10/08/12 01:44:23
>>415
ん……。なるほど、粋な計らい、というわけか。
(赤銅色に日焼けした巨漢は部屋に入るや無骨な鼻をひくつかせる)
(甘い香に危険がない…それどころか儀式の助けになる淫らな効果があることを知り苦笑を浮かべた)
さて、と。
これは見事な花嫁衣装だが…。
お姫様はまだ夢の中のようだな…。
(寝台の横にたち、褐色の女丈夫を見下ろす。見慣れた戦士の姿でなく純白のドレス…とはいえ肌の露出の激しい扇情的なデザインだ…)
(をまとった姿に満足そうに頷いた)
どっこいしょ、と。
(まだ意識が戻らないのを確認すると、彼女の部族…ミノタウルスの成人男性をも上回る太さと強靭さの両腕でその身体を抱きあげ)
(寝台に腰を下ろした)
(並みの人間の男をはるかに上回る体格を持つガルディナを、まるで少女のように膝の上に抱き白い角を持つ頭を胸板で支える)
……おい、姫様よ。
いい加減に目を覚ませ。旦那がお待ちかねだぞ?
(ピンクの髪に隠れていた耳元にフゥ、と吐息をかけ、チロリと舐め上げてから囁いた)