09/01/28 23:06:02
>>434
身分身分と誰が決めたか知らねえが・・・
好きで生まれてくるわけじゃなし・・・
貴族の身分でありながら平民以下の暮しをし、
その貧しさから大貴族を憎んだりもした。何不自由の無い生活をする奴らを。
だがな、奴らには身分だの家柄だのに縛られて
お互い好き合った同士で結婚出来ない不自由さがある。
大貴族から見たら俺たちは虫けらのようでも、虫けらから大貴族を見ればお互い様だってな。
大貴族が家柄だの身分だのに縛られれば虫けらは貧しさに縛られる。
どちらが隊長の幸せかを考えたら、愛しているのなら答えは見えるだろう・・・
もう抱きしめることも、触れることさえ出来なくなったとしても
幸せを願い愛し続け、見守ることだけに我慢する器量が俺にはあるだろうか。
パキッ!オスカルが走らせていたペン先が折れた。
「くそっ!」
オスカルは持っていたペンを床へ叩きつけた。
「父上がそのように考えるのなら私にだって考えはある。」
司令官室のドアをノックする音が聞こえた。
「入れ」
「失礼します。」
「今週の当番兵はおまえか?フランソワ・アルマン」
「はい。」
フランソワは黙々とテーブルの上に隊長用の食事を並べていた。
オスカルはテーブルの上の食事とフランソワの顔を順に見るとニヤリと笑った。
「フランソワ、話しがある。そこへ座れ。」
「豪華な食事が沢山出るらしいぞ。」
「酒も飲み放題だし、俺なんて朝から何も食わずに準備してる。」
「たっ隊長は・・・ドッドレスなんかきっ着ちゃうのかな・・・」
「綺麗な貴婦人が沢山来るんだぜ。」
兵営が賑わっていた。
「おい、アランは行かないのか?」
アランはジロリと睨みつけた。
「俺は夜勤だ。」
「夜勤なんていいから来いって隊長が言ってたぞ。」
再度アランは睨みつける。
「うるせえな。夜勤だと言ったら夜勤なんだよ。」
続く
439:名無しさん@ピンキー
09/01/29 17:50:14
>>438
氷の華と謳われる男装の麗人オスカルが、ドレスを着て結婚相手を選ぶ。
これほどセンセーショナルなことはない。
まして招待状はフランス中の貴族という貴族にばらまかれたのだ。
「あの方は来る」「来ない」だの、
お喋り好きの貴婦人たちが負け知らずの勝負師のような顔をして、囁き合うのも当然だった。
『その日は夜勤なんだよ』
アランが吐くようにして投げた言葉は嘘ではなかった。
舞踏会当日のアランの勤務予定表にはしっかり夜勤と書かれてある。
つまり、
アランが来なくても、それを疑問に思う者はひとりもいないという事になる。
大貴族の邸宅で行われる煌びやかな宴、贅を凝らした食事。
それらに何らそそられるものはなかったが、アランの瞼には
豪華なドレスを身に着けて求婚者たちとダンスを踊るオスカルの姿が浮かぶ。
そして回顧する。
俺が知る限りでは隊長がドレスを着たのは
王妃の恋人とやらに会うためと、この前の囮捜査の二回だけだ。
恋を忘れるためと任務。両極端だな。
それが今度は求婚者とダンスを踊るためにドレスを着るって言うのか。
あの隊長が、そんな理由で、大人しくドレスを着て
どこぞの貴族の野郎とちゃらちゃらダンスを踊るって?
そんな姿は考えたくもない。
アランはぶつけるあてのない拳を作り、ぎゅっと握り締めた。
「失礼。衛兵隊の兵士だね?
私は怪しい者ではない。そのまま警備を続けていてくれたまえ」
突然背後から声がして、アランは握りこぶしを作ったままの姿勢で相手を振り返った。
声の主はエリート将校の証である近衛服に身を包み、
全身から貴族のオーラを滲み出させているような長髪の男だった。
その空気に圧倒され、握った拳が緩む。
「は、はい」
思わず返事をしてしまった。
この鼻持ちならない気障な態度、いつかどこかで見たことがある。
そうだ…近衛連隊長だ。
そんな高い地位にある人物が、なぜ正門からではなく
こんな物陰からこっそり現れるのかと、アランは扱いに困ってしまった。
下手なことをしたら上官であるオスカルの立場に悪影響を及ぼすとも限らない。
邪険にも出来ず、そのまま行動を監視していると、男の方から口を開いてきた。
440:名無しさん@ピンキー
09/01/29 17:57:19
>>439
「私の婚約者になるかも知れない方の職場を見ておきたくてね」
「婚約者?ここには男しかいな…」
アランは言いかけた言葉を飲み込む。
そうか、この男…隊長の求婚者なんだ。だからこんなところまでわざわざ…。
隊長に会いに来たってわけか?
意識すればするほど敬語はアランから遠ざかり、言動はしどろもどろになる。
「しょ、職場訪問とはご足労なこった。
な、なんなら、隊長をここに呼んできてやってもいいぜ」
こうなったら自棄だ。どうにでもなれ。アランは腹を括ったが
ジェローデルはそんなアランの態度があまり気にならないらしく、表情ひとつ変えずに会話を続ける。
「その必要はない。彼女はこれから会議のはずだから」
「それを知っていながら、なぜここにやって来たんだ?」
アランは憮然とした表情になる。
「彼女が近衛隊を去った理由が、ここに来ればわかるかも知れないと思ったのです」
ジェローデルは淡々と答えた。
そうか、この男にも隊長と過ごした日々が…。
それは俺も聞いた。興味があったから。
隊長の答えはこうだった。
『俺のような男に会いたかったからかもしれない』ってな。
そう言ってやろうかと一瞬考えたが、止めることにした。
気障なわりにはどこか誠実そうなこの男のことを、心底憎めなかったからだ。
「ところで、アラン・ド・ソワソン」
「(俺の名を…?)な、何だ?」
「これは私からの忠告だが、
スキャンダルには気を付けたほうがいい。特に深夜の密会は。
心配いりませんよ。なにぶんにも私の部下は口が堅いのでね」
「ど、どういう意味だ?」
「では、失敬」
言いたいことだけ言い終えると、男は背中を向けて去っていった。
「フン、まったく気障な野郎だぜ」
この時の自分は口を開けたまま、ただ棒のように突っ立っていたに違いない。
アランはあとからそう思うのであった。
舞踏会は明後日に迫っていた。
続く
441:名無しさん@ピンキー
09/01/29 21:02:46
ジャルジェ家の舞踏会に、予期せぬ客は衛兵隊たちだけではなかった。
その日、屋敷の前に王妃の恋人として悪名高いフェルゼン伯の馬車が止まったのだ。
このことは、あっという間にヴェルサイユ中の噂になり、王妃の耳にも届くだろう。
「ハンスさま、よろしいのですか」
「じぃ、私とオスカルは親友だ。親友のパーティに私は来ただけだよ」
「ハンス様、このじぃを謀るのはおやめくださいませ。
今日のパーティの主旨は、じぃですら存じ上げるほど、宮廷中の噂なのですぞ!」
「じぃ、噂を真にうけるのか。では、私が王妃様の情人であるという噂もお前は信じているのだね」
「そ、それはハンスさま。高潔なあなた様への悪意ある噂をこのじぃが信じるとお考えと情けのうございます」
「ほらご覧。噂とはたわいのないものなのだよ」
じぃの嘆きを軽くかわして、フェルゼンは優雅な足取りでジャルジェ家のホールにたった。
すみません、フェルゼンを乱入させてしまいました。
442:名無しさん@ピンキー
09/01/29 22:31:34 PbSgp5W2
このスレのSS、楽しく拝読させて頂いております。
書き手さんにお願いですけど、ここにUPされているSS,鍵付きサイトでも造って
そこにまとめておいてくれない?
これが、過去ログになってしまうのは惜しいよ・・・・・。
443:名無しさん@ピンキー
09/01/29 22:40:26
今あるどこかの鍵サイトに載せてもらえば?
もしかしたら、どこぞの管理人さんかもしれないし
444:名無しさん@ピンキー
09/01/29 22:42:21
職人の一人だけど、個人サイトではないココだから書いてる。
個人サイトに鍵つき保管されるのは、私のSSに限っては遠慮したい。
445:名無しさん@ピンキー
09/01/29 22:53:20
過去ログを見る方法があるので貼っておきますね。
これで多分、見れると思う。
URLリンク(www.23ch.info)
446:名無しさん@ピンキー
09/01/29 23:37:56 PbSgp5W2
>>445
ありがとう!!!!!
モリタボとか過去ログとかの意味もまだよくわかっていなかったから、本当に
ありがとう!!!!!!
447:名無しさん@ピンキー
09/01/29 23:47:56
>>446
いえいえ、お役に立てて何よりです^^
448:名無しさん@ピンキー
09/01/30 04:41:37
>>441
「〇〇伯ご夫妻おつきぃ~」
「××侯爵様おつきぃ~」
招待客が次々とジャルジェ家へ到着する。
高級な食前酒が振舞われ、楽団は優雅な舞踏曲を奏でる。
招待客が期待するものは高級な酒、豪華な食事ではなく
オスカルがどんなドレス姿で登場するかだった。
「楽団の音楽が止まる。」
招待客が期待する時間だ。
「オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ様、おでましでございます。」
会場は一斉にざわめき始めた。
礼装軍服に身を包み、凛々しい姿をしたオスカルが現れたからである。
その時だった。
「隊長、遅くなりました。」
フランソワを先頭にフランス衛兵隊兵士が続々と会場へ流れ込んで来た。
「父上、お約束通り、私の愛する男たちを招きましたぞ。」
あっと言う間に食前酒は衛兵隊によって飲み干される。
「おまえたちの中で私にプロポーズする者はおるのか?」
オスカルは衛兵たちに向かって叫んだ。
「隊長、俺が立候補しまーす。」
「いいぞーーーピーッ!」口笛が飛ぶ。
「俺が先だよ。」「いや俺だ。」
早くも衛兵隊恒例の喧嘩が始まる。
豪華で華やかな舞踏会は一気にパリの安酒場へと変って行った。
オスカルは笑いながら少し酔いを覚まそうと中庭へ出る廊下へ出た。
「フェルゼン・・・!なぜここに?」
オスカルは驚いて立ち止まる。
「招待客の一人だ。オスカル、おまえ、本当に結婚する気なのか?」
「・・・。」
「オスカル、いつかおまえに怒鳴られたことがあったな。
愛してもいない人と結婚するのかと。」
「フェルゼン、しかしおまえは言った。愛していれば結婚できるのかと。」
フェルゼンはオスカルの両肩を掴んだ。
「私のせいか?私がおまえの愛に答えられなかったからか?」
オスカルは顔を背けた。
「一方的に愛されることに幸せを感じるのか?それがおまえの幸せだと言うのなら
私はおまえを抱こう。それを受け入れられるか?オスカル。」
「放せフェルゼン。」
オスカルは大きく体を揺さぶり、フェルゼンから離れた。
「私は残酷な男だ。おまえを苦しめ、傷つけておきながらも
生涯最高の友でありたいと、おまえの幸せを望まずにいられない。
私が答えてやれなかったおまえの女の心を受けとめて返してくれる
そんな男を見つけたと私は思っていた。」
オスカルの脳裏にアランの姿が過った。
「自暴自棄になるなオスカル。おまえの幸せはおまえが決めることだ。」
フェルゼンの足音が遠のいて行く。
449:名無しさん@ピンキー
09/01/30 04:44:11
「あなたはバラのはなびらを食べるのですか?」
背後の声に振り返った。ジェローデルだ。
「いけないかっ!」
オスカルは荒げた声をあげた。
「いけません。詳しくはアラン・ド・ソワソンに聞いてください。
いつか、アランのバラ講座が出ることもあるでしょう。」
(書き手、ついに正体を現す)
「私はアラン・ド・ソワソンに会いました。
黒髪を涼風になびかせ、雄々しい琥珀色の目を輝かせる。
無骨で不器用で女を喜ばせる言葉ひとつ言えないけれど、
愛する人のために剣をふるい悪党を倒し、愛する人の手を取り
無言で去って行くその姿に心を震わされる。
愛する人のためなら自分の心をも押し殺し身を引こうとする
そんな男が・・・そんな男が・・・」
ジェローデルは頬を紅潮させ熱く語り出した。
「ジェローデル。おまえは何が言いたいのだ?」
「失礼、オスカル嬢。私が言いたかったことは
私はアラン・ド・ソワソンに負けたということだけです。」
オスカルは首を傾げた。
「私はアラン・ド・ソワソンの目を見て全てを悟りました。
オスカル嬢には失礼なことなのですが、これは男にしかわからないことです。」
そう言うとジェローデルはオスカルの手を取った。
「行きましょう。私と一緒に。」
ジェローデルに連れて行かれた先は衛兵隊兵舎だった。
「なぜこんなところへ私を?」
「ここで待っていて下さい。」
アラン・ド・ソワソン。
闇夜の中、いきなり名前を呼ばれアランは一瞬、剣に手をかけたが
声の主が分かると足を揃え軽く頭を下げた。
「失礼いたしました近衛連隊長殿。」
ジェローデルはアランの目を見つめた。
「私には分かりました。彼女が近衛隊を去った理由も、
そしてフランス衛兵隊へ留まりたいと強く願っていることも。」
相変わらず気障でごちゃごちゃと分けのわからんことを言ってるが
悪い男では無い。黙って聞いておこう。
「あなただけ舞踏会には来なかった。彼女の幸せを願うなら身を引くのも
また愛の証だと。
それは私にも言えることでしょう。アラン・ド・ソワソン、あなたから
オスカル嬢を奪えば、私は不幸になるからです。
愛する人が不幸になれば、私もまた不幸になるということを。
私と一緒に来て下さい。アラン・ド・ソワソン。」
アランが連れて行かれた先にはオスカルが立っていた。
「隊長・・・」
「アラン・・・」
ジェローデルはフッっと笑うと馬に乗った。
「これが私の愛の証です。受けとって下さい。」
そう言い残すと馬のわき腹を蹴り走り去って行った。
「あの方は今宵、あの大きく熱い胸に抱かれるのだろうか。
ああ・・・オスカル嬢、あなたが羨ましい・・・」
続く
450:名無しさん@ピンキー
09/01/30 06:44:59
キャー!やっぱりヘタレさまー!!
451:名無しさん@ピンキー
09/01/30 09:14:41 j3BeqWN/
楽しく読ませて頂いています。
フェルゼン、このシチュだと一番エロかった。
しかし、やっぱ難しいねえ。
オスカル×アランって。
エロだけならOKなんだけどね。
結婚とかになると、どーも違和感・・。
あとさー
>「あの方は今宵、あの大きく熱い胸に抱かれるのだろうか。
ああ・・・オスカル嬢、あなたが羨ましい・・・」
こ、これは何?ジェロもアランが好きだったの?
452:名無しさん@ピンキー
09/01/30 10:20:12
オスカルの舞踏会にブイエ・ド・エロ・ジジも
「これも上司の務めじゃ。まったくもってケシカラン」
そうブツクサいいながらこっそり参加。
453:名無しさん@ピンキー
09/01/30 16:15:34
>>451
オスカルとアランが結婚か・・・あまり想像できないけど、
夕食の時、並んで座る二人を見て、
「アランくん。夜の方は上手く行っているか?
ワシは孫の顔が早くみたくてな。
これを食べなさい。精がつく。」
ジャルパパの爆弾発言炸裂に振り回される風景は想像できる。
454:名無しさん@ピンキー
09/01/30 19:34:27
>>449
「母上、少しお時間はよろしいですか?」
ジャルジェ夫人は縫いかけの刺繍仕事の手をとめ、オスカルを見た。
ジャルジェ夫人の部屋にオスカルがやってきたのは、
結婚の話が持ち上がってから実にこれが初めてだった。
しかも、結婚相手を選ぶ舞踏会という大切な日の前夜に現れたのだ。
優しい母の笑みで娘を迎え入れる。
「オスカル。あなたから私の部屋にくるなんて、珍しいこともあるのですね」
幸せを願っての選択だったのに、連日どこか浮かぬ顔の娘に夫人もかける言葉がなかったのである。
「母上…」
良かれと思い薦めた結婚は、オスカルには負担だったのだろうか。
そんなことを思いながら、膝に崩れてきた娘の顔を両手で包み込んだ。
「どうしました?結婚を控えて少しナーバスになっているの?」
「母上…私は父上の人形ではありません。
血の通った、自分の意思を持つ、生きたひとりの人間なのです」
「オスカル?」
「女を捨てて軍人として生きろ。そう言われ続け、そのように生きてまいりました。
だが今度は結婚して子を産め、女に戻れとおおせです」
瞳から溢れる哀しい色の涙。
それをそっと指ですくいながら夫人はありったけの愛情を滲ませた言葉で娘に語りかける。
「親と言うのはそれほど愚かなものなのですね。
時として子供の幸せを願うあまり愚かな行動にも出てしまう」
「母上?」
「オスカル、お父さまは後悔しておいでです。
知っているでしょう?この頃の世の中の不穏な空気を…。
このまま貴女を軍隊においては、貴女のことだから軍を率いて
怯むことなく戦いの矢弾に身を投じるでしょう。
そうなる前に愛しい我が子を救いたい。ただの女性として平和な家庭を持って欲しいと…
…そう願う私たちを、愚かだと笑いますか?」
「父上がそのようなおつもりで結婚のなどを…あ…」
親の愛の深さに、全身の血がさーっと引いていくのを感じた。
オスカルは魂を浮遊させ、抜け殻のように母の部屋から出て行った。
私はどうやって生きればいいのだ。これから生きていけばいいのだ。
迷い込んだ迷路の出口を見つけらないまま、オスカルは舞踏会当日の朝を迎える。
455:名無しさん@ピンキー
09/01/30 19:35:15
>>454
そして当日
父の思いを知ってもなお、オスカルが着たのは礼装の軍服だった。
しつらえてしまったからではない。これがオスカルの意思だったからだ。
舞踏会はオスカルの思惑どおりに進行してゆく。
心では哀しい涙を流がしながらオスカルは舞踏会の主役を務める。
そんなオスカルを初恋の人フェルゼンが救う。
オスカルに見える一筋の光明。それがフェルゼンの言葉だった。
友情という糸を更に強くして、恩を返せたと安堵してジャルジェ家をあとにする北欧の貴公子。
舞踏会の喧騒から抜け出しひとり庭に佇むオスカルを、ジェローデルがある場所へと連れ出した。
連れて来られた先の衛兵隊の兵舎でオスカルはアランに心の全てを告げるのだった。
「隊長、舞踏会はどうしたんです?それにしても煌びやかな格好ですね」
アランはわざと話を逸らそうとする。
「ドレスは着なかったのだ。私が着なかった…」
アランはその言葉に頷くようにオスカルを見つめる。
「あまりじろじろ見られると、どこかおかしな所でもあるのかと気になるではないか」
「俺と隊長の特別な夜は決まって隊長はそんな格好ですから…」
「アラン、私は誰とも結婚しない。これからも軍人として生きるつもりだ」
「貴女が決めたことなら俺は…」
アランに決意を告げてもオスカルはまだ完全に自分の足で立っていないことに気付く。そして戸惑った。
私は自分がなんなのか見失っているのかもしれない。
「聞くが、こんな私でもおまえは愛するというのか?」
アランはこくりと頷いた。
「女らしい所も、しおらしい所も何ひとつないこんな私でも?」
「貴女だからこそ、そんなあなただからこそ俺は愛したんだ」
「アラン…」
「俺は貴女が大嫌いだった。女のくせに生意気で…。俺を殴って…。
だからどんなことをしてでも俺たちの前から追い出そうと必死になった。
だが、いつしか…」
アランはオスカルの顔を見つめた。今まで見た中で一番真剣な目だった。
「…好きになった。貴女が好きで、好きで堪らなくなっていた」
アランはオスカルに触れずに会話を続けていたが、手は震えていた。
「俺はいつかこんな夢を見たことがあります。
朝、起きたら隊長が俺の横で眠っていて、俺は隊長の綺麗な寝顔をずっと眺めているんです。
朝の挨拶をして、それから二人して起き出して朝食を食べ、身支度を整えて出て行く。
他に何もいらないと思える幸せがそこにはあって、毎日俺は隊長と一緒に眠るんです。
そんな夢です。とても幸せな…。
でも所詮夢は夢、覚めれば終わるのです。どうか忘れてください」
アランは静かな視線をオスカルに向ける。
「もう戻らなければ、招待客への挨拶があるから」
そうは言ったもののオスカルは出て行こうとしない。
人は時に言葉と行いが一致しないこともあるのだと、アランは目の前でその例を見た気がした。
456:名無しさん@ピンキー
09/01/30 19:36:34
>>455
「今、ここで貴女を抱きたい」
それは唐突であり直球だった。
アランはオスカルをただじっと見つめ返事を待った。
「私はもう軍人として生きる覚悟をしたのだ。だから…」
「だから?」
歩み寄り距離を狭めるとアランは礼装姿のオスカルを抱き締めた。
「俺は…俺はずっとこうしたかった。ずっと…」
「離せアラン。私はおまえにこうされていると自分が自分でなくなるような気がして怖いのだ」
「貴女は貴女のままでいいのです」
「私はおまえが思うほど強い人間じゃない。立っていられなくなることだって…」
「立っていられない時は座ればいい。俺に寄りかかったって…」
拒む理由をなくしたのかオスカルが黙り込む。
アランは抵抗も覚悟でオスカルを抱き抱えると寝台に運んだ。
真下に見据えて言う。
「今夜の貴女だからこうしたいのです」
「私はおまえの上官だ。処分も簡単に行える…」
「次は権力行使ですか?鯉はまな板に乗ると暴れると言う」
「誰がまな板の上の鯉だ!」
「言っとくが、俺は貴女から受ける処分なんか怖くない」
オスカルの手を押さえ自由を奪うとアランは言った。
「―おのれアラン…私は帰る。まだ舞踏会は終わっていないのだ」
「舞踏会に戻ってどうするんだ。戻って女と踊るとでも言うのか?
どうせめちゃめちゃにしてきんだろ。俺たち衛兵隊の兵士も呼ぶと聞いた時から魂胆はわかっていた。
最初から見合いなんてする気はなかった。どうです?もし間違っているなら俺をぶってください。」
オスカルにアランはぶてなかった。
457:名無しさん@ピンキー
09/01/30 19:37:34
>>456
「これが最後だと言ったら、貴女も考えが変わるはずだ」
オスカルは目で理由を強請る。
「貴女は軍人として生きる決意をして、俺もどこまでもついていく。
そんな関係をこれからも続けていくために、これを最後に愛し合うのです」
アランの言葉に頷くように、オスカルは起き上がると礼装を脱ぎ始めた。
「綺麗です。とても…」
裸身が月の光にくっきり浮かび上がると、アランは感嘆のため息をもらした。
容赦しない動きでアランは口付けの雨を降らせていく。
もう一度触れる体。しかしあの時とは違う。
あの時は始まりの、そして今夜はこれが最後という覚悟の夜なのだ。
その思いが一層アランを駆り立てる。
この人も震えているのだ。
両の乳房の上に立つ薄桃色の頂を口に含むと、オスカルの口から甘い息が漏れ始めた。
闘っている相手が羞恥なのか、耐えているようにも見える。
もっと感じさせたい。感じて欲しい。
愛撫に呼応して吐く息が乱れる。
刺激を強くするたびにそれは大きくなり、アランも同化してゆく。
名残惜しそうに乳首から唇を離すとそこはつんと立ち上がり唾液で光っていた。
淫靡で美しい光景だと思った。それも胸の稜線も女の体の神秘のひとつなのだろう。
アランは両の足を開く目的で膝を立てさせその上に手を置いた。
されることを想定してかオスカルは小さな抵抗を見せる。
膝に力を入れて震わせる、そんな抵抗さえも官能の道具でしかないことをオスカルは知らない。
こういう時、男に残酷な悪魔が宿るのも全て愛のなせるわざであるという事も。
すらりと伸びる足。
そこを左右に開くために立てさせられた膝がアランの手でゆっくり割られていく。
遠慮気味に開いた足の間にアランは頭を近付けた。口でそこを愛するために。
そんな愛され方をされることにオスカルは驚いているようだったが、アランに迷いはない。
あるとしたらこれを限りと精神愛に移行させようとしている自分への無理である。
秘めた場所への愛撫が加速するとオスカルの吐息もひときわ甘く激しくなる。
そこをアランの自由にされて、白い顎を見せて喘ぐオスカル。
やがて影がひとつに重なって、そこに欲望の証を埋められ、そして奥まで突かれる。
視界をゆらしながら互いを感じ合う愛の行為。
長くて短い、焦らして焦らされて、狂って狂わされる二度目にして最後の夜はこうして終わった。
458:名無しさん@ピンキー
09/01/30 19:38:46
>>457
「この先もずっと貴女を守り続けていきます」
アランは背を上にして傍で体を横たえるオスカルを見つめて囁く。
オスカルの目に浮かんだ涙は、夜明けの光を受けてキラキラと光っていた。
欲情を交えたあとのブロンドの髪、汗ばんだ額、白い背中に見惚れて
アランの口は思わずこんなことをもらす。
「綺麗です、本当に。どこもかも全部。とくに背中が…」
「ん?背中?そんなところを褒めるやつがあるか」
変なことを口走ってしまったのかとアランはくすっと笑った。
「女の人の背中をこれほどまでに綺麗だと思ったのは初めてなんで、つい…」
男の素直な感想に悪い気はせず、オスカルも
「私も初めてだ。そんなことを言われたのは」そう言って微笑み返した。
気だるさの残る体の、今度は背中をアランの唇が這う。
そうされていると、先ほど愛されたばかりの体が再び疼き始める。
去った波がまた押し寄せてくるようにそれは甘く広がって、ざわめきがオスカルを襲う。
「あれで最後のはずではなかったのか?」
アランはオスカルの制止をものともせず、
背中に這わせた口唇による愛撫を更に無遠慮に広範囲にひろげていく。
「貴女の強さを俺は知ってます。跳ね除けるのは簡単なはずなのに、それをしない…」
アランが意地悪く笑う。
「営倉に入れてやる」
「ごじょうだんを」
全身を官能に染められながらオスカルは自分の意思の向かう先を見つめる。
部下と上官に戻り今日からまたそれぞれに信じた道をゆく、これが誓いの儀式なのだと言い聞かせながら。
儀式にしてはそれはあまりにも甘く激しく…。
459:名無しさん@ピンキー
09/01/30 19:40:44
>>458
バタン!
勢いよく扉が開いた。軍服姿のオスカルだ。
意を決した時だけ挨拶もなしにいきなりドアを開け、入室してくる習慣を持つ娘を
ジャルジェ将軍は読みかけの本もそのままに見つめる。
「昨夜の侘びを言いにきたのか?」
「いえ…」
「ではなんだ?」
「父上に一つだけお聞きしたいことがあります」
「…」
「もしも、私も当たり前の女性として育っていたら、15になるやならずで
姉君たちのように、顔も知らぬ男性のもとへ嫁がせらたのでございますか?」
「お答えください!父上…」
オスカルは必死だった。
「その通りだ」
きっぱり言い切る父の言葉。
オスカルはそれに何かを得たようにぱっと顔を輝かせた。
「ありがとうございます。このような人生を与えてくださったことに感謝いたします。
女でありながらこれほどにも広く険しい人生を…」
「オスカル…」
「もう後悔はございません。生涯を武官として生きましょう」
オスカル…
背筋を伸ばし真っ直ぐ前を見て出て行く娘の後姿に、将軍は信念を見る。
わしが育てたのだ。そういう娘に、このわしが…。
長い時を経て父と娘の思いがひとつに重なった瞬間だった。
おわり
拝読、ありがとうございました。
460:名無しさん@ピンキー
09/01/30 19:55:39
>>459
×拝読
○お読み頂き
訂正です。失礼しましたorz
461:名無しさん@ピンキー
09/01/30 20:09:34
原作の場面をそのままなぞるだけのSSってなんだかね…
最近、シチュエーションに凝るあまりにエロがないよー!
462:名無しさん@ピンキー
09/01/30 21:12:38
>>461
頑張って飛びきりのエロを投下するんだ!頑張れ!
463:名無しさん@ピンキー
09/01/30 21:38:11
エロもいいが、アタシは豆知識が好きだ。
464:名無しさん@ピンキー
09/01/30 21:45:27
エロの王道、アランはオスカル無しだとただの一兵士になっちゃう。
フェルゼン×アントワネットは萌えないし、
ロザリーを襲う鬼畜アンドレだと荒れそう。
465:名無しさん@ピンキー
09/01/30 21:49:05
>>463
「アランのバラ講座」やりますか?
466:名無しさん@ピンキー
09/01/30 21:56:54
最後はなんだかアンドレちっくなアランだったね・・
一番気になったのは、やっぱジェローデルの謎の言葉
いつからアランが好きになったの?
フェルゼンもどこがエロなのかさっぱりわからんかったし
467:名無しさん@ピンキー
09/01/30 22:00:02 /X1JnPgg
っつーか
原作トレスするなら
フェルゼンやジェローデルを無理に登場ささんでも・・
オスカルが自分の意思でアランのところに行くほうが
私的には良かったなぁ
まぁいいや
ありがとう、ごちそうさまでした
468:名無しさん@ピンキー
09/01/30 22:01:02
↑ごめん
なぜかsageが消えてた・・・・
469:貴婦人
09/01/30 22:27:21
>>461>>467
無粋な方たちだこと。
470:名無しさん@ピンキー
09/01/30 22:42:25
最初の方の人達と同じ人なの?>ラスト書いた人
ジェローデルが出てきた辺りから
なんか急にヘタレでつまんなくなった
471:名無しさん@ピンキー
09/01/30 23:00:14
あの礼服でエロっていいかもー。
それにしてもアンドレはどこに…? なんかそろそろ可哀想になってきたw
472:アランのバラ講座
09/01/30 23:12:02
なぜ俺、アラン様がバラに詳しいのか疑問に思うだろう。
それは「バラ ジョゼフィーヌ」でググってみるんだな。
さてっと、何から話すかな。
ベルばらの話しとなると、史実がどうのこうのという話しは避けられんよな。
いろんな話題が出ている。
だがな、史実に基づくのならタイトルにさえあるバラに
突っ込みがひとつも無いってことが俺には疑問なんだぜ。
原作、アニメ、二次創作に出て来るバラたちだがな、
あの花形は俺たちの時代には存在しねえ。
花弁が反り返った、まずバラと言うと思い浮かべるあの花形だ。
「高芯剣弁咲」きと言われる形だな。
バラはな、1967年に「ラ・フランス」という名前で出た
ハイブリッドローズ(HT)という系統から大きく変る。
これを境にし、それ以前をオールドローズ(OR)それ以降を
モダンローズという形に大きく分かれるんだぜ。
現代のおまえらが良く目にしているバラのほとんどがモダンローズだ。
バラの話しはな、歴史や奥が深いわりには品種改良についての歴史は浅い。
俺たちの時代となると、オールドローズより更に前になる「原種」がほとんどだ。
原種はロサ・〇〇と名前の前に「ロサ」がつく。
今回はここまでだ。次回は香油の話でもするか?
473:名無しさん@ピンキー
09/01/31 00:38:55
>>472
個人的には、もういいでしゅ。。。(~_~;)
474:名無しさん@ピンキー
09/01/31 01:16:16
アンドレ×オスカルなら文句は出ないのかな。
475:名無しさん@ピンキー
09/01/31 01:23:40
私はオスカル×アラン、もっと続けて欲しかったけど、
この恋愛成就は難しいかな?
アンドレの存在もあるし。
軍人と生きるとしても、男の存在があってもよいのではないですか?
>Oさま
476:名無しさん@ピンキー
09/01/31 01:38:42
>>475
同意
軍人として生きるならアラン。
女として生きるならアンドレ。
477:名無しさん@ピンキー
09/01/31 02:18:26
もしオスカルもアンドレも革命後も生きていたとしたら、
オスカルにゾッコン!なアンドレは、
革命のことで熱くなってるオスカルのそばで
冷静に見てるんだろうな~。
かたや、アランとだったら、お互いに意見をぶつけあって
時に大げんかになっても、
夜になったらLOVE~な関係になっちゃて・・・。
萌えます~。(*^.^*)
478:名無しさん@ピンキー
09/01/31 02:58:34
職場結婚で妻が上官で夫が部下。
昼間は妻に命令され、しごかれ、張り倒されるが、
夜、ベッドの中では夫優勢って萌えるな・・・
479:名無しさん@ピンキー
09/01/31 04:50:35
「アンドレがまっているのだよ」
といわれて堪え様としても溢れてくる涙のアランに萌えた。
萌えて萌えて萌え過ぎて、
私の脳内では「フランスばんざい」とオスカルは気絶しただけで
その後、アランとエロく幸せに生きている。
480:名無しさん@ピンキー
09/01/31 09:19:36
>>472
ありがとう!
豆知識好き&アラン萌え&バラ好きとしては3点ピンポイント突きで
うれしゅうございましたよw。
481:名無しさん@ピンキー
09/01/31 10:08:11
>>479
それいいっすね♪
最初の内は、アンドレの死から立ち直れないオスカルが
そばで支えてくれているアランに気がつく・・・。
病気で遠地療養なんてじゃなくて、とっとと治して
アランとフランス救ってくれい!
482:名無しさん@ピンキー
09/01/31 10:39:21
アンドレはどこまでも影だからな~。一方、アランは対等っぽいなw
光と影は切っても切れない関係だけど、それって逆に絶対安定しすぎて萌えないのかも…
483:名無しさん@ピンキー
09/01/31 11:01:58
アランはオスカルを庇おうととして受けた銃弾が元で隻腕になってたら萌え
手術で切り取られたアランの隻腕をコッソリオスカルの墓に埋葬するのがフランソワ
「隊長、班長の心です。受け取ってやってください。」。
その後、フランソワはアンドレの亡霊に悩まされ続けた。
484:名無しさん@ピンキー
09/01/31 11:07:32
>>483
あの世で「手っちゃん」みたいにオスカルにつきまとう
アランの手が思い浮かんだじゃないかw
手だけ… イヤなんでもない
485:名無しさん@ピンキー
09/01/31 11:49:50
もしもアンドレが腹黒だった場合
オスカルとアランが結婚するように仕向けて
アランが夜勤の時にオスカルの寝室に… なんて
486:名無しさん@ピンキー
09/01/31 12:05:52
一応、貴族で軍人だから、婿養子にはなれるだろうにね。
487:名無しさん@ピンキー
09/01/31 12:07:50
>>484 手だけの方がよりエロいなw
なんだか川端や乱歩の香りがする。
488:名無しさん@ピンキー
09/01/31 12:43:39
人間椅子ならアンドレだな
489:名無しさん@ピンキー
09/01/31 14:17:16
ブラビリの後、失踪したはず
がしかし、人間椅子となっていたアンドレ
人間椅子アンドレに腰掛けて「フッ」と余裕の笑みを浮かべながら
膝の上に乗せたオスカルとあんなことやこんなことをするジェロ。
490:名無しさん@ピンキー
09/01/31 16:42:09
ダグー大佐×オスカルです。微エロ?
苦手な方はスルーしてください。
491:名無しさん@ピンキー
09/01/31 16:42:49
「お疲れのご様子ですが。」
声を掛けてきたのはオスカルが衛兵隊に転属以来ずっと副官を務めているダグー大佐だった。
非の打ち所がなく気の利いた男だ。
「何かとお父上のジャルジェ将軍の名を出されては、隊長もお辛いところでしょうな。」
ブイエ将軍のことを言っているのだろう。
気をもんだ閲兵式は先ほど終わったばかりだった。
「すまない。また愚痴をこぼすところだった。」
「いえ。隊長、少し休まれてはいかがでしょう。仮眠室を見てまいります。」
「午後からの予定は?」
「兵士達には健康診断があります。その間、少しお休み頂けるかと。」
言い終えるとダグー大佐は仮眠室へと消えた。
仮眠室。
名の通りその部屋には仮眠用の簡単な寝台が置かれている。
オスカルは軍服の襟を緩めると、ダグー大佐のあとについてその部屋に入っていった。
「また兵士達が何か悪さをしましたか?」
「いや…」
「頬に涙のあとがありました。昨日のご帰宅時です。」
低く抑えた声だった。
「きみには嘘がつけないようだね。」
オスカルは小さくため息をつくと寝台に腰掛けた。
「兵士達も根っからの悪ではないのですが…」
「ああ、わかっているよ。私が女だから気に入らないのだろう。」
ダグー大佐は慣れた手付きで手際よくオスカルの軍服を脱がせると、
痣の存在を確認するかのように全身にくまなく視線を這わせた。
「お怪我はないようですね。」
「言ったはずだよ、大丈夫だと。」
見つめる碧い瞳。顎を持ち上げその瞳に重ねるように唇を重ねる。
最初はゆっくり、次第に激しく、口付けの波を高める。
舌を絡ませ、吸い、口腔内を掻き乱すとオスカルもそれに応える。
ひたすら貪り合うようにキスを繰り返しながら、ダグー大佐はオスカルを横たえた。
乳房に指を這わせ揉みしだく。先端の乳首にも触れ揉み解すような動きを施す。
オスカルの口は半開きになり甘く湿った息を漏らし始めた。
手で柔らかな触感を、口で乳首が尖るさまを楽しみながら耳で吐息を聞く。
やがて足の間に指を滑らせると、そこは充分なほど熱くとろけきっていた。
赤い肉芽にも刺激を与える。緩急をつけて。
そうするとオスカルは息を荒げ背中をしならせて快感を訴える。
壊れやすい人形を扱うかのように大切に触れていたオスカルの体。
その接し方を180度変えるように、自身の熱い塊を一気に突き入れた。
動きを速めると締め付けてくる。
締め付けられると更に突き入れたくなる。
そんな快楽の地獄に突き落とされそうになってオスカルは手を宙に投げ出す。
オスカルのだんだん高くなる声が、絶頂が近いことを伝える。
「わ、わたしは…もう…」
「わかりました。」
ダグー大佐のいつもの落ち着た声がオスカルの頭上にかかる。
同時に子宮口に何度もそれはあたり…
「はぁ…はぁ…」
熱い精を解き放つとダグー大佐はオスカルから体を離した。
荒い息づかいが、薄明るい部屋に静かに響く。
「そろそろ身体検査も終わるころでしょう。」
ダグー大佐は脱力して横たわるオスカルに告げた。
おしまい
お目汚し失礼しました
492:名無しさん@ピンキー
09/01/31 17:17:27
>>486
婿養子になったら、ジャルパパとは軍隊の話しで盛りあがり、
書庫には軍関係の本がズラリ、年代ものや珍しい銃や剣がズラリ。
軍ヲタのアランは狂気乱舞だろうな。
それで新妻は放ったらかしになるけど、
夜はしっかりエロく愛し合うのだろうか。
493:名無しさん@ピンキー
09/01/31 17:36:55
>>482
対等な二人なんだよね。
どっちも家事全般が上手そうだけど、
アンドレなら「いいよ、俺が全部やるから。」
アランなら「おまえさんに出きるわけがないだろうが。」
アランの主夫の方が想像できるな。
腕まくりして豪快に食事作ったり、ざぶざぶ洗濯したり。
案外、裁縫も上手そう。
特性の軍装備を着せた子供を背中に負ぶいながら
衛兵隊勤務もこなしそう。
494:名無しさん@ピンキー
09/01/31 17:38:50
>>491
ブラボー!
萌えました。
495:名無しさん@ピンキー
09/01/31 21:18:12
SS界ではオスカル、アンドレのエロエロを覗くアランが定番だが、
オスカル、アランのエロエロを覗いてしまうアンドレも
エロ怖さがあって萌える。
496:名無しさん@ピンキー
09/01/31 21:27:10
>SS界ではオスカル、アンドレのエロエロを覗くアランが定番
定番 だなんていわないで
反吐が出るほどいやなんだから
>>493
対等な二人もいいけど
アランは結婚したら亭主関白になるような気もする
オスカルとは愛人関係ならいいけど
夫婦にはなれない・・ような(それが萌える)
497:名無しさん@ピンキー
09/01/31 21:35:02
>>496
そうかな。どちらかと言うとアンドレの方が亭主関白で
アランの方が子煩悩でプチ恐妻家になりそう。
498:名無しさん@ピンキー
09/01/31 21:47:40
夫が誰であれ、夜の寝室でも支配的な妻オスカルってのも萌える!
499:名無しさん@ピンキー
09/01/31 21:54:08
どうした!
もう疲れたのか?
‥‥だらしのない男だな。
夫を罵倒するオスカル
500:名無しさん@ピンキー
09/01/31 21:55:53
「夜勤明けなんだ。もういい加減、勘弁して下さいよ隊長。」
「何を言っている。これぐらの回数でへこたれてどうする。」
夫を寝かせないオスカルって萌えるね。
501:名無しさん@ピンキー
09/01/31 22:01:01
アンドレなら3日ぶっ通しでも果てることは無い。
502:名無しさん@ピンキー
09/01/31 22:05:34
アンドレは亭主関白にはなれんだろう
オスカルは間違いなくなりそうだが
503:名無しさん@ピンキー
09/01/31 22:11:54
家に帰ったらタメ口、職場では敬語
っていうのが萌える。
アラン婿養子編の場合
504:名無しさん@ピンキー
09/01/31 22:13:30
職場で叱られた腹いせに夜は攻めてやろうと
縄と目隠しを用意して待ってるが、
結局オスカルに何も出来なかったりするアラン。
505:名無しさん@ピンキー
09/01/31 22:15:38
>>504
萌える。
506:名無しさん@ピンキー
09/01/31 22:21:33
アラン婿養子編
「男の子を作らなければならない」と言う暗黙のプレッシャーから
不能気味になってしまうアラン。
オスカルは自分に魅力がないのかと悲観。
そんな2人を励まそうとアンドレが贈った本のタイトルは
「男の子を産む方法」
507:名無しさん@ピンキー
09/01/31 22:23:02
>>506
ツマンネ
508:名無しさん@ピンキー
09/01/31 22:26:27
「奥さまは上司」
アンドレ目線で綴った、アランとオスカルの新婚生活の実態
この本は衛兵隊の売店でバカ売れしたらしい
509:名無しさん@ピンキー
09/01/31 22:27:49
>>508
ツマンネ
510:名無しさん@ピンキー
09/01/31 22:27:51
>>508
ぜひ読みたい。
511:名無しさん@ピンキー
09/01/31 22:31:56
家でも妻を「隊長」と呼ぶ
婿養子アラン
512:名無しさん@ピンキー
09/01/31 22:32:12
無理やりれちゃうってのも萌えなんだけど。
相手は衛兵たちでもジェローデルでも・・・。
嫌がりながらも感じちゃっうオスカルってどうよ。
513:名無しさん@ピンキー
09/01/31 22:45:06
カワイイ女中にウインクして、
オスカルに剣をつきつけられ連行される婿養子アラン
514:名無しさん@ピンキー
09/01/31 23:00:31
連行され、両手を縛られ剣を付きつけられ
浮気の尋問をされるのに萌える婿養子。
515:名無しさん@ピンキー
09/01/31 23:02:05
オスカルを怒らすことに快感を得るようになってしまった婿養子アラン
516:名無しさん@ピンキー
09/01/31 23:04:34 qWYN9Z99
家でも処分されるアラン
517:名無しさん@ピンキー
09/01/31 23:07:26
妻のDVが嬉しくて早く家に帰る婿養子アラン
518:名無しさん@ピンキー
09/01/31 23:12:57
「今夜は近衛連隊長の軍服で・・・」
妻にお願いする婿養子アラン
519:名無しさん@ピンキー
09/01/31 23:14:01
>>518
ハァハァ…
520:名無しさん@ピンキー
09/01/31 23:39:13
近衛連隊長の軍服に萌え過ぎて
翌日、妻を欠勤にさせる婿養子アラン
521:名無しさん@ピンキー
09/01/31 23:42:52
>>516 屋敷内に営倉ならぬお仕置き部屋があったりして。罰は10日間のH抜きとか。
522:名無しさん@ピンキー
09/01/31 23:43:59
礼装用軍服で夫を待ってみる妻オスカル
523:名無しさん@ピンキー
09/01/31 23:44:51
些細なことで喧嘩をしてしまった。
謝る機会も素直になる機会も逃してしまった。
みんな私が悪いのだ。アランは何も悪くない。
ひとこと謝れば許してくれるのだろうが、私にはそれが出来ない。
アラン…背中を向けて寝てしまった。
昨日はあれほど仲が良かったじゃないか。
笑い合って見詰め合って、それから…ここからは言えない。
蜂蜜のような時間が昨夜は確かにここに存在した。
なのに、なのに…
どうして私は言えないのだろう
「すまない」「ごめん」「悪かった」と。
心ではいくらでも言葉を言えるのに、声に出すことが出来ずにいる。
家を捨て、私の元に婿養子に来てくれたのに、
家中の者がおまえに優しく接しているのに、私はおまえに怒ってばかりだ。
アラン、本当にもう寝てしまったのか?アラン…
それほどまでに怒っているのか?
寝ているのなら平気だ。聞こえないのなら言える。
アラン…「私を抱け」
興奮して眠れなくなってしまったアラン
アランの性癖を理解していない勘違いオスカル
524:名無しさん@ピンキー
09/01/31 23:46:54
婿養子アランってどこか萌える
525:名無しさん@ピンキー
09/01/31 23:51:45
うん。妄想が広がるねw
526:名無しさん@ピンキー
09/01/31 23:53:58
今週のベストセラー
「従僕とお嬢様」を抜き、「婿養子と男装の妻」がトップに躍り出る
527:名無しさん@ピンキー
09/01/31 23:58:12
ジャルジェ家で迷子になる婿養子アラン
528:名無しさん@ピンキー
09/02/01 00:02:45
新婚なのに物騒な音がするオスカルの寝室
529:名無しさん@ピンキー
09/02/01 00:05:33
隊長の機嫌が良いとアランが疲れているのに気付く衛兵たち。
530:名無しさん@ピンキー
09/02/01 00:16:25
隠れてパリへ遊びに行ったのが妻にバレる婿養子アラン
531:名無しさん@ピンキー
09/02/01 00:18:34
押し倒したいと思っている婿養子アラン
押し倒されたいと思ってる新妻オスカル
532:名無しさん@ピンキー
09/02/01 00:20:45
隠し持っていた縄と目隠しをオスカルに発見されてしまうアラン。
533:名無しさん@ピンキー
09/02/01 00:22:00
>>532
縄で縛られ、目隠しされ萌える婿養子アラン
534:名無しさん@ピンキー
09/02/01 00:24:48
夜のお仕置きを期待して、職場で反抗的になってみる婿養子アラン
535:名無しさん@ピンキー
09/02/01 00:26:24
「アランが隊長と結婚しちゃったなんてまだ信じられないよなあ。」
「羨ましいよなあ。」
「仕事場でも一緒♪ 家に帰っても一緒♪ だもんなあ。」
「うるせー、おまえら。勤務中だぞ!少し黙ったらどうなんだ。」
アランの罵倒が飛ぶ。
「幸せの絶頂にいるアランに怒鳴られてもねえ。隊長だったらいいけど。」
「おまえら、いっぺん死んで来い。」
だが、アランの心臓はバクバクだった
脳内では昨日の目隠しプレーが鮮明に再生中だったから
536:名無しさん@ピンキー
09/02/01 00:28:22
隊長に行かされる婿養子アラン
537:名無しさん@ピンキー
09/02/01 00:31:54
イきそうになるとストップする
という悪魔の行為を何度も繰り返すSオスカル
538:名無しさん@ピンキー
09/02/01 00:32:53
>>537
それがまた嬉しい婿養子アラン
539:名無しさん@ピンキー
09/02/01 00:36:25
「おまえら、隊長に怒られるのを嬉しがってるけどな、
隊長の攻めはスゴイぞ。」
ひょこっと口に出してしまった婿養子アラン
540:名無しさん@ピンキー
09/02/01 00:36:39
形勢逆転を謀り「今夜こそは…」と意気込んで寝室に入ってくるのはいいが
軍服姿に目隠しを持つ妻を見ると、途端に大人しくなってしまう婿養子アラン
541:名無しさん@ピンキー
09/02/01 00:41:29
ついに念願かなってオスカルに目隠しをすることに成功。
しかしそれも癖になってしまう婿養子アラン。
542:名無しさん@ピンキー
09/02/01 00:43:12
目隠しの取り合いになるオスカルと婿養子アラン
543:名無しさん@ピンキー
09/02/01 00:49:45
オスカルは権力で目隠しを取り
アランは縄で両手を縛る、を選択
結局、縄と目隠しの取り合いになってしまう婿養子アラン
544:名無しさん@ピンキー
09/02/01 00:50:56
毎日が「主食はご飯」「デザートはオスカル」な伯爵家の婿養子アラン
545:名無しさん@ピンキー
09/02/01 01:29:40
「ならば軍服は着ないぞ。」と言われると
素直に縄と目隠しを渡してしまう伯爵家の婿養子アラン
546:名無しさん@ピンキー
09/02/01 01:32:03
S女オスカルに萌え
もっとアランをいぢめてっ!!
547:名無しさん@ピンキー
09/02/01 01:35:11
「おまえが男だということを、体で思いしらせてやる。」
縄で縛られ、蝋燭を近付けられて
萌えまくる伯爵家の婿養子アラン
548:名無しさん@ピンキー
09/02/01 01:49:41
目隠しされ、何もされない放置プレーに
ゾクゾクわくわくする伯爵家の婿養子アラン
549:名無しさん@ピンキー
09/02/01 02:15:13
衛兵宿舎じゃ無理だろうけれど、
伯爵家の婿養子アランは裸で寝ているのだろうか。
550:名無しさん@ピンキー
09/02/01 02:52:36
婿養子アランに燃え萌え!
婿養子になったアランはアラン・ソワソン・ド・ジャルジェになるのかな。
旧制ソワソンが消えて、アラン・ド・ジャルジェになるの?
551:名無しさん@ピンキー
09/02/01 04:13:34
今夜こそ俺が先に行かせてみせるとすっぽんドリンク一気飲みして
勢い良く寝室へ突入したが、軍服にムチを持った妻に
あっけなく行かされてしまった年下で伯爵家の婿養子アラン。
552:名無しさん@ピンキー
09/02/01 05:58:57
だらしないな‥‥
女ひとり満足させられないのか!
それでも男か、アラン!!
またも妻に罵倒される婿養子アラン
553:名無しさん@ピンキー
09/02/01 06:17:12
今夜は妻を押し倒すことに成功し、情熱的な夜をすごしたが、
どこか物足らなくなてしまった婿養子アラン
554:名無しさん@ピンキー
09/02/01 06:58:17
妻に罵倒され、攻め倒されても最後は落城させる
強い武器を身に持つ婿養子アラン
555:名無しさん@ピンキー
09/02/01 07:44:41
落城させられながらも夫への言葉攻めに手を抜かないS女オスカル
妻からの言葉攻めに奮い立たされ頑張りまくる婿養子M男アラン
556:名無しさん@ピンキー
09/02/01 08:11:55
MにでもSにでもそれぞれが変形自在なアラン夫婦
そのバリエーションはとどまることを知らない
557:名無しさん@ピンキー
09/02/01 08:19:06
オスカルの「最後の一滴まで搾り取ってやるぞ」という言葉を聞いて
戦々恐々としながらも、どこか期待に胸が膨らむ婿養子アラン
だが、オスカルが絞ろうとしていたのはオレンジだった
558:名無しさん@ピンキー
09/02/01 08:23:24
オスカルより早起きして
寝ているオスカルに「いたずら」をする婿養子アラン
559:名無しさん@ピンキー
09/02/01 08:26:12
・昼間は凛々しい妻
・夜はSな妻
・時にはMな妻
一粒で3度おいしい生活を送る婿養子アラン
560:名無しさん@ピンキー
09/02/01 08:36:28
「裸にエプロン」より「裸に軍服」に激しく萌えてしまう
年下の婿養子アラン
561:名無しさん@ピンキー
09/02/01 11:27:03
>>550
貴族ならファーストネームだけって事はなかろうね。
オスカルだって実際の名前はもっと長ったらしいはず。
爵位や叙勲や領地もいれて。
562:名無しさん@ピンキー
09/02/01 13:18:45
オスカル×アランの
婿養子アラン編です。
苦手な方はスルーして下さい。
563:名無しさん@ピンキー
09/02/01 13:19:13
マロン・グラッセに頼まれた用を終えてアンドレはふと立ち止まる。
オスカルの部屋の前だ。
もうこの部屋に入ることもなくなって幾日が過ぎただろう。
アランが婿養子にやって来たあの日からだ。
オスカルはこの伯爵家のお嬢様で、跡取り娘。
結婚の話が出ないほうがおかしい。
だがオスカルが身を置くのは軍隊だ。
『私は軍人として生きるから誰とも結婚はしない』と、
見合いの話が出ても、旦那様がかつての部下を連れてきても
オスカルは首を縦に振ろうとはしなかった。
そんな時だった。
旦那様のお供でパリに出掛けた馬車の中でのこと。
「オスカルには好きな人がいます」俺は言ってしまった。
咄嗟に出た言葉だが、後悔はないと思える決意にも似た感情が後を押したような気がする。
旦那様の顔色は変わった。その男はどんな男なんだと言いたげに。
「どんな男でもいいから連れて来い」そう言ったのは旦那様ご自身ではあるけれど。
やはり気になるのだろうか。親だから?それともオスカルがああだから?
何しろ、婿として生活を共にするわけだからどの道、心配の類は同じだろう。
あのオスカルが惚れた男だからきっと見てみたいと思われたに違いはない。
窓の外を見つめるお顔がそう語っているように見えた。
俺が旦那様に言った理由はこうだった。
オスカルを他の男に取られるくらいなら、いっそのこと俺の知る男。
衛兵隊一の色男、アランを差し出そうと。
そんなこんなでアランがジャルジェ家にやってきて以来、平和な日々が続いていた。
俺は思いをアランに託したのだ。
564:名無しさん@ピンキー
09/02/01 13:20:03
>> 563
オスカルの部屋の前で止めた足は、なかなか次の一歩を踏み出せずにいた。
心は、この部屋の中に入ることしか考えられなくなってゆく。
中に入って何かするわけではないが、どうも好奇心というやつが先に立とうとする。
いけないことだと知りつつも、俺は廊下に誰もいないことを確認してオスカルの部屋に身を入れた。
中は、静まり返っていて物音ひとつしない整理整頓された俺の知るオスカルの部屋だ。
オスカルは今、勤務中で邸にはいない。夫のアランも同じ職場なのだから同様だ。
俺の視線は部屋の西側に位置するひとつの扉に向いた。この部屋は寝室だったはず。
俺はそこにどうしても興味を引かれて、そこにも入ってみることにした。
言い訳など考えずに行動に起こす。
このあと大きな後悔が待つとも知らずに。
ギイ…扉を開けると部屋の中央には天幕付の大きなベッドがあり、リネンが綺麗に畳まれていた。
しわひとつない完全な姿をしたベッドに目が釘付けになる。
ここでアランはオスカルと…。
考えたくはなかったが、そんな行為が紛れもなく毎夜ここで行われていることに疑いの余地はなく、
いやがうえにも想像力が働いてしまう。
ベッドの脇にある鏡。
この鏡に映し出されるのは毎晩のようにアランに抱かれるオスカルの姿態なのだろうか。
自己嫌悪に見舞われながらも暫くこの部屋にたたずんでいると、不思議なほどに感覚が空気に馴染んでくるのが分かる。
どのくらいの時間が過ぎただろう。
パタパタと廊下を歩く足音がして俺はハッと我に返る。
神経を研ぎ澄ませていると今度はいきなり扉が開く音がした。
大変だ、オスカルが帰って来たんだ。予定より早い帰宅に俺は驚き、戸惑った。
侍女に付き添われて何やら会話をしながら入ってくる部屋の主に、見つかるわけにはいかない。
しかも扉続きにある寝室に潜んでいる。
俺は咄嗟に身を隠す場所を探した。あった、ちょうどいい場所にクローゼットがあっった。
何かあったらここに身を隠せばいい。これで救われる思いがしたと胸を撫で下ろす。
まるでかくれんぼだな。そう、これは絶対に見つかってはいけない大人のかくれんぼ。
565:名無しさん@ピンキー
09/02/01 13:20:46
>>564
「お嬢様、今日は随分とお早かったのですね」
侍女は慣れた手付きでオスカルの着替えを手伝っている。
「ああ。夕食までにはまだ時間があるから、それまでここにいるよ」
な、なんだって?じゃあ俺はオスカルが出て行くまでここに缶詰じゃないか!
どうしろって言うんだ。だが悪いのはオスカルでも誰でもない。他ならぬこの俺だ。
好奇心を持ったばかりに手にする、あまりの情けなさと後悔の重さに俺はひしがれた。
出て行く切っ掛けなど皆無であることは百も承知。
しかし、ここで更に追い討ちをかけるような事態に遭遇してしまうことになる。
アランも帰って来てしまったのだ。オスカルの予定外の行動はいざ知らず
夜勤明けの彼のスケジュールを把握していなかったことが後悔に追い討ちをかける。
なんという不運だ。まるで監獄だ。いやそれより酷い。
仕方なく俺はクローゼットに身を隠す。様子を窺うために半開きにして。
少しの隙間を開けたのは、隣の部屋の物音が遮断されることに気付いたからだったが
このほんの少し開いた隙間から、
あとでとんでもない光景を目にすることになろうとは、この時俺は予想すら出来ずにいた。
二人の会話が聞こえてきた。それがどんどん大きくなる。
まさか、そのまさかだ。ついに究極の状況に俺は置かれてしまった。
アランとオスカルは寝室に入って来てくるなりキスを始めてしまったのだ。
「まだ夕食前だぞ」
オスカルの声だ。
長年の勘で、少し怒りが滲んでいるような声に思うのだが、
隙間から見えるのは激しい口付けを交わす夫婦という矛盾の光景だ。
クローゼットに俺が潜み、全てを見られているとも知らず淫らな行為に堕ちてゆく二人。
無理もない、新婚なんだから。
そうやって俺は、見せつける愛の行為から目を逸らすことが出来ない自分を呪った。
566:名無しさん@ピンキー
09/02/01 13:21:39
>>565
舌を絡め合い、唾液を交換し合い、口内を隈なく犯す、というそれは激しい口付けだった。
オスカルのブロンドの髪がベッドに泳ぐ。
アランが優勢であることに、どこか妙な安堵を覚える俺。
そして俺はこれが見たかったのだと気付く。
オスカルを愛するあまりアランに託した。だからこそアランが俺なのだ。
アランと一体となって俺もオスカルを愛しているのだ、と。
嫉妬を超えたからこそ見出した究極の形がこれなのかもしれない。
アランは肉体で、俺は視線でオスカルを犯している。
自分の代わりに愛する女を愛してくれる存在を許し同化する。
こんな愛があるとは知らなかった。
オスカル、こんな愛をおまえは許さないだろう。
だが、俺はアランに愛されるおまえが見たい。それは俺自身なのだから。
アランはオスカルをなんと呼ぶのだろう。
オスカルはどんな扇情的な顔を見せるのだろう。
知り尽くして感じ尽くして、重なっていた唇がようやく離れた。
形を乱すほどに溶けきっている唇が口付けの激しさを物語っているようだった。
オスカルの素肌の背に回わっていたアランの手が胸元に辿りつく。
「ぁっ…」
胸を吸われ、オスカルは思わず喉を反らせた。
丹念に乳房を吸っては空いた手で柔肉を揉みほぐすアラン。
愛撫によって強張らせていたオスカルの体もしっとりとした動きに変わる。
アランの手が胸から腰へと辿る。
その先はオスカルが女として一番感じる敏感な場所。
そこにアランの指が到着するとオスカルは目を閉じて、熱く息を長く吐いた。
指が、充血した花弁を撫でる。
溶けているそこからは、くちゅ、と甘く水音が響く。
「は…ん…っ」
柔らかに抜き差しをするように蜜壺に指が押し入れられる。
蜜壺の中をほぐす指の動きに、オスカルは腰を浮かせた。
内部の溶けるような熱が伝わると同時に粘膜がきつく指に絡み付く。
「あぁ…っ!あ!…はぁっ」
歯を食いしばろうとするが、艶やかな声を止めることが出来ないオスカル。
くちゅっくちゅ…ぐちゅっ…
その水音に気が高ぶったのか、アランの手の動きは激しさを増してゆく。
567:名無しさん@ピンキー
09/02/01 13:22:34
>>566
二本に増やされた指が、中の蜜を指に絡めながら出し入れされる。
「あぁっ!はぅ…、んあっ…ぁ…っ」
声にならない声を出すオスカルの姿がアンドレの目には居た堪れなく映る。
アランはすっかり力をなくしたオスカルの左足を担ぎ上げると、肩に乗せた。
花弁を大きく開かれ、身を奥まで暴かれる体勢にオスカルは懇願の瞳を向ける。
その瞳には征服欲が浮かんでいるのだろうか、アンドレからは死角になっていて見ることは出来ない。
アランはオスカルの腰を強く掴むと、屹立した昂ぶりをぬかるみへと当て
そして、一息に埋め込んだ。
大きく硬いその熱が、女の部分を強く割り開き中を擦り付ける。
担ぎ上げられた足が踊るように空間を掻いだ。
鋭く叩き付ける強靭な腰。 その度にベッドに沈む白い腰の対比。
繋がる場所は水を湛えて淫ら極まりない音を醸し出す。
オスカルはアランが奥にくる度に、引き抜かれる度に濡れた悲鳴を上げた。
そして、一番深くに先端が押し入り飛沫を放つ。
アランは朦朧としてきた意識の中でも、しっかりとその甘いとろみを感じ取る。
これ以上はない女の快楽を教えられ攻められて、オスカルも意識が混濁し始める。
自分しか知らないオスカルの顔、淫らな姿態
その全てを味わって高みに上り詰めるアラン。
快楽の導火線に点いた火が燃え尽きる時が来た。
官能という名の火が、互いの体を駆け抜ける。
アランはオスカルの子宮に白濁した迸りを放つと、寸時の時をおいてベッドに身を崩した。
鏡はオスカルの放心した姿態を映し出している。
あっという間の出来事だった。
もうすぐここに夕食の時間を告げに侍女がやって来るだろう。
不思議な疲労感を覚えながら、心配の色を顔に浮かべるアンドレの鼓動はまだ当分鎮まりそうもない。
おしまい
568:名無しさん@ピンキー
09/02/01 13:36:35
>>567
上から6行目訂正です
×その瞳には征服欲が浮かんでいるのだろうか、
○アランの瞳には征服欲が浮かんでいるのだろうか、
お目汚し失礼しました
569:名無しさん@ピンキー
09/02/01 14:18:30
職場でぶたれただけで行きそうになってしまう
婿養子アラン
570:名無しさん@ピンキー
09/02/01 14:19:45
ブラボー!
エロ描写、なかなか萌えますた。
571:名無しさん@ピンキー
09/02/01 15:17:44
よかったけどそんなの見ちゃったアンドレ冷静すぎない?
オスカルの裸事態初見だろ?
572:名無しさん@ピンキー
09/02/01 15:36:00
>>571
だね。その通りだ。
それを見てしまったアンドレらしい行動ってなんだろ?
人間椅子にでもなってしまうくらいのアンドレだからねー
573:名無しさん@ピンキー
09/02/01 16:02:52
ごめん、ごめん。
書き手だけど、事後のアンドレはすっかり放置でした。(反省)
「鼻血を出す」では、思春期の中学生じゃあるまいし描写が単純すぎるしねw
思いつかん。
次は誰か、Sオスカル×アランをお願いします。
書こうとしたけどこれがまた難しかったorz
(力不足を痛感)
読んで頂いてありがとうございました。
574:571
09/02/01 16:21:29
>>573
いえいえ2人の描写はこれ以上無いくらい良かったよ。保存したいくらい。
アンドレはやっぱその場で自家発電→放心状態しかないような・・・。
せっかくの作品文句つけてスンマソン
575:名無しさん@ピンキー
09/02/01 17:28:59
婿養子アランと聞いただけで萌えるようになってしまった
この板住人の私。
576:名無しさん@ピンキー
09/02/01 17:46:40
>>573
最高に良かったよ。
興奮したアンドレがクローゼットから落ちて
見つかってしまうのではないかというハラハラも面白かった。
うん。本当におもしろかったよ。
577:名無しさん@ピンキー
09/02/01 17:58:15
>>573
久々にご馳走を食べた気分だ。ありがとう。
こんなエロアンドレもいいね。
お互いに攻め合う夫婦を見て興奮し、
何か道具を調達してさりげなくテーブルに置いておくアンドレとか。
578:名無しさん@ピンキー
09/02/01 22:01:44
アランとオスカルが結婚って言うと「ん・・・ん・・・」なんだけど、
婿養子アランだと萌えるのはなぜだろう。
579:名無しさん@ピンキー
09/02/01 22:09:17
婿養子という言葉の魔法なのか。
それともアランだからなのか。
580:名無しさん@ピンキー
09/02/01 22:26:24
後ろからハグしようと手を伸ばしたが
巴投げされるかもしれないので止めてしまう
入り婿アラン
581:名無しさん@ピンキー
09/02/01 22:27:30
>>579
アランだからだと思う。
婿養子アンドレ、
婿養子ジェローデル
婿養子フェルゼン
どれも萌えないけれど、
婿養子アランは最高にエロい。
582:名無しさん@ピンキー
09/02/01 22:34:47
妻にシャツをビリビリされる婿養子アラン
583:名無しさん@ピンキー
09/02/01 22:40:43
「婿」だけではダメで、「婿養子」でなきゃ萌えないw
584:名無しさん@ピンキー
09/02/01 22:43:41
張り倒されても、妻の寝顔に微笑む
婿養子アラン
585:名無しさん@ピンキー
09/02/01 22:45:57
あー、エロいわ。妄想が止まらない
婿養子シリーズに萌え萌え
なんでこんなにエロいんだろう
586:名無しさん@ピンキー
09/02/01 22:48:09
>>585
うんうん。
>>583タソの言うとおり、
「婿」だけじゃダメなんだよね。「婿養子」でなくちゃ。
あー、エロすぎる。エロすぎるよ婿養子アラン。
587:名無しさん@ピンキー
09/02/01 22:54:09
恥かしくて一緒に出勤できない
婿養子アラン
588:名無しさん@ピンキー
09/02/01 23:03:32
隊長に叱られた兵士に
「帰ったら俺がとっちめてやるぜ」と亭主関白を気取ってるが
ベッドでとっちめられてる婿養子アラン
589:名無しさん@ピンキー
09/02/01 23:04:49
実生活での刺激が強すぎるため
持っているエロ本がただのゴミに見えてしまう婿養子アラン
590:名無しさん@ピンキー
09/02/01 23:06:26
>>589
持っていたエロ本が妻に見つかり、
朗読させられる婿養子アラン
591:名無しさん@ピンキー
09/02/01 23:07:19
いかなる時も病む時も
オスカルに全く反抗できない婿養子アラン
592:名無しさん@ピンキー
09/02/01 23:17:21
妻は准将、夫はただの兵卒に萌える婿養子アラン
593:名無しさん@ピンキー
09/02/01 23:26:34
朝からやけに優しい妻に怯える婿養子アラン
594:名無しさん@ピンキー
09/02/01 23:32:23
なんか恐妻みたいなオスカル萎える
595:名無しさん@ピンキー
09/02/01 23:37:51
>>594
同意だわ。
596:名無しさん@ピンキー
09/02/02 00:36:03
>>590
お仕置きのつもりが、自分の方がムラムラしてしまい、夫におねだりしてしまうオスカル
597:名無しさん@ピンキー
09/02/02 00:47:14
兵舎の廊下で、すれ違いざまに
「愛している」と妻から囁かれ、
朝まで寝かせない婿養子アラン
598:名無しさん@ピンキー
09/02/02 00:53:29
モミアゲが性感帯の婿養子アラン
599:名無しさん@ピンキー
09/02/02 01:15:35
夜勤の妻にお弁当を作って
持って行ってしまう婿養子アラン
600:名無しさん@ピンキー
09/02/02 01:29:02
>>594
オスカルは恐妻ではなく、甚振られたい婿養子アラン
601:名無しさん@ピンキー
09/02/02 02:21:26
>>600
そうかなぁ・・・なんか読んでてもサザエさんに怯えるマスオさんの絵しか浮かばん
602:名無しさん@ピンキー
09/02/02 02:34:28
>>601
だって、婿養子だもん
603:名無しさん@ピンキー
09/02/02 03:09:23
マスオさん婿養子じゃないし
604:名無しさん@ピンキー
09/02/02 03:16:45
オスカルが恐妻でも良妻でもどちらでも良いのだ。
婿養子アランに萌えている。
605:名無しさん@ピンキー
09/02/02 04:33:48
夜毎、いろんな音が聞こえて来る娘の部屋に平和を感じ、
婿養子アランにエールを贈るジャルパパ
606:名無しさん@ピンキー
09/02/02 06:05:12
胸に顔をうずめて眠る妻を抱きしめながら眠りにつく
婿養子アラン
607:名無しさん@ピンキー
09/02/02 06:55:21
ジャルジェ邸での婿養子アランは胸肌蹴シャツ姿なのだろうか。
だとしたら、ワイルドすぎて萌え萌え。
608:名無しさん@ピンキー
09/02/02 07:28:27
ジャルジェ家のメイドになぜか人気の婿養子アラン
609:名無しさん@ピンキー
09/02/02 14:03:29
婿養子アランに娘の弱点をこっそり教えるジャルパパ
610:名無しさん@ピンキー
09/02/02 14:09:02
指に怪我をしてしまった妻。
心配する兵士たち数人に取り囲まれる。
「だ、大丈夫だ、これくらい」
笑顔を見せる妻。
だが指先からは血が滲んでいる。
駆けつけて、その痛々しい指先を口に含み
しゃぶりたい気持ちに駆られたが
兵士たちの目があるのでじっと我慢する婿養子アラン。
611:名無しさん@ピンキー
09/02/02 14:19:24
指に怪我をしてしまったフランソワ。
隊長が慌てて手当をする。
婿養子アランに殴られる理不尽なフランソワ。
612:名無しさん@ピンキー
09/02/02 14:20:48
おはようのキスからして既にエロちゅーな婿養子アラン
613:名無しさん@ピンキー
09/02/02 14:33:36
妻が夜勤の夜は眠れない婿養子アラン
614:名無しさん@ピンキー
09/02/02 14:38:15
妻に手当をしてもらいたくて、
わざと指先に怪我をしてみる婿養子アラン
615:名無しさん@ピンキー
09/02/02 16:18:36
「おまえのキスが大好きだ」と妻に言われ、
真っ赤になって照れる婿養子アラン
616:名無しさん@ピンキー
09/02/02 16:33:37
婿養子アランはどうやって妻オスカルを
ベッドに誘うのかとても気になる。
617:名無しさん@ピンキー
09/02/02 16:37:09
一緒に風邪をひく婿養子アラン夫妻
618:名無しさん@ピンキー
09/02/02 16:53:24
どっちが風邪を移したか揉める
婿養子アラン夫妻。
619:名無しさん@ピンキー
09/02/02 16:55:51
仲直りのちゅーもやっぱりエロちゅーな婿養子アラン夫妻
620:名無しさん@ピンキー
09/02/02 16:57:36
チューは圧倒的優勢な婿養子アラン
621:名無しさん@ピンキー
09/02/02 17:01:42
>>616
年下の男らしく無邪気にストレートにお願いする。
「‥隊‥‥オ‥オスカル‥‥‥約束しましたよね?‥‥今夜は‥‥」
「‥う‥‥ん‥‥アラン、私は疲れているんだ‥‥」
「‥そんなぁ!(涙目)」
ガバッ!力一杯オスカルを抱き締めるアラン。
「‥ふふっ‥‥仕方ないな‥‥」
622:名無しさん@ピンキー
09/02/02 17:08:34
妻に「したい」と言わせてみたい婿養子アラン
623:名無しさん@ピンキー
09/02/02 17:11:44
>>616
胸肌蹴シャツ姿で男の魅力をアピール。
無言でうしろから抱き締め首筋にエロちゅー。
が理想なんだけど…。どうだろう。
624:名無しさん@ピンキー
09/02/02 17:38:00
風呂上りの妻の濡れた肌をタオルでそっと拭いてあげる婿養子アラン。
625:名無しさん@ピンキー
09/02/02 17:49:46
中国のラヴァーズというアクション映画見たんだけど
腕の立つヒロインが、幼馴染っぽい自分だけを一途に思ってくれる男より
3日一緒にいただけの男(最初は対立)を愛してしまうのが、
このスレのオスカルとアランぽかった。
626:名無しさん@ピンキー
09/02/02 17:58:07
妻の足の指を巧みな口技でしゃぶる婿養子アラン。
627:名無しさん@ピンキー
09/02/02 17:59:50
限りなく愛していることをさりげなく婿養子アランに教えてみるオスカル
628:名無しさん@ピンキー
09/02/02 18:05:33
ますます美しくなるオスカル。
だがそれは自分が愛したからだと気付かない婿養子アラン。
629:名無しさん@ピンキー
09/02/02 18:09:08
妻の寝言が聞きたくて一晩中起きている婿養子アラン
630:名無しさん@ピンキー
09/02/02 20:14:27
キスマークをつけて怒られる婿養子アラン
631:名無しさん@ピンキー
09/02/02 21:02:46
>>629
寝言で「アラン・・・」と言われ、失神する
婿養子アラン
632:名無しさん@ピンキー
09/02/02 21:08:11
>>631
カワユスw
633:名無しさん@ピンキー
09/02/02 21:08:41
隊長から帰り際に「先にベッドで待っている」と言われたのに
今夜は夜勤で涙を流す婿養子アラン
634:名無しさん@ピンキー
09/02/02 21:15:03
「国王陛下と王妃様が私の婿養子に会ってみたいと言っておる。」
妻から言われ、「王妃の面なんぞ見たくもねえ。」毒づいてみたが
内心ドキドキな婿養子アラン。
635:名無しさん@ピンキー
09/02/02 21:27:03
妻と一緒にお風呂に入ってみたい
婿養子アラン
636:名無しさん@ピンキー
09/02/02 21:31:52
婿養子アランとの初夜はどうだったのだろうか。
637:名無しさん@ピンキー
09/02/02 21:46:06
何も出来ず、何も言えず、ただ新妻を見つめるだけの
新婚初夜の婿養子アラン
638:名無しさん@ピンキー
09/02/02 21:53:15
新婚初夜と聞くだけで鼻血が出そうになる婿養子アラン
639:名無しさん@ピンキー
09/02/02 21:57:05
メイドたちから若旦那さまとは呼ばれず「婿さま」と呼ばれる婿養子アラン
640:名無しさん@ピンキー
09/02/02 21:57:45
ベルサイユ宮で迷子になる婿養子アラン
641:名無しさん@ピンキー
09/02/02 21:59:29
妻よりバイオリンが上手い婿養子アラン
642:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:04:41
ロザリーから質問攻めにあう婿養子アラン
643:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:06:55
ブロンドの髪を見ると全て妻に見える
婿養子アラン
644:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:12:14
妻の香水をつけて出勤する婿養子アラン
645:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:13:45
オスカルより料理が得意な婿養子アラン
646:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:14:51
食事の席で妻と目が合うだけでドキドキしてしまう純情な婿養子アラン
647:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:17:45
口の横にパンがついてるぞ。と妻に取ってもらっただけで
ふら~と失神する婿養子アラン
648:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:25:23
アントワネット様の前でエロチューする
大胆な婿養子アラン夫妻
649:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:33:20
いきなり妻を襲ってみる
婿養子アラン
650:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:36:00
本当は妻に襲われたい婿養子アラン
651:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:38:10
実はまだ、初夜を迎えていない
婿養子アラン夫妻
652:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:38:43
だから寝る時は全裸と決めている婿養子アラン夫妻
653:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:41:10
ジャルパパ「孫はまだかと聞いてもいいかな?」
ジャルママ「あなた、それは野暮というものですよ」
654:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:46:36
それとなく、方法は知っているのか
妻に聞いてみる婿養子アラン。
655:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:51:33
「裸で一緒に寝ることだろ?毎日してるじゃないか。」
妻に返され、ジャルパパに泣きつく婿養子アラン
656:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:54:16
顔面蒼白のジャルパパと婿養子アラン
657:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:56:15
アントワネットのところに質問に行くオスカル
「子供の作り方がわかりません」
そこにフェルゼンがやってきて
「なんだオスカル。そんなことも知らずに結婚したのか。
私が教えてやろうか?」
658:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:57:06
いきなり3Pが始まる
659:名無しさん@ピンキー
09/02/02 22:58:58
側についていたアンドレも誘われ、4Pに。
なぜか仲間に入れて貰えず
歯軋りする婿養子アラン
660:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:01:49
方法は分かった。実戦だ。行くぞアラン。
何だか心配になる婿養子アラン
661:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:02:56
全国の種馬に同情する婿養子アラン
662:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:07:14
「おまえ、下手だな」
と一喝されてへこむ、婿養子アラン
663:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:07:28
いざ、実戦となると「こわい」と言ってしまう
新妻オスカル
664:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:07:39
「婿養子アラン」映画化決定
ただしエロシーンがあまりにも過激なのでR18になってしまう
665:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:08:35
オスカルが跨る馬がうらやましい婿養子アラン
666:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:09:54
フェルゼンの北欧仕込みのテクと比較され
落ち込んでしまう婿養子アラン
667:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:11:09
「婿養子アラン」映画化決定
R18なのになぜかコメディージャンルに入れられてしまう
668:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:11:37
騎乗位で跳ねる妻がエロ綺麗だと感動する婿養子アラン
669:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:11:52
サイズだけはだれにも負けない婿養子アラン
670:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:12:49
ほんとうは、バックから激しく突きたい婿養子アラン
671:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:15:06
妻に朝勃ちをみられてしまい言い訳に苦戦する婿養子アラン
672:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:16:31
朝勃したものを妻に掴まれて昇天する婿養子アラン
673:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:20:09
今夜の実戦を考えて食事も喉を通らない婿養子アラン
674:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:20:58
朝食で、手に付いた蜂蜜を舐める妻に漏れてしまう婿養子アラン
675:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:21:01
フェルゼンに闘争心を燃やす婿養子アラン
676:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:22:09
昨夜のオスカルの喘ぎ声が耳から離れず困ってしまう婿養子アラン
677:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:23:16
「捧げー筒ー」のオスカルの号令にも勃起してしまう婿養子アラン
678:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:24:51
「俺の下半身も捧げ筒です。」と2chにカキコする
婿養子アラン
679:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:25:45
妻の新たな性感帯を探すことに毎日必死な婿養子アラン
680:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:26:21
アランの筒の長さを測る新妻オスカル
681:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:28:17
2chにオスカル萌えスレを作って毎日hの内容をせっせと書き込む婿養子アラン
スレタイは
【オスカル】夫婦の赤裸々な夜の生活【ラブ】
682:名無しさん@ピンキー
09/02/02 23:58:33
立っているところを後ろから激しく
四つん這いにして後ろから激しく
という攻めの体位をいつかしたいと目論んでいる婿養子アラン
683:名無しさん@ピンキー
09/02/03 00:12:27
捧げ筒が戻らないので兵舎の裏に隠れ、
こっそり自家発電する婿養子アラン
684:名無しさん@ピンキー
09/02/03 00:23:52
ピストルを持つオスカルの手から
目が離せない婿養子アラン
685:名無しさん@ピンキー
09/02/03 00:28:17
妻と夜勤が重なり、ワクワクする
婿養子アラン
686:名無しさん@ピンキー
09/02/03 00:39:50
妻に乳首を攻められる婿養子アラン
687:名無しさん@ピンキー
09/02/03 00:46:38
オスカルに攻められ、喘ぎ声を出してしまう
婿養子アラン
688:名無しさん@ピンキー
09/02/03 01:06:32
「隊長、そこはダメです。行ってしまいます。隊長ぉぉぉぉーーー!」
そんな夢を見る婿養子アラン
689:名無しさん@ピンキー
09/02/03 01:45:36
何かを強請る子供のように真っ直ぐ見つめる
年下の婿養子アランの瞳を見ると何もかも受け入れたくなる。
本当は攻めて攻めて攻め倒されたい新妻オスカル。
690:名無しさん@ピンキー
09/02/03 03:21:07
朝から激しく愛し合い過ぎて遅刻する
婿養子アラン夫妻。
691:名無しさん@ピンキー
09/02/03 03:38:49
原作読み返した。
オスカルが誰と結婚するとか、誰と結ばれるとかそんな問題じゃない。
『婿養子』という言葉はアランのために存在するんじゃないかと思うほど、
読めば読むほどジャルジェ家の『婿養子』はアラン以外に考えられない。
久しぶりに本気で萌えた。
692:名無しさん@ピンキー
09/02/03 05:47:46
アントワネットから夜の生活について、
いろいろ吹き込まれる新妻オスカル
693:名無しさん@ピンキー
09/02/03 06:22:54
朝食はベッドの中でをいいことに、
妻の唇に蜂蜜を塗って舐めてみる
大胆な行為に出た婿養子アラン
694:名無しさん@ピンキー
09/02/03 07:48:30
蜂蜜プレーから抜け出せなくなる婿養子アラン夫妻。
どんどんエスカレートして
ついに妻のあんなとこやこんなとこにも蜂蜜を塗る夫
695:名無しさん@ピンキー
09/02/03 07:52:10
蜂蜜よりも甘く
嵐よりも激しい婿養子アラン夫婦の愛の行為
696:名無しさん@ピンキー
09/02/03 07:55:55
長い年月を経て、やっと
アントワネットと真の女の友情で結ばれる婿養子アランの妻オスカル
697:名無しさん@ピンキー
09/02/03 07:56:34
「本当はエロいベルサイユのばら」の主人公 婿養子アラン夫妻
698:名無しさん@ピンキー
09/02/03 13:58:35 BkrsIdmM
完全にもてあそばれてる婿養子アランですね
699:名無しさん@ピンキー
09/02/03 14:08:35
「隊長さん、抱いてやるぜ。」
今夜は男っぽく攻めてみる婿養子アラン
700:名無しさん@ピンキー
09/02/03 14:14:29
念入りにモミアゲの手入れをし、
胸肌蹴シャツで妻の帰りを待ってみる
婿養子アラン
701:名無しさん@ピンキー
09/02/03 14:30:01
宮廷でもモテモテな婿養子アラン
702:名無しさん@ピンキー
09/02/03 14:37:54
エロちゅーはするけど恐れ多くて乳首は吸えない婿養子アラン
703:名無しさん@ピンキー
09/02/03 14:40:36
妻には乳首を吸われる婿養子アラン
704:名無しさん@ピンキー
09/02/03 14:43:03
口で愛して欲しいと言う勇気がないので
代わりに人差し指を妻の口に入れてみる婿養子アラン
705:名無しさん@ピンキー
09/02/03 14:49:05
「あなた」ではなく「おまえ」と妻から呼ばれる婿養子アラン
706:名無しさん@ピンキー
09/02/03 14:52:31
夜勤明けで帰って来ると、いきなり妻に
口で愛されてしまった婿養子アラン
707:名無しさん@ピンキー
09/02/03 15:00:57
妻の膝枕に甘えてみる婿養子アラン
708:名無しさん@ピンキー
09/02/03 15:01:05
「疲れた」とつぶやく妻の肩に触れ
揉んだ場所は胸だった
婿養子アラン
709:名無しさん@ピンキー
09/02/03 15:02:06
逆膝枕で妻の体をあちこちいじってしまう婿養子アラン
710:名無しさん@ピンキー
09/02/03 15:04:24
逆膝枕で妻の顔が股間に当たり、捧げ筒になってしまう
婿養子アラン
711:名無しさん@ピンキー
09/02/03 15:05:15
全裸で膝枕をし合う婿養子アラン夫妻
712:名無しさん@ピンキー
09/02/03 15:06:45
眠ってる
妻の手を取り導いて
そっと握らせてみる
婿養子アラン
713:名無しさん@ピンキー
09/02/03 15:08:20
妻に「しごかれて」しまう婿養子アラン
714:名無しさん@ピンキー
09/02/03 15:10:27
ぎこちなくしごかれても
あっという間に果ててしまう
婿養子アラン
715:名無しさん@ピンキー
09/02/03 15:14:11
婿養子アランは金髪がお好き
716:名無しさん@ピンキー
09/02/03 15:18:48
兵舎の裏で妻にエロチューするスリルを楽しんでみる
婿養子アラン
717:名無しさん@ピンキー
09/02/03 15:46:45
たまにはジェローデルとの濡れ場も見たい。
718:名無しさん@ピンキー
09/02/03 16:19:49
後ろからワイルドに抱きしめ、妻の耳を
甘噛してみる婿養子アラン
719:名無しさん@ピンキー
09/02/03 16:28:48
「オスカル、最近やけに女性らしく、綺麗になったじゃないか。」
フェルゼンに言われ、過ちを犯しそうになる
婿養子アランの妻、オスカル
720:名無しさん@ピンキー
09/02/03 16:30:25
ジェローデルに愛の告白をされる
婿養子アラン
721:名無しさん@ピンキー
09/02/03 16:34:51
ジェローデルに頭からハチミツかけられ
皆に舐め回されるアラン
ただし舌でなく目で
722:名無しさん@ピンキー
09/02/03 16:39:05
>>717
いいね、それ。
しっとりとした大人の愛の世界。
書けるか自信はないけどジェロ×オスカル、書いてみるね。
投下はいつになるかわからないけど。
例によって苦手な方はスルーしてください。
723:名無しさん@ピンキー
09/02/03 16:51:27
潤んだ蒼い瞳で見つめる妻に
「アラン、おまえエロいな。」
突然言われてはにかむ婿養子アラン
724:名無しさん@ピンキー
09/02/03 18:56:15
>>727
わーいありがとう。楽しみ!!
>>717レスしたらその後
ジェロとアランのカプルになっててワロタ。
725:名無しさん@ピンキー
09/02/03 21:02:06
ジャルジェ邸には婿養子アランの部屋もちゃんとあるのに
まだ一度も使ったことがない婿養子アラン
726:名無しさん@ピンキー
09/02/03 21:28:42
婿養子祭りも下火になっちゃったか・・・
アランの過激な攻めが見たかった。
727:名無しさん@ピンキー
09/02/03 21:45:47
>>567
のクローゼットアンドレが最高だったよ。
二人が夕食に呼ばれるまでクローゼットの中だったのか、
癖になって天井に潜むようになったのか、
続編があったらまた読みたい。
728:名無しさん@ピンキー
09/02/03 23:19:31
ジェローデルは言葉攻めにするのかな。
729:名無しさん@ピンキー
09/02/03 23:26:56
本日は腰が痛い婿養子アラン
730:名無しさん@ピンキー
09/02/04 21:12:17
婿養子アラン祭りに乗り遅れたが、
流れを呼んでから原作読み返すと
アランと剣の勝負をして、「おまえのような男に・・・」発言の意味が、
婿養子試験(剣の勝負)合格の意味じゃないかと思えてきた。
731:名無しさん@ピンキー
09/02/04 21:56:00
婿養子アランネタは
単なる妄想じゃなくて
原作と辻褄が合うんだよねw
732:名無しさん@ピンキー
09/02/04 22:09:04
>>731
そうそうw
面会に来る兵士の親族は他にも沢山いるのに
あえてアランの妹、ディアンヌに直接あったり、
無断欠勤を理由にアランの自宅にまで乗り込むのは
婿養子採用のための身辺調査じゃないかとさえ思える。
733:婿養子の条件
09/02/04 22:18:15 grLyO3c1
ジャルジェ将軍は考えていた。
結婚の企ては失敗してしまったが、何としてもオスカルに婿養子を取らさねばなるまい。
ジャルジェ家存続のためだ。
だが、最も良い婿養子とは何だろう。
いっそ、近衛隊、衛兵隊の全員に徴兵検査いや健康診断をするべきだろうか?
ある時、オスカルが居間でアンドレを呼びつけて飲んでいて
こんなことを言っていた。
「アンドレ、もうどこへも嫁がないぞ」
対するアンドレは指で目頭を押さえて何か言っていたようだが・・
その後、オスカルは酔ったままこんなことを言ったのだ。
「ふふふ、そもそも私を負かすような男が軍にいるものか」
そうか・・・父は思った。
舞踏会でなく、武闘会を開こう。
天下一武闘会だ・・
734:名無しさん@ピンキー
09/02/04 22:22:08
何かとしばいて、耐久制度もチェックしてるし、
フランソワの貧血を理由に健康診断もしてる。
しかし、栄養状態不良でいながらあの体力。
婿養子アランはどこか違う。
735:名無しさん@ピンキー
09/02/04 22:31:36 grLyO3c1
果たして、秘密裏に開かれたジャルジェ家の武闘会では
ジェローデル
「どうして貴女に刃を向けることができましょう」
アンドレ
「おまえの身の軽さにはかなわないからなあ」
ということで、あっさりオスカルが勝ってしまった。
そこへ現れたアラン。彼は、かつて女隊長に負けたことで今度こそは・・と負けず嫌いな精神を燃やしていた。
きわどい剣の応酬が続く。が、瞬時の差でアランは美しい女准将の剣を跳ね飛ばし、
勝利することに成功した。
やんやの拍手が巻き起こる聴衆、フランス衛兵隊第一斑は大喜びだ。
「ふ、油断したな。だが、立派だ。アラン」
オスカルもまたアランを褒め称えた。
誰もがこれがただのフランス軍隊における腕比べだと信じていた。
だが、この場を仕切る軍も最高司令官であるジャルジェ将軍は厳かに告げたのだ。
「よし、アラン上等兵、おまえにたった今から新しい任務を与える」
それがジャルジェ家の婿養子・・種馬になることだと、この時誰が気づいたであろうか・・。
アンドレがジャルジェ家の居間全部の絨毯を掻き毟り、ジェローデルが枕をかき抱いて涙にくれる・・
そんな展開を誰が予想したであろうか。
736:名無しさん@ピンキー
09/02/04 22:33:15 grLyO3c1
ちょっと、風呂に入ってくるから
続きは後で書くね。
期待してくれる人がいればだけど・・。
737:名無しさん@ピンキー
09/02/04 22:37:17
>>736
期待してるよん。
そうか。健康診断の後、アランがアンドレにからんだ理由がわかったぞ。
アランだけ、「まともな男としての機能があるかどうか」チェックされてたんだ。
738:名無しさん@ピンキー
09/02/04 22:49:04
エロ妄想が生み出した産物とは言え
婿養子アランネタは説得力が他とは桁違い。
739:名無しさん@ピンキー
09/02/04 22:54:46
婿養子アランを前提として原作を読むと、
謎が解けてくるから面白い。
アンドレ使って教養試験もされてた。
ヌーベル・エロイーズを読んで、内容を理解してるもん。
740:名無しさん@ピンキー
09/02/04 22:57:19
これは原作にはないけど
夫婦としての最大の条件
「性格」や「体」の相性もすごく合うと思うんだー。
741:名無しさん@ピンキー
09/02/04 23:05:56
>まともな男としての機能
なんか、エロくていいw
742:名無しさん@ピンキー
09/02/04 23:06:13
>>740
うんうん。
似た物同士だけど、興奮して熱くなっても
アランの方が冷静な判断が出来てるんだよね。
オスカルを抑えつけられる腕力もあるし。
743:名無しさん@ピンキー
09/02/04 23:10:55
>>741
アランだけ全裸にされて、エロ本とか見せられ、
「これだけの変化があれば合格でしょう。」
軍医にチェックされてたのかな。
娼婦を使って実技試験もあったのかな。
744:名無しさん@ピンキー
09/02/04 23:14:16
>>743
あの…エロすぎますw
でも妄想SSの燃料になりました。㌧!
745:婿養子の条件3
09/02/04 23:21:25 grLyO3c1
ご期待ありがとう。
自分は原作7巻の初めくらいを意識してます。
---------------------------------------
その年の6月は長雨になるかと思われたが、幸いにも天候は回復し、
フランス全土の凶作は免れた。
王太子の健康もきわどいところで救われ、結果、暴動は抑えられ、王政はなんとか危機を脱したかのようだった。
そんな中、フランス軍でもその名を知られた有能なるジャルジェ将軍は、旧友でありライバルでもあるブイエ将軍と
一時休戦し、フランス衛兵隊の健康診断書を手に入れていた。
「ふむ、アラン・ド・ソワソン。若いし、精○の数も兵士の中で断トツで一位。
これなら申し分あるまい」
そうして、アランもオスカルも預かり知らぬところで、事は着々と進行したのである。
746:婿養子の条件4
09/02/04 23:27:17 grLyO3c1
アランもオスカルも軍人である。
軍隊では上官の命令は絶対服従。それは親子であっても男女であっても例外はない。
父が娘に迫った結婚に対しては断固、反抗したオスカルであったが、
長年軍隊に勤務した性質上、将軍である上官の命令には准将として従うしかなかった。
もちろん、生粋の軍人であるアラン・ド・ソワソンも然りである。
(あまりの命令に目を白黒させ、咳き込んではいたが)
そうして、アランはジャルジェ家へ召喚された。
747:婿養子の条件5
09/02/04 23:38:48 grLyO3c1
その夜、アンドレは晩餐の宴にも出ず、
オスカルの寝室のクローゼットに忍び込んだ。
これから起こることに耐えられない・・・だが、見ないでいることにも耐えられそうにない。
クローゼットの服をかき分けて入り込もうとすると、
あろうことがそこには先客がいた。
「誰だ!」「しっ!」
その声は・・ジェローデル??
「どうしてここにいるんだ!どうやって入り込んだ?」
「ふふふ、こんなこともあろうかと、求婚した時、ジャルジェ家の侍女を一人、
てなづけておいたのですよ。」
「何だって!それでオスカルの寝室に忍び込むと?」
「しっ、静かに、アンドレ・グランディエ。所詮は私達は二人、哀れな同類というわけです。」
「貴様、ショコラをまたぶっかけられたいのか?」
もみ合う男二人にクローゼットは狭い。
その時、寝室の扉が開く音がして、
男二人は口をつぐみ、わずかに開いたクローゼットの隙間から
息をひそめて寝室を覗き込んだ。
748:婿養子の条件6
09/02/04 23:54:33 grLyO3c1
簡易な軍服の前を開け、クラバットを締めたオスカルと
ガチガチの正装軍服を襟首まできっちりと締め、緊張しまくっているアランが
寝室に入ってきた。
「ふん、父上め。将軍の命令だと?馬鹿馬鹿しい・・。」
オスカルは軍服の上着を脱ぎ、寝台に放りあげた。
「要は、お前と一晩、服を脱いでここで寝ればいいのだろう?
おい、アラン。お互い、気の進まないことはさっさと済ませてしまおう。
服を脱げ」
アランの心臓はもう緊張を通り越してバクバクいいっぱなしだった。
”た、隊長?・・・いや、俺は気が進まないどころか・・・ソノ・・
男として大事なところの機能が進みっぱなしなんですけど”
そんなアランの心情をよそにオスカルはブラウス一枚になり、さらに脱ごうとしている。
アランはふと気がついて声をかけた。
「隊長、隊長はもしかして・・・男に抱かれたことがないんじゃ?・・」
「当然だ。私を誰だと思ってる!」
す、すると・・処・・処女? アランは今にも鼻血が出そうだった。
一方、クローゼットの中では
飛び出そうとする黒髪の従僕を波打つ褐色の髪を持つ貴公子が必死で抑えつけていた。
749:名無しさん@ピンキー
09/02/04 23:56:07 grLyO3c1
こんなん、続けってっていいですかね?
なんか、エロというかギャグになりそうなんですが・・。
750:名無しさん@ピンキー
09/02/04 23:57:27
わくわくして読んでます。
職人さんがんばって!!
751:名無しさん@ピンキー
09/02/04 23:59:32
オスカルもアランもアンドレもジェロもみんな素晴しくてGJです。
どうか続けてください。
752:名無しさん@ピンキー
09/02/04 23:59:48
>>749
いいですよ。エロギャグ最高です。
頑張れ。
753:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:00:57
先客にジェローデルが最高だよ。
754:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:05:51
しかしエロい展開だ。これは期待したい。
755:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:07:03
アランの特別健康診断SSもあったら読みたい。
756:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:10:59
>>755
禿同。
エロ過ぎるから嬉しさのあまり次スレのスレタイ変えようかな。
【本当は】ベルサイユのばら【エロい】part2
冗談だけどw
757:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:13:26
アランの特別健康診断。
オスカルの全裸肖像画なんか見せられ
「あなたはこのジャルジェ准将を見てどう思いますか?」
いろんな問診を受け、
「反応していますね。良い具合だ。」
軍医が反応チェックするとか。
758:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:16:35
>>749
早く続きが読みたいような、練り上げて欲しいような複雑な気持ちw。
エロもギャグもがんばってください!
759:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:16:52
軍医乙!
760:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:19:20
>>749
リアルタイムで書いているのがすごい。
しかもハート鷲掴みなエロ萌えSSだし
761:婿養子の条件7
09/02/05 00:46:36 iW2KJYbb
オスカルの白い指がクラバットを解き、ブラウスの前が肌蹴られる。
その下には華奢な身体を支えるコルセット。
さすがに恥ずかしくなったのかオスカルは、直立不動の姿のまま見つめ続けるアランに
背を向けた。
背を向けた彼女の正面にはクローゼットの扉。
そのままコルセットの紐に手をかける。
そのクローゼットの中では、彼女に恋い焦がれた二人の男が
事の次第に息をつめ、必死に音を立てないように唾を飲み込みながら
白い胸が露わになっていくのを見つめていた。
762:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:47:57 iW2KJYbb
ごめん、明日早いんで
今日はここまで。
希望があれば聞かせてちょんまげ。
763:名無しさん@ピンキー
09/02/05 00:50:44
>>762
ありがとう。
あなたの思うままでいいよ。
遅くまでおつかれさまでした。
764:名無しさん@ピンキー
09/02/05 01:05:25
>>762
お疲れ。
明日の続き、楽しみにしてるよ。
765:名無しさん@ピンキー
09/02/05 01:06:28
>>756
むしろ、アラン単独スレが欲しくなる。
766:名無しさん@ピンキー
09/02/05 01:08:37
>>765
スレタイ、考えるだけで楽しいw
767:名無しさん@ピンキー
09/02/05 01:10:57
【ジャルジェ家の】アラン・ド・ソワソン【婿養子】
【従いましょう】アラン・ド・ソワソン【あなたの指示なら】
768:名無しさん@ピンキー
09/02/05 01:18:08
【衛兵隊の】アラン・ド・ソワソン【色男】
769:名無しさん@ピンキー
09/02/05 01:21:19
繋がってる場所を妻に触らせる婿養子アラン
770:名無しさん@ピンキー
09/02/05 01:23:58
エロギャグだったら、アランは挿入するときに、
「アラン・ド・ソワソン、隊長に突入いたします!」
なんて言うんだろうな。
771:名無しさん@ピンキー
09/02/05 01:27:14
愛の行為を鏡に映して妻に見せる婿養子アラン
772:名無しさん@ピンキー
09/02/05 01:30:52
妻に健康診断されたい婿養子アラン
773:名無しさん@ピンキー
09/02/05 01:32:39
妻にも健康診断をしてみたい婿養子アラン
774:名無しさん@ピンキー
09/02/05 01:35:18
浮気調査だと妻にチ〇〇を丹念に取り調べられる
婿養子アラン
775:名無しさん@ピンキー
09/02/05 01:35:23
お医者さんごっこをして寝不足の婿養子アラン夫妻
776:名無しさん@ピンキー
09/02/05 01:37:04
舞踏会に招待されると必ずどこかへ消えてしまう婿養子アラン夫妻
777:名無しさん@ピンキー
09/02/05 01:38:46
なぜか夜勤は必ず一緒の婿養子アラン夫妻
778:名無しさん@ピンキー
09/02/05 01:40:09
「私のどこが好きなのだ」と妻に聞かれ「全部」と答えてしまった婿養子アラン
779:名無しさん@ピンキー
09/02/05 01:41:32
「私もおまえの全てが好きだ」と妻に言われ
真っ赤になってうつむく婿養子アラン
780:名無しさん@ピンキー
09/02/05 01:42:51
婿養子アラン夫妻
彼らの罪は深く愛し合ってしまったことだった
だが、それを裁くものはいない
781:名無しさん@ピンキー
09/02/05 01:44:16
深く突いてしまうのも罪だろうかと悩む婿養子アラン
782:名無しさん@ピンキー
09/02/05 02:03:16
原作読むとアランとオスカルのシーンがみんなエロく感じる。
783:名無しさん@ピンキー
09/02/05 14:12:09
>>762
クローゼットから四本の手が伸びてくるのかなw
>男として大事なところの機能が進みっぱなしなんですけど
これ、最高。
アランには鼻血出しながらも頑張って欲しいです。
続き、楽しみに待ってますよ。
784:名無しさん@ピンキー
09/02/05 15:17:28
花嫁オスカル争奪戦レースでアラン程の適任者はいないよね
どう考えても。
庶民感覚があって、一応貴族で、剣の腕前は一級で、若くて人望にあつく、体力がある。
感動で胸が一杯なら、そのままくっついちゃえよオスカル。
785:名無しさん@ピンキー
09/02/05 15:19:21
アンドレもジェローデルもほど良い味で登場してるのが
またいい。
786:名無しさん@ピンキー
09/02/05 15:19:42
問題は、オスカルは「年下の男が趣味ではない」こと
787:名無しさん@ピンキー
09/02/05 15:23:01
あれは言ってるだけ。
いやよいやよも好きの内 ってやつw
788:名無しさん@ピンキー
09/02/05 15:52:38
せっかくの流れを豚切ってすみません。
婿養子アランSS番外編を書いちゃいました。
でもアランは出てきませんのであしからずw
789:名無しさん@ピンキー
09/02/05 15:53:20
ここは陽光が差し込む兵舎内の司令官室
オスカルは髭の副官から今日のスケジュールを聞いていた。
顔に疲労の色を浮かべているのは、
軍の式典を間近に控えこれから何かと多忙になるのが目に見えているからなのだろうか、
それとも苦手なブイエ将軍と午後から…
ダグー大佐がその午後からの予定を読み上げに入ったところで、
オスカルは言葉を遮るように席を立った。
「すまないが、ブイエ将軍とのミーティングは君に任せていいかな?私は午後から…」
「王宮からのお呼び出しですか?」
副官の態度はこれが初めてではないことを告げている。
「ああ、午後から出掛けることになっている。あとを頼む」
そう言うとオスカルは席を立ち、司令官室をあとにした。
そして午後のベルサイユ宮
オスカルを呼んだ相手は、国王でも王妃でもなく
美しい金色の巻き毛を持つ少年、国王夫妻の長男の王太子ルイ・ジョゼフだった。
近衛隊から衛兵隊に移ったのちもオスカルを慕う彼は
遊び相手をしてもらうためにこうして時々彼女を王宮に招いていた。
王宮に着いたオスカルは、まずアントワネットの部屋を訪ねた。
「ごめんなさいね、オスカル。貴女も忙しい身なのにわがままを言ってしまって…」
自らの手で紅茶をいれながら王妃は元自分付きの近衛仕官であったオスカルにすまなそうな顔を向ける。
近衛連隊長でもあったオスカルが王宮に通うのは、王太子の身を案じてのこと。
「いえ、アントワネット様。このオスカル、お役に立てることがあればいつでも駆けつける所存でございます。
で、殿下のご容態は?」
「それが…」
「殿下になにか?」
オスカルはただならぬ王妃の様子に事態が急変したのではないかと身を構えた。
ところが王妃はそうじゃないと首を横に振って、ティーカップを差し出すと話を続けた。
「快方とまではいかないけれど安定しているのよ。
このところ咳も少なくなったし、これも貴女のお蔭だわオスカル」
「私はなにも。ただ殿下のお話のお相手をさせて頂いているだけでございます。しかしようございました」
オスカルは一瞬、顔を輝かせた。
790:名無しさん@ピンキー
09/02/05 15:53:56
>>789
そしてオスカルは王太子の部屋の扉を開ける。
「オスカル、来てくれたんだね。ありがとう」
「遅くなりまして。殿下にはご機嫌麗しく」
王太子の傍に立つとオスカルは恭しくお辞儀をした。
無邪気な笑みを向けるこの少年の病は不治の病だった。それはどんな薬も効かないと言う進行型の難病である。
オスカルはこの不遇な少年が不憫でならなかった。
健やかに成長の暁には未来の国王となるべく運命の聡明な少年なのだ。
まして自分を好きだと言ってくれた…。
でもそれは…
「で、今日はなんのお話を致しましょうか?」
オスカルはなるべく王子の関心を自分から遠ざけようと、努めて実直な目を向ける。
「いつものようにご本を読んで。このまえの続きからだよ…」
「かしこまりました」
オスカルはベッド脇の椅子に腰掛けると王子の枕元で朗読を始めた。
語る声を静かに耳に入れる王子。頭の中で物語を空想しているのだろうか。
こうしてただ本を読み聞かせるだけならオスカルは苦悩しなかった。
王子の次なる要求がオスカルを大人として苦しめるのだ。
791:名無しさん@ピンキー
09/02/05 15:54:27
>>790
「ご本はもういい。オスカル…」
語尾を濁すのは、意思をはっきり口に出来ない時だ。
それを察することは臣下の務めでもある。そしてそれを怠るわけにはいかない。
生きて欲しい。生きてどうか元気で成長して欲しい。
そんな願いを持つオスカルだからこそ、王子の願いは無下には出来ないのだ。
例えそれがどんな欲求であっても。
王子の要求とは子供の域を超えたものだった。
当初、オスカルは困惑したが、病に弱る小さな体を見ていると自分のしていることが
わからなくなって…そして…。
背徳の世界が口を開ける。
オスカルは静かに軍服を脱ぎ始めた。広い部屋に衣擦れの音だけが響く。
抗えない何かに押されるように少年の前にその裸身を晒すオスカル。
身に着けている衣服を順に脱いでいくオスカルの白い手を、白い肌が露になっていく様を
王子は穏やかな眼差しで追っていた。
晒した体は昨夜アランに愛されたばかりのまだどこか甘い疼きを残す体だった。
その体を少年の視線と指が這う。
「…はぅ…あっ…」
大人とは違う少年の指。それでも体は反応を示してしまう。
「オスカル、いい声だよ」
聞かせたくないと思えば思うほど、軌道を外れた声が漏れる。
「はぁ…はぁ…」
息を浅く吐くことでオスカルは現状に耐えるしかなかった。
792:名無しさん@ピンキー
09/02/05 15:55:54
>>791
王子は不思議な少年だった。
体はまだ小さいのに妙に大人びたところがあって感性も鋭く、
考えも行動も大人顔負けなところがあった。
だがいくらそんな王子であってもこれは許される行為じゃない。不道徳である。
なのに…なのに、なぜかオスカルには抗えなかった。
頭では冷静な判断を出来ても体はそうはいかない。
王子が弄んでいる体はアランに快楽を教えられたばかりの女の体なのだ。
そのことが悔しくて情けなくてオスカルは、ほぞをかむ。
「そこは…。はぁ…はぁ…」
「いいの?ここがいいの?いいんだね?」
オスカルの呼吸が乱れて早くなる。
王子はそれが返事なのだと知っている。
そうやってオスカルの反応を見ながら王子は満足したように指の動きを速める。
「最初は苦しいのかと思った。痛いのかとも。でもそうじゃないんだね…」
「う…っ…ああぁぁああ…」
堪えきれず漏らす声。
その声は先ほどの朗読時の声とも挨拶をする時の声とも、そのどの声とも違って別人のようだ。
美しい顔を苦痛に歪めて耐えているオスカルの姿を、王子はどこまでも冷静に見つめている。。
王子の好奇心を止めることも出来ずオスカルは、
見えない茨の鎖にでも繋がれているかのように体を固定されたまま、翻弄されたまま、
意識を宙をに彷徨わす。
「殿下…あ…あっ…んっ…」
達しそうになると王子は指を止める。
それがわざとなのか、知らずしてやっていることなのか、オスカルに確かめる術はない。
王子は指を離した。悪戯が終わったのだ。
汗の滲むオスカルの額にそっと口付けながら王子は微笑んだ。
「ごめんなさい…。でもぼくは貴女が好きなんだ」
そう告げるとあとはただ黙って濡れた自分の指を拭うオスカルの手を見つめている。
少年の笑みは屈託がなく素直な顔も心もオスカルの持つ背徳を和らげる。
オスカルは不道徳な仮面を脱ぎ、軍服を身にまとうと、優しい微笑みを向けながら王子の部屋から出て行った。
背中に揺れるブロンドの髪。白い手。綺麗な胸。
それから綺麗な体のあれこれを、記憶に留めて王子は満足そうにベッドの上でオスカルを見送る。
「急いで大人になるから。それまで待って…」
その声はオスカルには届かない。
おしまい
お目汚し失礼しました。