【愛は】ベルサイユのばら【永遠に】part2at EROCHARA
【愛は】ベルサイユのばら【永遠に】part2 - 暇つぶし2ch438:名無しさん@ピンキー
09/01/28 23:06:02
>>434
身分身分と誰が決めたか知らねえが・・・
好きで生まれてくるわけじゃなし・・・
貴族の身分でありながら平民以下の暮しをし、
その貧しさから大貴族を憎んだりもした。何不自由の無い生活をする奴らを。
だがな、奴らには身分だの家柄だのに縛られて
お互い好き合った同士で結婚出来ない不自由さがある。
大貴族から見たら俺たちは虫けらのようでも、虫けらから大貴族を見ればお互い様だってな。
大貴族が家柄だの身分だのに縛られれば虫けらは貧しさに縛られる。
どちらが隊長の幸せかを考えたら、愛しているのなら答えは見えるだろう・・・
もう抱きしめることも、触れることさえ出来なくなったとしても
幸せを願い愛し続け、見守ることだけに我慢する器量が俺にはあるだろうか。

パキッ!オスカルが走らせていたペン先が折れた。
「くそっ!」
オスカルは持っていたペンを床へ叩きつけた。
「父上がそのように考えるのなら私にだって考えはある。」
司令官室のドアをノックする音が聞こえた。
「入れ」
「失礼します。」
「今週の当番兵はおまえか?フランソワ・アルマン」
「はい。」
フランソワは黙々とテーブルの上に隊長用の食事を並べていた。
オスカルはテーブルの上の食事とフランソワの顔を順に見るとニヤリと笑った。
「フランソワ、話しがある。そこへ座れ。」

「豪華な食事が沢山出るらしいぞ。」
「酒も飲み放題だし、俺なんて朝から何も食わずに準備してる。」
「たっ隊長は・・・ドッドレスなんかきっ着ちゃうのかな・・・」
「綺麗な貴婦人が沢山来るんだぜ。」
兵営が賑わっていた。
「おい、アランは行かないのか?」
アランはジロリと睨みつけた。
「俺は夜勤だ。」
「夜勤なんていいから来いって隊長が言ってたぞ。」
再度アランは睨みつける。
「うるせえな。夜勤だと言ったら夜勤なんだよ。」

続く


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch