11/01/04 03:45:05
>>388
ならばこそ、だ。優れた人間が乱世を治めなければならん。
嘆いていても乱世は終わらんし、憂いていても世は変わらんからな。
ゆえに――俺が乱世を打ち砕き新たな世を創る!
こう言うと尾張の大うつけが大法螺を吹いたと思われるだろうが、俺の志は変わらんぞ。
(どこか辛そうに見える貂蝉の面持ちに一人の為政者として胸を締め付られるような気がして)
(それを吹き飛ばすかのように幼き頃より抱いていた志を大声で宣言してみせては歯を見せて笑いかける)
本来ならば女子に使うような言葉では無いんだが…貂蝉ほどの人物ならば話は別だ。
それに光栄なんて言う程のことじゃないぞ?俺はまだ尾張の一介の大名に過ぎんからな。
(大げさに肩を竦めてみせると悪戯っぽい笑みで目配せした)
自分では似合っているかどうかはわからんだろうから、俺がもう一度言ってやる…。
(わざとごほんと咳払いをしてみせると神妙な顔つきになりすっと貂蝉の耳元に顔を近づけて)
――凄く似合ってるぞ、貂蝉。
(耳に吐息がかかる程の距離でぼそぼそっと囁いた)
…そうか?見た目からして美味そうに見えるがな。
(普段食している膳とさして変わらぬ見た目の品々を前にして素直な感想を述べて)
ああ、飲め飲め!無理にとは言わんが一杯くらいは空けてくれ!
めでたい席に酒は付き物だ!……それに俺はお前が酔う姿を見てみたいしな。
(調子の良い言葉で貂蝉を煽って酒を飲むように促すが、さりげなく小声で本音も漏らした)
―おおっ!いい飲みっぷりだな!
なんだなんだ、下戸かと思って少し不安だったが……どうやら取り越し苦労だったようだな。
ああ、酒もいいが料理を忘れてはいかんからな。
あー……うむ………こ、これは……!?
(大きく口を開けて口元に運ばれてきた数の子を含んで噛み締めるとすぐさま俯いてしばし無言になるが)
………う、美味い!はははは、美味いぞ貂蝉!
(弾かれたように顔を上げては自身の口に合ったことを伝えるよう陽気に笑い始めた)
【ああどちらも合わせて薦めておく。無論、戦国大戦も、な】