06/11/01 15:34:31 3Of9IM7Z
「今日は鈴木さんは、どうしたんですか?」とひとみさんに聞いてみた。
黒川さんもひとみさんの顔を伺う。
『本当は、今日は上野さんの付き合いできたんです。さやかは合コンには
来た事無いから。さやかに心配かけるといけないから内緒で来ちゃいました』と
いたずらっ子のように笑った。
「黒川さんは、鈴木さんとも面識があるんですか?」と今度は黒川さんに聞いてみる。
「ええ、彼女とも部署は違うんですけど、営業とマーケティングは繋がりがありますから。
鈴木さんは、とても有能な女性ですよ。活発で周りの信頼も厚いですし」
黒川さんが、さやかさんの事を褒めていると、ひとみさんはスゴく嬉しそうに頷いている。
そんな事を話しながら、かなり打ち解けてきた所で駅に到着した。
黒川さんとひとみさんの話は、とても楽しく、まだまだ話していたかったが
2人とはホームが違うので、そろそろお別れしなきゃならない。
黒川さんとひとみさんは同じ電車だ。
<黒川さんとひとみさん、さやかさんとひとみさん。>
この2組と話していて感じた事は、黒川さんもさやかさんも、
ひとみさんを大切に思っている事だ。
それは俺の勝手な百合変換だけではなく、態度や言葉の端々に感じられた。
個人的にはもちろん友情以上の感情であって欲しいが、それは都合が良すぎるかな・・・
などと考えながら歩いているち、いよいよお別れの時間になってしまった。
「じゃあ私達はこちらなので」『今日はありがとうございました』
ようやく酔いが覚めてきたひとみさんが頭を下げる。
俺は、
① ひとみさんのメアドを聞く
② 黒川さんのメアドを聞く
③ 今度は鈴木さんも一緒に、3人でお食事でもどうですか?と誘う
④ ここは爽やかに何も聞かずにお別れする
⑤ 百合萌え男である事を告白する