10/02/10 16:00:03
>>254
……ここに、あの聖女様が……?
(地下迷宮の一室、一人の少年がその中を恐る恐る覗き込む)
(その場所に全く不釣合いなドレス姿の王女を見ると、逃げられないよう警戒しながら中に入っていく)
はじめまして…かな。聖女クララクラン・フィリアス……様。
僕はツカサ・ストロビラントゥスって言います。
見ての通り……ここの生徒です。
(普段ならにこやかに挨拶と言ったところだが)
(学院を襲撃されたとあってその表情には珍しく怒りが浮かんでいる)
どうして…どうしてあんな……!いや、いいんです。
僕、こういう話をしにきたわけじゃないですから…
…本当はこんな事したくない…けど、
仕掛けて来たのは聖女様達の方ですから…ね。
もう僕達の学院には手を出させないために、聖女様は……これから僕に従ってもらいます。
手荒な事は…あんまりしたくないけど…んっ…
(俯きながらながら眼鏡を外して静かに近寄って)
(きっと目を見開いてクララクランの瞳を覗き込んだ)
これでもう、逃げられないはず……
(こういう形でこの眼を使う事になるとは思ってもみなかったのだが)
(今となっては手段を選んでもいられなかった)
【ありがとう。よろしくお願いします。聖女様】