10/06/29 23:17:58
>>50
ふふ……ふふふふふ……
……ありがとうククルさん、お兄様やカフアを除けばあなたくらいのものですわ、今でも私たちを王族と認めてくれるのは
そう、あの下種なウィツィーロを、あなたから奪ったアカシャの力で消し飛ばし、私たちはもう一度上り詰めるんですの…!!
お父様の汚名も晴らし、真に責められるべきあなたを金星に連れ帰り、石もて追われた私たち兄妹の気持ちを、身をもって体験させてあげましてよ!!
その後…………ゆっ………くりと、あなたの悲鳴を聞きながら、処刑されるところを見物させてもらいますわ
(ククルの皮肉、けれどそれは、歪んだ感謝の言葉になって返ってきた)
(思い描く計画に陶酔したように、狂気に満ちた笑みで囁くと、ククルの髪を引っ張って、上を向かせて言い放つ…)
残念、でも、食べてしまうんですの♪
さあ、ほら、ほら、ほら♪遠慮なさらずに、お腹も空いていらっしゃるのでしょう?
「ゆっくり」「味わって」から……………飲み込みなさい、ククルさん!!
(嘔吐物にも似たそれに顔を近づけ、悲鳴を上げるククルに心底嬉しそうにはやし立てた)
(どんなに拒絶しても、叫んでも、ククルの身体は重いとは裏腹に動き、そして…ぐちゃぐちゃのパンを、舐めるようにして食べてしまう)
(吐き出すこともできず、それどころか命令どおりに、味わうように再度口の中でゆっくりかみ締めさせられる…)
(………そしてついに、次の命令が下され、ククルの喉が鳴り、それを飲みこんだ)
(拷問のような一時──けれど、涙に目を濡らしながら飲みこんだククルの瞳に映ったのは、今度は咀嚼された肉だった)
どんどんお食べになさい、ククルさん
まだまだ、まだまだ…………たぁっぷり、エサはございますから…
…ああ、失礼いたしましたわ、お飲み物が無くてはいけませんわねえ?ふふ……ふふふ……ふふふふふふふふふ…!!!
(瓶を取ると栓を歯で噛んで抜き、そしてそのまま……逆さにして、ククルの頭にワインをぶちまけた)
(…結局、食事を自ら摂ることなく、全てぐちゃぐちゃに噛んでから与え終る…………)
ふう………ごちそうさま
さ、ククルさん……命令ですわ、「ごちそうさまでした」とお言いなさい
(作法に則って口を拭いながら、髪からワインをぽたぽた垂らすククルに、屈辱の挨拶を口に出させると立ち上がる…新しい責め苦を、加える為に)