10/02/27 23:38:22
>>488
…うん。わかった。
(晴れない顔でテレサにそう告げて、聖堂内にあるテレサの部屋へと足を運ぶ)
(少し前ならそれは調教自体への嫌悪により顔を曇らせていたが、今回は真逆とも言える理由で)
何よ…いつもは私の姿を見ると、花なんて放っておいたのに。
(テレサの部屋に行く途中、面白くなさそうにそう呟く)
(史伽のことといい、自分がないがしろにされてるような気がして不愉快な気分になる)
あ、な…なんでだろ。嬉しいはずなのに…
嬉しがらなきゃ…いけないないのに…なんでこんな風に、思うんだろ…
(部屋に着くと用意してあったお茶に口をつける)
(テレサを待つ間、椅子に座ると机の上にはノートとそして調教道具がならんでいて)
なによ、これ…
(暇つぶし、というよりは見ずにはいられない気持ちでノートを捲る)
(そこに書かれていた内容を半ばまで読むとバン!と勢いをつけてノートを閉じる)
何よ…何よこれ…あ、あんなに周到に人を陥れておいて、満足してないって?
バカに…バカにするのもいい加減にしてよ!!
(苛立ちからティーカップを床に叩きつける。陶器が割れる音が部屋に響き破片が転がって)
(そしてほぼ無意識のうちに調教道具に手を伸ばしていった)
(その一つの首輪を掴むと、自らそれを首に巻きつける。そして立て鏡の前に立ち)
わ、私だって…悪く、ないじゃない。これでも、不満だって言うの?
(自らリードをくいっと引くと、胸にきゅんとした甘く切ない高揚が走る。もっとも、何か物足りない高揚ではあったが)
…絶対、私の方が似合うんだから…
(自分でも驚くような独り言を呟いて)
【お待たせテレサちゃん。時間かけちゃってごめんね?】
【今夜も、宜しくね】