10/08/19 23:14:57
>>594
ダイグレンの中は大所帯で………大家族、のようで。
みんなと平穏に過ごす束の間の日々はとても楽しかった。
でもこれからはシモンと2人!新しい生活になるんですね。
まだようやく初めての夜に来たばかりなのにそれはきっとキラキラしていて…。
……シモンとなら絶対に素敵になるって、今から分かるんです。
(シモンが腰掛けるとその方向へベッドが少し沈み、寄りそうようになる)
(いつだって自分を、皆を守り抜いてくれる逞しい腕が肩に通されると)
(にこりと柔らかく微笑み頭をシモンの方へ預け)
………ええ。
これからずっと…シモンと一緒に。
(決してスムーズではないが、そこに不器用な実直さを感じて気持ちが穏やかになっていく)
(触れる肌からシモンの緊張が伝わり、流れ込んでくるようで)
(焦らず急かさずシモンを見つめてじっと言葉の続きを待つ)
(握り締めた小さな手にも次第に力が入り始め、少しずつ綴られる声に耳を傾けた)
………っ、はい!
(小細工なしに真正面から気持ちを告げられて、その緊張は吹き飛ばされたように)
(抱き寄せられると同時に沸々と沸いていた、上手く言い表せない喜びが突き抜けて)
(シモンの背中を抱き、素直な気持ちではっきりと大きく頷く)
(見つめ合いながら片手を胸に当て自身を示すように)
シモン…、シモン、私の心も全てシモンの側に!
どうか受け取って、ください、シモン………。