10/07/16 23:56:44
……ゼェ……ゼェ……ハァー……ッ
うる……さい……
(拷問が終われば椅子の上で)
(ぐったりと首筋を見せ色艶の浮かんだ頬で荒く息を吐く様は、激しい性交を終えた後のようでもあり)
(数々の所業によって憔悴へと引き下げられた瞳)
(固定された腕の先にある十指には、とうとうめくるものはなくなってしまった)
女だからと舐めて……貰っては、困る……
……大したことはない……なッ…………
それに剣など、握れないならば、腕に括り付けて振ればいい……試しに貴様を裂いてやろうか
(唇に垂れた血を舐め取ろうと舌が触れてくると)
(威勢を戻して舌が触れた瞬間に顔を背け、なお反抗の態度を示した)
(言葉ではなんとも無いように装うが、断食と合わせて実際には相当応えて、吐息を吹き付けられただけでもやや涙目になっている)
………………
下ら、ない……
何をしようと私の考えが変わることはない
これからも、これまでも……
………それで、このようにして、今度は何を……してくれるんだ?
(無理強いの起立では納得できないと、フラフラの足腰を気迫だけで留めて)
(腕を持ち上げられても身体の軸は動くことなく、枷を嵌められている間も、正面をキツく睨みつけるのみ)
(頑丈な鎖を引かれ、吊るし上げにされていくと徐々に踵が浮いていって)
(爪先だけが地面にちょんと触れただけの、お人形のように何もできない有り様となる)
(調理を待つおんなの身体が左右に何度か揺れた)