10/08/11 15:10:24
>>391
私は……沙聖、と言います
………あなたは?
(少年がその甘い香りに狂わされるのと同じように、間近に感じる、若々しい雄の臭いに、淫魔に取り憑かれた身体が疼く)
(囁くように名を答えると、握った手をそっと、胸に押し当てさせた)
くすっ…
さっきは、無宗教だって…………宗旨替えですか?
…構いませんよ、いつでも…神は、私たちは…迷えるものの味方ですから…………
勿論、本気です
嘘をつくのは、大罪ですから………………
(つい先ほどまで無宗教だと言い張っていたのに、今度は自分を信徒と言い出す)
(そんないい加減さすらおおらかに飲み込んで、そっと…その頬に接吻した)
(息を荒くして、スカートの奥を見たいと願う少年にこくりと頷き、座ったまま……カソックの裾を掴んで、そろそろと引き上げていく)
どうぞ…………ご覧に、なってください…………
(姿を現したのは、清楚な修道女姿には似つかわしくない、けれどそれ故にアンバランスな、背徳的な色気のある、黒いレースつき深紫色のリボンサテンショーツ)
(カソックの中に篭っていた甘い香りも解き放たれ、次第に礼拝堂全体を満たし、空間そのものを作り変えていく…)