09/09/12 00:01:12
「はっ、あ、あ、ん、んくっ、ん、んんっ、」
「…か、佳主馬くん…?」
「んあっ……、はぁ…、何…?」
いや何っていうか、君がなんなんだ。
ぬちゃぬちゃと音を立てて、佳主馬くんの手の動きは
ますますスムーズになっていく。
その潤滑な動きを助けているのはローション…ではなく
僕がぶっかけた精液だ。
さっき釘付けになっていたあの桃色の亀頭が、
僕の精液と佳主馬くんの先走りでぐっしょり濡れてつやつやと光っている。
とろとろと滴る精液を指で掬って、裏筋にぬるりと塗りつける。
佳主馬くんの手の動きはすっかり慣れたものだ。
「っはぁ…、あ、っ、おに、お兄さんの精子、すごいぬるぬるするっ…!」
くちゅくちゅとものすごい音がする。
僕はもうティッシュのことなんかすっかり忘れて、
目の前の光景が夢なのか現実なのかも分からなくなっていた。
体中の血液がぐわっと沸騰して、腰が抜けたようになって動けない。
まばたきも忘れて佳主馬くんのオナニーにただ見入る。
「ね、ねえ、お兄さんっ…、なんかヘンだよ、あ、や、なんかヘン…っ!」
「…しゃ、射精しちゃいそう…なのかな…?」
「わか、分かんないよぉっ、う、ふぅ、ううっ、」
綺麗に焼けた内腿がぴんとこわばっている。
佳主馬くんが舌足らずに「なんかヘン」と一生懸命うったえるけれど、
「気持ち良過ぎてどうしていいか分からない」と言っているようにしか聞こえない。
うっとりと濡れた瞳で、ときどき困ったように見上げて来るので、
僕は何の根拠もなく「大丈夫だよ」と何度も言った。
「はあ、あ、あ…あ……!」
小さな体の中を、溜まりに溜まった快感が出口を探すように巡っているのが分かる。
ぬめる手が今までで一番強く長く、ぎゅうっと握り込んだ瞬間、
佳主馬くんの体がぶるりと大きく震えた。
最後は、声も出なかった。
佳主馬くんの先端から少量の精液が噴き出した。
「………ッ!!」
僕の目の前で、佳主馬くんが生まれて初めての射精を迎えた。