09/03/27 18:52:25
その様子に男は楽しそうに目を細めた。
「嫌ならせいぜい私たちを満足させることだ。ほら、さっさと動かんか。
お前は客に準備までさせる気か?」
桂は唇を噛みしめ、のろのろと起きあがった。
丁寧に着付けられた美しい着物を肌蹴け、自らの下半身へと手を伸ばす。
手渡されたローションを手に広げた。
「く……」
一瞬躊躇したものの男たちの視線に押されるようにして後ろの穴へと指を入れた。
目を閉じ、必死でそこを解していく。
そして男へと尻を向け、指でそこを広げながら屈辱的な言葉を口にした。
「どう、ぞ……来て、ください……」
誘いの文句としてはあまりにも拙いものだったが、男はそんなことを気にすることもなく
がむしゃらに桂に覆いかぶさった。
男の方も余裕ぶってはいたが、そうでなくともあの桂を自由にできるという事実に
興奮しきっていたのだ。そのうえ自ら受け入れる準備をする妖艶な様を見せつけられては
衝動を抑えることなどできるはずもなかった。
突き上げる度、意識的なのか無意識的なのかは男には定かではなかったが
桂が細く高い声で喘いだ。しかし男にはもはやそれが演技なのかどうかなどどうでもよく
ただ欲望のままに腰を振った。
ずるり、と年長の男がそれを引き抜き深く息をついた。
「もう一度されますか?」
控えていた男が問うと彼はいや、と首を振った。
「何やら一気に持っていかれたわ。少し休むから次はお前たちが好きにすればいい」
「そうですか、ではお言葉に甘えて」
二人の男たちは嬉々として桂へと近づいた。
うつぶせのまま息を整えている桂の腰を強引に上げて一人は後ろに、もう一人は口へと己を突き入れた。
「っ、やっぱ男の方が吸う力が強いから、気持ちいいな」
「こっちもかなりイイ。全く使い込まれたそこは女に勝るというがっ これ、ほど……とは」
口々に言いながら男たちは好き勝手に腰を動かした。
そう経たないうちにそれぞれ達し、桂は口内へと放たれたものをなんとか嚥下した。
それでも喉に絡みつくそれに苦しげに咳込む桂を無視して彼らは場所を交代する。
「こいつの口ん中、かなりいいぞ。よく仕込まれてる」
「それもいいが私はこちらでさせてもらうよ。一度髪でしてみたかったんだが
ここまで長く美しい髪はなかなか見つからなくてね」
「そうかい」
なら、と男が桂の身体を表へと返す。
「こっちの方が顔がしっかりと拝めていいだろう?」
「顔だけは若々しい、清楚な風をしているくせにこの身体。まったくここまでくると
この美しさもいっそ気味が悪いな……っ、ぁあ、やっぱり思ったとおり髪も
サラサラとしているのにしっとりとして気持ちがいい……」
「はっ。パトロンたちも皆そのギャップで誑し込んだんだろうさ。
多くの商人や実業家を己が汚れた道に引き込むとは、罪深い男め!」
「ここで少しでも罰を与えてやろう。時間も道具もたっぷりあることだしな」
「ああ。次は自分で道具でも突っ込ませるか」
横で休憩している男も口を挟んだ。
「私は……そうだな、30分くらいかけてゆっくりとしゃぶってもらおうかね」
男たちの欲望はいつになっても尽きる気配を見せなかった。