10/08/08 19:57:41
(あの日から、約束どおり一日一度はライルとのセックスをしている)
(それは、ティファニアの目覚めた淫蕩性を満足させるものだった)
(次第にライルとの仲も親密さを増し、人前でも肩を並べ、楽しげに会話をすることが多くなり)
(休日前には、これまでのように濃密な夜をすごし、身も心も蕩けるまでセックスに興じていた)
(そんな毎日だったが、ある日ライルが実家からに呼び戻されてしまう)
(学院をやめる、という事ではないが、何でも二週間、実家に帰るのだそうだ)
(ライルが実家に戻る前夜は、夜通しセックスをして、全身彼の精液に塗れたティファニア)
(しかし、ライルがいなくなり二日、三日と経つにつれ、開花した雌の本能が抑えきれなくなってくる)
(とは言え、学院の生徒に声をかけるのは、何となく憚られ、欲求不満に身を焦がしていた)
(ライルの不在数日目、城のアンリエッタから招待され、城へと招かれる)
学院だと、その……でも、街なら……
(そこで思い出されたのは、裏路地でならず者に犯された体験)
(その体験が蘇り、普段のティファニアなら考えもしないような計画を思いついた)
(城に招かれるのは一日だけ、翌日には学院に戻ってこれる)
(しかし、学院長やサイトたちには、アンリエッタの外出に同行するので、一週間は戻れない、と伝えたのだ)
(予定通り、城からの迎えと共に登城し、アンリエッタと一日過ごす)
(翌日、街を見て行きたいので、送るのは街までで構わないと告げ、トリスタニアで馬車を降りた)
ふう……い、いよいよ、ね。
(決意の表情で、宿に入る)
(そこで、正装代わりに着てきた学院の制服から、普段着の草色のワンピースに着替えた)
(そのまま裏路地へと向うティファニア)
(マントを羽織、フードを目深に被り、男を見定める)
あ、あの人、なんだかすごそう……
(大柄な、服の上からでも逞しさの分かる体つき、柄は悪そうだが、彼ならティファニアの望みを叶えてくれるかもしれない)
(そう思ったティファニアは、彼に近寄ると)
あの、わたしと、こ、交尾、してくれませんか?
(そう尋ねながら、マントの前を開き、豊かに突き出した凶悪な乳房を見せた)
(ワンピース越しでも、その偉大さが分かる巨大な肉塊だ)
【お待たせライル、状況説明ばかりになってしまったわね】