10/09/06 21:27:46
>>78
っ……!
べ、別に、イズミヤのことを生意気って言おうとしたわけじゃないんだからね!!
じ、じっ、実妹のことを生意気って言おうとしただけなんだからね!!
(冷たい視線を感じた僕は、ズボンの裾を握りしめて半歩後ずさって)
耳良いな……くそっ……。
(小さい声でそう漏らして)
……き、気のせいに決まってるでしょ!!
僕は、いつだってあいつのことを泣かせることができるんだ!!
あんなションベン臭い奴、フルボッコにすることなんて造作もない!!
その僕が恐れているなんて……。
そ、そんなわけ、あるはずないでしょ……っ!!
ふひひひひ…………ふひぃ!?
(刀を突きつけられると、それまで態度から180度変わって)
……ちょ、お、おまっ……。
ま……待って、ぼ、僕が悪かったよ。今のは僕が悪かったよね。
あ、謝る……謝るから、まずは、刀を鞘に収める作業を、は、始めるんだ……っ。
(やばい殺される……これは人を殺ってしまう態度だ……)
(瞬時にそう判断した僕は、両手を上げて降参の意を示した)
(歯がカチカチと鳴っていて、震えているのが自分でもよく分かった―)