10/11/09 01:45:40
>>223
……はい。
キサラギ様の御為になったのでしたら、
この執事は何も云うことはございません。
人生全てが勉強と申しますから。
人間は悪魔などと違い変貌して行くもの。……そう私はこの世で学びました。
貴方も変革し、変容し、変貌されていくのでしょうね。
…それがとても羨ましい、と私は思いますよ。
(気持ちを隠さず接してくれるジンに悪魔として好感を持つが)
(それを審らかに語るのはこの場では相応しくないと思いそれだけ云うに留める)
名前は名前。貴方様を象る名前。
貴方様にとって大切なものは、やはり其処にございましょう。
(此方に向けられる視線を知って尚、穏やかな微笑みを返す)
そういえば…、このような歓談の場所に相応しくはありませんね。
ですがなるべく、心まで武装されませんよう。
使命でございますか。
貴方様の背負うものはこの執事にも感じられますよ。
貴方様の名前は輝くもの。どうかいつまでもそのままで。
(変わりゆく魂が必定の人間とはいえ、真っ直ぐなその輝きにまぶしさを感じ)
(性に合わない言葉を発してしまったと、心の端で苦笑し)
……──ふぅん
ふふっ……、まだまだ 甘 い で す ね 、お坊ちゃん?
(ジャギリと厭な音を出し、瞬時に喉元へ繰り出された剣をシルバーで防ぐ)
(歴戦のジンの鋭い居合い抜きをギリギリで防いだが、本当にそれはギリギリで)
全く、いけませんね、御子様は短気でしかたのない。
妖精のお嬢さんも居ます、あまり血の気に走ったことはしないように。
まあ、彼女なら、貴方様と私から治療代を巻き上げるような気もしますが。