10/08/11 14:37:22
>>389
でも…それはいけないことだ、とは思わなかったんですか?
確かに、いずなさんは美人ですが……
(包み隠さず、というより隠すような込み入った何かがあるわけでもない告白に)
(顔を赤らめながら、お説教じみたことを口にする)
(目を凝らしても、特に何かが取り憑いているようでもないようだ)
(と、ふと目線を降ろすと………少年の股間が盛り上がってきているのが見え、慌てて顔をそらす)
(けれど、自分でも気付いていなかったが…目線は横目で、それを捉え続けていた)
…………えっ…?
代わりに……私が………ですか………?
(どぎまぎしていると、軽い口調で言われて、弾かれたように顔を上げた)
(胸の鼓動が加速して、頭の芯が痺れてくる…まるで、自身に取り憑いたサキュバスを祓おうとして、「邪魔」をされた時のように)
(目の焦点が合わなくなり、何もかもが夢の中に霞んでいくような感覚…………)
…私が…代わりに、お見せすれば………もう………あのようなことは、しないのですね………?
(……気がつけば、そう聞いていた)
(少年の傍らに座り、手を握って、肩がくっつくほどの距離にまで、身を寄せながら……)
(その身体からはいつしか、味の濃いバニラアイスのような、甘く蕩ける香りが漂っていた)