10/05/16 13:38:18
>>722
(待ったのは、ほんの数秒)
(自らに続き、目を覚ました草薙素子……否『ノーバディ』に目を向ける)
どうやら同じ結論に達したようね。
そう、それが最良解よ。
そして……
(自らの胸元に触れる。その身体はまるでゼリーのようにぷるんと手を呑み込み)
この義体も“プロテウス”……正確には“プロテウス”のプロトタイプとして作られた三体のうちの一体。
(立ち上がり、『ノーバディ』を見下ろし)
手配は済んでいる。
もうすぐもう一体の“プロテウス”が運び込まれる算段よ。
(その言葉が終わるかと言うぐらいにインターフォンが鳴り、荷物の到着を知らせる)
(人の丈ほどもあるその大荷物は自動化された装置で、二人のいる部屋……草薙素子の寝室に運び込まれる)
(封印を解除し、荷物を開ければ、そこにはまるでマネキンのような無面目の義体が横たわっていた)
『ノーバディ』、さっそくこれにインストールを開始しなさい。
……そう、もっともあなたに相応しい方法でのインストールをね。
【そう気にすることはないわ。たっぷりと楽しませて貰っているのだし】
【ともあれ、改めて今日もよろしくね】