10/10/08 22:57:09
>>329
ふくざつ……そう、かなぁ……?
(ただ兄さんに、自分を気にかけて欲しいだけ。そんな我侭を言葉にはせずに)
(相手の視線が一瞬、全体的に凹凸の少ない細い体に注がれると、かぁ、と頬を赤らめる)
ん、ぇ、い、今っ?
名前で呼んでも、いーの……?
(海のように蒼い瞳で顔を覗かれ、歯切れの悪い口調でぽつぽつ確認すると)
………だいすき……カイト…………
(握られた指先をほんのり震わせ、目線をふいっとそらして、短く呟く)
一番、いちばん、大好き?
……えへへ。うれしい、なぁ……
(貰った言葉を噛みしめると、溢れそうな気持を表現したくて)
(ぎゅむぎゅむと甘え癖のついた動物みたいに、座ったまま体を兄さんに擦りつける)
(そうすると弾力のあるふつの膨らみが、胸板で優しく潰されて)
にいさ……、ん……ゃ……
(なんの抵抗もせずにソファに組み敷かれ、兄さんの顔を見上げ)
(指先が触れる度に、髪や白い喉を震わせ、ぴくぴくと背中をソファから浮かせて)
ん……ん………
(不意にぴたっと愛撫が止み、代わりに届いた言葉に、きゅっと首を竦め)
あの、ね。お留守番……だれもいない、うちに……
ふたりきりでしか、できない事……したい、よぉ……
……ミクね、兄さんのものに……………なりた、いの……
(真っ赤な顔で伝えつつも、翡翠色の瞳はもう潤みきっていて)