10/08/12 02:25:40
>>416
………ん…んん……っ……?
(ただ大柄なだけではない、骨も太く、筋肉も詰まった身体)
(それも意識もないため、重心の関係で何倍も重くなっているというのに、丸太を束ねたような男の腕は、軽々と抱き上げてしまう)
(そしてそのまま膝の上に乗せられ、無防備にザンカンの身体に寄りかからせられた)
(頭一つは確実に大きいザンカンにそうやって抱き上げえられると、まるでそこらの人やハーフエルフの雌と大差ないくらいのサイズに見えるだろう)
ふうッ……んん…ん………ッ…
……う………………こ、ここ、は……………?
(耳朶に吐息を浴びせられ、耳の穴をなめられると、ビクンと身体を痙攣させてから)
(眉をぴくぴくと動かして……うっすら、その目が開いていった)
(まだどこか寝ぼけ眼でザンカンを見上げていたその目が数回瞬きすると…見る見るうちに怒りで覚醒し)
気安く触れるな、貴様如きが………う…!?
(握り拳を固めてその頬を殴りつける、が…)
(拳にも腕にもまるで力が入らず、まるでじゃれるような軽い突きで、ザンカンの顔を打つ程度になってしまう)
(そして己の格好に気付き、普段と比べればはるかに露出が少ない衣装であるにも関わらず、慌てふためき、顔を赤くして)
(ザンカンの腕の中で、じたばたと暴れまわる………そんな抵抗すら、まるで子供が駄々を捏ねているようにしか、ザンカンには感じられないだろう)
く…誰が旦那、だ…………!!この手を、離せ……っ!!