09/12/19 12:34:24
>>191
………!
く…………一体、何が要求なんですの……?
(心の底からおぞ気が湧き出すような視線に、強い意志の光を宿して睨み返す)
(男の言葉を無視して再転送を要請─マスターサーバーとのリンクの断絶を確認─反応があるまで要請を継続)
(かろうじて自由になる首を巡らせれば、四肢は特甲を外され、奇妙な台座に直接繋がれていた)
そう、それは良かったですわね
ですがあたくしはあなたのモノになどなりませんし、リンクはすぐに回復します
そうなれば直に戦術班がここを襲撃するでしょう、つまり………無駄なことはおよしなさい、テロリストさん
ほんの一時の慰みに、人生を棒に振っては勿体無いですわよ?
(深く、深くため息をついて、顔を上げるとにっこりと笑う─ただし目は笑っていない)
(確かに転送もままならず、救援を呼ぶこともできないが、MSSは間違っても無能者の集まりではない)
(ここが地球の裏側だとでも言うのでなければ、所在が割れるのも時間の問題だろう)
…情報でも吐かせようと言うんですの?
それとも──ふぐぅッ!っあ………く……………ぅぅぅッ…!!
(逆に男は薄気味悪い笑顔のまま、台座に手を伸ばして操作する)
(ダイヤルが捻られ、スイッチが入ると…体内を虫が走り回るような不快な感覚が走り、顔をゆがめて小さく呻いた)
こ、こんなものっ………痛くもかゆくも、ありませんわ…!!
(与えられた電気刺激で身体をびくびくさせながら、そう言い放つ)
(─事実それは虚勢ではない、強化された臓器や神経は、この程度の電撃で不調をおこすほど柔ではないのだ)
【いえいえ、こちらこそ、よろしくお願いしますわね】