もしかしたら、人前で泣いたのなんてこれが初めてかも知れない。特に小学生になってからは、父や母にも迷惑をかけるまいと我慢していた。


561:名無しさん@秘密の花園
07/08/16 22:48:13 oI8uTSj9
「そう。誰かに寄りかかりたいのに、誰にも頼れなかったのね」
 優しく私を抱き寄せ、お姉さまはそっとささやく。
「鈴音ちゃん、貴女は悲しみを一人で背負いこめるほど強くはないの。辛い時、悲しい時、苦しい時、私を頼りなさい。私に全てを預けて寄りかかりなさい。私が貴方を受け止めてみせるから」
「……よろしいの、ですか?」
「もちろんよ。それに……」
 少し口ごもった後、お姉さまはやや悲しげに笑った。
「もう少し大きくなれば分かるかもしれないけど、崖の淵に立っているとね、支える人がいないと、自分から倒れてしまいそうになる物なのよ」
 その言葉に含まれていた意味は分からなかったけれど、とにかくお姉さまが私の事を受け入れてくださるのだと思うととてもうれしかった。
「お姉さま」
 だけど、その前に私には訊かなければならないことがあったのです。
「私は、お姉さまが居てくれさえすれば救われます。どんな辛い事も、どんな苦しい事も我慢できますし、乗り越えることだってできます。ですが……お父様とお母様は、それで元通りになれるのでしょうか?」
 お姉さまは先程の笑顔とは違う優しい微笑みを浮かべられると、信じられない事を……いえ、信じたくない言葉を口にしました。
「私ね、結婚したの」
 ズキリ。


562:名無しさん@秘密の花園
07/08/16 22:48:57 oI8uTSj9
「愛なんてないわ。向こうは良い後継ぎを生む為に、良い畑が欲しかっただけ。私は……大人の事情って奴ね」
 お姉さまが、お姉さまが、お姉さまが……
 誰でも良い、嘘だと言って。
「子供を産んでからは、夫とは一度も顔を合わせた事はないわ。産んだ子供も、英才教育を受けさせるために取り上げられて。こうしてここに一人でいても、困る人間なんてだれもいない。こう言うのを本当の『壊れた』って言うの」
 お姉さまはそう言って、俯いていた私の顎をそっと指で持ち上げた。
「鈴音ちゃんの所は違うでしょ? 鈴音ちゃんが居なくなっても、鈴音ちゃんのお母様が居なくなっても、お父様が居なくなっても……誰が居なくなっても、皆が困るはずよ。大丈夫、きっと今日の事も、まるで他人事のように笑って話せる日が来るわ」
「……お姉さま?」
「なに?」
「もしも、もしも好きな人がいて……その人以外の人を好きになるなんて考えられないくらい好きな人がいて、その人の事をずっと思い続けていたとして、その人が結婚していたと知ったら……その思いも、まるで他人事のように笑って話せる日が来ると思いますか?」
 少しの沈黙の後、お姉さまはふっと微笑んだ。
 それが何を意味するのか、私には分からなかった。


563:名無しさん@秘密の花園
07/08/17 15:04:49 h3QLTz3Y
うーん、加速度的にヘビーになってきてまつね。GJ!
続きが気になります。

564:あたしは何人目?
07/08/18 20:07:19 uPSxxIOS
どうも、初めましてです。
あたしはバイなのですが、いつも楽しみにしています。
特に鈴音編!憧れですw
皆さん頑張ってくださいね~

565:名無しさん@秘密の花園
07/08/18 20:28:36 BNoHpA1u
わーいバイさんがやってきたー♪
バイさんのお墨付きだ~♪

566:バイ1人目
07/08/20 20:57:39 vlAK/DsR
喜んでもらえると嬉しいですw
普段あまり良く思われないことが多いので
正直助かります。ありがとう。

567:名無しさん@秘密の花園
07/08/20 21:27:23 0MUKEiRD
バイさん視点の感想もヨロシクお願いしますね。
もうバイ1人目様もスレ住人さっ♪

568:名無しさん@秘密の花園
07/08/24 09:48:20 RAlqRUAu
へたくそ文章
うんこ以下www

569:2人目
07/08/29 09:42:36 PKphVjgq
ご無沙汰デス
リアルビアン2人目デス
小説、頑張られてますネ♪
小説の進み具合を影ながら応援してるので
中傷に負けず適度に頑張って下さいね~

570:名無しさん@秘密の花園
07/08/29 13:33:21 8S5VtZwS
ビアン二人目さんにも見守られてるっ!
嬉しい♪

571:名無しさん@秘密の花園
07/08/29 19:37:57 EoqYKs0F
じゃビアン3人目。
スレタイだけ見てけしからん!とクリックしたら
・・・・

萌えさせて頂きましたありがとう

572:名無しさん@秘密の花園
07/08/29 23:50:46 h5T0PnEH
このスレタイはビアンホイホイだよなw

573:名無しさん@秘密の花園
07/08/31 22:55:57 IeyyQniC
そんなビアン3人目さんに萌えさせて頂きました
ありがとー♪

574:バイ1人目
07/09/09 14:59:45 IoyyYWTr
うぅ…更新が待ち遠しいですっ…。
急かす訳じゃありませんけどっ(充分急かしてるか…)

575:鈴音編の人
07/09/10 11:32:20 XoSVZwXM
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
先月の終わりまで実家に帰っていて書けなかったとはいえ、お待たせして誠に申し訳ありません。何とお詫びすればよろしいか……
と、言う訳で少しですが投下します。

576:名無しさん@秘密の花園
07/09/10 11:33:43 XoSVZwXM
~鈴音編ーその4~


 初めて二人で歩くには不釣り合いな、台風で壊れた街並み。それでも楽しいと思える。隣を歩くのが貴女なら。
「さ、ここからは鈴音ちゃんが案内する番よ」
「えっ!? あ……はい」
 初めて貴女と出会った公園が近づいていた事にさえ気づかなかったのは、貴女の横顔に見とれていたから。
 普段は早く自転車が欲しいと思った帰り道、今はもっと長ければ良いのにと思う。
 そんな距離じゃないのは分かってる。だけど、貴方が『休憩しましょ』なんて言ってそこら辺の喫茶店を指さすのを心待ちにしている自分がいる。それがダメなら、せめてこの青信号、赤に変わってくれれば良いのに。今日に限って待ってくれるのね。
 暑い日差しから逃げようともせずに待ってくれいる母の姿を見たとき、他の子はどうしたかしら? 走って駆け寄るなり、手を振るなりしたかしら?
 それでも私は、立ち止まってしまいたかった。
 貴方と再び出会えた事、奇跡だと思ってる。会えないのが普通だと諦めてる。だから、この奇跡に幕を下ろしたくないの。


577:名無しさん@秘密の花園
07/09/10 11:35:57 XoSVZwXM
 ねぇ、お姉さま。貴女はどうですか?
「あれが、鈴音ちゃんのお母様?」
 どうして、そうやって笑えるのですか?
「良いお母様ね」
「はい」
 私の返す笑顔は、今にも崩れてしまいそうなのに。
「鈴音!」
 最後の数歩を駆け寄ったのは、母の方からだった。
「鈴音、大丈夫? 熱はもうないの?」
「はい」
 私は昨夜、お姉さまの隣で眠りながら母の事をこれっぽっちも考えなかった。そんな少しの罪悪感が混じった返事。もう少し無邪気になりたい。


578:名無しさん@秘密の花園
07/09/10 11:36:40 XoSVZwXM
「あっ、鈴音の母です。鈴音がご迷惑をおかけしまして……」
「いえ、私は久しぶりにお話できて楽しかったです」
 普段はとても大人びて見えるお姉さまだけど、母と並べばやはり随分と若く見えた。
 私には、この人が母と同じように子供を産んでいる事が未だに信じられなかった。
「宜しければ、お茶でも飲んで行ってください」
「あら、どうしようかしら」
 お姉さまは悩む素振りを見せる。私としては、何としてでも誘いに乗ってもらいたいところ。
「寄って行ってくださいな。昨夜は寝てばかりで良くお話も出来ませんでしたもの」
「それでは、お言葉に甘えて、御馳走にならしていただきますわ」
 お姉さまはクスと悪戯っぽい笑みを浮かべた後、小さな声こう囁きになられた。
「昨夜は頂けなかったものね……」


579:名無しさん@秘密の花園
07/09/10 11:53:45 XoSVZwXM
今回はここまでで……待たせたのに少なくてごめんなさい……
それにしても、この話がまさかこんなに(期間的に)長くなるとは思わなかった。
本編が止まって、スレ人気一位の黒川さんにさえ触れずに二か月。大丈夫なのかこのスレ?

580:名無しさん@秘密の花園
07/09/10 19:46:40 PKyBJxeW
バイ様に催促頂いて、すぐさま投下とはサスガです。
吉屋信子リスペクトな文体が素晴らしい。
お姉様が秋津さんに思えてきます。
本筋からそれるのもリレー小説の魅力です。ぜひ頑張って下さい。

581:名無しさん@秘密の花園
07/09/10 20:43:30 867ZXZne
孤独で健気な鈴音タンにキュンキュンしてます。
素晴らしいです。このまま続けて下さい。

582:バイ1人目
07/09/12 22:43:08 2KVHiEcr
嗚呼、本当にありがとうです。。
お忙しいところを催促してしまいましてっ・・・。。
ご迷惑ではなかったでしょうか??

583:名無しさん@秘密の花園
07/09/12 23:25:42 wze++42e
まだあったのかここw
職人様GJ

584:名無しさん@秘密の花園
07/09/13 13:06:03 +cYmcLei
>>580
それるどころか本筋が跡形もなくなってますがwww
そうか、お姉さまの旧姓は秋津にしてしまうと言うのも手かなと思う今日この頃。
>>581
それではこのまま続けます。気力が残っていればw
もう少しだけお付き合いくださいませ
>>582
いえいえいえいえいえ、迷惑だなんてそんな滅相な
夏休みの宿題は最終日に徹夜でまとめてやるタイプなので、しめ切りのないリレー小説はどうしても延ばし気味で・・・
自分でも「流石にヤヴァイな」と思っていたところですので気にする必要は皆無です。ロムからすれば「してやったり」です。GJです。
>>583
本編を続けてくれるGJな職人様、カァァム ヒィィィアァァァ
番外編終了とともにスレ落ちはマジ勘弁



最終話(?)は二か月以上前から出来てるのに、展開で完全に行き詰ってる俺。文才ナサス…

585:名無しさん@秘密の花園
07/09/13 19:55:23 tBGXGKeA
おお、すでに終わり方が決まってるとは楽しみです。
ゆっくりお待ちしております。

586:名無しさん@秘密の花園
07/09/27 11:36:24 R6WBFlYi
~鈴音編ーその4……の2~

 母が紅茶を注ぎに台所へ行っている時のこと、お姉さまはケーキを食べた後、突然深くため息をついた。
「鈴音ちゃんてば、白状ね」
「白状?」
「私、ずっと待っていたのよ。鈴音ちゃんがあの約束を思い出すのを」
「約束?」
 ずっと浮かれっぱなしだとはいえ、あの日の思い出は私の宝物、お姉さまとした約束を私が忘れるはずがなかった。
「もう」
 そっと私の唇へお姉さまの人差し指が添えられる。
「したでしょう? 『次は唇に』」
「んっ……」
 あっという間だった。気がついたら指がお姉さまの顔にかわっていた。
 何だろう……体が熱くなって来た気がする。それに、頭がポーっとしてくらくらする。
「どうだった?」
「ど、どうって、その……」
 頭の中でバクバクと心臓の音が響いて、まともな言葉が浮かんでこない。
「び、ビックリしました」
「ふ~ん」
 もう少しまともな言葉もあるだろうに、よりによって嬉しかった事さえ云えない言葉が出て来た。
「でも私、タチじゃなくてリバなのよね」
「私たちじゃなくて??」
 リバって何だろう? その前に、何が『私たち』なんだろう?


587:名無しさん@秘密の花園
07/09/27 11:37:26 R6WBFlYi
「私も鈴音ちゃんにビックリさせて貰いたいな~、ってこと」
「あっ……」
 これは分かった。要するにその、私からお姉さまに……
「それとも、嫌だった?」
「ち、違います!」
「口で言われても信じられないのよね、大人って」
 覚悟をきめて、大きく息を吸った。
「い、いきます!」
 そう言って目をつぶると、二年前と同じ匂いがした。
 このまま、あの頃に戻りたい。
 お姉さまが誰のものでもなかったあの頃に……
 だけど、それは無理だから、せめてこの人が自分の方を向いてくれているうちに伝えたかった。
 嬉しかった。あの日も、今も。
 お姉さま。私はお姉さまの事が―
「お、オホン。オホン」
 背中から聞こえたわざとらしい咳払いで破裂しそうなほど心臓が高鳴り、その後サァーっと血の気が引いて行くのが分かった。
「おっ、お母っ!」
「あら、お母様。失礼して先に御馳走になっていましたわ」
 今すぐにでも逃げ出したい私と違って、お姉さまはまるで母の反応を楽しむ様に私を抱き寄せて見せた。
 嗚呼、嬉しい、嬉しいけど、物凄く居た堪れない!
「こんなに美味しい物を口にしたのは久しぶりです」
「そ、そうですか……」
 心なしか、カップを運ぶ母の手が震えている気がする


588:名無しさん@秘密の花園
07/09/27 11:38:05 R6WBFlYi
「ホテルでも頂こうと思えば幾らでも頂けますけど……こんなに可愛い娘はいませんもの」
「お、お姉さま!」
「冗談よ、冗談。美味しかったのはケーキの話。ごめんなさいね、ちょっと意地悪しちゃった」
 そう言ってクスッと笑うお姉さまのお顔を見ると、何も言えなくなって諦めてしまう自分がいて……とことん私はこの人には勝てないのだなと、思い知らされてしまう。
 それから、母とお姉さまと三人でたくさんお話しして、たくさんからかわれて……あんなに笑った母を見たのは久しぶりだった。
 それから帰りしな、お姉さまの部屋へ案内してもらえる秘密の言葉を教えてもらった。
 ちなみに、お姉さまを迎えにきた長い車を見た母から「あの人は何者なの?」と訊かれたけど、そんな事を私が知っている筈がなかった。


589:名無しさん@秘密の花園
07/09/27 15:18:49 jbUbqW2f
お姉さまの手管が鮮やかすぎる。凄すぎる。
鈴音タン完全にとりこでつね( ゚∀゚)

あと、>586は「薄情」ですよね?

590:名無しさん@秘密の花園
07/09/28 01:23:54 3WnOsKo3
「白城」って出てきて直したら「白状」になってるorz
って言うかなんで最初に白城なんて出てきたんだ……

591:バイ1人目
07/10/01 01:52:18 WRtQL37F
久々に来てみたら・・・流石ですっ(≧□≦)

母親に見られたら・・・私の場合、身の破滅に繋がりかねないので
鈴音ちゃんが羨ましいかぎりです・・・。。

592:名無しさん@秘密の花園
07/10/01 01:57:38 kDrRwscE
↑どんな母親なの?

593:名無しさん@秘密の花園
07/10/03 00:30:25 3ojoYe53
何故こんなスレタイのスレッドでこんな高レベルの小説が!

今も良いが初期のキモ高いテンションが好きだw
気取れないキモオタ可愛い

594:名無しさん@秘密の花園
07/10/05 22:12:41 jnnZGsjq
たしかに初期おもすー

595:バイ1人目
07/10/14 03:06:08 /MEIM31i
いやぁ・・・差別と偏見に満ちた母親ですよ・・・
好きな人の話すら出来ませんしね。。

596:名無しさん@秘密の花園
07/10/14 11:00:56 zsGP+E1g
ここで話せばいいんですよ

597:名無しさん@秘密の花園
07/10/16 13:15:45 8RHJMfR3
美波と真木よう子が愛し合ってレズってるところを襲いかかる
近藤春菜

598:名無しさん@秘密の花園
07/10/26 01:19:49 pR52a9sv
~鈴音編ーその5~

 いつもの様に朝が来て、いつもの様に学校へ行き、いつもの様に家に帰り、いつもの様に宿題を終わらせる。以前の私の日課はそれで終わりだった。だけど今は、もう一つ。
「あの……リリー・ビッフェさんの部屋に案内して貰いたいのですけど」
 最初にフロントで言うときは何度も深呼吸したこの台詞も、今では一度の深呼吸で言えるようになった。
「はい。今すぐ係りの人が来ますから、少々お待ちくださいね」
 言うが早いか、フロントに女性が迎えに来た。どうやら私の姿を見て直ぐに来ていたみたいで、私の顔はすっかり覚えられてしまっているらしい。
 『リリー・ブッフェ』は魔法の言葉。
 それを唱えれば、秘密のエレベーターで存在しないはずの最上階と屋上の間へ行く事が出来る。
 そう。私の最後の日課、それは……
「いらっしゃい、鈴音ちゃん」
 毎日こうして、お姉さまのもとに通い詰める事なのです。



599:名無しさん@秘密の花園
07/10/26 01:22:20 pR52a9sv

「あれから、お母様とお父様の仲はどうなの?」
「喧嘩は一度もしていません。ですけど、溜息を吐いているところはよく見かけます」
「やっぱり、お金の事なの?」
「きっと、そうです」
 『私の学費が』と言おうとして、やめた。
 私の脳裏に、母にどうして私立を受けさせたのか訊いた時の事が浮かんだから。
「私の頃は、女は上司の奴隷でしかなかったの。定年は三十代、私も結婚したら無理やり辞めさせられたわ」
 母は、懐かしむ様にそう言った。
「でもね、今、それを変えようって動きが始まりつつあるの。まだまだ不十分だけど、貴女の頃には変わっているかもしれない。勿論、変わってないかも知れない。だけどね、どんな些細なことでも良い、貴女に可能性があるなら、私はそれを少しでも広げてあげたいの」
 そう言った母の顔は、笑顔だった。
 『私の学費が』と言う泣き言は、その母の好意を批判してしまう気がした。
「ですから私、もっと勉強して偉くなるんです。そうすれば、高等部からは学費が免除されますから」
「そう……鈴音ちゃんは偉いのね。だけど、これだけは覚えておいて」
 ふと、お姉さまの顔から笑顔が消える。
「偉く『なる』ための勉強は、人を豊かにするかもしれない。だけど、偉く『する』ための勉強は、人を不幸にする事もあるのよ」
 そう言って、今度は寂しそうに笑った。
 私がその言葉の本当の意味を知ったのは、ずっと、もっと後の事……


600:名無しさん@秘密の花園
07/10/26 01:24:07 pR52a9sv

 それから数日した頃、家に帰るなり、母が玄関まで走って来て私を抱きしめた。
「やったわ! 鈴音! やったのよ!」
「えっ?」
「奨学金が貰えるのよ! それも、月にいくらだと思う?」
「……五万円くらい?」
「五十万よ、五十万! しかも返済不要ですって! 返さなくていいのよ!」
「ご、ごじゅうまん!?」
 母は浮かれていて気付いていないけど、幾らなんでもそれはおかしい。
 確かに、うちの学校はお嬢様校で、授業料も目玉が飛び出るほど高い。それこそ、私みたいな一般人はローンを組まないと通えないくらいに。
 だけど、それでも月五十万は高すぎる。だって、それだと一年で六百万、私が中等部に入るまででも軽く三千万を超えてしまう。
 それが、返済不要?
「すごいわ、宝くじに当たったみたい!」
 そう。そんな奇跡みたいなことが本当に―
「あっ……」
 その瞬間、脳裏にある人の事が浮かぶ。
「ちょっと、出かけてきます!」
「今日は御馳走だから、早く帰ってくるのよ」
 玄関に鞄を放り投げて駆けだす。行先は一つしかなかった。
「そう、きっとそう。こんなの奇跡でも何でもない」
 私が思い出したのは、私に起きた最高の奇跡。勿論、あの人の事。



601:名無しさん@秘密の花園
07/10/26 01:24:59 pR52a9sv
「いらっしゃい、鈴音ちゃん」
 私を迎えたお姉さまは何時も通りの笑顔。まるで何もなかったかのよう。
「お姉さま、何か言う事はありませんか?」
「そうね、今日も素敵よ。食べちゃいたいくらい」
 もう、この人はいつもこう。分かっているのに知らないふりをして、私をからかって、意地悪して、それが生きがいみたいに楽しんでいる。
「そうじゃありません。もっと他に―」
「……他に?」
「―いえ、なんでもありません」
「あら、どうしたの?」
「いえ、どうでも良い事ですから」
 知らないふりをするお姉さまを見て、何だか今回の事が本当にどうでも良い事のように思えてきてしまった。だって、こんな安っぽい奇跡一つあろうとなかろうと、私にとってお姉さまが掛けがえのない大切な存在である事は何も変わらないのだから。
 とはいえ、お姉さまとしては折角の私をからかう機会を失うのが相当ご不満らしく、私を膝の上にのせて「どうしたの?」等と訊くのだけれど、私はその度に「なんでもありません」と、初めての勝利に対する優越感に浸るのでした。



602:名無しさん@秘密の花園
07/10/26 01:37:57 pR52a9sv
……えーと、考えているエピソードの間を埋めるのが大変で、時間ばっかりかかって全然進んでないので(次回があればですが)次回からいきなり中学編に入るかもしれません。
中学編は短めになると思いますが、それでも今年中に終わらないかも……orz

603:名無しさん@秘密の花園
07/10/26 20:53:55 pohiQ/IF
長くなるの大変結構!
実に読み応えがあるではないですか!

本当に先が読めなくて、楽しみです。

604:名無しさん@秘密の花園
07/11/15 13:11:40 kXK0f47V
新都社で漫画化してもいいか?

605:2人目
07/11/16 19:00:17 pP2YDNM+
(*´∇`)ノ
お久しぶりデス
漫画化の話も出てますね・・・w
素晴らしい♪

>604
ついでに私の経験談も漫画化して頂けますか?w



606:602
07/11/18 01:09:17 AcdyihKC
>604
リレー小説の漫画化って原作は誰になるんだww
他の職人さんが良いなら私はおkですw

607:名無しさん@秘密の花園
07/11/20 17:53:53 Ovt79x66
やった!マジでやっちゃうよ!
年明け以降には新都社の別冊少女きぼんに載せるようしときます

作者のみなさん頑張って下さい。

608:名無しさん@秘密の花園
07/11/21 16:06:25 HUbKxS0A
ちょっと待てそこのVipper
俺は完結してからのが漫画にしやすいと思う

609:名無しさん@秘密の花園
07/11/25 07:21:18 IaIheiz8
うあああああああぁぁああぁおおぉぉあああ
先に言ええええい!

ここと新都社両方の読者を怒らせるとこだったヤベー

610:名無しさん@秘密の花園
07/12/06 15:09:52 lyACvYUu
良い方法思い付いた
お前途中まで漫画にしろ
漫画読んだ人がこのスレ来て続き書いてくれるかも

行って書き手を集めてこいそこのVipper

611:名無しさん@秘密の花園
07/12/06 15:27:32 0yND9j7M
マンガよりマンコをおねだりするあたしがいたりする

612:名無しさん@秘密の花園
07/12/07 11:37:29 om0tQxtk
>>611
いくら亀井信者と言えどVIPPERに絡むような真似するとえらいめにwww

新都社見てきたよ~
百合漫画も結構あって良かった!

613:名無しさん@秘密の花園
07/12/08 20:04:22 P8j1uR5B
283-529 の間、書いていた奴だけど。
久しぶりにのぞいてみたら、まだ生きていたのかと正直びっくりw
現在書いている人がんばって。

>604
えっと原作者って、最初に書いたひとの許可がいるんちゃいます?




614:名無しさん@秘密の花園
07/12/08 20:38:24 EqhPfgXK
お久しぶりです
いつでも復帰を待ってますよ

615:名無しさん@秘密の花園
07/12/08 22:39:02 P8j1uR5B
>614
どもです。他板の百合SSが完結した後、時間的に書くことが可能な状況ならば、
続けたいかなと思います。
百合萌え男の今後には多少未練があるのでw

616:602
07/12/09 03:33:16 Cmt+cIif
>615
どうも、お久しぶりです。
寂しい事に本編の方が止まってしまっているので、
職人さんの復帰は何時でもお待ちしております。

私の方は飛び飛びで書いているのでそんなにたくさん投下できませんが……
一応、中学生編を少しだけ投下します。

617:名無しさん@秘密の花園
07/12/09 03:36:52 Cmt+cIif
~鈴音編ーその6~


「今日は練習が遅くまでありますから、そのままお姉さまの所に行きます」
 食べ終えた食器を流しに置きながら、ふと隣に立つ母と肩の高さが並んでいる事に気づく。
「お母さん、背、幾つだっけ?」
「一六二。まだ私の方が高いわよ」
 言われてもう一度肩を合わせると、確かに私の方がまだまだ低かった。並んだと思ったのは、どうやら気のせいだったらしい。
「今度の舞台もまた王子様役?」
「私より背の高い娘もいるのに、どうしてか、ね」
「一年生の頃からずっと遣ってるからでしょ。あーあ、また私の鈴音が人様の前で唇を奪われちゃうのね」
 母のその冗談に苦笑しながら、何時もの様にかけてある上着を手にとった。
「子供の成長は早いって言うけど、もうボケたの?」
「あっ……」
 言われて、今着ているブラウスが夏服だった事に気がついた。昨日の夜に母に頼んで出してもらったのをすっかり忘れていた。
「行ってきます」
「行ってらっしゃい」
 ドアを開けると、初夏の日差しが眩しかった。
 お姉さまと再開して、八年目の夏。
 私はいつの間にか、中学三年生になっていた。



618:名無しさん@秘密の花園
07/12/09 03:38:54 Cmt+cIif

 学校での私は、相変わらず『黒薔薇の君』であり、『白銀の貴公子』のままだった。
 誰よりも優秀で、誰にも優しくて、そして誰からも愛される、皆の憧れ。その上こうして生徒会室に閉じ込められているのだから、出来すぎた配役だ。
 思えばいつでも『黒薔薇の君』を演じている私が演劇部の部長だと言うのは、軽い皮肉だった。
「鈴音様、そろそろ四時ですから、終わりにして休憩しましょう」
「そうね、そろそろ終わりにしましょう」
 そう言って書類を納めながら、まだこの部屋から出られぬ事に小さく溜め息を吐く。私にはこの後、もう一つ大きな仕事が残っている。
「今日はとても良い葉が手に入りましたの」
「本当? それは楽しみだわ」
 そう笑顔で答えながら、内心は苦笑い。
 何が楽しいのか、誰かが必ずと言っていいほど紅茶を持ってくるのがこの生徒会の決まり事の様になっていて、けれど、私はそんな上等な紅茶より、お姉さまの淹れてくれるコーヒーが飲みたかった。
 お姉さまの出すホットミルクはカフェオレを経て、何時の間にかコーヒーへと変わっていて、私はそれをブラックで飲むのが大好きなのだ。
 そんな私だから、いつもこのお茶会では、幾らするか分からないような奇麗なカップよりも、彼女達の持ちよる歪な形のクッキーにばかり手が伸びてしまうであった。



619:名無しさん@秘密の花園
07/12/11 08:01:41 FxNq11yU
職人毎度毎度GJ!
今の百合萌え男は君で守っているもんだぜ!
鈴音編はとても丁寧な展開でゆっくり読んで楽しめますお( ^ω^)ありがとうございますお

>>612
新都社行ってきたのかw


620:バイ1人目
07/12/25 13:06:16 Q4K/nXB2
鈴音ちゃん可愛いっ!
続き、楽しみに待ってますよ、職人さん♪

621:名無しさん@秘密の花園
08/01/21 06:37:39 bmqFYp6M
~鈴音編ーその6の2~



 うちの演劇部には、とある決まり事があった。
 それは公演の際、最も舞台を見やすい数列にだけ用意される『指定席』のチケットを部員で分けること。
 チケットはそれぞれ望んだ分だけえる事が出来、それぞれ両親だったり、兄弟だったり、校内外の友人や好きな人、中には内緒で売り飛ばしたり……とにかく思い思いの人に渡すのだ。
 私はと言えば、毎回必ず三枚貰う事にしていた。
 一つは、母。一つは、父。そして最後の一つは……



622:名無しさん@秘密の花園
08/01/21 06:42:45 bmqFYp6M

「お帰りなさい、鈴音ちゃん」
 そう言って迎えてくれる笑顔は、今でも私を虜にし。
 お姉さまは、相も変わらず、いえ、むしろ月日を重ねるごとにますます美しくなっていた。それこそ、実はお姉さまの正体は天使か悪魔か、あるいは妖怪の類や幻ではないのかとこちらが恐ろしくなるくらいに。
「お姉さま、昨夜はちゃんとお休みになられまして?」
「私、枕が変わると眠れないのよね」
「またですか……」
 お姉さまはこのところ、自分で寝ようとしなくなった。
「お姉さまは唯でさえこもりがちで運動不足なんですから、本当に身体を壊しますよ。第一、枕は変わっていません」
「私の枕は鈴音ちゃん」
「ひゃ!?」
 不意に背中から手を回され、声が出た。
 そっとお姉さまの人差し指が唇を撫でる。唯それだけでゾクゾクとした不思議な感覚が体をかけぬけ、そのままヘタリとお姉さまに凭れかかってしまった。
 背中越しに伝わる柔らかさと温かさ、それに頭に響く自分の心音が妙に心地良い。
「もう、そんな事より、今日は渡す物があるんです!」
「あら、なぁに?」
 背中を向けたままギュッと目をつぶり深呼吸をする。ポケットの中で手が震えて止まらなかった。


623:名無しさん@秘密の花園
08/01/21 06:44:34 bmqFYp6M

「はい、フロントから預かった手紙。娘さんからでしょ」
 お姉さまは遠慮がちに笑顔を浮かべ封筒を受け取った。
 不思議な沈黙が流れた。
 お姉さまの家について話さないのは、二人の不文律だった。
「今日は早く寝ますから、もうお風呂に入ってきてください」
「背中流してくれる?」
「一人でっ!」
 お姉さまを部屋から追い出し、封筒の無くなったポケットで拳を握った。
 小さく、クシャリと音がした。


624:名無しさん@秘密の花園
08/01/21 06:46:16 bmqFYp6M

 こうして諦めたようにチケットを破って捨てながらも、本当は望んでいるの。お姉さまが何かの拍子にこのチケットを見つけて、ふと気にかけて繋げてくれるのを。
「本当に諦めたのなら、家に帰って捨てれば良いのに」
 外では『黒薔薇の君』なんて呼ばれても、お姉さまの前ではこうも簡単に仮面をはがされて唯の女の子に戻ってしまう。そんな自分がひどく恨めしかった。
 私が貰う三枚のチケット。
 一つは母。一つは父。そして最後の一つは……
 いつも、空席だった。



625:名無しさん@秘密の花園
08/01/21 22:55:20 z2M6NZgy
続ききたあーあああぁあああwwwww


ホントにお疲れ様です!
萌えました!

626:名無しさん@秘密の花園
08/01/21 23:12:35 J26aQEKl
さりげなく投下する作者さん素敵!

>「私の枕は鈴音ちゃん」
可愛すぎ!

627:名無しさん@秘密の花園
08/01/22 21:12:48 dCbq3wp0
てか鈴音ちゃんもフクザツなお年頃でつね

健気だよ、鈴音、健気だよ

628:名無しさん@秘密の花園
08/01/22 22:34:08 Clx1Dsio
反応早っww
こんなに筆が遅い俺のこと忘れないでくれてありがとう
俺、がんがるよ


629:名無しさん@秘密の花園
08/01/22 23:50:54 SBZdNmFO
がんがれ
がんがってくれ
ビアンさんもバイさんも応援してるぞ

630:名無しさん@秘密の花園
08/01/26 04:05:59 Ra3sjaP+
百合紳士も見てる

631:名無しさん@秘密の花園
08/02/06 23:11:13 eB5sg5kR
~鈴音編ーその7~


 お姉さまの腕の中で眠る夜は幸せ。特に、子供の中はそうだった。とても、安らかに眠ることが出来たから。
 今は少し変わった。今は『お姉さまの腕の中で過ごす夜は幸せ』だ。だって全然眠ることが出来ないから。
 お姉さまの美しい首筋。鼻腔をくすぐる甘い香りと相まって、見ているだけでむしゃぶりつきたくなる。お姉さまの柔らかな唇。何度だって足りない、甘い口付けがほしい。
お姉さまの細くて白い指。もっと私に触れて、壊れてしまうまで、気の狂うまで。お姉さまのふくよかな胸。……、……。
 お姉さまは、私がこんなことを考えていると知ったらどう思うでしょう。もしかしたら、嫌われてしまうかしら? 幻滅してしまうかしら?


632:名無しさん@秘密の花園
08/02/06 23:13:16 eB5sg5kR
 少し頭を冷やしたかった。お姉さまを起こさない様にそっと隣の部屋へ移り、ベランダへと抜け出した。
 夏の夜と言っても、ホテルの屋上ともなれば流石に涼しい。風も強くて、寒いくらいに。火照った肌にはそれくらいでちょうど良かった。
 夜空を見上げると、星がとても奇麗。まるでお姉さまの瞳の様に。オートロックの所為で屋上を散歩できないのが少し残念だった。
 そう言えば、お姉さまに出会ったのは丁度このくらいの時期だった気がする。
 あれから月日は流れて、私はいつの間にかこんなに変わってしまったのに、お姉さまはずっと美しいまま。もしかしたら、私の方が先に老けてしまうのではないかとさえ思えてくる。
 ふと我に帰って、冷静にそんな自分を振り返ると馬鹿馬鹿しくて笑いが零れた。
「こんなことをいくら考えたところで、私がお姉さまに相応しい女に成れる訳でもないのに」
 その笑みは、『黒薔薇の君』から『中沢鈴音』への嘲笑だった。



633:名無しさん@秘密の花園
08/02/06 23:15:36 eB5sg5kR
今月は色々とキツイので、少量ですが早めに投下です。
余裕があれば、また近い内に追加で続きを投下するかもしれません。

634:名無しさん@秘密の花園
08/02/08 05:35:34 ho7ZSBit
|∀・)マッテルヨ

635:忙しすぎて現実逃避
08/02/10 16:03:17 5chJCV8I
~鈴音編ーその7……の2~



 そろそろ戻ろうか……そう思って窓を開けると、部屋の中は予想以上に騒がしかった。
 駆け回る足音と、部屋中に響く程のどこか悲痛な呼び声が誰の物なのかは考えるまでもない。これが聞こえなかったのだから、ここのガラスは相当な物を使っているらしい。
「   」
 喉まで声が出かかった所で、勢いよくドアが開く。
 急に静けさを取り戻した室内で、お姉さまの息遣いだけが響いていた。
 不思議な時間だった。
 何か言うでもなく。
 何かを考えるでもなく。
 ただ二人、見つめ合っていた。
 刹那の様で、同時に永遠にも感じる。
 本当に不思議な時間だった。


636:名無しさん@秘密の花園
08/02/10 16:05:35 5chJCV8I

「ご、ごめんなさい……私、私……」
 急にお姉さまが何かを思い出した様にうろたえ始め、私は突然の事にどうしたら良いのか分からなくなる。
「お姉さま?」
 ふわりと、甘い香り。
 私の胸の中へ、お姉さまがまるで崩れる様に飛び込んできた。
「また、大切な人が取り上げられてしまったのかと思って、鈴音ちゃんまで何処かに連れて行かれてしまったのかと思って、怖くて、不安で……」
 時には子供の様に無邪気で、だけど、辛い時、苦しい時には常に私を受け止め力づけてくれる聖母のような優しさと温かさに満ちていて、凛としたその立ち振る舞いはとても強そうな女性に見えたお姉さま。
 今、腕の中で震えているお姉さまは、その片手で十分な―今にも折れてしまいそうな腰の細さと相まって、普段からは想像も出来ないくらい弱弱しい生き物の様に思えた。
「お姉さま……」
 私は、そんなお姉さまがとても愛しくて……
「私は、ずっとお姉さまのお傍にいます。きっと、きっと私はお姉さまと添い遂げて見せます」
 この人の為なら、この命さえ惜しくはないと思った。



637:名無しさん@秘密の花園
08/02/10 16:06:33 5chJCV8I



 どんな悲しい夜の後でも日は昇り、相変わらずこの星を照らし温め続ける。どうやらそれは、私の太陽に限っても例外ではないらしい。
「お目覚めいかが、鈴音ちゃん。今日は珍しく寝坊助さんね」
「お、おはよう、ございます……お姉さま」
 お姉さまはまるで昨日のことが嘘のようにいつもと変わらない笑顔で、こちらの方が拍子抜けしてしまうほどあっけらかんとしていた。
「さ、今日は出かけるから、早めに朝食を食べに下りましょう」
 そう言って牛乳とコーヒーを出してくれた。朝のコーヒーに必ず牛乳がついて来るのは、『起きぬけのコーヒーは胃を傷める』と言うお姉さまの心遣いだった。
「今日はどちらに?」
「最近運動不足だし、そこら辺をちょっとお散歩してみようと思って」
 思わず牛乳を吹き出しかけた。気のせいなら良いけれど、とんでもない言葉が聞こえた気がする。


638:名無しさん@秘密の花園
08/02/10 16:07:32 5chJCV8I

「こ、こんな街中を!? お姉さまが?」
「そうよ。どうかしたの?」
「……」
 お姉さまと出かけるのは良くあることだけれど、大抵はホテルのリムジンでお店の目の前まで行くか、長い休みにお姉さまの持っている海だとか山だとかに行くくらいのもので、
人通りの多い場所を歩いた記憶なんて子供の頃くらいにしかなかった。そう、まだ一目なんて殆ど気にしなかった子供の頃にしか。
 今ならわかる。この人と街中を歩くのがどういう意味なのか。
「ダメかしら?」
 お姉さまに上目遣いで『ダメかしら?』と訊かれて『ダメです』と言えるはずもなく。
 私は覚悟を決めた。


639:名無しさん@秘密の花園
08/02/10 17:16:15 kyEA6g1Q

      / ̄ ̄\  レズをレイプするのはたのしくてしかたない!
      | ・ U  |
      | |ι    \ パンパン  
/ ̄ ̄ ̄ 匚      ヽ    
| ・ U    \     ) ))
| |ι        \  ノ
U||  ̄ ̄ ||||
   ̄      ̄   ̄


640:正直、今日一日くらいないと思ってるw
08/02/14 05:06:04 BIgG7dKt
こんなに続くと思っていなかったから今日の為のネタが無い。が・・・・・・
『13時までに他の書き込みがあったら、今日中にバレンタインネタを書いてうpする』と言う企画を行いたいと思う。
じゃ、昼まで寝るわ。お休み。

641:名無しさん@秘密の花園
08/02/19 15:36:06 Fdxb5viO
>>640
(´∀`)

642:名無しさん@秘密の花園
08/02/22 18:39:46 hp5T4hXU
 やっぱりレイプするなら男に限るな!
       ∧∧     ∧∧
      ミ 、|     / , ゙ i  <ああ、全くだ!
   .(( // \_!   o=  ノ
   (( // 、) 、)∩))∧と  ヽ
 ((~((≡γ'⌒(((*T(|  ~))
    し'`Jし'`ーイ_ノ"(ノ^ヽ) 


643:名無しさん@秘密の花園
08/02/23 07:36:19 xuSw8zaa


       .|::::::/ ::////⌒⌒ i.:::::ノ
       .|:::::/       |::::|
        |::/.  .ヘ    ヘ. |::|  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       .⊥|.-(=・).-.(・=)-.|⊥  | 仮にレズだと思ってレイプしたら男だったとして
       l .!:;  ⌒´.し.`⌒  ;:|.   | なにがいけないんでしょうかね?
       ゝ.ヘ         /ィ _ノ
      __,. -‐ヘ  <ニ二ニ>  /─- __ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 _ -‐ ''"   / !\  ̄ /!\     ゙̄ー- 、
ハ       /   |ヽ ̄ ̄//  ヽ        ハ




644:名無しさん@秘密の花園
08/02/24 19:16:40 1OX7ZIJQ
レイプレイプうるさいスレだなww

645:名無しさん@秘密の花園
08/02/27 01:39:31 LKXtNeOu
みずほちゃん逃げてー

646:名無しさん@秘密の花園
08/02/29 21:01:13 75Vprqot

        _,,..,,,,_   _,,..,,,,_
     _,,..,,,_/ 。ω゚ヽ/ ゚ω。ヽ,..,,,,_
    ./。ω゚ ヽ,,..,,,,_ l _,,..,,,,_/ ゚ω゚ヽ  
   |   / 。ω。ヽ/ ゚ω。ヽ    l
    `'ー--l      ll      l---‐´
       `'ー---‐´`'ー---‐´


647:名無しさん@秘密の花園
08/03/29 20:28:18 h/XQtNwe
あー、氏ぬほどすすまねぇ。
時間稼ぎに保守。

648:分かるだろ、やっつけなんだ
08/04/15 09:14:53 ES4A20cY

 土曜日のお昼下がりのスクランブル交差点。
 特別なことなんて何もない日々を、ただ淡々と消化していくことにも慣れ、その事に疑問さえ持とうと思わない。そんな私がいつもの様に俯いたまま、まるで時間に押し流される様に人々の合間を縫って歩いていた時のことでした。
 理由は、ただ、不思議な香りがしたから。何故かは分からないけれど、そっちからだった気がした。足を止めて、振り返ってしまった。
 世界が、止まった。
 その人がステップを踏む様に人の間を抜けていくと、誰もが足を止めて振り向いた。
 十五と言われれば、そう思ったかもしれない。二十五と言われても、そう思ったかもしれない。ただ、その人は……
 少女と呼ぶにはあまりに美しく、女性と呼ぶにはあまりに可愛らしすぎた。
 そんな彼女に呼ばれ俯いたまま恥ずかしそうに駆けて来た少女を見て、私は嫉妬し、そして次の瞬間憧れた。
 彼女達は駆けて行く。私達をこの知らない世界に置き去りにしたまま。
 ただ、この後、けたたましいクラクションの音が私達を見知った世界に連れ戻したあとで、私は先程あの人に呼ばれた少女の名前をまるで忘れられない夢の様に思いだすのでしょう。
 そう、それは……


~鈴音編ーその8~

649:名無しさん@秘密の花園
08/04/15 09:15:22 ES4A20cY

「もう、どうしてあんなところで名前を叫ぶんですか!」
「だって、皆に見せびらかせたかったの。私の可愛い鈴音ちゃんを」
 こうやって人が怒っている時でもサラッと『私の』とか『可愛い』とか嬉しい事を言ってくるのがお姉さまの卑怯なところだと思う。しかも何時だってこんな調子だから、冗談なのか本気なのか分かったものじゃない。
「お姉さまは黙っていても目立つんです!」
「そうなの?」
 呆れた。
 すれ違う人は誰もが足を止め、まるで狐につままれたような顔をして振り返るし、この喫茶店に入る時だってウエイトレスさんが見とれて言葉を忘れてしまった。それにこうして話している今も店中の人が自分のコーヒーそっちのけでこちらの方ばかり見つめている。
 ここまで不自然な状況を『そうなの?』の言ってしまうのだから、開いた口が塞がらないと言うものだ。
 とは言え、ここまではまだ予想の範囲内。当面の問題は、そろそろ増えつつある外の人だまりが、お姉さまのパフェが無くなるまでにどのくらいまで膨れ上がるかだろう。



650:名無しさん@秘密の花園
08/04/15 09:15:53 ES4A20cY

 モーゼは偉大な人だけれど、お姉さまも負けてはいなかった。『通してくださるかしら?』の一言で、人の海が真二つ。ただ残念な事に、それは私が泳ぎ切った後の事だったのだけれど……
 それはさておき、喫茶店を後にした私とお姉さまが廻り歩いて日は暮れて、最後にたどりついたのは二人が出会ったあの公園だった。
「鈴音ちゃん、覚えてる? 最初に絵を描いたあの噴水。あそこで夕陽を見ましょう」
 そう言って噴水の方へ駆けて行ってしまったお姉さまの後ろ姿を見送った後、紅く染まった公園を見まわすと、ほんのりとした懐かしさと寂しさがこみ上げてきた。
 昔は塗装なんか?げてその上砂で真っ白に汚れて色あせていた〈公園の奴〉達は、今では塗り直されてしまって昼間に見ると違和感を覚えるくらいで、思えばこの時間に見るこの光景が一番あの頃の公園に近い姿かも知れない。
 だからだろう、こんなに寂しい気持ちになるのは。
 先に噴水の淵に腰を落としていたお姉さまの隣に腰を下ろし、顔はそのままにちらりと視線だけをお姉さまの横顔へ注いだ。
 お姉さまの瞳は確かに夕陽の方を向いていたけれど、それは夕陽を見つめる人のそれではなく……夕陽の方向へ人形を置いた時のそれに似ていた。きっとお姉さまはここにはない何か別の物を見据えていて、そしてそこにはきっと私は存在していないのだろう。
 そう思うと、なぜか胸が少し苦しくなった。
「あの、お姉さま?」
「なあに? 鈴音ちゃん」
 特にドキリともハッともした様子もなく、真直ぐに夕陽を見つめたそのまま。
「お姉さまは、私の事がどのくらい好きですか?」
「タコ焼きよりも好きよ」
 とびきり間抜けな答えが、とびきりの笑顔とセットで返って来た。
「その……もう少しないんですか?」
「ん~、そうね~……じゃあ、いつも食べてる朝食のチーズオムレツより好き」
 一呼吸置いて、お姉さまは続ける。
「グラタンに、ティラミスに、シュークリームよりも好きよ。アイスクリームだってつけちゃう」
「ぜ、全部食べ物じゃないですか!」
「食べ物じゃダメなの?」
「それでは、質問を変えます。私がどのくらい大切ですか?」
「―私ね、結構自分の事が大切なのよね、何だかんだ言って。世界で三番目くらいね。で、鈴音ちゃんの事は自分よりも上よ。好きも大切も」
 タコ焼きからうって変わって世界で二番以上が確定した事で舞い上がるのと同時に、その二択に多少の期待も抱きたくもなる。
「え、え、ええと、そ、それでは、お姉さまにとって世界で一番大切な人って、その、誰ですか?」
 質問の仕方が可笑しかったのか、内容が可笑しかったのか、とにかく幼い子供を見た時の様にクスリと微笑んで。
「たとえば私と鈴音ちゃんのご両親、どちらかしか助からないとしたら、どちらを選ぶ?」
「それは……」
「本当に大切な物の間に、順位なんてつけられっこないのよ」
 お姉さまはそう言ってまた夕陽を見つめられてしまったので、する事が無くなってしまった私はその時初めて夕陽の方を見た。
 それは、幼い私が来るはずのないお姉さまを待ち続けて見た、あの夕陽だった。



651:名無しさん@秘密の花園
08/04/15 09:48:43 ES4A20cY

予告とか。

先日、最終回『だけ』書き終わりました。でもまだ先の話です。
大分ネタが尽きかけてはいますが、現在の予定では最終回を含めてあと3回の予定で、大体こんな話にしようと決めるところまで漕ぎつけました。
現在のペースだと月一連載なので夏ごろ終了予定で、書き始めてから本当に一年近く経ってしまいますが、皆さまにはもう少しだけお付き合いいただけたらな、と。
本来なら『職人は 黙って投下 すれば良い』なのでお喋りはここら辺にします。うるさい子でごめんなさい。
それでは潜ってきます。



P.S 俺さ、このスレ結構好きなんだ……

652:名無しさん@秘密の花園
08/04/15 14:28:26 XeYy+SOa
このスレ読んでマンズリしてるのですか?

653:名無しさん@秘密の花園
08/04/15 15:28:38 XjGhit+S
素晴らしいです。作者さんGJ!
質問を変えてまでちゃんと愛を確かめたい鈴音ちゃん可愛いw
月刊百合ドラマこれからも楽しみにしています。

654:名無しさん@秘密の花園
08/04/16 04:35:08 x9SL7404
楽しみって
読むのが楽しいというより
マンズリするのが楽しいんでしょ?

655:名無しさん@秘密の花園
08/05/29 17:16:12 y047aTmQ
~鈴音編ーその9~

 夏は過ぎ去り秋もそろそろ終わりを迎え、ハロウィーン記念公演を終えた私達三年生は受験に向けてそろそろ引退……と、言いたいところだけどそうはいかない。なんと言っても家の学校はエスカレータ制だから、本当に一部を除いてここで引退する人など居はしないのだ。
 そう言うわけで三年生は一、二年生主体のクリスマス記念公園を無視して、最後の舞台となるヴァレンタイン記念園へ向けて新たな日々を迎えるのでした。



656:名無しさん@秘密の花園
08/05/29 17:18:35 y047aTmQ

「とうとう次が最後の舞台かぁ……」
 次回の舞台を何にしようか考えていると、どうしてもまだ配られてもいないチケットの事ばかり浮かんできてしまう。
「このまま三年間、一度も渡せずに終わるのかしら」
 とても長い溜息が零れた。
「珍しいわね、貴女が溜息なんて」
 急に後ろからした声に、もしかしてその前の一言を聞かれたのではないかと一瞬ドキリとしたけれど、そこまで届くような声ではなかったし、こんな物言いをする生徒には心当たりはなかった。
「先生がどうしてこんな処にいるのですか」
「顧問が部室に来ちゃ不満?」
「一、二年生達の練習は」
「その事だけどね、来週から三年生も練習を始めてちょうだい。もちろんクリスマス記念公演じゃなくて、貴方達の分をね」
「いくらなんでも早すぎます! それにまだ台本も配役も決まって―」
 言いかけた私にズイと冊子が突きつけられる。
「もう遅いくらいなのよ。貴女達には、いいえ、貴女にはこれを演じて貰います」
 言われてみればそれは劇の台本、それも表紙の文字だけで私を驚かすに十分なとんでもない台本だった。
「これ、毎年高等部のクリスマス記念公園で演っている奴じゃありませんか!」
「そうよ。だけど今年は演らないって言うから、それなら……って貰ってきたの」
 確かに、演らないこと自体は噂で聞いていた。何せこの劇は毎年恒例で行われているために今では学園の名物の一つになっており、
高等部で『この配役で次の部長が決まる』と言われている程だから、例え中等部であっても演劇部の私達が気にかけるのは当然で、この舞台の主役は皆の憧れだった。
「けれどこの舞台が今年中止になったのは……」
 そこから先は言うまでもなかった。この人は分かって持ってきたのだろうから、そこまで言えば意味は十分すぎるほど伝わる。
 この劇は難しすぎるのだ。


657:名無しさん@秘密の花園
08/05/29 17:19:28 y047aTmQ
「だから、よ。言ったでしょ? もう遅いくらいなのよ」
「それならどうしてこの劇を選ばれたのですか?」
 先生はその質問に自嘲気味に小さく笑って、それから見た事もないくらい優しい目で「笑わない?」と微笑んで。
 窓の外を向いた彼女の顔はまるで学友の様に幼く、窓硝子に映った彼女の眼は空を、いいえ、どこかもっと遠くを見つめていた。
「もう何年前になるかしら。私はここの生徒だったわ」
 それはまるで昔のアルバムをそっと捲りながら、あるいは大切な思い出の品が入った宝箱をそっと開きながら、幼い娘に思い出を語る様に紐解かれていく。
「当時、私達は皆ある人の事を想い、憧れ、そして慕っていた。あの方がいるだけで空気が変わった。皆と少しだけ違う特注の制服を着て、けれど私達は勿論、教師まであの方をお慕いしていたから誰も咎めようとはしなかった。
あの方が来る事で学園の朝が始まり、あの方の帰りを見届けて学園は終わりを迎える。私達にとってあの方は青春そのものと言っても良いくらい、それほど特別な方……私達はあの方をこうお呼びしていた」
 何だろう? 何か口では言えな、特別な予感の様の物が私の中で芽生え始めている。
「『白百合の君』、と」
 胸が一瞬高鳴り、何かが弾けた。その時、もはや私の中の予感は確信めいた物へと変わっていた。


658:名無しさん@秘密の花園
08/06/03 02:42:44 XyZOiDrQ
途中から投下出来ていなかった上に、
間違って『切り取り』を選択していただと……
(´;ω;`)

659:名無しさん@秘密の花園
08/06/30 01:29:30 h+eTevoL
ソウスケにまとめてレイプされるミチルとルカ

660:名無しさん@秘密の花園
08/06/30 06:07:32 C05GCkhm
ワシも参加させてくれんか

661:名無しさん@秘密の花園
08/06/30 19:58:35 dlqx+UAE
>>658
いやいや乙、サンクス!

662:名無しさん@秘密の花園
08/07/11 02:16:58 SzqM9eXD




 第9話後編のあらすじ

 鈴音の所属する演劇部の顧問は、自分の勤めているこの学園のかつての生徒であった。
 彼女は『白百合の君』と呼ばれた生徒と、彼女が演じた劇に人生の価値観を左右されるほどの衝撃を受ける。しかしながら、その劇はとても難しい劇であったがために、相手役は決して白百合の君のパートナーとして肩を並べるのに相応しい演技は出来なかった。
 そうして彼女は、いずれ自分の教え子に、あの時の白百合の君の隣に立つのに満足のいく演技を出来る者を出すことを目標としてこの学園に教師として戻り、あの時の劇を自分の手で教え子に教え演じさせることのできる機会と、
白百合の君の相手に相応しい演技をすることの出来る可能性を持つ少女に同時に恵まれた。その少女こそ中沢鈴音であるという。
 その話を聞いた鈴音は、初めてお姉さまと出会った時にお姉さまが演じると言っていた『お姫様の役』と言うのがこの劇のそれであると直感的に確信し、
この劇が、この劇こそがお姉さまにチケットを渡して初めて観にきて貰う劇に相応しいと感じ、一刻も早く集中して目を通すために台本を受け取るなり部室を飛び出してしまったのだった。





663:名無しさん@秘密の花園
08/07/11 02:18:18 SzqM9eXD
~鈴音編ーその10~

 お姉さまと同じ役が出来るのでないかと思ったけれど、よくよく考えれば私にお姉さまが演じたような可愛らしいお姫様なんて演らして貰える訳もなく、当たり前のように王子様役が充てられた。
 とは言え、今はこれが結構気に入っている。お姫様を演じながら『王子様になりたい』と言ったお姉さまに対して、お姫様になり損なった王子様と言うのは私に相応しかった。
「この劇の内容も、まるで皮肉の様にピッタリ」
 王に跡取りの息子が出来なかった為に、王子として育てられた王女。そんな彼女が城を抜け出し隣国のお祭りに出かけた時、アリスと名乗る一人の少女に出会い恋をしてしまう。
 ところがそのアリスは、同じく城を抜け出してきた敵国の王女だった。二人はお互いの正体を知った後もその気持ちは変わることなく、国を捨てて駆け落ちする事を誓うが、アリスは不治の病に侵されてしまう―
 思春期にも入り、レズビアンと言う言葉の意味を知り始めた頃に自分がまさかその役をやる事になるとは思ってもいなかったが、これが運命というやつだろうか。
 そのままほんの少し物思いに耽り、日記帳を開いて栞代わりに挿んでいたチケットを取り出した。
「明日、渡せるかな……」
 明日はクリスマスイヴ。
 お姉さまとお食事の約束をした日。
 私がチケットを渡すと決めた日。
 そして、ほんの少しだけ奇跡を信じたくなる日。



664:名無しさん@秘密の花園
08/07/11 02:19:27 SzqM9eXD

 クリスマス記念公演は終わった。声をかけると同時に泣き出してしまった彼女はとても可憐に見えたけど、舞台の上での彼女は部長の座を譲るのに相応しいと思えた。少なくとも、出番が無いからと言って一日中今夜の事ばかりを考えていた私よりもずっと。
「こんばんは、お姉さま」
「こんばんは、鈴音ちゃん。こんばんは、お父様お母様」
 お姉さまに挨拶を返す父と母は、毎年の事ながら何処か落ち着きが無い……と言うよりは普段から友達やお姉さまに連れまわされている私の方がおかしいのであって、こんな正装限定でメニューも読めないレストランの更には貴賓室と来てはそうそう落ち着けるものではない。
 それに私だって見た目は落ち着いているけれど、そんな物は演劇部部長の舞台根性であって、本当は場所が半分チケット半分で口から心臓が飛び出そうなほど緊張しているのだ。
 それに引き換えお姉さまと来たら慣れたもの。ササッと全員分の注文を頼んでソムリエーヌと合うワインがどうのこうの話している。時々口説いている様に見えるけどそれはきっと気のせい。
 ただ、こんな時はいつも思う。『どうしてこの人は私なんかの傍にいるのだろうか』と。そうして何時も堪らなく不安になる。まるで魔法が解けてしまったかの様に、突然私の目の前からお姉さまが消えてしまうのではないかと。
 そうして私は、後に知る事になるのです―
 ―この時の不安が、決して的外れな物ではなかった事を。



665:名無しさん@秘密の花園
08/07/11 02:20:54 SzqM9eXD

 楽しい時は、過ぎ去るのも早い物。私が手にしていた乾杯の葡萄ジュースは、何時の間にか食後のコーヒーへと変わっていた。
 この頃になるともう私の頭の中はチケットの事でいっぱいで、何時、どんな風にチケットの事を切り出そうかを何度も何度も頭の中でシミュレーションして、
『お姉さまと二人きりだったらすぐにでも渡せるのに』だとか『早く母と父がトイレでも何でも良いから席を立たないかな』なんて事まで考えていた。
 そんなことを考えている内に、到頭お目当ての会計時に。後は別れ際、父と母が店を出た直後にサッとチケットを渡してしまえば良いのだ。恐らく一分も掛からないはず。
 お姉さまが会計を済ませている間に、深く息を吸い込みポケットの中のチケットを撫でて覚悟を決める。
「あっ、あの―」
「あっ、そうそう」
 私が話しかけるよりも先に、お姉さまがパッとこちらを振り向く。
「鈴音ちゃん。明日、とても大事な話があるからホテルまで来てもらえるかしら?」
「明日ですか?」
「どうしても来てもらいたいの。大丈夫?」
「は、はい」
「それじゃあ鈴音ちゃん、私はお母様と二人で大人のお話があるから失礼するわね」
「へっ?」
 言うが早いか、お姉さまは母と二人でリムジンに乗り込み出発してしまった。
「あ、チケット……は、明日でいいかな?」
 予想外の出来事に、あれ程気にしていた当初の目的は果たされず、私の計画は宙ぶらりんのままに。
「きっと、きっと渡せるよね? 今度こそ……」
 小さく呟いたその問いに、答えを返す者はなく……



666:名無しさん@秘密の花園
08/07/11 02:21:32 SzqM9eXD

 クリスマス記念公演は終わり、後輩達への労いを済ませた私はお姉さまの部屋の前まで来ていた。
「ふぅ~~~~……」
 チケットを渡す事だけでも緊張するのに、そのうえ『大事な話』と言われては、普段は楽しみなこの扉を開ける事に気が進まないのも無理はなかった。
 とは言え、何時までもこのままこうしている訳にもいかない。覚悟を決めてインターホンを鳴らす。
「……鈴音ちゃん?」
「はい」
「カギを開けるから、入ってちょうだい」
 そう言ってインターホンが切れるが早いか、ガチャリと音を上げて鍵が開いた。
 こんなことは初めてだった。普段なら私がインターホンを鳴らすと直ぐ、いや、むしろ鳴らす直前に『おかえりなさい、鈴音ちゃん』なんて言いながらお姉さまが扉を開けてくれるのに……
 声は変わりなかったけれど風邪でもひいたのかな、なんて考えながら、お姉さまのいる寝室の扉に手をかけると、突然胸騒ぎがした。
 少し待ってみても止まる気配のない胸騒ぎを無理やり気のせいと決めつけて寝室に入る。
 そこで私を迎えてくれたのはいつものお姉さまの笑顔ではなく、部屋の真ん中に置かれた大きなトランクケースと、静かにベッドへ腰掛けているお姉さまのどこか憂鬱そうな顔。
「お姉さま、どうかなさったのですか?」
「鈴音ちゃん、これから私の言うことを聞いてほしいの」
 胸騒ぎはまだ止まっていない。いや、むしろ『これからお姉さまの言うこと』がその原因だと私に告げている。
 覚悟を決めて、唾を飲む。
「鈴音ちゃん、私ね……」
 それは突然に訪れた―
「ここを去ろうと思うの」
 ―奇跡の、終わりでした。


667:名無しさん@秘密の花園
08/07/20 23:33:03 RTNIYnm9
283です。久しぶりに来ました。
学生時代の鈴音さんと、お姉さまの織りなす話にwktkしながら、>529の話を少しだけ進めてみます。


 俺は、あれから日常の生活に戻り、家と会社の往復を繰り返していた。
 さやかさんが黒川さんの誘惑に流されてしまってからは、彼女達には会っていない。

 彼女達の背徳的な交わりは、あまりにも衝撃的であり、俺の今までの価値観は根底から覆されてしまった。
 簡単にいえばショックだった。
 俺は、百合というものに背徳的ながらも清涼なイメージを持っていた。もちろん、百合であっても、
三角関係にともなう嫉妬という、どろどろとしたものがあることは頭では分かっていたが、
実際に目の当たりにするとやはり違っていた。

 俺の我儘というべきだろう。禁断の園にも桎梏や葛藤があるにも関わらず、右も左もわからない
部外者が勝手に首を突っ込んだ報いを受けたに過ぎない。
 俺は、彼女達とは積極的な繋がりを断って、一度は踏み込んだ世界から遠ざかろうとしていた。

 しかし、道を迷い込んだ者をあっさりと解放してくれる程、この世界は甘いものではない。
 俺は、既に様々な人から存在を認知されており、関係を持ち続けて欲しいと思われていたのだ。
 そして、さやかさん達の交わりを見届けてから、2週間程たった時の週末、会社の仕事を終えて外にでようとした
俺の携帯が鳴った。

 履歴も見ずに反射的に耳に当てる。
「もしもし、山田ですが…… 」
「もしもし、佐藤です」
 聞きなれた女性の声がきこえる。
「えっ!? もしかして? 」
 エルメスという言葉が頭をよぎった。
「はい。佐藤ひとみです。お忙しいところお電話してすみません。まだお仕事でしょうか? 」
「いえ…… 大丈夫です」
 ひとみさんは俺が、彼女が痴漢に遭っているところを助けたひとだ。
 ロングが似合う美人で、鈴木さやかさんと付き合っている…… はずだ。
「あの…… もしよければ今日、お会いできませんか? 」
 ひとみさんの声は微かに震えている。俺はごくりと喉を鳴らし、ともすれば擦れそうになる声を何とか振り絞った。
「ええ。構いませんよ」
「よかった…… それなら7時に駅前の喫茶店『ティアラ』でお会いできませんか? 」
 俺が頷くと、ひとみさんはお礼を言って電話を切った。

 大きく息を吐き出してから、携帯をポケットに仕舞う。
 運命の歯車が軋みながら回り始めた音をはっきりと聞きながら、俺は雑踏の中を歩きだした。

668:名無しさん@秘密の花園
08/07/21 07:02:41 mm6doHTP
283さん帰ってキタ━(゚∀゚)━!!!!
これで私も安心してこのスレを離れられます。
本当は全5部の予定が、私の超遅筆の所為で抜けたり切ったりで中途半端になってしまって申し訳ありませんでした。
それでは、これが私の最後の投下です。

669:名無しさん@秘密の花園
08/07/21 07:05:48 mm6doHTP
~鈴音編ーその11~


「ど、どうして、どうしてですか!?」
 『行かないで』より先にそう訊いていた。とにかくもう頭の中は滅茶苦茶だった。
「私ね、高校を卒業してすぐ、前日まで顔も名前も知らなかった人と結婚したの」
 お姉さまの口調は静かでゆっくりとしていて、だけどとてもはっきりとした物だった。
「相手も家も由緒正しい名家で当然政略結婚と言う意味合いもあったのだけれど、それ以上に私が同性愛者であることを知った両親が、親戚や世間の目を気にして無理やり結ばされた物だったの。
最初に子供が出来たと知った時には一晩中泣きはらしたわ。でもね、それから自分のお腹が大きくなっていくうちにね、『私は好きな人と結ばれる幸せを奪われてしまった。だから、代わりに神様が諦めていた子供を産む幸せをくれたんだ』って思うようになったの。
それから、私は自分の子供にこれから先全ての幸せを注いで、これからはこの子の為に生きるんだって誓って…… 初めて生まれて来た子供の泣き声を聞いて抱きしめた時には、嬉しくて涙が止まらなかった―
だけど、次の日目が覚めたら、私の子供はいなくなっていたの。子供は莫大な財産と幾つもの事業を受け次ぐ跡取りとしての英才教育を受けさせるために、どこか私の知らないところへ連れて行かれてしまった。
幾ら訊いても居場所も教えて貰えず、どれほど頼んでも会わせて貰えず、それから一年もして唯一、娘がクレヨンで描いた手紙だけが届いたわ。それでも私、嬉しかった。それから今日まで鈴音ちゃんの知っている通り、ずっと手紙のやり取りだけは続けて来たの。
その娘がね、このところずっと笑いもしなければ泣きもしないし、ただぼうっとしてご飯もろくに食べなくなったらしくて、とうとう向こうにはどうにも出来ずに私に娘と暮らす許可をくれたの。
だけど、今の私には鈴音ちゃんがいた。遠くでずっと思い続けて来た一人娘との生活と、今までずっと私を支え続けてくれた大好きな鈴音ちゃんとの生活と……」
 お姉さまの手招きに誘われて、そっと隣に腰を降ろした。


670:名無しさん@秘密の花園
08/07/21 07:06:22 mm6doHTP
「どちらが大切かなんて、私には選べなかった。だから私は、『責任』で選んだの」
 お姉さまは私を抱きしめてそう言ったあと、ほんの少しだけ肩を震わせて続ける。
「ごめんなさい、鈴音ちゃん……貴女にはまるで関係のない事なのに。責めてちょうだい、怨んでちょうだい、愛する人を愛してくれる人を捨てていこうとしているこんな馬鹿な私を。ぶってくれてもいいわ」
 顔をあげ、思わず息をのんだ。
 生まれて初めて、お姉さまの頬を流れる幾筋かの光を見た。
「どうして、どうして貴女は生まれてしまったの? どうして私たちは出会ってしまったの? 貴女が生まれてくるのがもう5年遅ければ諦めだって―いいえ、それでも無理かしら。だって私と貴女ですもの」
 もし、私がもう5年生まれてくるのが遅かったとしても、もし、お姉さまがもう5年早く生まれて来ていたとしても、私には諦める事など出来はしないのでしょう。だって、私とお姉さまだから。
 二人が出会ったのが例えお姉さまがもう結婚させられてしまった後だったとしても、例え今私が未だほんの小さな子供だったとしても、あるいは私が既に大人になっていたとしても、それでも、もし二人が出会ってしまったなら。胸を張って言える。私はお姉さまに恋をすると。


671:名無しさん@秘密の花園
08/07/21 07:06:44 mm6doHTP

「こうしてどこかに行ってしまう私が貴女の事を心配する資格なんて無いのかも知れない。だから、許してもらおうなんて思わない。それでも私が最後に貴女を待っていたのは、ただ貴女に誠意を尽くしたかっただけなの」
 お姉さまはそっと私の右手をとると、軽く唇を落として眼頭を添えられた。
「素敵な日々をありがとう、鈴音ちゃん。それから、それから……」
 お姉さまがその後と言おうとしているのか、どうしてその言葉を直ぐに続けることが出来ないのか、それを全て、涙が教えてくれた。
 お姉さまはとても優しい人だから。『行かないで』と言えば、決心が鈍るかもしれない。私のそばにこれまでと同じように居てくれるかもしれない。
 私はそれで幸せ、十分すぎるほどに。お姉さまがそばに居て、ただ、微笑んで私の名前を呼んでくだされば、それだけで幸せ。
 もしそうなっても、お姉さまは決して私の事を責めはしない。ただ、毎日ここで私の事を待っていてくれて、これまで通り笑顔で迎えてくれて―
 ―そして、時々寂しそうに物思いに耽るのでしょう。


672:名無しさん@秘密の花園
08/07/21 07:07:17 mm6doHTP
 お姉さまはきっと、ただ何も出来なかった自分を責めて、自分の娘が今どうなっているのかを考えて、眠れない夜には泣いて謝って。
 私は、私は今までこの人の為に何をしてあげられただろう。これから先、いったい何をしてあげられるだろう。
 それがどんなに辛い事かは分かっているつもり。どれほど後悔するかも分かっているつもり。それが私にとって、どんなに苦しくて、悲しくて、寂しくて……
 だけど今、この人の為に出来る事があるから。私はそれをしたい。
 この人を、笑顔で送り出したい。
「お姉さま……」
 苦しい。
 息が出来ない。
 それを言おうとすると、涙が溢れそうになる。
「私は、私は大丈夫ですから」
 大丈夫な訳なんてない。
 だけど、泣いちゃダメなんだ。
 泣けばきっと、お姉さまは行けなくなってしまうから。
 笑わなきゃ。悲しくても。辛くても。苦しくても。
「だから、私のことなど気にせず」
 たとえ涙が枯れ果てるまで泣く事になったって良い。二度と笑顔になんてなれなくても構わない。
 だから、お願い。
「どうか―」
 今だけ、笑って……
「どうか、幸せになってください」
「鈴音ちゃん……」
 お姉さまは私を抱き締め、そのまま、押し倒した。


673:名無しさん@秘密の花園
08/07/21 07:07:49 mm6doHTP


 目が覚めたとき、ベッドの中にお姉さまはいなかった。
 代わりに、明かりのついていないシャワールームから水の音と、それに隠すようなすすり泣きの声が、静かに、とても静かに響いて。
 私は服を着ると、黙って部屋を出た。
「今まで、今まで……」
 言おうと思った台詞が、喉から出てこない。これが最後だと身体が認めたがっていないのかもしれない。
 だけど、決めた事だから。
 これが、あんなによくしてくださったお姉さまに対する恩返しだと。
「今まで、本当にありがとうございました!」
 さようなら、お姉さま。
 さようなら、大好きな人。
 さようなら、幸せだった日々。

 泣きながら走った夜道は、初雪で濡れていた。


674:名無しさん@秘密の花園
08/07/21 07:23:29 mm6doHTP

これで鈴音編は終わります。
構想だけで結局書けなかった話(この後、荒れた鈴音と黒川さんの話や劇の話など)があったのが残念ですが、ひとまず形として終わらせる事が出来ただけで満足……いえ、私にしてはこれで上出来と言えるでしょう。
途中で投げ出さず最後まで書ききれたのは、ひとえに保守や声援を送ってくださった皆様のおかげだと思います。
最後までうるさい子でごめんなさい。でも、一言だけ言わせてください。
皆様、これまで鈴音を見守ってくださり、本当にありがとうございました。そして、さようなら。

675:名無しさん@秘密の花園
08/07/21 23:46:47 ent9VLsQ
>674さん
長い間、おつかれさまでした & ありがとうございました。
とても悲しい別れでしたね……
離れた所にいても、ふたりはずっと見えない、しかし、分かちがたい絆で繋がっていることでしょう。
私は、時々しかここにこれませんが、おひまがあればスレを覗いていただいて、やいのやいの言ってください。


基本的には、1レスずつ、のんびりと進みます。(負担が軽いので)
誰もいなければ、そのまま進み、誰かがいて(ご希望があれば)適度に分岐をいれていきます。
もし、よろしければお付き合いください。


676:名無しさん@秘密の花園
08/07/22 00:25:01 wtkvqBFI
 陽が沈んでしばらくすると、茜色に染まった空のあちらこちらに星が瞬き始める。
 金曜日の夕方は、行き交うサラリーマン達の足取りは軽い。
 明日は休日ということで、はやくも、連れだって飲み屋の暖簾をくぐる者も多い。

 雑踏の流れに半ば身を委ねながら進むと、『ティアラ』と書かれた看板が視界に入る。
 木製のドアを開けると、カランコロンという、どこか懐かしい呼び鈴の音が俺を迎えてくれた。
 あたりを見渡すと、エルメスこと、ひとみさんが軽く手をあげて、俺を呼びとめてくれた。

 ずいぶんと久しぶりにお顔を見たが、思わず見とれてしまうような綺麗な人だ。
 しかし、彼女の微笑みがどこか寂しさを含んでいることに、すぐに俺は気づかされた。
「お久しぶりです。山田さん」
 俺は少し頭をさげて席につくと、店員が注文をとりにくる。
「ひとみさん。食事はどうします? 」
 俺の問いかけに、ひとみさんは軽くかぶりを振った。
「分かりました」
 俺はホットを頼み、店員がカウンターに戻ることを確認してから、声をひそめて切り出した。

「何が…… あったんですか? 」
 ひとみさんは、貼りつかせていた形だけの笑顔を消し去り、物憂げな表情を浮かべた。
「ごめんなさい。呼び出してしまって…… でも、相談に乗って頂きたかったんです」
 俺は、極力、表情をあらわさないように気をつけながら、話の続きを促す。
「実は、さやかとの事ですが…… 」
「さやかさん…… ですか? 」
「ええ。以前、山田さんには、私とさやかはルームシェアをする予定であることを、お話したと思います」
「はい」
 頷きながら目線を落とすと、さやかさんの指が忙しなく動いている。

「アパートも決めて、もう入居するだけになっていたんです。でも…… 」
 ひとみさんが顔をあげると、彼女の瞼から涙がこぼれ落ちそうになってしまっている。
「ひとみ…… さん!? 」
 俺は、驚いて腰を浮かしそうになった。無意識にポケットをまさぐり、白い布を取り出そうとする。
 しかし―

「さやかが入居を取りやめるって言うんです! 」

 ひとみさんの悲痛そのものの叫びは、鋭い後悔の槍と化して、俺の心に深く突き刺さった。

677:名無しさん@秘密の花園
08/09/16 21:20:58 0Zcr2brI
age

678:名無しさん@秘密の花園
08/11/14 00:14:00 zv7p/t66
age

679:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/02/11 10:18:08 OXWHg381
レズカップルと噂になっている女子中学生二人がいるんだけど俺たち仲間内の脳内ではいつもリンカーンで泣き叫ばせている

680:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/02/11 11:29:52 J7vF7Hrc
俺たち=女友達だな
フヒッ!

681:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/02/12 08:46:14 PMFeCgFm
てすと

682:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/02/14 16:21:20 M5NQDuSG
最初からよんできたけど、おもろかった!
誰か続きを書いてくれる人はいないですかね~

683:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/02/14 19:00:10 z/PczLB0
いないな

684:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/02/27 04:32:58 zgkN3zKE
age

685:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/02/28 22:39:52 IAj2i1z2
レイプして中田氏したいな

686:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/02 06:30:37 V3t1NR/I
ワシもじゃよw

687:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/16 03:45:47 kuGA6yFU
ワシもいれとくんなはれ

688:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/03/17 17:53:11 W6jsY5yd
俺も今頭から読んできた
何この隠れた名スレ

689:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/10 19:23:18 B5l0f60l
age

690:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/11 18:37:56 yLtVOU3L
やっぱりレイプは気持ちいい

691:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/12 01:21:29 8AjkT8NM
中出しするの?

692:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/12 15:03:39 0pvQ9ZQJ
ゴムなんかつけたらレイプとは言わないよ

693:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/12 16:28:51 8kXyCHFr
ここ最近行ってるんだけど、けっこう
いい感じです^^。

URLリンク(dancingflower.net)

自分的には左の子が理想です。

694:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/13 17:53:10 OicRSvcZ
つまりその子をレイプしたいの?

695:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/15 22:23:17 6XpG7No7
また変なのがわいてるよ

まったく>>1のせいだな

696:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/16 13:12:54 Jd0ngEfw
a

697:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/17 13:13:43 v1hcIdP6
>>695
まあそうカッカせずに
湧いてきた変なのをマンコに詰めてマンズリしましょうよ

698:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/19 21:21:09 telNQOTY
あなたも一緒にマンズリするのですか?

699:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/20 13:30:01 GLfzPDF2
はい

700:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/21 13:50:37 h/bKNSOO
ここはマンズリのスレではなくてレイプのスレですよ

701:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/23 03:34:45 8AJ1EDNN
マンコにチンポいれるということ?

702:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/24 04:55:47 UG0pfMxf
おちんちんと言いなさい

703:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/25 03:13:28 Kl2eX/iQ
おてぃんてぃん

704:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/26 04:43:29 Z3ZwSUQh
おちんちん大好きなビアンが多いね

705:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/27 03:19:11 UKwLFAtc
価値観の多様化ですね

706:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/04/29 02:30:39 L0HuU7bZ
皇室にレズレイプの波が押し寄せるのももうすぐですね

707:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/01 07:05:36 bR0N+lJ/
愛子さまが権力を振りかざして同級生の女の子をレイプなんてねーよハァハァ

708:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/02 19:29:40 d4YVQMlg
愛子様はチンポ見たことあるの?

709:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/14 04:50:48 v0UJFYce
電荷の珍歩から産まれた事実をまだ知らないのかな

710:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/15 03:07:48 nr9o0uaq
レイプして中だししたいの?

711:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/16 02:44:00 hMn4xGO6
中だししたほうがキモチいいの?

712:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/16 21:38:08 yS4B823q
ゴムつけてても気持ちいいよ

713:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/17 02:54:50 HJRDy2yl
やっぱり生のほうがいいです

714:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/19 04:56:21 XoEXEhUk
ババアのガバガバマンコはいずれにせよキモチよくないぜ

715:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/20 12:04:03 bci1s1R+
でもここにいるのは殆どが処女ばばあだよ

716:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 03:53:45 mitByG9r
処女ババア43歳?

717:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/21 16:01:00 8gh9QwLb
平均年齢はちょっと高めかもね

718:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/22 17:27:35 vgGRH1Yr
レイプして最後は中だしするの?

719:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/23 02:00:25 IprUkJiC
そうですね
ゴムつけてレイプはしないかと・・・

720:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/23 16:38:58 cn0uHGwO
でも口内に出すかもよ

721:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/24 01:01:25 GilyZqzt
これもレイプスレだな

722:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/24 02:00:30 BAQV7Up7
何も分かってねぇよお前ら

723:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/24 22:28:48 A/rVNIyY
では、どうぞ説明してください

724:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/25 03:01:31 bFvPcCC5
自分だけがわかってるとか言ってるほうが滑稽だよね

725:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/26 12:04:31 oBGqgR/r
おそいたくなるようなレズはこのスレには皆無だね

726:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/28 04:45:40 wB1Wmi2F
勘違いビアンと居座りレズしか来ないからね
しかも前者は指摘してあげるとすぐに出て行くし
残ってるのは居座りレズだけ

727:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/29 03:28:54 SIqxPA8G
いやな世の中だね

728:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/30 16:11:03 UcS/votS
憎まれっ子世にはばかる

729:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/05/31 19:22:51 G3zLzgoD
レズレイプしたい。はぁはぁ。

730:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/06/01 18:28:43 MsTceHAt
する度胸ないくせに

731:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/06/01 19:34:27 NU+37URW
>>730


732:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/06/01 23:47:49 MqLS7Toq
>>730

733:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/06/02 01:23:22 oA7jQaJv
ではしてもいいのですか?

734:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/06/02 01:45:58 /vXakpKh
本気で言ってないよな?言ってるなら住所さらせよ。 近いなら払い腰で頭からアスファルトに叩きつけて体不自由にさせてやるから。 正気にしてやるよ。

735:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/06/03 02:53:54 NJ5Ha9Zf
>>734
38歳のキモガリババアがネットでは威勢いいなw

736:734
09/06/05 05:42:25 nhfs8ZY+
だって威張れるのはネットだけだからね。とほほ・・・

737:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/06/07 18:26:32 YCwoqZiq
え?でも普段も母親相手に威張り散らしてるのでしょ?

738:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/06/07 18:31:19 Kz8Ax4SL
俺男だよ。 早く住所晒せよ。

739:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/06/08 13:26:26 4qoef+vw
チンポしゃぶらせてくれるの?

740:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/06/08 18:34:41 HvU+/422
日曜日に八王子駅で待ってるよ。上半身裸にサングラスな。

741:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/06/08 22:58:18 rPWj7Vok
何故か俺はアッー扱いに…… でもとりあえず冗談でもレイプとか言うなや

絶対だめ

742:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/06/09 01:37:34 Y/feIddE
レズは見て楽しむものであって自分が絡むものじゃないと思うんだ

743:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/06/12 03:12:09 C+v7tqs8
チンポいれちゃだめなの?

744:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/06/13 21:52:35 uTcgSTLk
いいんじゃない
ここは自由の国だし

745:名無しさん@ローカルルール変更議論中
09/06/16 19:20:04 ixMQdme0
どちらにしろ通報なわけだが

746:名無しさん@秘密の花園
09/07/04 05:48:56 oAS2mVYi
なんで通報通報と虚勢張って言うだけで
ちゃんと実際に通報しないの?

747:名無しさん@秘密の花園
09/07/04 19:38:03 CDFKTF7z
PINKにおける通報の意味をきちんと理解していないババアだから

748:名無しさん@秘密の花園
09/07/08 03:28:41 V+PsdGu4
通報だとか言えばいいと思ってるバカレズ


749:精力剤、媚薬、激安通販
09/07/10 17:46:56 db1R7d66
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750:名無しさん@秘密の花園
09/07/19 19:30:42 lo43mMxk
>>749
相手がレズと知らずに中だししちゃった場合もOKですか?

751:精力剤、媚薬、激安通販
09/07/28 05:19:48 G/CfJz0i
もちろんOKですよ

752:名無しさん@秘密の花園
09/07/30 01:14:11 GW378Ih4
レズカップルを調教して二人とも自分の奴隷にするという昔小説があったな。
題名は松平龍樹「女子高生百合飼育」。

753:名無しさん@秘密の花園
09/07/30 01:53:49 BWPXjSc8
おちんちんを同時にしゃぶらせるの?

754:名無しさん@秘密の花園
09/08/01 01:33:09 prBDq4ex
2本同時に咥えるシーンがあったよ

755:名無しさん@秘密の花園
09/08/01 16:08:54 uJKFITsR
百合作品に出てくる男ってすっごく汚い感じがするよな


756:名無しさん@秘密の花園
09/08/02 17:49:00 CYe28MBq
その汚い男よりもさらに薄汚いのがレズばばあ
上には上がいるんだよ
びっくりだね

757:名無しさん@秘密の花園
09/08/02 19:43:41 f13nKXXo
>>756お前いろんなスレでレズばばあ連呼してるけどあれか?

そのレズばばあがそんなにすきなのか?

758:名無しさん@秘密の花園
09/08/02 20:43:37 nF/zcagE
頭が可哀相だから
馬鹿の一つ覚えなんだってさ^^
上には上が居るんだね^^^^

759:名無しさん@秘密の花園
09/08/02 20:50:15 dTZk8dWR
え?>>758はその頭のおかしい人相手に全レスしてるの?
上には上がいるね。

760:名無しさん@秘密の花園
09/08/02 20:52:53 nF/zcagE
キチガイには言っても無駄だったかな^^

761:名無しさん@秘密の花園
09/08/04 01:28:30 1Q69wNIW
とか言いながらまた言ってるし
よほどすることがないんだね
かわいちょうでちゅ

762:名無しさん@秘密の花園
09/08/04 10:46:11 btAhwjcA
さすが◆lMqUeleQxUにこだわってるだけあって
脳みそが簡単な作りなんだね^^

また「脳みそが簡単な人に構ってるお前が」とか言うのかな
知的障害もキチガイも全部認めてんだね^^

763:名無しさん@秘密の花園
09/08/05 01:35:41 Bk9JP2SJ
え?>>762はその「知的障害もキチガイ」相手に全レスしてるの?
上には上がいるね。

764:名無しさん@秘密の花園
09/08/05 10:02:39 dabqEU0n
>「知的障害もキチガイ」相手に
キチガイ動揺してるの?^^
日本語おかしいよ^^^^

765:名無しさん@秘密の花園
09/08/06 03:36:35 m7E0vri4
>日本語おかしいよ
>日本語おかしいよ
>日本語おかしいよ
>日本語おかしいよ
>日本語おかしいよ

あなたこそおかしあるよ
助詞使うあるね

766:名無しさん@秘密の花園
09/08/08 00:57:18 UXlWTtgf
おかしあるね
おかしあるよ

767:名無しさん@秘密の花園
09/08/08 18:09:46 NuGuze+t
いとをかし

768:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 16:55:02 ZEMSmBk0
年下小倉優子にS責めされる森高千里

千里はお尻剥き出しで優子に膝待ついてた
一斗缶入りのグリセリン原液を、
サンダンで18回に分けて浣腸される。
バルーンを膨らまされて白眼を剥くまで追い上げられ、
脂汗を出し切って鳥肌が立ったところで排泄させられる。
排泄物を出し切って、腸粘液でグチョグチョになった肛門に
千里自らが腰を振る騎乗位でイキ果てるまで抜き差しする。
肛門責めの効果で双臀はパンパンに張り、
老廃物の排泄と大量の脂汗で肌は真珠のように輝き、
騎乗位でのスクワットで美脚はさらに引き締まった。
何より、人生最高の屈辱を味わった悦びによって
千里の表情は、史上最高の美しさを湛えるものとなった。
「ふふふ・・こっちの穴の感度は・・どう?」
長くのばした優子の爪が、白い餅のような柔らかく滑らかな千里の尻肉を
カリカリとくすぐり、Tバックのひもをずらすと、
深い双尻の割れ目にそってツッツッと爪先で前後にくすぐる。
「あ・・あん・ああ・・そこは・・だ・・めえ・・」
千里は必死に丸い尻を左右に振って優子の指から逃れようともがいた。
「うふふふ・・千里のかわいいお尻の穴が丸見えよ・・きれいね・・
色素もあまりついてなくてピンク色のアヌス・・ここは・・処女なのかしら?」
優子の指が、可憐につぼまる千里の秘密の穴を探り当て・・
指先で柔らかな双尻の合わせ目を左右に押し開き・・天井を向けてなにもかも露わにする。
『ひい・あ・・いや!・・やめて・・優子さん!」


769:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 17:01:00 ZEMSmBk0

ぴっちりつぼまっていた尻の割れ目を左右に押し開かれ、
冷たい空気をアヌスに直接感じて・・千里は恥ずかしさに
「だめよ・・これからわたしのことは、優子様と呼びなさい。いいわね。千里」
「ああ・・は・・はい・・優子・さ・・様・・」
屈辱を飲み込んで、千里は涙声で小さく言う。
だめ!もう一度!大きな声で!いってごらん!千里は優子様のものですって」
ピシャ!と弾力ある尻に平手打ちが飛ぶ。
「う・・は・はい・・り・・千里は・・ま・・優子様の・・も・・ものです!」
「ふふふ・・良い子ね・・じゃあ・・さっきの質問に正直に答えなさい・・
オナニーは週に何回なの?」
「そ・・れは・・・」
まだためらう千里の乳房を優子は乱暴ににぎり、ピンク色の乳首をきつくひねり上げる。
「まださからうの?生意気ね!これでどう?」
「う・くう・あ・・お・・っぱい・・だめえ・・」
千里は、美しい顔をのけぞらせて、苦痛にうめいた。
「ほらほら・・素直にならないと・・もっと痛くするわよ・・」
優子の指が・・まんぐり返しに上をむいた千里のTバックの間から・・
繊毛をかきわけて・・その奥の堅いクリをつまみ上げる。


770:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 17:02:22 ZEMSmBk0
千里は大股開きで天井アナス剥き出しの格好のまま縛られてた・・・
「千里・・・これからその可愛いアヌスをタップリ舐めたげるわ」
優子は千里のアヌスの周辺から中心を丁寧に舐めあげた
「あ、ああん」千里は我慢出来ず声を漏らした
「千里気持ちいいのね、アヌスが感じるのね、返事しなさい!」
千里は恥かしさのあまり声が出せない
「さあ返事をするのよ!千里はアヌスが感じるといいなさい!」
優子は千里のアヌスに舌を入れ捏ね繰り回した
舌をアヌス深く突っ込み素早く動かした、優子の指は千里の秘部を
爪を立て柔らかくタッチをしてた
「うううっああっ・・・」千里はなすすべなく声を出した
「気持ちいいんでしょ千里、ねえ気持ちいいならアヌスを虐めて
下さいって言うのよ!」優子は語気を強め今度は千里のアヌスに
指を侵入した
「ほうら千里指が入ったわよ、千里の可愛いアヌスに指が入ったわよ」
優子はアヌスに指を二本入れ同時に突起物を強くすった
どっちが気持ちいいの千里?アヌスは舌がいいの指がいいの?」
優子は激しく突起部を吸い時に秘部に舌を入れ上下させた
「ほら返事するのよ!千里!しないと止めるわよ!」
千里は気持ち良さのあまり小さな声で返事をした・・・
「アヌスに舌を入れて下さい・・・」




771:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 17:04:04 ZEMSmBk0
優子は一瞬動きをやめ千里の顔を見つめながら
「そう千里はアヌスに舌を突っ込まれたいのね、フフっ変態ね」
「じゃあ優子様のアヌスをタップリ舐めてもらおうか変態千里!」
ちゃんと舐めたらご褒美にアヌス虐めてあげるわ」
優子は千里の顔にまたがりアヌスを唇に押し付けた、息も出来ないほど
強く押し付けた「ほら舐めるのよ!千里!」
「優子様のアヌスは美味しいですって舐めるのよ!」
千里は無我夢中で優子のアヌスを舐めて舌を這い回した
「優子様のアヌスは美味しいです、と小声で囁いた」
「そう優子様のアヌスは美味しいのね、じゃ後でもっと美味しい物をあげるわ」
千里はもっと美味しい物の意味が全く分らず、後で狂気の性行為を
受け入れるとは思いもしなっかた・・・
優子は上下シックスナイン状態で千里の突起物を吸ってアナスに指を入れた
激しく上下させた
千里は恍惚のあまり秘部はズブ濡れの状態だ・・・
「千里オマンコの汁がたくさん出て感じてるのね」
優子は千里の汁を吸って味わった・・・
「千里のオマンコ汁は美味しいわ、優子様の美味しい物もたっぷり
後で味あわせてあげるからアヌスを丁寧に嘗め尽くすのよ変態千里」
優子は強く尻を千里の口元に押し付け「さあ千里お前も優子様のアヌスに
舌を入れるのよ!早く入れなさい」と命令した
千里は優子のアヌスに舌を入れなすがまま優子の腰振りに合わせて
舌を動かした・・・千里の顔は薄らかな汗と優子の愛液にまみれ今までにない
絶頂の顔をしてた・・・


772:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 17:07:15 ZEMSmBk0
千里は優子に浣腸を渡された
「千里、優子様のアヌスにそれを入れるのよ」
千里は優子の白いお尻を開き四つん這いんの優子の
アヌスに浣腸の先を押し付けた・・・
「そう千里、ゆっくり押しなさい液を優子様のアヌスに
たくさん注ぐのよ、千里のお口にたっぷりご褒美あげるから」
千里は意味も解らず優子のアヌスに何度も浣腸した
優子のアヌスから時折浣腸液が垂れ流れてた
優子はソファに座り浣腸液が直腸に回る快感を楽しみつつ
千里に命令した「千里、オマンコを舐めるのよ、美味しい優子様の
オマンコを舐めてオマンコ汁をすするのよ、早くしなさい!」
千里は優子に膝まづき塗れて光った優子の秘部を舐めた
千里は舌を出し優子の濡れた秘部をペロペロと猫のように舐めた
奴隷となり優子の秘部を吸いつつ自らも激しく濡れた・・・
千里の秘部からは愛液が滴り落ちそうに濡れた
真っ白な千里の尻はピンクがかり尻をピクピクと振るわせた
千里は優子の性癖の虜になってしまったのだ
「千里音を出して激しくオマンコを舐めるのよ!」
優子は千里の顔を強く秘部に押し付けた
千里は必死で優子の秘部を舐めた、ジュルジュル音を立てて舐めた
時に優子の腹から浣腸の囁きが聞こえた・・・
優子は千里にアヌス舐めを命じた「千里、優子様のアヌスに舌を入れて
浣腸液がこぼれないよう蓋をするのよ」


773:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 17:10:35 ZEMSmBk0
優子は千里を仰向きにさせ顔にまたがりアヌスを千里の口に押し付けた
命じられるままに千里は優子の尻を抱えアヌスに舌を入れた
千里は何か苦いしょっぱい味を感じた、今までにない味覚だった
優子は愛液を垂らし千里の顔に擦りつけながらアヌスに舌を突っ込ませながら
徐々に噴出へと近づいていた「うううっうう・・・」
ため息を漏らしながら優子は排泄間近であった
「あっ千里!ご褒美をあげるわ!ああ千里ご褒美よ!
ご褒美よ!千里!美味しいご褒美よ!」
千里は今はっきり何を自分の顔に浴びせられのか気付いた
千里は身体がブルブル震えた、その屈辱が恐ろしく怖く涙ぐんだ
でも千里の秘部は明らかに濡れていた
優子に今まさに何をされるかと思うと余計に興奮もして
千里は恐怖の中に恍惚を感じていた
優子の腹は激しく鳴りアヌスは千里の舌では押さえきれない程
広がりつつあった
優子は千里の舌を抜かさし、やや腰を上げ千里に大きく口を開けるよ命じた
「千里口を大きく開くのよ!大きく開いてご褒美を受け止めるのよ!」
優子のアヌスはピクピクと動き開き気味で僅かな浣腸液が
千里の口元にポツポツ垂れてきた
「こぼさず全部食べるのよ千里!こぼしたら、おしおきよ!」
千里は優子のアヌスから垂れる液を涙目で受け止めていた・・・
優子の腹はさらに激しくグルグルと大きな音を立て出しだ
「ううぅ千里おお・・・優子様のウンチを口で受け止めるのよううっ」
優子は爆発寸前であった、千里は顔が硬直し全身震えが止まらなくなった
千里は優子のアヌスがより開き何かアヌスがヒクヒク動くのを真上に見た




774:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 17:13:01 ZEMSmBk0
その時千里の顔を優子の小便がビシャビシャと音をたて直撃した
千里は目をつむりそれを耐えた・・・がと我慢していた瞬間
ブリブリュと音たて優子のアヌスから茶褐色の排泄物が液と供に
一気に千里の口元に噴射された
「千里!口をもっと開けて受けるのよ!全部受けるのよ!
こぼしたら只じゃおかないよ!」優子は千里の口元に
噴出するアヌスを押し付けた!千里の口は優子のアヌスに占領され
口の中に優子の排泄物が溢れた!千里は苦しくて気持ち悪くて吐きそうに
「くっくるしいっうううっ」千里は苦しくて苦しくて仕方ない
味も匂いも感じない、ただ苦しくて息も出来ない状態だった
「うわわあっわ!逝く逝く!」優子は脱糞しながら自分の秘部を
千里の鼻に擦りつけ最高潮に達する手前であった
「千里いいわ!千里!優子様のウンチを残らず全部食べるのよ!
残したら汚い男のチンポをしゃぶらせるわよ!食べるのよ千里!」
優子は激しく腰を動かしヌルヌルに光った千里の鼻に秘部を激しく擦りつけ
アヌスからは尚も大量の排泄部を千里の口の中に排泄する
「うぐっううう、うう」千里はもう顔中尿まみれで鼻には優子の愛液
口の中から頬喉にこぼれた優子の排泄物で気が遠くなっていた
「あーっ!あああ!」優子はおたけびをあげ果てた・・・


775:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 17:15:18 ZEMSmBk0

「はあああ」優子は腰を千里の顔に静め息を付いた・・・
千里は優子の尻が重くて口には優子の排泄物で軽く気を失った
「千里!目を覚ますのよ!」優子は千里の頬を手で強く叩いた
千里ははっと気を戻した、その瞬間優子は自分の排泄物を千里の口元に強く
捻じ込んだ「千里全部食べるのよワカッタわね!返事は!」
優子様の美味しいウンチを全部食べます!って言うのよ!」
「ハイ優子様、優子様の美味しいウンチを全部食べます」
千里は恐怖と興奮で優子の言いなりであった
千里は吐きそうになりながら泣きながら優子の排泄部を飲み込んだ
30分近くかけ優子の排泄部を全て喰わされた
「偉いわね千里、さあ最後に優子様の手とアヌスに付いてるウンチも綺麗にすつのよ」
千里はなすがままに優子の手をペロペロと必死に舐めた
優子のアヌスも丁寧に丹念に舐めた
既に千里の顔は糞尿まみれの汚れた顔に変わってた・・・
千里の股間からは何故か愛液がしたたり落ちて腿に伝わっていた




776:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 17:17:26 ZEMSmBk0
千里は優子に身体を丹念に洗う事を命じられ浴槽で一時間を要し
優子の身体と自分の汚れた身体を何度も洗った
入浴中、優子に小便を飲まされたが千里は素直に優子の
小便をごくごくと全て飲み干した
千里は優子の小便を飲むのが既に嫌ではなくなっていた
逆に千里はえらく興奮を覚え優子の秘部に吸い付き小便を
綺麗に舌で拭き取った、何故は千里は幸せを感じていた
そして・・・
浴槽から戻り千里は声をあげた!「キャア!誰!」
そこには一物を黒光りさせた全裸のやや小汚い中年の男が
一物を擦りながら千里の方をニヤニヤ見ながら立っていた・・・
千里は身体が震えた・・・
「今度はあの汚い男の一物をしゃぶらされるんではと・・・
私は優子様の奴隷だけど・・・あの男はいや・・・」


777:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 17:18:59 ZEMSmBk0
「千里紹介するわ!この小汚い親父は優子様が拾って来た
M男よ、千里と同じ奴隷だから仲良くすんのよ、なりは悪いけど
チンポは元気な変態爺だから千里も楽しむのよ、フフッ」
「はい分りました優子様」千里は取り合えず素直に返事をしたが・・・
内心これから起こる性戯に凄い不安と嫌悪を覚えた
「汚れ爺!千里の前でチンポ擦って精子をぶっ放すのよ!」
優子はM男に命じた、「千里あんたは四つん這いになって尻を
高く突き上げんの、自慢のアヌスとオマンコを見せてやんのよ」
優子は千里に近づき千里の秘部をまさぐり乳を軽くかじるように舐めた
「ぅうああ」千里は声を出した
「さあ千里四つん這いになりぃ」「私は優子様の奴隷変態千里ですって
いいながら四つん這いにおなり!」
優子は遊び心を加え千里を操縦した
千里は脚を大きく開き尻をあげアヌスも秘部も丸出し丸見えの状態になった
アヌスは脚を大きく開かされたので少し穴が拡張して開いていた
「あ~ら可愛い肛門だ事、アヌスってより肛門の方が興奮するでしょ千里」
「はい・・・」千里は軽く返事をした
「これからは肛門だよね千里、ははっ」優子は少しはしゃいだ
「こっちに来て千里の肛門とマンコ見ながらチンポ擦るのよ、
爺!」優子はM男に言いつけた
「はぁはぁはぁええ肛門だわあ」「はぁはぁ」
M男は千里の肛門とマンコに一物を激しく擦りながら今にも逝きそうだった
「爺やめろ!爺よい、何がしたい?千里の何処が欲しい?何でもさせてあげるから
いいなさい」


778:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 17:20:37 ZEMSmBk0
「いや本当にいや!お願いだからこの男だけはいや!」千里は心の中で
呟いたが心とは裏腹に優子の虐めに興奮を覚え秘部は既に濡れて
真っ白い尻の間から光っていた
「いやあおりゃ、この女の肛門にチンポ突込みたいですわ
夢見たいや、こんないい女の肛門頂けるなんて」
「そう千里の肛門に小汚いチンポ入れたのね、じゃまず先にその小汚い
チンポをしゃぶってもらうのよ!」
「いいんですか?嬉しいわあ」男は千里の正面に回りチンポを擦りながら
千里の口元に近づけた
千里は嫌で嫌で死にたいぐらいだった、そして優子に言った
「お願いです優子様何でもしますから、この男の人のを舐めるのはだけは
勘弁して下さい!」
「お黙り!奴隷が物いってんじゃねーよ!」バシッ!
優子は即座に千里の頬を思いっきりひっぱたいた!
「すみません・・・」千里は顔を硬直させ謝った
「さあ早くチンポ咥えんのよ!爺の精子一滴残らず飲むまで
口からチンポ離したらおしおきだからね!」
「さあ爺、早く千里の口にチンポ突っ込みな!」
「はい喜んでへへっ」M男は千里の口にチンポをねじ入れた
「んぐうん・・・くる・・っしいいぃ」
千里はいきなり一物を口に突っ込まれ苦しがった
男は千里の頭を押さえ大きくピストンさせ
口ファック状態にした、優子は興奮を覚え自分で突起物をイジリながら
千里のフェラチオを見ながら自慰を楽しんだ




779:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 18:24:56 ZEMSmBk0
ジュポジュポ千里の口でM男の一物は唾液で濡れて大きく動く
「うっううくる・・しい・・いや・・」千里はどうでもよいぐらい苦しかった
「あっあっ!」M男は千里の頭を押さえ激しく動かし逝く寸前だ
「千里、爺が逝きそうよ!さあ精子全部飲むのよ!いいわね千里、精子出たら
一回口に溜めて優子様に見せるの!いいわね!」
優子の命令に千里は目でうなずいた・・・
「うっうっ・・・でるっ」爺は千里の口奥深く大量の精子を発射した
「んん・・・うげぇ・・」千里はその精子の多さと臭さと苦さで
本当に気持ち悪くて吐きそうになった
「さあ精子見せるの千里、口開けてごらん」
優子は笑いながら千里に言った、千里は大量の精子がやどる口を
開いた
「あーいっぱい出てるわね精子」優子は千里の口の中の精子を指で遊び
千里の顔に精子を一部擦り付けた
「千里ほーらアンタの顔、精子が付いて可愛いわよふっ」
「さあゆっくり全部飲むのよ千里」
千里は気持ち悪さ頂点で精液を飲み込んだ
「本当に死にそう・・・」
「爺のチンポも綺麗にすんのよ千里」優子は虐めを楽しんだ
「ハ・ハイ・・」千里はM男の精子塗れの一物を口に運び舌を使い
綺麗にした、M男はニヤつき千里の髪を撫でそれを楽しんだ
「本当ににいや・・・気持ち悪くんぐぐぅ・・・」
千里は小声で囁いた、次なるその素晴らしいアヌス試練の前に・・・


780:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 18:26:58 ZEMSmBk0
「千里口直しに優子様のマンコ汁でも御馳走したげるわ
こっちに来てオマンコすするのよ」
ソファで大きく股をV字に開いたアヌスと秘部丸見え状態の
優子の秘部に千里は口を近づけ丁寧に優子のヒダから突起物を
舌や唇を使い舐めすすった
「千里いい子ねえ、ご褒美ね!」
「爺!千里の肛門とマンコをタップリ舐めるのよ!いいわね!」
「へぃ!」M男は喜び千里のアヌスから秘部を音をたて
むしゃぶりついた、アヌスに舌を入れたり膣奥深くにも舌を突っ込み
千里の秘部を味わい楽しんだ
「美味い!この女の味じは最高じゃ!」M男は又も一物を硬直させ
千里の白い尻をわしづかみに大きく尻を開かせM男はアヌス、秘部を交互に
舌を這わせ美味しそうに何度も何度もそれを繰り返した
「千里マンコ汁をすすって飲むのよ、それと肛門に指3本入れるのよ」
千里は優子の肛門に唾液で塗らした綺麗で細い指を3本侵入させ
膣から溢れ出る優子の愛液を口の周りをベトベトにしながら
無我夢中に吸い付き飲み込んだ・・・
あれほど嫌だった男の猛烈な舌攻撃にアヌスからも興奮汁を垂らす
千里であった
「さあ千里アンタの肛門を調教しなきゃね、可愛い肛門を滅茶苦茶気持ち
よくしてあげるわ!千里よだれ垂らして喜ぶわよ」
むふふと笑みを浮かべながら優子は千里のアヌスをどう犯そうか
千里に秘部を舐めさせつつ考えてた
千里の方は怖さと期待で一体どんなプレイをしてくれるのか・・・
胸の内は期待の方が恐怖を上回っていた


781:名無しさん@秘密の花園
09/08/11 18:35:54 ZEMSmBk0
あれから小一時間優子の秘部アヌスを舐めさされ、四つん這いのまま
M男に舌でもて遊ばれた千里・・・
「そろそろ気持ち良くさせてあげるわ!千里縛ってあげるね!
優子は千里を亀甲縛りにした、、、剥き出しになった千里の秘部とアヌスは
既に液が溢れて興奮したような感じになっていた
白く割れた尻から見えるややピンク色のアヌス、綺麗な形の濡れた
秘部・・・縄がくい込み余計千里の肌の白さが優子とM男を興奮させた
優子は千里の秘部とアヌスを爪を立て何回か軽く触れた・・・
優子も興奮状態で千里の濡れた秘部に突如むしゃぶり付いた
「千里ああもう濡れてるのね、今からアンタの肛門に爺のチンポと
優子様のチンポを入れてあげるわ、チンポ下さいって言うのよ千里」
「チンポ・・・ください・・・」千里は性格ならなのか
実際アヌスに入れて欲しいと思い出してたが「チンポください」と
はっきりした声では言えなかった
優子はその時には黒光するペニスバンドを腰に付けていた
「さあ千里優子様からチンポ入れてあげるわね」
優子は言うも直ぐに千里にペ二バンをしゃぶらせた
優子は千里のアヌスにワセリンを塗り深くワセリンをも注入した
「さっ入れるわよ、その間千里、アンタは爺のチンポを
吸ってなさい!でないと肛門にチンポ突っ込まないよ!」
「ハイチンポ舐めます、肛門に優子様のチンポぶち込んで下さい!」
千里は興奮のあまり自然に口からいやらしく言った
「あーら千里、入れて欲しいのね、興奮してマンコぐちょぐちょだし
肛門も引きつってるわ、可愛い」
千里はM男のチンポをむしゃぶりつきながら優子の侵入を待った
「きっと今まで体験した事ないほど絶対気持ちいい、優子様虐めて!」
千里は心の中で叫んだ!既に優子の虜、性奴隷へと完全に変わっていた



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