10/07/15 00:53:30
>>111
…………、……取り消せ
殿下への侮辱の言葉を今すぐ取り消せ
(妾腹というのが殿下のことを指すと察すると)
(それまで彫像のように冷静で無表情だった顔が、ありありと明らかに歪む)
(柳眉を吊りあがらせ眉間に皺が寄り、自分のことは度外視して怒り狂ったドーベルマンのように歯を剥く)
褒美だと?そんなことはいい
……取り消せッ!!さっき言った言葉を撤回しろ……!
(髪を手綱のように扱われると銀の髪が逆立って、乱れた長い髪がはらはらと舞う)
(怒号と共にガタンと椅子を鳴らし―頭を固定されたままに力の入らない身体で暴れて目を見開いて睨み)
(噛みつかんばかりの鬼気迫る表情で水を流し込まれていく)
こくっ……こくっ……こくっ……
(飲みきれずに唇から溢れた飲み水が一筋口元から伝って白い喉を垂れた)
ごぶ、ぐぶぶ……!きざぶ……いまふぐ……!
かふ―ゲホッ……ゴホッ!
(苦しみながらも怒気を込めた気迫を目の前の人物へぶつけていく)
(どれだけ力を込めても固定したベルトが悲鳴を上げるだけで動きもしない)
(掴み取られた髪の根元がギチギチと熱く痛む)
(暴発するように口から水を少量噴出し、そのまま咳き込むと軍人にはおよそ不似合いなほど育った乳房をふるふる震えさせ)