10/11/15 23:09:24
>>719
……ま、間違いなく、蕎麦好きの中では浮いた存在だよね。
本当に蕎麦が好きなのか……って。
実は、コロッケ好きなだけちゃうんかと……ってさ。ふひひ。
(こちらも負けじと、子供みたいに頬を膨らませて拗ねている梨深にツッコミを入れて)
……な、なにがヘンだよ! ぼ、ぼ、僕は、す、水分補給をしているだけじゃないか!!
っ、り、梨深にはコーラのなんたるかを、染み込ませないとダメだな……っ。
じ、実際にコーラをぶっかけて、服に染み込ませたりして……ふひひ、僕自重!!
(そんなことを考えているうちに、カチリと妄想のトリガーを入れてしまいそうになり、打ち消して)
……すっごく弱いよ。
(間髪入れずに、答える)
ぼ、僕は家の中でぬくぬくした環境に慣れきっているから、寒いのは苦手なんだ……。
当然、熱いのも苦手だよ……。
(見続けていたらチュッチュしたくなるような唇から視線を逸らしたまま、歩み続けて)
……え? あ、そ、そういえば……そんな話もしてたっけ……。
ホントに作って持ってくれるんだったら……すごく……ありがたいです……。
なにしろ、まともなご飯っていうのを、しばらく食べていないからね。
夜も、コンビニ弁当で済ませちゃうし……。
……り、梨深が、お弁当作ってきてくれるとか……マジで胸が熱くなるな。ふひひ。
(弁当箱を差し出された瞬間を想像したら、いつものキモ笑いが口から零れる)
(実際にその状況になったら、もしかしたら泣いてしまうかもしれない……そう思って―)
……な、なんか任せるの不安になったけど、まあ、いいや……。
(一抹の不安を感じたのは、気のせいということにして)
ああ……まずは、コーラだっ。
(店内へ入り、買い物かごを手に取ると―)
(無意識に梨深と手を絡ませ、その手を引いて慣れた足取りで奥にあるドリンクコーナーへとやってくる)
さ、寒くなってきたせいか、置いてあるものが変わってる……。
まあ、品揃えが変わろうとも……コーラに一途な僕に隙はなかった!!
(手動ドアを開けると、素早くコーラを手に取り……閉める)
(かごの中には、4本のコーラが棒立ちになっている、この間わずか数秒―)
見たか、梨深……これぞ疾風迅雷の二つ名に相応しい動きだろ……ふひひ。
(梨深に向かって、得意げに笑いかけて)
【うあ……かなり遅れた。ご、ごめん】
【な、なんで、両極端なんだよ……。ってか、それが本音か! くそったれー!!】
【……さすが梨深だ。僕たちは共鳴している。共鳴しているぞー。】
【それじゃ、このまま進めていこうか】