レズカップルを襲ってレイプしたい・・・・ハァハァat LESBIAN
レズカップルを襲ってレイプしたい・・・・ハァハァ - 暇つぶし2ch150:名無しさん@秘密の花園
06/11/13 00:07:30 3WgvXI44
取りあえず>>1はマッチョのホモ野郎に襲われろや

151:名無しさん@秘密の花園
06/11/13 19:54:42 tUznkI9k
何でこんなスレで小説なんてかいてんの?

152:名無しさん@秘密の花園
06/11/14 18:50:07 6k5FbLBH
キチガイ

153:名無しさん@秘密の花園
06/11/17 23:18:28 Vtb8LtTd
TKYか

154:名無しさん@秘密の花園
06/11/18 08:42:54 tJpCZOJx
※この小説は>>1の内容を目的としたものではありません。むしろ逆

文才ありますね~ドラマ見てるみたいですた

155:2人目
06/11/18 21:00:14 nzgBr8+l
パパ 小説頑張って~ (ノ*´∀`)ノ~

156:名無しさん@秘密の花園
06/11/21 21:55:54 Vslzkg53
男なんていらねぇよ

157:いらねえなら消えろ
06/11/24 11:15:53 xAGp7e9I
ダディがビアン様から激励の言葉を頂いている…
ちきしょう、羨ましすぎ!

スレッド建てるからさ、スレタイ何がいいか考えようぜ。
変なのいっぱい沸くし。
①【キモオタ】百合萌え男SS【全員参加】
②【キモオタ】百合萌え男物語【強制参加】
こんな感じかね。他にもいいのあったら考えてよ。
このスレッドはこのままのスレタイで続けるにはもったいないスレだぜ。


俺が土曜日から続き書くよ。ダディはちょっと休憩しゃんせ。

いえ別にあのビアン様に誉めて欲しいとかそんなんじゃないから(`・ω・´)ほんとだよ!

158:ビアン様萌え!
06/11/24 18:35:43 STI0qkbI
強制参加なのw
では、
【百合萌えの】走れ!百合萌え男【幸せ】
【百合愛を】走れ!百合萌え男【守りたい】 こんな感じで。

159:名無しさん@秘密の花園
06/11/24 19:55:13 7/OZJX00
文才あるしエロパロ板に行く事をお勧めします

160:名無しさん@秘密の花園
06/11/24 21:05:37 MjAM7KGQ
>>157
おまええらいよおまえ。俺男だけど
>>158
それカコイイ!

161:すまん選択肢活かせない
06/11/25 16:05:58 7lmpFvXD
お風呂に入ってご飯食べて「ママお休みなしあ><あいしてる!」と挨拶し、
二次元百合画像を探すぞ~と意気込みながら部屋でPCの電源を入れる。
今日は金曜日(確か女子フィギュアTV放送は木曜)なんだから朝までネットサーフィンすればいいじゃない。
明日、一応予定あるけど夕方からだし。
その予定も大学時代の友人と飲みに行く飲み会なんだけど、お酒には強いので全然平気。

友人とはささいな事がキッカケでお互いに百合萌え男であることが発覚し、
数年経った今でも一緒に飲みながら百合情報交換やゲームや本の交換をしている。
そして明日は貸してたクレイモア(百合要素満載の神マンガ)と、
借りてたルールオブローズ(ソフト百合SMホラーゲー)を交換しにいく。
今の所、俺が百合萌え男である事を知っている人間はただこいつだけだ。

「あ~疲れた」
時計を見るともう午前4時。道理でおめめがしばしばすると思いました。
睡魔に負けてデスクでグウグウ。
夢の中で、ジェニファーがアマンダに襲われていた。


162:すまん選択肢活かせない
06/11/25 16:07:07 7lmpFvXD

「昨日合コンしたんだよ。」
「良いコいたか?」
「みんな良い人だったけど、やっぱり俺女の人相手だと上手く話せ内代…」
「そうか…。早めに上がり症治さないと、一生女友達すらでき内臓…」
「お前はいいよな、奥さんも百合萌えで…」
「うん、実は借りた漫画も俺より夢中になって読んでた」
ちきしょう……。
腹が立ったので友人の飲んでいるレモンサワーに俺が食べてる途中の焼き鳥を突っ込んだ。
「オイっ!何すんだよ!……(ゴクゴク)。あぁ結構おいしいかも?」
「嘘つくな。なぁ、腹減らないか?もうすぐ七時だし、串ばっかじゃ腹いっぱいになんないでしょ」
友人は、うん減った、と言いながら焼き鳥サワーをゴクゴク飲んでいた。
それなら~と言い、あの店に連れて行く事に。
男二人で行くには少し抵抗がある綺麗な店だが、あのおいしいカルボナーラをもう一度食べたかった。
土曜だから、さやかさんとひとみさんが居るってのもないだろう。
今ごろ二人は借りるビデオをあちこち探してデートしてるだろうからwwwww


予想していたよりは、店の中は空いていた。
あれか、地下にあるからか。こんなにおいしいカルボナーラがあるのに…。
友人も嬉しそうに「ウマ!お前いつこんな店知ったんだよ」と言いながら若鶏の白ワイン煮とかいうのをほお張っていた。
「何で一人でそんなデカイ飯食ってんの?」
「頼んだ時はもっと小さい料理を想像していたんだけど、美味しいから案外完食できるよ」
俺もフォークで友人の料理を少し食べた。なんちゅう美味しさ…。今度はこれ頼もう。

ニンジンケーキとかいうのが珍しいので、店員さんを呼んで頼もうとしたとき、店に誰かが入ってきた。
見るつもりは無かったが、無意識の内に目が出入り口の方へ行ってしまった。
俺は目を疑った。この店に入ってきたのは……

①さーやとひとみさん
②さーやと黒川さん
③ひとみさんと黒川さん

163:名無しさん@秘密の花園
06/11/25 17:48:57 UIAjJ8lH
④黒川さんとたけし(ショタ)君

164:名無しさん@秘密の花園
06/11/25 17:57:24 7lmpFvXD
ちょwwwwwwwだれwwwwwwwww
バロスwwwwwwwwwww

165:名無しさん@秘密の花園
06/11/26 00:15:57 m99zgQGU
やべぇ。どの選択肢にもくすぐられるw

①もいいなぁ。しかし③も・・・

166:名無しさん@秘密の花園
06/11/26 02:28:29 dr4Bv+Rm
うはwwww初めてこのスレ見た。何この良スレwww

>「お前はいいよな、奥さんも百合萌えで…」
百合萌え女がちょろっとでも出て嬉しい百合萌え女です。

選択肢どれもいいなぁ。①か③か迷う。


167:名無しさん@秘密の花園
06/11/26 02:32:02 wRltqrZV
たけしってビート?剛田?

168:そんなら①で
06/11/30 13:55:16 nnbu2GMM
これは一体全体どういうことだ…!?
ひとまず店員を呼ぶ。「ニンジンケーキ時間かかるんですが…」「いいッスよ☆」
コソコソと注文を終え、二人の座った位置から顔が見えないように椅子をスライドさせる。
でも、ジロジロ見たがっている自分が正直嫌だ…。
なんと言ってもあの二人の密着度wwww素敵wwwww
友人はのんきに「今入ってきた二人、キレイだな。腕組んでやがるぅッッハァww」
とかナプキンにボールペンで書いている。「あまりジロジロ見ちゃ失礼ナリよ!」と書いてやった。

今顔を合わせるのは正直言ってごめんなさいだ。三日連日会うなんておかしいだろ常識的に考えて。
ストーカーなんて思われたら……ハァ。
ニンジンケーキ食べて気づかないフリして気づかれないように帰ろう。

再び友人と他愛もないキモオタトークに花を咲かせていると、ニンジンケーキ到着。
ん、なんか数多くね?ニンジンケーキの他に、可愛らしい小さなケーキが4つ。
店員の説明によればこれは若鶏のあとに食べるデザートみたいな物らしい。
多いけど小さいからワインのつまみにはいいかもね。あとで一個もらおう。
ニンジンケーキを食べようとした時、テーブルの上のニンジンケーキが無くなっている事に気づいた。

「えっ!?あっ!!」
驚いて辺りを見まわすと、小学校低学年くらいの男の子が俺のニンジンケーキを食べているのを目撃。
あっけにとられていると、母親らしき人が入り口から登場。
「たけし君!それどこから取ってきたの!?まだ注文くぁwせdrftgy富士子!!!」
俺は席を立って、とりあえずそれボクの~、と店員と共に説明。
どうやらたけし君はこの店のニンジンケーキが大好きで大好きで、今日も食べたくて来たんだけど
ニンジンケーキはしばらく待たないとやってこない。我慢出来なくて、つい俺の席から取ってしまった、と。
「小さいのにニンジン好きなんてえらいね。オジサンは食べられなかったよ(笑)
 それはたけし君にあげるけど、もう人のもの勝手に取っちゃ駄目だよ(`・ω・´)」
たけし君は嬉しそうに返事をし、俺も母親に挨拶して、再びニンジンケーキを店員に注文。
席に戻ろうとした時、再び俺の目に信じられない光景が…。

169:名無しさん@秘密の花園
06/11/30 14:05:50 /sPi8kLF
ニンジンケーキを食べようとした時、テーブルの上のニンジンケーキが無くなっている事に気づいた。

「えっ!?あっ!!」
驚いて辺りを見まわすと、小学校低学年くらいの男の子が俺のニンジンケーキを食べているのを目撃。
あっけにとられていると、母親らしき人が入り口から登場。
「たけし君!それどこから取ってきたの!?まだ注文くぁwせdrftgy富士子!!!」
俺は席を立って、とりあえずそれボクの~、と店員と共に説明。
どうやらたけし君はこの店のニンジンケーキが大好きで大好きで、今日も食べたくて来たんだけど
ニンジンケーキはしばらく待たないとやってこない。我慢出来なくて、つい俺の席から取ってしまった、と。
「小さいのにニンジン好きなんてえらいね。オジサンは食べられなかったよ(笑)
 それはたけし君にあげるけど、もう人のもの勝手に取っちゃ駄目だよ(`・ω・´)」
たけし君は嬉しそうに返事をし、俺も母親に挨拶して、再びニンジンケーキを店員に注文。
席に戻ろうとした時、再び俺の目に信じられない光景が…。



という無限ループ

170:ちょwwww
06/11/30 14:21:29 nnbu2GMM
くっそ~面白ぇんだよおめぇはいちいちwwwwwww
続き書いてるんだからちょっとだけ待っててよ~www


はらいてw

171:無限ループ解除
06/11/30 14:32:21 nnbu2GMM
俺の座っていた席にさやかさんが座っているのだ。
その隣にはひとみさん。友人は二人と会話して爆笑中。
「さささ刺す鈴木さんと砂糖さんですよめ、どうして俺の席っに!」
さやかさんは口の前で指をヒラヒラさせて挨拶のポーズ。
「こんばんは。来てたんですね。気付きませんでした。ニンジンケーキで騒ぐまではww」
「はい、とても良い店ですから、できるだっ、いえ、沢山、じゃなくて、えっと:::」
色んな人とこの店に来たい、と言おうとしたのだが、2人の美女に近距離で見つめられて話せる訳ね~w^^w

さやかさんは黒のストレートショートだったけど、今は軽いウェーブがかかっていて、
前よりも髪が短く見えて更に綺麗になっていた。
ひとみさんも、前と同じようにフェミニンな可愛らしい服を着ていたけど、髪をアップにまとめているせいか、
雰囲気はむしろ、さやかさん寄りだった。なんかゴキゲンだし。
あとね!あとね!2人共、スッゲーいい匂いするよ!

「ここでまた会えてなんだか嬉しいです。気に入ってくれたんですね。」
俺はうなずいた。会話は諦めた。二回言うけど、ひとみさんはすごくゴキゲンだ。
「仕事とかじゃなくて、ただ遊んでただけだから、良かったら席こっちに移っちゃったらどうかな?
 ケーキ全部あげるよ。」
「えっwこれ全部、私達が食べていいんですかぁwww」
「私、お酒取ってくるね。席移る事、店員さんに言ってくる。良い子にしててね」と言い、ひとみさんは行ってしまった。
いつもながら友人達の話し方には毎回勉強させられてしまう。
こんな気軽にいいの!?と思いつつ、俺ってホント堅いよなーと思いつつ…。

172:名無しさん@秘密の花園
06/11/30 14:35:54 vfUDNFc9
美人同士のレズカップルを醜いデブスが襲うの昔見たことある

服を着てたけど仕事中だったので回りは困惑してた。

つうか、その美人レズカップルがデブスにいきなりあたし達と楽しみません?なんて言ってたと思う。

その場では引いたけどあとでオナニーしちゃった

デブスは130kgぐらいあったし

デブスの性格は良くて穏やかなんだけど美人レズカップルは2人とも性格悪くて男にはツンツンしてたがデブスにはMっ気が芽生えるらしい
頬を赤らめて小声で『犯して下さい』って言ってた!

173:名無しさん@秘密の花園
06/11/30 14:49:50 nnbu2GMM
俺とID:vfUDNFc9は間違いなく気が合う
今度2人で2ch越しにお酒飲みませんか??

174:スマン長くなった
06/11/30 15:21:48 nnbu2GMM
「今2人でデート帰り?」やっとニンジンケーキが届いて、友人が口を開いた。
「そうです、でも今からまた行くんだよね~w」さやかさんがひとみさんの肩に手を回した。
「いいね、ラブラブだね~。どこ回ってきたの?」友人よ、サラッと質問できるおまいがこの上なく羨ましい…。
「いつもは部屋でヒキコモリデートなんですけど、今日はいつもと違った雰囲気が欲しかったから、
 港で食べてここで飲んでこのあとホテルに直行なんです。」
楽しかったね~、と言うさやかさんに、「ホテルは行かないよw」と微笑み返すひとみさん。それでゴキゲンなのかな?
「じゃあ、毎週外食な俺らは次にヒキコモリデートしような」と言いながら俺の肩に腕を回す友人。
「やめろよ、デートなんて一回もいた覚え無いよっ、バカ」腕を振り解く。

「あ~スマン!ケータイ鳴ってる、ちょっと失礼」席を立ち、トイレへ向かう友人。
ひとみさんはまだ口に手を当てて声を出して笑っている。そんなにホモネタおもろいなら続けますか?
隣のさやかさんに何気なく目を当てると、肩に腕を回したままでひとみさんの笑顔を見ている。
おっ、デジャヴ。
ん、こ、これは……!?

175:スマン長くなった
06/11/30 15:41:20 nnbu2GMM
「なぁに?」とさやかさんの方へ顔を向けるひとみさん。2人の顔がキスしそうな程近づいた。
「今日ご飯おいしかったね」そのままの体制で話し掛けるさやかさん。
「う、うん」
「ひとみ、今日の髪型すごく可愛い」
「あありがと…」ひとみさんの耳が真っ赤になる。
「ピアスすごく似合ってるよ」
「さーやの方が似合ってるよ」よく見ると二人ともおそろいのピアスだ。
「水上バス、夜景キレイだったし安くてサイコーだったね」
「うん」
「ウチらの愛も深まったねw」
「…うんw」

あ~、駄目だ。鼻血出ちゃった…。
そっとナプキンを取り、鼻にあてがう。咳き込むフリをして、いかにも喉が詰まりました~♪かのごとく振舞う。
ゲホゲホ言いながらトイレに駆け込む。
手洗いで鼻をすすぐ。軽い出血で助かった。…いや、百合萌えならあの場面で萌え死にするのが正しい姿といえよう。
一瞬で自分達だけの世界に入り込むなんて、まさか、あの2人…!?
だけど、もしかしたらすっごく仲の良い2人ってだけかも知れない。もう、女の人の事がよく判らないYOッ!
「おー、どうしたの?」振り返ると友人。
「フォークが鼻に入っちゃって…」
「ばっかwwwでもさ、お前、痴漢をやっつけるなんてエライよ。ほめちゃる。それであの2人と仲良くなれたなんてな~。ちょっと羨ましいぜ。」
「俺がケーキで揉めてる間にそんな会話を…??」
「うん、さやかさん、すごく話し上手だな。美人だし。でも残念ながら俺はもう帰るよ。牛乳とパン買って帰ってこいって。」
「えーっ!そうか、仕方ないなぁ。俺はどうしよっか…」
鼻にティッシュを詰めながら考える。
といっても、帰るか帰らないかなんだけど、素直に帰ったほうがいいかな。
①帰る
②せめてこの場だけでも一緒に…

176:名無しさん@秘密の花園
06/11/30 16:40:43 pr0nMo4L
たけし君w

フォークが鼻に…のせいで電車の中でふいちゃったじゃないか!
しかし黒川さんがみたら憤死しそうな光景…

177:名無しさん@秘密の花園
06/11/30 20:23:08 ctp0ogqe
個人的に①でどんな展開になるのか気に(ry

たけし君×黒川さんキボン

178:おいちょと
06/12/01 13:50:15 rdytWxcJ
いっぺん全部読み返してみたら…黒川さん人気すげw


>>160 男の応援なんていらねえから一緒に好きな百合カップルの名前で
  古今東西ゲームやろうぜ

>>166 どうもスレタイありがとう百合萌え女さん、百合萌えキモ男です^^
専用スレ立ったらもっと面白い事が出来そうなので楽しみにしておいて☆ミ

もうたけし君は固定キャラにして百合萌え男の食い物何度も横からかっぱらってくキャラにしようぜ

179:名無しさん@秘密の花園
06/12/01 19:24:51 JhhzRRxP
福岡 ヴィーナス を調べて

180:名無しさん@秘密の花園
06/12/01 21:55:42 ylvpm8x7
たけし君と黒川さんのアナルセクース

181:名無しさん@秘密の花園
06/12/01 23:07:52 MZ/17XPe
②もええのぅ

182:>>169デスヨ。
06/12/03 03:23:29 VB8sYFlw
不覚にも鼻フォークで爆笑したwww

183:名無しさん@秘密の花園
06/12/04 02:07:06 u/KkRC0v
たけし君にワロタwww

184:名無しさん@秘密の花園
06/12/27 03:51:35 XrDjUFzv
保守がてら…
2がいいかな?

185:名無しさん@秘密の花園
07/01/05 21:57:27 WjDhpb0T
期待age
2がいいなぁ

186:名無しさん@秘密の花園
07/01/08 02:48:09 3m8blh9P
次スレタイ決めてここ落とそうよ

187:名無しさん@秘密の花園
07/01/08 03:09:49 vbD2EHpX
前からおもてたが………











何てけしからんスレタイだ。1は逝ってよし。

188:名無しさん@秘密の花園
07/01/08 08:27:03 DIjf8e/h
>>173さん賛同してくれてありがとうです172書いたものです

このスレではなんか邪魔者扱いされそうだけど(笑

本当に見ましたそういう場面。
勿論、仕事中だしその後は何もなかったですが

その日俺の脳内ではどうしょうない方向に...

他に好きな女の子いたんですがその性格悪い女の子達の突然のカミングアウトにドキドキしました

俺の脳内妄想ではそのデフスと可愛い女の子2人は夜の街へ消えていき...

そのデフスは一応結婚していて旦那もいるらしいが可愛い女の子の"美味しいカラダ"を知ってしまって旦那と離婚した(俺の脳内で)

その日から3人は毎晩のように家をあけるようになった

ある個室で絡み合う3人の女

最初、可愛い女の子同士で絡み合わせ興奮したら襲いかかるとかお揃いの競泳水着を2人に着せ交互に電機按摩したり2人を寝かせ巨尻で圧し潰したり手マンでイカせまくったり

2人をパンティ姿にして首輪して部屋中を散歩させたり

美人タッグはヘロヘロアヘアへ状態!
でも気持ちよすぎでたまらなくて頬を赤らめイキまくり...

プロレスやSMプレイで毎晩汗だく汁だくグチョグチョまみれの2人

その女の子たちの名前はたしか愛ちゃんとさやかちゃんだったかな?デブスは忘れた



189:名無しさん@秘密の花園
07/01/08 08:30:57 DIjf8e/h
>>173さん

今度お酒飲むならここじゃなんだから『デブ細SMレズ』か『デブ女とスレンダー美女のレズ』で話しましょうよ

190:名無しさん@秘密の花園
07/01/12 16:28:49 IdahBUu6
見た事があると書いてないか?矛盾した事を書き込むな。
お前のような半チクのピザ百合萌え男なんてこの俺が修正してやるおっおっ(#^ω^)ビキビキ




ビール一ケース買って来るから待ってて(*‘ω‘ *)

191:ごめん上げちゃった
07/01/12 16:33:53 IdahBUu6
続きは次のスレで書くから誰かスレタイを……決め手…

192:名無しさん@秘密の花園
07/01/12 19:30:29 jFYkva6Y
あと808レスどうやって埋める?

193:名無しさん@秘密の花園
07/01/13 00:17:14 ctR+t3WM
ソノマエに2ちゃんねるなくなっちゃうんじゃない?

194:名無しさん@秘密の花園
07/01/13 16:09:58 nGqQTftG
お前さんが飲みましょうゆうてたんちゃうの?

見たことあるわボケッ

195:名無しさん@秘密の花園
07/01/13 16:56:24 ZtAFieVf
もし2ちゃんねるが無くなってもピンク板は残る…でしょ

196:名無しさん@秘密の花園
07/01/13 17:12:01 ILlZO4Gw
女王さまと子猫ちゃんみたいなカップルが男にやられる時って、女王さまの立場がまったく無いんだよね。
可愛がっていた子猫の目の前で突かれて屈伏しちゃってプライドもなにもかもメチャクチャ。
男のものを子猫と取り合って媚びたりしてる姿はただの弱い女でしかない。
私が男なら子猫よりタチの女王さまをいじめて楽しむだろうなー。

197:名無しさん@秘密の花園
07/01/31 23:47:03 0OA6sr7K
トイレの洗面台で唸りながら考えた結果、
せっかく会えたんだしと、俺はもう少し二人と一緒にいることにした。
「なんか気分もノッてきたし、俺はもうちょっといるよ」
「そうか?じゃあ二人に宜しく言っておいて。じゃあな!」
友人の背を見送り、俺は二人の下へ何事も無かったように向かっていった。
席に戻ると二人はまだくっついて話していた。
「それでね、そのとき上司がね…」
「クスクス、本当なの?面白いねぇー」
完全に二人だけの世界といった感じだ。俺は仕方無く二人の前の席に座った。
そこで初めてさやかさんが俺に気付いて「あ、ごめんなさい大丈夫でした?」
と声を掛けてくれた。
「あ、何でもなかったよ、ありがとう。何の話をしていたの?」と俺が訊くと
ひとみさんは「うちの会社の面白い上司の話をしていたんですw」と上機嫌に答えた。
そこで俺は黒川さんのことを思い出した。
彼女は多分ひとみさんの事が好きだ。俺の長年培ってきた百合魂は欺けない。
そこで俺はそれとなく話題を切り出した。
「ところで黒河さんは最近どう?」
「黒河さんですか?ええ、いつもバリバリ指導して貰ってます」とひとみさんは笑った。
「仕事にも厳しいけど、自分にも絶対甘いところをみせない人なんです。
私、黒川さんのことは上司としても、人間としてもとても尊敬しています」
屈託無く話すひとみさん。しかしそれを聞いたさやかさんは少し複雑そうな顔をしていた。
「ひとみは黒川さんと…仲良いの?」とさやかさんはいかにも平常心を装った感じで訊いた。
「うん!この前も一緒に飲みに行ったんだ」
「へぇ……」
そこでさやかさんが少し頬を膨らませたのを俺は見逃さなかった。


こっから誰かお願いします…!

198:名無しさん@秘密の花園
07/02/01 00:23:29 Rcz4QstC
レズの子レイプしてぇ…
そして片ほうの子がカノさんを守ろうと必死に戦って
俺を追い払って、俺が居なくなって安心したカノさんをぎゅってしてあげて

キンタマは蹴らないでね。

199:名無しさん@秘密の花園
07/02/01 20:42:34 EOCSpucB
黒川さんが可愛すぎ!
黒川さん百合物語が読みたい。

200:名無しさん@秘密の花園
07/02/04 01:39:59 gHq5725p
200

201:名無しさん@秘密の花園
07/02/06 03:18:55 Ad8/Ot8L
続きキテターー

202:名無しさん@秘密の花園
07/02/09 23:10:32 7nNiF2Ex

「あら、どうしたの?急に不機嫌になったりして?」
「そんな事無いわよ」
 ひとみさんにツンとつつかれて、さやかさんの膨れた頬が少し赤くなった。
「もう!ひとみってば!」
「ほら、やっぱり怒ってる」
 と言いながらひとみさんがさやかさんにしなだれついた。
「だってひとみが…」
「やだ、さーやってばもしかして妬いてるの?」
 クスクスっと笑うひとみさんはご機嫌だ。「ウリウリー」とさやかさんの肩に頬擦りしている。
「もう、ひとみってばお酒飲み過ぎよ!」
 そう言ってプイとそっぽを向いたさやかさんだが、左手はひとみさんの頭を撫でていた。
 さやかさんに尻尾がはえていたら、きっと千切れんばかりに振れていると思う。

「あっ、お姉ちゃん!」
 おっ、あの声はたけし君じゃないか。
 たけし君の声がした方を振り返ると、そこには黒k…

  (((;゜д゜)))ガタガタガタガタガタガタ

 凝視していた俺の視線に気がついたのか、ペコリと会釈をされる。
 当然俺も会釈を返すが、笑顔が強張っているのが自分でも分かった…


…後は任せた。キラーパスでゴメン。



203:名無しさん@秘密の花園
07/02/10 14:52:44 vgmxN20X
うっひゃぁ~っ!
いきなり修羅場だっ!

204:名無しさん@秘密の花園
07/02/10 22:57:27 FHSgAvT+
期待アゲ

205:名無しさん@秘密の花園
07/02/11 00:35:45 THWGvQbM
とうとうショタに手をだしたか黒川wwwww

206:名無しさん@秘密の花園
07/02/11 04:04:18 g3BkODTk
少し探しにくいですが、レズものなどの裏もの無料で見れるとこありました。
しかも、携帯で見れるのが便利だ。
URLリンク(tool-6.net)

207:名無しさん@秘密の花園
07/02/14 13:10:24 Kv5yrCp7
新スレ立てるにも、編集が難しいなぁ。
元の経緯も転載しないと、流れが解らないだろうし。

208:名無しさん@秘密の花園
07/02/14 15:32:29 QCZWeoPq
頑張ってコピペとか、まとめサイト作るか…
しかも、次にたてる時にエロパロ版に移れって言われそうな気もするしな…
でも、このままだと神待ちでいくらageても意味無いし…それこそ此所の住人、1を殴りに来て内容読んで「何この良スレ?」みたいな人ばかりだもんな。


209:名無しさん@秘密の花園
07/02/14 15:34:50 QCZWeoPq
これほど期待アゲが価値を持たないスレも珍しい…

210:名無しさん@秘密の花園
07/02/15 13:31:10 3rGohKoy
黒川さんを主人公にした切ない百合物語もいい。


211:名無しさん@秘密の花園
07/02/15 20:49:09 HAUxgT1I
黒川は実は女
たけし君は僕っ娘

212:名無しさん@秘密の花園
07/02/15 21:04:16 sgB66kpt
URLリンク(www.nicovideo.jp)
百合といえば百合の咲く場所で だろ

213:名無しさん@秘密の花園
07/02/19 00:05:15 csB9ggZl
オマエラ本当に…







黒川さん大好きだなぁ

214:名無しさん@秘密の花園
07/02/19 02:58:20 csB9ggZl
なぁ、あと一人ぐらい女子出してくれないか?
黒川さんの部下な感じで

215:名無しさん@秘密の花園
07/02/19 20:11:58 KLPLzQFF
女性らしい女性(ひとみさん)・ボーイッシュ(さやかさん)・キャリアウーマン(黒川さん)と来てるから…次はドジっ娘?


216:名無しさん@秘密の花園
07/02/22 17:02:54 5j+DVoQn
レズはやれるよ、マジで。
レズのコだけでも2,30人とやった。
3Pも余裕で出来る。
コツとツボを押さえるだけ。可愛いコが少ないのが難点かな、、、
普通レベルで良いならオススメだよ。

217:名無しさん@秘密の花園
07/02/22 23:54:02 mgrRdIWt
女の子に優しくなければ 百合萌え男じゃない。
百合愛を守れなければ 百合萌え男として生きる資格がない。

う~んマンダム

218:名無しさん@秘密の花園
07/02/23 08:38:12 5lNZxupF
もしも、次スレができたら>>10は俺がもらう

219:名無しさん@秘密の花園
07/02/25 21:15:20 ChcLJiAD
>>214
名前さえ決めてくれれば、登場シーンだけで良ければ書くよ。
続きは他の人に任せる。


220:1/2
07/02/27 23:14:25 q69VhUkI

「せんぱぁぁぁー」
 黒川さんに続いてお店に入ってきた娘が、すっ転んでおでこから落ちた。
「い…たたたたたた」
「あんたねぇ…」
 はぁ~、と黒川さんが溜め息。あの娘カワイソス。
 でも、お陰で黒川さんはひとみさんとさやかさんには気が付かなかった様だ。GJ!!
「あ、あはははは」
 女性と男性の中間くらいのショートカット頭を恥ずかしそうに掻いている。
 パーカーに今時珍しい深いGパンは、彼女にはあっているけど黒川さんやお店の雰囲気とは見事な程にミスマッチだ。
「ハイヒールや革靴ならともかく、なんでスニーカーでそこまでよく転ぶのよ?」
「あはははは…生まれつきですかねぇ?」
 黒川さんとパーカーの娘は店員さんに案内されて行ってしまった。これでまぁ、一安心かな?
 そう思って胸を撫で下ろし、ひとみさんとさやかさんの方へ向いた瞬間…
 そこにはひとみさんと背中合わせで座る黒川さんの姿…orz


221:2/2
07/02/27 23:16:14 q69VhUkI
 何で、何でそこなんだよぉぉぉぉぉ!
 でもこちらには未だ気付いていないらしく、注文を終えた黒川さんはパーカーの娘と話し始めた。
「で、今日は何で来たか言ってごらん?」
「電車で来ましたからお酒もOKです!」
 ゴチン、と黒川さんが机に頭をぶつけた。
「そうじゃなくて、何しに来たのか、よ!」
「先輩とお食事です!」
「だから…何で私が今日アナタを誘ったのか!」
 んー、と唸るパーカー娘。
 この間、ひとみさんとさやかさんは完全に自分達の世界へ。
「…可愛い後輩だからですか?」
 クシャクシャと髪を掻きながら「あーっ!」と黒川さんが頭を抱えている。凄いな、パーカー娘。
「アンタが『お湯を沸かして』って言ったらヤカンをレンジでチンするわ、お茶受けにチーズを出すわ、コピーをとらせれば全部縮小するわ、挙句の果てには商談中にジャンボパフェに挑戦し始めるわでまるでなってないからよ!」
「先輩がそこまで私の事を見てくれてるなんて…何だか照れますね」
「照れてる場合かぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

…誰か続けて



222:名無しさん@秘密の花園
07/02/28 14:06:13 WJJs55XS
ドジッ子キターーーーーー!!!

黒川さんもお茶目さんモードになってるw
GJ!!ですよ。可愛すぎ!

223:名無しさん@秘密の花園
07/02/28 21:02:11 ATuuDTym
>商談中にジャンボパフェに挑戦
すげぇw! 応援したくなる

224:219-221
07/03/01 01:47:08 biAWEABg
気に入って貰えて凄く嬉しいけど、一つ訂正。
パーカだったorz

225:名無しさん@秘密の花園
07/03/04 02:30:24 ALEJ3xuW
誰か、誰か投下を…
それが出来ないならせめてリクエストを…


226:名無しさん@秘密の花園
07/03/04 20:38:33 NeGraHak
しばらく書いてなかったから、流れに入るタイミングが難しいですね。
>>220-221さんが黒川さんの話を拡げてくれたので、
黒川さん中心の自分としては、このまま黒川さんモードで行って欲しいですね。

227:名無しさん@秘密の花園
07/03/05 02:42:20 bHyUKOr/
…なんか黒川さんが不幸体質に成って来てるけど、最初から片思いだし別に良いよね?
と、言う訳でもう少し黒川さんを苛めてみます。


228:名無しさん@秘密の花園
07/03/05 02:45:02 bHyUKOr/
「先輩、あんまり怒ると健康に良くないですよ」
「アンタと話してると胃に穴が空きそうだわ…」
「大丈夫ですよ。先輩は私を怒ってストレス発散してますから」
 ちょっ!!!さっきと言ってる事が!!!
「はいはい、そう言う事にしておいてあげる…」
 深く溜め息を吐く黒川さん。心中お察しします。
「あっ!!」
 と、ここでパーカ娘が何かに気付いた様だ。なんだろう?
「…なによ?」
「って事は…もしかして私ってば癒し系?」
 ゴツン、と黒川さんがまたテーブルに頭をぶつけた。
「アンタみたいな娘の教育を任されると本当に辛いわ…」
「先輩、何を言ってるんですか」
 お、急にパーカ娘が真剣な顔になったぞ。
「確かに先輩は辛いかもしれません。でも、先輩より、私の方が辛いんですよ」
 …どこが?
「そう…アンタにも少しは罪の意識があるのよね」
 何処か安心した様に、黒川さんがそう言った。
「同じ給料日前でも、新人の私の方は先輩よりお金が無いんですから!」
「アンタに期待した私が馬鹿だったぁぁぁ~~~~。・゚・(ノД`)・゚・。」


229:名無しさん@秘密の花園
07/03/05 02:46:09 bHyUKOr/
 うわーんとテーブルの机の上に俯せてしまった黒川さんを、パーカ娘が不思議そうに覗き込んでいる。
「先輩?」
「もう良い、おごってあげるからアンタは少し黙ってて……」
 素直に喜ぶ、罪の意識ゼロのパーカ娘。人生楽しいだろうね、うん。
 その時、黒川さんのテーブルに料理が運ばれて来た。
「あ、すみません。コレとコレとコレを追加でお願いします」
「ゴルァァァ!人のおごりだからって調子にのるなぁぁぁぁ!!」
 おおっ!黒川さんが遂にキレた!!
「あ、あとコレもお願いします」
「人の話を聞けぇぇぇぇ。・゚・(ノД`)・゚・。ぇぇぇぇぇ!」


 …誰か続けて



230:名無しさん@秘密の花園
07/03/05 12:09:48 UFjJAsYS
パーカ娘の天然ぶりが、黒川さんの可愛さを引き出してますね~♪
素晴らしいです!

231:名無しさん@秘密の花園
07/03/08 22:40:53 DeE6XeP9
保守

232:名無しさん@秘密の花園
07/03/10 14:52:25 O41pCer4
素直に萌えた

233:名無しさん@秘密の花園
07/03/10 21:13:55 8BnP379j
3文小説うせろ!!
いつも同じセリフでつまらんのじゃ!!!!!!!!

234:名無しさん@秘密の花園
07/03/10 22:56:57 d3fIJQmh
そもそもレズカップルで美形なのを見たことがない・・。
たいてい化粧っけのない40間近(のくせに子供とかいないからガキっぽさがある。肌のたるみで年齢をようやく判断できる)のドブスばっかりで・・。
そのうえ髪型もだせーし、服のセンス最悪。
あれでどうやって勃起すんだ。
すごすぎる。

235:名無しさん@秘密の花園
07/03/10 23:00:46 ZKUD6MrW
亀井静香信者が起きたようです
ID:8BnP379j

236:名無しさん@秘密の花園
07/03/11 02:02:24 WHfSPcd1
 ジッと二人の事を見ていた俺の視線が、ふとした拍子にパーカ娘のそれと絡む。
「あっ……」
 零れる様にそう漏らした後、即座に視線を外してグラスを口に運ぶが、鼓動に合わせて手まで震え、歯がグラスにぶつかって上手く飲めなかった。
「見てくださいよ先輩。あのテーブル、物凄い美人ですよ。それも二人も」
 ブッ、と思わずグラスの中身を全部吹き出しそうになった。
 今のさやかさんとひとみさんの状況を黒川さんに見せるのは、相当まずい。もしそんな事になれば、ただでさえパーカ娘との先のやり取りで弱っている黒川さんは、間違いなく憤死か躁鬱に成ってしまう。
「人の事をジロジロ見るのは止めなさい、悪趣味よ」
 パーカ娘をたしなめると言うよりは、もう疲れ切ってどうでもいいと言う感じだ。俺はホッと胸を撫で下ろした。
「もう、先輩。食事はただ食べるだけじゃなくて、そう言うコミュニケーションが大事なんですよ」
「そう思うなら、少しは私の話も真面目に聞いてちょうだい」
 パーカ娘が、少し拗ねた様に頬を膨らませた。
「だって私、せっかく先輩から食事に誘って貰ったからって、頑張って仕事終わらせて来たのに……」
「終わって無かったじゃない。半分近く私がやったわよ」
 黒川さんからあきれた様にそう言われ、パーカ娘は少し恥ずかしそうに頭を掻いた。
 その光景を見て、ふと『パーカ娘はもしかして黒川さんが好きなのでは?』等と思ったが……いや、さすがに無いな。普通好きな人におごって貰えると聞いて、あそこまで追加オーダーを頼む奴はいないだろう。俺もいい加減、百合変換のし過ぎだな。
「本当、今頃になって『君じゃなきゃダメなんだ』って言われた訳が分かった気がするわよ。これが鍋島さんとかだったら、アンタ絶対にいびられてるわよ。それか、鍋島さんの胃に穴が空いてるか……」
「あの人、いかにもお局ってタイプで怖そうですよね。私、先輩みたいに優しい人で本当に良かったです。一生ついて行きますよ~」
 くそ、何気ない一言がすべて百合発言に聞こえてしまう……今の会話を、『アンタは私じゃなきゃダメなの』『先輩、一生ついて行きます』と変換出来た自分の能力の高さにびっくりだ。
「……急に褒めて、何が目的?」
「この三万のワインが飲みたいなー……」
「却下」
「じゃあその一つ下の奴……」
「どうせ下って、ランクじゃなくて下のメニューって事でしょ?余計高いじゃない」
 やっぱりパーカ娘はパーカ娘か……一瞬でも期待した俺が馬鹿だった。


237:名無しさん@秘密の花園
07/03/12 19:49:17 +U7HEbeP
>>236
ありがとうございます!
百合萌え男の変換能力がスゴいw さすがですw
黒川さんを翻弄するパーカ娘可愛い!

238:名無しさん@秘密の花園
07/03/13 13:09:02 uh8EK1UK
なんという神スレ…間違いなく伸びる



初めて読んだ!すごいな!面白いっつうか、楽しいw
俺もキモヲタだから参加OK?

文末に選択肢つけて書けばいいんだよな?

239:名無しさん@秘密の花園
07/03/13 15:09:20 2O5LPMt9
はい、宜しくお願いします♪

240:名無しさん@秘密の花園
07/03/13 22:02:33 pZVcpmiw
地味に新キャラ 鍋島さんがでてきた件について

241:名無しさん@秘密の花園
07/03/13 23:42:10 uh8EK1UK
アテプリの教官のごとき存在で

242:名無しさん@秘密の花園
07/03/19 00:22:19 H80CzO33
保守

243:2人目
07/03/22 14:03:30 zYBa1ypo
お久し振りデス
百合萌え男サン、皆さんこんにちわ~
小説頑張ってますね~♪
期待してますよ~~~~


244:名無しさん@秘密の花園
07/03/22 22:15:50 rkpcK1VZ
ビアン様だ~!!

245:名無しさん@秘密の花園
07/03/22 22:30:10 elnJ7lju
ビアン様だ~~!
レスが輝いて見えるぜ。


246:2人目
07/03/23 14:01:40 2vGtQWzk
>>244、245
「様」は、止~め~て~wwwww
そんな、「様」を付けて貰える様なモノじゃないですよーーーー!w
「2人目」でお願いシマス

247:名無しさん@秘密の花園
07/03/23 20:19:24 +j3aW5M6
ならば御大明神でよろしいでしょうか…
初の生女神出現に涙で画面がキラキラしとる



今書き手は何人いるんだ?
俺書こうとしたけど挫折したスマン
ボスとダディクールと後四人程?
やっぱりスレ建てた方がいいんじゃないかな

「百合萌え」が集う板なんだし
エロパロ池池言ってるのは亀井だろ?

248:名無しさん@秘密の花園
07/03/25 19:54:46 dMhS4sFR
専スレ立てるにしても、このスレの流れを新スレにどうやって貼ろうか?
上手い編集の仕方が判らない。
丸々貼る訳にもいかないし。

249:名無しさん@秘密の花園
07/03/26 11:01:59 yKeZD+JI
話の部分だけまとめサイトに写すとか?


250:名無しさん@秘密の花園
07/03/26 14:21:19 cyKs3Nka
『百合萌え男』が生まれた流れも要るね。

251:名無しさん@秘密の花園
07/03/26 16:29:43 mc4OCcGE
まとめサイト賛成!!
このスレの流れは神!

252:名無しさん@秘密の花園
07/03/27 18:31:41 FZLRjttG
特に神である>>10から
ボスである>>21までの流れは最強
ダディも颯爽と現れ文置いていくトコ格好イイ
女神様も御三方おられますし
亀井もオチャメスルーだし

何よりこのスレから一番伝わってくる想いは


  み ん な キモオタ だ っ て こ と

勿論いい意味で
新スレこの板に建てるの賛成
ここは百合萌えの為の板でもあるからな

253:名無しさん@秘密の花園
07/03/27 18:56:48 FZLRjttG
急に思い付いた!
ドジっ子のお名前は「うめ」で頼みます
「うめちゃん」と皆に呼ばれ、仕事強くて頼りになる新戦力として扱われているけど
ありえない奇行を重ね、
一から黒川さんのお仕置…じゃなかった指導をうけなおす事に

彼女はひとみさんが痴漢にあったあの電車に乗り合わせていたものの、
(ひとみさんとは知らず)どうしたらいいか焦っていたトコに
百合萌え男が痴漢に痴漢し始め、彼の性癖を誤認しつつも尊敬……みたいな
勿論Loveとは違う方向のね。

254:名無しさん@秘密の花園
07/03/28 05:00:52 C/G06zir
平仮名で「うめ」?
それとも漢字?
①うめ
②梅
③楳
④卯女
⑤雨梅
⑥友人
「うめ」って名前こんだけあるけどどうする?
……そう言えば、黒川さんの名前なんだっけ?


255:名無しさん@秘密の花園
07/03/28 23:40:52 c8lPZOnF
おまい…ヒロイン二人ですら名前平仮名なのに……w

256:名無しさん@秘密の花園
07/04/02 20:50:25 UcvgQWbl
何度でも停滞しかける、それが……



百合萌え男クオリティ!

257:名無しさん@秘密の花園
07/04/03 01:35:20 rafi2ii/
と言うか基本的に職人がいない。


258:名無しさん@秘密の花園
07/04/03 21:55:26 Hsm7KwvA
っつーか最近悪質な荒らしがはびこっているよな。 硬派な(自薦他薦は問いません)百合燃え野郎達的にはあいつ等生かしてはおけませんよね。

259:名無しさん@秘密の花園
07/04/05 22:22:45 Sy0P+STx
ひたすらピザ百合にこだわる丁寧語のアイツwww
ひたすらババアだの四十だの連呼するアイツwww

ガチでキメエwwww死ねやwwwwww



ここにも書き込んであるな。
板のスルーLEVELが低いのもあってマジでカオス

260:名無しさん@秘密の花園
07/04/07 18:59:19 1vwfVk6m
新スレはSS含め百合萌え男達がマッタリングできるスレになれ
百合カップルの名前古今東西とかやっちゃえ
書き手が沢山いるスレになれ
ひたすらスルーして荒らしにも強いスレになれ
女神が現れたらひたすら拝むスレになぁ~れッ★ミ

261:名無しさん@秘密の花園
07/04/08 16:48:41 cdhBgiUb
よし、なった

262:名無しさん@秘密の花園
07/04/14 12:25:27 SG/0uyqv
下げ続けてるから人いねぇんかな?

263:名無しさん@秘密の花園
07/04/14 13:45:10 vb7p5fR8
ROM人達が書き手を待ってる
それだけの事さ


264:名無しさん@秘密の花園
07/04/19 18:06:31 1CeapemU
このスレとうとう
\(^o^)/タワオ

265:名無しさん@秘密の花園
07/04/20 15:49:24 USsGCaXg
黒川さんがひとみさんを抱き締めるシーンまでは終わっちゃダメっ

266:名無しさん@秘密の花園
07/04/20 16:31:52 mmvs4Fvv
そんな展開なのか(笑)
保守代わりに一回だけ続けて見るからちょっと待ってて。


267:名無しさん@秘密の花園
07/04/20 16:40:49 mmvs4Fvv
 ここで俺はふと気がついた。俺がパーカ娘と黒川さんに気を取られている間に、物凄い本数のワインが空いているではないか。見ればひとみさんがすごいへべれけに成っている。いや、雪だるまペンギンじゃなくて。
「さぁ~やぁ~、このままお泊まり行っちゃおうよぉ~」
 ケタケタと笑うひとみさんと、ウホッと心の中で叫ぶ俺。やばい、頬が勝手に緩む。
「ちょっと、ひとみ、飲み過ぎよ。そろそろ帰りましょう」
 そう言えば、もうかなり長い間ここにいる。そろそろ帰ってくれると黒川さんとパーカ娘の恐怖から逃れられて非常に有り難いが、もう少し見ていたい気がするのも事実だ。これが百合萌えの血……か。
「それじゃあぁ~、ちょっとお手洗い行って来るねぇ~」
 席を立ったひとみさんは、ふらふらと蝶の様に化粧室へ。
「あ、じゃあ私も……」
 まるで蝶を追う様にさやかさんが席を立った後、さやかさんとひとみさんの注文帳から一枚だけ俺の方へと移して席を立った。
 そのままレジへ向かおうとも思ったが、黒川さんとパーカ娘のやり取りを見ながら少し水を飲み過ぎたみたいだ。催して来た。
 クルリと踵を返し厠へ向かおうとしたその時、俺の視界からポッカリとある物が抜け落ちている気がしたが、何かが分からない。
 気の所為か……そう思い角を曲がったその時だった。
 化粧室へ向かうパーカ娘……その背中に『百合』の二文字。
「ぶっ!」
 計られた。まさかあのパーカが『漢字パーカ』だったとは。見事と言う他無い。
「ん? あ、さっきの黒川さんの知り合いの……あれ、でもそれ以前に何処かで……」
 まずい、吹き出した所為で見つかった!
「あー! あの、ゲイで痴漢の人ですよね!?」
「違うっ!」




268:名無しさん@秘密の花園
07/04/20 19:31:05 J0+ugdxD
>>267
ありがとう!!
>雪だるまペンギン
>蝶を追う様に
こういう表現好き
それにしてもパーカ娘大活躍ですねw

269:名無しさん@秘密の花園
07/04/21 02:18:43 48w1re/H
うー可愛いよーw
パーカーと百合萌え男の掛け合い楽しみだお

270:名無しさん@秘密の花園
07/04/21 07:23:14 vo+wp0vd
↑ケツ毛バーガーと百合萌え男も楽しみ♪

271:名無しさん@秘密の花園
07/04/21 14:50:15 2jrAJtRS
続きキテター

272:名無しさん@秘密の花園
07/04/21 15:27:42 48w1re/H
ウホッ(^o^)いい百合萌え男!

や ら な い か ?

的ギャグ展開はまだか?

273:名無しさん@秘密の花園
07/04/21 20:30:21 gAZhbokj
黒川さんはクールビューティーに似合わず
いつも抱き枕を抱いて寝ています。
密かに「ひとみちゃん」と名付けたりしちゃってます。

274:名無しさん@秘密の花園
07/04/21 20:58:25 48w1re/H
なんという神設定…
間違い無く黒川ファンが増える
(^o^)

275:名無しさん@秘密の花園
07/04/29 00:08:52 Nb9upm5/
保守

276:名無しさん@秘密の花園
07/04/30 05:33:08 wS3Q5VV1
「で、今日は何で女の人といたんですか?」
 最悪だ。さっきまでパーカ娘の話し相手だった黒川さんに同情していたが、今度は自分が同情される側に回るとは。
 取りあえず、パーカ娘と正面に話し合うのは速攻で胃壁貫通を意味する。ここは適当に流しながら誤魔化すのが一番だろう。
「えーと……」
「あ、うめちゃん。どうしたの?」
 あああああ、化粧室からひとみさんが出て来たぁ……
「あ、佐藤先輩。そっか、後ろ姿だから気が付きませんでしたけど、佐藤先輩だったんですね。今日は黒川先輩のおごりでお食事なんです。でも、何か黒川先輩が『明日があるし、今日は早く帰ろう』って言うから、もうすぐ帰るんですよ」
 黒川さん……いったいこの娘にどれだけ食べられたんだろう……かわいそうに……
「黒川さんも来てるんだ。明日はお休みなのに、マーケティング部は大変だね」
「えぇ、明日ってお休みなんですか!? 黒川先輩ってば、きっと勘違いしてるんですね」
 違う、違うよ……黒川さんは分かってて言ってるんだ。パーカ娘がきっと気付いてないから、そう言って帰ろうとしたんだよ……
「ひとみ、お待た……あら、うめちゃん?」
「あ、鈴木先輩。今日はお二人で来てたんですか?」
「ええ、そうよ。でも、もう帰るの。今度は一緒に食べようね。じゃあね、うめちゃん。山田さん、それではお先に失礼しますね」
「じゃあねぇー、うめちゃん。黒川さんによろしくね」
 やや千鳥足気味のひとみさんを、さやかさんがそっと支える様に寄り添って歩く後ろ姿は、俺の百合萌え魂を十二分に刺激し……って、あれ? パーカ娘は?
「せんぱーい、今そこで営業の鈴木先輩と受付の佐藤先輩にあったんですけど」
 しまった! と、思った頃には時すでに遅し。黒川さんの顔が急に暗くなり、その肩が小刻みに震え出した。
 急いで駆け寄っては見たが、まるで呪詛の様に『ひとみと鈴木さんが……』と繰り返す黒川さんに何かする事が出来るはずもない。
「先輩?」
 パーカ娘の声で上げられた黒川さんの顔は何と言うか、雨の中を突っ切った後の様な、もうやけくそな笑顔だった。
「うめちゃん、ここらに馴染みのバーがあるから朝まで呑もう。そうだ、山田さんも行きましょうよ」
 机の上の注文票をひったくる様に掴んでレジへ足早に向かう黒川さんの誘いを断れるはずも無く、俺に出来る事と言えば素直に喜ぶパーカ娘と黒川さんの後を着いて行く事だけだった……



277:名無しさん@秘密の花園
07/04/30 05:35:34 wS3Q5VV1
 黒川さんに連れて来られたバーは、おしゃれで落ち着いた大人の隠れ家的なバーだった。だが何より俺の魂を揺さぶったのは、ビシッとしたショートカットで男装の美人なバーテンダーさんだ。
 その見た目一つで『もうこれは明らかにそうだろ』的な彼女は、俺の妄想力を刺激した。『黒川さんとはどんな関係だろう? もしかして、昔の恋人?』……とかね。
「由衣、飲み過ぎじゃない?」
「良いの、今日は……今日だけは潰れるまで呑ませて……」
 そう言い終わるが早いか、カランと音がしてグラスが倒れた。そしてBGMにかき消されそうな小さな寝息。
「……先輩? せんぱーい? ……寝てますか?」
 そう言ってパーカ娘が黒川さんに耳を近付けた時だった。
「……ひとみ……私じゃダメなの?」
 ポソリとした、小さな寝言だった。だけどそれを聞いた途端、パーカ娘からは笑顔が消えて、ドスンと尻餅でもつくみたいに座った。
「あ……そうか……そうなんだ……あ、は……あはは……」
 バーテンダーさんがフウと溜め息を吐いて黒川さんに上着をかける。サッと倒れたグラスを片付け、一呼吸おいて『ちょっと良い?』とパーカ娘に声を掛けた。
「貴女の名前を教えて貰えるかしら?」
「え? あ……うめです。干支の卯に女で……」 答えるパーカ娘の目は焦点があってない。もしかして……
「苗字を、教えて貰えるかしら?」
 その質問に、パーカ娘は黙りこくったまま答えなかった。
「もしかして、『破桜院』ではなくて?」
 すんごい珍しい苗字だなおい。そんな名前いままで一度も聞いた事な……いや、あった。最近、世界一の大富豪ドル・ゲッチュに迫る勢いで伸びている日本人がいるってニュースで聞いた。その名前が確か……
「貴女は母親似ね。私と付き合っていた頃のお姉様にソックリだわ……お姉様、いえ、貴女のお母様はお元気かしら?」
「……失礼します!」
 逃げる様に走り去ったパーカ娘を追って店を出ると、立ち止まったまま星空を見上げていた。
「……生まれた家が悪かったと、諦めようとしました」
 ポツリと、パーカ娘が言った。
「好きな人がいると知って、決心がつきました。だけど今、それが女の人だと知って……どうせ諦めなきゃいけないのに……」
 最後の方は、声が震えていた。
「……相手が女の人で良かったです。負けたと思えるから。男の人だと、勝負にもなりません」
 そう言い残して、パーカ娘は夜に消えて行った……


278:名無しさん@秘密の花園
07/04/30 05:40:28 wS3Q5VV1
今年に入ってちょくちょく(と言うか三月以降は殆ど俺が)書かせて貰ったが、今月でウェブの契約を切るからこれが最後の投稿になると思う。なので、書きたい事だけを詰込んでちょっと展開強引だ。ゴメンね、勝手な事して。
いま俺が消えると書き手がいなくなるんじゃないかと不安だが、皆でこのスレを、そしてビアン様の幸せを守り続けてくれ。このスレは、良いスレだぁぁーーー…………



279:名無しさん@秘密の花園
07/04/30 06:04:30 wS3Q5VV1
言い忘れた、バーテンダーさんが付き合ってた頃には、うめちゃん既に生まれてます(じゃないと年齢が大変な事になるので)


280:名無しさん@秘密の花園
07/04/30 14:24:38 wHkhaau7
>>276-279
まさかパーカ娘にそんな秘密があったとは!
まさに怒濤の展開! 黒川さんには幸せになって欲しいなぁ。

今まで本当にありがとうございました。
パーカ娘のおかげで黒川さんの新たなお茶目さが判って素晴らしかったです。

281:名無しさん@秘密の花園
07/04/30 19:07:27 SkGULFUX
>>278



おまいの百合萌え男としての魂のレス

しかと読ませて頂いたぜw


まったりネカフェなんかで見に来いな


俺達はSEOULBROTHERだ

282:名無しさん@秘密の花園
07/05/01 04:20:43 rvC3Hr/9
このスレと素敵な仲間に出会えた事を神に感謝したい…

283:名無しさん@秘密の花園
07/05/02 15:42:43 ZLGCqcVb
 夜の街…… 一人で過ごすには寂しい暗闇の奥に、パーカ娘が完全に消え去る
まで、俺の目は追いかけていた―
 一見、おちゃらけた奴でも、心に深すぎる闇を抱えている事実に呆然としながら、
百合萌え男は、背広の内ポケットから煙草を取り出そうとして、中を切らしてしまった
事に気づき、小さく舌打ちする。

 同時に、残された黒川さんの事が心配になって、きびすを返した。
 再びバーの扉を開く。カウンターの机に、べったりとうつぶせになって、
カクテルグラスを焦点のあわない瞳で眺めている黒川さんの姿が、再び目に
入ってくる。
 俺は、ショックから抜け出せないでいる、彼女に声をかけた。
「…… 大丈夫ですか。黒川さん」
 我ながら、本当に気の効かない台詞だ。世の中を大手で振りながら闊歩する
イケメンの類だったら、もう少しまともな言葉が口からでてきたものを。
 しかし、黒川さんは、均衡のとれた身体から酒精を放ったまま、どきりとする
ような妖艶な表情を浮かべて、微かに呟いた。

「私ねえ、ひとみの事が大好きなの。あの娘にゃ悪いけどね」
 先程走り去った、パーカーを着た娘っ子の残像が微かに脳裏に蘇る。
「でもね、ひとみは鈴木さんのことが好き。これって全然、報われないよねえ」
 黒川さんは、山吹色をしたカクテルグラスに、整った顔を映しながら、自らを
嘲る様な笑みを浮かべてみせる。
 それから、頬を伝って流れる涙の跡を指で掬って、小さく舌を出して舐めて、
「しょっぱいね…… ほんとに」
と、俺の耳朶にだけに届くような、微かな声で囁いた。
 俺は、大人びた黒川さんの、意外に可愛らしい姿に思わず喉を鳴らした。
(やべえ…… 目が離せねえ)
 動悸が強まるのを自覚しながら、俺は酔い潰れた黒川さんを凝視している。

 さて、これから、どうしたものか。

284:名無しさん@秘密の花園
07/05/02 15:50:06 ZLGCqcVb
>>278さん。お疲れ様でした。
とはいっても、今日初めてスレを知った、完全な通りすがりですが。
即興で1レス分だけ書いてみました。では。


285:名無しさん@秘密の花園
07/05/02 20:41:46 ueBNXs/7
>>283-284
即興でこの高レベルとは素晴らしい。
相当な筆力の持ち主とみました。
よろしければ住人になっていただけると
ありがたい限りです。

286:名無しさん@秘密の花園
07/05/03 12:48:08 +BbGpWn3
ビアン様の放つ色気にウットラな百合萌え男
いいのぅ……

この後は二人で話し込み、黒川さんの警戒心を解ければヨカヨカ

287:名無しさん@秘密の花園
07/05/03 13:01:33 NtSNXypz
>>285
283では、適当なのりでちょっと書いたけど、
対話型のSSレスを維持した経験がないから、どうすれば
いいのか良く分かんないな。

288:名無しさん@秘密の花園
07/05/03 14:20:11 NtSNXypz
「君、由衣は酔うといつもそんな感じだから」
 かっこいいという言葉がぴたりと当てはまる、スレンダーでボーイッシュなバーテンダーは、
柔らかい微笑を、完全に潰れている黒川さんの背中に向けて言った。
「あの…… 」 「なんだい? 」
「黒川さんと、とのようなご関係なんですか? 」
 心の中では(俺の馬鹿馬鹿、もうすこし上手い言い方があるだろう)とも思うが、女性の心理状態に
急に詳しくなれるはずもない。
「あはは。直球だね」
 しかし、俺の心配が杞憂であったことを示すように、彼女はカクテルグラスを拭きながら答えてくれた。
「私と、由衣はね…… 高校の時、そういう関係だったの 」
「そう、なんですか? 」
 少し戸惑いながら、半ば反射的に言葉を返す。俺の喉がごくりとなった。
「なんたって、私たちの行ってた高校は女子高だったからね。秘密の花園そのものだったよ」
 当時を懐かしそうに振り返りながら、寝息を立て始めた黒川さんの両肩に毛布をかける。
「それから、どうなったんです? 」
「由衣とは大学が別になってしまったから、何となく縁遠くなっちゃってね。私はバーテンダーに
なって、由衣がお客として来た時は、そらまたびっくり仰天だったよ」
 少しおどけたような仕草が妙におかしみをさそって、俺も笑ってしまう。
「ところで君は。『黒川さん』とどんな関係なんだい? 」
 俺がグラスワインを飲み干した頃、由衣さんが少年のような顔つきで、興味深そうに尋ねてくる。
 困ったな。何て答えようか? 暫く逡巡した後、俺は何とか答えを捻りだした。
「えっと、黒川さんとは知り合いで、今から友達になろうとしてるとこです」
 言った瞬間、またまた自己嫌悪に陥りそうになる。
「あはは。君、ほんとにおもしろいねえ」
 しかし、笑い上戸なのか、腹に手をあてて苦しそうに捩る。そして、直後にとんでもない事をおっしゃった。
「悪いけどさ、そろそろお店閉めないといけないんだ。でもって由衣は私ん家に連れて行こうと思う
んだけど。君、由衣につきそってやってくれるかな? ちょっと彼女を一人で運ぶにゃ重いんだよ」
 晴天の霹靂とはこのような事をいう。俺― 百合萌え男は呆然と立ち尽くした。
 さて、どうしようか?

289:名無しさん@秘密の花園
07/05/03 14:34:53 NtSNXypz
>>288
20行目…… 

由衣さんが少年のような~  …… (誤)  
彼女が少年のような~  …… (正)

スマンが脳内変換よろ。

290:名無しさん@秘密の花園
07/05/03 18:03:10 +BbGpWn3
おk
早いなー
お疲れ様!
このあとは……?

291:名無しさん@秘密の花園
07/05/03 18:43:01 NtSNXypz
>>290
良く分からんw
昨日来たばっかだから、サポートしてくれw

292:名無しさん@秘密の花園
07/05/03 19:23:27 +BbGpWn3
VIPぁーかよw
んん大歓迎っw

このあとは
クールたち×クールたち
のカラミを間近で見てウホッ!な百合萌え男でよろしく

百合萌え男はフツメンで背がすんげー高いって事に
なってるから >過去レス

293:名無しさん@秘密の花園
07/05/03 19:31:15 NtSNXypz
>>292
vipperじゃねーw
いたことはあるけどw
百合板でSS書いてる奴だって。

やっぱ、バーテンダーと、黒川さんの絡みになるのかねー
フツメンで、背が高いのかok 把握した。

294:名無しさん@秘密の花園
07/05/03 19:38:05 +BbGpWn3
たまにマターリ雑談もしようや
>このスレの百合萌え男達

295:名無しさん@秘密の花園
07/05/03 19:45:52 NtSNXypz
>>294
今思ったけど、主人公って名前がないような気がするんだが。
女の子達は、どうやって読んでるんだ?
○○君とかって少し違和感があるような。

296:名無しさん@秘密の花園
07/05/03 19:53:28 +BbGpWn3
名無しの百合萌え男なんだよ。ナゼカ。
それふまえると>>21とかうますぎる。
おまいさんの文章も好きだぜw


山田でもいいかな……

297:名無しさん@秘密の花園
07/05/03 19:57:38 NtSNXypz
>>296
んー山田君でいいかな。
まあ、そこらへんは適当に書いてみるw
あと、バーテンダーの名前も適当に。

298:名無しさん@秘密の花園
07/05/03 20:07:41 +BbGpWn3
バーテンダーさんは他の人に決めてもらうのもいいかな。
スレの伝統的になw

まぁマターリしていって下さいな

299:名無しさん@秘密の花園
07/05/03 20:12:38 NtSNXypz
ありがとん。
あーでもたぶん、それまでに名前書いちゃうと思うけどw

300:名無しさん@秘密の花園
07/05/03 20:23:55 +BbGpWn3
おkw

おまいさんの好きな萌えシチュ全開でよろw

301:名無しさん@秘密の花園
07/05/03 20:29:37 NtSNXypz
 俺は、バーテンダーの人、ではいちいち呼びにくいので、名前を尋ねる。
「えっと名前ね。中沢鈴音、鈴音でいいよ 」
「鈴音さんか…… なんか少し可愛いお名前ですね 」
「可愛いっていうな」
 ほっぺたを膨らました彼女に、かるく小突かれた。
 ボーイッシュなのに、恥ずかしげに頬を朱色に染めた彼女は正直、たまらなく可愛らしい。
 酒精と仲良く旅をされている最中の黒川さんを、鈴音さんと俺で引きずりながら、5分程歩くと、
目的地である彼女のマンションに辿り着く。
 エレベーターの最上階のボタンを押し― 7階まで上がる頃には、ようやく黒川さんにも、
多少は意識が戻ってきたようで、少し呂律の回らない口調で言い放った。
「あらー 鈴音じゃないのー あー山田君もいっしょかー ふたり出来てたんだー」
 俺はこけそうになった。焦って横を見ると、鈴音さんはひーひー笑っている。
物凄い笑い上戸だな、このお人は。
 彼女にドアを開けてもらうと、黒色を基調とした落ち着いた居間が眼前に広がる。水槽には数匹の
熱帯魚が飼われていて、奥にはタワー型PCと、大きな書棚がある。本棚には、酒に関する
書籍がびっしりとつまっていて、中には判読不能な洋書も含まれている。
 壁側には、サイドボードが置かれており、中にはバーの中と遜色ない種類のボトルが鎮座している。
もう1軒、店が開けそうだ。
「まあ、バーテンダーだからね」
 俺が、酒の種類の豊富さに見とれていると、鈴音さんが少し照れくさい表情で頭に掌を載せた。
 居間のほぼ中央に置かれたソファーに、由衣さんは普段の凛々しさとは別人のように
くたんとなって寝そべっている。鈴音さんが広いキッチンからミネラルウォーターを持ってきて
由衣さんと俺に渡してくれた。
「結構、高いのよ。これ」
 渡されたミネラルウォーターを含むと、とても甘い感触が口内にひろがる。
「ところで君」
 鈴音さんが、壁にかけられた時計を眺めながら口を開く。既に午前1時を回っている。
 俺は、タクシー代という膨大の出費を覚悟した時―
「よかったら、ここで泊まってきなよ」
 彼女は、とんでもないことをおっしゃった。

302:名無しさん@秘密の花園
07/05/03 20:31:22 NtSNXypz
>>300
らじゃw
好きな名前でいかしてもらったw

303:名無しさん@秘密の花園
07/05/03 22:33:25 +BbGpWn3
百合萌え男
建前「だっ、ダメです帰ります!」

本心「夜通しで百合萌えキタァァァ!朝までオーナッww」

グッジョ!いいねw
部屋が見えそうな描写乙

304:名無しさん@秘密の花園
07/05/03 22:39:11 NtSNXypz
>>303
ここらへんで選択肢が出てくるのかw

①お誘いを辞退してタクシーで帰宅する。

②お言葉に甘えて鈴音さんちに泊めてもらう。



305:名無しさん@秘密の花園
07/05/03 23:09:51 +BbGpWn3
②以外ありえないだろ………常識的に考えて………




よろw

306:名無しさん@秘密の花園
07/05/03 23:51:05 NtSNXypz
①でも面白かったが、普通に②でいってみる。今から書き始めるよw


307:名無しさん@秘密の花園
07/05/04 00:35:33 s82/6nnI
「しかし、ご迷惑をかけるわけには…… 」 
「もう終電ないしさ。遠慮しないでよ」
「それでは、お言葉に甘えまして…… 」
 俺の簡単なポーズを鈴音さんは、しっかりと見抜いてくれた。
 俺の心情を分析すると、9割の歓喜と1割不安ってとこだ。
 残りの1割は上手く行きすぎて怖いってやつだ。普通、初対面の男を部屋にとめたりしないからな。
 まあ、鈴音さんは百合世界の人っぽいから、異性には興味がないともいえる。それはそれで、
少し悲しいものがあるのも事実だが、これ以上は望むべきではない。

 鈴音さんは一度決めたとなると、行動がとても早く、かつ、行き届いている。
 バーでは単なる一見客だったはずの俺に、温かいコーヒーを振舞ってくれたし、なんと風呂まで
使わしてくれた。
 信じて貰えないかもしれないが、風呂については本気で遠慮したんだぜ。
 しかし、鈴音さんはとっても押しの強い人で、有無を言わさぬ力があるというか…… 
 つまり俺は、今、お風呂を満喫して、鈴音さんと黒川さんと仲良く談笑しているわけだ。
 百合萌え男としてはこれ以上ない至福の一時といっても過言ではない。

「そういえば、鈴音さんと黒川さんって高校時代からのお知りあいなんですよね」
 何気なく、先ほど鈴音さんから聞いた話を振ってみる。
「すずねー 口が軽いぞ~ 」
 酔いはかなりひいたけれど、今日の黒川さんはいつものバリバリのキャリアウーマンって感じの
鋭い彼女ではない。むしろ、親友とはしゃいでいる女子高生のような幼さすら感じられる。

 黒川さんは、鈴音さんから借りた、淡いピンクのパジャマと、固い感じの眼鏡がアンマッチで…… 
かなりやべえ。萌えという言葉がリアルに浮かんできてしまう。
 一方、鈴音さんもパジャマ姿なんだが、こちらは落ち着いた紺色で、男物といっても通用しそうだ。
 もっとも、スレンダーで長身の彼女には、どんな服でも似合ってしまうのが罪なところではある。
「ふふ。山田くんに、ばらしっちゃおっかなあ」
 すっかりと上機嫌になった鈴音さんは、悪戯そうに微笑みながら、ほうじ茶に口をつける。
「えーなに、何をばらすのよっ」
 顔を赤くして黒川さんは慌てたように遮る。そんなにたくさん心当たりがあるのだろうか?

308:名無しさん@秘密の花園
07/05/04 00:55:34 s82/6nnI
「さっきもいったけど、私たちって女子高の同級生なの」
 何をいわれるのか、ドキドキしながら、大きなクッションに顔を半ば埋める黒川さんの
可愛さはもう反則だ。
「それでね。挨拶が 『ごきげんよう』 だったのよ」
「まじ…… ですか」
 某少女小説の言葉がリフレインする。ごきげんようお姉さま。タイがまがっていてよ……

「流石にスール制度はなかったけどね。でもね、男の子がいないでしょう。女の子同士の
アレは多くてね」
「いや、言わないで~ 」
 耳まで真っ赤にしながら、恥ずかしそうに黒川さんは身悶える。
 しかし、鈴音さんは平然として、
「この子ったら、バレンタインの日に手作りのチョコを、私に渡してくれってわけ」

「ばか、ばか、鈴音の莫迦。よりによって、山田君にそんなこといわなくてもいいじゃない」
 クッションを持ち上げて、高校時代に思いをよせた人に向けて、ぽかぽか叩く。
 黒川さんのこどもっぽい姿は、もう身悶えしてしまう程愛くるしく思えてしまう。

「それで、まあ私も悪い気分はしなかったから、いわゆる 『健全なお付き合い』 をしたわけ」
「健全~? 」
 黒川さんは不服そうに言って、鈴音さんを睨む。
「ああ、健全だともさ」
 しかし、ふふんと胸を反らして、おっ、スレンダーだけど肝心なところは意外と…… 
俺は今、何を考えた?

「嘘ばっかり、鈴音ったら、あっちこっちで同級生・下級生にとどまらず、上級生まで
食べまくってたのよ」

309:名無しさん@秘密の花園
07/05/04 01:03:19 s82/6nnI
「ぶっ…… 」
 鼻血が出そうな展開に、あわてて顔を押さえる。
「どうしたの? 山田君」
「いや。なんでもないです…… はい」
「ふふん。私はね。来る者は拒まなかったわよ。去る者は追わなかったしね」
「へー じゃあ。私もその他大勢の一人だったんだ」
 膨れた顔で睨みつける。おいおい、黒川さんは今日失恋のどん底だったんじゃないのか。

 もし、鈴音さんが、それを分かっていて、敢えて高校時代の恋話をしたとしたら……
 俺など、とうてい太刀打ちできる相手ではない。まあ、最初から押されっぱなしな訳
ではあるが。

「そんなことないよ。みんな可愛かったけど…… 由衣は特別」
「ホント? 」 
 黒川さんは上目遣いで、高校時代の恋人を見つめる。
「ああ。マリア様に誓っても良いよ」
「分かった。信じてあげる」

「そこの君。ライトノベルの見すぎとか突っ込むんじゃないよ」
 いきなり話を振られて、俺は戸惑った。
「一応、私たちの高校もカトリックな訳。聖母マリアは信仰の対象の一人なんだ」
「そ、そうですね 」
「さて、積もる話はたくさんあるけど、そろそろ就寝といきますか」
 黒川さんは、腕時計を見ながら立ち上がった。既に2時を回っている。
 お休みの挨拶をしがてら、俺は4畳半に客室に案内された。(居間で十分だと
言ったのはいうまでもないが)更に、新品の布団を貸してくれ、疲れた身体を休める
事ができる。
 こんな丁重なもてなしを受けて布教されたら、入信してしまうのではないか
とすら思える。まさに至れりつくせりだ。
 しかし、百合萌え男として課せられた使命がある。
 俺は、まだ眠るわけにはいけない。

310:名無しさん@秘密の花園
07/05/04 01:05:47 s82/6nnI
意外と長くなってしまった。ではでは。
(それにしても、スレタイと中身のギャップが凄まじいですね…… )

311:名無しさん@秘密の花園
07/05/04 02:52:10 JAXfR7Jh
乙!
おまいさんの好み=マリみて は解ったw
ありがとう、結構きわどい話してる女子達は大好きだ


そうだ百合萌え男、おまいさんはまだ眠る訳にはいかない。
肝心なのはこれからであるぞ

312:名無しさん@秘密の花園
07/05/04 02:57:47 s82/6nnI
>>311
おきてたのかw
自慢じゃないがマリみては全刊読んでるぞw

まあいい。二つ目の選択肢を用意して俺は寝るw

①百合萌え男は台所を通って、中から鈴音さんの寝室に近づく。

②百合萌え男はベランダを通って、外から鈴音さんの寝室に近づく。

313:名無しさん@秘密の花園
07/05/04 03:12:33 JAXfR7Jh
おまいとは今日一日かけて百合萌え男同士の絆を築き上げたからな
起きるさそりゃ
でも書かせてばっかりでごめんなさい


選択肢だが、どっちも死亡フラグ立たねw
下手なホラゲより怖いw

張り合う訳じゃ無いが
俺にマリみて語らせたら大したもんスよ。
今度オヌメヌメの百合モノなんか教えてやー

314:名無しさん@秘密の花園
07/05/04 07:54:04 s82/6nnI
まあ、選択肢は気軽に答えてくれw (答えがなかったら適当に選んでやるので)

>>313
 ジャンルにもよるけど。思ったやつをいくつかあげるかw

・漫画(いずれも4コマ)
「あずまんが大王」(あずまきよひこ氏) …… 断トツ。個人的には百合の最高峰 
「らき☆すた」(美水かがみさん) …… ゆるゆるな萌えが特徴 
「妹は思春期」(氏家ト全氏) …… ゆるい下ネタ系ギャグが特徴

・ライトノベル
「マリア様がみてる」(今野緒雪さん) …… メジャーだね
「白い花の舞い散る時間」「春待ちの姫君たち」(友桐夏さん) …… あまり知名度はないが、切れ味が鋭い。

・一般小説
「夜のピクニック」(恩田睦さん) …… 単に丸一日歩くだけだが、強烈な印象に残った。

 マリみては、前白薔薇様の佐藤聖様と、現白薔薇のつぼみの二条乃梨子がお気にいり。
話としては「白き花びら」「ロサ・カニーナ」が好きかな。

315:名無しさん@秘密の花園
07/05/04 11:19:47 JAXfR7Jh
ウホッ!なんて似た趣味を持った奴!

らき☆すた と あずまんが 以外は読んだ事あるがなww
やべぇ嬉しい、ってかその二作って百合やったんだ……
気付かなかった、もったいねぇ……うんこー…


思春期はマリア先生とアキちゃんいいよな
従兄弟が単行本持っててよく吹いてたなー
良き百合青春の1ページだ

選択肢…まだ夜は寒いので中から侵入w
百合萌え男頑張れよw

316:名無しさん@秘密の花園
07/05/04 17:27:36 V4jQkMgz
うおお、新展開!GJ!です。
黒川さんファンとしては大活躍が続いて嬉しいです。

百合萌え男の友情に乾杯♪

317:名無しさん@秘密の花園
07/05/04 18:48:53 JAXfR7Jh
さぁおまいさんも仲間に入るんだ


まずはオヌメヌメの百合モノから語れw

318:名無しさん@秘密の花園
07/05/04 20:12:02 s82/6nnI
とりあえず、②ということだな。さて、行きますか…… 


319:名無しさん@秘密の花園
07/05/04 20:21:22 s82/6nnI
 俺は布団から這い出して、ゆっくりと窓を見上げた。昇り始めた下弦の月が東から差し込み、
窓際の床に、光と影の格子模様が形作られる。

 一種、幻想的な光景にみとれるが、すぐに立ち上がり、極力音をたてないように気をつけながら、
居間に出る。真の暗闇の中を手探りで、鈴音さんと黒川さんの寝室へ向かって進んでいく。
 何故こんな馬鹿な事をするのだろう。もし、彼女達に露見したら、今まで気づいてきた良好な
関係は、一瞬にして崩壊する。
 本当に馬鹿な奴だと、俺の理性的な部分が、俺自身を嘲笑する。しかし、足はとまらない。
 なぜ、アダムとイヴが禁断の実を食べて、エデンの園から追放されたのか? 今の俺には
身にしみて分かる。
 陳腐な言い方でいえば幼子が持つ好奇心…… それ以外にはない。

 暗闇に慣れず多少手間取ったものの、俺は、黒川さんと鈴音さんが優雅な肢体を横たえている
寝室の、扉の前にたどりつく。
 しめた― 開き戸ではなく、引き戸だ。
 俺は、吸い込まれるように、扉をほんの少しだけ空けてから、片膝をついた。

320:名無しさん@秘密の花園
07/05/04 20:27:22 s82/6nnI
 もし、俺の独白を聞いている誰かがいたとしたら、俺が神になることを許して欲しい。
おっと、誤解しないで欲しい。
 決して気が触れた訳ではない。神― 即ち、様々な視点から語りたいという意味に
すぎない。

 神経を極限まで研ぎ澄まして、耳を傾けると、僅かに開いた扉の隙間から、鈴音さんと
黒川さんの囁くような会話が聞えてくる。
「あなたって全然変わってないのね。」
 とろんとした瞳で、鈴音さんにしなだれかかりながら、黒川さんは囁いた。
 眼鏡を取り払った彼女の表情は、毅然とした普段の黒川さんとは、やはり変わった
ままだった。

「ふふ。あんたはだいぶ、お固くなったと思ったけどね」
 鈴音さんは、軽い微笑を浮かべながら、黒川さんの艶やかな髪をゆっくりと撫でる。
 黒川さんは心地よさそうに、かつての恋人の太腿の上に、形の良い顔を載せて、
身を委ねている。

「私、今日失恋したの」
「聞いたわ。あなたが酔っている時に…… 」
「ずっと、ずっと、好きだった子がいたの。会社の窓からあの子の姿を見る度に
少女みたいに胸が高鳴った。話しかけられた時は、必死で平静を装ったけど、
心臓がどきどきと鳴って、息がつまりそうだったわ」
「そう…… 」
「でもね。あの子には彼女がいたの」
「そうね…… 」

 真剣な表情で、彼女の言葉を聞いていた鈴音さんは、静かに言った。
「彼女の事、今日は忘れさせてあげる」
 鈴音さんは、黒川さんを包みこむように抱き上げると、ゆっくりと近づいて
黒川さんの、口紅が落とされている、少し渇いた唇を塞いだ。

321:名無しさん@秘密の花園
07/05/04 20:36:10 s82/6nnI
さて、どこまで進めようか。

① 最後まで

② 途中でアクシデントが……

322:名無しさん@秘密の花園
07/05/05 00:51:04 pV+CNQya
オッホォwwwww
これはいいガチ百合www

そうだな~…
あえて、
逆に
①で

323:名無しさん@秘密の花園
07/05/05 01:19:23 BDitv1V7
いやいや、ここはあえて②で。
途中で寝てしまうとか。
出来れば、そういうのは百合萌え男が見ていないところでやって欲しい。
例えば次の日、ほのめかすとかその程度で。

と、女の私が言ってみる。
口出ししてスマソ

324:名無しさん@秘密の花園
07/05/05 02:29:04 pV+CNQya
わーい百合萌えの女の子だー
異議なし!


という事で②でおながいしまつ

325:名無しさん@秘密の花園
07/05/05 05:46:56 KdrO7kCz
おはようございます。
では②でいきましょうか。と、いうわけで今から書き始めます(誰もいない時間帯ですが)



326:名無しさん@秘密の花園
07/05/05 06:02:52 jNr0E2GQ
>>325

327:名無しさん@秘密の花園
07/05/05 06:04:25 jNr0E2GQ
>>325
おはようございます
俺いるぜ、異議なし
…今から寝るけどね、おやすみ

328:名無しさん@秘密の花園
07/05/05 06:23:14 KdrO7kCz
 黒川さんの唇をふさいだ鈴音さんは、ゆっくりと唇を動かした。
 彼女は、くすぐったそうにして、心地よく受け入れているように見えたが、
何故か、黒川さんは動きをとめてしまっている。
 何故だ?
 俺が疑問を浮かべた直後、鈴音さんは小さくため息をついて、残念そうに呟いていた。
「ちぇっ、由衣のばか」
 ゆっくりと、唇を離した黒川さんは彼女を、静かにベッドに横たえた。
 黒川さんは、肉体的にも、精神的にも、かなり疲れていたのだろう。
 不意に襲われた睡魔に崩れるように意識をうしない、軽い寝息をたて始めていた。

 少しだけ未練があった鈴音さんは、もう一度だけ、夢の世界の住人となっている、
彼女にキスをしてから、隣にもぐりこむ。
 そして、とても優しげに目を細めて、黒川さんの髪をゆっくりとなでながら、囁いた。

「おやすみなさい。由衣…… 」

 予想外の展開に軽い失望を浮かべかけたが、まあ、俺の思いどおりに全てが進む
はずはない。ここらで満足しておくのが百合萌え男としての嗜みであろう。
 思い直した俺は、開けた扉を閉ざして、客室へと戻った。
 東の空に昇り始めた半月は高度を上げ、先程よりもやや強い光が、部屋を
薄く照らしていた。柔らかい月の光を浴びながら、俺は黒川さんと鈴音さんの
今後の関係について考えをめぐらすことにした。

 ひとみさんに好きな人がいたことを知った黒川さんは、今後どうするのだろう。
昔の恋人だった鈴音さんの元で、翼を休めるのだろうか?
 それとも、ひとみさんに一途な思いをぶつけていくのだろうか?
 一方の鈴音さんは、どうやら、未だに黒川さんに好意を持っているようだが、
黒川さんを一夜ではなく本気でよりを戻したいと考えているのだろうか?

 思考に結論を得る事ができないまま、いつしか俺も、深い眠りについていた―

329:名無しさん@秘密の花園
07/05/05 06:32:55 KdrO7kCz
>327 おやすみなさい。よき夢を。

>323さんの意向に、完全には添えなくてごめん。
(4行目の展開にはもってけなかったかな)

長い一夜は、一応終わりました。
ゲームで言ったらひとつのシナリオ(またはイベント)を終えた感じですね。




330:名無しさん@秘密の花園
07/05/05 14:17:29 pV+CNQya
そうだね~お疲れ様です!
投下早いなw

次の案が浮かぶまでマターリしよか

331:名無しさん@秘密の花園
07/05/05 16:11:23 KdrO7kCz
>>330
案というか、進路かな。
ちょうど、ドラクエで船を手に入れた時ように、さあ、次はどっちに行こうみたいな……

もちろん、個人的な考えはあるけど、敢えてご意見募集中っていうことにしよう。


332:名無しさん@秘密の花園
07/05/05 17:59:56 pV+CNQya
まぁとにかく聖さま大好きについて語ろうか

333:名無しさん@秘密の花園
07/05/05 21:53:14 KdrO7kCz
>>332
聖さまは、3年生になってからも、とてもイイ役割を果たしているけど、
刃のように鋭くて、ガラスのように繊細な2年生の時の方が好きだな。
あのまま、栞と一緒に電車に乗っていたら…… って話をいつか
書いてみたいとは思うが。

334:名無しさん@秘密の花園
07/05/05 22:50:10 pV+CNQya
あぁ~すっげぇよく解るwww
一匹オオカミな聖さまかっけぇ門内。
SLGとかよくあの頃の聖さまを扱えたよな。
蓉子さまですら、若いとはいえてこずってたのにw

そんな聖さまを救った志摩子さんは天使
ガチ×シスターのカップルを思い付いた今野は神

335:名無しさん@秘密の花園
07/05/05 23:37:31 KdrO7kCz
>>334
聖様のお姉さまをSLGと略すのか。今初めて知ったw
今野さんは、祥子様が卒業された後の話も書くつもりかな。

明日で休みが終わる訳だが、週末以外はぶっちゃけ期待しないでくれ。
のんびり待って貰って、時々、レスを入れて貰えればありがたい。
別の誰かが話に参加してくれれば、これ以上言う事はないが。

4月まで頑張ってきてくれた人は見てくれているかな。




336:名無しさん@秘密の花園
07/05/05 23:55:39 pV+CNQya
祥子さま卒業後も書いてほしい……けど


おkすべて把握
マターリすることが掟だから好きにして下さい><
しかし職人はこの擦れたいでは期待できないであろう(^O^)

前の職人さんは一度ぐらいなら来てるでしょ
多分

337:名無しさん@秘密の花園
07/05/06 00:00:50 kEzuQbjM
>336
確かに、アンチスレとしか思えない、素晴らしすぎるスレタイだw
例え、ageても罵倒レスしかこないであろう。
だがそれがイイ。究極のツンデレとは思わないかw

338:名無しさん@秘密の花園
07/05/06 01:02:59 kEzuQbjM
 目が覚めると、眩い黄白色の光がガラス越しに差し込んでくる。
 朝だ―

 枕元に置いていた腕時計を手繰り寄せると、午前8時を回ったところだった。
 窓の外からは小鳥のさえずりが、聴こえてくる。
 布団から起き上がって、窓の外を眺めると― 雲ひとつない、とまでは行かなかった
がまずまずの晴天だ。
 流石にマンションの最上階だけにあって、とても見晴らしの良い場所で、遥か遠くに
そびえる高層ビル群を、眺めることができる。
 今日は土曜日なので会社は休みだ。小さな幸せを噛みしめながら、大きく伸びを
する。酒気はほぼ抜けたようで体調も順調だ。
 俺は(柄にも無く)布団を丁寧に畳むと、客室を出て、キッチンを兼ねる居間に入った。

「おはよう。山田君」
「おはようございます」
 既に、二人とも起床している。鈴音さんは調理場に立ちながら、シャープな顔つきで
微笑んだ。彼女のエプロン姿は、少し家庭的な感じがする。
「君。ちょっと待っていて。今お味噌汁作っているから」
 立ち上る白い湯気から、微かに漂ってくる匂いが鼻腔をくすぐる。
「ありがとうございます」
 軽く礼を言いながら、お皿を出そうとすると、鈴音さんに、
「いいから。お客さんは座ってて」
と、言われてしまった。
 頭をかきながら席につくと、物凄いしかめっ面をした黒川さんが、ぼそっと呟いた。
「頭、痛い」

 もしかして、否、完全な二日酔いだ。パジャマ姿のまま額に手を当てている表情は
可愛らしかったが、心配にもなってくる。

339:名無しさん@秘密の花園
07/05/06 01:10:00 kEzuQbjM
「由衣ったら、深酔いするといつもこうなのよ」
 鈴音さんは、からからと笑いながら、台所からお椀を運んでくる。
 さつま芋の味噌汁だ。黒川さんが「頭、痛い」を3回繰り返す頃に、炊き立ての
ご飯と、味噌汁、納豆、目玉焼き、そして鰺の干物が並んでいた。意外にも完璧な和食派だ。
「さあ、召し上がれ」
「いただきます」
 上機嫌で勧めただけあって、物凄く旨い。流石、料理の世界に携わっている人である。
「とても美味しいです」
「ふふ。嬉しい事いってくれる」
 ボーイッシュな顔が和らぎ、俺がどきっとするような笑顔を向けてくれる。
 一方、黒川さんは、襲いかかる頭痛と戦いながら、それでも懸命に箸を動かして
料理を中に放り込んでいく。
「なんか。不思議な光景だな」
 鈴音さんが、微笑を絶やさないまま、小さく呟いた。
「どうしたんですか?」
「ああ。まあ男の子なんて普通、部屋にあげないからね。君がここで食事をしている
ことが妙に新鮮だったのさ」
「恐縮…… です」
「あはは。固くならなくてもいいよ。私が好きで招いたんだし」
 ここで黒川さんが、頬を膨らましたまま文句を言った。
「鈴音。いつからバイになったの? 」
 このお方は、朝っぱらから際どいことをおっしゃる。お陰で箸が一瞬止まってしまった。
「由衣ったらほんと慌てすぎ。私は、あんたの事しかみてないから」
「ばか…… 」
 恥ずかしげに頬を赤く染める黒川さんは、相変わらずの微笑ましい可愛らしさを
見せてくれたが、同時に俺は、二人の深い信頼関係に、少しだけ羨ましさも感じていた。

 ところが、鈴音さんは、ほとんど食事を終える頃になって、またまた衝撃的な事を
おっしゃった。
「ねえ。山田君。君のメアド、教えてくれないかな」

340:名無しさん@秘密の花園
07/05/06 01:14:04 kEzuQbjM

お話を(影響が少ない範囲で)少しだけ進めてみました。
では。おやすみなさい。

ちょっとした選択肢を。

①鈴音さんのメアドをありがたく受け取る。

②黒川さんのお怒りに触れるのが怖いので辞退する。

341:名無しさん@秘密の花園
07/05/06 01:15:52 kEzuQbjM

(追伸、①はお互いのメアドを交換するという意味です…… 舌たらずですみません)

342:名無しさん@秘密の花園
07/05/06 02:16:16 OQhZzruW
②で…
黒川さんには前軽蔑されたから①は怖いです


あ、あれ?何だか物足りない…?

はは…、まさかだろ、怒られたがってるのか、俺

343:名無しさん@秘密の花園
07/05/06 06:23:20 kEzuQbjM
おはようございます。それでは②でいきましょう。


344:名無しさん@秘密の花園
07/05/06 06:36:04 kEzuQbjM
 俺はメアドを教えようと、携帯を取り出して…… 黒川さんの顔がみえた。
やばい、やばすぎる。絶対に怒っているよ。
 レーザー光線のような鋭い視線に耐え切れず、俺は、鈴音さんからの、せっかくの
申し出を辞退するしかなかった。
「すんません。鈴音さん。ちょっとお教えできません」
「え? 」
 断られることが予想外で、あっけに取られていた鈴音さんだったが、怒りで湯気を
たてている黒川さんと、困り果てている俺の情けない顔を交互に見ると、お腹を抱えて
笑い出した。

「あははっ…… くるしいっ …… まさか由衣が嫉妬するなんて、それも
男に…… 君達、やっぱできてんじゃないの …… あはっ 」
 床にのたうちながら笑い転げる、超絶な笑い上戸に、俺はあっけにとられる。
 しかし、黒川さんの警戒心自体は緩んだようだ。
「鈴音はね。本当に良く笑うの。それが長所でも、短所でもあるのよ」
 サイダーの気が抜けたような表情で、苦笑いを浮べ、両肩を竦めて見せる。
「あははっ、ごめんね。あんまりも由衣の表情が、堪らなかったから」
 鈴音さんは何とか立ち上がると、ポケットから茶色い名詞入れを取り出して、
中に入っているバーの名詞を俺にくれた。「BAR 暁」と書かれていた。

 朝食を頂いた後、俺は鈴音さんのマンションを後にすることになった。
「私、週5であそこに詰めているから、また遊びにきてよ。山田君」
「ありがとうございます」
 お辞儀をしてから、黒川さんの方を見る。
「ありがとう。いろいろ世話になってしまったようね」
 軽く微笑みながら、黒川さんが礼を言ってくれた。普段の彼女に戻ってきたようで、
表情に凛々しさが戻っている。

 彼女達と別れの挨拶をすませると、春の柔らかい空気と、暖かい日差しに包まれ
ながら、俺は最寄駅に向かって歩いていった。

345:名無しさん@秘密の花園
07/05/06 06:56:22 kEzuQbjM

実際は、ここまで(鈴音さんの部屋を出るところまで)で一区切りとなります。

あと誤字を修正します 名詞(誤) → 名刺(正)

346:名無しさん@秘密の花園
07/05/06 18:35:16 R53vDmen
 最寄り駅から自宅へ向かう急行電車は、俺の予想以上に混んでいた。
 休日でかつ、都心とは逆方向であることに、不審を覚えながら天井を見上げると、
でかでかと描かれた広告が目に飛び込んでくる。
 今日の午後から、かなり有名なミュージシャンのコンサートが沿線近くのホールで
開催されるらしい。
 しかし、車内広告をのんびりと眺める事ができるうちは、まだ良かった。
 次に停まった特急停車駅で、大波が押し寄せるように人が雪崩れ込み、俺は
不本意な対人接触を余儀されない状態、つまり、ラッシュ時のような混雑に
巻き込まれてしまった。
 何が悲しくて、土曜日までラッシュアワーに巻きこまれなくてはいけないのかと
ひたすらぼやきながら、電車に揺られていると、少し離れた位置にいる制服を
身に付けた女の子の小さな唇から、微かな声が漏れていることに気がついた。

 これはもしやと思い、俺は、制服姿の少女の動向を注視する。
 近辺では有名な女子高の制服と、かなり短めのスカートが似合う。少しくすんだ茶色の
髪は二つのお下げでまとめられ、顔立ちは小動物のような愛くるしい。
 しかし今は、恥ずかしげに顔を真っ赤にして、何かに対して必死に堪えるように、
華奢な小刻みに震えている。

 既視感 ― 以前にも経験がある。そう、ひとみさんと同じ状況だ。百合萌え男と
しては、不条理な仕打ちに耐えている、可憐な少女の危機を救わねばならない。
 しかし、ここからでは羞恥に悶える少女の姿しか見えない。
 少なくとも、決定的な場面を押える必要がある。
 俺は、電車が揺れる度に、密着してくる人ごみの圧力に耐えながら位置を変え、
彼女を辱めている、悪逆無道な奴に制裁を加えるべく、少しずつではあるが確実に
距離を縮めていく。
 そして、急行電車が3つ目の通過駅を通り越した時、俺はついに少女のスカートの
後ろを、卑猥な動きで撫でる掌を見つけることに成功した。

 さて、どうやって懲らしめてやろうか。
 
 

347:名無しさん@秘密の花園
07/05/06 18:39:30 R53vDmen
さて、選択肢です。

①前の時と同じように、少女のスカートを触っている奴のお尻を触る。

②手首を掴み、鉄道警察に引き立てる。

③慎重を期して、もう少し様子をみる。

(3択です。 注:BAD END  あり)

348:名無しさん@秘密の花園
07/05/06 18:46:09 R53vDmen
最近誤字が多い……すみませんorz

17行目 華奢な(誤) → 華奢な身体が(正)


349:名無しさん@秘密の花園
07/05/06 22:50:22 5IKWNCQ+
神速の投下感謝です。
百合描写以外の客観描写も入っていて良いですね。
黒川さんに百合の過去があったなんて驚きです。

やはりここは百合萌え男の十八番w ①を希望します。


350:名無しさん@秘密の花園
07/05/06 23:19:18 4tnvlc7k
①を選んだらBAD ENDな気がするのは私だけ?

ってか痴漢行為をしているのが実は同じ学校の百合百合な先輩…とか考えた私はアホかも…

351:名無しさん@秘密の花園
07/05/07 00:21:29 w1c6/gI/
>>350
いや、私も同じようなこと考えたw
ここは慎重に③で

352:名無しさん@秘密の花園
07/05/07 00:23:16 w1c6/gI/
うわ、すいませんageてしまった

353:名無しさん@秘密の花園
07/05/07 01:49:06 AHQ99dMv
うわぁぁあああーっ
上がってる!まぁいいやドンマイドンマイ!



警察に逝ったらアウコ。
迷惑すぎ。
①もなんか……やって欲しいが確かに痴女だったらw
このまま見ていようか。
痴女だったら百合萌え男もおいすー^^だし

354:名無しさん@秘密の花園
07/05/07 23:01:27 UTdqYmtA
それでは③にします。さて……



355:名無しさん@秘密の花園
07/05/07 23:09:56 UTdqYmtA
 現場を押さえようと手を伸ばしたところで、猛烈に嫌な予感を覚えて、
寸前で引っ込める。
 あまりにも痴漢にしては、手が綺麗すぎることに不審を覚えたからだ。
 ここは慎重にいこう。一つ間違えると、とんでもないことになる。
 俺は、妖しく動く掌から上にゆっくりと視線を移して、呆然となる。

 痴漢と思われた者の服装は、少女と全く同じ制服だった。

 もしかして痴女? それともプレイか? 激しく混乱する俺の前で『彼女』の
掌が、お尻の割れ目あたりを這っていく。
「ん……、んくう…… 」
 鈴の鳴るような喘ぎ声を熱い吐息に混ぜながら、小柄な少女は何も抵抗せず、
必死に耐えている。

 俺は途方に暮れた。
 もし、同じ学校の生徒だとしても、相手が本物の痴女であり、少女が嫌がって
いるとしたら、助けなくてはいけない。
 かといって、二人の合意の上での遊びだったら、物凄い薮蛇だ。
「んあっ…… はぅ…… やっ…… 」
 俺の思考が袋小路に嵌っている中でも、懸命に声を出すのを押さえようとして
いる少女の唇の端からは、途切れ途切れに喘ぎ声が聞えてくる。

356:名無しさん@秘密の花園
07/05/07 23:10:52 AHQ99dMv
毎度毎度リアルタイムな俺が通りますよ



よくおいでになる職人さんにあだ名付けるのも掟

神、ボス、ダディクール…

君のあだ名は聖さまでいい?

357:名無しさん@秘密の花園
07/05/07 23:16:07 UTdqYmtA
 ついに耐え切れなくなった俺は、半ば自棄になって少女に声をかける。
「大丈夫ですか? 」
「え、あ…… ひゃう? 」
 見知らぬ単なる通勤客だったはずの男から、突然声をかけられてびっくりした
のだろう。
 真っ赤な顔をしたまま、小さな身体を震わせている。

「もしかして体調が悪いのですか? 」
 根も葉もない事を言っている、俺自身が途方も無い偽善者に思えて、豆腐の角に
頭をぶつけて死にたくなるが、ここはやむを得ない。ひたすら突っ走るしかない。

 俺は、俯いたまま何も答えられない少女を見ながら、心配そうな表情と声をつくって
提案した。
「もし、よろしかったら次の駅で休みませんか? 」

 断られるのを承知で言ったのだが、意外にも、彼女は愛くるしい顔を少しだけあげて、
「分かりました」
と、素直に頷いた。
 そして、後ろを振り返って、形の良い小さなお尻を撫でまわしていた、ベリーショートの
女性に向けて、意外にもはっきりとした声で言う。

「なっちゃん。いいよね」
 長身の女性が無言で頷くと同時に、急行電車は減速をはじめて、数十秒後には
俺と彼女達は、ぎゅうぎゅうずめの車両から吐き出されていた。


358:名無しさん@秘密の花園
07/05/07 23:21:33 UTdqYmtA
>>350 さん。正解です。

ちなみに①は、主人公が痴漢扱いされてお縄にかかる BAD ENDでした。

>>356
聖さまはちょっと恥ずかしいなw



359:名無しさん@秘密の花園
07/05/07 23:25:44 AHQ99dMv
性さまは?w

360:名無しさん@秘密の花園
07/05/07 23:28:24 UTdqYmtA
>>359
もっとやだw
落ち着いた感じのがいいw

361:名無しさん@秘密の花園
07/05/07 23:33:37 AHQ99dMv
滝川クリステル


今テレビにでてるから

362:名無しさん@秘密の花園
07/05/07 23:36:46 UTdqYmtA
>>361
誰やねん。というのはテレビをほとんど見ない人だから。

ちなみに、今回は選択肢はありません。では~

363:名無しさん@秘密の花園
07/05/07 23:40:35 AHQ99dMv
おっつー


次までに何か考えておきます

364:350
07/05/08 02:39:26 UCKaIZL9
>>358
マジだったんですかw
思考(嗜好)が似てるんですかね
あ、間接的にでもアホといって申し訳ありません;

あだ名…聖の読み方変えてヒジリ…とか? 呼びにくいかな?

365:名無しさん@秘密の花園
07/05/08 07:52:20 jZVS2sF4
あえてスガセイで

366:名無しさん@秘密の花園
07/05/08 23:18:59 ZB0/aygx
 電車を降りた後、駅の施設内にあるカフェテリアで、高校生の少女達とお茶を飲むことになった。
 男性諸氏にとっては、非常に羨ましいシチュエーションと思われるかもしれないが、俺はすっかりと
脱力しており、深いため息が出るばかりだった。
「あんまり、電車で変な事をしない方がいいよ…… 」
 もしかして、年をとってしまったのだろうか。
 満員電車の中で、女子高生同士が痴漢ごっこをする、というのは流石に想像の外だ。
「由菜が悪い…… 」
 長身の少女がぼそっと呟いた。どうやら、彼女にとっては不本意なイベントであったらしい。
「だって、一度やってみたかったんだもん」
 甘えるような目線を向けてから、ストローに小さな唇をつけて紅茶をすする。
「流石に、制服はまずいんじゃない? 」
 反則的な可愛らしさに、軽い眩暈を覚えながらも、俺は辛うじて常識的な言葉を口にする。
 しかし、由菜と呼ばれた少女は、さして動揺するそぶりも見せず、
「でも、こういうシチュってぞくぞくしませんか? 」
と言って、微笑すら浮かべている。まあ、確かに煩悩多き男にとってはそうかもしれないが。

 俺は、ふと思いついた事を声に出した。
「ところで、君達は同級生なの? 」
「なっちゃん。えっと、相沢夏美さんは、ひとつ年上です。テニス部の先輩なんですよ」
 二人の背の高さは、大人と子供といっても良い程の違いがある。上手くダブルスが
組めるのだろうか。しかし、俺の懸念をよそに、彼女は言葉を続ける。
「先輩、無口なんですけど、とっても優しいんですよ」
 夏美と呼ばれた少女は、照れたような顔つきになっている。
 あらためて彼女を見つめると、目鼻立ちがくっきりとしていて、何処か日本人離れしている。
「ふふ、正解。なっちゃんはクォーターなんだ。つまり、お祖父さんがイギリス人」
 なるほど、道理で背丈がずば抜けて高いわけだ。
「で、私の名前は黒川由菜です。ゆなって呼んでいいよ」

「ちょ、ちょっと待って! 」
 俺は慌てて腰を浮かす。まさか、彼女は―

367:名無しさん@秘密の花園
07/05/08 23:23:11 ZB0/aygx
さて、選択肢です。

①彼女は、黒川由衣さんの妹

②彼女は、黒川由衣さんのいとこ

③同姓ながら血縁のない知人


>>364
お気になさらず~
何故か、高野聖を思い出しました。
結構いい感じがします。

368:名無しさん@秘密の花園
07/05/08 23:42:33 jZVS2sF4
高野→こうや→コーラ



!!
コーラさんで

①がいいけど③もヨカヨカ

369:名無しさん@秘密の花園
07/05/08 23:49:13 ZB0/aygx
>>368
ちょっと。いや、かなり苦しいなw 
ゲームのシナリオ書く人とかってこんな感じで書いたりしているのかな。

370:名無しさん@秘密の花園
07/05/08 23:51:57 jZVS2sF4
わかんねーな
みんなで協力な点は一緒じゃない?


いつも書かせてすんません><
普通に①で

371:名無しさん@秘密の花園
07/05/08 23:57:10 ZB0/aygx
ゲームとなると、かなり大人数の作業になるかな。良く分からんがw
選択肢については、引き続きご意見募集中ということで。ではでは。


372:名無しさん@秘密の花園
07/05/09 18:43:10 J8el1FLh
新カップル乙です!
やっぱり①で姉妹百合が見たいですね~。
キャリアウーマンの黒川さんに憧れる妹ちゃんで。

373:名無しさん@秘密の花園
07/05/11 00:14:23 33VtwI+9
百合萌え男
「何かキモいスレッドあるな……
しかも400行きそうだし……
どうなってるのか解らないが、俺は絶対こんなスレ開かないなり」


で自分が実況されてる事を知らない百合萌え男

374:名無しさん@秘密の花園
07/05/12 13:18:44 3Ao5sCcp
それでは①でいきます。

(平日は事前の予想どうりでしたが先に進めず、すみませんでした)

375:名無しさん@秘密の花園
07/05/12 13:24:21 3Ao5sCcp
「もしかして、黒川由衣さんの妹さんですか」
 半ば叫ぶように尋ねた俺を、少女達は驚いた顔つきで見つめている。
「そ、そうです。あなたは、由衣姉さんのお知り合いなんですか? 」
 俺は、黒川さんとは最近、会社の関係で知己を得るようになった事を話した。
 まだこの段階では、合コンで知り合ったとはいえない。

「凄い偶然ってあるんですね」
 ツインテールの少女はあどけない顔でしきりに頷く。
「一期一会」
 一方、長身の少女は的確な四字熟語を呟いた。偶然の出会いだが、大切にしなければ
ならないのだろう。

 俺はもっと黒川さんの事が知りたくなり、小柄な少女に尋ねる。
「お家での黒川さんは、やっぱりきびきびとしているのかな? 」
「うーん、どうかなあ。仕事はバリバリらしいんだけど、私生活は結構いい加減なの 」
「意外だね 」
 予想通りの返答に満足して、少女はくすりと笑って片目を閉じてみせる。
「うん。服を出しっぱなしにする癖があるし、お酒を飲むと駄目駄目になっちゃう」
「どうやらそのようだね」
 昨日の泥酔した黒川さんの姿が鮮明に蘇る。いろんな人から黒川さんを知る事ができて、
俺は、楽しい気分になっていたが ―
「由衣姉さんとお酒を飲みに行ったこともあるんですか? 」
 彼女は結構鋭い。しかし、否定するほどの事でもないので、軽く首を縦に振る。

「それにしても、人の縁ってとても面白いものですね」
 紅茶を飲み終わった後、由菜ちゃん(少し恥ずかしい呼び方だが)は、しんみりとした口調で
呟いた。そして、次の瞬間、先輩の瞳を見つめてお互いに頷き合う。
 何かのアイコンタクト? 俺が疑問を声に出す前に、少女は信じられないような言葉を紡いだ。

「もし、よろしかったら、これから私たちが行くところに付き合ってくれませんか? 」

376:名無しさん@秘密の花園
07/05/12 13:25:25 3Ao5sCcp
では選択肢です。

二人は主人公を何処に誘ったのでしょう?

①コンサート

②スポーツセンター



377:名無しさん@秘密の花園
07/05/12 19:54:52 H/j4QNAu
???

378:名無しさん@秘密の花園
07/05/13 15:48:31 70/d+ypv
>>374-376
ありがとう。ペースは焦らずとも良いですよ。
スポーツセンターの方がなにか百合が起こりそうな予感が…
②を期待します。

379:名無しさん@秘密の花園
07/05/13 15:51:43 PQ2IPyIt


380:名無しさん@秘密の花園
07/05/13 18:45:39 zTyN46Xq
ありゃ。わかれちゃった。
もう少し待って、そのままなら先着の方の選択肢にしましょうか。

>378
どうもです。ゆっくりのペースですが、気長にお付き合いしてもらえればありがたいです。

381:名無しさん@秘密の花園
07/05/13 19:30:52 zTyN46Xq
それでは先着の②で書くことにします。

382:名無しさん@秘密の花園
07/05/13 20:06:07 PQ2IPyIt
よろw
あとどうでもいいかも知れないが
百合萌え男が普通に女子とお話できてるのが気になるw
やりやすい方でおながいします

383:名無しさん@秘密の花園
07/05/13 20:07:29 zTyN46Xq
「えっと…… 」
 いきなりの提案に迷ったが、美しく、可愛らしい女性には流されるというのが百合萌え男と
しての性であろう。
 特に、今日は用事もないので、彼女達の誘いに承諾する。
「ありがとうございます!」
 ツインテールの少女は満開の桜のような笑みを見せてくれる。隣の長身の少女も喜色を
表に出して頭を下げている。
「で、コンサートに行くのかい? 」
 俺は、コンサートホールに流れていく多くの人の群れを眺めながら尋ねた。
「いいえ。違うところですよ」
 由菜ちゃんは片方の瞳を閉じて、悪戯そうな表情に変わる。
「とりあえず、ついてきてもらえますか? 」
 長身の少女が、落ち着いた様子で言葉を添えた。
「分かった」
 俺は頷いてからレシートを持って立ち上がり、カフェテリアのレジで料金を支払った。

 駅から3分程歩くと、コンサートホールの隣に、「駅前スポーツセンター」という看板が見えてくる。
 少女達は室内テニスコート場を素通りして、小さなクラブハウスに入っていく。ここは―
「実は、メンバーの子が一人、急にこれなくなってしまったんです」
 由菜ちゃんは、困ったように肩を竦めた。
「で、僕が代役という訳だね」
 傍らにいる夏美ちゃんは、小さく頷きながら、スポーツバッグを床に下ろした。
「ユニフォームは無理ですけど、ジャージはレンタルできますので、受付で手続きをお願いします」
「ああ」
「それから、着替えをお願いしますね。」
 はきはきとした口調で言った由菜ちゃんは、奥にある更衣室を指し示した。

 この季節の日中はかなり気温があがる。ジャージ姿になると少し暑いくらいだ。着替えが終わり、
受付に戻ると、由菜ちゃんと、夏美ちゃんも着替え終わっていた。やや長めの半袖のユニフォームに
短パン姿だ。白く綺麗な太腿が眩しく映る。
 彼女の隣には二人の男女が笑顔を浮べながら、俺に声をかけてきた。

384:名無しさん@秘密の花園
07/05/13 20:47:49 zTyN46Xq
「えっと、あなたが山田さんですか」
 男の方は20代半ばといったところか。背の高さはさほど無いが、がっちりとした体格だ。
 一方、女性の方はもう少しだけ若い。そして、思わず見とれてしまうような美人さんだ。
 ゆるいウエーブのかかった黒髪を後ろでまとめており、シャープな印象を受ける黒川さんとも、
ボーイッシュな鈴音さんとも違うタイプで、どこか柔らかい印象を受ける。
「えっと、男性の方がリーダーの中川さん。で、女性の方が、朽木亜由美さんです」
 由菜ちゃんが、紹介してくれる。
「急に誘って申し訳ないが、ユウの代役を頼みます」
 今日欠席したもう一人のメンバーは、ユウという男性とのことだ。中川君は俺に言ってから
メンバーを見渡して、外に出るように促した。
 四人に従って、クラブハウスを出ると、大勢の若い男女が歓声をあげながら、人工芝の上を
必死に駆け巡る選手達の姿を追っている。

「山田さん。フットサルの経験はありますか? 」
 黄色のビブスをメンバーに配りながら、中川君は尋ねてきた。
 フットサル―
 まだメジャーとは言いがたいが、確実に広まっているスポーツだ。
 簡単に言うとミニサッカーであり、5人いればチームを作る事ができる。サッカー経験者が、
フットサルをやることが多い。
 ルールはサッカーと似ているが、大きな違いが幾つかある。まず、グラウンドがバスケットボールと
同じくらいでかなり狭い事、タックル・スライディング等の対人接触プレーは一切禁止されていること、
キーパーへのバックパスに制限があること等である。そして、今回の最大の特徴は、男女混合
チームで公式試合に出場することができる、という点だ。

 俺は、数年前に取引先の社員に誘われて、数度経験したことがあるが、最近はご無沙汰である。
「昔、少しだけやったことはあるが、戦力としては期待しないでくれ」
 しかし、中川君は、俺の懸念に対してからからと笑いながら、
「うちは、メンバーぎりぎりだから、試合ができるだけでもありがたいんですよ」
と、言ってくれた。少しだけ気が楽になる。
 暫くすると審判が終了を告げる笛が鳴った。次が由菜ちゃん達のチーム、即ち、俺が出る試合だ。

385:名無しさん@秘密の花園
07/05/13 20:51:56 zTyN46Xq
さて、スポーツ編です。どうやって百合に持っていくのか、非常に悩ましいところでは
ありますが、思いっきり趣味に走っています。
ちなみに今回は選択肢はありません。

>382
主人公の性格変えてスマンw
筆力が足らんのは仕様なので許して貰えるとありがたい。

386:名無しさん@秘密の花園
07/05/13 23:21:12 JG9ZZoA7
さっそくの投下感謝!
テニスかと予想しましたがまさかフットサルとはw
百合とフットサルと言えばスフィアリーグを思い出しますが
どうぞ趣味に突っ走ってください。

387:名無しさん@秘密の花園
07/05/14 00:06:04 ku/fnnvY
>>386
ありがとうございます。
最近、テレビで取り上げる事が増えてきたフットサルは、
性別を問わず楽しめる、なかなか面白いスポーツです。
あと、フットサル場の隣にテニスコートがあるというスポーツ施設は、
結構多かったりします。



388:名無しさん@秘密の花園
07/05/14 23:09:23 ku/fnnvY
 俺は、何年かぶりの人工芝の感触を確かめる為に、強く踏みしめる。それから、
幾度か屈伸をして、なまった身体を少しずつほぐしていく。
 ゴールキーパーは中川君。前線は由菜ちゃんと、夏美ちゃんの女子高生コンビ。
 左サイドは綺麗なお姉さんといった感じの亜由美さん。しかし、穏やかだった顔つきは
いつの間にか鋭くなっている。右サイドの俺は下がり気味のポジションだ。
 一方、相手チームは赤のビブスを着けている。男性3名、女性2名という編成で、
年代は大学生といったところだ。
 両チームで、俺だけが年齢的に「浮いている」ところに哀しさがあるが、悠長なことを
考えていられるのも、試合が始まる前までだ。
 間もなく、中央に出てきた審判が、開始を告げるホイッスルを鳴らした。

 最初は味方ボールから。由菜ちゃんが、センターサークルからボールを軽く
蹴りだし、夏美ちゃんが長い足を振り下ろして、いきなりシュート!
 ボールは、低く這うように突き進んで、白いポストに当たって大きく跳ね返る。

 試合前の弛緩した空気は、彼女のロングシュートで一気に吹き飛び、観客達も
一瞬だけ静まり返った後に、どっと沸きあがる。
 もちろん、相手の選手達の顔つきも厳しいものに変わった。赤ビブスの女性
プレーヤーはドリブルで、ボールを中央付近まで戻し、サイドに大きくパスを送る。
 そして、俺の手前でボールを受け取った男性選手は、軽いフェイントだけで、あっと
いう間に抜き去ってしまう。
「くそっ」
 柄にも無く、大きな舌打ちして必死で追いかける。ボールはゴール近くまで運ばれており、
後退した亜由美さんが懸命にディフェンスを試みているが、サイドから猛然と上がってきた
長身の男性プレーヤーに綺麗なパスが渡り、強いシュートが放たれる。
 中川君が機敏に反応して、パンチングではじくが、ロストボールはまたもや相手チームへ。
 開始早々から苦戦を強いられる。ボールがほとんど自陣内に留まり、短い距離から
シュートが幾度も襲いかかったが、中川君がことごとく弾き返す。そして、4度目の中途
半端な態勢で打たれたボールを、手元に抑えることに成功する。
 さあ反撃だ。中川君は前がかりになった相手の頭を越す、大きなパスを前線に送った。

389:名無しさん@秘密の花園
07/05/14 23:38:08 ku/fnnvY
 前線で待っていた由菜ちゃんがボールを受け取ろうと小さな胸をはるが、
一人だけ残っていた屈強なディフェンダーに阻まれて、ボールはセンター付近へと
戻される。
 しかし、ゴール付近から疾走してきた亜由美さんが、ロストボールを上手く拾って
右サイドに流れていく。
 俺は激しく息をつきながら、彼女をフォローする為に懸命に相手陣内に突き進む。

 身体接触は禁止されているものの、フットサルは一瞬たりとも休息が許されない、
かなり激しいスポーツだ。今日の試合時間は10分間であるが、疲労の蓄積は
恐ろしく早い。
 開始からまだ2分となっていないのに、滝のような汗が背中を流れ落ちる。

 相手陣内の奥深く、右サイドのコーナー付近まで達した亜由美さんは、そこで
二人の選手に囲まれながらも、後ろにいた俺に正確なパスを送ってくれた。
 俺はなんとか、ボールを足元に納めると、右サイドからゴールに向かって
切り込んで行く。
 しかし、せっかくゴール前に達したのに、先程、由菜ちゃんと競り合ったがっちりと
した体つきをしたディフェンダーに行く手を阻まれてしまう。
 長すぎるブランクというより、ほとんど初心者同然の俺にとって、1対1ではかなり
荷が重い相手だ。
 ボールを奪おうと襲いかかる相手のプレッシャーと、腹部の痛みと疲労に耐えながら、
必死にボールを確保して周囲を見渡す。

 右サイドラインぎりぎりには、夏美ちゃんが長い脚をフルに使って走りこんでくる。
一方、左サイドに動いた由菜ちゃんが、びっくりするような大きな声で
「パース! 」と、叫んでいる。
 そして、俺のすぐ後ろには、フォローに回った亜由美さんが片手にあげながら
「一旦、下げてっ」
と、指示を出してくる。
 さて、どうする?


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