10/11/17 20:10:08
>>731
……屋上。
別に、“キレちまったぜ”っていうわけじゃないんだよね?
―あ、いやっ……な、なんでもないです。
(つい、いつもの調子で無意識に返事を返して)
その……別にイヤってわけじゃないんだよ。
むしろ、その光景を想像しただけでニヤニヤが止まらない……ふひひ。
ほらっ……か、からかうヤツが、いるでしょ?
三住くんとか、三住くんとか…………あと、三住くん。
僕たちが机を並べて……しかも梨深の手作り弁当を食べていたら―
面白そうな顔をして、か、彼は近づいてくるに決まってるんだ……っ。
(容易に想像ができる光景に、ため息を吐いて)
…………へ?
(梨深も僕とほとんど変わらないじゃないか……)
(店員の前で口を開く気にはなれず、心の中でそんなツッコミを入れる、が)
(“ウインナー巻き”と聞いた瞬間に、梨深に顔を向ける)
……な、なんというエロス。
食べている様子をちょっと妄想しただけで……ス、スタンドアップしてしまいそうだ……。
つ、ついでに……ぼ、ぼ、僕のウインナーも剥き剥きしてくだしあ……。
ふひ、ふひひ……。
(下を向きながら、誰にも聞こえないように―という願いで―ボソボソと呟いて)
っ……あ、うん……。
(名残惜しそうに手を離して、梨深がお金を払うのをじっと見守る)
(……というか、女の子にお金を支払わせちゃった件について……)
(鬱だ……氏のう)
そ、それ……片方、持つよ……。
(梨深が持っている、飲み物が入っているビニール袋の取っ手に手を伸ばし、すくい上げて)
僕は……特には。
か、構わない……それじゃ、急ごうか。
この外の温度じゃ、すぐに冷たくなっちゃうからね。
……ほらっ、手……手……手。
(梨深の近づいてきた顔に一瞬ドキリとして)
(空いている方の手をグーパーグーパーしながら、梨深に急かす―いや、せがむ)
【こ、こっちはこれを落としてから、返すよ】