10/07/28 00:57:35
>>20
やれやれ、まったく大したお嬢さんだ。
(そのまま倒れ伏した美由希を見下ろしながらあたりを見回す)
(これだけの人数、しかも銃を持ったプロを相手に、全員殺さずに倒しているのだ)
(ほんの僅かに流れが違っていたら、倒されていたのは彼の方であっただろう)
となると、外見に惹かれてのこのこ出てきた私が間抜けだった、ということになっていましたね。
(美由希を見下ろす視線は、冷ややかでありながらある種の熱情がこもっている)
(倒された部下を起こしてから、美由希をつれてアジトにひきあげるのであった)
(気を失った美由希を、アジトにいる女性の部下に命じて全裸にさせ、ベッドに拘束させておく)
(腕の自由を奪い、ベッドの縁に鎖で結びつけたのだ)
(二、三時間は気付かないであろうから、その間に傷の手当を済ませる)
(そして、今日の仕事が失敗に終わったことを依頼主に伝え、謝罪すると共に責任を持って後のことは取り計らうと約束しておく)
(失敗に腹を立てたようだが、健人の属する組織の巨大さを考えると、先方も強くは出られないようで、目的を達成できるのなら、と引き下がった)
ふん、余計な手間と出費がかかるな。
今から取り立てるとするか……
(美由希がそろそろ気付く様子だと報告があり、彼女を監禁した部屋へと向かった)
(人払いをし、ベッドの上に横たわる全裸の美由希を見下ろす)
おい、もう目が覚めているのではないか?